JP2015211223A - 半導体素子及び磁気記憶素子の製造方法 - Google Patents

半導体素子及び磁気記憶素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】導電層をパターニングする時、発生する蝕刻副産物の再蒸着現象を削減できる半導体素子の製造方法を提供する。
【解決手段】基板の上に導電ピラーを形成し、前記導電ピラー間に順に犠牲層及びモールディング構造体を形成し、前記モールディング構造体の上に前記導電ピラーと連結される導電層を形成し、前記犠牲層を除去してエアーギャップを形成し、前記モールディング構造体を除去して延長されたエアーギャップを形成し、前記導電層をパターニングして前記延長されたエアーギャップを露出する。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体素子及び磁気記憶素子に係り、より詳細には、複数の導電層をパターニングする工程を含む半導体素子及び磁気記憶素子の製造方法に関する。
電子機器の高速化、低消費電力化の要請に伴い、これに内装される半導体記憶素子もやはり速い読出し/書込み動作、及び/又は、低い動作電圧が要求されている。このような要求を充足させる一つの方案としては磁気記憶素子が提案された。磁気記憶素子は高速に動作でき、また不揮発性特性を有するので、次世代の記憶素子として注目を浴びている。
このような趨勢に合わせて、FRAM(登録商標)(Ferroelectric Random Access Memory)、MRAM(Magnetic Random Access Memory)及びPRAM(Phase−change Random Access Memory)等の次世代半導体メモリ素子が開発されている。このような次世代半導体メモリ素子を構成する物質は電流又は電圧によって、その抵抗値が変わり、電流又は電圧供給が中断されても抵抗値をそのまま維持する特性を有する。
半導体装置の高集積化に伴い、このような抵抗メモリ素子に対しても高集積化が要求されている。
米国特許第7,932,513号公報 米国特許第7,045,368号公報 米国特許第6,822,278号公報 米国特許第6,391,658号公報
本発明の実施形態が達成しようとする一技術的課題は、導電層をパターニングする時、発生する蝕刻副産物の再蒸着現象を削減できる製造方法を提供することにある。本発明の実施形態が達成しようとする他の技術的課題は、蝕刻副産物の再蒸着による導電層間の短絡を防止できる製造方法を提供することにある。
上述した技術的課題を解決するための半導体素子の製造方法は、基板の上に導電ピラーを形成する段階と、前記導電ピラー間に順に犠牲層及びモールディング構造体を形成する段階と、前記モールディング構造体の上に前記導電ピラーと連結される導電層を形成する段階と、前記犠牲層を除去してエアーギャップを形成する段階と、前記モールディング構造体を除去して延長されたエアーギャップを形成する段階と、前記導電層をパターニングして前記延長されたエアーギャップを露出させる段階と、を含む。
前記基板は、セルアレイ領域及び周辺回路領域を含み、前記モールディング構造体は、前記セルアレイ領域と前記周辺回路領域との間に位置する経路を通じて除去され得る。
前記セルアレイ領域は、前記周辺回路領域と接する第1乃至第4エッジを含み、前記経路は、前記第1乃至第4エッジの中で少なくとも1つを横切り得る。
前記モールディング構造体は、前記導電層を形成した後に除去されることができる。
前記モールディング構造体を除去する段階は、前記セルアレイ領域を覆い、前記周辺回路領域を露出するマスクパターンを形成する段階と、前記マスクパターンを蝕刻マスクとして前記モールディング構造体の側壁を露出するパターニング工程を遂行する段階と、を含み得る。
前記犠牲層を除去する段階は、前記導電層を形成した後に遂行され、前記パターニング工程は、前記犠牲層を露出するように遂行され、前記モールディング構造体を蝕刻する段階は、前記犠牲層を除去した後に遂行されることができる。
前記パターニング工程は、前記導電層の側壁を露出するように遂行され、前記犠牲層を除去した後、前記パターニング工程によって露出された前記導電層の前記側壁の上に前記エアーギャップを密封するスペーサ絶縁膜を形成する段階をさらに含み得る。
前記パターニング工程は、前記導電層の側壁を露出するように遂行され、前記犠牲層を除去する前に、熱酸化工程を遂行して前記導電層の前記露出された側壁の上にキャッピング酸化膜を形成する段階をさらに含み得る。
前記犠牲層は、前記導電層を形成する前に除去され、前記モールディング構造体は、前記犠牲層を除去した後に除去され、前記パターニング工程によって前記エアーギャップが露出され得る。
前記モールディング構造体を形成する段階は、前記導電ピラーの上部側壁の上に第1モールディングパターンを形成する段階を含み、前記犠牲層は、前記第1モールディングパターン間の領域を通じて除去され得る。
前記第1モールディングパターンは、スペーサ工程によって形成され、平面視観点で前記導電ピラーの上部側壁を囲むリング形状を有し得る。
前記第1モールディングパターンは、前記犠牲層を露出する貫通ホールを有するように形成され得る。
前記導電層は、下部電極層及び前記下部電極層上の磁気トンネル接合層を含み、前記下部電極層は、前記モールディング構造体を除去する前に形成され、前記磁気トンネル接合層は、前記モールディング構造体を除去した後に形成され得る。
上述した技術的課題を解決するための磁気記憶素子の製造方法は、セルアレイ領域及び周辺回路領域を含む基板を準備する段階と、前記セルアレイ領域の上に導電ピラーを形成する段階と、前記導電ピラー間に犠牲層及びモールディング構造体を順に形成する段階と、前記モールディング構造体の上に導電層を形成する段階と、前記犠牲層を除去して前記導電ピラー間にエアーギャップを形成する段階と、前記セルアレイ領域を覆い、前記周辺回路領域を露出するマスクパターンを利用する第1パターニング工程を遂行して前記モールディング構造体を露出する段階と、前記セルアレイ領域と前記周辺回路領域との境界を通じて前記露出されたモールディング構造体を除去して延長されたエアーギャップを形成する段階と、前記導電層に第2パターニング工程を遂行して前記延長されたエアーギャップを露出させる段階と、含む。
前記第1パターニング工程によって前記犠牲層が露出され、前記犠牲層は、前記第1パターニング工程の後に前記セルアレイ領域と前記周辺回路領域との間の経路を通じて除去され得る。
前記導電層の側壁は、前記第1パターニング工程によって露出され、熱酸化工程を遂行して前記導電層の露出された側壁の上にキャッピング酸化膜を形成する段階をさらに含み得る。
前記導電層の側壁は、前記第1パターニング工程によって露出され、前記モールディング構造体を除去する前に、前記エアーギャップを密封するスペーサ絶縁膜を形成する段階をさらに含み得る。
前記犠牲層は、前記導電層を形成する前に除去され、前記モールディング構造体は、前記犠牲層を除去した後に除去され、前記第1パターニング工程によって前記エアーギャップが露出され得る。
前記モールディング構造体を形成する段階は、前記導電ピラーの上部側壁の上に第1モールディングパターンを形成する段階を含み、前記犠牲層は、前記第1モールディングパターン間の領域を通じて除去され得る。
前記第1モールディングパターンは、スペーサ工程によって形成され、平面視観点で前記導電ピラーの上部側壁を囲むリング形状を有し得る。
前記犠牲層を除去した後、前記第1モールディングパターン間の領域を満たす第2モールディングパターンを形成する段階をさらに含み得る。
前記第1モールディングパターンを形成する段階は、前記第1モールディングパターンを貫通して前記犠牲層を露出する貫通ホールを形成する段階を含み得る。
前記導電層は、下部電極層及び前記下部電極層の上の磁気トンネル接合層を含み、前記下部電極層は、前記モールディング構造体を除去する前に形成され、前記磁気トンネル接合層は、前記モールディング構造体を除去した後に形成され得る。
前記犠牲層を形成する前に、前記導電ピラーの側壁を覆うキャッピング絶縁層を形成する段階をさらに含み得る。
前記モールディング構造体は前記犠牲層と蝕刻選択性を有する物質で形成され得る。
上述した技術的課題を解決するための磁気記憶素子は、基板と連結されるコンタクトと、前記コンタクトの上の導電ピラーと、前記導電ピラーの上の磁気トンネル接合構造体と、前記導電ピラーの間に提供され、前記導電ピラーの側壁に沿って延長されるキャッピング絶縁層と、前記磁気トンネル接合構造体の側壁から前記キャッピング絶縁層に沿って延長される保護絶縁層と、前記キャッピング絶縁層と前記保護絶縁層との間に提供される導電性蝕刻残留物層と、を含む。
前記基板は、セルアレイ領域及び周辺回路領域を含み、前記セルアレイ領域と前記周辺回路領域との間の境界に提供され、その下面が前記導電ピラーの下面より高く、その上面が前記導電ピラーの上面より低い残留スペーサ絶縁膜をさらに含み得る。
前記残留スペーサ絶縁膜は、シリコン窒化物を含み得る。
前記残留スペーサ絶縁膜は、前記セルアレイ領域と前記周辺回路領域との境界に沿って延長され得る。
前記導電ピラーと前記磁気トンネル接合構造体との間の下部電極パターンをさらに含み、前記キャッピング絶縁層は、前記下部電極パターンの下面と接し得る。
前記コンタクトと前記導電ピラーとの間に提供される導電パッドをさらに含み得る。
本発明の実施形態によれば、導電層のパターニングの前に予め延長されたエアーギャップを形成することによって、蝕刻副産物の再蒸着を削減できる。その結果、蝕刻副産物の再蒸着による短絡現象を緩和できる。また、犠牲層のみならず、モールディング構造体もパターニング工程の前に除去されてより容易にパターニング工程の時に延長されたエアーギャップを露出できるので、蝕刻部産物の再蒸着を緩和できる。さらに、パターニング工程の後、再蒸着された蝕刻副産物を除去するための追加的な蝕刻工程が要求されないので、パターニング工程の間に蝕刻マスクとして利用されるマスクパターンの消耗量を最小化できる。
本発明の一実施形態による半導体素子の製造方法を概略的に説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体素子の製造方法を概略的に説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体素子の製造方法を概略的に説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の平面図である。 図4のセルアレイ領域及び周辺回路領域の拡大図である。 図5のA−A’に沿う断面図であって、本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。 図5のA−A’に沿う断面図であって、本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。 図5のA−A’に沿う断面図であって、本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。 図5のA−A’に沿う断面図であって、本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。 図5のA−A’に沿う断面図であって、本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。 図5のA−A’に沿う断面図であって、本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。 図5のA−A’に沿う断面図であって、本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。 図5のA−A’に沿う断面図であって、本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。 図5のA−A’に沿う断面図であって、本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明の更にその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明の更にその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明の更にその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明の更にその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明の更にその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。 本発明の一実施形態による磁気トンネル接合構造体を説明するための概念図である。 本発明の他の実施形態による磁気トンネル接合構造体を説明するための概念図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子を含むメモリカードの一例を簡略に示したブロック図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子を含む電子システムの一例を簡略に示したブロック図である。
以上の本発明の目的、他の目的、特徴及び長所は添付された図面に関連された以下の望ましい実施形態を通じて容易に理解できる。しかし、本発明はここで説明される実施形態に限定されず、他の形態に具体化されることもあり得る。むしろ、ここで紹介される実施形態は、開示された内容が徹底的、且つ完全になるように、そして当業者に本発明の思想が十分に伝達されるようにするために提供される。
本明細書で、ある膜(又は層)が他の膜(又は層)又は基板上に在ると言及される場合に、それは他の膜(又は層)又は基板上に直接形成されるか、又はこれらの間に第3の膜(又は層)が介在する場合がある。また、図面において、構成の大きさ及び厚さ等は明確性のために誇張される場合がある。また、本明細書の多様な実施形態で第1、第2、第3等の用語が多様な領域、膜(又は層)等を記述するために使用されるが、これらの領域、膜はこのような用語によって限定されず、これらの用語は単に、何れかの所定領域又は膜(又は層)を他の領域又は膜(又は層)と区別するために使用される。従って、何れかの一実施形態において第1膜質として言及された膜質が他の実施形態では第2膜質として言及されることもあり得る。ここに説明され、例示される各実施形態はそれの相補的な実施形態も含む。本明細書で‘及び/又は’という表現は前後に羅列された構成要素の中で少なくとも1つを含む意味として使用される。明細書の全体に亘って同一の参照番号で表示された部分は同一の構成要素を示す。
図1乃至図3は本発明の一実施形態による半導体素子の製造方法を概略的に説明するための断面図である。
図1を参照すると、基板10上に導電層20が提供される。基板10はトランジスタ又はダイオード等の選択素子を含む基板である。導電層20と基板10との間に導電ピラーSPRが提供され、導電ピラーSPRの側壁、基板10の上面及び導電層20の下面によって定義されるエアーギャップAG、即ち、空いた空間が提供される。導電ピラーSPRは基板10上に2次元的に配置され得る。導電層20は下部導電層L1、上部導電層L2、及び下部導電層L1と上部導電層L2との間の絶縁層ILを含む。
導電層20の上にマスクパターン40が提供され、マスクパターン40を蝕刻マスクとして導電層20のパターニング工程が遂行される。一例として、パターニング工程はスパッタリング(sputtering)工程(即ち、スパッタリング蝕刻工程)を含む。
図2はパターニング工程の中で導電層20の一部が蝕刻されたことを示す図面である。図3はパターニング工程が完了されて導電層20が互いに離隔された導電パターン21に分離されたことを示す図面である。
図2及び図3を参照すると、導電層20がパターニングされて互いに離隔された導電パターン21に分離される。導電パターン21の各々は下部導電パターンP1、絶縁パターンILP、及び上部導電パターンP2を含む。下部導電パターンP1と上部導電パターンP2とは絶縁パターンILPを介して互いに絶縁される。
パターニング工程が進行されることによって導電層20内にリセス領域RSが形成される。リセス領域RSの下部にはスパッタリング工程の副産物である蝕刻残留物30が形成される。蝕刻残留物30内の導電性要素は、スパッタリングが続いて進行するとリスパッタリングされてリセス領域RSの側壁、即ち、蝕刻された導電層20の側壁に付着する。
図3に示したように、スパッタリング工程が続いて進行して導電層20の下面が貫通され、リセス領域RSがエアーギャップAGと連結される。即ち、スパッタリング工程が続いて進行して導電層20が導電パターン21から完全に分離される。この場合、リセス領域RSの側壁及び下部上の蝕刻残留物30がエアーギャップAGの底、即ち、基板10の上面に、離れて蝕刻残留物層ERが形成される。
リスパッタリングされて導電パターン21の側壁に付着した導電性要素の量はリセス領域RSの下面の高さに依存する。即ち、パターニング工程の初期にはリセス領域RSの下面が導電パターン21内に形成されるので、リスパッタリングされた導電性要素の中で相当数が導電パターン21の側壁に付着する。このような再付着された導電性要素は金属物質を含み、シリコンや絶縁膜等に比べて飽和蒸気圧が低い。
従って、仮に導電層20の下にエアーギャップAGが無い場合、このように再付着した導電性要素を除去し、リセス領域RSの下面を低くするために導電層20の下面が貫通されて導電パターン21が形成された後にもスパッタリング工程が追加的に相当な時間の間に続いて進行される必要がある。更に、仮に導電層20の下にエアーギャップAGが無い場合、このような追加的なスパッタリング工程によってもリセス領域RSの下面を低くすることは限界がある。また、このような追加的なスパッタリング工程は、追加的な工程時間を要するだけでなく、その下の構造に影響を与え、その形状を変形してしまう。加えて、このような追加的なスパッタリング工程によってマスクパターン40の消耗量が増加する。
本発明の実施形態によれば、導電層20の下に予めエアーギャップAGを形成して追加的なスパッタリング工程無しでリセス領域RSの下面を低くすることができる。即ち、導電層20の下面が貫通され、リセス領域RSがエアーギャップAGと連結される場合、蝕刻残留物層ERはエアーギャップAGの底、即ち、基板10の上面に落ちるようになる。それによって、リスパッタリングされて導電パターン21の側壁に付着される導電性要素の量を削減できるので、下部導電パターンP1と上部導電パターンP2との間の短絡(short)を防止できる。また、リスパッタリングによる導電パターン21の幅の増加を抑制できるので、隣接する導電パターン21の間の短絡を防止できる。加えて、追加的なスパッタリング工程を要しないので、マスクパターン40の消耗量を最小化できる。
図4は本発明の一実施形態による磁気記憶素子の平面図である。図5は図4のセルアレイ領域及び周辺回路領域の拡大図である。図6乃至図14は図5のA−A’に沿う断面図であって、本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。
図4乃至図6を参照すると、セルアレイ領域CAR及び周辺回路領域PCRを含む基板100が提供される。セルアレイ領域CARはメモリセルが提供される領域であり、周辺回路領域PCRはメモリセルを動作させるためのトランジスタが提供される領域である。以下、1つのセルアレイ領域CARとこれに隣接する1つの周辺回路領域PCRとを参照して説明するが、これに限定されない。以下、説明を簡単にするために本発明の半導体素子を磁気記憶素子として説明するが、これに限定されない。
基板100のセルアレイ領域CARに選択素子が形成される。一例として、選択素子はトランジスタである。トランジスタは基板100上の複数のワードラインWL及び複数のワードラインWLの間のソース/ドレーン領域101を含む。ワードラインWLは第1方向(以下、x方向)に沿って配置され、第1方向と交差する第2方向(以下、y方向)に延長される。ワードラインWLはゲート電極及びゲート誘電膜を含む。一例として、ゲート電極はドーピングされた半導体及び/又は金属物質を含む。一例として、ゲート誘電膜は熱酸化膜である。ゲート電極の側壁にスペーサが提供される。スペーサは酸化膜、酸化窒化膜、及び窒化膜の中で少なくとも1つを含む。ワードラインWLは基板100上面上に配置されたものとして図示されたが、これとは異なり基板100の上部に埋め込まれて配置されてもよい。
基板100の周辺回路領域PCRに周辺ゲートラインPGが提供される。周辺ゲートラインPGは周辺回路領域PCRに提供される周辺回路トランジスタのゲート電極である。周辺ゲートラインPGはワードラインWLと同時に形成できるが、これに限定されない。
ワードラインWL及び周辺ゲートラインPGを覆う第1層間絶縁膜111が形成され、第1層間絶縁膜111を貫通して前記ソース/ドレーン領域101に接続されるコンタクト121が形成される。一例として、第1層間絶縁膜111はシリコン酸化膜であり、化学気相蒸着(Chemical Vapor Deposition)で形成される。コンタクト121はソース/ドレーン領域101と以下に説明される磁気トンネル接合とを連結するための構造である。図示しないが、コンタクト121が提供されないソース/ドレーン領域101の一部はソースコンタクトと連結される。コンタクト121は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む。
コンタクト121と連結される導電パッド125が提供される。導電パッド125はコンタクト121の上に導電層を形成した後、これを貫通する埋め込み絶縁層126を形成して形成される。埋め込み絶縁層126が形成された後、平坦化工程が遂行されて導電パッド125の上面が露出される。これとは異なり、コンタクト121上にリセス領域を含む絶縁層を形成した後、リセス領域を満たすように導電パッド125を形成してもよい。導電パッド125は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む。埋め込み絶縁層126はシリコン酸化物、シリコン窒化物、及びシリコン酸化窒化物の中で少なくとも1つを含む。コンタクト121及び導電パッド125はセルアレイ領域CARに限定されて提供されるものとして図示したが、これとは異なり周辺回路領域PCR上に提供されてもよい。
図4、図5、及び図7を参照すると、導電パッド125の上に導電ピラーSPRが形成される。一例として、導電ピラーSPRはコンタクト121の上に導電層を形成した後、これをパターニングして形成される。他の実施形態では、導電ピラーSPRはコンタクト121の上にリセス領域を含む絶縁層を形成した後、リセス領域を導電物質で満たして形成してもよい。導電ピラーSPRは金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む物質で形成される。一例として、導電ピラーSPRはチタニウム窒化物及び/又はタングステンを含む。導電ピラーSPRは基板100上に2次元的に配置されてもよい。即ち、導電ピラーSPRは基板100の上にx方向及びy方向に沿ってアレイ状に配置される。導電ピラーSPRはセルアレイ領域CARに限定されて提供される。
基板100と垂直になる方向に沿って、導電ピラーSPRの長さはコンタクト121の長さより小さい。一例として、導電ピラーSPRの長さは約400Å乃至約1200Åである。導電ピラーSPRの長さに従って以下で説明するエアーギャップ及び延長されたエアーギャップの高さが決定される。導電ピラーSPR間の距離は同一である場合を示したが、これに限定されない。
導電ピラーSPRが形成された結果物の上に、キャッピング絶縁層113が形成される。キャッピング絶縁層113は導電ピラーSPRの側壁及び上面と、埋め込み絶縁層126の上面に沿って実質的にコンフォーマルに形成される。一例として、キャッピング絶縁層113はシリコン窒化物又はシリコン酸化窒化物を含む。キャッピング絶縁層113はプラズマ強化CVD(Plasma Enhanced CVD)又は物理気相蒸着(Physical Vapor Deposition、PVD)で形成される。
図4、図5、及び図8を参照すると、導電ピラーSPR間に犠牲層131が形成される。犠牲層131はSOH(Silicon Organic Hybrid)を含む。他の実施形態で、犠牲層131は以下で説明されるモールディング構造体と蝕刻選択性を有する物質を含む。犠牲層131はCVD工程によって形成される。
犠牲層131はその上面が導電ピラーSPRの上面より低く形成される。一例として、犠牲層131の形成工程はその上面が導電ピラーSPRの上面より低くなるまでリセスする工程を含む。犠牲層131はセルアレイ領域CAR上に限定して提供される。一例として、犠牲層131は基板100の全面に形成された後、蝕刻工程を通じて周辺回路領域PCRで除去されてもよい。
犠牲層131が形成された結果物の上に、モールディング構造体SCが形成される。一例として、モールディング構造体SCは犠牲層131と蝕刻選択性を有する物質を含む。一例として、犠牲層131がシリコン酸化物を含む場合、モールディング構造体SCはシリコン窒化物を含む。又は、犠牲層131はポリシリコンを含み、モールディング構造体SCはシリコン酸化物又はシリコン窒化物を含む。
モールディング構造体SCはキャッピング絶縁層113が形成された導電ピラーSPRの上部側壁の上に形成される。一例として、犠牲層131が形成された結果物の上に、絶縁層を形成した後、導電ピラーSPRの上面が露出される時まで平坦化工程が遂行される。平坦化工程の時、キャッピング絶縁膜113の上部が共に除去されて導電ピラーSPRが露出される。周辺回路領域PCRで、モールディング構造体SCは犠牲層131の側壁及びキャッピング絶縁膜113の上面と接する。犠牲層131及びモールディング構造体SCはCVD又はPVD工程によって形成される。
図4、図5、及び図9を参照すると、モールディング構造体SCが形成された結果物の上に、下部電極層140、磁気トンネル接合層MTL、及び上部電極層145が順に形成される。下部及び上部電極層140、145は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む物質で形成される。一例として、下部電極層140、磁気トンネル接合層MTL、及び上部電極層145はPVD工程によって形成される。
磁気トンネル接合層MTLは第1磁性層151、トンネル絶縁層152、及び第2磁性層153を含む。磁気トンネル接合層MTLに対しては以下、図32及び図33を参照してより詳細に説明される。
上部電極層145の上に導電性マスク層ML及び絶縁マスクパターン181が形成される。導電性マスク層MLは絶縁マスクパターン181を蝕刻マスクとしてパターニング工程を遂行して形成される。導電性マスク層MLはタングステン及び/又はチタニウム窒化物を含む。絶縁マスクパターン181はシリコン酸化物、シリコン窒化物、及びシリコン酸化窒化物の中で少なくとも1つを含む。導電性マスク層MLはセルアレイ領域CARを覆い、周辺回路領域PCRを露出する。
導電性マスク層MLを蝕刻マスクとして周辺回路領域PCRに積層された層の中で少なくとも一部を除去する。一例として、上部電極層145、磁気トンネル接合層MTL、及び下部電極層140が順に蝕刻されて周辺回路領域PCRから除去される。蝕刻工程で、周辺回路領域PCRのモールディング構造体SCの上部が除去されてセルアレイ領域CARのモールディング構造体SCから分離されたキャッピング層間絶縁膜171が形成され、犠牲層131が露出される。このようなパターニング工程によって周辺回路領域PCRに形成された意図しなかった導電性粒子が共に除去されることもあり得る。
蝕刻工程によって露出された磁気トンネル接合層MTLの側壁の上に熱酸化工程が遂行される。酸化工程の結果、磁気トンネル接合層MTLの露出された側壁の上にキャッピング酸化膜173が形成される。キャッピング酸化膜173は以後の工程から磁気トンネル接合層MTLを保護できる。キャッピング酸化膜173の形成工程は省略され得る。
図4、図5、及び図10を参照すると、絶縁マスクパターン181を除去した後、露出された犠牲層131を選択的に除去してエアーギャップAGを形成する。即ち、犠牲層131は下部電極層140及び磁気トンネル接合層MTLが形成された後にセルアレイ領域CARと周辺回路領域PCRとの上の境界の露出した側面131aを通じて除去される。エアーギャップAGはキャッピング絶縁層113及びモールディング構造体SCによって定義される実質的に空いた空間である。犠牲層131がSOHを含む場合、犠牲層131の除去はアッシング(ashing)工程及び/又は紫外線照射工程を含む。犠牲層131がモールディング構造体SCと蝕刻選択性を有する場合、犠牲層131の除去は選択的蝕刻工程を含む。即ち、モールディング構造体SCは犠牲層131と共に除去されなく残留する。
犠牲層131の除去の後、磁気トンネル接合層MTLの側壁の上にエアーギャップAGを密封(seal)するスペーサ絶縁膜183が形成される。スペーサ絶縁膜183はモールディング構造体SCの側壁及びキャッピング層間絶縁膜171の上面と接する。スペーサ絶縁膜183はモールディング構造体SCと蝕刻選択性を有する物質を含む。一例として、モールディング構造体SCがシリコン酸化物を含む場合、スペーサ絶縁膜183はシリコン窒化物を含む。スペーサ絶縁膜183は犠牲層131が除去された結果物の上に絶縁層を形成した後、乾式蝕刻工程を遂行して形成される。
図4、図5、及び図11を参照すると、キャッピング層間絶縁膜171とモールディング構造体SCとが除去されて延長されたエアーギャップEAGが形成される。即ち、モールディング構造体SCは犠牲層131を除去した後に除去される。キャッピング層間絶縁膜171及びモールディング構造体SCの除去は選択的蝕刻工程を含む。一例として、選択的蝕刻工程によってキャッピング層間絶縁膜171が除去され、キャッピング層間絶縁膜171が除去されて露出されたエアーギャップAGにエッチャント(etchant)が注入されてモールディング構造体SCが除去される。その結果、下部電極層140の下面が露出される。
モールディング構造体SCはセルアレイ領域CARと周辺回路領域PCRとの間の境界を通じて除去される。一例として、モールディング構造体SCは図4のセルアレイ領域CARの各々が周辺回路領域PCRと接するエッジの中で少なくとも1つを通じて排出される。一例として、各セルアレイ領域CARは周辺回路領域PCRと接する第1乃至第4エッジを含み、モールディング構造体SCは第1乃至第4エッジの中で少なくとも1つを通じて除去される。
図4、図5、及び図12を参照すると、延長されたエアーギャップEAGを密封する第2層間絶縁膜174が形成される。第2層間絶縁膜174は延長されたエアーギャップEAGを満たさず、スペーサ絶縁膜183とキャッピング絶縁層113とで囲まれた領域を満たす。第2層間絶縁膜174は原子層蒸着工程(Atomic Layer Deposition、ALD)によって形成される。他の実施形態において、第2層間絶縁膜174は段差塗布性(step coverage)が低い絶縁層で形成される。一例として、第2層間絶縁膜174はプラズマ強化CVD(Plasma Enhanced CVD)又は物理気相蒸着(Physical Vapor Deposition:PVD)によって形成される。第2層間絶縁膜174の形成工程は導電性マスク層MLを露出するように平坦化する工程を含む。
図4、図5、及び図13を参照すると、磁気トンネル接合層MTLに対するパターニング工程が遂行されて磁気トンネル接合構造体MTJが形成される。磁気トンネル接合構造体MTJは第1磁性パターン154、トンネル絶縁パターン155、及び第2磁性パターン156を含む。磁気トンネル接合構造体MTJの形成工程は、導電性マスク層MLの上に絶縁マスクパターンを形成する段階と、パターニング工程を遂行して導電性マスクパターンMSを形成する段階と、導電性マスクパターンMSを蝕刻マスクとして磁気トンネル接合層MTLをパターニングする段階とを含む。磁気トンネル接合層MTLをパターニングする段階では、下部電極層140及び上部電極層145が共に蝕刻されて下部電極パターン141及び上部電極パターン146が形成される。
平面的な観点で、導電性マスクパターンMSは導電ピラーSPRと実質的に整列されるように形成される。導電性マスクパターンMSの形成工程及び磁気トンネル接合構造体MTJの形成工程はスパッタリング工程を含む。パターニング工程の途中において、図1乃至図3を参照して説明したように、延長されたエアーギャップEAGが露出され、延長されたエアーギャップEAGの下部にスパッタリング工程の副産物である導電性の蝕刻残留物層ERが形成される。
パターニング工程の時、周辺回路領域PCR上の第2層間絶縁膜174の上部が蝕刻されて残留層間絶縁膜175が形成され、スペーサ絶縁膜183の上部が蝕刻されて残留スペーサ絶縁膜184が形成される。
図4、図5、及び図14を参照すると、磁気トンネル接合構造体MTJが形成された結果物の上に保護絶縁層114及び第3層間絶縁膜116が順に形成される。一例として、保護絶縁層114はシリコン窒化物、シリコン酸化窒化物、又はアルミニウム酸化物を含む。第3層間絶縁膜116はシリコン酸化物で形成される。保護絶縁層114及び第3層間絶縁膜116はCVD工程で形成される。
平坦化工程を遂行して導電性マスクパターンMSの上面が露出される。その平坦化工程の時、保護絶縁層114及び第3層間絶縁膜116の一部が除去されることもある。露出された導電性マスクパターンMSの上にビットラインBLが形成される。ビットラインBLはy方向に相互離隔され、x方向に延長される。一例として、ビットラインBLは金属又は導電性金属窒化物で形成される。
本発明の一実施形態によれば、磁気トンネル接合構造体の形成のためのパターニング工程の前に予め延長されたエアーギャップを形成することによって、蝕刻部産物の再蒸着を減小できる。その結果、蝕刻副産物の再蒸着による短絡現象を緩和できる。
また、犠牲層のみならず、モールディング構造体もパターニング工程の前に除去されてより容易にパターニング工程の時に延長されたエアーギャップを露出できるので、蝕刻部産物の再蒸着を緩和できる。
加えて、パターニング工程の後、再蒸着された蝕刻副産物を除去するための追加的な蝕刻工程を要しないので、導電性マスクパターンMSの消耗量を最小化できる。これによって、磁気トンネル接合パターンMTJとビットラインBLとが導電性マスクパターンMSを通じて容易に連結される。
図4、図5、及び図14を再び参照して、本発明の一実施形態による磁気記憶素子を説明する。
セルアレイ領域CAR及び周辺回路領域PCRを含む基板100が提供される。セルアレイ領域CARの基板100の上に選択素子が提供される。一例として、選択素子はトランジスタである。トランジスタは基板100の上の複数のワードラインWL及複数のびワードラインWL間のソース/ドレーン領域101を含む。ワードラインWLはx方向に沿って配置され、第1方向と交差するy方向に沿って延長される。周辺回路領域PCRの基板100の上に周辺ゲートラインPGが提供される。
ワードラインWL及び周辺ゲートラインPGを覆う第1層間絶縁膜111を貫通してソース/ドレーン領域101に接続されるコンタクト121が提供される。一例として、第1層間絶縁膜111はシリコン酸化膜である。コンタクト121は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む。
コンタクト121と連結される導電パッド125が提供される。コンタクト121は埋め込み絶縁層126によって相互分離される。導電パッド125は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む。埋め込み絶縁層126はシリコン酸化物、シリコン窒化物、及びシリコン酸化窒化物の中で少なくとも1つを含む。
導電パッド125の上に導電ピラーSPRが提供される。導電ピラーSPRはセルアレイ領域CARの上に提供される。平面的な観点で、導電ピラーSPRはx方向及びy方向に沿って2次元的に配置されてもよい。導電ピラーSPRは金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む物質で形成される。一例として、導電ピラーSPRはチタニウム窒化物及び/又はタングステンを含む。導電ピラーSPRの長さは以下に説明される磁気トンネル接合構造体MTJの厚さより大きく、コンタクト121の長さより小さい。一例として、導電ピラーSPRの長さは約400Å乃至約1200Åである。
導電ピラーSPRの側壁の上にキャッピング絶縁層113が提供される。キャッピング絶縁層113は導電ピラーSPRの側壁から埋め込み絶縁層126の上面の上に延長される。一例として、キャッピング絶縁層113はシリコン窒化物又はシリコン酸化窒化物を含む。
導電ピラーSPRの上に下部電極パターン141、磁気トンネル接合構造体MTJ、及び上部電極パターン146が順に提供される。キャッピング絶縁層113の最上面は下部電極パターン141の下面と接する。下部電極パターン141、磁気トンネル接合構造体MTJ、及び上部電極パターン146の側壁は実質的に共面をなす。磁気トンネル接合構造体MTJに対しては以下、図32及び図33を参照してより詳細に説明される。
磁気トンネル接合構造体MTJの上に順に導電性マスクパターンMS及びビットラインBLが提供される。即ち、磁気トンネル接合構造体MTJは導電性マスクパターンMSを通じてビットラインBLに電気的に連結される。導電性マスクパターンMS及びビットラインBLは金属及び/又は導電性金属窒化物を含む。
周辺回路領域PCRのキャッピング絶縁層113の上に残留層間絶縁膜175が提供される。残留層間絶縁膜175の一端部は周辺回路領域PCRとセルアレイ領域CARとの境界に位置する。残留層間絶縁膜175の上面は下部電極パターン141の下面より低い。残留層間絶縁膜175の一側に残留スペーサ絶縁膜184が提供される。
残留スペーサ絶縁膜184は残留層間絶縁膜175の一側に埋め込まれて提供される。残留スペーサ絶縁膜184の上面は残留層間絶縁膜175の上面と共面をなすが、これに限定されない。残留スペーサ絶縁膜184はセルアレイ領域CARと周辺回路領域PCRとの境界に提供され、その下面が導電ピラーSPRの下面より高く、その上面が導電ピラーSPRの上面より低い。残留スペーサ絶縁膜184はセルアレイ領域CARと周辺回路領域PCRとの境界に沿って延長される。
残留スペーサ絶縁膜184は残留層間絶縁膜175と蝕刻選択性を有する物質を含む。一例として、残留スペーサ絶縁膜184はシリコン窒化物を含む。
導電性マスクパターンMS、上部及び下部電極パターン141、146、磁気トンネル接合構造体MTJ、及び導電ピラーSPRの側壁に沿って保護絶縁層114が提供される。保護絶縁層114の上に磁気トンネル接合構造体MTJ間の領域を満たす第3層間絶縁膜116が提供される。一例として、保護絶縁層114はシリコン窒化物、シリコン酸化窒化物、又はアルミニウム酸化物を含み、第3層間絶縁膜116はシリコン酸化膜を含む。保護絶縁層114及び第3層間絶縁膜116は残留スペーサ絶縁膜184及び残留層間絶縁膜175の上に延長される。
隣接する導電ピラーSPRの間に導電性蝕刻残留物層ERが残存している。導電性蝕刻残留物層ERは保護絶縁層114とキャッピング絶縁層113との間に配置される。導電性蝕刻残留物層ERは下部及び下部から導電ピラーSPRの側壁の上に延長される上部を含むが、これに限定されない。導電性蝕刻残留物層ERは磁気トンネル接合構造体MTJを形成するためのスパッタリングの残留物で構成されるので、磁気トンネル接合構造体MTJの構成成分と同一の導電性要素を含む。
図15乃至図22は本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。説明を簡単にするために重複された構成に関する説明は省略される。
図15を参照すると、図6を参照して説明された結果物の上にパッド絶縁層161、犠牲層131、蝕刻停止膜162、及び上部絶縁層163が順に形成される。一例として、パッド絶縁層161はシリコン窒化物を含む。犠牲層131はSOH、シリコン酸化物、又はシリコン酸化窒化物の中で少なくとも1つを含む。蝕刻停止膜162はシリコン窒化物を含み、上部絶縁層163はシリコン酸化物を含む。
上部絶縁層163、蝕刻停止膜162、犠牲層131、及びパッド絶縁層161を順に貫通するコンタクトホールCTが形成される。コンタクトホールCTは本実施形態ではセルアレイ領域CARに限定されて提供されるが、これに限定されない。コンタクトホールCTは基板100の上に2次元的に配列される。
図16を参照すると、コンタクトホールCTの側壁の上にキャッピング絶縁層113が形成される。キャッピング絶縁層113はコンタクトホールCTが形成された結果物の上に絶縁層を形成した後、乾式蝕刻工程を遂行して形成される。キャッピング絶縁層113は導電パッド125を露出する。キャッピング絶縁層113はパッド絶縁層161と同一の物質を含む。コンタクトホールCTを満たす導電ピラーSPRが形成される。導電ピラーSPRは金属及び/又は導電性金属窒化物を含む。導電ピラーSPRの形成工程は平坦化によって上部絶縁層163を露出する工程を含む。
図17を参照すると、セルアレイ領域CARを覆い、周辺回路領域PCRを露出するマスクパターンを形成した後、周辺回路領域PCRの上の層の一部を除去するパターニング工程が遂行される。その結果、周辺回路領域PCRに形成された犠牲層131、蝕刻停止膜162、及び上部絶縁層163が除去されてリセス領域が形成される。リセス領域を満たすキャッピング層間絶縁膜171が形成される。一例として、キャッピング層間絶縁膜171はシリコン酸化物を含む。キャッピング層間絶縁膜171を形成した後、平坦化工程が遂行されてセルアレイ領域CARの上の上部絶縁層163の上面が露出される。
図18を参照すると、セルアレイ領域CARから上部絶縁層163が除去される。上部絶縁層163を除去する時、犠牲層131は蝕刻停止膜162によって保護される。蝕刻停止膜162は上部絶縁層163と共に除去されるか、或いは別個の蝕刻工程によって除去される。
キャッピング絶縁層113が形成された導電ピラーSPRの上部側壁の上に第1モールディングパターン136が形成される。一例として、上部絶縁層163及び蝕刻停止膜162が除去された結果物の上に、絶縁層が形成され、乾式蝕刻工程を遂行してスペーサ形状を有する第1モールディングパターン136が形成される。平面視観点で、第1モールディングパターン136は導電ピラーSPRの各々の外周面に沿って延長されるリング(ring)形状である。第1モールディングパターン136は犠牲層131の一部を露出する。
第1モールディングパターン136は犠牲層131と蝕刻選択性を有する物質を含む。一例として、犠牲層131がシリコン酸化物を含む場合、第1モールディングパターン136はシリコン窒化物を含む。又は、犠牲層131はポリシリコンを含み、第1モールディングパターン136はシリコン酸化物又はシリコン窒化物を含む。
図19を参照すると、犠牲層131が除去されてエアーギャップAGが形成される。一例として、犠牲層131は第1モールディングパターン136間の空間を通じて除去される。犠牲層131がSOHを含む場合、犠牲層131の除去はアッシング(ashing)工程及び/又は紫外線照射工程を含む。犠牲層131が第1モールディングパターン136と蝕刻選択性を有する場合、犠牲層131の除去は選択的蝕刻工程を含む。即ち、第1モールディングパターン136は犠牲層131と共に除去されず、残留する。
図20を参照すると、第1モールディングパターン136間の領域を満たす第2モールディングパターン138が形成される。第2モールディングパターン138は第1モールディングパターン136と同一の物質で形成される。一例として、第2モールディングパターン138は原子層蒸着工程(Atomic Layer Deposition、ALD)によって形成される。他の実施形態において、第2モールディングパターン138は段差塗布性(step coverage)が低い絶縁層で形成される。一例として、第2モールディングパターン138はプラズマ強化CVD(Plasma Enhanced CVD)又は物理気相蒸着(Physical Vapor Deposition:PVD)によって形成される。エアーギャップAGの少なくとも一部は第2モールディングパターン138によって満たされず、実質的に空いた空間として維持される。第2モールディングパターン138の形成工程は導電ピラーSPRの上面が露出されるように平坦化する工程を含む。その結果、導電ピラーSPR間に第1モールディングパターン136及び第2モールディングパターン138を含むモールディング構造体SCが形成される。平坦化工程によって、第1モールディングパターン136の上部及びキャッピング絶縁層113の上部が除去され、キャッピング層間絶縁膜171の上面が露出される。
図21を参照すると、モールディング構造体SCが形成された結果物の上に、下部電極層140、磁気トンネル接合層MTL、及び上部電極層145が順に形成される。即ち、下部電極層140及び磁気トンネル接合層MTLは図18の犠牲層131を除去した後に形成される。下部及び上部電極層140、145は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む物質で形成される。一例として、下部電極層140、磁気トンネル接合層MTL、及び上部電極層145はPVD工程によって形成される。磁気トンネル接合層MTLは第1磁性層151、トンネル絶縁層152、及び第2磁性層153を含む。
上部電極層145の上に導電性マスク層ML及び絶縁マスクパターン181が形成される。導電性マスク層MLは絶縁マスクパターン181を蝕刻マスクとしてパターニング工程を遂行して形成される。導電性マスク層MLはタングステン及び/又はチタニウム窒化物を含む。絶縁マスクパターン181はシリコン酸化物、シリコン窒化物、及びシリコン酸化窒化物の中で少なくとも1つを含む。導電性マスク層MLはセルアレイ領域CARを覆い、周辺回路領域PCRを露出する。
導電性マスク層MLを蝕刻マスクとして上部電極層145、磁気トンネル接合層MTL、下部電極層140、及びモールディング構造体SCが順に蝕刻されて周辺回路領域PCRから除去される。蝕刻工程で、キャッピング層間絶縁膜171の上部も共に除去されてエアーギャップAGが露出される。
蝕刻工程によって露出された磁気トンネル接合層MTLの側壁の上に熱酸化工程が遂行される。酸化工程の結果、磁気トンネル接合層MTLの露出された側壁の上にキャッピング酸化膜173が形成される。キャッピング酸化膜173は以後の工程から磁気トンネル接合層MTLを保護する。キャッピング酸化膜173の形成工程は省略され得る。
図22を参照すると、磁気トンネル接合層MTLの側壁の上にエアーギャップAGを密封(seal)するスペーサ絶縁膜183が形成される。スペーサ絶縁膜183はモールディング構造体SCの側壁及びキャッピング層間絶縁膜171の上面と接する。スペーサ絶縁膜183はモールディング構造体SCと蝕刻選択性を有する物質を含む。一例として、モールディング構造体SCがシリコン酸化物を含む場合、スペーサ絶縁膜183はシリコン窒化物を含む。
以後の工程は図11乃至図14を参照して説明された工程と同様に進行される。
図23乃至図26は本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。説明を簡単にするために重複された構成に対する説明は省略される。
図23を参照すると、図20を参照して説明された結果物の上に下部電極層140及びマスクパターン182を順に形成した後、マスクパターン182を蝕刻マスクとしてパターニング工程が遂行されてエアーギャップAGが露出される。マスクパターン182はセルアレイ領域CARを覆い、周辺回路領域PCRを露出する。その結果、周辺回路領域PCRの上の下部電極層140及びキャッピング層間絶縁膜171の上部が除去されてエアーギャップAGが露出される。
図24を参照すると、キャッピング層間絶縁膜171とモールディング構造体SCとが除去されて延長されたエアーギャップEAGが形成される。キャッピング層間絶縁膜171及びモールディング構造体SCの除去は選択的蝕刻工程を含む。その結果、下部電極層140の下面が露出される。パッド絶縁層161及びキャッピング絶縁層113は除去されず、残留する。
図25を参照すると、マスクパターン182を除去した後、基板100の全面上に第4層間絶縁膜176が形成される。第4層間絶縁膜176は段差塗布性が低い物質で形成される。一例として、第4層間絶縁膜176はプラズマ強化CVD(Plasma Enhanced CVD)又は物理気相蒸着(Physical Vapor Deposition、PVD)によって形成される。その結果、第4層間絶縁膜176は延長されたエアーギャップEAGを満たさないように蒸着される。
図26を参照すると、第4層間絶縁膜176に平坦化工程が遂行されて下部電極層140の上面が露出される。露出された下部電極層140上に磁気トンネル接合層MTL、及び上部電極層145が順に形成される。即ち、本実施形態において、磁気トンネル接合層MTLは図23のモールディング構造体SCを除去した後に形成される。上部電極層145は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む物質で形成される。一例として、磁気トンネル接合層MTL及び上部電極層145はPVD工程によって形成される。磁気トンネル接合層MTLは第1磁性層151、トンネル絶縁層152、及び第2磁性層153を含む。
上部電極層145の上に導電性マスク層MLが形成される。導電性マスク層MLはタングステン及び/又はチタニウム窒化物を含む。導電性マスク層MLはセルアレイ領域CARを覆い、周辺回路領域PCRを露出する。導電性マスク層MLを蝕刻マスクとして上部電極層145、磁気トンネル接合層MTL、及び下部電極層140が順に蝕刻されて周辺回路領域PCRから除去される。
以後の工程は図13乃至図14を参照して説明された工程と同様に進行される。
図27乃至図31は本発明の更にその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図5のA−A’に沿う断面図である。説明を簡単にするために重複された構成に対する説明は省略される。
図27を参照すると、図7を参照して説明された結果物の上に犠牲層131及び第1モールディング層137が順に形成される。犠牲層131は導電ピラーSPRの上面より低く形成され、第1モールディング層137の少なくとも一部は導電ピラーSPR間に延長される。一例として、犠牲層131はSOH(Silicon Organic Hybrid)を含む。他の実施形態で、犠牲層131は第1モールディング層137と蝕刻選択性を有する物質を含む。一例として、犠牲層131がシリコン酸化物を含む場合、第1モールディング層137はシリコン窒化物を含む。又は、犠牲層131はポリシリコンを含み、第1モールディング層137はシリコン酸化物又はシリコン窒化物を含む。犠牲層131はCVD工程によって形成される。
犠牲層131及び第1モールディング層137はセルアレイ領域CARの上に限定されて提供される。一例として、犠牲層131及び第1モールディング層137は基板100の全面に形成された後、蝕刻工程を通じて周辺回路領域PCRにおいて除去されてリセス領域が形成される。リセス領域を満たすキャッピング層間絶縁膜171が形成される。一例として、キャッピング層間絶縁膜171はシリコン酸化物を含む。キャッピング層間絶縁膜171を形成した後、平坦化工程が遂行されてセルアレイ領域CARの上の第1モールディング層137の上面が露出される。
図28を参照すると、第1モールディング層137を貫通して犠牲層131を露出する貫通ホールPHが形成される。貫通ホールPHの形成は第1モールディング層137の上にマスクパターンを形成した後、これを利用して第1モールディング層137を蝕刻することを含む。貫通ホールPHは平面視観点で導電ピラーSPR間の全ての領域に形成できるが、これとは異なり一部の領域に限定して形成されてもよい。
貫通ホールPHを通じて露出された犠牲層131が除去されてエアーギャップAGが形成される。犠牲層131の除去はアッシング(ashing)工程及び/又は紫外線照射工程を含む。犠牲層131が第1モールディング層137と蝕刻選択性を有する場合、犠牲層131の除去は選択的蝕刻工程を含む。即ち、第1モールディング層137は犠牲層131と共に除去されず、残留する。
図29を参照すると、貫通ホールPHを満たす第2モールディングパターン138が形成される。一例として、第2モールディングパターン138は段差塗布性(step coverage)が低い絶縁層で形成される。一例として、第2モールディングパターン138はプラズマ強化CVD(Plasma Enhanced CVD)又は物理気相蒸着(Physical Vapor Deposition、PVD)によって形成される。その結果、エアーギャップAGの少なくとも一部は第2モールディングパターン138によって満たされず、実質的に空いた空間として維持される。第2モールディングパターン138の形成工程は導電ピラーSPRの上面が露出されるように平坦化する工程を含む。その結果、導電ピラーSPR間に第1モールディング層137及び第2モールディングパターン138を含むモールディング構造体SCが形成される。
図30を参照すると、モールディング構造体SCが形成された結果物の上に、下部電極層140、磁気トンネル接合層MTL、及び上部電極層145が順に形成される。下部及び上部電極層140、145は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む物質で形成される。一例として、下部電極層140、磁気トンネル接合層MTL、及び上部電極層145はPVD工程によって形成される。磁気トンネル接合層MTLは第1磁性層151、トンネル絶縁層152、及び第2磁性層153を含む。
上部電極層145の上に導電性マスク層ML及び絶縁マスクパターン181が形成される。導電性マスク層MLは絶縁マスクパターン181を蝕刻マスクとしてパターニング工程を遂行して形成される。導電性マスク層MLはタングステン及び/又はチタニウム窒化物を含む。絶縁マスクパターン181はシリコン酸化物、シリコン窒化物、及びシリコン酸化窒化物の中で少なくとも1つを含む。導電性マスク層MLはセルアレイ領域CARを覆い、周辺回路領域PCRを露出する。
導電性マスク層MLを蝕刻マスクとして上部電極層145、磁気トンネル接合層MTL、及び下部電極層140が順に蝕刻されて周辺回路領域PCRから除去される。蝕刻工程で、周辺回路領域PCRのキャッピング層間絶縁膜171の上部が共に除去されてエアーギャップAGが露出される。蝕刻工程によって露出された磁気トンネル接合層MTLの側壁の上に熱酸化工程が遂行される。酸化工程の結果、磁気トンネル接合層MTLの露出された側壁の上にキャッピング酸化膜173が形成される。キャッピング酸化膜173は以後の工程から磁気トンネル接合層MTLを保護する。キャッピング酸化膜173の形成工程は省略され得る。
図31を参照すると、磁気トンネル接合層MTLの側壁の上にエアーギャップAGを密封(seal)するスペーサ絶縁膜183が形成される。スペーサ絶縁膜183はモールディング構造体SCの側壁及びキャッピング層間絶縁膜171の上面と接する。スペーサ絶縁膜183はモールディング構造体SCと蝕刻選択性を有する物質を含む。一例として、モールディング構造体SCがシリコン酸化物を含む場合、スペーサ絶縁膜183はシリコン窒化物を含む。スペーサ絶縁膜183は基板100の全面を覆う絶縁層を形成した後、乾式蝕刻工程を遂行して形成される。
以後の工程は図11乃至図14を参照して説明された工程と同様に進行される。
図32は本発明の一実施形態による磁気トンネル接合構造体を説明するための概念図である。本実施形態による磁気トンネル接合構造体MTJは第1磁性パターン154、トンネル絶縁パターン155、及び第2磁性パターン156を含む。第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156の中で1つは磁気トンネル接合(magnetic tunnel junction、MTJ)の自由層であり、その他の1つは磁気トンネル接合の固定層である。以下、説明を簡単にするために第1磁性パターン154を固定層とし、第2磁性パターン156を自由層として説明するが、これと反対に、第1磁性パターン154が自由層であり、第2磁性パターン156が固定層であってもよい。磁気トンネル接合構造体MTJの電気的抵抗は自由層及び固定層の磁化方向に依存する。例えば、磁気トンネル接合構造体MTJの電気的抵抗は自由層及び固定層の磁化方向が平行な場合に比べてこれらが反平行な(antiparallel)場合に著しく大きくなる。結果的に、磁気トンネル接合構造体MTJの電気的抵抗は自由層の磁化方向を変更することによって調節でき、これは本発明による磁気記憶装置におけるデータ格納原理として利用される。
一実施形態において、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156は磁化方向がトンネル絶縁パターン155の上面と実質的に平行な水平磁化構造を形成するための磁性層である。本実施形態で、第1磁性パターン154は反強磁性物質(anti−ferromagnetic material)を含む層と、強磁性物質(ferromagnetic material)を含む層と、を含む。反強磁性物質を含む層はPtMn、IrMn、MnO、MnS、MnTe、MnF、FeCl、FeO、CoCl、CoO、NiCl、NiO、及びCrの中で少なくとも1つを含む。一実施形態で、反強磁性物質を含む層は貴金属(precious metal)の中で選択された少なくとも1つを含む。貴金属はルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、金(Au)又は銀(Ag)を含む。強磁性物質を含む層はCoFeB、Fe、Co、Ni、Gd、Dy、CoFe、NiFe、MnAs、MnBi、MnSb、CrO、MnOFe、FeOFe、NiOFe、CuOFe、MgOFe、EuO、及びYFe12の中で少なくとも1つを含む。
第2磁性パターン156は変化可能である磁化方向を有する物質を含む。第2磁性パターン156は強磁性物質を含む。例えば、第2磁性パターン156はFeB、Fe、Co、Ni、Gd、Dy、CoFe、NiFe、MnAs、MnBi、MnSb、CrO、MnOFe、FeOFe、NiOFe、CuOFe、MgOFe、EuO、及びYFe12の中で選択された少なくとも1つを含む。
第2磁性パターン156は複数の層で構成される。例えば、複数の強磁性物質を含む層と、その層間に介在される非磁性物質を含む層とを含む。この場合、強磁性物質を含む層と非磁性物質を含む層とは合成反強磁性層(synthetic antiferromagnetic layer)を構成する。合成反強磁性層は磁気記憶素子の臨界電流密度を減少させ、熱的安定性を向上させる。
トンネル絶縁パターン155はマグネシウム(Mg)の酸化物、チタニウム(Ti)の酸化物、アルミニウム(Al)、マグネシウム−亜鉛(MgZn)の酸化物、マグネシウムボロン(MgB)の酸化物、チタニウム(Ti)の窒化物及びバナジウム(V)の窒化物の中で少なくとも1つを含む。例えば、トンネル絶縁パターン155は酸化マグネシウムMgOの単層である。これと異なり、トンネル絶縁パターン155は複数の層を含んでもよい。トンネル絶縁パターン155は化学気相蒸着で形成されてもよい。
図33は本発明の他の実施形態による磁気トンネル接合構造体を説明するための概念図である。本実施形態において、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156は磁化方向がトンネル絶縁パターン155の上面と実質的に垂直になる垂直磁化構造を有する。本実施形態において、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はL10結晶構造を有する物質、稠密六方格子を有する物質、及び非晶質RE−TM(Rare−Earth Transition Metal、希土類遷移金属)合金の中で少なくとも1つを含む。例えば、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はFe50Pt50、Fe50Pd50、Co50Pt50、Co50Pd50、及びFe50Ni50を含むL10結晶構造を有する物質の中の少なくとも1つである。これと異なり、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156は六方稠密格子構造を有する10乃至45at.%の白金(Pt)含量を有するコバルト−白金(CoPt)無秩序合金(disordered Alloy)又はCoPt秩序合金(ordered Alloy)を含む。これと異なり、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156は鉄(Fe)、コバルト(Co)、及びニッケル(Ni)の中から選択された少なくとも1つと希土類金属であるテルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)及びガドリニウム(Gd)の中で少なくとも1つを含む非晶質RE−TM合金の中で選択された少なくとも1つを含む。
第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156は界面垂直磁気異方性(interface perpendicular magnetic anisotropy)を有する物質を含む。界面垂直磁気異方性は内在的水平磁化特性を有する磁性層がそれと隣接する他の層との界面からの影響によって垂直磁化方向を有する現象を言う。ここで、“内在的水平磁化特性”は外部的な要因がない場合、磁性層がそれの最も広い表面に平行な磁化方向を有する特性を意味する。例えば、内在的水平磁化特性を有する磁性層が基板上に形成され、外部的な要因が無い場合、磁性層の磁化方向は基板の上面と実質的に平行になる。
一例として、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はコバルト(Co)、鉄(Fe)、及びニッケル(Ni)の中で少なくとも1つを含む。第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はボロン(B)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)、チタニウム(Ti)、ルテニウム(Ru)、タンタル(Ta)、シリコン(Si)、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、炭素(C)、及び窒素(N)を含む非磁性物質の中の少なくとも1つをさらに含む。一例として、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はCoFe又はNiFeを含み、ボロンBを更に含む。これに加えて、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156の飽和磁化量を低くするために、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はチタニウム(Ti)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、タンタル(Ta)及びシリコン(Si)の中で少なくとも1つを更に含む。第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はスパッタリング又はPECVDで形成される。
上述された実施形態で開示された磁気記憶素子は多様な形態の半導体パッケージ(semiconductor package)で具現される。例えば、本発明の実施形態による磁気記憶素子はPoP(Package on Package)、Ball grid arrays(BGAs)、Chip Scale Packages(CSPs)、Plastic Leaded Chip Carrier(PLCC)、Plastic Dual In−Line Package(PDIP)、Die−in−Waffle Pack、Die−in−Wafer Form、Chip On Board(COB)、Ceramic Dual In−Line Package(CERDIP)、Plastic Metric Quad Flat Pack(MQFP)、Thin Quad Flatpack(TQFP)、Small Outline(SOIC)、Shrink Small Outline Package(SSOP)、Thin Small Outline(TSOP)、System In Package(SIP)、Multi Chip Package(MCP)、Wafer−level Fabricated Package(WFP)、Wafer−Level Processed Stack Package(WSP)等の方式にパッケイジングされることができる。
本発明の実施形態による磁気記憶素子が実装されたパッケージは、磁気記憶素子を制御するコントローラ及び/又は論理素子等を更に含む。
図34は本発明の一実施形態による磁気記憶素子を含むメモリカードの一例を簡略に示したブロック図である。
図34を参照すると、本発明の一実施形態によるメモリカード1200は記憶装置1210を含む。記憶装置1210は上述された実施形態による磁気記憶素子の中で少なくとも1つを含む。また、記憶装置1210は他の形態の半導体記憶素子(ex、SRAM素子又はDRAM素子等)をさらに含む。メモリカード1200はホスト(Host)と記憶装置1210との間のデータ交換を制御するメモリコントローラ1220を含む。
メモリコントローラ1220はメモリカードの全般的な動作を制御するCPU(1222)を含む。また、メモリコントローラ1220はCPU(1222)の動作メモリとして使用されるRAM(1221)を含む。これに加えて、メモリコントローラ1220はホストインタフェイス1223、メモリインタフェイス1225をさらに含む。ホストインタフェイス1223はメモリカード1200とホスト(Host)との間のデータ交換プロトコルを具備する。メモリインタフェイス1225はメモリコントローラ1220と記憶装置1210とを接続させる。メモリコントローラ1220はエラー訂正ブロック(Ecc)1224をさらに含む。エラー訂正ブロック1224は記憶装置1210から読出されたデータのエラーの検出及び訂正を行う。図示しないが、メモリカード1200はホスト(Host)とのインタフェイシングのためのコードデータを格納するROM装置(ROM device)をさらに含む。メモリシステム1200は携帯用データ格納カードとして使用できる。これと異なり、メモリカード1200はコンピュータシステムのハードディスクを代替する固体ディスク(SSD、Solid State Disk)としても具現される。
図35は本発明の一実施形態による磁気記憶素子を含む電子システムの一例を簡略に示したブロック図である。
図35を参照すると、本発明の実施形態による電子システム1100はコントローラ1110、入出力装置(I/O)1120、記憶装置(memory device)1130、インタフェイス1140、及びバス1150を含む。コントローラ1110、入出力装置1120、記憶装置1130、及び/又はインタフェイス1140はバス1150を通じて互いに結合される。バス1150はデータが移動される通路(path)に該当する。
コントローラ1110はマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセス、マイクロコントローラ、及びこれと類似な機能を遂行できる論理素子の中で少なくとも1つを含む。入出力装置1120はキーパッド(keypad)、キーボード、及びディスプレイ装置等を含む。記憶装置1130はデータ及び/又は命令語等を格納する。記憶装置1130は上述された実施形態に開示された磁気記憶素子の中で少なくとも1つを含む。また、記憶装置1130は他の形態の半導体記憶素子(例えば、DRAM素子又はSRAM素子等)を更に含む。インタフェイス1140は通信ネットワークにデータを伝送するか、或いは通信ネットワークからデータを受信する機能を遂行する。インタフェイス1140は有線又は無線形態である。例えば、インタフェイス1140はアンテナ又は有無線トランシーバ等を含む。図示しないが、電子システム1100はコントローラ1110の動作を向上するためのキャッシュ記憶素子として、高速のDRAM素子及び/又はSRAM素子等を更に含む。
電子システム1100は個人携帯用情報端末機PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルコンピュータ(portable computer)、ウェブタブレット(web tablet)、無線電話機(wireless phone)、モバイルフォン(mobile phone)、デジタルミュージックプレーヤー(digital music player)、メモリカード(memory card)、又は情報を無線環境で送信及び/又は受信できる全ての電子製品に適用できる。
以上、添付された図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者ならば本発明がその技術的思想や必須の特徴を変形することなく、他の具体的な形態に実施できることを理解できよう。従って、以上で記述した実施形態は全ての面で例示的であって、限定的ではない、と理解されなければならない。従って、本発明の範囲は添付される請求の範囲及びその等価物から許容可能である解析の最も広い範囲に決定されなければならない。
10 基板
20 導電層
21 導電パターン
30 蝕刻残留物
40 マスクパターン
100 基板
101 ソース/ドレーン領域
111 第1層間絶縁膜
113 キャッピング絶縁層
114 保護絶縁層
116 第3層間絶縁膜
121 コンタクト
125 導電パッド
126 埋め込み絶縁層
131 犠牲層
131a 犠牲層の露出した側面
136 第1モールディングパターン
137 第1モールディング層
138 第2モールディングパターン
140 下部電極層
145 上部電極層
151 第1磁性層
152 トンネル絶縁層
153 第2磁性層
154 第1磁性パターン
155 トンネル絶縁パターン
156 第2磁性パターン
161 パッド絶縁層
162 蝕刻停止膜
163 上部絶縁層
171 キャッピング層間絶縁膜
173 キャッピング酸化膜
174 第2層間絶縁膜
175 残留層間絶縁膜
176 第4層間絶縁膜
181 絶縁マスクパターン
182 マスクパターン
183 スペーサ絶縁膜
184 残留スペーサ絶縁膜
1100 電子システム
1110 コントローラ
1120 入出力装置(I/O)
1130 記憶装置
1140 インタフェイス
1150 バス
1200 メモリカード
1210 記憶装置
1220 メモリコントローラ
1221 RAM
1222 CPU
1223 ホストインタフェイス
1225 メモリインタフェイス
1224 エラー訂正ブロック(Ecc)
AG エアーギャップ
BL ビットライン
CAR セルアレイ領域
CT コンタクトホール
EAG 延長されたエアーギャップ
ER 蝕刻残留物層
IL 絶縁層
ILP 絶縁パターン
L1 下部導電層
L2 上部導電層
ML 導電性マスク層
MS 導電性マスクパターン
MTJ 磁気トンネル接合構造体
MTL 磁気トンネル接合層
P1 下部導電パターン
P2 上部導電パターン
PCR 周辺回路領域
PG 周辺ゲートライン
PH 貫通ホール
RS リセス領域
SC モールディング構造体
SPR 導電ピラー

Claims (25)

  1. 基板の上に導電ピラーを形成する段階と、
    前記導電ピラー間に順に犠牲層及びモールディング構造体を形成する段階と、
    前記モールディング構造体の上に前記導電ピラーと連結される導電層を形成する段階と、
    前記犠牲層を除去してエアーギャップを形成する段階と、
    前記モールディング構造体を除去して延長されたエアーギャップを形成する段階と、
    前記導電層をパターニングして前記延長されたエアーギャップを露出させる段階と、を含むことを特徴とする半導体素子の製造方法。
  2. 前記基板は、セルアレイ領域及び周辺回路領域を含み、
    前記モールディング構造体は、前記セルアレイ領域と前記周辺回路領域との間に位置する経路を通じて除去されることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  3. 前記セルアレイ領域は、前記周辺回路領域と接する第1乃至第4エッジを含み、前記経路は、前記第1乃至第4エッジの中で少なくとも1つを横切ることを特徴とする請求項2に記載の半導体素子の製造方法。
  4. 前記モールディング構造体は、前記導電層を形成した後に除去されることを特徴とする請求項2に記載の半導体素子の製造方法。
  5. 前記モールディング構造体を除去する段階は、
    前記セルアレイ領域を覆い、前記周辺回路領域を露出するマスクパターンを形成する段階と、
    前記マスクパターンを蝕刻マスクとして前記モールディング構造体の側壁を露出するパターニング工程を遂行する段階と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の半導体素子の製造方法。
  6. 前記犠牲層を除去する段階は、前記導電層を形成した後に遂行され、
    前記パターニング工程は、前記犠牲層を露出するように遂行され、
    前記モールディング構造体を蝕刻する段階は、前記犠牲層を除去した後に遂行されることを特徴とする請求項5に記載の半導体素子の製造方法。
  7. 前記パターニング工程は、前記導電層の側壁を露出するように遂行され、
    前記犠牲層を除去した後、前記パターニング工程によって露出された前記導電層の前記側壁の上に前記エアーギャップを密封するスペーサ絶縁膜を形成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の半導体素子の製造方法。
  8. 前記パターニング工程は、前記導電層の側壁を露出するように遂行され、
    前記犠牲層を除去する前に、熱酸化工程を遂行して前記導電層の前記露出された側壁の上にキャッピング酸化膜を形成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の半導体素子の製造方法。
  9. 前記犠牲層は、前記導電層を形成する前に除去され、
    前記モールディング構造体は、前記犠牲層を除去した後に除去され、
    前記パターニング工程によって前記エアーギャップが露出されることを特徴とする請求項5に記載の半導体素子の製造方法。
  10. 前記モールディング構造体を形成する段階は、前記導電ピラーの上部側壁の上に第1モールディングパターンを形成する段階を含み、
    前記犠牲層は、前記第1モールディングパターン間の領域を通じて除去されることを特徴とする請求項9に記載の半導体素子の製造方法。
  11. 前記第1モールディングパターンは、スペーサ工程によって形成され、平面視観点で前記導電ピラーの上部側壁を囲むリング形状を有することを特徴とする請求項10に記載の半導体素子の製造方法。
  12. 前記第1モールディングパターンは、前記犠牲層を露出する貫通ホールを有するように形成されることを特徴とする請求項10に記載の半導体素子の製造方法。
  13. 前記導電層は、下部電極層及び前記下部電極層上の磁気トンネル接合層を含み、
    前記下部電極層は、前記モールディング構造体を除去する前に形成され、
    前記磁気トンネル接合層は、前記モールディング構造体を除去した後に形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  14. セルアレイ領域及び周辺回路領域を含む基板を準備する段階と、
    前記セルアレイ領域の上に導電ピラーを形成する段階と、
    前記導電ピラー間に犠牲層及びモールディング構造体を順に形成する段階と、
    前記モールディング構造体の上に導電層を形成する段階と、
    前記犠牲層を除去して前記導電ピラー間にエアーギャップを形成する段階と、
    前記セルアレイ領域を覆い、前記周辺回路領域を露出するマスクパターンを利用する第1パターニング工程を遂行して前記モールディング構造体を露出する段階と、
    前記セルアレイ領域と前記周辺回路領域との境界を通じて前記露出されたモールディング構造体を除去して延長されたエアーギャップを形成する段階と、
    前記導電層に第2パターニング工程を遂行して前記延長されたエアーギャップを露出させる段階と、を含むことを特徴とする磁気記憶素子の製造方法。
  15. 前記第1パターニング工程によって前記犠牲層が露出され、
    前記犠牲層は、前記第1パターニング工程の後に前記セルアレイ領域と前記周辺回路領域との間の経路を通じて除去されることを特徴とする請求項14に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  16. 前記導電層の側壁は、前記第1パターニング工程によって露出され、
    熱酸化工程を遂行して前記導電層の露出された側壁の上にキャッピング酸化膜を形成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  17. 前記導電層の側壁は、前記第1パターニング工程によって露出され、
    前記モールディング構造体を除去する前に、前記エアーギャップを密封するスペーサ絶縁膜を形成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  18. 前記犠牲層は、前記導電層を形成する前に除去され、
    前記モールディング構造体は、前記犠牲層を除去した後に除去され、
    前記第1パターニング工程によって前記エアーギャップが露出されることを特徴とする請求項14に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  19. 前記モールディング構造体を形成する段階は、前記導電ピラーの上部側壁の上に第1モールディングパターンを形成する段階を含み、
    前記犠牲層は、前記第1モールディングパターン間の領域を通じて除去されることを特徴とする請求項18に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  20. 前記第1モールディングパターンは、スペーサ工程によって形成され、平面視観点で前記導電ピラーの上部側壁を囲むリング形状を有することを特徴とする請求項19に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  21. 前記犠牲層を除去した後、前記第1モールディングパターン間の領域を満たす第2モールディングパターンを形成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  22. 前記第1モールディングパターンを形成する段階は、前記第1モールディングパターンを貫通して前記犠牲層を露出する貫通ホールを形成する段階を含むことを特徴とする請求項19に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  23. 前記導電層は、下部電極層及び前記下部電極層の上の磁気トンネル接合層を含み、
    前記下部電極層は、前記モールディング構造体を除去する前に形成され、
    前記磁気トンネル接合層は、前記モールディング構造体を除去した後に形成されることを特徴とする請求項14に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  24. 前記犠牲層を形成する前に、前記導電ピラーの側壁を覆うキャッピング絶縁層を形成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  25. 前記モールディング構造体は、前記犠牲層と蝕刻選択性を有する物質で形成されることを特徴とする請求項14に記載の磁気記憶素子の製造方法。
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