JP2015205695A - 注出口及びそれを有する押出し容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】逆流防止機能を有する注出口であって、内容物が左右に飛び散らないように注出可能な注出口を得ること。
【解決手段】注出口本体(10)とピストン(3)と弾性体(4)とからなる逆流防止注出口であって、ピストンは受圧板とノズルとからなり、ノズルは柱状でノズル内に縦孔と縦孔先端に横孔を有し、受圧板はノズルの容器内側周縁に広がり、弾性体は受圧板外面側と注出口本体天板内面に挟まれた領域に配置され、注出口本体は弁孔を有する天板と天板周縁から垂下する側壁からなり、側壁の天板側に受圧摺動部を有し、弁孔はノズルが上下に摺動可能な孔で、弁孔外側近傍には弁孔よりも大径で凹んだ排出領域を形成する立ち壁を有し、ノズルが内側に移動した状態で横孔は弁孔内に留まり、ノズルが最大に外側へ移動した時、横孔が弁孔から抜けて排出領域に連通し、立ち壁の高さが横孔の位置よりも高くした。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として、ソース、ケチャップ、マヨネーズ、生クリーム、練り歯磨き、シャンプー、リンス、糊、インキ、など、中粘度から高粘度の液体からなる内容物を収納する押出し容器に用いられる注出口であって、胴部を押圧することで、容易に容器から内容物を注出可能であると共に、押圧を止めれば、注出口を閉鎖し、容器内部への空気の流入を止める逆流防止弁機能を有する注出口、及びその注出口を有する押出し容器に関する。
ソース、ケチャップ、マヨネーズ、生クリームのような食品分野や、練り歯磨き、ハンドクリーム、シャンプー、リンス、糊、インキのような非食品分野における、比較的粘度の高い内容物は、粘度が高い為、容器を開口して内容物を注出したり、頻繁に注出口を閉める行為は、煩雑であり、面倒な行為である。
特に螺合するキャップなどは、内容物が付着すると、開閉のトルクが異常に高くなるなどの問題が発生しやすい。
しかし、開口した状態で容器を放置すると、内容物が酸化劣化し、カビなどが発生して、変質や腐敗、変色などを引き起こしたり、水分が抜けて、粘度が急上昇し、注出口近傍で固化するなどの問題も発生する。
初期のアルミニウムや鉛などの金属でできていた押出しチューブであれば、内容物を注出後、復元する力がなかったので、空気が逆流して内部に入る問題もなかった。しかし、容器に穴が開きやすいなど、金属製押出しチューブは信頼性や使い勝手が悪い問題があった。その為、使用に際して穴が開いたりせず、使い勝手が良く、生産性も高いプラスチックを主たる材料にした押出し容器が主流になってきた。
しかし、プラスチックを主たる材料で製造されている押出し容器は、容器の復元性が高いので、胴部を押して内容物を注出した直後に、容器の復元性が利いて、容器内部に外から空気が侵入する問題がある。
容器内部に外から空気が侵入すると、内容物が酸化劣化しにくいものであっても、空気が注出口近傍に留まるので、次に内容物を注出する時に、内容物が空気と共に勢い良く飛び出し、周囲を汚してしまうなどの問題が発生していた。
このような問題に対し、特許文献1では、
容器本体の押出口に設けられ周縁部から中央に向かって逐次下向して形成された弾性板を有する昇降部材と、
上記弾性板の下面側に設けられ周縁部から中央部に向かって逐次下向して形成された弁部材と、
上記弾性板の中央部に上方に伸びて設けられた柱状の栓体と、
容器本体に取り付けられ上記昇降部材を収納すると共に上記栓体が液密かつ摺動自在に貫通する弁孔が設けられたキャップとからなり、
上記弾性板に空気口を設け、上記栓体に、上記容器本体に連通すると共に昇降部材の伸長時にのみキャップの弁孔を経て外部に連通する注出孔を設けたことを特徴とする押出し容器を提案している。
しかし、このような逆流防止機能を有する押出し容器を使用してみると、容器胴部を押して、内容物を注出する時に、塞がれていた細い弁孔が開いて、内容物が勢い良く飛び出すが、空気が混入していなくても、逆流防止弁機能の細孔が注出方向ではなく、注出方向に対して直角方向に設置されている為に、設けられた注出口の形状によって、容器の注出口方向ではなく、左右方向に飛び散るように出る恐れがある。その為、周囲に内容物が飛散し、汚してしまう問題があった。
実開昭60−131529号公報
そこで、逆流防止機能を有する注出口であって、内容物が左右に飛び散らないように注出可能な注出口を得ることが、本発明の課題である。
本発明の請求項1に係る発明は、注出口本体と、ピストンと、弾性体とからなり、内部に空気などの逆流を防止する注出口であって、
ピストンは、受圧板と、受圧板中央に設けられたノズルとからなり、
ノズルは中央から上方に伸びた柱状の外形を有し、ノズル内に容器内部から外部に通じる注出孔が設けられ、
注出孔は容器内部から外部に向かって開けられた縦孔と、縦孔先端に縦孔に直角方向に開けられた横孔とからなり、
受圧板は、ノズルの容器内側周縁から周囲に広がった板で、ノズル外形よりも大きな面を有し、
弾性体は、受圧板外面側と注出口本体天板内面に挟まれた領域に配置された弾性を有する部材であって、
注出口本体は弁孔を有する天板と、天板周縁から垂下する側壁からなり、
側壁の天板側には、受圧板が摺動する受圧摺動部を有し、
側壁の容器側には容器本体に嵌合する嵌合部を有し、
弁孔は、容器内部と外部に通じ、ピストンのノズルが上下に摺動可能な孔であって、
天板の弁孔外側近傍には排出領域が設けられ、
排出領域は、弁孔よりも大きな径を有した凹みを形成する立ち壁を有し、
ノズルが内側に移動した状態では、横孔は弁孔内に留まり、
弾性体が押され、ノズルが外側に移動した時に、横孔が弁孔から抜けて排出領域に連通すると共に、
最大にノズルが外側に移動しても、立ち壁の高さを横孔の高さ位置よりも高く設けたことを特徴とする注出口である。
本発明の請求項2に係る発明は、ノズルが円柱状の外形を持ち、受圧板が円盤形状であることを特徴とする請求項1に記載の注出口である。
本発明の請求項3に係る発明は、弾性体がゴム状弾性体からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の注出口である。
本発明の請求項4に係る発明は、弾性体が合成樹脂製バネからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の注出口である。
本発明の請求項5に係る発明は、弾性体がステンレス製バネからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の注出口である。
本発明の請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれかに記載する注出口を有する押出し容器である。
本発明の注出口は、立ち壁の高さを横孔の高さ位置よりも高く設けているので、注出孔
から飛び出した内容物は、一旦排出領域の立ち壁に当たり、それから排出領域の凹みに溜まり、開口側へ移動して排出する。その為、内容物は注出口の注出孔に向かって流れ、飛散することはなく注出できる。
本発明の注出口の一例で、注出口が押出し容器の口部に螺合している外観斜視図と縦断面図である。 本発明の注出口の一例で、注出口が押出し容器の口部に螺合した図で、内容物を保存している非注出状態における注出口拡大断面図と、注出している状態の注出口拡大断面図である。 本発明の注出口に用いられる弾性体の一例で、外観斜視図とその組み立て時の部分拡大断面図である。 本発明の注出口の他の実施例で、注出口が押出し容器の口部に螺合している外観斜視図と縦断面図である。
以下、本発明の注出口の実施の形態例について、図を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の注出口の一例である。図1−1にその外観を斜視図で、図1−2にその断面を示した。押出しチューブ形状の押出し容器2の口部に、注出口1を取り付けている。
本発明に使用される押出し容器2は、容器本体が可撓性のある材質からなる胴部24を有する容器である。すなわち、可撓性のある胴部24を容器外部から押すことで、容器内部に圧力が発生し、その高くなった圧力で、開口部22近傍の内容物が外に押し出される仕組みを持った容器である。
例えば、図1で示すような押出しチューブ容器で、これは筒状の胴部24の一方の端部にネック23を融着し、他方の端部から内容物5を充填後、他方の端部を融着して底シール部25とする容器である。
ネック23は肩部と口部21から形成され、胴部24と融着可能な素材で出来ている。内面にバリア性シートと一体化して、バリア性のある肩部にすることもできる。
ネック融着部231は胴部24とネック23を融着している。
例えば、胴部24を射出成形金型内部に挿入し、ネック23を射出成形して、溶融樹脂の熱で成形と融着を同時に行う。または、内面に金属箔含有の構成フィルムを貼り合せたネックを予め作成し、この金属箔含有フィルムを貼り合せたネックと胴部を高周波で融着する方法で生産しても良い。
胴部24は可撓性のある材料として、低密度ポリエチレンのようなプラスチックや、金属箔とのラミネーションフィルムから作られている。
押出し容器は、この他、マヨネーズ容器のように、全体が薄肉で軟質のプラスチックで出来たブロー成形容器であってもかまわない。また、ネックと胴部が一体で作られ、内容物充填後、底シールするブロー成形チューブ容器であってもかまわない。
このような押出し容器2はプラスチックを主たる素材として作られているので、可撓性が高い反面、復元力、すなわち、当初の形状を維持し、変形させても当初の形状に戻ろうとする形状記憶性が高い。その為、内容物を排出し、容器を押すことをやめると、容器は元に戻ろうとし、押し出した内容量分の容量を戻そうとして、外部から空気を吸い込む力が働く。
外部から空気を吸い込むと、次に押し出す時には、口部21近傍に入ってしまった空気が内容物と一緒に排出されるので、内容物5が飛び散って容器周囲を汚す問題が発生しやすかった。
しかし、本発明の注出口1を使用すると、内容物5を排出後、内部の圧力が低下した時点
で、ピストン3がすぐに降下して、注出孔を塞ぐ逆流防止機能が働き、空気が入り込むことはない。
図2は、図1で示した本発明の注出口1の動作を、断面拡大図を用いて説明する図である。
図2−1は、容器を押し圧していない状態で、容器内部と容器外部とが遮断された状態を示している。
注出口は、注出口本体10と、ピストン3と、弾性体4によって構成されている。
ピストン3は、受圧板31と、受圧板中央に設けられたノズル32とからなり、
ノズル32は中央から上方に伸びた柱状の外形を有し、ノズル内に容器内部から外部に通じる注出孔が設けられている。通常の外形は円柱形状であるが、四角柱などの多角形の角柱であってもかまわないし、その角に丸みを有する角柱であってもかまわない。
注出孔は容器内部から外部に向かって開けられた縦孔33と、縦孔先端に連通し縦孔に直角方向に開けられた横孔34とからなる。
受圧板31は、ノズル32の容器内側周縁から周囲に広がった板で、ノズル外形よりも大きな面を有している。この受圧板31は、容器胴部24を押し圧した場合、その押し圧による内部圧力上昇を内容物の圧力として受ける板状の部品であると共に、その外側には弾性体4から押し圧を受けていて、内部圧力と弾性体4との圧力バランスで位置を保っている。受圧板は円形をした円盤であり、一体になっている。
ピストン3に使用される材料は、内容物に対して変質しなく、かつ、変質させない硬質の素材で、弁孔に用いられる材料との摺動性が高い材料であれば、どのようなものでも良い。例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリオキシメチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、フッ素系樹脂などが考えられる。
注出口の注出量を大きくするには、ピストンの縦孔33と横孔34の径を大きくする。
また、小さな力で注出し易くするには、受圧板の面積をできるだけ大きくしたり、弾性体4の形状や材質を調整する。
注出口本体10は、天板11とその周縁から下がる側壁12からなる。
天板11には内部に弁孔を有する注出筒111が設けられ、外部と連通している。
側壁12内面には容器本体2と螺合するネジ13が設けられ、また、側壁12外面にはネジを回しやすくするローレット14が設けられている。また、側壁12と天板11との間には弾性体4を収納する受圧摺動部が設けられている。
注出筒111の内側はピストン3の外面と、内容物が漏れ出ないように液密に摺接する隙間に押さえられた弁孔(摺動穴)112を有している。
さらに、注出筒111の弁孔(摺動穴)112上側内面には内容物を一旦溢れさせて排出するために、弁孔よりも大きな径を有した凹みを有する排出領域113があり、排出領域113を形成する周囲の立ち壁114の高さは、最大にノズルが外側に移動しても、立ち壁114の高さを横孔の高さ位置よりも高くなるように設ける。
弾性体4は、受圧板外面側と注出口本体天板内面に挟まれた収納する受圧摺動部領域に配置された弾性を有する部材である。
弾性体4の材質は、エチレンプロピレンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、天然ゴム、シリコンゴム、イソプロピレンゴム、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマーなどのエラストマーやゴム、ポリプロピレン樹脂、ポリオキシメチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエーテル系樹脂などの復元性が高いプラスチックなどでもよい。押出し容器2と注出口本体10とのシール性を別にOリングやコンタクトリングなどを使用して確保できるならば、ステンレス製バネなど、バネ性を有する金属部材であってもかまわない。いずれにしても、内容物によって変質しないで、弾性を保持する必要があるので、内容物や保存環境条件を加味して選択する。これらの材料で、射出成形や圧縮成形で製造することができる。
ピストンの戻りを早くして、漏れにくくするには、弾性体4のバネ性をアップする。しかし、弾性体4のバネ性をアップすると、強い力で押さないと弁が開口しなくなるので、注意が必要である。
図2−2で示すように、内部圧力26が上昇した時には受圧板31から圧力を受け、弾性体4は縮んで受圧板31は外側に移動する。受圧板31が外側に移動すると、連なるピストン3のノズル32も外側に移動し、ノズル先端よりわずかに下方にあった横孔34が、注出筒111の弁孔(摺動穴)112から出てきて、排出領域113と連通する。
そして、最大に受圧板31が外側に移動し、ノズル32の横孔34が、一番上昇した位置になった時、すなわち、ノズル32が最大に上昇した時であっても、横孔34の高さを立ち壁114の高さよりも低く設定してある。その為、勢い良く内容物が横孔34から噴出しても、内容物5は排出領域113の立ち壁114に一旦当たるので、周囲に飛び散ったりして汚すことが無い。
押出し容器の胴部を押し圧しなくなると、押出し容器内部と押出し容器外部との圧力差はなくなるので、弾性体4は元の形状に戻る力が働き、受圧板31を容器内側に押して、ピストン3は下がる。もちろん、押出し容器自身の力で容器内部が外部に対して陰圧になれば、受圧板31を内部に引き込む力も加わり、より強くピストン3は下がる力が働く。ピストン3が容器内部に向かって下がると、横孔34が弁孔112内部に入り込むので、弁は閉じられ、容器は閉鎖され、図2−1の状態に戻る。
従って、もし使用中に、この容器が倒れても、押出し容器の胴部を押す力が低下した段階で、ピストン3が下がって、瞬時に弁が塞がり、内容物が飛び散ったり、漏れる恐れがない。
図3は、弾性体4の形状を示す斜視図と、組み込まれた状態における部分的に拡大した断面図である。
弾性体4は、二又外側シール部41が外径部分で注出口本体10の受圧板摺動部16に接して液止めし、また、二又内側シール部42が内径部分でピストンのノズル32に接して液止めしている。そして、弾性体4上面側に円筒状の突起40があって、内圧上昇によって受圧板31が受けた圧力で押されると突起40が縮む。しかし、内圧がなくなると、突起40は反発して伸びて、受圧板31を押し下げる。
弾性体4は、注出口本体10の受圧板摺動部16で液止めしているので、内容物5は弾性体4の上側に漏れ出ない。その為、内容物5が弾性体4の動きを抑制することなく、圧力の変化に瞬時に動くことができる。
本発明の注出口は以上のような物であるが、図4のように、ピストンのノズル先端の形状をラッパ状にして、液ダレ防止性を加え、注出した内容物が垂れて、容器を汚しにくくすることもできる。
このような形状にすると、注出口近傍が汚れず、取り扱いが便利になる。
本発明に使用される押出し容器の材質は、低密度ポリエチレンや、金属箔とのラミネーションフィルムの他、中密度ポリエチレン、
ポリアミド樹脂/無水マレイン酸変性ポリエチレン/低密度ポリエチレン、
低密度ポリエチレン/無水マレイン酸変性ポリエチレン/エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物/無水マレイン酸変性ポリエチレン/低密度ポリエチレン、
低密度ポリエチレン/無水マレイン酸変性ポリエチレン/ポリアミド樹脂/無水マレイン酸変性ポリエチレン/低密度ポリエチレン、
のような構成の胴部を有する押出しチューブ容器やブロー成形容器、ブローチューブ容器などが考えられる。
本発明の注出口本体10に使用する材質は、内容物5に対して変質しなく、かつ、変質させない硬質の素材で、ポリプロピレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂、ポリオキシメチレン系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂などが考えられ、射出成形によって製造可能である。
本発明の注出口は、以上の様なもので、逆流防止機能を有しているので、内部に空気が入り込まない。しかも、注出口先端の立ち壁を高くしたので、弁孔が開いても立ち壁よりも充分に下側にあり、注出の時に勢い良く押しても、内容物が周囲には飛び散ったりせずに、排出領域に一旦出て、そこから排出される。その為、飛散しにくいと共に、注出量を調整しやすいので、安心して内容物の注出をすることが可能である。
さらに、注出口先端の形状を工夫するだけで、液ダレもしにくくできるなど、本発明のメリットがある。
1・・・・・・・・・注出口
10・・・・・・・・注出口本体
11・・・・・・・・天板
111・・・・・・・注出筒
112・・・・・・・弁孔(摺動孔)
113・・・・・・・排出領域
114・・・・・・・立ち壁
12・・・・・・・・側壁
13・・・・・・・・ネジ
14・・・・・・・・ローレット
2・・・・・・・・・押出し容器
21・・・・・・・・口部
22・・・・・・・・開口部
23・・・・・・・・ネック
231・・・・・・・ネック融着部
24・・・・・・・・胴部
25・・・・・・・・底シール部
26・・・・・・・・内部圧力
3・・・・・・・・・ピストン
31・・・・・・・・受圧板
32・・・・・・・・ノズル
33・・・・・・・・縦孔
34・・・・・・・・横孔
4・・・・・・・・・弾性体
40・・・・・・・・突起
41・・・・・・・・二又外側シール部
42・・・・・・・・二又内側シール部
5・・・・・・・・・内容物

Claims (6)

  1. 注出口本体と、ピストンと、弾性体とからなり、内部に空気などの逆流を防止する注出口であって、
    ピストンは、受圧板と、受圧板中央に設けられたノズルとからなり、
    ノズルは中央から上方に伸びた柱状の外形を有し、ノズル内に容器内部から外部に通じる注出孔が設けられ、
    注出孔は容器内部から外部に向かって開けられた縦孔と、縦孔先端に縦孔に直角方向に開けられた横孔とからなり、
    受圧板は、ノズルの容器内側周縁から周囲に広がった板で、ノズル外形よりも大きな面を有し、
    弾性体は、受圧板外面側と注出口本体天板内面に挟まれた領域に配置された弾性を有する部材であって、
    注出口本体は弁孔を有する天板と、天板周縁から垂下する側壁からなり、
    側壁の天板側には、受圧板が摺動する受圧摺動部を有し、
    側壁の容器側には容器本体に嵌合する嵌合部を有し、
    弁孔は、容器内部と外部に通じ、ピストンのノズルが上下に摺動可能な孔であって、
    天板の弁孔外側近傍には排出領域が設けられ、
    排出領域は、弁孔よりも大きな径を有した凹みを形成する立ち壁を有し、
    ノズルが内側に移動した状態では、横孔は弁孔内に留まり、
    弾性体が押され、ノズルが外側に移動した時に、横孔が弁孔から抜けて排出領域に連通すると共に、
    最大にノズルが外側に移動しても、立ち壁の高さを横孔の高さ位置よりも高く設けたことを特徴とする注出口。
  2. ノズルが円柱状の外形を持ち、受圧板が円盤形状であることを特徴とする請求項1に記載の注出口。
  3. 弾性体がゴム状弾性体からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の注出口。
  4. 弾性体が合成樹脂製バネからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の注出口。
  5. 弾性体がステンレス製バネからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の注出口。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載する注出口を有する押出し容器。
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