JP2015206171A - 建物構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存建物の設備を有効に利用して既存建物の上部に新設建物を増築することができる建物構造を得る。
【解決手段】建物構造S10が適用された増築後の建物16は、既存建物12の上部に増築された新設建物14を有する。既存建物12と平面的に重なる領域には、既存建物12又は新設建物14より低剛性とされると共に、新設建物14と既存建物12の揺れを抑制する既設の免震装置22、及び増築時に新たに設置された免震装置30を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、建物構造に関する。
下記特許文献1には、免震装置により免震支持してなる免震建物を新築し、その供用を開始した後、この免震建物の上層部に増築部を増築する免震建物の増築方法が開示されている。この増築方法では、免震建物を新築する際には、免震装置として、上段免震装置と下段免震装置とを連結した2段免震装置を採用し、この2段免震装置により新築時における免震建物の固有周期を調整する。増築時には、2段免震装置における上段免震装置または下段免震装置のいずれか一方を作動不能に拘束し、増築後の免震建物全体の固有周期を再調整する。
特開2008−214968号公報
上記特許文献1では、増築時に上段免震装置または下段免震装置のいずれか一方を拘束治具により作動不能に拘束するため、上段免震装置または下段免震装置のいずれか一方が無駄になる。
本発明は上記事実を考慮し、既存建物の設備を有効に利用して既存建物の上部に新設建物を増築することができる建物構造を提供することが目的である。
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る建物構造は、既存建物の上部に増築される新設建物と、前記既存建物と平面的に重なる領域に設けられ、前記既存建物又は前記新設建物より低剛性とされると共に、前記新設建物、前記既存建物、又は前記新設建物と前記既存建物の揺れを抑制する低剛性手段と、を有する。
請求項1に記載の発明によれば、既存建物の上部に新設建物が増築される。既存建物と平面的に重なる領域には、既存建物又は新設建物より低剛性とされた低剛性手段が設けられている。例えば、既存建物側(既存建物の下部)に低剛性手段が設けられた場合は、低剛性手段によって、既存建物及び新設建物からなる建物全体が免震される。また、既存建物の上部に低剛性手段が設けられ、その上に新設建物が増築された場合は、低剛性手段によって、新設建物をマスとして既存建物が制振される。さらに、新設建物側(既存建物と新設建物との間)に低剛性手段が設けられた場合は、低剛性手段によって、地震時の新設建物の揺れが抑制される。このため、低剛性手段を用いることで、既存建物の設備を有効に利用して既存建物の上部に新設建物を増築することができる。
請求項2の発明に係る建物構造は、請求項1に記載の発明において、前記低剛性手段は、前記既存建物の下部に設置され、前記既存建物を免震支持する既設の免震装置を備え、前記新設建物を増築すると共に、前記既存建物の下部に新たな免震装置を設置する。
請求項2に記載の発明によれば、既存建物の下部には、既存建物を免震支持する低剛性手段としての既設の免震装置を備えている。既存建物の上部に新設建物を増築する際には、既存建物の下部に新たな免震装置を設置する。これにより、既設の免震装置の仕様を替えずに増築が可能であると共に、既設の免震装置の鉛直荷重の負担を余り変えずに増築できる。
請求項3の発明に係る建物構造は、請求項1に記載の発明において、前記低剛性手段は、前記既存建物の下部に設置された既設の積層ゴム、及び滑り支承又は転がり支承を備え、前記新設建物を増築すると共に、前記滑り支承又は前記転がり支承の少なくとも一部を積層ゴムに取り替える。
請求項3に記載の発明によれば、既存建物の下部には、低剛性手段としての既設の積層ゴム、及び滑り支承又は転がり支承を備えている。既存建物の上部に新設建物を増築する際には、滑り支承又は転がり支承の少なくとも一部を積層ゴムに取り替える。これにより、既存建物の設備を有効に利用して既存建物の上部に新設建物を増築することができる。
また、増築時には、取り替える積層ゴムの数を、新設建物を増築した建物全体の免震周期が既存建物の免震周期とほぼ同じになるように調整する。これにより、建物全体を適切な免震周期とすることができる。
本発明の建物構造によれば、既存建物の設備を有効に利用して既存建物の上部に新設建物を増築することができる。
本発明の第1実施形態に係る建物構造に適用される既存建物を示す立面図である。 本発明の第1実施形態に係る建物構造が適用された建物であって、図1に示す既存建物の上部に新設建物を増築した状態を示す立面図である。 (A)は、第1実施形態の第1変形例に係る建物構造に適用される既存建物の免震装置を示す平面図であり、(B)は、増築後の建物の免震装置を示す平面図である。 (A)は、第1実施形態の第2変形例に係る建物構造に適用される既存建物の免震装置を示す平面図であり、(B)は、増築後の建物の免震装置を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る建物構造に適用される既存建物を示す立面図である。 本発明の第2実施形態に係る建物構造が適用された建物であって、図5に示す既存建物の上部に新設建物を増築した状態を示す立面図である。 本発明の第3実施形態に係る建物構造に適用される既存建物を示す立面図である。 本発明の第3実施形態に係る建物構造が適用された建物であって、図7に示す既存建物の上部に新設建物を増築した状態を示す立面図である。 本発明の第4実施形態に係る建物構造に適用される既存建物を示す立面図である。 本発明の第4実施形態に係る建物構造が適用された建物であって、図9に示す既存建物の上部に新設建物を増築した状態を示す立面図である。 (A)は、図9に示す既存建物の柱と梁の接合部を示す平断面図であり、(B)は、図10に示す増築後の建物の柱と梁の接合部を示す平断面図である。 (A)は、図9に示す既存建物の柱と梁の接合部を示す側断面図であり、(B)は、図10に示す増築後の建物の柱と梁の接合部を示す側断面図である。 本発明の第5実施形態に係る建物構造が適用された増築後の建物を示す立面図である。 本発明の第5実施形態の第1変形例に係る建物構造が適用された増築後の建物を示す立面図である。 本発明の第5実施形態の第2変形例に係る建物構造が適用された増築後の建物を示す立面図である。 本発明の第5実施形態の第3変形例に係る建物構造が適用された増築後の建物を示す立面図である。 本発明の第5実施形態の第4変形例に係る建物構造が適用された増築後の建物を示す立面図である。 本発明の第5実施形態の第5変形例に係る建物構造が適用された増築後の建物を示す立面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図4を用いて、本発明の建物構造の第1実施形態について説明する。
図1には、本実施形態の建物構造に適用される既存建物12が立面図にて示されている。図2には、本実施形態の建物構造が適用された増築後の建物16が立面図にて示されている。図1及び図2に示されるように、本実施形態の建物構造S10は、既存建物12の建設時に将来、既存建物12の設備を有効に利用して、既存建物12の上部に新設建物14の増築を可能とするものである。
図1に示されるように、既存建物12は、基礎20上に低剛性手段としての複数の免震装置22により免震支持されて設置されている。既存建物12は、免震装置22の上方側に設置された既存の柱24と、柱24間に連結された既存の梁26とを含むラーメン構造で構成されており、本実施形態では、一例として、鉄筋コンクリート造(RC造)とされている。
既存建物12は、隣り合う免震装置22の間(中間部)に設置された予備柱28を備えている。予備柱28の下方側には免震装置は設けられていない。
既存建物12は、低中層免震建物として供用されている。免震装置22としては、既存建物12より低剛性とされた積層ゴム、滑り支承又は転がり支承を用いることができる。
図2に示されるように、増築後の建物16は、既存建物12の上部に増築された新設建物14と、既存建物12の下部に既設の免震装置22に追加して設置された低剛性手段としての複数の新たな免震装置30と、を備えている。言い換えると、既設の免震装置22及び新設の免震装置30は、既存建物12及び新設建物14より低剛性とされると共に、既存建物12と平面的に重なる領域に設けられている。本実施形態の建物構造S10では、既設の免震装置22及び新設の免震装置30は、既存建物12の下部に設置されている。新設建物14は、既存の柱24及び予備柱28の上方側に設置された新設の柱32と、柱32間に連結された新設の梁34とを含むラーメン構造で構成されており、本実施形態では、一例として、鉄筋コンクリート造(RC造)とされている。
本実施形態では、免震装置30は、既設の免震装置22と同じものが使用されているが、これに限定されるものではなく、既存建物12及び新設建物14より低剛性とされた積層ゴム、滑り支承又は転がり支承が使用可能である。増築後の建物16は、中高層免震建物として供用される。本実施形態の建物構造S10では、既設の免震装置22と新設の免震装置30によって、増築後の建物16全体が免震支持されている。
図1及び図2に示されるように、既存建物12の建設時には、免震装置22の配置は、例えば、増築階数が既存建物12と同じ階数以下の場合、増築時の約1/2に間引いて配置されている。増築時には、既存建物12の下部の間引いた空間(予備柱28の下方側)に新たな免震装置30を増設し、その後、既存建物12の上部に新設建物14を増築する。
既存建物12の領域Aで示される既設の免震装置22及びその上の柱24が負担する荷重と、増築後の建物16の領域Bで示される既設の免震装置22及びその上の柱24、32が負担する荷重は、増築の前後でほとんど変わらない。このため、既存建物12の柱24は、増築を考慮しない設計を行うことが可能である。また、既存建物の建設時に免震装置22を増築時の約1/3に間引く場合では、さらに積み増しができ、増築階数の2倍以下まで拡張できる。
本実施形態では、既設の免震装置22を下方側に持たない予備柱28は、既存建物12の建設時に予め設置されているが、新設建物14の増築時に後から既存建物12に予備柱を増設してもよい。その場合は、既存建物12の上下の梁26に予備柱を連結させて増設する。
増築時に新たな免震装置30を設置する際には、既存建物12の荷重を盛り替える方法として、プレロード工法を用いることができる。プレロード工法は、免震装置30の下部に設置した油圧ジャッキで免震装置30を強制的に縮め、そのまま強固に固定することにより、上部の建物16の沈下や変形を防止する工法である。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
既存建物12の下部には、既存建物12を免震支持する既設の免震装置22が設置されている。既存建物12の上部に新設建物14を増築する際には、既存建物12の下部における予備柱28の下方側に新たな免震装置30を設置する。このような建物構造S10では、既設の免震装置22と増築時に新設した免震装置30によって、既存建物12及び新設建物14からなる建物16全体が免震される。さらに、既設の免震装置22の仕様を替えずに新設建物14の増築が可能であると共に、既設の免震装置22の鉛直荷重の負担を余り変えずに増築できる。
このような建物構造S10では、既存建物12の設備を有効に利用して、既存建物12の上部に新設建物14の増築することができる。すなわち、既存建物12の計画時の柱24や予備柱28の断面、免震装置22の寸法や仕様を変えずに増築が可能である。したがって、将来、新設建物14の増築がなされない場合においても、既存建物12の建設時に無駄な投資を必要とせず、コストの最適化を図ることができる。
なお、本実施形態では、建物16は、鉄筋コンクリート造(RC造)とされているが、本発明はこれに限らず、例えば、鉄骨造(S造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)、又はコンクリート充填鋼管構造(CFT造)でもよい。
また、増築後の建物では、既存建物12の下部に配置された既設の免震装置22と新設の免震装置30に加えて、既存建物12と新設建物14との間に中間の免震装置を設置してもよい。これにより、増築後の建物全体の減衰量を増加させることができる。
図3には、第1実施形態の第1変形例に係る建物構造S40に用いられる免震装置の配置パターンが平面図にて示されている。図3(A)に示されるように、既存建物42では、平面視にて略矩形状の既存建物42の角部に設けられた既存の柱24と、既存建物42の長手方向の中間部に設けられた既存の柱24の下方側に、既設の免震装置22が設けられている。隣り合う免震装置22の間に設置された予備柱28の下方側には、免震装置は設けられていない。既存建物42の下部には、6つの免震装置22が設置されている。
図3(B)に示されるように、既存建物42の上部に新設建物(図示省略)を増設した建物44では、予備柱28の下方側に新たな免震装置30が設置されている。すなわち、増築後の建物44の下部には、既設の6つの免震装置22と新設の4つの免震装置30が設置されている。この建物構造S40では、既存建物42の領域Cで示される既設の免震装置22及びその上の柱24が負担する荷重と、増築後の建物44の領域Dで示される既設の免震装置22及びその上の柱24が負担する荷重は、増築の前後でほとんど変わらない。このため、既存建物42の柱24は、増築を考慮しない設計が可能である。
図4には、第1実施形態の第2変形例に係る建物構造S50に用いられる免震装置の配置パターンが平面図にて示されている。図4(A)に示されるように、既存建物52では、平面視にて略正方形状の既存建物52の角部に設けられた既存の柱24と、既存建物52の一方の対向辺の中間部に設けられた既存の柱24の下方側に、既設の免震装置22が設けられている。免震装置22の間に設置された予備柱28の下方側には、免震装置は設けられていない。既存建物52の下部には、6つの免震装置22が設置されている。
図4(B)に示されるように、既存建物52の上部に新設建物(図示省略)を増設した建物54では、予備柱28の下方側に新たな免震装置30が設置されている。すなわち、増築後の建物54の下部には、既設の6つの免震装置22と新設の3つの免震装置30が設置されている。その際、既存建物52の既設の免震装置22及びその上の柱24が負担する荷重と、増築後の建物54の既設の免震装置22及びその上の柱24が負担する荷重は、増築の前後でほとんど変わらないため、既存建物42の柱24は、増築を考慮しない設計が可能である。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態の建物構造について説明する。なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図5には、本実施形態の建物構造に適用される既存建物62が立面図にて示されている。図6には、本実施形態の建物構造が適用された増築後の建物66が立面図にて示されている。図5及び図6に示されるように、本実施形態の建物構造S60は、既存建物62の建設時に将来、既存建物62の設備を有効に利用して、既存建物62の上部に新設建物64の増築を可能とするものである。
図5に示されるように、基礎20上に、既存の柱24と、柱24間に連結された既存の梁26とを備えた既存建物62が構築されている。既存建物62の屋上部には、柱24の上方側に設置された複数の免震装置70を介してバッファ層72が設けられている。バッファ層72は、フレームのみで構成されており、免震装置70の上方側に設置された縦フレーム72Aと、縦フレーム72Aの上端部を繋ぐ横フレーム72Bと、を備えている。免震装置70には、既存建物62への上層増築時に固定伝播音の低減効果のある免震装置(例えば、積層ゴム等)が用いられている。
図6に示されるように、増築後の建物66は、既存建物62のバッファ層72の上部に増築された新設建物64を備えている。新設建物64は、縦フレーム72Aの上方側に設置された新設の柱32と、柱32間に連結された新設の梁34と、を備えている。本実施形態の建物構造S60では、既存建物62の上部に低剛性手段としての免震装置70及びバッファ層72を介して新設建物64が増築されている。言い換えると、免震装置70及びバッファ層72は、既存建物62及び新設建物64より低剛性とされると共に、既存建物62と平面的に重なる領域に設けられている。本実施形態では、免震装置70及びバッファ層72は、既存建物62の上部(新設建物64との間)に設置されている。
免震装置70及びバッファ層72は、新設建物64の増築時の工事ヤードの確保と増築時の工事振動騒音を抑制する機能を備えており、既存建物62の建設時に予め既存建物62の屋上部に設けられている。
既存建物62に隣接する外部側には、新設建物64の増築時の工事動線の確保と、新設建物64の増築後の縦動線を兼ねた塔構造物74を設置する。なお、既存建物62の外壁内(外周部)に、塔構造物76を設けてもよい。
増築後の建物66は、中高層免震建物として供用される。バッファ層72は、屋上庭園等の後利用が可能である。また、既存建物62の上部の新設建物64の建築計画(例えば、コ型、L型)によっては、新設建物64の増築後も、バッファ層72は、屋外仕様のままとすることもできる。
既存建物62に増築工事がなくなった場合には、免震装置70及びバッファ層72は、既存建物62の制振装置(TMD装置)として活用することもできる。すなわち、地震時には、バッファ層72を構成する縦フレーム72A及び横フレーム72Bをマスとして、既存建物62の揺れを抑制することができる。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
既存建物62の建設時には、既存建物62の屋上部に複数の免震装置70を介してバッファ層72が設けられている。増築後の建物66では、既存建物62のバッファ層72の上部に新設建物64が増築されている。新設建物64の増築時には、免震装置70及びバッファ層72によって、工事ヤードを確保することができると共に、工事振動騒音を抑制することができる。より具体的には、バッファ層72によって、新設建物64の増築工事中に既存建物62へ伝わる空気伝播音が抑制されると共に、縦フレーム72Aの脚部に固体伝播音の抑制効果を持つ免震装置70が設置されていることで、既存建物62への固体伝播音が抑制される。
また、建物構造S60では、地震時に既存建物62の上部の免震装置70及びバッファ層72により、新設建物64をマスとして、既存建物62を制振することができる。
本実施形態では、既存建物62の免震装置70及びバッファ層72を利用しながら、既存建物62の上部に新設建物64を増築することができる。このため、新設建物64の増築工事中における既存建物62への干渉の最小化を図ることができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態の建物構造について説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図7には、本実施形態の建物構造に適用される既存建物82が立面図にて示されている。図8には、本実施形態の建物構造が適用された増築後の建物86が立面図にて示されている。図7及び図8に示されるように、本実施形態の建物構造S80は、既存建物82の建設時に将来、既存建物82の設備を有効に利用して、既存建物82の上部に新設建物84の増築を可能とするものである。
図7に示されるように、既存建物82は、基礎20上に低剛性手段としての複数の滑り支承90及び複数の積層ゴム92により免震支持されて設置されている。すなわち、既存建物82では、免震装置として滑り支承90と積層ゴム92とを併用している。既存建物82は、滑り支承90又は積層ゴム92の上方側に設置された既存の柱24と、柱24間に連結された既存の梁26と、を備えている。既存の柱24は、増築後の建物86で付加される荷重も負担できるものとする。また、積層ゴム92も同様に、増築後の建物86で付加される荷重も負担できるものとする。既存建物82は、低中層免震建物として供用されている。
図8に示されるように、増築後の建物86は、既存建物82の上部に増築された新設建物84と、既存建物82の下部に既設の滑り支承90のうちの一部と取り替えて設置された低剛性手段としての積層ゴム94と、を備えている。言い換えると、既設の滑り支承90、既設の積層ゴム92、及び滑り支承90と取り替えて設置された積層ゴム94は、既存建物82及び新設建物84より低剛性とされると共に、既存建物82と平面的に重なる領域に設けられている。本実施形態の建物構造S80では、滑り支承90、積層ゴム92、及び積層ゴム94は、既存建物12の下部に設置されている。新設建物84は、既設の柱24の上方側に設置された新設の柱32と、柱32間に連結された新設の梁34と、を備えている。増築後の建物86は、中高層免震建物として供用される。
図7に示す既存建物82では、全ての柱24の下方に高耐力の(増築後に付加される荷重を負担できる)積層ゴム92を設けると、既存建物82の免震周期が短くなり過ぎるため、積層ゴム92の箇所数は、既存建物82で適切な免震周期が得られる数に抑え、残りは滑り支承90としている。増築時には、複数の滑り支承90のうちの一部を積層ゴム94に取り替える。その際、積層ゴム94に取り替える数は、増築後の建物86において適切な免震周期が得られるように設定する。
例えば、積層ゴム92、94が同一の仕様の場合、増築後の建物86の質量(既存建物82に新設建物84を加えた質量)が、既存建物82の質量のn倍になるのであれば、積層ゴム92と積層ゴム94を合わせた箇所数も既設の積層ゴム92のn倍にすれば、免震周期はほとんど変わらない。本実施形態では、取り替える積層ゴム94の数を、新設建物84を増築した建物86全体の免震周期が既存建物82の免震周期とほぼ同じになるように調整する。滑り支承90を積層ゴム94に取り替える際は、免震装置プレロード工法を用いることができる。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
既存建物82の下部には、既設の複数の滑り支承90及び複数の積層ゴム92を備えている。既存建物82の上部に新設建物84を増築する際には、複数の滑り支承90の一部を積層ゴム94に取り替える。これにより、増築時に既存建物82を改築することなく、既存建物82の設備を有効に利用しながら、既存建物82の上部に新設建物84を増築することができる。
また、新設建物84の増築時には、取り替える積層ゴム94の数を、新設建物84を増築した建物86全体の免震周期が既存建物82の免震周期とほぼ同じになるように調整する。これにより、建物86全体を適切な免震周期とすることができる。
なお、本実施形態では、既存建物82の滑り支承90に代えて、転がり支承を用いてもよい。また、本実施形態では、新設建物84の増築時に、複数の滑り支承90の一部が積層ゴム94に取り替えられているが、この構成に限定されず、複数の滑り支承90のすべてを積層ゴムに取り替える場合もある。
また、本実施形態では、取り替える積層ゴム94の数を、新設建物84を増築した建物86全体の免震周期が既存建物82の免震周期とほぼ同じになるように調整しているが、これに限定されず、増築後の建物を既存建物の免震周期と異なる適切な免震周期に調整してもよい。
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態の建物構造について説明する。なお、第1〜第3実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図9には、本実施形態の建物構造に適用される既存建物102が立面図にて示されている。図10には、本実施形態の建物構造が適用された増築後の建物106が立面図にて示されている。図9及び図10に示されるように、本実施形態の建物構造S100は、既存建物102の建設時に将来、既存建物102の設備を有効に利用して、既存建物102の上部に新設建物104の増築を可能とするものである。
図9に示されるように、基礎20上に既存建物102が構築されており、既存建物102は、鋼管柱110を備えた鉄骨造とされている。図11(A)及び図12(A)に示されるように、鋼管柱110と梁112との接合部には、鋼管柱110の外周に接合されると共に梁112のフランジが接合される環状のダイヤフラム114が設けられている。上下のダイヤフラム114の間には、梁112のウエブが接合されるプレート116が設けられている(図12(A)参照)。鋼管柱110は、既存建物102の1階フロアから最上階まで連続して配置されており、鋼管柱110の内部は中空とされている。
図10に示されるように、増築時には、既存建物102の既設の鋼管柱110内に1階フロアを下端する長い柱118を既存建物102の屋上階まで挿入し、複数の柱118の上に新設建物104を増築する(図11(B)及び図12(B)参照)。新設建物104は、柱118の上方側に設置された新設の柱120と、柱120間に連結された新設の梁122と、を備えている。なお、図12では、鋼管柱110と柱118の構成を分かりやすくするため、既存建物102の階層の一部を省略して模式的に示している。
図10及び図12(B)等に示されるように、増築後の建物106では、既設の鋼管柱110と増築時に鋼管柱110に挿入される柱118とは、既存建物102の1階フロアの下端以外は離間されている。さらに、図10に示されるように、増築後の建物106では、既存建物102の最上階と新設建物104の最下階との間を、低剛性手段としての複数の減衰材(ダンパー)124で繋いでいる。柱118の上端部及び減衰材124が設けられた階層は、既存建物102及び新設建物104より低剛性とされると共に、既存建物102と平面的に重なる領域に設けられている。本実施形態では、柱118の上端部及び減衰材124が設けられた階層は、新設建物104側、すなわち新設建物104の下部における既存建物102との間に設けられている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
既存建物102には、1階フロアから最上階まで既設の鋼管柱110が設けられている。増築時には、既設の鋼管柱110内に1階フロアを下端する柱118を既存建物102の屋上階まで挿入し、複数の柱118の上に新設建物104を増築する。このような建物構造S100では、図12(B)に示されるように、地震時に鋼管柱110に挿入された長い柱118により、新設建物104の揺れを低減することができる(ソフトファーストストーリー制震効果)。すなわち、建物構造S100では、新設建物104の下部に柱118の上端部が配置された柔らかい層を設け、そこに減衰材124を設けることで、効率よく地震エネルギーを吸収する制振構造とすることができる。さらに、建物構造S100では、長い柱118と、既存建物102の最上階と新設建物104の最下階との間を繋ぐ減衰材124により、地震時に新設建物104をマスとして、上層の新設建物104を既存建物102と異なる周期で揺らすことで、既存建物102を制振することができる。
このような建物構造S100では、既存建物102の設備を有効に利用して、既存建物102の上部に新設建物104を増築することができる。また、増築後の建物106では、新設建物104の荷重は柱118により既存建物102の基礎20に直接作用するため、既存建物102の建設時に、増築の際の増加分の荷重を見込むのは、基礎20のみでよく、新設建物104の増築によるコストを大幅に抑えることができる。
〔第5実施形態〕
次に、本発明の第5実施形態の建物構造について説明する。なお、第1〜第4実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図13には、第5実施形態に係る建物構造S130が適用された増築後の建物136が立面図にて示されている。図13に示されるように、基礎20上には、複数(本実施形態では2つ)の棟132A、132Bからなる既存建物132が構築されている。増築後の建物136では、既存建物132の上部に低剛性手段としての複数の免震装置138が設置され(中間免震)、複数の免震装置138の上に既存の棟132A、132Bを跨いで新設建物134が増築されている。この建物構造S130では、複数の免震装置138によって、新設建物134が免震される。また、複数の免震装置138によって、新設建物134をマスとして、既存建物132が制振される。この建物構造S130では、既存建物132の設備を有効に利用して、既存建物132の上部に新設建物134を増築することができる。
図14には、第5実施形態の第1変形例に係る建物構造S140が適用された増築後の建物146が立面図にて示されている。図14に示されるように、基礎20上には、複数(本実施形態では2つ)の棟142A、142Bからなる既存建物142が構築されている。増築時には、既存建物142の上部に低剛性手段としての複数の免震装置148が設置される共に、2つの棟142A、142Bの間の基礎21上に低剛性手段としての複数の免震装置150が設置される。そして、複数の免震装置148及び複数の免震装置150の上に、2つの棟142A、142Bを跨いで新設建物144が増築されている。新設建物144の一部は、基礎21上に接地され、かつ免震支持されている。これにより、既存建物142にあまり荷重がかからない。この建物構造S140では、既存建物142の設備を有効に利用して、新設建物144を増築することができる。
図15には、第5実施形態の第2変形例に係る建物構造S160が適用された増築後の建物166が立面図にて示されている。図15に示されるように、複数(本実施形態では2つ)の棟162A、162Bからなる既存建物162は、基礎20上に低剛性手段としての複数の免震装置168により免震支持されて設置されている。既存建物162の上部には、2つの棟162A、162Bを跨ぐように新設建物164が増築されている。複数の免震装置168は、既存建物162の建設時に予め設置されている。この建物構造S160では、2つの棟162A、162Bで新設建物164の荷重を受けるので、負担が低減される。なお、増築時に、既設の免震装置168に追加して新たな免震装置168を設置してもよいし、免震装置168を構成する滑り支承の少なくとも一部を積層ゴムに取り替えてもよい(図2及び図8を参照)。この建物構造S160では、既存建物162の設備を有効に利用して、既存建物162の上部に新設建物164を増築することができる。
図16には、第5実施形態の第3変形例に係る建物構造S170が適用された増築後の建物176が立面図にて示されている。図16に示されるように、複数(本実施形態では2つ)の棟172A、172Bからなる既存建物172は、基礎20上に低剛性手段としての複数の免震装置178により免震支持されて設置されている。増築後の建物176では、既存建物172の上部に低剛性手段としての複数の免震装置180が設置されると共に、複数の免震装置180の上に2つの棟172A、172Bを跨ぐように新設建物174が増築されている。この建物構造S170では、既存建物172の設備を有効に利用して、既存建物172の上部に新設建物174を増築することができる。
図17には、第5実施形態の第4変形例に係る建物構造S190が適用された増築後の建物196が立面図にて示されている。図17に示されるように、複数(本実施形態では2つ)の棟192A、192Bからなる既存建物192は、基礎20上に低剛性手段としての複数の免震装置198により免震支持されて設置されている。増築時には、既存建物192の上部に低剛性手段としての複数の免震装置200が設置されると共に、2つの棟192A、192Bの間の基礎20上に低剛性手段としての複数の免震装置202が設置される。そして、複数の免震装置200及び複数の免震装置202の上に、2つの棟192A、192Bを跨いで新設建物194が増築されている。新設建物194の一部は、基礎20上に接地され、かつ免震支持されている。増築後の建物196では、新設建物194の側壁と、2つの棟192A、192Bの側壁とは連結されていない。この建物構造S190では、既存建物192の設備を有効に利用して、新設建物194を増築することができる。
図18には、第5実施形態の第5変形例に係る建物構造S210が適用された増築後の建物216が立面図にて示されている。図18に示されるように、複数(本実施形態では2つ)の棟212A、212Bからなる既存建物212は、基礎20上に低剛性手段としての複数の免震装置218により免震支持されて設置されている。増築後の建物216では、2つの棟212A、212Bの間の基礎20上に低剛性手段としての複数の免震装置220が設置されると共に、免震装置220の上および2つの棟212A、112Bの上部に新設建物214が増築されている。増築後の建物216では、新設建物214の一部が2つの棟212A、212Bの側壁に連結されている。この建物構造S210では、既存建物212の設備を有効に利用して、新設建物214を増築することができる。
S10 建物構造
12 既存建物
14 新設建物
16 建物
22 免震装置(低剛性手段)
30 免震装置(低剛性手段)
S40 建物構造
42 既存建物
44 建物
S50 建物構造
52 既存建物
54 建物
S60 建物構造
62 既存建物
64 新設建物
66 建物
70 免震装置(低剛性手段)
72 バッファ層(低剛性手段)
S80 建物構造
82 既存建物
84 新設建物
86 建物
90 滑り支承(低剛性手段)
92 積層ゴム(低剛性手段)
94 積層ゴム(低剛性手段)
S100 建物構造
102 既存建物
104 新設建物
106 建物
118 柱(低剛性手段)
124 減衰材(低剛性手段)
S130 建物構造
132 既存建物
134 新設建物
136 建物
138 免震装置(低剛性手段)
S140 建物構造
142 既存建物
144 新設建物
146 建物
148 免震装置(低剛性手段)
150 免震装置(低剛性手段)
S160 建物構造
162 既存建物
164 新設建物
166 建物
168 免震装置(低剛性手段)
S170 建物構造
172 既存建物
174 新設建物
176 建物
178 免震装置(低剛性手段)
180 免震装置(低剛性手段)
S190 建物構造
192 既存建物
194 新設建物
196 建物
198 免震装置(低剛性手段)
200 免震装置(低剛性手段)
202 免震装置(低剛性手段)
S210 建物構造
212 既存建物
214 新設建物
216 建物
218 免震装置(低剛性手段)
220 免震装置(低剛性手段)

Claims (3)

  1. 既存建物の上部に増築される新設建物と、
    前記既存建物と平面的に重なる領域に設けられ、前記既存建物又は前記新設建物より低剛性とされると共に、前記新設建物、前記既存建物、又は前記新設建物と前記既存建物の揺れを抑制する低剛性手段と、
    を有する建物構造。
  2. 前記低剛性手段は、前記既存建物の下部に設置され、前記既存建物を免震支持する既設の免震装置を備え、
    前記新設建物を増築すると共に、前記既存建物の下部に新たな免震装置を設置する請求項1に記載の建物構造。
  3. 前記低剛性手段は、前記既存建物の下部に設置された既設の積層ゴム、及び滑り支承又は転がり支承を備え、
    前記新設建物を増築すると共に、前記滑り支承又は前記転がり支承の少なくとも一部を積層ゴムに取り替える請求項1に記載の建物構造。
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