JP2015211315A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さ変動による読み取り画像への悪影響を抑制するとともに、スクラッチ傷の発生を抑制可能な画像読取装置及び当該画像読取装置を備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】読取部9の読取位置よりも搬送方向上流側であって上流側搬送ローラー88aよりも下流側には、用紙に接して搬送方向と直交する軸回りに回転する複数の上流回転部材(上流コロ101)が設けられ、読取部9の読取位置よりも搬送方向下流側であって下流側搬送ローラー88bよりも上流側には、用紙に接して搬送方向と直交する軸回りに回転する下流回転部材(下流コロ102)が設けられ、上流回転部材及び下流回転部材は、用紙の搬送経路(読取部搬送経路R3)の一方の面側に設けられ、下流回転部材の個数は、上流回転部材の個数以下である。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像読取装置及び当該画像読取装置を備える画像形成装置に関する。
従来、自動原稿搬送部により所定の搬送経路を搬送された原稿用紙上に形成された画像を読み取る読取部としてのスキャナー部や、画像形成部により用紙上に形成された画質調整用の基準画像を読み取る読取部を備えるシートスルー方式の画像読取装置が知られている。
シートスルー方式の画像読取装置では、画像読み取り時の用紙の高さ変動によって、読み取り画像にピッチムラ、倍率変動などの悪影響が発生する。そこで、用紙の高さを安定させて読み取り画像への悪影響を防止すべく、用紙を搬送経路上の基板に押し付ける構成が知られている。
上記構成の一例として、用紙が基板と密着してスキャンされるように、用紙を互い違いの弾性押さえ部材によって押し付ける技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−295021号公報
しかしながら、上記従来の技術では、画像読取装置により画像を読み取る際、用紙を搬送しながら搬送経路上の基板に押し付ける構成であるため、搬送経路上の基板との接触により用紙にスクラッチ傷が発生し易いという問題がある。
本発明は、高さ変動による読み取り画像への悪影響を抑制するとともに、スクラッチ傷の発生を抑制可能な画像読取装置及び当該画像読取装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
搬送される用紙を一方の面側に押し付けて用紙上に形成された画像を読み取る読取部を備える画像読取装置において、
前記読取部の読取位置よりも搬送方向上流側であって上流側搬送ローラーよりも下流側には、用紙に接して前記搬送方向と直交する軸回りに回転する複数の上流回転部材が設けられ、
前記読取部の読取位置よりも搬送方向下流側であって下流側搬送ローラーよりも上流側には、用紙に接して前記搬送方向と直交する軸回りに回転する下流回転部材が設けられ、
前記上流回転部材及び前記下流回転部材は、前記用紙の搬送経路の前記一方の面側に設けられ、
前記下流回転部材の個数は、前記上流回転部材の個数以下であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、
前記上流回転部材及び前記下流回転部材は、前記用紙の搬送経路の前記読取部が設けられていない面側に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像読取装置において、
前記下流回転部材の個数は、前記上流回転部材の個数よりも少ないことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記上流回転部材は、2つ設けられ、
前記下流回転部材は、1つ設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記下流回転部材は、複数設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記上流回転部材及び前記下流回転部材は、前記用紙の主走査方向の位相が全て異なることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記下流回転部材は、前記上流回転部材のうち前記主走査方向の両端に配置された上流回転部材の間に配置されることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記用紙の搬送経路の前記読取部が設けられている面側であって、前記複数の上流回転部材及び前記下流回転部材と対向する位置に、前記搬送方向と直交する軸回りに回転可能な押圧部材が設けられていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記読取部よりも搬送方向上流側の搬送経路は、前記読取部の搬送経路と異なる搬送角度となるように設けられていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、
画像形成装置において、
請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像読取装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、高さ変動による読み取り画像への悪影響を抑制することができるとともに、スクラッチ傷の発生を抑制することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本体ユニットの機能ブロック図である。 読取部の構成を示す側面図である。 上流コロ及び下流コロの構成及び配置を示す平面図である。 押圧部材の構成及び配置を底面側からみた斜視図である。 図5のEの領域の拡大図である。 変形例1に係る上流コロ及び下流コロの構成及び配置を示す平面図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の説明において、図1における左右方向をX方向とし、上下方向をZ方向とし、X方向及びZ方向に直交する方向、即ち、前後方向をY方向とする。
画像形成装置Gは、図1に示すように、プリントコントローラーg1、給紙ユニットg2、本体ユニットg3及び後処理装置g4を備えている。
プリントコントローラーg1は、ネットワーク上のコンピューター端末からPDL(Page Description Language)データを受信し、当該PDLデータをラスタライズ処理してビットマップ形式の画像データを生成する。
プリントコントローラーg1は、C(シアン)、M(マジェンタ)、Y(イエロー)及びK(黒)の色ごとに画像データを生成し、本体ユニットg3に出力する。
給紙ユニットg2は、大容量の給紙トレイを複数備えている。
給紙ユニットg2は、本体ユニットg3により指示された給紙トレイから本体ユニットg3へ用紙を搬送する。
本体ユニットg3は、操作部3、表示部4、自動原稿搬送部61、スキャナー部6、画像形成部8、給紙トレイg31、読取部9、矯正部10等を備えている。
本体ユニットg3は、スキャナー部6により原稿用紙Dを読み取って得られた画像データ又はプリントコントローラーg1により生成された画像データに基づき、画像形成部8により用紙上に画像を形成する。本体ユニットg3は、画像形成された用紙を後処理装置g4へ搬送する。
後処理装置g4は、本体ユニットg3から搬送された用紙を後処理して排紙する。後処理としては、例えばステイプル処理、パンチ穴開け処理、折り処理、製本処理等が挙げられる。後処理は必須ではなく、後処理装置g4は、本体ユニットg3から指示された場合のみ実行する。後処理が無い場合、後処理装置g4は搬送された用紙をそのまま排紙する。
本体ユニットg3は、図2に示すように、制御部1、記憶部2、操作部3、表示部4、通信部5、自動原稿搬送部61、スキャナー部6、画像処理装置7、画像形成部8、読取部9、転がり部材駆動部300、矯正部10を備えて構成されている。
制御部1は、CPU、RAM等を備えている。制御部1は、記憶部2に記憶されているプログラムを読み出し、当該プログラムに従って画像形成装置Gの各部を制御する。
例えば、制御部1は、ジョブの設定に従い、給紙ユニットg2又は給紙トレイg31により用紙を給紙させる。また、制御部1は、画像処理装置7により画像データを補正及び画像処理させて、画像形成部8により画像を形成させる。ジョブの設定に後処理の設定が含まれる場合、制御部1は後処理装置g4に指示して後処理させる。
記憶部2は、制御部1が読み取り可能なプログラム、ファイル等を記憶している。記憶部2としては、例えばハードディスク、ROM(Read Only Memory)等の記憶媒体を用いることができる。
また、記憶部2は、画質調整用の基準画像を記憶している。
操作部3は、操作キーや表示部4と一体に構成されたタッチパネル等を備え、これらの操作に応じた操作信号を制御部1に出力する。ユーザーは、操作部3により、ジョブの設定、処理内容の変更等の指示を入力することができる。
表示部4は、LCD(Liquid Crystal Display)等であることができ、制御部1の指示に従って操作画面等を表示する。
通信部5は、制御部1からの指示に従い、ネットワーク上のコンピューター、例えばサーバー又は他の画像形成装置と通信する。
自動原稿搬送部61は、原稿用紙Dを載置する載置トレイや原稿用紙Dを搬送する機構及び搬送ローラー等を備えて構成され、原稿用紙Dを所定の搬送経路に搬送する。
スキャナー部6は、光源や反射鏡等の光学系を備えて構成され、所定の搬送経路を搬送された原稿用紙D又はプラテンガラスに載置された原稿用紙Dの画像を読み取って、R(赤)、G(緑)及びB(青)の色ごとの画像データを生成し、画像処理装置7に出力する。
画像処理装置7は、スキャナー部6又はプリントコントローラーg1から入力された画像データを補正し、画像処理を施して、画像形成部8に出力する。
画像処理装置7は、図2に示すように、色変換部71、階調補正部72及び中間調処理部73を備えている。
色変換部71は、スキャナー部6から出力されたR、G及びBの各色の画像データを色変換処理し、C、M、Y及びKの各色の画像データを出力する。
色変換部71は、色補正のため、プリントコントローラーg1から出力されたC、M、Y及びKの各色の画像データを色変換処理し、色補正されたC、M、Y及びKの各色の画像データを出力することもできる。
色変換部71は、色変換処理時、R、G及びBの各色の階調値に対して、色変換後のC、M、Y及びKの各色の階調値が定められたLUTを用いる。色変換部71は、色補正時、C、M、Y及びKの各色の階調値に対して、色補正後のC、M、Y及びKの階調値が定められたLUTを用いる。
階調補正部72は、色変換部71又はプリントコントローラーg1から出力された画像データの階調を補正する。
階調補正部72は、階調の補正時、画像の階調特性が目標の階調特性に一致するように、各階調値に対応する補正値が定められたLUTを用いる。階調補正部72は、階調補正用のLUTから、画像データの各画素の階調値に対応する補正値を得て、補正値からなる画像データを出力する。
中間調処理部73は、階調補正部72から出力された画像データを中間調処理する。中間調処理は、例えばディザマトリクスを用いたスクリーン処理、誤差拡散処理等である。
中間調処理部73は、中間調処理後の画像データを画像形成部8に出力する。
画像形成部8は、画像処理装置7から出力された画像データに基づき、用紙上に画像を形成する。
画像形成部8は、図1に示すように、C、M、Y及びKの色ごとに、露光部81、感光体82及び現像部83を、4セット備えている。また、画像形成部8は、中間転写ベルト84、2次転写ローラー85、定着装置86及び反転機構87を備えている。
露光部81は、発光素子としてLD(Laser Diode)を備えている。露光部81は、画像データに基づいてLDを駆動し、帯電する感光体82上にレーザー光を照射して露光する。現像部83は、帯電する現像ローラーにより感光体82上にトナーを供給し、露光により感光体82上に形成された静電潜像を現像する。
このようにして4つの感光体82上に各色のトナーで形成された画像は、各感光体82から中間転写ベルト84上に順次重ねて転写される。これにより、中間転写ベルト84上にカラー画像が形成される。中間転写ベルト84は、複数のローラーに巻き回された無端ベルトであり、各ローラーの回転に従って回転する。
2次転写ローラー85は、中間転写ベルト84上のカラー画像を、給紙ユニットg2又は給紙トレイg31から給紙された用紙上に転写する。定着装置86は、転写後の用紙を加熱及び加圧して定着処理する。
画像形成部8は、用紙の両面に画像を形成する場合、反転機構87により用紙の表裏を反転させ、もう一方の片面に対して画像を形成する。反転機構87は、通過する用紙の表裏を反転させて2次転写ローラー85による転写位置へと再度用紙を搬送する搬送経路を有している。
読取部9は、図1及び図3に示すように、読取部9よりも搬送方向上流側に設けられた上流搬送経路R1から搬送された用紙上に形成された画像の読み取りを行う。読取部9により画像の読み取りが行われた用紙は、読取部9よりも搬送方向下流側に設けられた下流搬送経路R2から後処理装置g4へと搬送される。読取部9で画像の読み取りが行われる際、搬送経路上に設けられた複数の搬送ローラー(上流側搬送ローラー88a、下流側搬送ローラー88b等)により、用紙が所定の速度で読取位置Lを通過するように用紙搬送が行われる。
読取部9は、所定の読取位置Lで用紙上に形成された画像の読み取りを行う光学式センサーとしてのCCD(Charge Coupled Device)91と、読取位置Lの像をCCD91に導くための光学系92と、読取位置Lを照らすLED(Light Emitting Diode)光源93と、等を備えている。
光学系92は、複数のミラーと、複数のレンズと、を備えて構成されている。
CCD91は、用紙の幅方向(Y方向)における全幅の範囲を読み取り可能なカラーラインセンサーである。
読取部9は、上記の構成を備えることにより、読取位置Lを通過する用紙の全幅に亘って用紙上に形成された画像を順次読み取り可能となっている。
また、読取部9の読取部搬送経路R3の下方には、校正部94が設けられている。
校正部94は、画像の読み取りの際に行うシェーディング補正の補正値を決定するための白基準板を備えている。白基準板は、読取位置Lに設けられ、用紙の非通過時(例えば、用紙と用紙の合間等)に間隔を空けてCCD91による読み取りが行われる。
また、読取部9の読取部搬送経路R3の下面側、即ち、読取部搬送経路R3のCCD91が設けられていない面側には、図3及び図4に示すように、読取位置Lを挟んで搬送方向上流側であって上流側搬送ローラー88aの下流側に2つの上流コロ(上流回転部材)101、101が、搬送方向下流側であって下流側搬送ローラー88bの上流側に1つの下流コロ(下流回転部材)102が、それぞれ設けられている。なお、図4において、説明の都合上、読取部搬送経路R3を構成するガイド板等の記載を省略している。
上流コロ101、101は、それぞれ搬送方向と直交する回転軸101aに挿通され、回転軸101aを中心として回転可能となっている。下流コロ102は、搬送方向と直交する回転軸102aに挿通され、回転軸102aを中心として回転可能となっている。
また、上流コロ101、101と下流コロ102とは、主走査方向(Y方向)の位相が全て異なるように配置されている。本実施形態では、下流コロ102が、上流コロ101、101の間に配置されている。
なお、下流コロ102は、上流コロ101、101の中間の位相に配置されることが最も好ましい。下流コロ102を上流コロ101、101の中間の位相に配置することで、下流コロ102及び上流コロ101、101で形成される三角面のバランスが最も向上し、用紙を安定して保持することができる。
本発明の画像読取装置は、少なくとも読取部9と、複数の上流コロ101、101と、下流コロ102と、を備えて構成される。
また、読取部9の読取部搬送経路R3の上面側には、図3に示すように、上流コロ101、101及び下流コロ102と対向する位置に、押圧部材201、…が設けられている。
押圧部材201、…は、押圧部材保持部203を介して読取部9の下面側に取り付けられ、読取部搬送経路R3上を搬送される用紙を下方に押圧することができるようになっている。
押圧部材保持部203には、図5及び図6に示すように、押圧部材201、…の形状に合わせて溝203a、…が形成され、この溝203a、…に押圧部材201、…が収容されている。具体的には、押圧部材保持部203には、上流コロ101、101と対向する位置に3つの溝203a、…がY方向に直列に設けられ、下流コロ102と対向する位置に3つの溝203a、…がY方向に直列に設けられ、これら計6つの溝203a、…の各々に押圧部材201、…が収容されている。押圧部材201、…の各々は、搬送方向と直交する回転軸201aに挿通され、回転軸201aを中心として回転可能となっている。
溝203a、…のY方向の両端には、押圧部材201、…の回転軸201aと係合する係合溝203bが形成されている。係合溝203bは、溝203a、…とは異なり、押圧部材保持部203の下面まで貫通されない長穴形状に形成され、その下面において回転軸201aを支持している。押圧部材保持部203は、上記の構成を備えることで、押圧部材201、…を所定の高さに保持することができるようになっている。押圧部材201、…は、通常時、自重により最も下方に配置され、押圧部材保持部203の下面よりも下方に突出して、下方に配置された上流コロ101、101及び下流コロ102と接触するようになっている。
また、係合溝203b及び溝203a、…は、いずれも押圧部材201、…のZ方向の高さよりも深く形成され、押圧部材201、…に対しての上方への押圧力により押圧部材201、…を回転軸201aごと上方(図中Z1方向)に移動可能になっている。
即ち、押圧部材201、…は、上流コロ101、101又は下流コロ102との間を用紙が通過する際に、わずかに上方に持ち上げられる。
また、上流搬送経路R1、読取部搬送経路R3及び下流搬送経路R2は、それぞれ異なる搬送角度となるように設けられている。具体的には、上流搬送経路R1は、搬送方向に対して下方に傾斜して設けられ、読取部搬送経路R3に搬送される用紙に対して下方への押圧力を加えることができるようになっている。読取部搬送経路R3は、水平方向に設けられている。下流搬送経路R2は、搬送方向に対して上方に傾斜して設けられ、読取部搬送経路R3から搬送される用紙に対して上方への押圧力を加えることができるようになっている。
転がり部材駆動部300は、読取部9と下流側搬送ローラー88bとの間に配置され、搬送方向と直交する回転軸を中心として回転する転がり部材301と、転がり部材301をX方向に移動させるX方向移動制御モーター(図示省略)と、転がり部材301をZ方向に移動させるZ方向移動制御モーター(図示省略)と、等を備えて構成されている。
制御部1は、転がり部材駆動部300のX方向移動制御モーター及びZ方向移動制御モーターを制御して、転がり部材301をZ方向に上下動させたり、X方向及びZ方向の合成方向、例えば、図3中の左下方や右下方等に移動させたりする。上記のように転がり部材301を移動させることで、用紙のカールを調整して下流側搬送ローラー88bへの突入姿勢を改善することができるので、搬送中の用紙の速度変動を低減して、読み取り画像への悪影響を抑制することができる。
矯正部10は、定着処理された用紙の変形を矯正し、用紙面を平面化する。ここで、用紙は定着処理によって変形しやすく、基準画像の読取時に用紙を平面化する必要がある。従って、矯正部10は、図1に示すように、用紙の搬送方向において定着装置86と読取部9の間に配置されている。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置Gの画像読取装置において、読取部9の読取位置よりも搬送方向上流側であって上流側搬送ローラー88aよりも下流側には、用紙に接して搬送方向と直交する軸回りに回転する複数の上流回転部材(上流コロ101)が設けられ、読取部9の読取位置よりも搬送方向下流側であって下流側搬送ローラー88bよりも上流側には、用紙に接して搬送方向と直交する軸回りに回転する下流回転部材(下流コロ102)が設けられ、上流回転部材及び下流回転部材は、用紙の搬送経路(読取部搬送経路R3)の一方の面側に設けられ、下流回転部材の個数は、上流回転部材の個数以下である。
従って、本実施形態に係る画像読取装置によれば、用紙を一方の面に押し付けているため、読取時の高さ変動を抑制することができるとともに、読取部搬送経路R3の用紙が押し付けられる面側に上流回転部材及び下流回転部材が設けられているので、用紙が上流回転部材及び下流回転部材と接触することで用紙と用紙が押し付けられる面との接触を回避することができることとなって、スクラッチ傷の発生を抑制することができる。また、上流回転部材が複数個、下流側回転部材が上流回転部材の個数以下備えられているので、用紙を3点以上で面保持することができることとなって、安定して読取部9による読取動作を行うことができる。
また、本実施形態に係る画像読取装置において、上流回転部材及び下流回転部材は、用紙の搬送経路の読取部9が設けられていない面側に設けられている。
従って、本実施形態に係る画像読取装置によれば、読取部9が設けられている面に用紙が押し付けられることがないので、読取部9における読取時の振動の発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像読取装置において、下流回転部材の個数を上流回転部材の個数よりも少なくすることで、同一数とした場合に比べて、用紙が下流回転部材に接触する際の突入振動を抑制することができ、読み取り画像への悪影響を更に抑制することができる。
特に、本実施形態に係る画像読取装置において、上流回転部材は、2つ設けられ、下流回転部材は、1つ設けられている。
従って、本実施形態に係る画像読取装置によれば、コロの数を最小限にすることができるので、コストを削減することができる。また、下流コロの数を最小にすることができるので、搬送方向下流側への突入振動を抑制することができ、読み取り画像への悪影響を最小限に抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像読取装置において、上流回転部材及び下流回転部材は、用紙の主走査方向の位相が全て異なる。
従って、本実施形態に係る画像読取装置によれば、用紙を支えるコロの配置バランスが向上するので、用紙を安定して保持することができる。
また、本実施形態に係る画像読取装置において、下流回転部材は、上流回転部材のうち主走査方向の両端に配置された上流回転部材の間に配置される。
従って、本実施形態に係る画像読取装置によれば、用紙を支えるコロの配置バランスがより向上するので、用紙を更に安定して保持することができる。
また、本実施形態に係る画像読取装置には、用紙の搬送経路の読取部9が設けられている面側であって、複数の上流回転部材及び下流回転部材と対向する位置に、搬送方向と直交する軸回りに回転可能な押圧部材201、…が設けられている。
従って、本実施形態に係る画像読取装置によれば、読取部搬送経路R3上を搬送される用紙を下方に押圧することができるので、薄紙やカール紙などの高さが安定しない用紙を搬送する場合でも、用紙の浮きに伴う高さ変動を抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像読取装置において、読取部9よりも搬送方向上流側の搬送経路(上流搬送経路R1)は、読取部9の搬送経路(読取部搬送経路R3)と異なる搬送角度となるように設けられている。
従って、本実施形態に係る画像読取装置によれば、読取部搬送経路R3を搬送される用紙に上流搬送経路R1の傾斜による付勢力が加わるので、用紙の浮きに伴う高さ変動を抑制することができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(変形例1)
例えば、図7に示す例では、実施形態と比べ、上流コロ及び下流コロの個数が異なっている。なお、説明の簡略化のため、実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
具体的には、変形例1では、読取部9の読取部搬送経路R3の下面側に、図7に示すように、読取位置Lを挟んで上流側に4つの上流コロ103、103、103、103が、下流側に3つの下流コロ104、104、104が、それぞれ設けられている。
上流コロ103、103、103、103は、それぞれ回転軸103aに挿通され、回転軸103aを中心として搬送方向に回転可能となっている。下流コロ104、104、104は、それぞれ回転軸104aに挿通され、回転軸104aを中心として搬送方向に回転可能となっている。
また、上流コロ103、103、103、103と下流コロ104、104、104とは、Y方向の位相が全て異なるように配置されている。本実施形態では、上流コロ103、103、103、103と下流コロ104、104、104とが、Y方向において交互に配置されている。
なお、下流コロ104、104、104の各々は、Y方向において隣接する2つの上流コロ103、103、103、103の中間の位相に配置されることが最も好ましい。
変形例1では、4つの上流コロ103、103、103、103及び3つの下流コロ104、104、104を設ける構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。即ち、下流コロの数が少なくとも2つ以上で且つ上流コロの数以下であればいかなる構成であってもよく、例えば、2つの上流コロ及び2つの下流コロを設ける構成であってもよい。
以上のように、変形例1に係る画像形成装置Gの画像読取装置において、下流回転部材(下流コロ104、104、104)は、複数設けられている。
従って、変形例1に係る画像読取装置によれば、コロにより形成される三角面の数を増やすことができるので、カール紙などの平面性が低い用紙を搬送する場合でも、安定して保持することができる。
(その他の変形例)
例えば、上記実施形態では、読取部9の読取部搬送経路R3の上面側に押圧部材201、…を設ける構成を例示しているが、これに限定されるものではない。即ち、押圧部材201、…を設けない構成とすることも可能である。
また、上記実施形態では、上流搬送経路R1を搬送方向に対して下方に傾斜して配置することで、水平方向に配置された読取部搬送経路R3と異なる搬送角度となるようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、上流搬送経路R1を水平方向に配置して、読取部搬送経路R3と同一の搬送角度となるようにしてもよい。
また、上流搬送経路R1を搬送方向に対して上方に傾斜して配置するようにしてもよい。この場合、読取部9や押圧部材201、…を読取部搬送経路R3の下面側に設けるようにし、校正部94や上流コロ101、101及び下流コロ102を読取部搬送経路R3の上面側に設けるようにするとよい。
また、上記実施形態では、上流コロ101、101と下流コロ102とのY方向の位相を全て異なるように配置しているが、これに限定されるものではない。即ち、上流コロ101、101と下流コロ102とのY方向の位相が同一となるように配置することも可能である。
また、上記実施形態では、下流コロ102を上流コロ101、101の間、即ち、上流コロ101、101よりも内側に配置するようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、下流コロ102を上流コロ101、101の外側に配置するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、上流コロ101、101と対向する位置に3つの押圧部材201、…をY方向に直列に設けるようにするとともに、下流コロ102と対向する位置に3つの押圧部材201、…をY方向に直列に設けるようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、3つの押圧部材201、…の代わりに、1つの長い押圧部材を設けるようにしてもよい。また、各コロ(上流コロ101、101及び下流コロ102)と対向する位置に、各コロの形状と一致する形状の押圧部材をそれぞれ設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、読取部9に対して、上流コロ101、101及び下流コロ102を配置するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、自動原稿搬送部61に設けられた読取部としてのスキャナー部6に対して、上流コロ及び下流コロを配置するようにしてもよい。この場合、スキャナー部6は、搬送経路の下面側に設けられているので、上流コロ及び下流コロをスキャナー部6と対向する搬送経路の上面側に設けるようにするとよい。
その他、画像読取装置及び画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
G 画像形成装置
1 制御部
2 記憶部
61 自動原稿搬送部
6 スキャナー部(読取部)
8 画像形成部
86 定着装置
88a 上流側搬送ローラー
88b 下流側搬送ローラー
9 読取部
10 矯正部
101 上流コロ(上流回転部材)
102 下流コロ(下流回転部材)
201 押圧部材
203 押圧部材保持部
R1 上流搬送経路
R2 下流搬送経路
R3 読取部搬送経路

Claims (10)

  1. 搬送される用紙を一方の面側に押し付けて用紙上に形成された画像を読み取る読取部を備える画像読取装置において、
    前記読取部の読取位置よりも搬送方向上流側であって上流側搬送ローラーよりも下流側には、用紙に接して前記搬送方向と直交する軸回りに回転する複数の上流回転部材が設けられ、
    前記読取部の読取位置よりも搬送方向下流側であって下流側搬送ローラーよりも上流側には、用紙に接して前記搬送方向と直交する軸回りに回転する下流回転部材が設けられ、
    前記上流回転部材及び前記下流回転部材は、前記用紙の搬送経路の前記一方の面側に設けられ、
    前記下流回転部材の個数は、前記上流回転部材の個数以下であることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記上流回転部材及び前記下流回転部材は、前記用紙の搬送経路の前記読取部が設けられていない面側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記下流回転部材の個数は、前記上流回転部材の個数よりも少ないことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記上流回転部材は、2つ設けられ、
    前記下流回転部材は、1つ設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 前記下流回転部材は、複数設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記上流回転部材及び前記下流回転部材は、前記用紙の主走査方向の位相が全て異なることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記下流回転部材は、前記上流回転部材のうち前記主走査方向の両端に配置された上流回転部材の間に配置されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 前記用紙の搬送経路の前記読取部が設けられている面側であって、前記複数の上流回転部材及び前記下流回転部材と対向する位置に、前記搬送方向と直交する軸回りに回転可能な押圧部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  9. 前記読取部よりも搬送方向上流側の搬送経路は、前記読取部の搬送経路と異なる搬送角度となるように設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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