JP2002219361A - 排ガス浄化触媒用担体及びその製造方法と触媒 - Google Patents

排ガス浄化触媒用担体及びその製造方法と触媒

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JP2002219361A JP2001019929A JP2001019929A JP2002219361A JP 2002219361 A JP2002219361 A JP 2002219361A JP 2001019929 A JP2001019929 A JP 2001019929A JP 2001019929 A JP2001019929 A JP 2001019929A JP 2002219361 A JP2002219361 A JP 2002219361A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】TiO2におけるTiの一部にTa及びNbの少なくとも
一種を配位させた構造体M・TiOx(MはTa及びNbの少な
くとも一種)の比表面積をさらに増大させ、HC浄化活性
がさらに向上した触媒とする。 【解決手段】 Ta2O5前駆体及び Nb2O5前駆体の少なくと
も一種とTiO2前駆体との共沈混合物を形成し、共沈混合
物に酸性質酸化物のゾルを添加混合しそれを 800℃以上
1100℃未満の温度で焼成する。共沈混合物は微粒子状で
あり、かつ酸性質酸化物のゾルの共存下で焼成されるた
め、理由は不明であるが焼成時の粒成長が抑制され、M
・TiOxよりなる高い比表面積の担体が得られる。したが
って貴金属は高分散担持され、かつメタル状として担持
されるので、活性がきわめて高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンタルあるいは
ニオブを配位させた酸化チタンからなる担体とその製造
方法及びこの担体を用いた触媒に関する。本発明の触媒
によれば、排ガス中の炭化水素をきわめて効率よく酸化
浄化することができる。
【0002】
【従来の技術】排ガス浄化用触媒として、従来、アルミ
ナなどの無機質の多孔質担体に白金などの貴金属を担持
したものが知られている。アルミナなどの無機質の多孔
質担体は比表面積が大きいために、排ガス中の有害成分
を吸着し易く、また固体酸性が強く酸化反応が生じやす
いので、高い浄化活性が得られるという利点がある。
【0003】ところが従来の排ガス浄化用触媒では、排
ガス中の炭化水素(HC)の浄化活性が十分ではなく、浄
化活性のさらなる向上が望まれていた。
【0004】またディーゼルエンジンからの排ガス中に
は、未燃の軽油及び高沸点のHCが多量に存在する。とこ
ろがディーゼルエンジンからの排ガス温度はガソリンエ
ンジンからの排ガス温度に比べて低いために、ガソリン
エンジン用の排ガス浄化用触媒ではHCの酸化浄化が困難
であり、低温で高いHC浄化能を有する触媒が必要とされ
ている。
【0005】さらに近年では、ディーゼルエンジンから
の排ガス中のNOx を浄化するために、排ガス中に軽油な
どの還元剤を添加する方法が検討されている。ディーゼ
ルエンジンからの排ガスは酸素過剰雰囲気であるため
に、NOx を浄化するには多量の還元剤の供給が必要とな
る。しかし排ガス温度が低温であるために、添加された
還元剤によって触媒が被覆されて浄化機能が失活すると
いう問題があった。この問題を解決するためには、軽油
を低温域から燃焼させる必要がある。
【0006】そこで特開平8-071418号公報には、Ta又は
Nbを固溶させたTiO2からなる触媒担体が提案されてい
る。この触媒担体に貴金属を担持した排ガス浄化用触媒
では、TiO2の有する半導体特性によって低温域からHCを
高効率で浄化することができる。
【0007】すなわちTiO2は、Tiの電子価が2価から4
価まで変化することにより酸素量が変化する不定比化合
物である。このため、電子価が5価のTa又はNbをTiの位
置に配位させるとTiO2は不安定な形になり、結晶格子内
の酸素欠陥及び電子の不足が生じる。したがってこのよ
うな担体に貴金属を担持すれば、貴金属の触媒活性が向
上する。
【0008】また、Ta又はNbを固溶させたTiO2からなる
触媒担体は、特開平8-071418号公報に開示されているよ
うに、TiO2と Ta2O5又は Nb2O5とをボールミルなどを用
いて粉末状態で混合し、それを1200℃以上、好ましくは
1300〜1400℃の温度で熱処理して固相反応を行わせるこ
とで製造することができる。特開平8-071418号公報に
は、熱処理温度が1200℃未満では Ta2O5がTiO2に固溶せ
ず、それぞれ単独酸化物となる、との記載がある。
【0009】ところが特開平8-071418号公報に開示され
た製造方法により得られるTiO2に Ta2O5が固溶した触媒
担体は、例えば1400℃で熱処理したものでは比表面積が
0.1m2/g以下となり、BET法による測定が困難なほ
ど小さい。また生成した固溶体が局所的に存在してい
る。そのため、貴金属を高分散に担持することが困難で
あり、担持量も少なくなるため浄化活性に限界があっ
た。また、固溶体の半導体特性による効果が局所的にし
か発現されないという不具合もある。
【0010】そこで本願出願人は、特開2000−237588号
公報において、 Ta2O5及びTiO2を含む混合ゾル溶液から
ゲル化させて沈殿物を形成し、その沈殿物を焼成するこ
とでTa2O5とTiO2との固溶体を製造する方法を提案して
いる。この製造方法によれば、比表面積を 5.4m2/g程
度にまで増大させることができ、貴金属を高分散担持で
きる。したがって、得られた Ta2O5とTiO2との固溶体
は、排ガス浄化触媒用担体として用いることが可能であ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開2000
−237588号公報に記載された方法であっても、得られる
固溶体の比表面積は 5.4m2/g程度とまだ小さく、触媒
担体としては不十分である。これは、沈殿物を焼成する
固相熱処理温度が1000〜1400℃であるために、焼成中に
固溶体粒子に粒成長が生じるためである。かといって焼
成温度が1000℃未満では、固溶体とならず単に単独酸化
物の混合物の状態であるので、固溶による効果が得られ
ない。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、TiO2におけるTiの一部にTa及びNbの少なく
とも一種を配位させた構造体M・TiOx(MはTa及びNbの
少なくとも一種)の比表面積をさらに増大させ、HC浄化
活性がさらに向上した触媒を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の排ガス浄化触媒用担体の特徴は、TiO2におけるTiの
一部にTa及びNbの少なくとも一種を配位させた構造体M
・TiOx(MはTa及びNbの少なくとも一種)と、微粉末状
の酸性質酸化物と、からなることにある。
【0014】酸性質酸化物は粒径が50μm以下のSiO2
び Al2O3の少なくとも一種であり、M・TiOxに対して5
〜20重量%含まれていることが望ましい。そして本発明
の担体は、比表面積を30m2/g以上とすることができ
る。またM・TiOxにおいて、M酸化物はTiO2の1モル当
たり 0.1〜20モル%固溶していることが望ましい。
【0015】このような担体を製造できる本発明の製造
方法の特徴は、 Ta2O5前駆体及び Nb2O5前駆体の少なく
とも一種とTiO2前駆体との共沈混合物を形成する第1工
程と、共沈混合物に酸性質酸化物のゾルを添加混合して
複合混合物とする第2工程と、複合混合物を 800℃以上
1100℃未満の温度で焼成する第3工程と、よりなること
にある。
【0016】酸性質酸化物のゾルはSiO2ゾル及び Al2O3
ゾルの少なくとも一種であり、共沈混合物に対して固形
分で5〜20重量%添加混合することが望ましい。
【0017】そして本発明の触媒の特徴は、本発明の担
体に貴金属を担持してなることにある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の排ガス浄化触媒用担体で
は、電子価が5価のTa及びNbの少なくとも一種がTiO2
Tiの一部に配位されているため、不安定な3価のTiが存
在する。そのためTiO2内に電子の不足が生じる。
【0019】したがってこの担体に貴金属を担持した触
媒では、TiO2に結晶格子内の酸素欠陥及び電子の不足が
生じ、担持している貴金属から電子を引き抜きやすくな
るため、酸素が存在する雰囲気下でもHCによって容易に
還元され、貴金属は活性の高いメタル状となりやすい。
そして本発明の担体は比表面積が30m2/gときわめて大
きいので、貴金属を高分散にかつ多量に担持することが
できる。これらの相乗効果により、本発明の触媒では高
いHC浄化活性が発現される。
【0020】さらに本発明の担体では、微粉末状の酸性
質酸化物を含んでいる。本発明の製造方法によれば、こ
の酸性質酸化物は結晶性をもたず非晶質の形で存在し、
M・TiOxの結晶中には入っていない。つまり酸性酸化物
を含む3元系の複合酸化物は形成されていないので、M
・TiOxの上記した特性が十分に発現される。
【0021】以下、本発明の製造方法を詳細に説明する
ことで、本発明の担体を同時に説明する。
【0022】本発明の製造方法では、先ず第1工程にお
いて、Ta2O5前駆体及び Nb2O5前駆体の少なくとも一種
とTiO2前駆体との共沈混合物を形成する。この共沈混合
物を形成する方法としては、Ta及びNbの少なくとも一種
のアルコキシドとTiのアルコキシドをアルコール中に溶
解しておき、加水分解によって沈殿を得るアルコキシド
法が最適である。また、Ta及びNbの少なくとも一種の酸
塩とTiの酸塩を溶解した水溶液をアルカリ性とすること
で沈殿を析出させる共沈法を用いることもできる。
【0023】このようにして得られた共沈混合物では、
各酸化物前駆体は微粒子状であるため、焼成時に粒成長
が生じたとしても最終的には高い比表面積の酸化物が得
られる。
【0024】本発明の担体M・TiOxにおいて、M(Ta及
びNbの少なくとも一種)酸化物の固溶量はTiO2の1モル
に対して 0.1〜20モル%の範囲が好ましく、TiO2の1モ
ルに対して 0.5〜5モル%の範囲が特に好ましい。M酸
化物の固溶量がTiO2の1モルに対して 0.1モル%未満で
は、担持した貴金属をメタル状に還元することが困難と
なり、HC浄化活性が低下する。またM酸化物の固溶量が
TiO2の1モルに対して20モル%を超えると、M酸化物が
単独で存在しやすくなり、M・TiOxが少なくなってHC浄
化活性が低下する。
【0025】したがって本発明の製造方法においては、
共沈混合物中の Ta2O5前駆体及び Nb2O5前駆体の少なく
とも一種の量は、TiO2前駆体の1モルに対して 0.1〜20
モル%、さらには 0.5〜5モル%の範囲とすることが望
ましい。このようにするには、原料であるアルコキシド
あるいは塩の配合比を調整すればよい。
【0026】なおアルコキシド法で共沈混合物を形成す
る場合には、Ta及びNbの少なくとも一種のアルコキシド
とTiのアルコキシドを混合したアルコール溶液を撹拌し
ながら水を滴下することが望ましい。これによりきわめ
て微細な共沈混合物を得ることができる。
【0027】本発明の製造方法では、次の第2工程で共
沈混合物に酸性質酸化物のゾルを添加混合して複合混合
物とし、第3工程でその複合混合物を 800℃以上1100℃
未満の温度で焼成する。
【0028】酸性質酸化物のゾルを添加混合して焼成す
ることによって、理由は不明であるが、 800℃以上1100
℃未満の低温で焼成してもM・TiOxを形成でき、しかも
比表面積の大きなM・TiOxを製造することができる。共
沈混合物のみを1100℃未満の温度で焼成しても、比表面
積の大きなM・TiOxを製造することは困難である。
【0029】酸性質酸化物のゾルとしては、SiO2ゾル、
Al2O3ゾル、TiO2ゾルなどを用いることができる。ZrO2
ゾルなどの塩基性酸化物ゾルでは、共沈混合物への混合
時にゲル化が生じる恐れがあるので好ましくない。なお
酸性質酸化物のゾルの粒径は特に制限されず、50μm以
下の一般的なものを用いることができる。
【0030】酸性質酸化物のゾルの添加混合量は、共沈
混合物に対して固形分で5〜20重量%の範囲が好まし
く、さらには10〜15重量%の範囲とするのが望ましい。
酸性質酸化物のゾルの混合量が5重量%より少ないとM
の酸化物をTiO2に固溶させるための焼成時にM・TiOx
焼結が進行するため、比表面積が30m2/g以上のM・Ti
Oxを形成することが困難となる。また酸性酸化物のゾル
の混合量が20重量%を超えると、M・TiOxの表面が酸性
酸化物で覆われてしまうため、担持した貴金属をメタル
状に還元する特性が低下する。このため触媒としたとき
にHC浄化活性が低いものとなる。
【0031】第2工程で酸性酸化物のゾルを添加混合す
る前に、共沈混合物を予め乾燥粉砕しておくことが望ま
しい。予め乾燥粉砕しておくことにより、共沈混合物の
二次凝集体の焼結によるM・TiOxの粗大化を防止するこ
とができる。この乾燥はできるだけ低温で行い、室温か
ら高くとも 200℃で乾燥することが好ましい。乾燥温度
が高いと共沈混合物が酸化されてM・TiOxの形成が困難
となる場合がある。
【0032】第3工程における焼成温度は1100℃以下と
する。 800〜1000℃程度で焼成するのが特に好ましい。
焼成温度が 800℃未満ではM・TiOxが生成しにくくな
り、担持した貴金属をメタル状とする特性が低下する。
また焼成温度が1100℃を超えると、比表面積が30m2/g
以上のM・TiOxを形成することが困難となる。なお焼成
雰囲気は酸化性雰囲気であればよく、大気中で焼成すれ
ばよい。
【0033】すなわち本発明の製造方法では、1100℃以
下という低温で焼成しても均一なM・TiOx固溶体が得ら
れ、かつ比表面積を30m2/g以上とすることができる。
【0034】本発明の担体は、吸着担持法、吸水担持法
(蒸発・乾固法)などを用いて従来と同様に貴金属を担
持することで本発明の触媒とされる。本発明の担体は比
表面積が大きいので、貴金属は高分散に担持することが
できる。
【0035】担持される貴金属としては、Pt、Pd、Rh、
Ir、Ruなどを用いることができる。中でもPt及びPdの少
なくとも一方が望ましい。Ptを担持した場合には、M・
TiOxの高い電子伝導性によりPtが酸化されにくくなり、
価数がゼロのメタルPtとして担持することができる。ま
たPdを担持した場合には、酸素過剰の排ガス雰囲気にお
いて PdO中の酸素がM・TiOxに移動するため、活性の高
いメタルの状態となる。また軽油などの高沸点HCの浄化
を対象とするには、Ptが特に好ましい。
【0036】貴金属の担持量は、M・TiOxに対して 0.2
〜20重量%の範囲が好ましく、 0.5〜 10重量%の範囲
が特に望ましい。貴金属の担持量が 0.2重量%未満では
十分な浄化活性が得られず、20重量%を超えて担持する
と貴金属が粗大化するため担持量に見合った浄化活性が
得られない。
【0037】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を具体
的に説明する。
【0038】(実施例1)試薬のTiエトキシド及びTaエ
トキシドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 0.1モル%
に相当する量となるように秤量し、 500ccのエチルアル
コール中に混合して希釈した。その後プロペラ撹拌機で
撹拌しながら、Tiエトキシド及びTaエトキシドがそれぞ
れ脱アルコール可能な量の水を滴下し、 Ta2O5前駆体と
TiO2前駆体の共沈混合物を形成した。
【0039】次いで吸引濾過して水とエチルアルコール
を除去し、 110℃で乾燥して共沈混合物粉末を得た。
【0040】次に、共沈混合物粉末を 100g秤量し、Si
O2ゾル(日産化学(株)製)をSiO2固形分として5gに
相当する量と水 100ccを混合し、ボールミルでさらに混
合した。次いで 110℃で乾燥後、大気中 800℃で3時間
焼成し、本実施例の担体を調製した。
【0041】得られた担体の構造をX線回折で測定し、
BET比表面積をN2吸着法で測定した。結果を表1に示
す。この担体は、TiO2中にTaが配位したTa・TiOx構造で
あった。
【0042】(実施例2)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 0.5モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として8gに相当する量としたこと、焼成温度
を 900℃としたこと以外は実施例1と同様にして担体を
調製した。得られた担体の構造と比表面積を表1に示
す。
【0043】(実施例3)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 1.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として10gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。得られた担体の構造
と比表面積を表1に示す。
【0044】(実施例4)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として15gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。得られた担体の構造
と比表面積を表1に示す。
【0045】(実施例5)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が12モル%に相当す
る量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様に
して共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSiO2
固形分として20gに相当する量としたこと、焼成温度を
850℃としたこと以外は実施例1と同様にして担体を調
製した。得られた担体の構造と比表面積を表1に示す。
【0046】(実施例6)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が20モル%に相当す
る量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様に
して共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSiO2
固形分として12gに相当する量としたこと以外は実施例
1と同様にして担体を調製した。得られた担体の構造と
比表面積を表1に示す。
【0047】(実施例7)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そして焼成温度を10
00℃としたこと以外は実施例1と同様にして担体を調製
した。得られた担体の構造と比表面積を表1に示す。
【0048】(実施例8)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として1gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。得られた担体の構造
と比表面積を表1に示す。
【0049】(実施例9)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 3.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として3gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。得られた担体の構造
と比表面積を表1に示す。
【0050】(比較例1)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として25gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。得られた担体の構造
と比表面積を表1に示す。
【0051】(比較例2)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が10モル%に相当す
る量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様に
して共沈混合物粉末を調製した。そして焼成温度を 600
℃としたこと以外は実施例1と同様にして担体を調製し
た。得られた担体の構造と比表面積を表1に示す。
【0052】(比較例3)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が10モル%に相当す
る量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様に
して共沈混合物粉末を調製した。そして焼成温度を1200
℃としたこと以外は実施例1と同様にして担体を調製し
た。得られた担体の構造と比表面積を表1に示す。
【0053】<評価>
【0054】
【表1】
【0055】表1より、SiO2ゾルが固形分の外割で5重
量%未満では、担体の比表面積がきわめて小さいことが
わかる。またSiO2ゾルが固形分の外割で25重量%以上で
あったり、焼成温度が 800℃未満では、TiO2中にTaが配
位しにくくなり、Ta・TiOxとともにTiO2と Ta2O5のそれ
ぞれ単独酸化物が生成している。さらに、焼成温度が11
00℃を超えると比表面積を30m2/g以上とすることが困
難となる。したがってSiO2ゾルの添加量は、固形分の外
割で5〜20重量%の範囲が望ましく、焼成温度は、 800
〜1000℃の範囲が特に望ましいことがわかる。
【0056】(実施例10)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 3.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として10gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。
【0057】この担体粉末 100gと、TiO2ゾル(日産化
学(株)製、固形分20重量%)10gとを混合し、アトラ
イタで混合粉砕してスラリーを調製した。そしてこのス
ラリーを用い、コージェライト製のハニカム基材(セル
数 200、容量35cc)に担体粉末として4gをコートし
た。
【0058】次いで所定濃度のジニトロ白金硝酸水溶液
の所定量をコート層に含浸させ、乾燥・焼成して担体粉
末 100g当たり 2.0gのPtを担持して、本実施例の触媒
を調製した。
【0059】(実施例11)SiO2ゾルをSiO2固形分として
10gに相当する量としたこと以外は実施例1と同様にし
て担体を調製した。この担体粉末を用いたこと、及びPt
の担持量を担体粉末 100g当たり 5.0gとしたこと以外
は実施例10と同様にして触媒を調製した。
【0060】(実施例12)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 8.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として10gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。この担体粉末を用い
たこと以外は実施例10と同様にして触媒を調製した。
【0061】(実施例13)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が10.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として10gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。この担体粉末を用い
たこと以外は実施例10と同様にして触媒を調製した。
【0062】(実施例14)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として 0.2gに相当する量としたこと以外は実
施例1と同様にして担体を調製した。この担体粉末を用
いたこと、及びPtの担持量を担体粉末 100g当たり 5.0
gとしたこと以外は実施例10と同様にして触媒を調製し
た。
【0063】(実施例15)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として12gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。この担体粉末を用い
たこと、及びPtの担持量を担体粉末 100g当たり 5.0g
としたこと以外は実施例10と同様にして触媒を調製し
た。
【0064】(実施例16)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として20gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。この担体粉末を用い
たこと、及びPtの担持量を担体粉末 100g当たり 5.0g
としたこと以外は実施例10と同様にして触媒を調製し
た。
【0065】(実施例17)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として10gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。この担体粉末を用い
たこと、及びPtの担持量を担体粉末 100g当たり 5.0g
としたこと以外は実施例10と同様にして触媒を調製し
た。
【0066】(実施例18)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として10gに相当する量としたこと、焼成温度
を 850℃としたこと以外は実施例1と同様にして担体を
調製した。この担体粉末を用いたこと以外は実施例10と
同様にして触媒を調製した。
【0067】(実施例19)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として10gに相当する量としたこと、焼成温度
を 900℃としたこと以外は実施例1と同様にして担体を
調製した。この担体粉末を用いたこと以外は実施例10と
同様にして触媒を調製した。
【0068】(実施例20)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として10gに相当する量としたこと、焼成温度
を1000℃としたこと以外は実施例1と同様にして担体を
調製した。この担体粉末を用いたこと以外は実施例10と
同様にして触媒を調製した。
【0069】(実施例21)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として10gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。この担体粉末を用い
たこと、及びPtの担持量を担体粉末 100g当たり 0.2g
としたこと以外は実施例10と同様にして触媒を調製し
た。
【0070】(実施例22)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として10gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。この担体粉末を用い
たこと、及びPtの担持量を担体粉末 100g当たり20gと
したこと以外は実施例10と同様にして触媒を調製した。
【0071】(実施例23)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が0.05モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として10gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。この担体粉末を用い
たこと、及びPtの担持量を担体粉末 100g当たり 5.0g
としたこと以外は実施例10と同様にして触媒を調製し
た。
【0072】(実施例24)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が15モル%に相当す
る量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様に
して共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSiO2
固形分として10gに相当する量としたこと以外は実施例
1と同様にして担体を調製した。この担体粉末を用いた
こと以外は実施例10と同様にして触媒を調製した。
【0073】(比較例4)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が10モル%に相当す
る量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様に
して共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSiO2
固形分として10gに相当する量としたこと、焼成温度を
700℃としたこと以外は実施例1と同様にして担体を調
製した。この担体粉末を用いたこと、及びPtの担持量を
担体粉末 100g当たり 5.0gとしたこと以外は実施例10
と同様にして触媒を調製した。
【0074】(比較例5)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が10モル%に相当す
る量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様に
して共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSiO2
固形分として10gに相当する量としたこと、焼成温度を
1100℃としたこと以外は実施例1と同様にして担体を調
製した。この担体粉末を用いたこと、及びPtの担持量を
担体粉末 100g当たり 5.0gとしたこと以外は実施例10
と同様にして触媒を調製した。
【0075】(比較例6)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として10gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。この担体粉末を用い
たこと、及びPtの担持量を担体粉末 100g当たり 0.1g
としたこと以外は実施例10と同様にして触媒を調製し
た。
【0076】(比較例7)Tiエトキシド及びTaエトキシ
ドを、TiO2の1モルに対して Ta2O5が 5.0モル%に相当
する量となるように秤量したこと以外は実施例1と同様
にして共沈混合物粉末を調製した。そしてSiO2ゾルをSi
O2固形分として10gに相当する量としたこと以外は実施
例1と同様にして担体を調製した。この担体粉末を用い
たこと、及びPtの担持量を担体粉末 100g当たり25gと
したこと以外は実施例10と同様にして触媒を調製した。
【0077】(比較例8)担体粉末として、試薬のTiO2
粉末を用いたこと、及びPtの担持量を担体粉末 100g当
たり 5.0gとしたこと以外は実施例10と同様にして触媒
を調製した。
【0078】(比較例9)担体粉末として試薬の Al2O3
粉末を用い、アルミナバインダ(日産化学(株)製)を
用いてコートしたこと、及びPtの担持量を担体粉末 100
g当たり 5.0gとしたこと以外は実施例10と同様にして
触媒を調製した。
【0079】<試験・評価>各実施例及び比較例の触媒
を固定床ガス流通式反応装置にそれぞれ配置し、 100℃
に保温した。この状態で、 700℃で気化させた軽油(デ
ィーゼル車用市販軽油)をN2ガスとともに触媒に流し、
触媒上に軽油を吸着させた。
【0080】その後軽油の流通を停止し、O2:10%,
N2:90%の混合ガスを流し、 500℃までの昇温時におけ
る軽油分解に伴う CO2生成量を測定した。 500℃までの
昇温時に、 CO2は初期に少し生成した後、ある温度から
急激に生成量が増大する。この急激に CO2が生成する温
度を軽油燃焼開始温度として記録し、結果を表2に示
す。
【0081】
【表2】
【0082】表2より、 Ta2O5の組成が 0.1〜20モル%
(TiO2の1モルに対して)かつSiO2ゾルを10〜20重量%
(外割)添加して 800〜1000℃で焼成した担体を用い、
さらにPtを 0.2〜20重量%担持した各実施例の触媒で
は、触媒上に吸着した軽油を約220℃未満の低温から燃
焼させることができることが明らかである。
【0083】
【発明の効果】すなわち本発明の担体に貴金属を担持し
た触媒によれば、担体の比表面積が大きいため貴金属が
高分散状態で担持され、かつ貴金属がメタル状となる。
したがって、きわめて活性が高く、ディーゼルエンジン
からの排ガスのような低温の排ガス中のHCを効率よく酸
化浄化することができる。
【0084】さらに軽油などの還元剤が添加された排ガ
ス中で用いられ、液状の軽油が触媒に吸着したとして
も、その軽油を速やかに酸化除去することができる。し
たがって失活が防止され、高いHC浄化能が発現される。
【0085】そして本発明の製造方法によれば、本発明
の担体を容易にかつ安定して製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 37/02 301 B01D 53/36 ZABC C01G 33/00 104Z 35/00 B01J 23/64 102A Fターム(参考) 4D048 AA18 BA03Y BA06X BA07X BA24X BA30X BA31Y BA32Y BA33Y BA34Y BA41X BA42X BB02 EA04 4G048 AA03 AB02 AC08 AD03 AE05 4G069 AA01 AA03 AA08 BA01A BA02A BA02B BA04A BA04B BA37 BB04A BB04C BB06A BC32A BC33A BC50A BC50B BC55A BC55C BC56A BC56B BC56C BC69A BC75B BE06C CA03 CA15 DA06 EA01Y EA19 EB18X EC02X EC03X EC04X EC05X FA01 FA02 FA03 FB06 FB09 FB14 FB23 FB30 FC02 FC07 FC08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TiO2におけるTiの一部にTa及びNbの少な
    くとも一種を配位させた構造体M・TiOx(MはTa及びNb
    の少なくとも一種)と、微粉末状の酸性質酸化物と、か
    らなることを特徴とする排ガス浄化触媒用担体。
  2. 【請求項2】 前記酸性質酸化物は粒径が50μm以下の
    SiO2及び Al2O3の少なくとも一種であり、前記M・TiOx
    に対して5〜20重量%含まれていることを特徴とする請
    求項1に記載の排ガス浄化触媒用担体。
  3. 【請求項3】 比表面積が30m2/g以上であることを特
    徴とする請求項1に記載の排ガス浄化触媒用担体。
  4. 【請求項4】 前記M・TiOxにおいて、M酸化物はTiO2
    の1モル当たり 0.1〜20モル%固溶していることを特徴
    とする請求項1に記載の排ガス浄化触媒用担体。
  5. 【請求項5】 Ta2O5前駆体及び Nb2O5前駆体の少なく
    とも一種とTiO2前駆体との共沈混合物を形成する第1工
    程と、 該共沈混合物に酸性質酸化物のゾルを添加混合して複合
    混合物とする第2工程と、 該複合混合物を 800℃以上1100℃未満の温度で焼成する
    第3工程と、よりなることを特徴とする排ガス浄化触媒
    用担体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記酸性質酸化物のゾルはSiO2ゾル及び
    Al2O3ゾルの少なくとも一種であり、前記共沈混合物に
    対して固形分で5〜20重量%添加混合することを特徴と
    する請求項5に記載の排ガス浄化触媒用担体の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかに記載の担体に
    貴金属を担持してなることを特徴とする触媒。
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