JP6359405B2 - 二重容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内容液の充填空間を有する減容変形可能な内層体と、当該内層体をその内側に収納する外層体と、外層体の口部に装着される注出キャップとを備え、注出キャップに設けた注出口から内容液を注出する二重容器に関する。
従来、各種の食品調味料をはじめ、化粧料や薬剤等の内容液を収容する容器としては、注出口を有する注出キャップを容器本体の口部に装着し、容器を傾けたり容器胴部を押圧したりすることで、内容液を注出する容器が使用されている。
また、このような容器において、容器本体を、内容液の充填空間を有し減容変形可能な内層体と、この内層体を内側に収納するとともに容器の外殻を形成する外層体とで構成した二重容器(デラミ容器、積層剥離容器ともいう)が知られている(例えば、特許文献1)。
このような二重容器においては、外層体の口部に、内層体への外気の侵入を防止する逆止弁を設けた注出キャップが装着される。そして、外層体を押圧することで内層体を加圧し、これによって逆止弁が開放させることで内容液が注出される。また、外層体には、内層体との間に外気を取り込む貫通孔が設けられ、注出後、外層体が元の形状に復元する際は、この貫通孔から外気が取り込まれ、内層体は減容変形したままで外層体のみが復元する構成となっている。
特開2013−133116号公報
ところで、このような二重容器においては、内容液の吐出形態は、注出口からストリーム状(水柱状)に注出されるのみであったため、広範囲にわたって内容液を振りかけようとした場合には、意図した量よりも大量に内容液が注出される虞があった。
それゆえ本発明は、内容液が大量に注出されることを抑制し、適切な量の内容液を広範囲にわたって注出させることが可能な二重容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の二重容器は、内容液の充填空間を有する減容変形可能な内層体と、
該内層体をその内側に収納するとともに該内層体との相互間に空気を導入する外気導入開口が形成された外層体と、
前記内層体の上部開口を覆う天壁を有し、該天壁に、前記充填空間に通じる内容液通路が形成された中栓と、
該内容液通路を閉鎖する一方、前記外層体への押圧に伴う該充填空間への加圧にて該内容液通路を開放する逆止弁と、
内容液を注出する注出筒を有し、該中栓及び該逆止弁を内側に収めて前記外層体の口部周壁に装着される注出キャップと、を備える二重容器であって、
前記注出キャップには、該注出キャップとの間に前記内容液通路を通して流入する内容液に旋回を与えるスピン通路を形成するノズルチップが装着され、
該ノズルチップ又は該注出キャップに設けられた、前記内容液通路及び前記スピン通路を通過した内容液を噴射可能な噴出口が、前記注出筒の内側に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の二重容器にあっては、前記スピン通路は、相互に当接する前記ノズルチップ及び前記注出キャップの当接面の何れか一方側に形成された、前記噴出口に向かって収束する複数のスピン溝で構成されることが好ましい。
また、本発明の二重容器にあっては、前記ノズルチップ又は前記注出キャップには、前記スピン通路とは別に前記内容液通路と噴出口とを連通させる貫通孔が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、内容液が大量に注出されることを抑制し、適切な量の内容液を広範囲にわたって注出させることが可能な二重容器を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る二重容器を示す断面図である。 (a)は、図1に示す二重容器の注出形態の一例を示す図であり、(b)は、図1に示す二重容器の使用状態における他の注出形態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る二重容器を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る二重容器1(以下、「容器1」ともいう)は、内層体2と、外層体3と、注出キャップ4と、中栓5と、逆止弁6と、ノズルチップ7と、を備える。
内層体2は、減容変形可能に形成されるものであって、外層体3の内側に収納される。内層体2は、その内側に内容液を充填する充填空間Sと、この充填空間Sにつながる上部開口を有する。
外層体3は、円筒状の口部周壁3aに、図示を省略する復元自在な可撓性を有する胴部、及び胴部の下端を閉鎖する底部で構成される。口部周壁3aの外周面には雄ねじ部3bを設けている。また、口部周壁3aには、内層体2との相互間に空気を取り込むための外気導入開口3cを設けていて、更に、外気導入開口3cを設けた外周面には、上下方向に雄ねじ部3bを切り欠く溝部3dが形成されている。なお、外気導入開口3cの形成位置は特に限定されず、口部、胴部、底部等に設けることができる。
ここで、内層体2及び外層体3は、本実施形態ではともに合成樹脂製であって、相互に相溶性が低い樹脂を用いている。また、内層体2及び外層体3は、内層体2の合成樹脂素材と外層体3の合成樹脂素材とを積層して形成されるパリソンに対し、ブロー成形を行うことによって形成されている。また、内層体2と外層体3との間に、縦方向に延在して内層体2と外層体3とを部分的に接合する、1本或いは複数本の接着帯を設けてもよい。
注出キャップ4は、口部周壁3aを取り囲む外周壁11を備え、外周壁11の内周面には、口部周壁3aの雄ねじ部3bに対応する雌ねじ部12が形成されている。また、外周壁11の上部には、頂壁13が一体に連結している。頂壁13には、内容液を注出する注出筒14が設けられており、注出筒14の内側に噴出口14aが形成されている。また、頂壁13の下面には、同心二重配置となる一対の上部嵌合壁15が設けられている。更に、上部嵌合壁15より径方向外側には、頂壁13を貫通する外気導入孔16を設けている。なお、外周壁11の下端は口部周壁3aと気密に当接していて、口部周壁3aと外周壁11との間には、外気導入開口3cに通じる通気路Tが設けられている。
中栓5は、注出キャップ4の内側に配置され、口部周壁3aの内側に位置する内層体2の上部開口を覆う天壁21を有する。天壁21には、一端が注出筒14側に開口するとともに他端が内層体2の充填空間S側に開口する筒状壁22が設けられている。本実施形態の筒状壁22は、天壁21から充填空間Sに向けて延びる円筒部22aに連続する傾斜部22bを介して、下端に開口22cが形成されている。また天壁21には、この天壁21を貫通し、充填空間Sに通じる内容液通路23が形成されている。
また天壁21は、内容液通路23より径方向外側において充填空間S側に屈曲する段部24を備えていて、段部24より径方向外側には、段部24との間で上向き開放の溝を形成する嵌合壁25が設けられている。そして天壁21の下面には、外層体3との間で内層体2を挟み込む環状のシール壁26を設けている。天壁21の外縁には、少なくとも1つの溝27が設けられている。
筒状壁22内には、本実施形態では球状となる移動弁体30が設けられている。筒状壁22と移動弁体30との間には、容器1の姿勢変更に応じて移動弁体30が移動可能、且つ内容液はほとんど通過させない(実質的に通過させない)程度の隙間が設けられている。また移動弁体30は、容器1を起立姿勢(容器1の底部を水平な台の上に載置した状態の姿勢)にすることで、筒状壁22の傾斜部22bに着座する。これによって充填空間Sをシールすることができる。
逆止弁6は、円筒状になる環状壁41の径方向内側に、例えば3つのアーム42を介して連結する板状の弁体43を備えている。また逆止弁6は、注出キャップ4、中栓5に対して取り付けた際、環状壁41の下部が段部24と嵌合壁25との間で嵌合保持され、環状壁41の上部が一対の上部嵌合壁15で嵌合保持されるようになっている。また、弁体43は、通常時は天壁21に着座して内容液通路23を閉鎖する。また、本実施形態においては、環状壁41の径方向外側に、周方向に沿って延びる環状の空気弁45が設けられている。空気弁45は弾性変形可能であり、外気導入孔16と、外気導入開口3cとの連通及び遮断を切り替えるよう構成されている。
ノズルチップ7は、注出キャップ4の内側に装着され、上部嵌合壁15の内周面に凹凸嵌合によって嵌合保持される円筒状の周壁71と、周壁71の上端を覆う隔壁72とを備える。本実施形態において、周壁71の外周面には中心軸線Mと平行(軸線方向)に延びる縦溝71aが形成されている。また、頂壁13との当接面となる隔壁72の上面には、当該縦溝71aに連通するスピン溝72aが形成されている。スピン溝72aと頂壁13の下面に囲まれた通路がスピン通路となり、内容液通路23及び縦溝71aを通過して流入する内容液に旋回を与える。なお、縦溝71aは、内容液通路23とスピン溝72aを連通させるものであれば、形状や本数は特に限定されず、例えば軸線方向に、直線状に延びる溝が3本形成された構成としてもよい。また、スピン溝72aの形状も、スピン溝72aを通過する内容液に旋回を与えるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、隔壁72の中心に位置する噴出口14aに向かって収束する3本のらせん状の溝とすることができる。また、本実施形態においては、縦溝71aを周壁71の外周面に形成したが、周壁71の外周面に当接する上部嵌合壁15の内周面に設けても良い。また、スピン溝72aは、頂壁13の下面に設けてもよい。
隔壁72の中心には、スピン通路とは別に内容液通路23と噴出口14aとを連通させる貫通孔72bが形成されている。すなわち、本実施形態の二重容器1にあっては、充填空間Sから内容液通路23を通って流入した内容液は、縦溝71a及びスピン溝72aを通り噴出口14aに向かう第1経路とは別に、貫通孔72bを通る第2経路を有する。なお、貫通孔72bを設けずに、内容液が上記第1経路のみを通って噴出口14aへ向かう構成としてもよい。
蓋体50は、ヒンジ51を介して注出キャップ4の外周壁11に連結していて、ヒンジ51で折り曲げることで、注出筒14及び外気導入孔16を覆い隠すことができる。より詳細には、蓋体50は、平板状の上壁52と、上壁52の縁部に連結するとともに外周壁11に連なる形状となる蓋体周壁53とを備えていて、上壁52には、蓋体50を閉めた際に注出筒14の内側に入り込んで注出筒14をシールする筒状のシール部54が設けられている。なお、蓋体50は、ヒンジ51を設けずに注出キャップ4とは別体のものとし、ねじやアンダーカットで注出キャップ4に装着するように構成してもよい。
上記のように構成される二重容器1から内容液を注出するに当たっては、図2(a)、(b)に示すように蓋体50を開き、容器1を起立姿勢から傾倒姿勢に姿勢変更して、外層体3の胴部を押圧する。これにより、筒状壁22内の移動弁体30は注出筒14側に移動し、また、内層体2と外層体3との間の空気を介して充填空間Sが加圧される。なお、外層体3の外気導入開口3cと注出キャップ4の外気導入孔16との間は、空気弁45によって封止されているため、外層体3を押圧した際に、内層体2と外層体3との間の空気は漏れ出すことはない。加圧された内容液は、弁体43を持ち上げて内容液通路23を開放し、当該内容液通路23から流出する。そして、内容液は縦溝71a及びスピン溝72aを通る第1経路と、貫通孔72bを通る第2経路とに分かれて通過して、注出筒14の内側に配置された噴出口14aから外界に注出(噴射)される。
ここで、本実施形態の二重容器1にあっては、外層体3の胴部を勢いよく(素早く)押圧することで、図2(a)に示すように、噴出口14aから霧状(シャワー状)に内容液を注出することができる。これは、スピン通路を設けたことで噴出口14aの手前で内容液に旋回が与えられ、噴出口14aから勢いよく押し出されることで、内容液が広範囲に飛散するためである。
また、胴部をゆっくりと押圧した場合には、図2(b)に示すように内容液を滴々注出することができる。これは、内容液が噴出口14aを通過する際の速度が遅いために内容液が注出筒14の内側で合流して滴状となった後、注出筒14の先端から滴下されるためである。
以上のように、本実施形態の二重容器1によれば、スピン通路を設けたことにより、噴出口14aから霧状に内容液を注出することができるので、内容液が大量に注出されることを抑制し、適切な量の内容液を広範囲にわたって注出することが可能となる。
また、本実施形態の二重容器1によれば、外層体3の胴部を押圧する速度を変えることで、霧状と滴状の2つの注出形態から、何れか一方を選択することができる。
さらに、本実施形態の二重容器1にあっては、ノズルチップ7に貫通孔72bを設けたことで、上記第1経路と第2経路の2つの経路に分かれて内容液がスムーズに流れるため、内容液が第1経路のみを通る場合に比べて、外層体3の胴部を押圧する際に大きな圧力を加えることなく内容液を注出することが可能となる。
なお、所要量の内容液を注出した後は、外層体3の胴部への押圧を解除する。これによって充填空間S内の圧力が下がり、弁体43が内容液通路23を閉鎖するので、充填空間S内への外気の入り込みが防止できる。また、外層体3は、それ自身の復元力により元の形状に戻ろうとするため、内層体2と外層体3との相互間は負圧状態となり、これによって空気弁45が下方に弾性変形して、外気導入孔16から溝27、通気路Tを経て、外気導入開口3cに空気が導入され、内層体2を減容変形させたまま外層体3が復元する。
弁体43が内容液通路23を閉鎖すると、注出筒14から内容液通路23までの空間内には内容液が残留したままになっているものの、容器1を元の起立姿勢に戻すと、移動弁体30は、それ自身の自重や充填空間S内の圧力低下によって内層体2の充填空間S側に移動する。これにより、注出筒14内に残留した内容液は、14a側へサックバックされ、液垂れを有効に防止することができる。
次に、本発明に従う他の実施形態について、図3を参照しつつ説明する。なお、上述した実施形態と同一の機能を有する部位は、同一の符号を付して説明を省略する。
図3に示す二重容器100において、注出筒14の内側には、注出筒14の内面下端部に設けられた複数の連結片を介して突出部80が設けられている。突出部80は、円筒状の突出部側壁81と、突出部側壁81の上端を覆う突出部頂壁82を備え、突出部頂壁82の中心には、貫通孔83が形成されている。
また、突出部80には、上方(注出筒14の注出開口側)から装着されたノズルチップ107が配置されている。ノズルチップ107は、突出部側壁81の外側、且つ注出筒14の内側に、凹凸嵌合によって嵌合保持される円筒状の周壁171と、周壁171の上端を覆う隔壁172とを備える。なお、本実施形態において、隔壁172の中心には、噴出口14aが形成されている。
本実施形態において、突出部側壁81の外周面には軸線方向に延びる縦溝81aが形成されている。また、突出部頂壁82との当接面となる隔壁172の下面には、縦溝81aに連通するスピン溝172aが形成されている。すなわち、本実施形態においては、スピン溝172aと突出部頂壁82の上面に囲まれた通路がスピン通路となり、内容液通路23及び縦溝81aを通過して流入する内容液に旋回を与える。なお、縦溝81aおよびスピン溝172aは、突出部80側、ノズルチップ107側の何れの当接面に形成されていても良く、その形状及び本数も限定されるものではない。
上記のような構成の二重容器100においても、先の実施形態と同様に、スピン通路を設けたことにより、噴出口14aから霧状に内容液を注出することができるので、内容液が大量に注出されることを抑制し、適切な量の内容液を広範囲にわたって注出することが可能となる。また、外層体3の胴部を押圧する速度を変えることで、霧状と滴状の2つの注出形態から、何れか一方を選択することができる。さらに、突出部頂壁82に貫通孔83を設けたことで、スピン通路を通る第1経路と、貫通孔83を通る第2経路の2つの経路を通って内容液がスムーズに流れるため、外層体3の胴部を押圧する際に、大きな圧力を加えることなく、内容液を注出することが可能となる。
本発明に従う二重容器は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に従う範囲で種々の変更が可能である。例えば逆止弁6としては、3点弁に限られず、1点弁等、従前の他の形態の逆止弁を用いることができる。また、移動弁体30の断面形状は、筒状壁22の断面形状に合わせて円や多角形等、適宜変更することができる。また、その立体的な形状は、球状を問わず、柱状(円柱や四角柱等)や錐体状(円錐や三角錐等)のように、種々のものを適用することができる。また、外層体3及び内層体2は、積層構造のパリソンをブロー成形することによって形成されるものに限られず、外層体3及び内層体2を個別に形成し、その後、内層体2を外層体3内に装着するようにしたものでもよい。
1、100 二重容器
2 内層体
3 外層体
3a 口部周壁
3b 雄ねじ部
3c 外気導入開口
3d 溝部
4 注出キャップ
5 中栓
6 逆止弁
7 ノズルチップ
11 外周壁
12 雌ねじ部
13 頂壁
14 注出筒
14a 噴出口
15 上部嵌合壁
16 外気導入孔
21 天壁
22 筒状壁
22a 円筒部
22b 傾斜部
22c 開口
23 内容液通路
24 段部
25 嵌合壁
26 シール壁
27 溝
30 移動弁体
41 環状壁
42 アーム
43 弁体
45 空気弁
50 蓋体
51 ヒンジ
52 上壁
53 蓋体周壁
54 シール部
71 周壁
71a 縦溝
72 隔壁
72a スピン溝
72b 貫通孔
80 突出部
81 突出部側壁
81a 縦溝
82 突出部頂壁
83 貫通孔
107 ノズルチップ
171 周壁
172 隔壁
172a スピン溝
S 充填空間

Claims (2)

  1. 内容液の充填空間を有する減容変形可能な内層体と、
    該内層体をその内側に収納するとともに該内層体との相互間に空気を導入する外気導入開口が形成された外層体と、
    前記内層体の上部開口を覆う天壁を有し、該天壁に、前記充填空間に通じる内容液通路が形成された中栓と、
    該内容液通路を閉鎖する一方、前記外層体への押圧に伴う該充填空間への加圧にて該内容液通路を開放する逆止弁と、
    内容液を注出する注出筒を有し、該中栓及び該逆止弁を内側に収めて前記外層体の口部周壁に装着される注出キャップと、を備える二重容器であって、
    前記注出キャップには、該注出キャップとの間に前記内容液通路を通して流入する内容液に旋回を与えるスピン通路を形成するノズルチップが装着され、
    該ノズルチップ又は該注出キャップに設けられた、前記内容液通路及び前記スピン通路を通過した内容液を噴射可能な噴出口が、前記注出筒の内側に配置されており、
    前記ノズルチップ又は前記注出キャップには、前記スピン通路とは別に前記内容液通路と噴出口とを連通させる貫通孔が形成されていることを特徴とする二重容器。
  2. 前記スピン通路は、相互に当接する前記ノズルチップ及び前記注出キャップの当接面の何れか一方側に形成された、前記噴出口に向かって収束する複数のスピン溝で構成される、請求項1に記載の二重容器。
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