JP2015211054A - 部品実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種要因の重畳による複合誤差に起因する吸着ミス発生時の復旧作業を自動化して、装置稼働率の低下を防止できる部品実装方法を提供する。【解決手段】部品実装方法であって、吸着ノズルが部品を正常に吸着保持しない吸着ミスが所定回数以上連続した場合に実行される吸着ミス対処処理は、キャリアテープをピッチ送りして(ST22)ポケットを撮像する撮像工程(ST23)と、認識処理してポケット位置を検出するポケット位置検出工程(ST24)と、ポケット位置が許容範囲内に収まるか否かを判定する位置ずれ判定工程(ST26)とを含み、位置ずれ判定工程(ST26)においてポケット位置が許容範囲内に収まらない場合は、ポケット位置が許容範囲内に収まるまで撮像工程(ST23)とポケット位置検出工程(ST24)と位置ずれ判定工程(ST26)を順次反復実行し、収まる場合はポケット位置に基づいて吸着位置を補正する。【選択図】図6

Description

本発明は、テープフィーダから部品を取り出して基板に実装する部品実装方法に関するものである。
部品実装装置では、テープフィーダによってピッチ送りされるキャリアテープから、実装ヘッドに設けられた吸着ノズルによって部品を真空吸着により取り出して基板に移送搭載する部品実装動作が反復実行される。テープフィーダからの部品取り出しに際しては、吸着ノズルによる部品吸着動作時に何らかの要因により部品を正常に吸着できない吸着エラーや、部品吸着後の部品保持状態の良否を判定する部品認識時において部品保持状態が正常でないと判定される認識エラーなど、部品吸着に関連する不具合である吸着ミスが発生する場合がある。
これらの吸着ミスは、部品取り出し位置における吸着位置ずれ、すなわちキャリアテープに設けられた部品収納用のポケットと吸着ノズルの下降位置との位置ずれに起因する場合が多いことから、従来より部品取り出しに際して検出された位置ずれ量に基づいて、吸着位置を随時補正するものが提案されている(例えば特許文献1参照)。これにより、吸着ミスに起因するマシン停止の発生頻度を減少させることができ、装置稼働率の低下を防止することができる。
特許第4675703号公報
しかしながら上述の特許文献例を含め、従来技術においては以下に述べるようなテープ送り機構の機構誤差や、キャリアテープの寸法・材質面でのばらつきなどの各種要因が重畳することによる複合誤差に起因して偶発する、吸着位置の随時補正では救済できない吸着ミスの発生を抑制することが困難であるという課題があった。すなわちテープ送り機構に用いられるスプロケットの送りピンのピッチ誤差やピッチ送りモータのピッチ送り誤差、送りピンがキャリアテープの送り孔に係合する際の係合具合のばらつき、さらには2つのキャリアテープをテープによって継合するスプライス方式が採用される場合の継合精度誤差など、各種の要因によってキャリアテープのテープ送り精度が安定せず、吸着ミスが誘発されていた。そして吸着ミス発生の都度、マシン停止してオペレータが装置状態を確認して手動による復旧操作を行う必要があり、装置稼働率を低下させる要因となっていた。
そこで本発明は、各種の要因が重畳することによる複合誤差に起因する吸着ミス発生時の復旧作業を自動化して、装置稼働率の低下を防止することができる部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の部品実装方法は、部品を収納したポケットが形成されたキャリアテープをテープフィーダによってピッチ送りし、部品取り出し位置にピッチ送りされた前記部品を吸着ノズルによって吸着保持して基板に実装する部品実装方法であって、前記吸着ノズルが部品を正常に吸着保持していない吸着ミスが1回若しくは所定回数以上連続して検出された場合に実行される吸着ミス対処処理を実行する吸着ミス対処工程を備え、前記吸着ミス対処工程は、前記キャリアテープをピッチ送りするとともに、ピッチ送りされた前記ポケットを前記部品取り出し位置に移動させた撮像手段で撮像する撮像工程と、前記撮像した画像を認識処理してポケット位置を検出するポケット位置検出工程と、前記検出されたポケット位置が予め設定された許容範囲内に収まるか否かを判定する位置ずれ判定工程とを含み、前記位置ずれ判定工程において前記ポケット位置が許容範囲内に収まらない場合は、前記ポケット位置が前記許容範囲内に収まるまで前記撮像工程と前記ポケット位置検出工程と前記位置ずれ判定工程を順次反復実行し、前記位置ずれ判定工程において前記ポケット位置が許容範囲内に収まる場合は、前記ポケット位置が許容範囲内に収まった時点における前記ポケット位置に基づいて吸着位置を補正する補正工程を実行する。
本発明によれば、各種の要因が重畳することによる複合誤差に起因する吸着ミス発生時の復旧作業を自動化して、装置稼働率の低下を防止することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における部品取り出し動作の説明図 本発明の一実施の形態の部品実装方法におけるポケット位置検出処理の説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の制御系を示す図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における部品実装動作のフロー図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における吸着ミス対処処理のフロー図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における吸着ミス対処処理の工程説明図
次に図1を参照して本発明の一実施の形態の部品実装装置1を説明する。基台1aの中央には2列の基板搬送機構2が配設されている。基板搬送機構2は、基板3をX方向に搬送して部品実装作業位置に位置決めする。基板搬送機構2の両側には、テープフィーダ5が並設された部品供給部4が配設されている。テープフィーダ5は、キャリアテープをピッチ送りすることにより、後述する部品取り出し位置に部品を供給する。
基台1a上面のX方向の一端部には、リニア駆動機構を備えたY軸移動テーブル6が配設されており、リニア駆動機構を備えた2基のX軸移動テーブル7が結合されている。2基のX軸移動テーブル7には、下端部に吸着ノズル8a(図2参照)を設けた実装ヘッド8がそれぞれ装着されている。Y軸移動テーブル6、X軸移動テーブル7および実装ヘッド8は、部品実装機構11(図4参照)を構成する。部品実装機構11を駆動することにより、2つの実装ヘッド8は水平方向に移動し、テープフィーダ5から吸着ノズル8aによって部品P(図2参照)を取り出して、位置決めされた基板3に移送搭載する。
部品供給部4と基板搬送機構2の間には、部品認識カメラ9が配設されている。部品認識カメラ9は、部品Pを取り出した実装ヘッド8が上方を移動する際に、吸着ノズル8aに保持された部品Pを撮像する。撮像された撮像データは、制御部30の吸着ミス検出処理部33(図4参照)に伝達される。吸着ミス検出処理部33は、この撮像データの認識処理を行い、吸着ノズル8aに部品Pが保持されていない、もしくは、正しい姿勢で吸着されていないという、部品保持状態が正常でないと判定される認識エラーを検出する。
実装ヘッド8にはX軸移動テーブル7の下面側に位置して、それぞれ実装ヘッド8と一体的に移動する基板認識カメラ10が装着されている。実装ヘッド8を移動することにより基板認識カメラ10はテープフィーダ5の部品取り出し位置5a(図3(a)参照)の上方に移動し、基板認識カメラ10は部品取り出し位置5aを撮像する。
次に図2を参照して、テープフィーダ5の構造とピッチ送り動作について説明する。図2は、テープフィーダ5の部品取り出し位置5a付近の部分断面図である。テープフィーダ5には、テープ走行路5bが設けられており、キャリアテープ14がテープ走行路5bの上面に沿って下流側(図2においては右側)に送られる。キャリアテープ14は、部品Pを収納する凹形状の部品収納ポケット15bと送り穴15aが設けられたベーステープ15に、カバーテープ16を貼着して部品収納ポケット15bの上面を覆った構成(図3(b)参照)となっている。
テープフィーダ5の下流端側には、ピッチ送りモータを含む回転駆動機構(図示省略)およびスプロケット21よりなるテープ送り機構20が設けられている。スプロケット21には、ベーステープ15に定ピッチで設けられた送り穴15aに係合する送りピン21aが設けられている。回転駆動機構によってスプロケット21が回転駆動され、テープ送り駆動力が送りピン21aにより送り穴15aに伝えられ、キャリアテープ14が下流方向へテープ送りされる。
テープ走行路5b上のキャリアテープ14は、開口部13aが設けられた押え部材13によって上面を覆われている。押え部材13は、キャリアテープ14を上面側からガイドする機能を有している。また、開口部13aはスプロケット21の手前側に設けられており、部品収納ポケット15b内の部品Pをピックアップする部品取出用開口として機能するとともに、基板認識カメラ10によって部品取り出し位置5aを撮像するための撮像用開口としても機能する。
テープ送り機構20は、制御部30の機構駆動部32(図4参照)に接続されている。また制御部30の記憶部31(図4参照)には、キャリアテープ14に収納された部品種や送り穴15aと部品収納ポケット15bのピッチデータなどのキャリアテープ情報を含む実装データ31a(図4参照)が記憶されている。このキャリアテープ情報に基づいて、制御部30が機構駆動部32を制御してテープ送り機構20を駆動することにより、キャリアテープ14がピッチ送りされて部品Pが部品取り出し位置5aに間歇供給される。
次に図2を参照して、カバーテープ剥離動作と部品取り出し動作について説明する。テープ走行路5b上を送られてきたキャリアテープ14は、部品取り出し位置5aに到達する。この位置で、キャリアテープ14のうちカバーテープ16のみを開口部13aの縁部(剥離部)13bで折り返させ、テープ送り反対方向(矢印a)に引張り力を加えながらキャリアテープ14を送り出す。このようにして、カバーテープ16は開口部13aの縁部13b付近で剥離されて部品収納ポケット15bの上面が露出される。この状態の部品収納ポケット15bに対して吸着ノズル8aを昇降させる(矢印b)ことにより、吸着ノズル8aは吸着位置において部品Pに当接し、部品Pは真空吸着により取り出される。
吸着ノズル8aからの真空吸引回路内には流量センサ12(図4参照)が介設されており、吸着ノズル8aより流入する空気の流量値が計測される。この計測結果を受け取った吸着ミス検出処理部33は、上記の部品取り出し動作時に、部品収納ポケット15b内における部品Pの欠品、位置ずれ、姿勢不良など種々の要因によって、吸着ノズル8aが部品Pを正常に吸着できない吸着エラーを検出する。なお本実施の形態においては、流量センサ12による空気の流量値に基づいて吸着エラーを検出する例を示したが、流量値以外の指標値、例えば真空吸引回路内の真空圧に基づいて吸着エラーを検出するようにしてもよい。
次に図3を参照して、部品取り出し位置撮像処理とポケット位置検出処理について説明する。図3(a)は、基板認識カメラ10が部品取り出し位置5aの上方に移動(矢印c)した状態を示している。この状態で基板認識カメラ10は、開口部13aを通して部品取り出し位置5aを撮像する。図3(b)は、部品実装作業中のキャリアテープ14を上方から見た状態を示しており、押え部材13は図示省略している。キャリアテープ14の部品取り出し位置5aより上流側は部品Pが収納されて上面がカバーテープ16で覆われ、下流側はカバーテープ16が剥離されて部品収納ポケット15bから部品Pが取り出し済みである。
制御部30の撮像処理部34a(図4参照)は撮像された撮像データを受け取り、ポケット画像データ31b(図4参照)として記憶部31に記憶する部品取り出し位置撮像処理を行う。そして制御部30のポケット位置検出部34b(図4参照)は、記憶されたポケット画像データ31bを認識処理して、基板認識カメラの10の撮像視野10a内にある部品収納ポケット15bの中心位置C(以下、「ポケット位置C」と称す)を検出し、ポケット位置データ31c(図4参照)として記憶部31に記憶するポケット位置検出処理を行う。
次に図4を参照して、部品実装装置1の制御系について説明する。部品実装装置1に備えられた制御部30は、記憶部31、機構駆動部32、吸着ミス検出処理部33、吸着ミス対処処理部34、及びエラー報知部35を有している。また制御部30は、基板搬送機構2、部品実装機構11、テープ送り機構20、部品認識カメラ9、流量センサ12、基板認識カメラ10、及び報知手段17と外部で接続されている。
記憶部31は、実装データ31a、ポケット画像データ31b、ポケット位置データ31c、許容範囲データ31d、及び吸着位置データ31eなどを記憶する。実装データ31aは、各基板種についての基板サイズ、部品種類、部品実装位置と、キャリアテープ種についてのキャリアテープ情報などを含む。ポケット画像データ31bは、前述の部品取り出し位置撮像処理で得られた部品取り出し位置5aの撮像データである。ポケット位置データ31cは、前述のポケット位置検出処理で検出されたポケット位置Cのデータである。
許容範囲データ31dは、後述する吸着ミスが発生した場合に、実装ヘッド8の吸着位置やキャリアテープ14のピッチ送り量を自動で補正して、正常な部品実装作業に復旧可能なポケット位置Cが存在可能な許容範囲R(図7参照)を示すデータである。吸着位置データ31eは、部品取り出し動作において吸着ノズル8aが部品Pを吸着する吸着位置を示すデータである。
制御部30は、機構駆動部32を制御して基板搬送機構2を駆動し、基板3の搬送と位置決めを行う。また制御部30は、機構駆動部32を制御して部品実装機構11を駆動し、部品取り出し位置5aから部品Pを取り出して、位置決めされた基板3に移送搭載する部品実装作業を行う。また制御部30は、機構駆動部32を制御してテープ送り機構20を駆動し、テープフィーダ5においてキャリアテープ14をピッチ送りする。
吸着ミス検出処理部33は、前述の認識エラーや前述の吸着エラーなどの部品吸着に関連する不具合である吸着ミスの発生を検出する吸着ミス検出処理を行う。
吸着ミス対処処理部34は、撮像処理部34a、ポケット位置検出部34b、及び位置ずれ判定部34cを有している。撮像処理部34aは、前述の部品取り出し位置撮像処理を行う。ポケット位置検出部34bは、前述のポケット位置検出処理を行う。位置ずれ判定部34cは、記憶されたポケット位置Cが、記憶された許容範囲R内に収まるか否かを判定する位置ずれ判定処理を行う。
エラー報知部35は、後述するリトライ回数判断処理工程において、キャリアテープ14のピッチ送りを所定回数繰り返してもポケット位置Cが許容範囲R内に収まらない場合には、報知手段17を作動させてオペレータにエラーを報知する。報知手段17は、オペレータにエラーを報知する装置であれば、シグナルタワー、回転灯、ブザーなどのいずれの手段を使用しても良い。
本発明の一実施の形態における部品実装装置1は以上のように構成されており、次に、本発明の一実施の形態における部品実装方法について図5、6のフローに則して、図7を参照して説明する。
部品実装作業に際しては、制御部30は各部を制御して以下の各処理を実行する。まずキャリアテープ14をピッチ送りして部品Pを部品取り出し位置5aに供給し(ST1)、吸着ノズル8aによって部品Pを吸着する(ST2)。次いで、吸着ミス検出処理を実行し、吸着ミスが発生したか否かを検出判定する(ST3:吸着ミス検出判定工程)。吸着ミス検出判定工程(ST3)において吸着ミスは発生していないと判定された場合は、吸着ノズル8aに保持された部品Pを基板3に移送搭載する(ST4)。
吸着ミス検出判定工程(ST3)において吸着ミスが発生したと判定された場合は、次いで吸着ミスが所定の回数連続して検出されたか否かを判断する(ST11:連続吸着ミス判断工程)。連続吸着ミス判断工程(ST11)において吸着ミスは所定の回数連続してないと判断された場合は、(ST1)に戻って部品実装作業を継続する。連続吸着ミス判断工程(ST11)において吸着ミスが所定の回数以上(例えば3回)連続したと判断された場合は、後述する吸着ミス対処処理を実行する(ST12:吸着ミス対処工程)。すなわち、吸着ノズル8aが部品Pを正常に吸着保持していない吸着ミスが所定回数以上連続して検出された場合に実行される吸着ミス対処処理を実行する。なお、連続吸着ミス判断工程(ST11)において判断される吸着ミスの連続回数は1回でもよい。すなわち、吸着ミスが1回検出された場合に吸着ミス対処処理を実行しても良い。
吸着ミス対処処理では、まず撮像手段である基板認識カメラ10を部品取り出し位置5aに移動する(ST21:撮像手段移動工程)。次いでキャリアテープ14をピッチ送りし(ST22:ピッチ送り工程)、部品取り出し位置撮像処理を実行して部品取り出し位置5aを撮像する(ST23:ポケット撮像工程)。すなわち、ピッチ送り工程(ST22)、ポケット撮像工程(ST23)の一連の工程は、キャリアテープ14をピッチ送りするとともに、ピッチ送りされた部品収納ポケット15bを部品取り出し位置5aに移動させた撮像手段で撮像する撮像工程となる。次いでポケット位置検出処理を実行し、撮像した画像を認識処理してポケット位置Cを検出する(ST24:ポケット位置検出工程)。
次いで、部品収納ポケット15bを認識できたかを判断する(ST25:ポケット認識判断工程)。ポケット認識判断工程(ST25)において認識できたと判断された場合は、位置ずれ判定処理を実行して検出されたポケット位置Cが予め設定された許容範囲R内に収まるか否かを判定する(ST26:位置ずれ判定工程)。ポケット認識判断工程(ST25)において認識できないと判断された場合、および、位置ずれ判定工程(ST26)においてポケット位置Cが許容範囲R内に収まっていないと判定された場合は、ピッチ送り工程(ST22)、ポケット撮像工程(ST23)、ポケット位置検出工程(ST24)、ポケット認識判断工程(ST25)、位置ずれ判定工程(ST26)の一連の工程(以下、「リトライ」と称す)を所定回数繰り返したか否かを判断する(ST29:リトライ回数判断工程)。
リトライ回数判断工程(ST29)において、リトライを所定回数繰り返していないと判断された場合は、ピッチ送り工程(ST22)に戻って再びリトライ(ST22−26)を実行する。すなわち、位置ずれ判定工程(ST26)においてポケット位置Cが許容範囲R内に収まらない場合は、ポケット位置Cが許容範囲R内に収まるまで撮像工程とポケット位置検出工程(ST24)と位置ずれ判定工程(ST26)を順次反復実行する。
位置ずれ判定工程(ST26)においてポケット位置Cが許容範囲R内に収まったと判定された場合には、そのポケット位置Cを記憶し(ST27:ポケット位置記憶工程)、記憶したポケット位置Cに基づいて吸着位置データ31eを補正する(ST28:補正工程)。すなわち、位置ずれ判定工程(ST26)においてポケット位置Cが許容範囲R内に収まる場合は、ポケット位置Cが許容範囲R内に収まった時点におけるポケット位置Cに基づいて吸着位置を補正する補正工程を実行する。
ここで図7を参照して、吸着ミス対処処理の工程を具体的に説明する。図7(a)、(b)、(c)は、吸着ミス対処処理においてポケット位置Cが許容範囲R内に収まらない場合に、リトライが実行されて順次ピッチ送りされたキャリアテープ14の状態を順番に示している。制御部30は、1回のピッチ送りで部品収納ポケット15bの1ピッチ分だけキャリアテープ14をテープ送りするように制御するが、各種要因が重畳する複合誤差などに起因してピッチ送り量が偶発的に大きくばらつくことがある。図7の例は、ピッチ送り量が大きくばらついて、部品収納ポケット15bが所望の部品取り出し位置5aから大きく外れて停止して吸着ミスが発生した後、吸着ミス対処処理が実行された状態を示している。
図7(a)は、吸着ミス発生後にピッチ送りされたキャリアテープ14において、部品P1が収納された部品収納ポケット15bが、依然として基板認識カメラ10の撮像視野10aからはみ出ている状態を示している。この状態では、ポケット位置検出工程(ST24)のポケット位置検出処理においてポケット位置C1が検出されないため、ポケット認識判断処理(ST25)において部品収納ポケット15bが認識できないと判断される。そして、リトライが所定回数繰り返されていない場合は、リトライが実行される。
図7(b)は、図7(a)の状態からリトライが実行されて、ピッチ送りされたキャリアテープ14を示している。図7(b)では、部品P2が収納された部品収納ポケット15bが撮像視野10a内にあるため、ポケット位置検出処理でポケット位置C2が検出される。しかし検出されたポケット位置C2は許容範囲R外にあるため、位置ずれ判定工程(ST26)において、ポケット位置C2が許容範囲R内に収まっていないと判定される。そして、リトライが所定回数繰り返されていない場合は、リトライが実行される。
図7(c)は、図7(b)の状態からリトライが実行されて、再度ピッチ送りされたキャリアテープ14を示している。図7(c)では、部品P3が収納された部品収納ポケット15bが撮像視野10a内にあるため、ポケット位置検出処理でポケット位置C3が検出される。さらに、検出されたポケット位置C3は許容範囲R内にあるため、位置ずれ判定工程(ST26)において、ポケット位置C3が許容範囲R内に収まったと判定される。そして、ポケット位置C3に基づいて吸着位置の補正が行われる。
リトライ回数判断工程(ST29)において、リトライを所定回数(例えば5回)繰り返したと判断された場合には、制御部30は部品実装作業を停止し、正常な部品吸着ができないエラーである旨をオペレータに報知する(ST30)。このように吸着ミス対処工程(ST12)において、キャリアテープ14のピッチ送りを所定回数繰り返してもポケット位置Cが許容範囲R内に収まらない場合には、エラーを報知する。なおこの際、吸着ミスが検出されていない側の実装ヘッド8は部品実装動作を継続する。エラーが報知されると、オペレータは装置状態を確認して手動による復旧操作を行う。
補正工程(ST28)を以って、一連の吸着ミス対処工程(ST12)は終了して(ST2)に戻る。以降、上述した補正工程(ST28)において補正した吸着位置データ31eに基づいて、部品実装作業を継続する。すなわち、吸着ミス発生時の復旧作業が自動化されたことになる。
上記のように、部品実装作業の際には、各種要因が重畳する複合誤差に起因して、ピッチ送りされた部品Pが吸着位置から大きく外れて停止し、吸着ミスが偶発する場合がある。しかし、このような複合誤差に起因する部品Pの位置ずれは、キャリアテープ14の一部で局所的に起きることが多い。そのため、ピッチ送りを繰り返すことで誤差の要因が緩和されて、部品Pの停止位置が正常な位置に引き戻されることも多い。
吸着ミス発生後に、まだ部品Pの停止位置が引き戻されていない状態(ポケット位置Cのずれがまだ大きな状態)で復旧させると、部品実装作業を再開しても、吸着位置の補正量が大きすぎて吸着ミスを繰り返してしまう。これに対して、上記の本発明の一実施の形態の部品実装方法では、吸着ミスが1回若しくは所定回数以上連続して検出された場合に、ポケット位置Cが予め設定された許容範囲R内に収まるまでピッチ送りを繰り返し、許容範囲R内に収まったポケット位置Cに基づいて吸着位置を補正することにより、自動的に部品実装作業に復旧できるだけでなく、部品実装作業再開時の吸着ミスを防止することができる。
本実施の形態の部品実装方法では、予め実験などで求めた最適な許容範囲Rを設定し、ポケット位置Cが許容範囲R内に収まるまでピッチ送りを繰り返して適度な補正量を求めて補正することにより、復旧作業を自動化して、装置稼働率の低下を防止することができる。また、部品実装作業の再開時の吸着ミスを防止することもできる。さらに、ピッチ送りを所定回数繰り返してもポケット位置Cが許容範囲R内に収まらない場合には、その趣旨を報告するエラーを報知することにより、オペレータによる装置状態確認の作業負担を低減することができる。
本発明によれば、各種の要因が重畳することによる複合誤差に起因する吸着ミス発生時の復旧作業を自動化して、装置稼働率の低下を防止することができるという効果を有し、テープフィーダから部品を取り出して基板に実装する分野において有用である。
3 基板
5 テープフィーダ
5a 部品取り出し位置
8a 吸着ノズル
10 基板認識カメラ(撮像手段)
14 キャリアテープ
15b 部品収納ポケット(ポケット)
C ポケット位置
P 部品
R 許容範囲

Claims (2)

  1. 部品を収納したポケットが形成されたキャリアテープをテープフィーダによってピッチ送りし、部品取り出し位置にピッチ送りされた前記部品を吸着ノズルによって吸着保持して基板に実装する部品実装方法であって、
    前記吸着ノズルが部品を正常に吸着保持していない吸着ミスが1回若しくは所定回数以上連続して検出された場合に実行される吸着ミス対処処理を実行する吸着ミス対処工程を備え、
    前記吸着ミス対処工程は、
    前記キャリアテープをピッチ送りするとともに、ピッチ送りされた前記ポケットを前記部品取り出し位置に移動させた撮像手段で撮像する撮像工程と、
    前記撮像した画像を認識処理してポケット位置を検出するポケット位置検出工程と、
    前記検出されたポケット位置が予め設定された許容範囲内に収まるか否かを判定する位置ずれ判定工程とを含み、
    前記位置ずれ判定工程において前記ポケット位置が許容範囲内に収まらない場合は、前記ポケット位置が前記許容範囲内に収まるまで前記撮像工程と前記ポケット位置検出工程と前記位置ずれ判定工程を順次反復実行し、
    前記位置ずれ判定工程において前記ポケット位置が許容範囲内に収まる場合は、前記ポケット位置が許容範囲内に収まった時点における前記ポケット位置に基づいて吸着位置を補正する補正工程を実行することを特徴とする部品実装方法。
  2. 前記吸着ミス対処工程において、前記キャリアテープのピッチ送りを所定回数繰り返しても前記ポケット位置が許容範囲内に収まらない場合には、エラーを報知することを特徴とする請求項1記載の部品実装方法。
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