JP2015204361A - コイル固定構造 - Google Patents

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翔一 古川
孝治 宮脇
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孝治 宮脇
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Abstract

【課題】簡易な構造で部品点数を削減してコイルを固定することができ、コイルの接続信頼性を保持することができるコイル固定構造を提供する。【解決手段】環状のコア3に導線5が巻回されたコイル7と、このコイル7が外径側の面を当接して配置される配置部9を有する配置部材11と、この配置部材11を収容するケース13とを備えたコイル固定構造1において、コイル7の中心部に、軸部材15を挿通し、ケース13に、軸部材15と係合してコイル7を配置部9に固定させる係止部17を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、コイル固定構造に関する。詳細には、配置部材の配置部上にコイルが外径側の面を当接して配置される構成におけるコイル固定構造に関する。
従来、コイル固定構造としては、環状のコアに導線が巻回されたコイルと、このコイルが外径側の面を当接して配置される配置部としての本体と、この本体が配置される配置部材としてのプリント配線板とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコイル固定構造では、本体がプリント配線板に直交する板状の支持部を有し、この支持部にコイルの外径側の面が当接して配置される一対の傾斜面を有する台座部が設けられ、支持部に台座部にコイルが配置された状態でコイルの中心部と同心状となる貫通穴が設けられている。
このようなコイル固定構造では、コイルの外径側の面を一対の傾斜面に当接させるようにコイルを台座部に配置した後、貫通穴とコイルの中心部とを挿通するように結束用バンドを配置し、この結束用バンドによってコイルを本体に対して固定している。
このコイルが固定された本体をプリント配線板に直交するように配置させることにより、コイルがプリント配線板上に立った状態で配置されることになり、コイルの側面がプリント配線板と平行となるように配置、すなわちコイルをプリント配線板上に寝かせて配置した状態よりも、プリント配線板上におけるコイルの配置スペースを削減することができる。
特開2001−110655号公報
ところで、上記特許文献1のコイル固定構造のように、コイルを回転不能に固定することにより、振動などによってコイルに外力が加わった場合のコイルと配置部材とを接続するリード部などにその応力がかかることを軽減でき、コイルの接続信頼性を保持することができる。
しかしながら、上記特許文献1のようなコイル固定構造では、配置部としての本体が台座部や貫通穴などを有しており、その構造が複雑化されていると共に、コイルを本体に固定させるために結束用バンドを用いており、部品点数も増加していた。
そこで、この発明は、簡易な構造で部品点数を削減してコイルを固定することができ、コイルの接続信頼性を保持することができるコイル固定構造の提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、環状のコアに導線が巻回されたコイルと、このコイルが外径側の面を当接して配置される配置部を有する配置部材と、この配置部材を収容するケースとを備えたコイル固定構造であって、前記コイルには、中心部に軸部材が挿通され、前記ケースには、前記軸部材と係合して前記コイルを前記配置部に固定させる係止部が設けられていることを特徴とする。
このコイル固定構造では、コイルの中心部に軸部材が挿通されているので、コイルを軸部材に対して支持させることができ、結束用バンドや接着剤などの別部材を用いる必要がない。
また、ケースには、軸部材と係合してコイルを配置部に固定させる係止部が設けられているので、コイルが支持された軸部材をケースの係止部に係合させることにより、コイルを配置部に対して位置決めすることができる。
このため、コイルに振動などによって外力が加わったとしても、コイルが配置部に対して移動することがなく、コイルの導線や導線に接続されたリード線などが破断することを防止でき、コイルの接続信頼性を保持することができる。
加えて、ケースに軸部材と係合する係止部を設けることにより、コイルに外力が加わった場合、その外力を軸部材からケースに伝達して逃がすことができ、よりコイルの接続信頼性を保持することができる。
従って、このようなコイル固定構造では、簡易な構造で部品点数を削減してコイルを固定することができ、コイルの接続信頼性を保持することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコイル固定構造であって、前記軸部材は、前記コイルの中心部に圧入して挿通されていることを特徴とする。
このコイル固定構造では、軸部材が、コイルの中心部に圧入して挿通されているので、軸部材の外径とコイルの中心部の内径との設定によって軸部材に対してコイルを回転不能にすることができ、軸部材の外周やコイルの中心部の内周に係合部などを設ける必要がない。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のコイル固定構造であって、前記コイルは、前記配置部に中心部を同心状に並列に複数配置され、前記軸部材は、前記複数のコイルの中心部に挿通されていることを特徴とする。
このコイル固定構造では、軸部材が、複数のコイルの中心部に挿通されているので、1つの軸部材によって複数のコイルを固定でき、部品点数を削減できると共に、組付性を向上することができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のコイル固定構造であって、前記軸部材には、隣り合う前記コイル間を区画する区画壁が設けられていることを特徴とする。
このコイル固定構造では、軸部材に、隣り合うコイル間を区画する区画壁が設けられているので、区画壁の幅を調整することにより、隣り合うコイル間の間隔を調整することができ、配置部に対するコイルの配置位置を調整することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコイル固定構造であって、前記軸部材には、前記係止部と前記軸部材の回転方向に係合する係合部が設けられていることを特徴とする。
このコイル固定構造では、軸部材に、係止部と軸部材の回転方向に係合する係合部が設けられているので、軸部材が係止部に対して回転することがなく、より安定してコイルを配置部に対して固定することができる。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコイル固定構造であって、前記軸部材の外形形状は、中心から外径までの距離が他の外径領域と異なる部分を有することを特徴とする。
このコイル固定構造では、軸部材の外形形状が、中心から外径までの距離が他の外径領域と異なる部分を有するので、軸部材の外形形状が真円となることがなく、中心から外径までの距離が他の外径領域と異なる部分がコイルの中心部の内周に係合し、軸部材に対してコイルを回転不能にすることができる。
本発明によれば、簡易な構造で部品点数を削減してコイルを固定することができ、コイルの接続信頼性を保持することができるコイル固定構造を提供することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係るコイル固定構造の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るコイル固定構造の断面図である。 本発明の第1実施形態に係るコイル固定構造のコイルに軸部材を圧入して挿通するときの正面図である。 本発明の第1実施形態に係るコイル固定構造のコイルに軸部材を圧入して挿通したときの正面図である。 本発明の第1実施形態に係るコイル固定構造のコイルを配置部材に配置するときの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るコイル固定構造の配置部材をケース本体に収容するときの正面図である。 本発明の第1実施形態に係るコイル固定構造の配置部材をケース本体に収容したときの正面図である。 本発明の第1実施形態に係るコイル固定構造のケース本体にカバーを組付けるときの斜視図である。 (a)は本発明の第2実施形態に係るコイル固定構造の軸部材の斜視図である。(b)は本発明の第2実施形態に係るコイル固定構造の軸部材の正面図である。 (a)は本発明の第3実施形態に係るコイル固定構造の軸部材に1本の突条である係合部を設けたときの側面図である。(b)は本発明の第3実施形態に係るコイル固定構造の軸部材に1本の溝部である係合部を設けたときの側面図である。(c)は本発明の第3実施形態に係るコイル固定構造の軸部材に複数の突条と溝部である係合部を設けたときの側面図である。 (a)は本発明の第3実施形態に係るコイル固定構造の軸部材の外形形状を三角形としたときの側面図である。(b)は本発明の第3実施形態に係るコイル固定構造の軸部材の外形形状を四角形としたときの側面図である。(c)は本発明の第3実施形態に係るコイル固定構造の軸部材の外形形状を五角形としたときの側面図である。
図1〜図11を用いて本発明の実施の形態に係るコイル固定構造について説明する。
(第1実施形態)
図1〜図8を用いて第1実施形態について説明する。
本実施の形態に係るコイル固定構造1は、環状のコア3に導線5が巻回されたコイル7と、このコイル7が外径側の面を当接して配置される配置部9を有する配置部材11と、この配置部材11を収容するケース13とを備えている。
そして、コイル7には、中心部に軸部材15が挿通され、ケース13には、軸部材15と係合してコイル7を配置部9に固定させる係止部17が設けられている。
また、軸部材15は、コイル7の中心部に圧入して挿通されている。
さらに、コイル7は、配置部9に中心部を同心状に並列に複数配置され、軸部材15は、複数のコイル7の中心部に挿通されている。
図1〜図8に示すように、コイル7は、磁性材料からなり環状に形成されたコア3の外周に導電性材料からなる導線5が所定の巻回数で巻回されている。
このコイル7は、配置部材11の配置部9に対して外径側の面が当接するように立てた状態で、中心部を同心状に並列に複数(ここでは2つ)配置されている。
この複数のコイル7の導線5のそれぞれの両端部は、リード線19を介して配置部材11に設けられた複数(ここでは4つ)のスルーホール21から導体部23に半田付けなどによって電気的に接続される。
配置部材11は、バスバなどの導電性材料からなる導体部23が合成樹脂などの絶縁性材料によってインサート成形され、配置部9を備えている。
導体部23は、絶縁性材料の両側から一対の端子部25,27が露出されており、一方の端子部25は電線などに接続されたコネクタに収容された相手端子に接続される接続部となっており、他方の端子部27は機器や電源などに直接的に接続される接続部となっている。
配置部9は、絶縁性材料からなり、配置部材11の一面側にコイル7の外径側の面と対応するように曲面状に複数(ここでは2つ)形成されている。この配置部9には、複数のコイル7の外径側の面が当接するように配置される。このような配置部9に配置されるコイル7には、中心部に軸部材15が圧入して挿通される。
軸部材15は、絶縁性材料からなり円柱状に形成されている。この軸部材15は、コイル7を配置部9に配置させる前に、図3の矢印で示すように、中心部が同心状に並列に配置された複数のコイル7の中心部を挿通するようにコイル7の中心部に圧入される。
このようにコイル7の中心部に軸部材15を圧入して挿通することにより、コイル7が軸部材15を中心として回転することがない。加えて、1つの軸部材15で複数のコイル7を固定して配置部材11の配置部9に配置することができ、組付性を向上することができる。この軸部材15を圧入したコイル7が配置部9に配置された配置部材11は、ケース13に収容される。
ケース13は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、ケース本体29とカバー31とを備えている。ケース本体29は、上面側と一側面側とが開放された筐体状に形成され、一側面側から配置部材11を収容した後、コ字状に形成されたカバー31が上面側から組付けられる。
このケース13に収容された配置部材11は、ケース13の他側面側に設けられたコネクタ部33に一方の端子部25が配置され、ケース13の一側面側から他方の端子部27が外部に露出される。このようなケース13のケース本体29の両側面側には、それぞれ係止部17が設けられている。
係止部17は、ケース13の高さ方向に撓み可能に設けられた係止アーム35と、この係止アーム35とケース本体29の側壁とで内径が軸部材15の外径と同等に設定された円形状の孔部からなる被係合部37とを備えている。
この係止部17は、図6の矢印で示すように、配置部9にコイル7が配置された配置部材11がケース本体29内に収容されることにより、軸部材15の外周面が係止アーム35の自由端側と当接し、係止アーム35を上方に向けて撓ませる。
そして、配置部材11がケース本体29内に完全に収容されると、係止アーム35がケース13の下方に向けて復元し、軸部材15の外周面が被係合部37の内周面に係合され、係止部17によって軸部材15が係止される。
このようにコイル7が回転不能に固定された軸部材15をケース13の係止部17で係止することにより、コイル7が配置部9に対して位置決めして固定され、振動などの外力がコイル7に加わったとしても、コイル7が配置部9に対して移動することがない。
加えて、コイル7に外力が加わったとしても、その外力を軸部材15からケース13に伝達して逃がすことができ、コイル7に接続されたリード線19への負担を軽減することができる。
このため、結束用バンドや接着剤などの別部材を用いることなく、簡易な構造でコイル7の導線5の両端部に接続されたリード線19にかかる負担を大幅に軽減することができ、コイル7と配置部材11との接続信頼性を向上することができる。
このように構成されたコイル固定構造1における組付けは、まず、並列に配置された複数のコイル7に対してそれぞれの中心部を挿通するように、コイル7を軸部材15に圧入させる。次に、軸部材15が圧入して固定されたコイル7を配置部材11の配置部9に配置させる。
そして、配置部材11をケース本体29内に収容し、軸部材15によって係止部17の係止アーム35を撓ませて係止アーム35の復元力により被係合部37の内周面を軸部材15の外周面に係合させ、ケース本体29にカバー31を組付けて組付けを完了する。
このようなコイル固定構造1では、コイル7の中心部に軸部材15が挿通されているので、コイル7を軸部材15に対して支持させることができ、結束用バンドや接着剤などの別部材を用いる必要がない。
また、ケース13には、軸部材15と係合してコイル7を配置部9に固定させる係止部17が設けられているので、コイル7が支持された軸部材15をケース13の係止部17に係合させることにより、コイル7を配置部9に対して位置決めすることができる。
このため、コイル7に振動などによって外力が加わったとしても、コイル7が配置部9に対して移動することがなく、コイル7の導線5や導線5に接続されたリード線19などが破断することを防止でき、コイル7の接続信頼性を保持することができる。
加えて、ケース13に軸部材15と係合する係止部17を設けることにより、コイル7に外力が加わった場合、その外力を軸部材15からケース13に伝達して逃がすことができ、よりコイル7の接続信頼性を保持することができる。
従って、このようなコイル固定構造1では、簡易な構造で部品点数を削減してコイル7を固定することができ、コイル7の接続信頼性を保持することができる。
また、軸部材15は、コイル7の中心部に圧入して挿通されているので、軸部材15の外径とコイル7の中心部の内径との設定によって軸部材15に対してコイル7を回転不能にすることができ、軸部材15の外周やコイル7の中心部の内周に係合部などを設ける必要がない。
さらに、軸部材15は、複数のコイル7の中心部に挿通されているので、1つの軸部材15によって複数のコイル7を固定でき、部品点数を削減できると共に、組付性を向上することができる。
(第2実施形態)
図9を用いて第2実施形態について説明する。
本実施の形態に係るコイル固定構造は、軸部材15には、隣り合うコイル7,7(図1参照)間を区画する区画壁101が設けられている。
図9に示すように、軸部材15は、中央部に円盤状に形成された区画壁101が設けられている。この区画壁101は、軸部材15と一体に形成された絶縁性材料からなり、コイル7,7を軸部材15に圧入したときに、隣り合うコイル7,7間に位置され、コイル7,7が配置部材11の配置部9(図1参照)に位置するように、その幅(軸方向長さ)が設定されている。
このようなコイル固定構造では、軸部材15に、隣り合うコイル7,7間を区画する区画壁101が設けられているので、区画壁101の幅を調整することにより、隣り合うコイル7,7間の間隔を調整することができ、配置部9に対するコイル7,7の配置位置を調整することができる。加えて、隣り合うコイル7,7間の絶縁性を保持することができる。
(第3実施形態)
図10,図11を用いて第3実施形態について説明する。
本実施の形態に係るコイル固定構造は、軸部材15には、係止部17(図1参照)と軸部材15の回転方向に係合する係合部201が設けられている。
また、軸部材15の外形形状は、中心から外径までの距離が他の外径領域と異なる部分を有する。
図10(a)に示すように、軸部材15の外周には、軸部材15の長さ方向に沿って突設された1本の突条からなる係合部201が設けられている。なお、不図示ではあるが、軸部材15が係合される係止部17の被係合部37(図1参照)には、係合部201と係合可能な凹部が形成されている。
この係合部201は、軸部材15を係止部17に係合させることにより、被係合部37に形成された凹部に係合される。この係合部201の係合により、軸部材15が係止部17の被係合部37内を回転することがなく、より安定して係止部17によって軸部材15を係止することができる。
なお、係合部201の形状としては、図10(b)に示すような軸部材15の長さ方向に沿って形成された1本の溝部からなる係合部201a、図10(c)に示すような軸部材15の長さ方向に沿って形成された複数の突条や溝部からなる係合部201b、図11に示すような軸部材15の外形形状を三角形、四角形、五角形などの多角形とし、それぞれの角部を係合部201c,201d,201eとしてもよく、係合部201の形状に合わせて係止部17の被係合部37の形状を設定すればよい。
すなわち、図10と図11に示す軸部材15の外形形状は、中心から外径までの距離が他の外径領域と異なる部分を有する。つまり、軸部材15の外形形状は、真円以外の形状となるように設定されている。
詳細には、図10に示す軸部材15では、係合部201,201a,201bがそれぞれ中心から外径までの距離が他の外径領域と異なる部分となる。図11に示す軸部材15では、三角形、四角形、五角形のそれぞれの角部である係合部201c,201d,201eが中心から外径までの距離が他の外径領域と異なる部分となる。
このように軸部材15の外形形状を設定することにより、中心から外径までの距離が他の外径領域と異なる部分がコイル7の中心部の内周や係止部17の被係合部37の内周と回転方向に係合し、軸部材15に対してコイル7を回転不能に固定することができると共に、軸部材15を係止部17に固定することができる。
なお、軸部材15が挿通されるコイル7の中心部の形状を軸部材15の外形形状に合わせることにより、軸部材15に対するコイル7の固定を強化することができる。また、係止部17の被係合部37の形状を軸部材15の外形形状に合わせているが、例えば、図11に示すような軸部材15の外形形状が多角形の角部のように係合部を多く有している場合には係止部17の被係合部37の形状を円形状に形成してもよい。
このようなコイル固定構造では、軸部材15に、係止部17と軸部材15の回転方向に係合する係合部201が設けられているので、軸部材15が係止部17に対して回転することがなく、より安定してコイル7を配置部9(図1参照)に対して固定することができる。
また、軸部材15の外形形状は、中心から外径までの距離が他の外径領域と異なる部分を有するので、軸部材15の外形形状が真円となることがなく、中心から外径までの距離が他の外径領域と異なる部分がコイル7の中心部の内周に係合し、軸部材15に対してコイル7を回転不能にすることができる。
なお、本発明の実施の形態に係るコイル固定構造では、複数のコイルが1つの軸部材に固定されているが、これに限らず、1つのコイルに対して1つの軸部材を固定してもよい。
1…コイル固定構造
3…コア
5…導線
7…コイル
9…配置部
11…配置部材
13…ケース
15…軸部材
17…係止部
101…区画壁
201…係合部

Claims (6)

  1. 環状のコアに導線が巻回されたコイルと、このコイルが外径側の面を当接して配置される配置部を有する配置部材と、この配置部材を収容するケースとを備えたコイル固定構造であって、
    前記コイルには、中心部に軸部材が挿通され、
    前記ケースには、前記軸部材と係合して前記コイルを前記配置部に固定させる係止部が設けられていることを特徴とするコイル固定構造。
  2. 請求項1記載のコイル固定構造であって、
    前記軸部材は、前記コイルの中心部に圧入して挿通されていることを特徴とするコイル固定構造。
  3. 請求項1又は2記載のコイル固定構造であって、
    前記コイルは、前記配置部に中心部を同心状に並列に複数配置され、
    前記軸部材は、前記複数のコイルの中心部に挿通されていることを特徴とするコイル固定構造。
  4. 請求項3記載のコイル固定構造であって、
    前記軸部材には、隣り合う前記コイル間を区画する区画壁が設けられていることを特徴とするコイル固定構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコイル固定構造であって、
    前記軸部材には、前記係止部と前記軸部材の回転方向に係合する係合部が設けられていることを特徴とするコイル固定構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコイル固定構造であって、
    前記軸部材の外形形状は、中心から外径までの距離が他の外径領域と異なる部分を有することを特徴とするコイル固定構造。
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