JP2015202843A - 車両後部ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】後部ドアパネル内への水の侵入に対する防水性を確保しながら、デザイン性の向上を図ることを可能とした、車両後部ドアを提供する。【解決手段】この車両後部ドア120は、アーチモール130は、ホイールアーチ120rの一部分を後部ドアパネルの外表面側から覆うに位置する外表面側アーチモールと、ホイールアーチの他部分を後部ドアパネルの内表面側から覆う内表面側アーチモール135と、外表面側アーチモールと内表面側アーチモールとを後部ドアパネルのホイールアーチ側の縁にて接続する接続部132とを含み、内表面側アーチモールは、シール部材300の一部を支持するシール支持部133を有し、シール部材は、外表面側アーチモールが位置する領域においては、シール部材の外表面側が後部ドアパネルの内表面に支持され、内表面側アーチモールが位置する領域においては、シール部材の外表面側がシール支持部によって支持されている。【選択図】図18

Description

本発明は、車両の後部ドアパネルにホイールアーチを有する車両後部ドアに関する。
車両の後部ドアにおいては、後部ドアパネルにタイヤに沿ったホイールアーチが設けられることが多い。特開2006−137343号公報(特許文献1)および特開2011−105297号公報(特許文献2)には、後部ドアがタイヤハウスに露出する場合に、後部ドアパネルのホイールアーチにアーチモールを取り付ける技術が開示されている。
特開2006−137343号公報 特開2011−105297号公報
上記各特許文献においては、ホイールアーチの全体がアーチモールで覆われる構成が開示されている。しかし、近年、車両のデザイン性の向上から、ホイールアーチの一部をアーチモールで覆う構成が提案されているが、後部ドアパネル内への水の侵入に対する防水性を確保する必要もある。
この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、後部ドアパネル内への水の侵入に対する防水性を確保しながら、デザイン性の向上を図ることを可能とした、車両後部ドアを提供することを目的とする。
この車両後部ドアは、車両の後部ドアパネルにホイールアーチを有する車両後部ドアであって、上記ホイールアーチに沿って取り付けられるアーチモールと、上記後部ドアパネルの内側面の上記ホイールアーチに沿って配置され、車両後部ドアを閉じた際に、車両本体と上記後部ドアとの間に生じる隙間を塞ぐシール部材とを備える。
上記アーチモールは、上記ホイールアーチの一部分を上記後部ドアパネルの外表面側から覆う外表面側アーチモールと、上記ホイールアーチの他部分を上記後部ドアパネルの内表面側から覆う内表面側アーチモールと、上記外表面側アーチモールと上記内表面側アーチモールとを上記後部ドアパネルのホイールアーチ側の縁にて接続する接続部とを含む。
上記内表面側アーチモールは、上記シール部材の一部を支持するシール支持部を有する。
上記シール部材は、上記外表面側アーチモールが位置する領域においては、上記シール部材の外表面側が上記後部ドアパネルの内表面に支持され、上記内表面側アーチモールが位置する領域においては、上記シール部材の外表面側が上記シール支持部によって支持されている。
他の形態では、上記アーチモールの上記ホイールアーチ側の縁部には、上記外表面側アーチモール又は上記内表面側アーチモールと、上記後部ドアパネルとの間の隙間を覆う端面アーチモールが設けられている。
他の形態では、上記外表面側アーチモールと上記内表面側アーチモールとの間には、上記後部ドアパネルの上記ホイールアーチが入り込む隙間が設けられている。
他の形態では、上記内表面側アーチモールは、上記シール支持部より上記後部ドアパネルの中心側に延び、上記後部ドアパネルの内表面に固定される固定部を有する。
他の形態では、上記外表面側アーチモールの裏側には、係合部材が複数設けられ、上記外表面側アーチモールは、上記後部ドアパネルの外表面側に設けられた複数の係止孔に上記係合部材が係合されることで固定され、上記内表面側アーチモールは、上記固定部にて上記後部ドアパネルの内表面にボルトを用いて締結される締結部を有する。
他の形態では、上記内表面側アーチモールは、上記外表面側アーチモールの下方の端部側に設けられている。
この車両後部ドアによれば、後部ドアパネル内への水の侵入に対する防水性を確保しながら、デザイン性の向上を図ることを可能とした、車両後部ドアを提供することを可能とする。
車両の後部ドアパネルにホイールアーチを有する車両後部ドアを示す図である。 本実施の形態における、ホイールアーチを有する後部ドアパネルにアーチモールを取り付ける概念図である。 本実施の形態におけるアーチモールの構造を示す内部側正面図である。 本実施の形態におけるアーチモールの構造を示す平面図である。 本実施の形態におけるアーチモールの構造を示す右側面図である。 図3中のVIで囲まれた領域の部分拡大図である。 本実施の形態におけるアーチモールを後部ドアパネルのホイールアーチへの組付方法を示す第1模式図である。 本実施の形態におけるアーチモールを後部ドアパネルのホイールアーチへの組付方法を示す第2模式図である。 本実施の形態におけるアーチモールを後部ドアパネルのホイールアーチへの組付方法を示す第3模式図である。 本実施の形態におけるアーチモールを後部ドアパネルのホイールアーチへの組付方法を示す第4模式図である。 本実施の形態におけるアーチモールを後部ドアパネルのホイールアーチへの組付方法を示す第5模式図である。 本実施の形態におけるアーチモールを後部ドアパネルのホイールアーチへの組付方法を示す第6模式図である。 本実施の形態におけるアーチモールを後部ドアパネルのホイールアーチへ取り付けた状態における図3中のXIII線矢視に相当する断面図である。 本実施の形態におけるアーチモールを後部ドアパネルのホイールアーチへ取り付けた状態における図3中のXIV線矢視に相当する断面図である。 本実施の形態におけるアーチモールを後部ドアパネルのホイールアーチへ取り付けた状態における図3中のXV線矢視に相当する断面図である。 本実施の形態におけるアーチモールを後部ドアパネルのホイールアーチへ取り付けた状態における図3中のXVI線矢視に相当する断面図である。 本実施の形態におけるアーチモールを後部ドアパネルのホイールアーチへ取り付けた状態における図3および図6中のXVII線矢視に相当する断面図である。 本実施の形態におけるアーチモールを後部ドアパネルのホイールアーチへ取り付けた状態における図3および図6中のXVIII線矢視に相当する断面図である。
本発明に基づいた実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。個数および量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数および量などに限定されない。同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態]
図1および図2を参照して、本実施の形態における車両100の後部ドアパネル120pにホイールアーチ120rを有する車両後部ドア120について説明する。図1は、車両100の後部ドアパネル120pにホイールアーチ120rを有する車両後部ドア120を示す図、図2は、ホイールアーチ120rを有する後部ドアパネル120pにアーチモール130を取り付ける概念図である。
図1を参照して、車両後部ドア120には、車両100の後輪500のタイヤハウス500hに沿ったホイールアーチ120rが設けられている。また、本実施の形態における車両100は、ホイールアーチ120rがタイヤハウス500hに露出している。
後部ドアパネル120pには、ホイールアーチ120rに沿ってアーチモール130が取り付けられている。本実施の形態におけるアーチモール130は、ホイールアーチ120rの全体に設けられておらず、車両100の下方側は、後部ドアパネル120pが露出している。なお、以下の実施の形態では、車両100の下端側のホイールアーチ120rが露出する場合のアーチモール130について説明するが、車両100の上端側のホイールアーチ120rが露出する場合についても同様である。
後部ドアパネル120pの内側においては、ホイールアーチ120rに沿って配置され、車両後部ドア120を閉じた際に、車両100の本体フレームに取り付けられる樹脂製のカバー400と後部ドアパネル120pとの間に生じる隙間を塞ぐシール部材300(図13から図18参照)が設けられている。このシール部材300については後述する。
図2を参照して、後部ドアパネル120pを車両の内側から見た場合におけるアーチモール130の後部ドアパネル120pへの組付状態を示す図である。アーチモール130の詳細構造は後述するが、アーチモール130は、樹脂成形品からなり、ホイールアーチ120rに沿って、後部ドアパネル120pの外表面側の一部に位置する外表面側アーチモール131と、後部ドアパネル120pの外表面側アーチモール131が配置されない部位において、ホイールアーチ120rに沿って後部ドアパネル120pの内表面側に配置される内表面側アーチモール135と、外表面側アーチモール131の長手方向(L)の内周側(凹側)の縁であり、後部ドアパネル120pのホイールアーチ120r側の縁から車両100の内側方向に延び、内表面側アーチモール135の長手方向(L)の内周側(凹側)の縁から車両100の外側方向及び内側方向に延びる端面アーチモール132と、外表面側アーチモール131の短手方向(S)の縁の下方側の縁側において、端面アーチモール132からホイールアーチ120rに沿って、後部ドアパネル120pの内表面側に位置する内表面側アーチモール135と、を含む。なお、端面アーチモール132の外表面側アーチモール131と内表面側アーチモール135とを繋ぐ部位は、接続部に相当する。また、外表面側アーチモール131の外表面は意匠面を構成している。
外表面側アーチモール131の車両側には、所定のピッチで係合部材としての係合クリップ150が配設されており、後部ドアパネル120pの外表面側には、係合クリップ150が嵌合する係止孔121aが設けられている。夫々の係合クリップ150を対応する係止孔121aに嵌合することで、外表面側アーチモール131が、後部ドアパネル120pの外表面側に固定される。
一方、内表面側アーチモール135には、ボルト貫通孔134hが設けられ、後部ドアパネル120pの内表面側にはボルト締結用のボルトタップ孔121tが設けられている。ボルト151(図18参照)をボルト貫通孔134hに貫通させてボルトタップ孔121tに螺合させることで、内表面側アーチモール135が後部ドアパネル120pの内表面側に締結される。
(アーチモール130)
次に、図3から図6を参照して、アーチモール130の詳細構造について説明する。図3は、アーチモール130の構造を示す内部側正面図、図4は、アーチモール130の構造を示す平面図、図5は、アーチモール130の構造を示す右側面図、図6は、図3中のVIで囲まれた領域の部分拡大図である。
図3から図5を参照して、上記したように、アーチモール130は、樹脂成形品からなり、外表面側アーチモール131と、端面アーチモール132、および、内表面側アーチモール135と、を含む。外表面側アーチモール131および端面アーチモール132は、ホイールアーチ120rの形状に沿った円弧形状を有し、端面アーチモール132は、外表面側アーチモール131の長手方向(L)の内周側の縁から車両100の内側方向に延び、内表面側アーチモール135の長手方向(L)の内周側の縁から車両100の内側方向及び外側方向に延びている。
外表面側アーチモール131の幅は、上方から下方に向けて徐々に小さくなり、端面アーチモール132の幅は、上方から下方に向けて徐々に大きくなる形態が採用されている。
外表面側アーチモール131の車両側(意匠面に対して内面側)には、所定のピッチで樹脂成形により一体成形されたベース131aが形成されている。本実施の形態では、ベース131aは、所定の間隔で5箇所に設けられている。なお、数量は適宜選択されるものである。このベース131aには、ゴム、樹脂等を用いた弾性部材からなる係合クリップ150が配設されている。
図6を参照して、内表面側アーチモール135は、端面アーチモール132から外表面側アーチモール131と同一方向に張出すシール支持部133と、さらに、このシール支持部133から端面アーチモール132とは反対方向(後部ドアパネルの中心側)に張出す片状の固定部としての締結部134が一体成形されている。締結部134には、上述のボルト貫通孔134hが設けられている。図3から図6に良く現れるように、外表面側アーチモール131の下端領域と内表面側アーチモール135のシール支持部133の上端領域との間には、後部ドアパネル120pのホイールアーチ120rが入り込む隙間SLが設けられている。なお、隙間SLにおける端面アーチモール132が接続部に相当する。また、シール支持部133はシール部材300を支持する面が、後部ドアパネル120pに取付けた状態において、外表面側アーチモール131が配置される部位における後部ドアパネル120pの内側面のシール部材300が取り付けられる面と略面一となるように構成されている。
アーチモール130をホイールアーチ120rに取り付けた状態において、外表面側アーチモール131は、この隙間SLを境にして、後部ドアパネル120pの外表面側に位置することにより、後部ドアパネル120pの外表面の一部を覆い隠し、内表面側アーチモール135が対向する後部ドアパネル120pの外表面は露出する状態となる。
(アーチモール130の組付方法)
次に、図7から図12を参照して、アーチモール130の後部ドアパネル120pのホイールアーチ120rへの組付方法について説明する。図7から図12は、アーチモール130のホイールアーチ120rへの組付方法を示す第1から第6模式図である。なお、図7から図12においては、本体フレームに取り付けられる樹脂製のカバー400と後部ドアパネル120pとの間に生じる隙間を塞ぐシール部材300の図示は省略している。
図7および図8を参照して、後部ドアパネル120pの後方側(車両100の後方側)からアーチモール130を、図中矢印A方向に沿ってホイールアーチ120rを挿入する。この時、まず最初に、アーチモール130を傾斜させ、外表面側アーチモール131の下端領域と内表面側アーチモール135のシール支持部133の上端領域との間に設けられた隙間SLにホイールアーチ120rを差し込み、この領域が回転中心R1となるようにする。
図9および図10を参照して、回転中心R1を中心として、アーチモール130を反時計回転方向に徐々に回転させて、アーチモール130の内側に設けられた係合クリップ150を対応する係止孔121aに嵌合させる。これにより、外表面側アーチモール131は、後部ドアパネル120pの外表面側に固定される。
図11および図12を参照して、内表面側アーチモール135に設けられたボルト貫通孔134hにボルト151を貫通させてボルトタップ孔121tに螺合させる。これにより、内表面側アーチモール135が後部ドアパネル120pの内表面側に締結固定される。
(アーチモール130の後部ドアパネル120pへの固定状態)
次に、図13から図18を参照して、アーチモール130の後部ドアパネル120pへの固定状態について説明する。図13から図16は、アーチモール130を後部ドアパネル120pのホイールアーチ120rへ取り付けた状態における図3中のXIII線矢視からXVI線矢視に相当する各断面図、図17および図18は、アーチモール130を後部ドアパネル120pのホイールアーチ120rへ取り付けた状態における図3および図6中のXVII線矢視およびXVIII線矢視に相当する各断面図である。
図13を参照して、図3中のXIII線断面位置において、アーチモール130の外表面側アーチモール131は、後部ドアパネル120pの外表面側に位置し、外表面側アーチモール131の内面側に配置された係合クリップ150が対応する係止孔121aに嵌合されている。なお、この位置においては、車両100の本体フレームに取り付けられる樹脂製のカバー400と後部ドア120との間に生じる隙間を塞ぐシール部材300が後部ドアパネル120pの内面側に取り付けられているが、シール部材300は、本体フレームと後部ドアパネルとの間を車両上部より流れる水滴を排出するために本体フレームに接触していない。シール部材300は、弾性部材からなり、形状を変形させることで、効果的に隙間を塞ぐ機能を有してる。
なお、シール部材300は、アーチモール130に沿って後部ドアパネル120pの内面側に取付られており、アーチモール130と後部ドアパネル120pとの間に生じる隙間を塞ぐ機能も有している。
図14を参照して、図3中のXIV線断面位置においても、アーチモール130の外表面側アーチモール131は、後部ドアパネル120pの外表面側に位置し、外表面側アーチモール131の内面面側に配置された係合クリップ150が対応する係止孔121aに嵌合されている。また、シール部材300が本体フレームに取り付けられる樹脂製のカバー400に当接することで、シール部材300が弾性変形し、樹脂製のカバー400との間に生じる隙間が塞がれている。さらに、シール部材300により、アーチモール130と後部ドアパネル120pとの間に生じる隙間も塞いでいる。
図15を参照して、図3中のXV線断面位置においても、アーチモール130の外表面側アーチモール131は、後部ドアパネル120pの外表面側に位置し、外表面側アーチモール131の内面面側に配置された係合クリップ150が対応する係止孔121aに嵌合されている。また、シール部材300が本体フレームに取り付けられる樹脂製のカバー400に当接することで、シール部材300が弾性変形し、樹脂製のカバー400との間に生じる隙間が塞がれているが、図示は省略している。さらに、シール部材300により、アーチモール130と後部ドアパネル120pとの間に生じる隙間も塞いでいる。
図16を参照して、図3中のXVI線断面位置においても、アーチモール130の外表面側アーチモール131は、後部ドアパネル120pの外表面側に位置し、外表面側アーチモール131の内面面側に配置された係合クリップ150が対応する係止孔121aに嵌合されている。また、シール部材300が本体フレームに取り付けられる樹脂製のカバー400に当接することで、シール部材300が弾性変形し、樹脂製のカバー400との間に生じる隙間が塞がれている。さらに、シール部材300により、アーチモール130と後部ドアパネル120pとの間に生じる隙間も塞いでいる。
図17を参照して、図3および図6中のXVII線断面位置においても、アーチモール130の外表面側アーチモール131は、後部ドアパネル120pの外表面側に位置し、外表面側アーチモール131の内面面側に配置された係合クリップ150が対応する係止孔121aに嵌合されている。また、シール部材300が本体フレームに取り付けられる樹脂製のカバー400に当接することで、シール部材300が弾性変形し、樹脂製のカバー400との間に生じる隙間が塞がれているが、図示は省略している。さらに、シール部材300により、アーチモール130と後部ドアパネル120pとの間に生じる隙間も塞いでいる。
図13から図17に示すように、外表面側アーチモール131が配置される後部ドアパネル120pの外表面側は、車両内側に向けて凹状にへこませることで、アーチモール130を取付けた状態であっても、外表面側アーチモール131の外表面が外表面側アーチモール131を配置しない部位の後部ドアパネル120pの外表面に対し、突出しないように構成されている。
図18を参照して、図3および図6中のXVIII線断面位置においては、後部ドアパネル120pの外表面は露出し、内表面側アーチモール135は、後部ドアパネル120pの内側に位置している。内表面側アーチモール135の締結部134には、ボルト151をボルト貫通孔134hに貫通させてボルトタップ孔121tに螺合させることで、内表面側アーチモール135が後部ドアパネル120pの内表面側に締結されている。
この内表面側アーチモール135が位置する領域においては、シール部材300の外表面側がシール支持部133によって支持されている。また、内表面側アーチモール135のシール支持部133のシール部材300が支持される面は、外表面側アーチモール131が配置される位置の後部ドアパネル120pの内側面におけるシール部材300が取付けられる面と面一となるように配置されている。これによりシール支持部133は、安定的に保持されることから、シール部材300は、本体フレームに取り付けられる樹脂製のカバー400に当接することで、シール部材300が弾性変形が可能となり、後部ドアパネル120pの内面側において、外表面側アーチモールの有無により段差ができても樹脂製のカバー400との間に生じる隙間を確実に塞ぐことを可能としている。
上記実施の形態おける車両後部ドア120によれば、アーチモール130をホイールアーチ120rに取り付けた状態において、外表面側アーチモール131は、後部ドアパネル120pの外表面側に位置することにより、後部ドアパネル120pの外表面の一部を覆い隠し、内表面側アーチモール135が対向する後部ドアパネル120pの外表面は露出している。これにより、ホイールアーチ120rの一部をアーチモール130で覆う構成が実現され、デザイン性の向上を図ることを可能としている。
さらに、後部ドアパネル120pの内側に位置する内表面側アーチモール135には、シール支持部133が設けられ、アーチモール130に沿って配置されるシール部材300の支持を行なっている。これにより、シール部材300の支持面が、シール部材300の全体にわたって面一となり、シール部材300によるシール性能を維持し、後部ドアパネル120p内への水の侵入に対する防水性を確保している。
さらに、内表面側アーチモールの締結部134及び後部ドアパネル120pのボルトタップ孔121tがシール支持部133より車両の室内側に配置されているので、車室内への水の浸入に対する防水性を確保している。
以上、本発明に基づいた各実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 車両、120 車両後部ドア、120p 後部ドアパネル、120r ホイールアーチ、121a 係止孔、121t ボルトタップ孔、130 アーチモール、131 外表面側アーチモール、131a ベース、132 端面アーチモール、133 シール支持部、134 締結部、134h ボルト貫通孔、135 内表面側アーチモール、150 係合クリップ、151 ボルト、300 シール部材、400 樹脂製のカバー、500 後輪、500h タイヤハウス。

Claims (6)

  1. 車両の後部ドアパネルにホイールアーチを有する車両後部ドアであって、
    前記ホイールアーチに沿って取り付けられるアーチモールと、
    前記後部ドアパネルの内側面の前記ホイールアーチに沿って配置され、車両後部ドアを閉じた際に、車両本体と前記後部ドアとの間に生じる隙間を塞ぐシール部材と、を備え、
    前記アーチモールは、
    前記ホイールアーチの一部分を前記後部ドアパネルの外表面側から覆う外表面側アーチモールと、
    前記前記ホイールアーチの他部分を前記後部ドアパネルの内表面側から覆う内表面側アーチモールと、
    前記外表面側アーチモールと前記内表面側アーチモールとを前記後部ドアパネルのホイールアーチ側の縁にて接続する接続部と、を含み、
    前記内表面側アーチモールは、前記シール部材の一部を支持するシール支持部を有し、
    前記シール部材は、
    前記外表面側アーチモールが位置する領域においては、前記シール部材の外表面側が前記後部ドアパネルの内表面に支持され、
    前記内表面側アーチモールが位置する領域においては、前記シール部材の外表面側が前記シール支持部によって支持されている、車両後部ドア。
  2. 前記アーチモールの前記ホイールアーチ側の縁部には、前記外表面側アーチモール又は前記内表面側アーチモールと、前記後部ドアパネルとの間の隙間を覆う端面アーチモールが設けられている、請求項1に記載の車両後部ドア。
  3. 前記外表面側アーチモールと前記内表面側アーチモールとの間には、前記後部ドアパネルの前記ホイールアーチが入り込む隙間が設けられている、請求項1または請求項2に記載の車両後部ドア。
  4. 前記内表面側アーチモールは、前記シール支持部より前記後部ドアパネルの中心側に延び、前記後部ドアパネルの内表面に固定される固定部を有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両後部ドア。
  5. 前記外表面側アーチモールの裏側には、係合部材が複数設けられ、
    前記外表面側アーチモールは、前記後部ドアパネルの外表面側に設けられた複数の係止孔に前記係合部材が係合されることで固定され、
    前記内表面側アーチモールは、前記固定部にて前記後部ドアパネルの内表面にボルトを用いて締結される締結部を有する、請求項4に記載の車両後部ドア。
  6. 前記内表面側アーチモールは、前記外表面側アーチモールの下方の端部側に設けられている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両後部ドア。
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