JP2015202734A - 車載オイルポンプの駆動切り替え装置 - Google Patents

車載オイルポンプの駆動切り替え装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンを始動するとき、補助モータは、オイルポンプ負荷を受け持つことなく、エンジン始動を行うことができる。【解決手段】車載オイルポンプの駆動切り替え装置は、駆動系に、スタータモータ1とエンジン2とオイルポンプ14と、エンジン2とスタータモータ1のうちいずれか一方によりオイルポンプ14を駆動するオイルポンプ駆動切り替え機構13と、を備え、オイルポンプ駆動切り替え機構13は、第1軸16に連結され、エンジン2からオイルポンプ14への回転駆動の伝達を機械的に断接する第1ワンウェイクラッチ13eと、第2軸17に連結され、スタータモータ1からオイルポンプ14への回転駆動の伝達を機械的に断接する第2ワンウェイクラッチ13fと、を有し、スタータモータ1によりエンジン始動するとき、第2ワンウェイクラッチ13fが機械的に空転する空転方向へスタータモータ1を回転させる補助モータ制御手段を設ける。【選択図】図5

Description

本発明は、エンジンを有する駆動源と、補助モータと、駆動源と補助モータのうちいずれか一方により駆動されるオイルポンプと、を備えた車載オイルポンプの駆動切り替え装置に関する。
車両用動力伝達装置において、補助モータは、回転軸を介して変速機のオイルポンプと連結されると共に、回転軸とクラッチと動力伝達軸を介してエンジンと連結されている。この補助モータを、オイルポンプの駆動とエンジンの始動に共用する。オイルポンプ駆動とエンジン始動は、油圧作動によるクラッチの締結・解放により切り替えられる。また、オイルポンプは、補助モータまたはエンジンにより駆動される(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-190474号公報
しかしながら、従来の車両用動力伝達装置にあっては、クラッチを締結して、補助モータによりエンジンを始動するとき、補助モータによりオイルポンプが駆動される。このため、エンジンを始動するとき、補助モータは、オイルポンプ負荷を受け持つことになるので、補助モータを高出力とする必要がある、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、エンジンを始動するとき、補助モータは、オイルポンプ負荷を受け持つことなく、エンジン始動を行うことができる車載オイルポンプの駆動切り替え装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の車載オイルポンプの駆動切り替え装置は、エンジンを有する駆動源と、補助モータと、前記駆動源と前記補助モータのうちいずれか一方により駆動され、必要部位への油圧を作るオイルポンプと、を備えている。
この車載オイルポンプの駆動切り替え装置において、第1プーリ部材と、第2プーリ部材と、第3プーリ部材と、ベルト部材と、第1ワンウェイクラッチと、第2ワンウェイクラッチと、補助モータ制御手段と、を設けている。
前記第1プーリ部材は、前記駆動源からの回転駆動を伝達する第1軸に連結される。
前記第2プーリ部材は、前記補助モータからの回転駆動を伝達する第2軸に連結される。
前記第3プーリ部材は、前記オイルポンプへ回転駆動を伝達する第3軸に連結される。
前記ベルト部材は、前記第1プーリ部材、前記第2プーリ部材及び前記第3プーリ部材に掛け渡されている。
前記第1ワンウェイクラッチは、前記第1軸と前記第1プーリ部材との間に介装され、前記駆動源から前記オイルポンプへの回転駆動の伝達を機械的に断接する。
前記第2ワンウェイクラッチは、前記第2軸と前記第2プーリ部材との間に介装され、前記補助モータから前記オイルポンプへの回転駆動の伝達を機械的に断接する。
前記補助モータ制御手段は、前記エンジンのクランクシャフトに設けたリングギヤに前記補助モータのモータシャフトに設けたピニオンギヤを噛み合わせて、前記補助モータにより前記エンジンを始動するとき、前記第2ワンウェイクラッチが機械的に空転する空転方向へ前記補助モータを回転させる。
よって、リングギヤにピニオンギヤを噛み合わせて、補助モータによりエンジンを始動するとき、補助モータ制御手段により補助モータを空転方向に回転させると、第2ワンウェイクラッチは機械的に空転する。
すなわち、補助モータによりクランクシャフトが回転駆動されることで、エンジン始動が行われる。このとき、補助モータの空転方向の回転により第2ワンウェイクラッチの空転が機械的に自動制御されるので、補助モータによりオイルポンプが回転駆動されない。
この結果、エンジンを始動するとき、補助モータは、オイルポンプ負荷を受け持つことなく、エンジン始動を行うことができる。
実施例1の車載オイルポンプの駆動切り替え装置が適用されたFFプラグインハイブリッド車両を示す全体システム図である。 実施例1の車載オイルポンプの駆動切り替え装置が適用されたFFプラグインハイブリッド車両の駆動系を示す概略図であって、車両停車時のオイルポンプの駆動切り替えパターンを示す図である。 実施例1のオイルポンプ駆動切り替え機構の概略端面図であって、図2のIII−III線における概略端面図である。 実施例1の車載オイルポンプの駆動切り替え装置が適用されたFFプラグインハイブリッド車両の駆動系を示す概略図であって、EVモード時のオイルポンプの駆動切り替えパターンを示す図である。 実施例1の車載オイルポンプの駆動切り替え装置が適用されたFFプラグインハイブリッド車両の駆動系を示す概略図であって、エンジン始動時のオイルポンプの駆動切り替えパターンを示す図である。 実施例1の車載オイルポンプの駆動切り替え装置が適用されたFFプラグインハイブリッド車両の駆動系を示す概略図であって、HEVモード時のオイルポンプの駆動切り替えパターンを示す図である。
以下、本発明の車載オイルポンプの駆動切り替え装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
実施例1の車載オイルポンプの駆動切り替え装置が適用されたFFハイブリッド車両(ハイブリッド車両の一例)の構成を説明する。図1はFFハイブリッド車両の全体を示す。以下、図1に基づいて、FFハイブリッド車両の全体システム構成を説明する。
FFハイブリッド車両の駆動系としては、図1に示すように、スタータモータ1(補助モータ、略称「ST」)と、横置きエンジン2(駆動源、エンジン、略称「ENG」)と、第1クラッチ3(略称「CL1」)と、モータ/ジェネレータ4(駆動源、走行用モータ、略称「MG」)と、第2クラッチ5(略称「CL2」)と、ベルト式無段変速機6(変速機、略称「CVT」)と、を備えている。ベルト式無段変速機6の出力軸は、終減速ギヤトレイン7と差動ギヤ8と左右のドライブシャフト9R,9Lを介し、左右の前輪10R,10L(駆動輪)に駆動連結される。なお、左右の後輪11R,11Lは、従動輪としている。
また、駆動系には、図1に示すように、スプライン結合部材12と、オイルポンプ駆動切り替え機構13と、を備えている。
以下、各構成について説明する。
前記スタータモータ1は、横置きエンジン2のクランクシャフト16a(第1軸16)に設けられているリングギヤRiに噛み合うピニオンギヤPiを持ち、後述する14Vバッテリ22を電源とし、エンジン始動時にクランクシャフト16aを回転駆動するクランキングモータである。スタータモータ1のモータシャフト17a(第2軸17)は軸方向へ伸縮移動し、前記ピニオンギヤPiはモータシャフト17a(第2軸17)の軸方向移動に連動する。すなわち、横置きエンジン2を始動する場合は、モータシャフト17aを伸ばして、ピニオンギヤPiをリングギヤRiに噛み合わせ、それ以外の場合は、図1に示すように、ピニオンギヤPiをリングギヤRiに噛み合わせない。横置きエンジン2の始動後は、モータシャフト17aを縮ませて元に戻し、リングギヤRiとピニオンギヤPiの噛み合わせを解除する。
また、スタータモータ1は、スプライン結合部材12及びオイルポンプ駆動切り替え機構13等を介して、オイルポンプ14を駆動する。
ここで、第1軸16は、駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4、以下「駆動源2,4」とも記載する。)からの回転駆動を伝達する軸であり、横置きエンジン2からベルト式無段変速機6まで延びている。このため、クランクシャフト16aは、第1軸に含まれる。第2軸17は、スタータモータ1からの回転駆動を伝達する軸であり、スタータモータ1からオイルポンプ駆動切り替え機構13まで延びている。このため、スタータモータ1のモータシャフト17aと後述するモータ/ジェネレータ4のモータシャフトは、第2軸に含まれる。また、リングギヤRiは、クランクシャフト16aに設けられたフライホイールFWの外周に設けられている。
前記横置きエンジン2は、クランク軸方向を車幅方向としてフロントルームに配置したエンジンであり、電動ウォータポンプ2aと、横置きエンジン2の逆転を検知するクランク軸回転センサ2bと、を有する。
前記第1クラッチ3は、横置きエンジン2とモータ/ジェネレータ4との間に介装された油圧作動によるノーマルオープンの乾式多板摩擦クラッチであり、第1クラッチ油圧により完全締結/スリップ締結(スリップ状態)/解放が制御される。
前記モータ/ジェネレータ4は、第1クラッチ3を介して横置きエンジン2に連結された三相交流の永久磁石型同期モータである。このモータ/ジェネレータ4は、後述する強電バッテリ21を電源とし、ステータコイルには、力行時に直流を三相交流に変換し、回生時に三相交流を直流に変換するインバータ26が、ACハーネス27を介して接続される。
前記第2クラッチ5は、モータ/ジェネレータ4と駆動輪である左右の前輪10R,10Lとの間に介装された油圧作動による湿式の多板摩擦クラッチであり、第2クラッチ油圧により完全締結/スリップ締結(スリップ状態)/解放が制御される。実施例1の第2クラッチ5は、遊星ギヤによるベルト式無段変速機6の前後進切替機構に設けられた前進クラッチ5aと後退ブレーキ5bを流用している。つまり、前進走行時には、前進クラッチ5aが第2クラッチ5とされ、後退走行時には、後退ブレーキ5bが第2クラッチ5とされる。
前記ベルト式無段変速機6は、プライマリ油室とセカンダリ油室への変速油圧によりベルトの巻き付き径を変えることで無段階の変速比を得る変速機である。このベルト式無段変速機6には、オイルポンプ14(略称「O/P」)と、オイルポンプ14からのポンプ吐出圧を調圧することで生成したライン圧PLを元圧として第1,第2クラッチ油圧及び変速油圧等(必要部位への油圧)を作り出す図外のコントロールバルブユニットと、を有する。
前記オイルポンプ14は、駆動源2,4とスタータモータ1のうちいずれか一方により駆動され、必要部位への油圧を作る。すなわち、後述する第1ワンウェイクラッチ13eと第2ワンウェイクラッチ13fの機械的な断接により、駆動源2,4とスタータモータ1のうちいずれか一方の回転駆動が、オイルポンプ駆動切り替え機構13及び第3軸18を介して、オイルポンプ14へ伝達される。これにより、オイルポンプ14は駆動される。また、オイルポンプ14は、オイルポンプ必要回転数(例えば、1000rpm)以上で駆動されることにより、必要部位への必要油圧を作ることができる。なお、車速等の変化により、必要油圧とオイルポンプ必要回転数は変更される。
前記スプライン結合部材12は、スタータモータ1とオイルポンプ駆動切り替え機構13との間に介装された結合部材である。スプライン結合部材12は、その内面に形成されたスプライン溝に、スタータモータ1のモータシャフト17aの端部に形成されたスプライン歯を係合させて、モータシャフト17aが軸方向へ伸縮移動可能に結合されている(スプライン結合)。モータシャフト17aが軸方向へ伸縮しても、スプライン結合部材12とモータシャフト17aはスプライン結合されている。これにより、モータシャフト17aの軸方向への伸縮動作を吸収することができる。
前記オイルポンプ駆動切り替え機構13は、図1に示すように、駆動源2,4及びスタータモータ1とオイルポンプ14との間に配置され、駆動源2,4とスタータモータ1のうちいずれか一方の回転駆動を、オイルポンプ14に連結された第3軸18へ伝達する機構である。すなわち、オイルポンプ駆動切り替え機構13は、オイルポンプ14を駆動源2,4による駆動とスタータモータ1による駆動との間で切り替える。
オイルポンプ駆動切り替え機構13は、図2及び図3に示すように、第1スプロケット13a(第1プーリ部材)と、第2スプロケット13b(第2プーリ部材)と、第3スプロケット13c(第3プーリ部材)と、チェーンベルト13d(ベルト部材)と、第1ワンウェイクラッチ13eと、第2ワンウェイクラッチ13fと、を備えている。
前記第1スプロケット13aは、図2に示すように、駆動源2,4とオイルポンプ14との間に配置され、第1軸16(ここでは、モータ/ジェネレータ4のモータシャフト(=変速機入力軸))に連結されている。前記第2スプロケット13bは、図2に示すように、スタータモータ1とオイルポンプ14との間に配置され、第2軸17に連結されている。前記第3スプロケット13cは、図2に示すように、駆動源2,4及びスタータモータ1とオイルポンプ14との間に配置され、オイルポンプ14へ回転駆動を伝達する第3軸18に連結されている。前記チェーンベルト13d(ベルト部材)は、図3に示すように、第1スプロケット13a、第2スプロケット13b及記第3スプロケット13cに掛け渡されている。
前記第1ワンウェイクラッチ13eは、図2に示すように、第1軸16と第1スプロケット13aとの間に介装され、第1インナーレース13e1と第1アウターレース13e2により構成されている。第1インナーレース13e1は、第1軸16に固定され、この第1インナーレース13e1の回転数が第1アウターレース13e2の回転数以上で回ろうとするときに機械的な係合により締結するクラッチである。なお、この第1ワンウェイクラッチ13eは、第1インナーレース回転数が第1アウターレース回転数未満であるとき、或いは、第1インナーレース13e1と第1アウターレース13e2の回転方向が反対であるときは機械的な係合が解除されて空転(解放)する。これにより、第1ワンウェイクラッチ13eは、駆動源2,4からオイルポンプ14への回転駆動の伝達を機械的に断接する。
前記第2ワンウェイクラッチ13fは、図2に示すように、第2軸17と第2スプロケット13bとの間に介装され、第2インナーレース13f1と第2アウターレース13f2により構成されている。第2インナーレース13f1は、第2軸17に固定され、この第2インナーレース13f1の回転数が第2アウターレース13f2の回転数以上で回ろうとするときに機械的な係合により締結するクラッチである。なお、この第2ワンウェイクラッチ13fは、第2インナーレース回転数が第2アウターレース回転数未満であるとき、或いは、第2インナーレース13f1と第2アウターレース13f2の回転方向が反対であるときは機械的な係合が解除されて空転(解放)する。これにより、第2ワンウェイクラッチ13fは、スタータモータ1からオイルポンプ14への回転駆動の伝達を機械的に断接する。
このように、第1ワンウェイクラッチ13eと第2ワンウェイクラッチ13fは機械的に断接する。つまり、第1ワンウェイクラッチ13eと第2ワンウェイクラッチ13fは、オイルポンプ14を駆動源2,4による駆動とスタータモータ1による駆動との間で切り替える場合、駆動源2,4に連結する第1軸16とスタータモータ1に連結する第2軸17のうち回転数が高い方に配置されているワンウェイクラッチが機械的に締結する。なお、第1軸16と第2軸17との回転数が同一のときは、第1ワンウェイクラッチ13eと第2ワンウェイクラッチ13fが両方とも機械的に締結する。
前記第1クラッチ3とモータ/ジェネレータ4と第2クラッチ5により1モータ・2クラッチの駆動システムが構成され、この駆動システムによる主な駆動態様として「EVモード」と「HEVモード」と「HEV WSCモード」を有する。「EVモード」は、第1クラッチ3を解放し、第2クラッチ5を締結してモータ/ジェネレータ4のみを駆動源に有する電気自動車モードであり、「EVモード」による走行を「EV走行モード」という。「HEVモード」は、両クラッチ3,5を締結して横置きエンジン2とモータ/ジェネレータ4を駆動源に有するハイブリッド車モードであり、「HEVモード」による走行を「HEV走行モード」という。「HEV WSCモード」は、「HEVモード」において、モータ/ジェネレータ4をモータ回転数制御とし、第2クラッチ5を要求駆動力相当の容量にてスリップ締結するCL2スリップ締結モードである。なお、「HEVモード」は、モータアシストモード(モータ力行)・エンジン発電モード(ジェネレータ回生)・減速回生発電モード(ジェネレータ回生)を有する。この「HEV WSCモード」は、駆動系にトルクコンバータのような回転差吸収継手を持たないことで、「HEVモード」での停車からの発進域等において、横置きエンジン2(アイドル回転数以上)と左右前輪10L,10Rの回転差をCL2スリップ締結により吸収するために選択される。
なお、図1の回生協調ブレーキユニット19は、ブレーキ操作時、原則として回生動作を行うことに伴い、トータル制動トルクをコントロールするデバイスである。この回生協調ブレーキユニット19には、ブレーキペダルと、横置きエンジン2の吸気負圧を用いる負圧ブースタと、マスタシリンダと、を備える。そして、ブレーキ操作時、ペダル操作量に基づく要求制動力から回生制動力を差し引いた分を液圧制動力で分担するというように、回生分/液圧分の協調制御を行う。
FFハイブリッド車両の電源システムとしては、図1に示すように、モータ/ジェネレータ4の電源としての強電バッテリ21と、14V系負荷の電源としての14Vバッテリ22と、を備えている。
前記強電バッテリ21は、モータ/ジェネレータ4の電源として搭載された二次電池であり、例えば、多数のセルにより構成したセルモジュールを、バッテリパックケース内に設定したリチウムイオンバッテリが用いられる。この強電バッテリ21には、強電の供給/遮断/分配を行うリレー回路を集約させたジャンクションボックスが内蔵され、さらに、バッテリ冷却機能を持つ冷却ファンユニット24と、バッテリ充電容量(バッテリSOC)やバッテリ温度を監視するリチウムバッテリコントローラ86と、が付設される。
前記強電バッテリ21とモータ/ジェネレータ4は、DCハーネス25とインバータ26とACハーネス27を介して接続される。インバータ26には、力行/回生制御を行うモータコントローラ83が付設される。つまり、インバータ26は、強電バッテリ21の放電によりモータ/ジェネレータ4を駆動する力行時、DCハーネス25からの直流をACハーネス27への三相交流に変換する。また、モータ/ジェネレータ4での発電により強電バッテリ21を充電する回生時、ACハーネス27からの三相交流をDCハーネス25への直流に変換する。
前記14Vバッテリ22は、スタータモータ1及び補機類である14V系負荷の電源として搭載された二次電池であり、例えば、エンジン車等で搭載されている鉛バッテリが用いられる。強電バッテリ21と14Vバッテリ22は、DC分岐ハーネス25aとDC/DCコンバータ37とバッテリハーネス38を介して接続される。DC/DCコンバータ37は、強電バッテリ21からの数百ボルト電圧を14Vに変換するものであり、このDC/DCコンバータ37を、ハイブリッドコントロールモジュール81により制御することで、14Vバッテリ22の充電量を管理する構成としている。
FFハイブリッド車両の制御システムとしては、図1に示すように、車両全体の消費エネルギーを適切に管理する機能を担う統合制御手段として、ハイブリッドコントロールモジュール81(補助モータ制御手段、略称:「HCM」)を備えている。このハイブリッドコントロールモジュール81に接続される制御手段として、エンジンコントロールモジュール82(略称:「ECM」)と、モータコントローラ83(略称:「MC」)と、CVTコントロールユニット84(略称:「CVTCU」)と、リチウムバッテリコントローラ86(略称:「LBC」)と、を有する。ハイブリッドコントロールモジュール81を含むこれらの制御手段は、CAN通信線90(CANは「Controller Area Network」の略称)により双方向情報交換可能に接続される。
前記ハイブリッドコントロールモジュール81は、各制御手段、イグニッションスイッチ91、アクセル開度センサ92、車速センサ93等からの入力情報に基づき、様々な制御を行う。このハイブリッドコントロールモジュール81は、スタータモータ制御手段(補助モータ制御手段)として、スタータモータ1の回転駆動方向と回転数の制御を行う。すなわち、ハイブリッドコントロールモジュール81は、スタータモータ1により横置きエンジン2を始動するとき、第2ワンウェイクラッチ16fが機械的に空転する空転方向(例えば、左回り方向(図3の矢印A))へスタータモータ1を回転させる。また、ハイブリッドコントロールモジュール81は、スタータモータ1によりオイルポンプ14を駆動するとき、第2ワンウェイクラッチ16fが機械的に係合するエンジン始動時と反対の係合方向(例えば、右回り方向(図3の矢印B))へスタータモータ1を回転させる。
前記エンジンコントロールモジュール82は、横置きエンジン2の燃料噴射制御や点火制御や燃料カット制御等を行う。前記モータコントローラ83は、インバータ26によるモータジェネレータ4の力行制御や回生制御等を行う。前記CVTコントロールユニット84は、第1クラッチ3の締結油圧制御、第2クラッチ5の締結油圧制御、ベルト式無段変速機6の変速油圧制御等を行う。前記リチウムバッテリコントローラ86は、強電バッテリ21のバッテリSOCやバッテリ温度等を管理する。
次に、作用を説明する。
実施例1の車載オイルポンプの駆動切り替え装置における作用を、「駆動態様におけるオイルポンプの駆動切り替えパターン」、「車載オイルポンプの駆動切り替え作用」に分けて説明する。
[駆動態様におけるオイルポンプの駆動切り替えパターン]
駆動態様として、主に、車両停車時、EVモード時、エンジン始動時、HEVモード時があり、各駆動態様に分けて、オイルポンプの駆動切り替えパターンを説明する。なお、スタータモータ1、横置きエンジン2、第1クラッチ3、モータ/ジェネレータ4、第2クラッチ5及びモータシャフト17a(第2軸17)は、ハイブリッドコントロールモジュール81、エンジンコントロールモジュール82、モータコントローラ83、CVTコントロールユニット84、及びリチウムバッテリコントローラ86等からの指令に基づき制御されている。なお、第1軸16は駆動源2,4により回転され、第2軸はスタータモータ1により回転される。
(車両停車時のオイルポンプの駆動切り替えパターン)
車両停車時は、図2に示すように、第1クラッチ3と第2クラッチ5は解放されている。リングギヤRiにピニオンギヤPiが噛み合っていない状態である。また、車両停車時であるから、スタータモータ1、横置きエンジン2及びモータ/ジェネレータ4は作動されない。このため、オイルポンプ14は駆動されない。
(EVモード時のオイルポンプの駆動切り替えパターン)
EVモード時は、図4に示すように、第1クラッチ3は解放されていて、第2クラッチ5は締結されている。また、EVモード時であるから、モータ/ジェネレータ4は作動され、横置きエンジン2は作動されない。スタータモータ1は、ハイブリッドコントロールモジュール81により回転される。このスタータモータ1は、第1軸16の回転数がオイルポンプ必要回転数以下のときに回転(作動)させ、第1軸16の回転数がオイルポンプ必要回転数より高いときに停止させる。
例えば、EVモード時にモータ/ジェネレータ4を作動させない車両停止時等において、すなわち、「オイルポンプ必要回転数≧第1軸16の回転数」のとき、ハイブリッドコントロールモジュール81は、停止しているスタータモータ1を係合方向(図3〜図4の矢印B)へ回転させると共に、その回転数をオイルポンプ必要回転数以上の領域まで上昇させる(高める)。
この際、第1軸16の回転数よりも第2軸17の回転数の方が高くなるので、第1ワンウェイクラッチ13eは空転し、第2ワンウェイクラッチ13fは係合する。
これにより、オイルポンプ14は、スタータモータ1により駆動される。このため、オイルポンプ14はオイルポンプ必要回転数以上で駆動される。これにより、EVモード時、オイルポンプ14からの吐出圧が確保される。なお、第2軸17の回転数が上昇し、第2軸17の回転数が第1軸16の回転数より高くなったとき、機械的な自動制御により、第1ワンウェイクラッチ13eが空転し、第2ワンウェイクラッチ13fが係合する。
また、車両停止からの発進時や減速後の再加速時等において、すなわち、「オイルポンプ必要回転数<第1軸16の回転数」のとき、ハイブリッドコントロールモジュール81は、スタータモータ1を停止させる。
この際、第2軸17の回転数よりも第1軸16の回転数の方が高くなるので、第1ワンウェイクラッチ13eは係合し、第2ワンウェイクラッチ13fは空転する。
これにより、オイルポンプ14は、駆動源であるモータ/ジェネレータ4により駆動される。このため、オイルポンプ14はオイルポンプ必要回転数よりも高回転で駆動される。これにより、EVモード時、オイルポンプ14からの吐出圧が確保される。なお、第1軸16の回転数が上昇し、第1軸16の回転数が第2軸17の回転数より高くなったとき、機械的な自動制御により、第1ワンウェイクラッチ13eが係合し、第2ワンウェイクラッチ13fが空転する。また、第1軸16の回転数がオイルポンプ必要回転数より高くなるまで、ハイブリッドコントロールモジュール81は、スタータモータ1の回転を継続させる。
そして、減速時等において、すなわち、オイルポンプ必要回転数より高い第1軸16の回転数が低下し、オイルポンプ必要回転数以下になるとき、上記と同様に、ハイブリッドコントロールモジュール81は、スタータモータ1を回転させる。これと反対の場合には、ハイブリッドコントロールモジュール81は、スタータモータ1を停止させる。
いずれの際も、第1ワンウェイクラッチ13eと第2ワンウェイクラッチ13fについては、第1軸16と第2軸17のうち回転数が高い方に配置されているワンウェイクラッチが機械的に係合(締結)する。つまり、第1軸16と第2軸17の回転数のセレクトハイにより、各ワンウェイクラッチ13e,13fの空転・係合が機械的に自動制御される。
このように、オイルポンプ14の駆動をモータ/ジェネレータ4とスタータモータ1を切り替える。これにより、オイルポンプ14は、スタータモータ1とモータ/ジェネレータ4のうちいずれかにより駆動される。このため、オイルポンプ14はオイルポンプ必要回転数以上で駆動される。これにより、EVモード時、オイルポンプ14からの吐出圧が確保される。
(エンジン始動時のオイルポンプの駆動切り替えパターン)
エンジン始動時は、図5に示すように、第1クラッチ3は解放されていて、第2クラッチ5は締結されている。モータシャフト17aを作動させ、リングギヤRiにピニオンギヤPiを噛み合わせる(図4→図5)。また、エンジン始動時は、EVモードにてエンジン始動要求すなわちEVモードからHEVモードへの遷移中(エンジン始動モード)であるから、モータ/ジェネレータ4は動作している。そして、スタータモータ1により横置きエンジン2を始動するので、ハイブリッドコントロールモジュール81は、空転方向(図3及び図5の矢印A)へスタータモータ1を回転させる。これにより、横置きエンジン2は、スタータモータ1の回転駆動により、クランキングされる。
このとき、第1クラッチ3は解放されているので、第1軸16はモータ/ジェネレータ4の回転駆動により回転される。また、スタータモータ1は空転方向に回転しているので、第2ワンウェイクラッチ13fは機械的に空転している。つまり、第1軸16と第2軸17の回転数のセレクトハイにより、第1ワンウェイクラッチ13eが機械的に係合し、第2ワンウェイクラッチ13fが機械的に空転する。このように、各ワンウェイクラッチ13e,13fの空転・係合(締結)が機械的に自動制御される。
このため、スタータモータ1の回転駆動は、エンジン始動に使用される。また、オイルポンプ14は、モータ/ジェネレータ4により駆動される。そして、オイルポンプ14により必要部位への必要油圧が作られる。これにより、エンジン始動時、オイルポンプ14からの吐出圧が確保される。
なお、横置きエンジン2は、クランキング後、初爆により横置きエンジン2のエンジン回転数が上昇し、完爆により横置きエンジン2が自立運転状態になる。また、「エンジン始動モード」による走行を「エンジン始動走行モード」という。
(HEVモード時のオイルポンプの駆動切り替えパターン)
HEVモード時は、図6に示すように、第1クラッチ3、第2クラッチ5は締結されている。モータシャフト17aを作動させ、リングギヤRiとピニオンギヤPiの噛み合わせを解除する(図5→図6)。また、HEVモード時であるから、横置きエンジン2は自立運転状態で動作している。モータ/ジェネレータ4は、HEVモードが有する各モードに応じて、力行・回生させる。スタータモータ1は、ハイブリッドコントロールモジュール81により回転される。このスタータモータ1は、第1軸16の回転数がオイルポンプ必要回転数以下のときに回転(作動)させ、第1軸16の回転数がオイルポンプ必要回転数より高いときに停止させる。
例えば、減速時からエンジン始動後の再加速初期等において、すなわち、「オイルポンプ必要回転数≧第1軸16の回転数」のとき、ハイブリッドコントロールモジュール81は、停止しているスタータモータ1を係合方向(図3及び図6の矢印B)へ回転させると共に、その回転数をオイルポンプ必要回転数以上の領域まで上昇させる(高める)。
この際、第1軸16の回転数よりも第2軸17の回転数の方が高くなるので、第1ワンウェイクラッチ13eは空転し、第2ワンウェイクラッチ13fは係合する。
これにより、オイルポンプ14は、スタータモータ1により駆動される。このため、オイルポンプ14はオイルポンプ必要回転数以上で駆動される。これにより、HEVモード時、オイルポンプ14からの吐出圧が確保される。なお、第2軸17の回転数が上昇し、第2軸17の回転数が第1軸16の回転数より高くなったとき、機械的な自動制御により、第1ワンウェイクラッチ13eが空転し、第2ワンウェイクラッチ13fが係合する。
また、HEV走行中の登坂路等の高負荷走行時等において、すなわち、「オイルポンプ必要回転数<第1軸16の回転数」のとき、ハイブリッドコントロールモジュール81は、スタータモータ1を停止させる。
この際、第2軸17の回転数よりも第1軸16の回転数の方が高くなるので、第1ワンウェイクラッチ13eは係合し、第2ワンウェイクラッチ13fは空転する。
これにより、オイルポンプ14は、駆動源である横置きエンジン2または横置きエンジン2とモータ/ジェネレータ4により駆動される。このため、オイルポンプ14はオイルポンプ必要回転数よりも高回転で駆動される。これにより、HEVモード時、オイルポンプ14からの吐出圧が確保される。なお、第1軸16の回転数が上昇し、第1軸16の回転数が第2軸17の回転数より高くなったとき、機械的な自動制御により、第1ワンウェイクラッチ13eが係合し、第2ワンウェイクラッチ13fが空転する。また、第1軸16の回転数がオイルポンプ必要回転数より高くなるまで、ハイブリッドコントロールモジュール81は、スタータモータ1の回転を継続させる。
そして、オイルポンプ必要回転数より高い第1軸16の回転数が低下し、オイルポンプ必要回転数以下になるとき、上記と同様に、ハイブリッドコントロールモジュール81は、スタータモータ1を回転させる。これと反対の場合には、ハイブリッドコントロールモジュール81は、スタータモータ1を停止させる。
いずれの際も、第1ワンウェイクラッチ13eと第2ワンウェイクラッチ13fについては、第1軸16と第2軸17のうち回転数が高い方に配置されているワンウェイクラッチが機械的に係合(締結)する。つまり、第1軸16と第2軸17の回転数のセレクトハイにより、各ワンウェイクラッチ13e,13fの空転・係合が機械的に自動制御される。
このように、オイルポンプ14の駆動を駆動源2,4とスタータモータ1を切り替える。これにより、オイルポンプ14は、スタータモータ1とモータ/ジェネレータ4のうちいずれかにより駆動される。このため、オイルポンプ14はオイルポンプ必要回転数以上で駆動される。これにより、HEVモード時、オイルポンプ14からの吐出圧が確保される。
[車載オイルポンプの駆動切り替え作用]
例えば、エンジンと、電動機と、エンジン・電動機の動力を駆動輪へ伝達するための動力伝達軸と、クラッチを介して動力伝達軸と連結される変速機のオイルポンプと、回転軸を介して変速機のオイルポンプと連結されると共に、回転軸とクラッチと動力伝達軸を介してエンジンと連結されている補助モータと、を備えている車両用動力伝達装置を比較例とする。この比較例の車両用動力伝達装置によれば、補助モータがオイルポンプの駆動とエンジンの始動に共用される。オイルポンプ駆動とエンジン始動は、油圧作動によるクラッチの締結・解放により切り替えられる。また、オイルポンプは、補助モータまたはエンジンにより駆動される。
しかし、車両用動力伝達装置において、クラッチを締結して、補助モータによりエンジンを始動するとき、補助モータによりオイルポンプが駆動される。このため、エンジンを始動するとき、補助モータは、オイルポンプ負荷を受け持つことになるので、補助モータを高出力とする必要がある、という課題があった。
これに対し、実施例1では、リングギヤRiにピニオンギヤPiを噛み合わせて、スタータモータ1により横置きエンジン2が始動されるとき、ハイブリッドコントロールモジュール81(補助モータ制御手段、スタータモータ制御手段)によりスタータモータ1を空転方向(図3及び図5の矢印A)に回転させると、第2ワンウェイクラッチ13fは機械的に空転する構成を採用した。
すなわち、スタータモータ1によりクランクシャフト16a(第1軸16)が回転駆動されることで、エンジン始動が行われる。このとき、スタータモータ1の空転方向の回転により第2ワンウェイクラッチ13fの空転が機械的に自動制御されるので、スタータモータ1によりオイルポンプ14が回転駆動されない。
この結果、横置きエンジン2を始動するとき、スタータモータ1は、オイルポンプ負荷を受け持つことなく、エンジン始動を行うことができる。これにより、スタータモータ1を高出力とする必要がない。
実施例1では、リングギヤRiにピニオンギヤPiを噛み合わせず、スタータモータ1によりオイルポンプ14が駆動されるとき、ハイブリッドコントロールモジュール81(補助モータ制御手段、スタータモータ制御手段)によりスタータモータ1を係合方向(図3〜図4及び図6の矢印B)に回転させると、第2ワンウェイクラッチ13fは機械的に係合する構成を採用した。
すなわち、スタータモータ1の係合方向の回転により第2ワンウェイクラッチ13fの係合が機械的に自動制御されるので、スタータモータ1によりオイルポンプ14が回転駆動される。このとき、リングギヤRiにピニオンギヤPiを噛み合わせないので、ピニオンギヤPiは空転し、スタータモータ1によりクランクシャフト16a(第1軸16)が回転駆動されない。
この結果、オイルポンプ14を駆動するとき、スタータモータ1は、エンジン負荷を受け持つことなく、オイルポンプ駆動を行うことができる。
実施例1では、ハイブリッドコントロールモジュール81により、スタータモータ1の回転方向を空転方向(図3及び図5の矢印A)と係合方向(図3〜図4及び図6の矢印B)に変更する構成を採用した。このため、第2ワンウェイクラッチの空転・係合(締結)が機械的に自動制御される。
すなわち、スタータモータ1の回転方向の変更により、エンジン始動と、オイルポンプ駆動と、を切り替えられる。これにより、エンジン始動とオイルポンプ駆動とを切り替えるために、クラッチを設ける必要が無い。
この結果、車両への搭載性を向上することができると共に、コストを低減することができる。
しかも、オイルポンプ14を駆動するとき、スタータモータ1の回転方向はエンジン始動時と反対の係合方向(図3〜図6の矢印B)である。すなわち、オイルポンプ駆動切り替え機構13において、スタータモータ1から出力される回転駆動の回転方向(図3の矢印B)と、駆動源2,4から出力される回転駆動の回転方向(図3の矢印B)と、が一致する。このため、オイルポンプ駆動切り替え機構13において、スタータモータ1の回転方向を変更して、駆動源2,4の回転方向と同一にする必要がないので、スタータモータ1とオイルポンプ駆動切り替え機構13との間にギヤを設ける必要が無い。
これにより、車両への搭載性をより向上することができると共に、コストをより低減することができる。
実施例1では、第1ワンウェイクラッチ13eと第2ワンウェイクラッチ13fは、オイルポンプ14を駆動源2,4による駆動とスタータモータ1による駆動との間で切り替える場合、駆動源2,4に連結する第1軸16とスタータモータ1に連結する第2軸17のうち回転数が高い方に配置されているワンウェイクラッチが機械的に締結する構成を採用した。つまり、第1軸16と第2軸17のうち、第1軸16の回転数が高い場合には第1ワンウェイクラッチ13eが機械的に締結し、第2軸17の回転数が高い場合には第2ワンウェイクラッチ13fが機械的に締結する構成を採用した。
例えば、車両用動力伝達装置において、オイルポンプを補助モータによる駆動からエンジンによる駆動へ切り換えるときは、動力伝達軸の回転数が回転軸の回転数を上回ったと判断されるまで、クラッチ締結の制御を実行することができない。そして、動力伝達軸の回転数が回転軸の回転数よりも低い状態でクラッチを締結すると、動力伝達軸の回転数に回転軸の回転数が同期するため、オイルポンプの回転数が低下する。このため、最適な回転でオイルポンプを駆動することができない。
これに対し、実施例1では、オイルポンプ14を駆動源2,4による駆動とスタータモータ1による駆動との間で切り替える場合、センサやコントローラ等の複雑な電子制御系を要さず、駆動源2,4に連結する第1軸16とスタータモータ1に連結する第2軸17の回転数のセレクトハイにより、各ワンウェイクラッチ13e,13fの空転・係合(締結)が機械的に自動制御される。このため、オイルポンプ14は、駆動源2,4とスタータモータ1のうちいずれか一方により駆動される。そして、オイルポンプ14により必要部位への油圧が作られる。これにより、オイルポンプ14からの吐出圧が確保される。したがって、簡易的な構成により、オイルポンプ14の駆動を切り替えることができる。
しかも、回転数のセレクトハイにより、各ワンウェイクラッチ13e,13fの空転・係合(締結)が機械的に自動制御されるので、オイルポンプ14を駆動源2,4による駆動とスタータモータ1による駆動との間の切り替えタイミングに制限がなくなる。このため、最適な回転でオイルポンプ14を駆動することができる。
この結果、簡易的な構成でありながら、最適な回転でオイルポンプ14を駆動することができる。
実施例1では、補助モータは横置きエンジン2を始動するスタータモータ1であるとする構成を採用した。
このため、スタータモータ1により横置きエンジン2をエンジン始動させることができる。しかも、回転数のセレクトハイにより、第2ワンウェイクラッチ13fの締結が機械的に自動制御されるとき、スタータモータ1によりオイルポンプ14を駆動させることができる。
したがって、スタータモータ1を、エンジン始動とオイルポンプ駆動に兼用することができる。
そして、例えば、補助モータに簡易なスタータモータを使用する場合は安定した回転数で制御することが難しい。しかも、動力伝達軸は安易に回転数を変えることはできないので、限られた運転状態でしかクラッチを接続することができない。
さらに、極低温時等のエンジン始動時に補助モータがオイルポンプ負荷を受け持つと、高出力の補助モータが必要となり、車両への搭載性とコストが高くなる。
これに対し、実施例1では、回転数のセレクトハイにより、第2ワンウェイクラッチ13fの締結が機械的に自動制御されるとき、スタータモータ1によりオイルポンプ14を駆動させるので、スタータモータ1の制御性を緩和することができる。このため、スタータモータ1のモータ回転数やトルクの制御が可能な三相交流モータよりも、安価で小型である既存のスタータモータ1(直流モータ)を使用することができる。
しかも、上述した通り、横置きエンジン2を始動するとき、スタータモータ1は、オイルポンプ負荷を受け持つことなく、エンジン始動を行うことができる。また、オイルポンプ14を駆動するとき、スタータモータ1は、エンジン負荷を受け持つことなく、オイルポンプ駆動を行うことができる。このため、スタータモータ1がオイルポンプ負荷・エンジン負荷を受け持つ場合よりも、スタータモータ1の出力を抑えられるので、スタータモータ1を小型化することができる。
したがって、車両への搭載性をより一層向上することができると共に、コストをより一層低減することができる。
この結果、スタータモータ1を、エンジン始動とオイルポンプ駆動に兼用することができ、車両への搭載性をより一層向上することができると共に、コストをより一層低減することができる。
実施例1では、ハイブリッド車両に適用する車載オイルポンプの駆動切り替え装置において、EV走行モードと、エンジン始動走行モードと、HEV走行モードと、を有する構成を採用した。
すなわち、エンジン始動走行モードにおいて、横置きエンジン2をスタータモータ1により始動することができると共に、オイルポンプ14をモータ/ジェネレータ4により駆動することができる。このため、オイルポンプにより必要部位への油圧を作ることができる。
この結果、EV走行モードにてエンジン始動要求があるとき、エンジン始動要求に応えることができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の車載オイルポンプの駆動切り替え装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) エンジン(横置きエンジン2)を有する駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)と、補助モータ(スタータモータ1)と、駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)と補助モータ(スタータモータ1)のうちいずれか一方により駆動され、必要部位への油圧を作るオイルポンプ14と、を備えた車載オイルポンプの駆動切り替え装置において、
駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)からの回転駆動を伝達する第1軸16に連結される第1プーリ部材(第1スプロケット13a)と、
補助モータ(スタータモータ1)からの回転駆動を伝達する第2軸17に連結される第2プーリ部材(第2スプロケット13b)と、
オイルポンプ14へ回転駆動を伝達する第3軸18に連結される第3プーリ部材(第3スプロケット13c)と、
第1プーリ部材(第1スプロケット13a)、第2プーリ部材(第2スプロケット13b)及び第3プーリ部材(第3スプロケット13c)に掛け渡されたベルト部材(チェーンベルト13d)と、
第1軸16と第1プーリ部材(第1スプロケット13a)との間に介装され、駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)からオイルポンプ14への回転駆動の伝達を機械的に断接する第1ワンウェイクラッチ13eと、
第2軸17と第2プーリ部材(第2スプロケット13b)との間に介装され、補助モータ(スタータモータ1)からオイルポンプ14への回転駆動の伝達を機械的に断接する第2ワンウェイクラッチ13fと、
エンジン(横置きエンジン2)のクランクシャフト16a(第1軸16)に設けたリングギヤRiに補助モータ(スタータモータ1)のモータシャフト17a(第2軸17)に設けたピニオンギヤPiを噛み合わせて、補助モータ(スタータモータ1)によりエンジン(横置きエンジン2)を始動するとき、第2ワンウェイクラッチ13fが機械的に空転する空転方向(図3及び図5の矢印A)へ補助モータ(スタータモータ1)を回転させる補助モータ制御手段(ハイブリッドコントロールモジュール81)と、
を設ける。
このため、横置きエンジン2を始動するとき、スタータモータ1は、オイルポンプ負荷を受け持つことなく、エンジン始動を行うことができる。
(2) 補助モータ制御手段(ハイブリッドコントロールモジュール81)は、リングギヤRiにピニオンギヤPiを噛み合わせず、補助モータ(スタータモータ1)によりオイルポンプ14を駆動するとき、第2ワンウェイクラッチ13fが機械的に係合するエンジン始動時と反対の係合方向(図3〜図4及び図6の矢印B)へ補助モータ(スタータモータ1)を回転させる。
このため、(1)の効果に加え、オイルポンプ14を駆動するとき、スタータモータ1は、エンジン負荷を受け持つことなく、オイルポンプ駆動を行うことができる。
(3) 第1ワンウェイクラッチ13eと第2ワンウェイクラッチ13fは、オイルポンプ14を駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)による駆動と補助モータ(スタータモータ1)による駆動との間で切り替える場合、駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)に連結する第1軸16と補助モータ(スタータモータ1)に連結する第2軸17のうち回転数が高い方に配置されているワンウェイクラッチ(第1ワンウェイクラッチ13e,第2ワンウェイクラッチ13f)が機械的に締結する。
このため、(2)の効果に加え、簡易的な構成でありながら、最適な回転でオイルポンプ14を駆動することができる。
(4) 補助モータ(スタータモータ1)は、エンジン(横置きエンジン2)を始動するスタータモータ1である。
このため、(1)〜(3)の効果に加え、スタータモータ1を、エンジン始動とオイルポンプ駆動に兼用することができ、車両への搭載性をより一層向上することができると共に、コストをより一層低減することができる。
(5) 駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)であるエンジン(横置きエンジン2)及び走行用モータ(モータ/ジェネレータ4)と、駆動輪(左右の前輪10R,10L)と、を備えたハイブリッド駆動系のうち、エンジン(横置きエンジン2)と走行用モータ(モータ/ジェネレータ4)の間にクラッチ(第1クラッチ3)を介装したハイブリッド車両に適用する車載オイルポンプの駆動切り替え装置において、
クラッチ(第1クラッチ3)を解放して、オイルポンプ14を走行用モータ(モータ/ジェネレータ4)と補助モータ(スタータモータ1)のうちいずれか一方により駆動し、走行用モータ(モータ/ジェネレータ4)を駆動源とするEV走行モードと、
EV走行モードにてエンジン始動要求があると、クラッチ(第1クラッチ3)を解放して、オイルポンプ14を走行用モータ(モータ/ジェネレータ4)により駆動し、走行用モータ(モータ/ジェネレータ4)を駆動源とし、エンジン(横置きエンジン2)を補助モータ(スタータモータ1)により始動するエンジン始動走行モードと、
クラッチ(第1クラッチ3)を締結して、オイルポンプ14をエンジン(横置きエンジン2)と補助モータ(スタータモータ1)のうちいずれか一方により駆動し、エンジン(横置きエンジン2)と走行用モータ(モータ/ジェネレータ4)を駆動源とするHEV走行モードと、
を有する。
このため、(1)〜(4)の効果に加え、EV走行モードにてエンジン始動要求があるとき、エンジン始動要求に応えることができる。
以上、本発明の車載オイルポンプの駆動切り替え装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、第2ワンウェイクラッチ16fが機械的に空転する空転方向を左回りとし、ワンウェイクラッチ16fが機械的に係合するエンジン始動時と反対の係合方向を右回りとする例を示した。しかしながら、実施例1に示した構成に限られるものではない。例えば、空転方向を右回りとし、係合方向を左回りとしても良い。要するに、エンジン始動時にクランクシャフト16aを回転駆動する方向に合わせて空転方向を決定し、このエンジン始動時と反対方向を係合方向とすれば良い。
実施例1では、変速機として無段変速機CVTであるベルト式無段変速機6とする例を示した。しかしながら、実施例1に示した構成に限られるものではない。例えば、ベルト式無段変速機6をその他の無段変速機CVTにしてもよいし、無段変速機CVTを自動変速機ATまたはMT変速機等にしても良い。また、無段変速機に限らず、有段変速機にしても良い。
実施例1では、第1〜第3プーリ部材を、第1〜第3スプロケット13a,13b,13cとし、ベルト部材をチェーンベルト13dとする例を示した。しかしながら、実施例1に示した構成に限られるものではない。例えば、プーリ部材をプーリとし、ベルト部材をベルトとしても良い。プーリ部材はローラであっても良い。また、プーリ部材及びベルト部材は、ベルト部材及びプーリ部材と接する部分にベルト部材滑り防止のための段が設けられていても良い。
実施例1では、本発明の車載オイルポンプの駆動切り替え装置をFFハイブリッド車両に適用する例を示した。しかしながら、実施例1に示した構成に限られるものではない。例えば、FRハイブリッド車両や4WDハイブリッド車両やハイブリッド車両に対しても適用しても良い。また、ハイブリッド車両に限らず、プラグインハイブリッド車両や電気自動車やエンジン車(内燃機関車)等に対しても本発明の車載オイルポンプの駆動切り替え装置を適用することができる。
1 スタータモータ(補助モータ)
2 横置きエンジン(駆動源、エンジン)
3 第1クラッチ(クラッチ)
4 モータ/ジェネレータ(駆動源、走行用モータ)
10R,10L 左右の前輪(駆動輪)
13a 第1スプロケット(第1プーリ部材)
13b 第2スプロケット(第2プーリ部材)
13c 第3スプロケット(第3プーリ部材)
13d チェーンベルト(ベルト部材)
13e 第1ワンウェイクラッチ
13f 第2ワンウェイクラッチ
14 オイルポンプ(車載オイルポンプ)
16 第1軸
16a クランクシャフト(第1軸)
17 第2軸
17a モータシャフト(第2軸)
18 第3軸
81 ハイブリッドコントロールモジュール(補助モータ制御手段、スタータモータ制御手段)
Ri リングギヤ
Pi ピニオンギヤ

Claims (5)

  1. エンジンを有する駆動源と、補助モータと、前記駆動源と前記補助モータのうちいずれか一方により駆動され、必要部位への油圧を作るオイルポンプと、を備えた車載オイルポンプの駆動切り替え装置において、
    前記駆動源からの回転駆動を伝達する第1軸に連結される第1プーリ部材と、
    前記補助モータからの回転駆動を伝達する第2軸に連結される第2プーリ部材と、
    前記オイルポンプへ回転駆動を伝達する第3軸に連結される第3プーリ部材と、
    前記第1プーリ部材、前記第2プーリ部材及び前記第3プーリ部材に掛け渡されたベルト部材と、
    前記第1軸と前記第1プーリ部材との間に介装され、前記駆動源から前記オイルポンプへの回転駆動の伝達を機械的に断接する第1ワンウェイクラッチと、
    前記第2軸と前記第2プーリ部材との間に介装され、前記補助モータから前記オイルポンプへの回転駆動の伝達を機械的に断接する第2ワンウェイクラッチと、
    前記エンジンのクランクシャフトに設けたリングギヤに前記補助モータのモータシャフトに設けたピニオンギヤを噛み合わせて、前記補助モータにより前記エンジンを始動するとき、前記第2ワンウェイクラッチが機械的に空転する空転方向へ前記補助モータを回転させる補助モータ制御手段と、
    を設けることを特徴とする車載オイルポンプの駆動切り替え装置。
  2. 請求項1に記載された車載オイルポンプの駆動切り替え装置において、
    前記補助モータ制御手段は、前記リングギヤに前記ピニオンギヤを噛み合わせず、前記補助モータにより前記オイルポンプを駆動するとき、前記第2ワンウェイクラッチが機械的に係合するエンジン始動時と反対の係合方向へ前記補助モータを回転させる
    ことを特徴とする車載オイルポンプの駆動切り替え装置。
  3. 請求項2に記載された車載オイルポンプの駆動切り替え装置において、
    前記第1ワンウェイクラッチと前記第2ワンウェイクラッチは、前記オイルポンプを前記駆動源による駆動と前記補助モータによる駆動との間で切り替える場合、前記駆動源に連結する前記第1軸と前記補助モータに連結する前記第2軸のうち回転数が高い方に配置されているワンウェイクラッチが機械的に締結する
    ことを特徴とする車載オイルポンプの駆動切り替え装置。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか一項に記載された車載オイルポンプの駆動切り替え装置において、
    前記補助モータは、前記エンジンを始動するスタータモータである
    ことを特徴とする車載オイルポンプの駆動切り替え装置。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか一項に記載された車載オイルポンプの駆動切り替え装置において、
    前記駆動源である前記エンジン及び走行用モータと、駆動輪と、を備えたハイブリッド駆動系のうち、前記エンジンと前記走行用モータの間にクラッチを介装したハイブリッド車両に適用する車載オイルポンプの駆動切り替え装置において、
    前記クラッチを解放して、前記オイルポンプを前記走行用モータと前記補助モータのうちいずれか一方により駆動し、前記走行用モータを駆動源とするEV走行モードと、
    前記EV走行モードにてエンジン始動要求があると、前記クラッチを解放して、前記オイルポンプを前記走行用モータにより駆動し、前記走行用モータを駆動源とし、前記エンジンを前記補助モータにより始動するエンジン始動走行モードと、
    前記クラッチを締結して、前記オイルポンプを前記エンジンと前記補助モータのうちいずれか一方により駆動し、前記エンジンと前記走行用モータを駆動源とするHEV走行モードと、
    を有することを特徴とする車載オイルポンプの駆動切り替え装置。
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