JP2015208125A - 電子部品ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体内に侵入した水を適正に外部に排出することができる電子部品ユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】電子部品ユニット1は、内部の収容空間部31hに電子部品22を収容すると共に、当該収容空間部31hの鉛直方向下側を区画する底部31bから突出して形成され電線との接続部4が嵌合する接続部嵌合部33が形成された中央壁状部31iによって、収容空間部31hが複数の分割空間部31l、31mに分割された筐体3を備え、底部31bは、複数の分割空間部31l、31mに対応してそれぞれ、筐体3が設置位置に設置された状態で中央壁状部31iから鉛直方向下側に向かって傾斜する短辺方向傾斜面31nと、短辺方向傾斜面31nの鉛直方向下端部に形成された排水口31rとを有することを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子部品ユニットに関する。
車両等に搭載される従来の電子部品ユニットとして、例えば、特許文献1には、複数のバスバーが絶縁板に取り付けられ、複数のバスバーに複数の電子部品が電気接続された電子部品基板と、該電子部品基板を収容したケースと、を有し、各バスバーに設けられた外部端子接続部が集められてコネクタ接続部が形成された電子部品モジュールが開示されている。この電子部品モジュールは、コネクタ接続部が複数の電子部品の間に配置されることで、ユニットの小型化を図っている。
特開2013−198347号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の電子部品ユニットは、例えば、基本的にはケース(筐体)内に水が浸入しないように防水構造がとられているが、その場合であっても結露等、ケースに内に水が浸入することを想定して当該侵入した水を排出するために種々の排水構造が設けられる場合がある。ここで、上記のような電子部品ユニットは、ケース内の電子部品の収容空間部に底部から突出した中央壁状部が形成され、この中央壁状部に電線との接続部(例えば、コネクタ)が嵌合する接続部嵌合部が形成される場合があるが、このような場合であっても当該ケース内に侵入した水を適正に外部に排出することが望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、筐体内に侵入した水を適正に外部に排出することができる電子部品ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子部品ユニットは、内部の収容空間部に電子部品を収容すると共に、当該収容空間部の鉛直方向下側を区画する底部から突出して形成され電線との接続部が嵌合する接続部嵌合部が形成された壁状部によって、前記収容空間部が複数の分割空間部に分割された筐体を備え、前記底部は、前記複数の分割空間部に対応してそれぞれ、前記筐体が設置位置に設置された状態で前記壁状部から鉛直方向下側に向かって傾斜する第1傾斜面と、前記第1傾斜面の鉛直方向下端部に形成された排水口とを有することを特徴とする。
また、上記電子部品ユニットでは、前記排水口は、前記底部の隅部に複数設けられるものとすることができる。
また、上記電子部品ユニットでは、前記底部は、前記第1傾斜面の傾斜方向に沿った第1方向と交差する第2方向に沿って前記排水口に向かって傾斜する第2傾斜面を有するものとすることができる。
また、上記電子部品ユニットでは、前記底部は、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面との間に介在し鉛直方向下端部に前記第1傾斜面が接続され、鉛直方向上端部に前記第2傾斜面が接続される立ち上がり部を有し、前記排水口は、複数設けられ、少なくとも1つが前記第1傾斜面の鉛直方向下端部と前記立ち上がり部との接続部分に形成されるものとすることができる。
また、上記電子部品ユニットでは、前記第1方向と前記第2方向とは、直交し、前記収容空間部は、前記壁状部によって一対の前記分割空間部に分割されており、前記一対の分割空間部に対応した各前記第1傾斜面は、前記第1方向に沿って前記壁状部を挟んで対向して一対で設けられ、互いに逆方向に向けて傾斜し、前記第2傾斜面は、前記一対の分割空間部に対応してそれぞれ、前記第2方向に沿って前記第1傾斜面を挟んで対向して一対で設けられ、当該一対が互いに逆方向に向けて傾斜するものとすることができる。
本発明に係る電子部品ユニットは、電子部品の収容空間部の底部から突出して形成された壁状部によって分割された収容空間部の各分割空間部において、当該底部に、筐体が設置位置に設置された状態で壁状部から鉛直方向下側に向かって傾斜する第1傾斜面が設けられる。これにより、電子部品ユニットは、収容空間部内に侵入した水を、自重によって当該第1傾斜面上を、接続部嵌合部が形成された壁状部側から離間する方向に移動させ、当該第1傾斜面の鉛直方向下端部に設けられた排水口から筐体の外部に排出することができる。この結果、電子部品ユニットは、筐体内に侵入した水を、第1傾斜面によって接続部嵌合部から離れた排水口側に案内して排出することができるので、当該筐体内に侵入した水を適正に外部に排出することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電子部品ユニットが適用される電気接続箱の概略構成を表す斜視図である。 図2は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す斜視図である。 図4は、実施形態に係る電子部品ユニットのバスバーについて説明する斜視図である。 図5は、実施形態に係る電子部品ユニットのインサートバスバープレートの概略構成を表す斜視図である。 図6は、実施形態に係る電子部品ユニットのベースカバーのコネクタ嵌合部側の平面図である。 図7は、実施形態に係る電子部品ユニットのベースカバーの収容空間部側の平面図である。 図8は、図7中のA−A断面図である。 図9は、図7中のB−B断面図である。 図10は、図7中のC−C断面図である。 図11は、図7中のD−D断面図である。 図12は、図7中のE−E断面図である。 図13は、図7中のF−F断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る電子部品ユニットが適用される電気接続箱の概略構成を表す斜視図である。図2は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。図3は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す斜視図である。図4は、実施形態に係る電子部品ユニットのバスバーについて説明する斜視図である。図5は、実施形態に係る電子部品ユニットのインサートバスバープレートの概略構成を表す斜視図である。図6は、実施形態に係る電子部品ユニットのベースカバーのコネクタ嵌合部側の平面図である。図7は、実施形態に係る電子部品ユニットのベースカバーの収容空間部側の平面図である。図8は、図7中のA−A断面図である。図9は、図7中のB−B断面図である。図10は、図7中のC−C断面図である。図11は、図7中のD−D断面図である。図12は、図7中のE−E断面図である。図13は、図7中のF−F断面図である。なお、図1は、電気接続箱のアッパカバーを二点鎖線で図示している。
本実施形態に係る電子部品ユニットとしての電子部品ユニット1は、図1に示すように、自動車等の車両に搭載される電気接続箱100に対して脱着可能に組み付けられる電子部品モジュールを構成するものである。ここで、電気接続箱100は、ワイヤハーネス・電線等の接続処理用部品を構成するコネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等の電装品を集約して内部に収容するものである。電気接続箱100は、例えば、車両のエンジンルームや車体の下方部分に設置され、バッテリ等の電源と、車両内に搭載される各種電子機器との間に接続されている。電気接続箱100は、電源から供給された電力を車両内の各種電子機器に分配する。なお、電気接続箱100は、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスなどとも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して電気接続箱と呼ぶ。
図1に例示した電気接続箱100は、箱本体101の内部の収容空間部に、種々の電子部品102が収容される。箱本体101は、例えば、ボディ103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105等を含んで構成される。箱本体101は、ボディ103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105が分割された3層分割構造となっている。ボディ103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105は、絶縁性の合成樹脂によって形成される。ボディ103は、電子部品102が組み付けられる収容空間部を形成する主たる部材である。ボディ103は、略ロの字型の筒状に形成され、この電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向上側、及び、鉛直方向下側に開口が位置する。アッパカバー104は、ボディ103の鉛直方向上側の開口を塞ぐ蓋状の部材である。ロアカバー105は、ボディ103の鉛直方向下側の開口を塞ぐ皿状(トレイ状)の部材である。箱本体101は、ボディ103の鉛直方向上側の開口とアッパカバー104の開口とが対向し、ボディ103の鉛直方向下側の開口とロアカバー105の開口とが対向するようにして、アッパカバー104がボディ103の鉛直方向上側に組み付けられ、ロアカバー105がボディ103の鉛直方向下側に組み付けられる。箱本体101は、ボディ103に対して、種々の形式の係止機構106を介して、アッパカバー104、ロアカバー105が係止される。なお、ボディ103とアッパカバー104とロアカバー105とが積層される方向は、典型的には、この電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向に沿っているが、当該電気接続箱100の設置状況によっては当該積層される方向が鉛直方向に対して所定の角度を有して設置される場合もある。
そして、この箱本体101の内部の収容空間部に組み付けられる種々の電子部品102としては、上述したように、コネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等と共に、本実施形態の電子部品ユニット1が含まれる。電気接続箱100は、ボディ103に一体的に形成される種々の形状の区画壁107、ボディ103に着脱可能に組み付けられる種々の形状のブロック108等によって形成される多数のキャビティ内に、上記種々の電子部品102が組み付けられる。この場合、区画壁107、ブロック108等もボディ103等と同様に絶縁性の合成樹脂によって形成される。そして、電気接続箱100は、種々の電子部品102が組み付けられたキャビティに対して、開口部109等を介して配索される電線の端子等が鉛直方向下側から嵌合し電気的に接続される。
そして、本実施形態の電子部品ユニット1は、図2〜図7に示すように、プレートとしてのインサートバスバープレート2と、筐体3と、電線との接続部としてのコネクタ4とを備え、筐体3の内部にインサートバスバープレート2が組み付けられる。
インサートバスバープレート2は、図2、図4、図5に示すように、樹脂材23の内部に金属製のバスバー24が内蔵され電子部品22が実装された基板である。インサートバスバープレート2は、基板本体21と、電子部品22とを含んで構成される。
基板本体21は、樹脂材23の内部に導電性の複数のバスバー24が内蔵されたものであり、言い換えれば、複数のバスバー24を絶縁性の樹脂材23で覆い相互に絶縁したものである。基板本体21は、例えば、導電性の金属によって形成され金型内に配置されたバスバー24の周りに絶縁性の樹脂を注入して金属と樹脂を一体化するインサート成形によって形成される。
図4に例示する成形前バスバー集合体24aは、複数のバスバー24をキャリア24bによって連結した、インサート成形前のバスバー24の集合体を表している。当該成形前バスバー集合体24aは、導電性の金属によって形成されたものであり、例えば、プレス加工等によって全体として略板状に形成される。成形前バスバー集合体24aは、各バスバー24の端子24cが屈曲された状態でインサート成形用の金型に挿入される。基板本体21は、金型に挿入された成形前バスバー集合体24aの周りに絶縁性の樹脂を注入して各バスバー24と樹脂材23とを一体成形することで形成される。そして、基板本体21は、各バスバー24と樹脂材23とを一体成形した後にキャリア24bが切断される。基板本体21は、全体として長方形板状に形成される。
インサート成形された基板本体21は、図5等に示すように、各バスバー24の端子24cが短辺方向(第1の幅方向)のほぼ中央部に、長辺方向(第1の幅方向と直交する第2の幅方向)に沿って並んで位置する。ここでは、端子24cは、長辺方向に沿って2列で並んでいる。各端子24cは、基板本体21において電子部品22が実装される面である実装面25に対してほぼ垂直に立設される。つまり、各端子24cは、短辺方向及び長辺方向に直交する方向に沿って実装面25から突出し延在する。当該各端子24cは、短辺方向に対して、後述の複数の電子部品22の間に位置することとなる。言い換えれば、複数の端子24cは、実装面25の中央部に集約されている。また、基板本体21は、各バスバー24において、インサート成形後に切断されたキャリア24bと連結されていた側の端部が、基板本体21の端面において樹脂材23から露出した露出端部24dとなっている。つまり、このインサートバスバープレート2は、端面にバスバー24の複数の露出端部24dが露出している。露出端部24dは、基板本体21において対向する一対の長辺の端面にそれぞれ形成される。露出端部24dは、各長辺の端面において長辺方向に並んで複数が露出している。
電子部品22は、基板本体21の実装面25に実装されるものであり、ここでは、種々の機能を発揮する素子である。電子部品22は、各端子が所定のバスバー24と電気的に接続されると共に、実装面25の裏面においてハンダ付等によって固定される。本実施形態の電子部品22は、例えば、リレーである。つまり、本実施形態の電子部品ユニット1は、リレーユニットモジュールである。本実施形態のインサートバスバープレート2は、電子部品22としてのリレーが、各端子24cの短辺方向両側に、長辺方向に沿って並んで3つずつ、合計6つ設けられる。言い換えれば、インサートバスバープレート2は、電子部品22が2列に配置され、複数の端子24cが当該2列の電子部品22の間に2列で配置されている。本実施形態のインサートバスバープレート2は、基本的には、基板本体21の長辺方向に沿った中心線(つまり短辺方向の中心線)に対してほぼ線対称の形状であり、端子24c、電子部品22の配置もほぼ線対称となっている。なお、このインサートバスバープレート2は、電子部品22として6つのリレーの他、リレー抵抗等の素子も実装されている。
筐体3は、図2、図3、図6、図7に示すように、ベース部としてのベースカバー31と、蓋部としてのトップカバー32と、接続部嵌合部としてのコネクタ嵌合部33とを有する。ベースカバー31は、インサートバスバープレート2が組み付けられるものである。トップカバー32は、ベースカバー31に組み付けられたインサートバスバープレート2をベースカバー31とは反対側から覆うものである。コネクタ嵌合部33は、バスバー24の端子24cと電線との接続部であるコネクタ4が嵌合するものであり、ベースカバー31に一体で形成される。ベースカバー31、トップカバー32、及び、コネクタ嵌合部33は、絶縁性の合成樹脂によって形成される。
具体的には、ベースカバー31は、図2に示すように、皿状(トレイ状)の部材である。ベースカバー31は、略ロの字型に形成された矩形枠状部31aと、当該矩形枠状部31aを閉塞する底部31bとを含んで構成される。底部31bは、インサートバスバープレート2の基板本体21と同様の形状の長方形板状に形成される。矩形枠状部31aは、底部31bの縁部を囲うように形成される。底部31bは、矩形枠状部31aの中腹に当該矩形枠状部31aと一体で形成される(図8、図9等参照)。矩形枠状部31aは、底部31bの長辺方向に沿った一対の長辺側壁面31cに、それぞれ切り欠き31dが形成されると共に、トップカバー32と係合するための係合爪31eが形成される。また、矩形枠状部31aは、底部31bの短辺方向に沿った一対の短辺側壁面31fに、それぞれ電気接続箱100の箱本体101と係合するための係合爪31gが形成される。ベースカバー31は、当該矩形枠状部31aの中腹が底部31bよって閉塞した矩形筒状(一部が切り欠き31dによって切り欠かれている)に形成される。ベースカバー31は、矩形枠状部31aと底部31bとによって囲われた空間部がインサートバスバープレート2の電子部品22を収容する収容空間部31hとして区画される。
また、ベースカバー31は、底部31bの中央部に中央壁状部31iが形成される。中央壁状部31iは、底部31bが収容空間部31h側に突出するようにして形成される。中央壁状部31iは、底部31bの短辺方向のほぼ中央部に、長辺方向に沿って形成される。中央壁状部31iは、長辺方向に沿って一方の短辺側壁面31fから他方の短辺側壁面31fまで延在している。中央壁状部31iは、先端面に複数の端子嵌合孔31jと、一対のネジ孔31kが形成される。端子嵌合孔31jは、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた際に、上述の各バスバー24の端子24cが嵌合する孔であり、当該端子24cに応じた数、位置で形成される。ここでは、端子嵌合孔31jは、長辺方向に沿って2列で並んでいる。ネジ孔31kは、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた際に、当該インサートバスバープレート2をベースカバー31に締結するためのネジ26が螺合するための孔である。
さらに、ベースカバー31は、図6、図9に示すように、中央壁状部31iの裏面側、すなわち、収容空間部31hとは反対側が中空状になっており、この中空部分が電線との接続部であるコネクタ4が嵌合するコネクタ嵌合部33として形成される。上述の各バスバー24の端子24cは、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態で、各端子嵌合孔31jを介してコネクタ嵌合部33内に露出する。ここでは、コネクタ嵌合部33は、2箇所に形成されており、2つのコネクタ嵌合部33にそれぞれ1つずつ、合計2つのコネクタ4が嵌合する。すなわち、本実施形態の電子部品ユニット1は、複数のバスバー24の端子24cに対して2つのコネクタ4が接続される。
トップカバー32は、図2に示すように、蓋状の部材である。トップカバー32は、略ロの字型に形成された矩形枠状部32aと、当該矩形枠状部32aの一方の開口を閉塞する天井部32bとを含んで構成される。天井部32bは、インサートバスバープレート2の基板本体21、ベースカバー31の底部31bと同様の形状の長方形板状に形成される。矩形枠状部32aは、天井部32bの縁部に立設されるようにして形成される。矩形枠状部32aは、天井部32bの長辺方向に沿った一対の長辺側壁面32cに、ベースカバー31と係合するための係合凹部32dが形成される。また、矩形枠状部32aは、天井部32bの短辺方向に沿った一対の短辺側壁面32eに、それぞれ切り欠き32fが形成される。トップカバー32は、当該矩形枠状部32a、及び、天井部32bよって一端が開口し他端が閉塞した矩形筒状(一部が切り欠き32fによって切り欠かれている)に形成される。
上記のように構成される電子部品ユニット1は、図2、図3に示すように、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられ、インサートバスバープレート2のベースカバー31とは反対側をトップカバー32によって覆った状態で、コネクタ4がコネクタ嵌合部33に嵌合されることで1つのモジュールを構成する。
より詳細には、電子部品ユニット1は、ベースカバー31の収容空間部31hにインサートバスバープレート2の電子部品22が収容されるような位置関係で、すなわち、電子部品22が実装される実装面25(図5等参照)がベースカバー31の底部31bと対向するような位置関係で、ベースカバー31にインサートバスバープレート2が組み付けられる。電子部品ユニット1は、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態では、ベースカバー31の各端子嵌合孔31jにインサートバスバープレート2の複数のバスバー24の端子24cが嵌合し、端子24cが短辺方向及び長辺方向に直交する方向に沿ってコネクタ嵌合部33内に露出する。電子部品ユニット1は、インサートバスバープレート2のネジ孔27に挿入されてベースカバー31のネジ孔31kに螺合することで、インサートバスバープレート2とベースカバー31とが締結される。電子部品ユニット1は、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態で、中央壁状部31iの短辺方向両側に、電子部品22が3つずつ位置することとなる。
電子部品ユニット1は、ベースカバー31に組み付けられたインサートバスバープレート2をベースカバー31とは反対側からトップカバー32で覆うような位置関係で、ベースカバー31等に対して当該トップカバー32が装着される。電子部品ユニット1は、トップカバー32が適正な位置に装着された状態で、ベースカバー31側の各係合爪31eにトップカバー32側の各係合凹部32dが係合することで、トップカバー32がベースカバー31に組み付けられる。電子部品ユニット1は、図3等に示すように、トップカバー32がベースカバー31に組み付けられた状態で、トップカバー32の矩形枠状部32aがベースカバー31の矩形枠状部31aの外側に重なるように位置すると共に、トップカバー32の切り欠き32fから係合爪31gが露出する。そして、電子部品ユニット1は、コネクタ4が上記コネクタ嵌合部33に短辺方向及び長辺方向に直交する方向に沿って嵌合されることで、複数のバスバー24の端子24cに当該コネクタ4が接続されると共に、各係合爪31gを介して電気接続箱100の箱本体101の内部の所定の設置位置に組み付けられる。
なお、ベースカバー31とインサートバスバープレート2とトップカバー32とが積層される方向は、上述の電気接続箱100と同様に、電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向に沿っているが、当該電気接続箱100の設置状況によっては当該積層される方向が鉛直方向に対して所定の角度を有して設置される場合もある。
ところで、本実実施形態の電子部品ユニット1は、基本的には筐体3内に水が浸入しないように防水構造がとられているが、その場合であっても結露等、筐体3内に水が浸入することを想定して当該侵入した水を排出(排水)するための種々の排水構造が設けられている。
ここで、本実施形態の筐体3は、上述したように、内部の収容空間部31hに電子部品22を収容すると共に、壁状部としての中央壁状部31iによって、収容空間部31hが複数の分割空間部31l、31mに分割されている。中央壁状部31iは、収容空間部31hの鉛直方向下側を区画する底部31bから突出して形成され電線とのコネクタ4が嵌合するコネクタ嵌合部33が形成された部分であり、ここでは、底部31bの短辺方向のほぼ中央部に、長辺方向に沿って形成されている。このため、収容空間部31hは、短辺方向に対して中央壁状部31iを挟んで分割空間部31lと分割空間部31mとに分割される。このような場合、電子部品ユニット1は、当該ユニットの設置角度に応じて、例えば、短辺方向に対して、分割空間部31l又は分割空間部31mの一方側が他方側より鉛直方向下側に位置するように傾斜して設置された場合、収容空間部31hの傾斜上側の領域において、筐体3内に侵入した水が中央壁状部31iを超えられず、この中央壁状部31iの近傍に留まってしまうおそれがある。
そこで、本実施形態の電子部品ユニット1は、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13等に示すように、収容空間部31hの底部31bに、複数の分割空間部31l、31mに対応してそれぞれ、第1傾斜面としての短辺方向傾斜面31nと、排水口31rとが設けられることで、筐体3内に侵入した水を適正に外部に排出することができるようにしている。なお、以下の説明では、特に断りのない限り、筐体3が車両の所定の設置位置に設置された状態での位置関係を説明する。
具体的には、収容空間部31hの底部31bは、短辺方向傾斜面31nと排水口31rとを有する。
短辺方向傾斜面31nは、図7、図8、図9に示すように、筐体3が設置位置に設置された状態で中央壁状部31iから鉛直方向下側に向かって傾斜する。ここでは、複数の分割空間部31l、31mは、中央壁状部31iを挟んで一対で設けられており、短辺方向傾斜面31nは、これに対応して、分割空間部31l、31mにそれぞれ1つずつ設けられる。各短辺方向傾斜面31nは、図7中に矢印で示すように、第1方向に沿って傾斜している。言い換えれば、第1方向は、各短辺方向傾斜面31nの傾斜方向に沿った方向であり、ここでは、短辺方向に相当する。つまり、各短辺方向傾斜面31nは、短辺方向に沿って傾斜している。さらに言えば、各短辺方向傾斜面31nは、中央壁状部31iと交差する方向に沿って傾斜している。各短辺方向傾斜面31nは、中央壁状部31i側から矩形枠状部31aの長辺側壁面31c側に向けて鉛直方向上側から下側に傾斜している。
そして、上述したように収容空間部31hは、中央壁状部31iによって一対の分割空間部31l、31mに分割されており、当該一対の分割空間部31l、31mに対応した各短辺方向傾斜面31nは、短辺方向(第1方向)に沿って中央壁状部31iを挟んで対向して一対で設けられ、互いに逆方向に向けて傾斜する。つまり、当該一対の分割空間部31l、31mに対応した各短辺方向傾斜面31nは、図8に示す断面視(図7中のA−A断面視)にて、短辺方向に沿ってコネクタ嵌合部33側から遠ざかるような略ハの字型に形成される。そして、各短辺方向傾斜面31nは、中央壁状部31iに接続された短辺方向一方側の端部(中央壁状部31iに沿った端部)が鉛直方向最上端位置となり、長辺側壁面31cに接続された短辺方向他方側の端部(長辺側壁面31cに沿った端部)が鉛直方向最下端位置となる。
また、本実施形態では、各短辺方向傾斜面31nは、長辺方向に対して、3つの部分に分かれている。各短辺方向傾斜面31nは、長辺方向の中央に中央傾斜部31oが位置すると共に、この中央傾斜部31oの両側に側部傾斜部31p、31qが位置する。この電子部品ユニット1は、長辺方向に対する側部傾斜部31pと中央傾斜部31oとの間、中央傾斜部31oと側部傾斜部31qとの間に、後述の第2傾斜面としての長辺方向傾斜面31sが介在している。
排水口31rは、図7に示すように、各短辺方向傾斜面31nの鉛直方向下端部に、底部31bを貫通して形成され、これにより、収容空間部31h側の水を筐体3の外部に排出することができる。言い換えれば、各短辺方向傾斜面31n(及び、後述の各長辺方向傾斜面31s)は、この排水口31rに向かって傾斜している。ここでは、排水口31rは、少なくとも底部31bの隅部に複数設けられる。すなわち、排水口31rは、長辺側壁面31cと短辺側壁面31fとが交差する出隅部に少なくとも1つずつ設けられる。さらにここでは、排水口31rは、長辺側壁面31cに沿って一対の出隅部の間に2つずつ設けられる。つまりここでは、排水口31rは、分割空間部31l側の長辺側壁面31cのきわに4つ、分割空間部31m側の長辺側壁面31cのきわに4つ、合計8つ設けられる。
さらに、本実施形態の収容空間部31hの底部31bは、第2傾斜面としての長辺方向傾斜面31sを有する。
長辺方向傾斜面31sは、図7、図10、図11、図12、図13に示すように、短辺方向傾斜面31nの傾斜方向に沿った第1方向(短辺方向)と交差する第2方向に沿って排水口31rに向かって傾斜する。ここでは、長辺方向傾斜面31sは、分割空間部31l、31mにそれぞれ2つずつ、合計4つ設けられる。各長辺方向傾斜面31sは、図7中に矢印で示すように、第2方向に沿って傾斜している。言い換えれば、第2方向は、各長辺方向傾斜面31sの傾斜方向に沿った方向であり、ここでは、第1方向(短辺方向)と直交する長辺方向に相当する。つまり、各長辺方向傾斜面31sは、長辺方向に沿って傾斜している。さらに言えば、各長辺方向傾斜面31sは、中央壁状部31iの延在方向に沿って傾斜している。各長辺方向傾斜面31sは、長辺方向に対して、短辺方向傾斜面31nの側部傾斜部31pと中央傾斜部31oとの間の一部、中央傾斜部31oと側部傾斜部31qとの間の一部に、それぞれ設けられる。各長辺方向傾斜面31sは、それぞれ、中央傾斜部31oから側部傾斜部31p、31q側の排水口31rに向けて鉛直方向上側から下側に傾斜している。
各長辺方向傾斜面31sと各短辺方向傾斜面31nの側部傾斜部31p、31qとは、平面視にて共に略直角三角形状に形成され、1つの長辺方向傾斜面31sと1つの側部傾斜部31p、31qとが組み合わさることで略矩形状に形成される。各長辺方向傾斜面31sは、長辺側壁面31c側に当該長辺側壁面31cと隣接して形成され、各長辺方向傾斜面31sと各短辺方向傾斜面31nの側部傾斜部31p、31qとが交差する部分に形成される稜線部分が各出隅部の排水口31rに向かうように延在して形成される。
各長辺方向傾斜面31sは、一対の分割空間部31l、31mに対応してそれぞれ、第2方向(長辺方向)に沿って各短辺方向傾斜面31nの中央傾斜部31oを挟んで対向して一対で設けられ、当該一対が互いに逆方向に向けて傾斜する。つまり、各分割空間部31l、31mに設けられた一対の各長辺方向傾斜面31sは、図11、図13に示す断面視(図7中のD−D、F−F断面視)にて、長辺方向に沿って略ハの字型に形成される。各長辺方向傾斜面31sは、長辺方向に対する中央傾斜部31o側の端部が鉛直方向最上端位置となり、各出隅部の排水口31r側の端部が鉛直方向最下端位置となる。
さらに、本実施形態の収容空間部31hの底部31bは、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13に示すように、立ち上がり部31tを有する。立ち上がり部31tは、各短辺方向傾斜面31n、各長辺方向傾斜面31sに対応して複数設けられる。各立ち上がり部31tは、短辺方向、及び、長辺方向に直交する方向に沿って立設される壁状体によって形成された段付き部である。各立ち上がり部31tは、各短辺方向傾斜面31nと各長辺方向傾斜面31sとの間に介在し鉛直方向下端部に各短辺方向傾斜面31nが接続され、鉛直方向上端部に各長辺方向傾斜面31sが接続される。より詳細には、各立ち上がり部31tは、各短辺方向傾斜面31nの中央傾斜部31oと各長辺方向傾斜面31sとの間に介在し鉛直方向下端部に各短辺方向傾斜面31nの中央傾斜部31oが接続され、鉛直方向上端部に各長辺方向傾斜面31sが接続される。つまり、本実施形態の収容空間部31hの底部31bは、各立ち上がり部31tを境界として各短辺方向傾斜面31nの中央傾斜部31oが窪み、各長辺方向傾斜面31sが突出した形状となっている。
そして、本実施形態の排水口31rは、複数設けられ、少なくとも1つが各短辺方向傾斜面31nの鉛直方向下端部と各立ち上がり部31tとの接続部分に形成される。各分割空間部31l、31mにおいて、長辺側壁面31cに沿って一対の出隅部の間に設けられた2つの排水口31rがそれぞれ短辺方向傾斜面31nの鉛直方向下端部と立ち上がり部31tとの接続部分に形成される。つまり、排水口31rは、各立ち上がり部31tの基端部であって鉛直方向最下端位置にそれぞれ1つずつ、合計4つが形成される。
以上で説明した電子部品ユニット1によれば、内部の収容空間部31hに電子部品22を収容すると共に、当該収容空間部31hの鉛直方向下側を区画する底部31bから突出して形成され電線とのコネクタ4が嵌合するコネクタ嵌合部33が形成された中央壁状部31iによって、収容空間部31hが複数の分割空間部31l、31mに分割された筐体3を備える。そして、底部31bは、複数の分割空間部31l、31mに対応してそれぞれ、筐体3が設置位置に設置された状態で中央壁状部31iから鉛直方向下側に向かって傾斜する短辺方向傾斜面31nと、短辺方向傾斜面31nの鉛直方向下端部に形成された排水口31rとを有する。
したがって、電子部品ユニット1は、電子部品22の収容空間部31hの底部31bから突出して形成された中央壁状部31iによって分割された収容空間部31hの各分割空間部31l、31mにおいて、当該底部31bに、筐体3が設置位置に設置された状態で中央壁状部31iから鉛直方向下側に向かって傾斜する短辺方向傾斜面31nが設けられる。これにより、電子部品ユニット1は、収容空間部31h内に侵入した水を、自重によって当該短辺方向傾斜面31n上を、コネクタ嵌合部33が形成された中央壁状部31i側から離間する方向に移動させ、コネクタ嵌合部33から離れた位置で、当該短辺方向傾斜面31nの鉛直方向下端部に設けられた排水口31rから筐体3の外部に排出することができる。つまり、電子部品ユニット1は、中央壁状部31iを挟んで各分割空間部31l、31mの両側において、それぞれ短辺方向傾斜面31nが排水勾配として機能し、侵入した水をより積極的にコネクタ嵌合部33から離れた排水口31r側に案内して排出することができる。この結果、電子部品ユニット1は、当該電子部品ユニット1の設置角度に応じて、例えば、短辺方向に対して、分割空間部31l又は分割空間部31mの一方側が他方側より鉛直方向下側に位置するように傾斜して設置された場合であっても、収容空間部31hの傾斜上側の領域において、筐体3内に侵入した水が中央壁状部31iの近傍に留まってしまうことを抑制することができる。したがって、電子部品ユニット1は、筐体3内に侵入した水を適正に外部に排出することができる。
さらに、以上で説明した電子部品ユニット1によれば、排水口31rは、底部31bの隅部に複数設けられる。したがって、電子部品ユニット1は、筐体3内に侵入した水を、複数の排水口31rから分散して外部に排出することができるので、筐体3内に侵入した水をより適正に外部に排出することができる。
さらに、以上で説明した電子部品ユニット1によれば、底部31bは、短辺方向傾斜面31nの傾斜方向に沿った第1方向と交差する第2方向に沿って排水口31rに向かって傾斜する長辺方向傾斜面31sを有する。したがって、電子部品ユニット1は、短辺方向傾斜面31nに加えて長辺方向傾斜面31sを組み合わせることによって多様な方向への傾斜面を形成することができるので、筐体3内に侵入した水を、適切に分散して排水口31rから外部に排出することができ、筐体3内に侵入した水をより適正に外部に排出することができる。また、電子部品ユニット1は、短辺方向傾斜面31nと長辺方向傾斜面31sとによって多様な方向への傾斜面を形成することができるので、当該電子部品ユニット1の設置角度に応じて、例えば、長辺方向に対して、一方側が他方側より鉛直方向下側に位置するように傾斜して設置された場合であっても、筐体3内に侵入した水を適正に外部に排出することができる。言い換えれば、電子部品ユニット1は、より多様な設置角度に対応することができる。つまりこの場合、電子部品ユニット1は、例えば、当該電子部品ユニット1を、当該電子部品ユニット1の設置状態が相互に異なる車種に適用した場合であっても、基本の構成を変更することなく、筐体3内に侵入した水を適正に外部に排出することができることから、汎用性を向上することができる。さらに、電子部品ユニット1は、短辺方向傾斜面31nに加えて長辺方向傾斜面31sを組み合わせることによって多様な方向への傾斜面を形成することができるので、筐体3のベースカバー31を構成する底部31bを多面体で構成することができる。この結果、電子部品ユニット1は、底部31bの剛性を向上することができ、筐体3全体の剛性を向上することができる。つまり、電子部品ユニット1は、排水性の向上、筐体3の剛性の向上、及び、汎用性の向上を上記の構成で実現することができる。
さらに、以上で説明した電子部品ユニット1によれば、底部31bは、短辺方向傾斜面31nと長辺方向傾斜面31sとの間に介在し鉛直方向下端部に短辺方向傾斜面31nが接続され、鉛直方向上端部に長辺方向傾斜面31sが接続される立ち上がり部31tを有し、排水口31rは、複数設けられ、少なくとも1つが短辺方向傾斜面31nの鉛直方向下端部と立ち上がり部31tとの接続部分に形成される。したがって、電子部品ユニット1は、例えば、立ち上がり部31tの基端部等、排水口31rを設ける位置を相対的に増やすことができるので、筐体3内に侵入した水をより適正に外部に排出することができる。また、電子部品ユニット1は、この立ち上がり部31tによっても底部31bの剛性を向上することができ、筐体3全体の剛性を向上することができる。
さらに、以上で説明した電子部品ユニット1によれば、第1方向と第2方向とは、直交し、収容空間部31hは、中央壁状部31iによって一対の分割空間部31l、31mに分割されており、一対の分割空間部31l、31mに対応した各短辺方向傾斜面31nは、第1方向に沿って中央壁状部31iを挟んで対向して一対で設けられ、互いに逆方向に向けて傾斜し、長辺方向傾斜面31sは、一対の分割空間部に対応してそれぞれ、第2方向に沿って短辺方向傾斜面31nを挟んで対向して一対で設けられ、当該一対が互いに逆方向に向けて傾斜する。したがって、電子部品ユニット1は、一対の分割空間部31l、31mにおいて、それぞれ、各短辺方向傾斜面31n、各長辺方向傾斜面31sをバランスよく配分して底部31bを構成することができるので、この点でも筐体3内に侵入した水をより適正に外部に排出することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る電子部品ユニットは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上で説明した電子部品ユニット1は、電気接続箱100に対して脱着可能に組み付けられる電子部品モジュールを構成するものとして説明したがこれに限らない。本実施形態の電子部品ユニットの構成は、例えば、電気接続箱100自体に適用されてもよい。
以上で説明した電子部品22は、リレーであるものとして説明したがこれに限らず、ヒューズ等であってもよい。
以上の説明では、第1方向(短辺方向傾斜面31nの傾斜方向)と第2方向(長辺方向傾斜面31sの傾斜方向)とが直交するものとして説明したがこれに限らない。
以上の説明では、各立ち上がり部31tは、各短辺方向傾斜面31nの中央傾斜部31oと各長辺方向傾斜面31sとの間に介在し鉛直方向下端部に各短辺方向傾斜面31nの中央傾斜部31oが接続され、鉛直方向上端部に各長辺方向傾斜面31sが接続されるものとして説明したがこの逆でもよい。各立ち上がり部31tは、鉛直方向下端部に各長辺方向傾斜面31sが接続され、鉛直方向上端部に各短辺方向傾斜面31nの中央傾斜部31oが接続されてもよい。つまり、収容空間部31hの底部31bは、各立ち上がり部31tを境界として各短辺方向傾斜面31nの中央傾斜部31oが突出し、各長辺方向傾斜面31sが窪んだ形状となっていてもよい。
以上で説明した収容空間部31hの底部31bは、各長辺方向傾斜面31s、各立ち上がり部31tを備えない構成であってもよい。
1 電子部品ユニット
2 インサートバスバープレート
3 筐体
4 コネクタ(接続部)
22 電子部品
31 ベースカバー
31b 底部
31h 収容空間部
31i 中央壁状部(壁状部)
31l、31m 分割空間部
31n 短辺方向傾斜面(第1傾斜面)
31o 中央傾斜部
31p、31q 側部傾斜部
31r 排水口
31s 長辺方向傾斜面(第2傾斜面)
31t 立ち上がり部
33 コネクタ嵌合部(接続部嵌合部)
100 電気接続箱

Claims (5)

  1. 内部の収容空間部に電子部品を収容すると共に、当該収容空間部の鉛直方向下側を区画する底部から突出して形成され電線との接続部が嵌合する接続部嵌合部が形成された壁状部によって、前記収容空間部が複数の分割空間部に分割された筐体を備え、
    前記底部は、前記複数の分割空間部に対応してそれぞれ、前記筐体が設置位置に設置された状態で前記壁状部から鉛直方向下側に向かって傾斜する第1傾斜面と、前記第1傾斜面の鉛直方向下端部に形成された排水口とを有することを特徴とする、
    電子部品ユニット。
  2. 前記排水口は、前記底部の隅部に複数設けられる、
    請求項1に記載の電子部品ユニット。
  3. 前記底部は、前記第1傾斜面の傾斜方向に沿った第1方向と交差する第2方向に沿って前記排水口に向かって傾斜する第2傾斜面を有する、
    請求項1又は請求項2に記載の電子部品ユニット。
  4. 前記底部は、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面との間に介在し鉛直方向下端部に前記第1傾斜面が接続され、鉛直方向上端部に前記第2傾斜面が接続される立ち上がり部を有し、
    前記排水口は、複数設けられ、少なくとも1つが前記第1傾斜面の鉛直方向下端部と前記立ち上がり部との接続部分に形成される、
    請求項3に記載の電子部品ユニット。
  5. 前記第1方向と前記第2方向とは、直交し、
    前記収容空間部は、前記壁状部によって一対の前記分割空間部に分割されており、
    前記一対の分割空間部に対応した各前記第1傾斜面は、前記第1方向に沿って前記壁状部を挟んで対向して一対で設けられ、互いに逆方向に向けて傾斜し、
    前記第2傾斜面は、前記一対の分割空間部に対応してそれぞれ、前記第2方向に沿って前記第1傾斜面を挟んで対向して一対で設けられ、当該一対が互いに逆方向に向けて傾斜する、
    請求項3又は請求項4に記載の電子部品ユニット。
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