JP2015211960A - 被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒、被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒の製造方法、被処理ガス中の可燃成分の酸化方法、及び、被処理ガス中の窒素酸化物の除去方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)可燃成分を含む被処理ガスについて、当該可燃成分の酸化を促進させる触媒であって、アナターゼ型酸化チタンに対して、酸化ニオブ及び酸化タンタルからなる群から選ばれる遷移金属酸化物のうち少なくとも1種が、少なくとも一部固溶してなる酸化物担体と、前記酸化物担体に担持された白金と、を含む、被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
(2)前記酸化物担体に含まれる酸化ニオブ及び酸化タンタルからなる群から選ばれる遷移金属酸化物のうち、アナターゼ型酸化チタン担体に固溶している割合が、前記酸化触媒に含有される前記遷移金属酸化物の全量に対して、質量比で2/3以上である、(1)に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
(3)前記酸化物担体に含まれる酸化ニオブ及び酸化タンタルからなる群から選ばれる遷移金属酸化物の全量が、アナターゼ型二酸化チタン担体に固溶している、(1)又は(2)に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
(4)前記可燃成分として少なくとも一酸化炭素を含む被処理ガスについて、当該可燃成分の酸化を促進させる触媒である、(1)〜(3)の何れか一項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
(5)前記遷移金属酸化物が、酸化ニオブである、(1)〜(4)の何れか一項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
(6)前記遷移金属酸化物が、酸化タンタルである、(1)〜(4)の何れか一項に記載の酸化触媒。
(7)前記酸化触媒は、粒子径が3nm未満の白金粒子を含む、(1)〜(6)の何れか一項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
(8)前記酸化触媒における細孔半径2nm以上100nm以下の範囲の細孔において、当該範囲の細孔の全表面積に占める、細孔半径10nm以上の細孔の表面積の割合は、49%超過である、(1)〜(7)の何れか一項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
(9)前記遷移金属酸化物の比率は、前記酸化触媒に含有される前記酸化物担体全体に対する元素の酸化物換算での質量比として、0.02%以上15.0%以下である、(1)〜(8)の何れか1項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
(10)前記酸化触媒に担持される白金の金属換算での担持量は、触媒のBET比表面積10m2/gあたり0.01質量%以上0.64質量%以下である、(1)〜(9)の何れか1項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
(11)(1)〜(10)の何れか一項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒を製造する方法であって、ニオブ前駆体又はタンタル前駆体の少なくとも何れか一方を含む溶液を用いた含浸法によって、アナターゼ型二酸化チタンに前記ニオブ前駆体又は前記タンタル前駆体の少なくとも何れか一方を付着させる前駆体付着工程と、前記前駆体付着工程の生成物を、600℃超過850℃未満の温度で焼成して、酸化物担体を製造する焼成工程と、製造された前記酸化物担体に白金前駆体を付着させる白金付着工程と、前記白金付着工程の生成物を300℃以上700℃以下の温度で焼成して、白金を前記酸化物担体に担持させる担持工程と、を有する、被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒の製造方法。
(12)前記焼成工程では、前記前駆体付着工程の生成物を、600℃超過700℃以下の温度で焼成する、(11)に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒の製造方法。
(13)前記ニオブ前駆体として、ニオブ(V)酸シュウ酸アンモニウムが用いられる、(11)又は(12)に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒の製造方法。
(14)前記タンタル前駆体として、タンタルペンタエトキシドが用いられる、(11)又は(12)に記載の被処理ガス中の加熱成分の酸化触媒の製造方法。
(15)(1)〜(10)の何れか1項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒に対して、少なくとも一酸化炭素と水蒸気と硫黄酸化物とを含有する被処理ガスを接触させて、前記被処理ガス中の可燃成分を酸化する、被処理ガス中の可燃成分の酸化方法。
(16)前記被処理ガスは、前記可燃成分として、ベンゼン又はヘキサンを少なくとも含有する、(15)に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化方法。
(17)前記被処理ガスが触媒と接触する際の温度は、250℃以上300℃未満である、(15)又は(16)に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化方法。
(18)被処理ガスの温度を上昇させるガス加熱部と、被処理ガス中の窒素酸化物を除去する脱硝部と、を有するガス処理プロセスを用いて、窒素酸化物を含むと共に、水蒸気と硫黄酸化物と可燃性ガスとを含む被処理ガスから窒素酸化物を除去する方法であって、前記ガス加熱部と前記脱硝部との間に、(1)〜(10)の何れか1項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒が充填された燃焼触媒部を配置し、前記燃焼触媒部に前記ガス加熱部で加熱された被処理ガスを通過させて、前記被処理ガス中の可燃成分を燃焼させ、発生した燃焼熱により前記被処理ガスの温度を更に上昇させる、被処理ガス中の窒素酸化物の除去方法。
(19)前記ガス加熱部は、熱交換器と、ガス加熱バーナー又は電熱ヒーターと、を有し、前記脱硝部から排出されたガスが、前記熱交換器の高温ガスとして使用される、(18)に記載の被処理ガス中の窒素酸化物の除去方法。
(20)被処理ガスの温度を上昇させるガス加熱部と、被処理ガス中の窒素酸化物を除去する脱硝部と、を有するガス処理プロセスを用いて、窒素酸化物を含むと共に、水蒸気と硫黄酸化物と可燃性ガスとを含む被処理ガスから窒素酸化物を除去する方法であって、前記ガス加熱部は、熱交換器と、ガス加熱バーナー又は電熱ヒーターと、を有し、前記ガス加熱部及び前記脱硝部の後段に、(1)〜(10)の何れか1項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒が充填された燃焼触媒部を配置し、前記燃焼触媒部から排出されたガスを、前記熱交換器の高温ガスとして使用する、被処理ガス中の窒素酸化物の除去方法。
(21)前記被処理ガスは、鉄鋼製造プロセスにおける焼結炉の排ガスである、(18)〜(20)の何れか1項に記載の被処理ガス中の窒素酸化物の除去方法。
(担体1〜4、8)
酸化チタン担体ST−01(石原産業)、酸化チタン担体TIO−6(触媒学会参照触媒)、酸化チタン担体TIO−2(触媒学会参照触媒)、酸化チタン担体FTL−200(石原産業)を用意し、それぞれを大気雰囲気下500℃にて1時間焼成した。得られた担体を担体1、3、4、8とした。なお、焼成後の担体は、いずれもステンレス篩を用いて粒径75μm以上150μm未満とし、以降の実験に利用した。担体の形状は、いずれも粉状である。また、酸化チタン担体ST−01(石原産業)を大気雰囲気下650℃にて6時間焼成した。得られた担体を、担体2とした。担体1〜4、8の各担体の物性を、以下の表1にまとめて示す。
ニオブを固溶した二酸化チタンは、ニオブ(V)酸シュウ酸アンモニウム・水和物の水溶液を前駆体とした含浸法にて調製した。ニオブ(V)酸シュウ酸アンモニウム・水和物を0.1050g、0.2450g、0.2450g、0.5250g秤り取り、それぞれ5ml、7ml、7ml、7mlの純水に溶解させた。得られた溶液をそれぞれ、酸化チタン担体ST−01(石原産業)0.970g、酸化チタン担体ST−01(石原産業)0.930g、酸化チタン担体TIO−6(触媒学会参照触媒)0.930g、酸化チタン担体ST−01(石原産業)0.850g、に対して、十分な攪拌を行いながら全量滴下した。得られたスラリーを、マグネティックスターラーを用いて攪拌した状態で70℃まで昇温させ、乾燥させた。余分な水分が蒸発し、固形分のみが残ったことを確認したうえで、大気雰囲気下の電気炉にて100℃で15時間乾燥し、その後650℃まで昇温させ6時間焼成した。室温まで冷却し、得られた担体をそれぞれ担体5、6、7、9とした。ニオブの含有量は、酸化ニオブ(V)換算の質量比で、それぞれ3質量%、7質量%、7質量%、15質量%である。担体1〜4の場合と同様に測定した物性値を、以下の表1に示す。
タンタルを固溶した二酸化チタンは、タンタルペンタエトキシドの無水エタノール溶液を前駆体とした含浸法にて調製した。グローブボックス内を工場窒素にて置換し、水分を除去したうえで試薬瓶を開封し、実験を行った。マイクロピペッターを用いて、タンタルペンタエトキシドを0.0354ml、0.0825ml、0.1768ml、0.0825ml秤り取り、それぞれに無水エタノールを加えて希釈し、0.5mlとした。得られた溶液をそれぞれ、酸化チタン担体ST−01(石原産業)0.970g、0.930g、0.850g、酸化チタン担体TIO−6(触媒学会参照触媒)0.930gに対して、十分な攪拌を行いながら全量滴下した。十分に攪拌を行ったうえで、グローブボックス内に外気を取り込み、空気中の水分を用いて二酸化チタン担体上のタンタルペンタエトキシドを加水分解した。試料を室温下で大気に1時間暴露した後に、大気雰囲気下の電気炉にて100℃で5時間乾燥し、その後650℃まで3時間かけて昇温させ6時間焼成した。室温まで冷却し、得られた担体をそれぞれ担体10、11、12、13とした。タンタルの含有量は酸化タンタル(V)換算の質量比で、それぞれ3質量%、7質量%、15質量%、7質量%である。担体1〜4の場合と同様に測定した物性値を、以下の表1に示す。
焼成条件を、大気雰囲気下の電気炉にて100℃で15時間乾燥し、その後850℃まで昇温させ6時間焼成したことを除いて、担体6と同様にして担体14を作成した。得られた担体について、担体1〜4の場合と同様に測定した物性地を、以下の表1に示す。650℃で焼成した試料6と異なり、比表面積が著しく小さくなり、触媒担体としての利用は困難であると判断した。
(実施例1:白金担持触媒)
ヘキサクロロ白金酸0.00265gを0.30ml、0.40ml、0.30ml、0.30ml、0.40ml、0.40ml、0.40mlの純水に溶解させた。得られた白金前駆体溶液を、担体6、4、5、9、10、11、12の酸化物担体各1.00gに対して十分な混合を行いながらそれぞれ滴下し、含浸させた。得られた粉末を100℃にて10時間、500℃にて1時間焼成し、得られた触媒を試料1、3、4、5、6、7、8とした。白金の担持量はいずれも、金属状態の白金換算で0.1質量%である。試料1、3、4、5、6、7、8について、担体1〜4の場合と同様に測定した物性値を、以下の表2に示す。
ヘキサクロロ白金酸0.02589gを0.3mlの純水に溶解させた。得られた白金前駆体溶液を、担体6の酸化物担体1.00gに対して十分な混合を行いながら滴下し、含浸させた。得られた粉末を100℃にて10時間、500℃にて1時間焼成し、得られた触媒を試料2とした。白金の担持量は、金属状態の白金換算で1質量%である。試料2について、担体1〜4の場合と同様に測定した物性値を、以下の表2に示す。
ヘキサクロロ白金酸0.00265gを、表1に示す担体1、3、7の細孔容積と同量の純水に溶解させた他、0.3mlの純水に溶解させた。得られた白金前駆体溶液を、それぞれ担体1、3、7、8、13の酸化物担体各1.00gに対して十分な混合を行いながらそれぞれ滴下し、含浸させた。得られた粉末を100℃にて10時間、500℃にて1時間焼成し、得られた触媒を試料A、C、D、E、Fとした。白金の担持量はいずれも、金属状態の白金換算で0.1質量%である。試料A、C、D、E、Fについて、担体1〜4の場合と同様に測定した物性値を、以下の表3に示す。
ヘキサクロロ白金酸0.02589gを、0.3mlの純水に溶解させた。得られた白金前駆体溶液を、担体1の酸化物担体1.00gに対して十分な混合を行いながら滴下し、含浸させた。得られた粉末を100℃にて10時間、500℃にて1時間焼成し、得られた触媒を試料Bとした。白金の担持量は、金属状態の白金換算で1質量%である。試料Bについて、担体1〜4の場合と同様に測定した物性値を、以下の表3に示す。
(試験例1)
担体1〜14について、X線回折法(XRD)によって結晶構造の評価を行った。その結果、担体9のみ酸化ニオブに対応するピークが検出された。担体14は、アナターゼ型とルチル型の混相となっていることが確認されたが、その他いずれの担体もアナターゼ型、もしくはルチル型の二酸化チタンのみが観察された。ニオブを添加した担体5〜7では、酸化ニオブに由来するピークは観察されず、タンタルを添加した担体10〜13では、酸化タンタルに由来するピークが観察されなかったことから、酸化ニオブ及び酸化タンタルが二酸化チタンと固溶体を形成していると判断した。担体9は、担体5〜7と比較して担持量が多かったため、一部が二酸化チタン結晶格子内に固溶しきれなかったものと予想される。
XRDスペクトルのピーク強度比から、二酸化チタン担体に固溶していない酸化ニオブの割合を見積もった。ニオブ(V)酸シュウ酸アンモニウム・水和物を600℃で焼成して分解して酸化ニオブ粉末を用意し、担体1と混合することによって参照試料とした。酸化ニオブ粉末と担体1を質量比で1:99、3:97、5:95とした混合粉末を用意し、純水を加えたビーカーに入れて白濁液としたうえで、マグネティックスターラーにて30分間攪拌した。その後、大気開放下でビーカー全体を80℃まで昇温して蒸発乾固させ、参照試料を得た。それぞれの試料でXRD測定を行い、酸化ニオブの(001)ピークと、アナターゼ型二酸化チタンの(101)ピークそれぞれのピーク面積を計算し、その比率と実際の混合比との関係式を得た。この式を用いて、試料5に残留する固溶していない酸化ニオブの質量比を計算すると、試料5の触媒全体に対しておよそ5質量%と見積もられた。添加した酸化ニオブの量は15質量%であることから、触媒全体に対して10質量%程度の酸化ニオブが固溶したものと予想される。
担体1、2、5、6、9、11について、BET比表面積測定を行い、得られたデータからDH法にて計算した面積分布(dV/dr)表示での細孔分布を、図1に示す。担体1、2を比較すると、焼成温度を上昇させることによって、細孔径10nm以下の細孔の割合が増大している様子が理解できるが、酸化ニオブが固溶した担体5、6、9及び酸化タンタルが固溶した担体11では、担体2と同じ温度で焼成しているにも関わらず、その変化が小さく抑えられている。
(試験例4:還元前処理後加速試験)
試料1、3、7、及び、試料A、C、D、E、Fについて、一酸化炭素酸化反応試験を行った。
まず、6種類の各触媒10mgに対して、20mgの担体6、4、11、1、3、7、8、13をそれぞれ混合して希釈し、それぞれ石英ガラス管に充填した。次に、60cm3/分の水素気流中、500℃にて1時間還元処理を行った後に、250℃まで降温した。100cm3/分の窒素気流中にて10分間パージを行った後に、反応温度250℃、大気圧で流量100cm3/分にて表4に示す組成のガスを流して、反応を行った。
試料1、3、7、及び、試料A、C、D、E、Fについて、一酸化炭素酸化反応試験を行った。 まず、6種類の各触媒10mgに対して、20mgの担体6、4、11、1、3、7、8、13をそれぞれ混合して希釈し、それぞれ石英ガラス管に充填した。次に、100cm3/分の窒素気流中にて反応温度250℃まで昇温させ、温度が安定したことを確認したうえで、大気圧にて流量100cm3/分にて表4に示す組成のガスを流して、反応を行った。
図2では、アナターゼ型二酸化チタン担体を用いた結果について、ニオブ固溶とタンタル固溶の効果を検証している。試料Aと試料1、試料Aと試料7をそれぞれ比較すると、ニオブ又はタンタルを固溶させることによって、触媒の活性が向上し、高いCO転化率が得られていることが分かる。細孔径10nm以上の細孔によって形成される表面積の割合が、試料A、1、7のいずれも49%以下となっており、細孔分布が変化したことによる活性向上は生じていないと考えられる。
試料A、1、3、7いずれについても、水素還元によって大きなCO転化率の上昇は確認されなかった。これにより、ニオブとタンタルのいずれも固溶していない試料Aにおいても、還元処理前の時点で十分に白金が還元状態にあることが示唆される。即ち、ニオブを固溶させることによって、白金の酸化抑制以外の効果が表れていることを意味する。この効果の詳細については、アナターゼ型二酸化チタンがニオブを固溶させることで安定化することから、反応中の担体形状の変化や、二酸化硫黄並びに複製する三酸化硫黄などとの反応が抑制されるほか、以下の(試験例6、7)に示す通り、白金と担体との結合が強固なものとなることで白金の分散度が向上することによるものと考察している。
(試験例6:透過型電子顕微鏡による触媒観察)
触媒上での白金の担持状態を評価するために、透過型電子顕微鏡による試料観察を実施した。
白金担持量を0.1質量%とした試料A、C、1、3では、白金があまりに少なく、測定中に白金の粒子探索が困難であったことから、白金担持量を1.0質量%とした試料2、Bを測定して比較した。試料Bでは、図4左に示すとおり、粒子径3nm程度の白金粒子が散見されたが、試料2ではそうした3nm程度の粒子径を持つ白金粒子は観測されず、代わりに図4右に示すような粒子径2nm以下の粒子が多数観察された。以上の結果は、ニオブの固溶によって白金の分散度が向上したことを示唆している。このときの白金の担持量は、BET比表面積10m2/gあたりで0.16質量%であった。
触媒上での白金の担持状態を評価するために、X線光電子分光による試料観察を実施した。
白金の担持量が0.1質量%の試料では白金の存在量が少なく、Ptのピークが得られなかったことから、白金の担持量を1.0%とした試料2、Bについて測定を行った。測定結果を図5に示す。試料2、Bの測定結果を比較すると、試料Bにおいて検出されていた71eV、74eV付近のピークが試料2では消失し、72eV、75eVのピークのみが観測されていることが分かる。白金は酸素原子との結合を介して担体上に固定されており、酸化状態となっているほど担体との結合が強固であることが知られている。アナターゼ型酸化チタンにNbを添加することによって、メカニズムは不明であるが、酸化チタン担体と白金との間の結合が強固となったものと推察される。
(試験例8:触媒の過熱処理後の触媒活性評価)
試料1、4、5、6、7、8、Aをそれぞれ100mg秤取り、電気炉で600℃まで3時間かけて昇温し、1時間過熱処理を行った。室温まで冷却し、過熱処理前後の試料1、4、5、6、7、8、Aそれぞれ10mgに対して、20mgの担体6、5、9、10、11、12、1をそれぞれ混合して希釈し、それぞれ石英ガラス管に充填した。次に、100cm3/分の窒素気流中にて250℃まで昇温し、大気圧で流量100cm3/分にて表4に示す組成のガスを流して、反応を開始した。その後、1時間毎に温度を10℃ずつ昇温し、250℃、260℃、270℃、280℃、290℃、300℃の各温度にて1時間ずつ反応試験を実施した。各反応温度における最後の5分間のCO転化率平均値をもって各温度におけるCO転化率とした。図6に、各試料の過熱処理前後の反応温度280℃におけるCO転化率を示す。試料Aと比較して、試料1、4、5、6、7、8のいずれの触媒も加熱処理後のCO転化率が高いことが分かる。
(試験例9:触媒の過熱処理後の触媒活性評価)
酸化ニオブの固溶量と耐熱性との関係を調べるために試料4と試料5をそれぞれ100mg秤取り、電気炉で600℃まで3時間かけて昇温し、20時間過熱処理を行った。室温まで冷却し、過熱処理前後の試料4、5それぞれ10mgに対して、20mgの担体5、9をそれぞれ混合して希釈し、それぞれ石英ガラス管に充填した。次に、100cm3/分の窒素気流中にて250℃まで昇温し、大気圧で流量100cm3/分にて表4に示す組成のガスを流して、反応を開始した。その後、1時間毎に温度を10℃ずつ昇温し、250℃、260℃、270℃、280℃、290℃、300℃の各温度にて1時間ずつ反応試験を実施した。各反応温度における最後の5分間のCO転化率平均値をもって各温度におけるCO転化率とした。図7に、各試料の過熱処理前後の反応温度280℃におけるCO転化率を示す。
(試験例10:有機物の燃焼試験)
試料1、Aそれぞれ10mgに対して、20mgの担体6、1をそれぞれ混合して希釈し、それぞれ石英ガラス管に充填した。次に、100cm3/分の窒素気流中にて300℃まで昇温し、大気圧で流量100cm3/分にて、ベンゼンもしくはヘキサンを900ppm、O2を10体積%、残部が窒素で構成されるガスを流通させ、有機物の触媒燃焼試験を開始した。その後、1.5時間経過してから温度を330℃まで昇温し、さらに1.5時間反応させた。反応後のガスのCO2濃度を測定し、導入した有機物の900ppmが全量燃焼したと仮定した場合のCO2濃度と比較して転化率を計算した。各反応温度における最後の5分間の転化率平均値をもって各温度における転化率とし、各触媒の有機物燃焼活性を見積もった。
試料1、3、7の粉末それぞれを、4.2mmピッチ(壁厚0.5mm)のコージェライト製ハニカム素材に対し、基材表面積当り200g/m2でコートし、ハニカム状触媒1、2、3を得た。脱硝触媒には、3.3mmピッチのコージェライト製ハニカムに対し、二酸化チタン系脱硝触媒を基材表面積当り200g/m2でコートした格子状触媒を用いた。
図8の装置構成において、ガス加熱バーナー2の代わりに投げ込み型の電熱ヒーターを使用し、熱交換部1には、シェルアンドチューブ型の熱交換器を用いた。装置全体を十分に保温した状態で、脱硝反応試験を行った。燃焼触媒部3に充填する燃焼触媒としては上記ハニカム状触媒1、2、3を用い、充填量は1.2Lとした。また、脱硝触媒部4には、上記格子状触媒を5L充填した。排ガスの組成は、鉄鋼製造プロセスの焼結炉排ガスを模擬した表6記載の組成のガスを用いた。
試料1、3、7の粉末それぞれを、4.2mmピッチ(壁厚0.5mm)のコージェライト製ハニカム素材に対し、基材表面積当り200g/m2でコートし、ハニカム状触媒1、2、3を得た。
図9の装置構成において、ガス加熱バーナー12の代わりに投げ込み型の電熱ヒーターを使用し、熱交換部11にはシェルアンドチューブ型の熱交換器を用いた。脱硝触媒部13には3.3mmピッチの二酸化チタン系格子状触媒を充填し、装置全体を十分に保温した状態で脱硝反応試験を行った。燃焼触媒部14に充填する燃焼触媒としては、上記ハニカム状触媒1、2、3を用い、排ガスの組成は、試験例11と同様に表6記載の組成のガスを用いた。
2 ガス加熱バーナー
3 燃焼触媒部
4 脱硝装置部
11 熱交換部
12 ガス加熱バーナー
13 脱硝装置部
14 燃焼触媒部
Claims (21)
- 可燃成分を含む被処理ガスについて、当該可燃成分の酸化を促進させる触媒であって、
アナターゼ型酸化チタンに対して、酸化ニオブ及び酸化タンタルからなる群から選ばれる遷移金属酸化物のうち少なくとも1種が、少なくとも一部固溶してなる酸化物担体と、
前記酸化物担体に担持された白金と、
を含む、被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。 - 前記酸化物担体に含まれる酸化ニオブ及び酸化タンタルからなる群から選ばれる遷移金属酸化物のうち、アナターゼ型酸化チタン担体に固溶している割合が、前記酸化触媒に含有される前記遷移金属酸化物の全量に対して、質量比で2/3以上である、請求項1に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
- 前記酸化物担体に含まれる酸化ニオブ及び酸化タンタルからなる群から選ばれる遷移金属酸化物の全量が、アナターゼ型二酸化チタン担体に固溶している、請求項1又は2に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
- 前記可燃成分として少なくとも一酸化炭素を含む被処理ガスについて、当該可燃成分の酸化を促進させる触媒である、請求項1〜3の何れか一項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
- 前記遷移金属酸化物が、酸化ニオブである、請求項1〜4の何れか一項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
- 前記遷移金属酸化物が、酸化タンタルである、請求項1〜4の何れか一項に記載の酸化触媒。
- 前記酸化触媒は、粒子径が3nm未満の白金粒子を含む、請求項1〜6の何れか一項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
- 前記酸化触媒における細孔半径2nm以上100nm以下の範囲の細孔において、当該範囲の細孔の全表面積に占める、細孔半径10nm以上の細孔の表面積の割合は、49%超過である、請求項1〜7の何れか一項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
- 前記遷移金属酸化物の比率は、前記酸化触媒に含有される前記酸化物担体全体に対する元素の酸化物換算での質量比として、0.02%以上15.0%以下である、請求項1〜8の何れか1項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
- 前記酸化触媒に担持される白金の金属換算での担持量は、触媒のBET比表面積10m2/gあたり0.01質量%以上0.64質量%以下である、請求項1〜9の何れか1項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒。
- 請求項1〜10の何れか一項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒を製造する方法であって、
ニオブ前駆体又はタンタル前駆体の少なくとも何れか一方を含む溶液を用いた含浸法によって、アナターゼ型二酸化チタンに前記ニオブ前駆体又は前記タンタル前駆体の少なくとも何れか一方を付着させる前駆体付着工程と、
前記前駆体付着工程の生成物を、600℃超過850℃未満の温度で焼成して、酸化物担体を製造する焼成工程と、
製造された前記酸化物担体に白金前駆体を付着させる白金付着工程と、
前記白金付着工程の生成物を300℃以上700℃以下の温度で焼成して、白金を前記酸化物担体に担持させる担持工程と、
を有する、被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒の製造方法。 - 前記焼成工程では、前記前駆体付着工程の生成物を、600℃超過700℃以下の温度で焼成する、請求項11に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒の製造方法。
- 前記ニオブ前駆体として、ニオブ(V)酸シュウ酸アンモニウムが用いられる、請求項11又は12に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒の製造方法。
- 前記タンタル前駆体として、タンタルペンタエトキシドが用いられる、請求項11又は12に記載の被処理ガス中の加熱成分の酸化触媒の製造方法。
- 請求項1〜10の何れか1項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒に対して、少なくとも一酸化炭素と水蒸気と硫黄酸化物とを含有する被処理ガスを接触させて、前記被処理ガス中の可燃成分を酸化する、被処理ガス中の可燃成分の酸化方法。
- 前記被処理ガスは、前記可燃成分として、ベンゼン又はヘキサンを少なくとも含有する、請求項15に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化方法。
- 前記被処理ガスが触媒と接触する際の温度は、250℃以上300℃未満である、請求項15又は16に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化方法。
- 被処理ガスの温度を上昇させるガス加熱部と、被処理ガス中の窒素酸化物を除去する脱硝部と、を有するガス処理プロセスを用いて、窒素酸化物を含むと共に、水蒸気と硫黄酸化物と可燃性ガスとを含む被処理ガスから窒素酸化物を除去する方法であって、
前記ガス加熱部と前記脱硝部との間に、請求項1〜10の何れか1項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒が充填された燃焼触媒部を配置し、
前記燃焼触媒部に前記ガス加熱部で加熱された被処理ガスを通過させて、前記被処理ガス中の可燃成分を燃焼させ、発生した燃焼熱により前記被処理ガスの温度を更に上昇させる、被処理ガス中の窒素酸化物の除去方法。 - 前記ガス加熱部は、熱交換器と、ガス加熱バーナー又は電熱ヒーターと、を有し、
前記脱硝部から排出されたガスが、前記熱交換器の高温ガスとして使用される、請求項18に記載の被処理ガス中の窒素酸化物の除去方法。 - 被処理ガスの温度を上昇させるガス加熱部と、被処理ガス中の窒素酸化物を除去する脱硝部と、を有するガス処理プロセスを用いて、窒素酸化物を含むと共に、水蒸気と硫黄酸化物と可燃性ガスとを含む被処理ガスから窒素酸化物を除去する方法であって、
前記ガス加熱部は、熱交換器と、ガス加熱バーナー又は電熱ヒーターと、を有し、
前記ガス加熱部及び前記脱硝部の後段に、請求項1〜10の何れか1項に記載の被処理ガス中の可燃成分の酸化触媒が充填された燃焼触媒部を配置し、
前記燃焼触媒部から排出されたガスを、前記熱交換器の高温ガスとして使用する、被処理ガス中の窒素酸化物の除去方法。 - 前記被処理ガスは、鉄鋼製造プロセスにおける焼結炉の排ガスである、請求項18〜20の何れか1項に記載の被処理ガス中の窒素酸化物の除去方法。
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