JP6318801B2 - 車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置 - Google Patents
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Description
この車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置において、オイルポンプ駆動切り替え機構を設けている。
前記オイルポンプ駆動切り替え機構は、前記オイルポンプの駆動源を、前記走行用駆動源と前記補助モータのうちいずれかに切り替える。
前記オイルポンプ駆動切り替え機構は、第1駆動断接機構と、第2駆動断接機構と、を有している。
第1駆動断接機構は、前記走行用駆動源と前記オイルポンプとの間に配置された、クラッチ締結により前記走行用駆動源から前記オイルポンプへの回転駆動の伝達を機械的に断接するワンウェイクラッチ機能を発揮し、クラッチ解放により完全遮断するツーウェイクラッチである。
第2駆動断接機構は、前記補助モータと前記オイルポンプとの間に配置された、前記補助モータから前記オイルポンプへの回転駆動の伝達を機械的に断接するワンウェイクラッチである。
前記オイルポンプ駆動制御手段は、前記オイルポンプで前記必要部位への油圧を作るために必要なオイルポンプ必要回転数を演算し、前記オイルポンプ必要回転数が、前記走行用駆動源により前記オイルポンプを駆動するときのオイルポンプ実回転数以上のとき、前記補助モータの回転数を前記オイルポンプ必要回転数以上の領域に高め、前記クラッチ締結により前記ワンウェイクラッチ機能を発揮する状態の前記第1駆動断接機構が機械的に遮断すると共に前記第2駆動断接機構が機械的に締結することで前記補助モータにより前記オイルポンプを駆動する。
また、前記オイルポンプ駆動制御手段は、前記オイルポンプ必要回転数が前記オイルポンプ実回転数未満のとき、前記走行用駆動源により前記オイルポンプを駆動するときの走行用駆動源駆動効率と、前記補助モータにより前記オイルポンプを駆動するときの補助モータ駆動効率と、を比較し、前記補助モータ駆動効率が前記走行用駆動源駆動効率より良いとき、前記クラッチ解放により前記第1駆動断接機構を完全遮断し、前記第2駆動断接機構が機械的に締結することで前記補助モータにより前記オイルポンプを駆動する。
すなわち、オイルポンプ必要回転数がオイルポンプ実回転数以上のとき、補助モータの回転数をオイルポンプ必要回転数以上の領域に高め、オイルポンプ駆動切り替え機構によりオイルポンプの駆動源が、走行用駆動源から補助モータへ切り替えられる。このため、オイルポンプはオイルポンプ必要回転数で駆動されるので、オイルポンプからの吐出圧が確保される。
この結果、オイルポンプ必要回転数がオイルポンプ実回転数以上のとき、必要部位への必要油圧を確保することができる。
実施例1の車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置を、「全体構システム成」、「オイルポンプ駆動制御処理構成」に分けて説明する。
実施例1の車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置が適用されたFFハイブリッド車両(ハイブリッド車両の一例)の構成を説明する。図1はFFハイブリッド車両の全体を示す。以下、図1に基づいて、FFハイブリッド車両の全体システム構成を説明する。
また、駆動系には、図1に示すように、第3クラッチ12(クラッチ、略称「CL3」)と、オイルポンプ駆動切り替え機構13と、を備えている。第3クラッチ12とオイルポンプ駆動切り替え機構13との間に設けられている第1ギヤGe1と第2ギヤGe2は、オイルポンプ駆動切り替え機構13において、スタータモータ1から出力される回転駆動の回転方向を、横置きエンジン2とモータ/ジェネレータ4から出力される回転駆動の回転方向と同一にする。
以下、各構成について説明する。
また、スタータモータ1は、第3クラッチ12及びオイルポンプ駆動切り替え機構13等を介して、オイルポンプ14を駆動する。
ここで、第1軸16は、走行用駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4、以下「走行用駆動源2,4」とも記載する。)からの回転駆動を伝達する軸であり、横置きエンジン2からベルト式無段変速機6とオイルポンプ駆動切り替え機構13まで延びている。このため、クランクシャフト16aは、第1軸に含まれる。第2軸17は、スタータモータ1からの回転駆動を伝達する軸であり、スタータモータ1からオイルポンプ駆動切り替え機構13まで延びている。このため、スタータモータ1のモータシャフト17aと後述するモータ/ジェネレータ4のモータシャフトは、第2軸に含まれる。また、リングギヤRiは、クランクシャフト16aに設けられたフライホイールFWの外周に設けられている。
また、ハイブリッドコントロールモジュール81は、ベルト無段変速機6の油圧源として設けられたオイルポンプ14のオイルポンプ駆動制御を行う。オイルポンプ駆動制御は、走行用駆動源2,4とスタータモータ1のうちいずれか一方によりオイルポンプ14を駆動する制御である。
図4は、ハイブリッドコントロールモジュール81にて実行されるオイルポンプ駆動制御処理流れ(オイルポンプ駆動制御手段)を示し、図5は、必要油圧マップを示し、図6は、オイルポンプ必要回転数マップを示し、図7は、オイルポンプ効率マップを示す。以下、図4〜図7に基づき、オイルポンプ駆動制御処理構成をあらわす図4の各ステップについて説明する。
ここで、必要油圧の演算は、例えば、図5に示す必要油圧マップを用いて、入力トルクと変速比(Low, Hi, Mid)により必要油圧を求める。
ここで、オイルポンプ14の必要回転数は、例えば、図6に示すオイルポンプ必要回転数マップを用いて、必要部位への必要油圧を演算する。なお、オイルポンプ14のオイルポンプ必要回転数は、必要油圧が上限油圧に達するまで、必要油圧の大きさに比例した回転数で与えられる。
ここで、オイルポンプ14のオイルポンプ実回転数は、ベルト式無段変速機6の入力回転数(=走行用駆動源回転数)に、スプロケット径比による増速比を掛けあわせて演算される。すなわち、オイルポンプ14の駆動源をスタータモータ1とするときの「オイルポンプ実回転数」は、走行用駆動源2,4によりオイルポンプ14を駆動すると仮定したときの回転数をいう。なお、オイルポンプ14の駆動源を走行用駆動源2,4とするときの「オイルポンプ実回転数」は、実際のオイルポンプ14の回転数をいう。
ここで、ツーウェイクラッチ13eは、第4クラッチ13e1の締結により、走行用駆動源2,4からオイルポンプ14への回転駆動の伝達を機械的に断接するワンウェイクラッチ機能を発揮する状態となる。なお、ステップS5と後述するステップS13の「ツーウェイクラッチ締結」は、第4クラッチ13e1の締結を意味する。
ここで、停止しているスタータモータ1を回転させると共に、その回転数をオイルポンプ必要回転数以上の領域まで上昇させる(高める)ことで、オイルポンプ14は、スタータモータ1により駆動される。
ここで、停止しているスタータモータ1によりオイルポンプ14を駆動するときは、スタータモータ1の回転数をオイルポンプ必要回転数まで上昇させる。このため、オイルポンプの効率は、例えば、図7に示すオイルポンプ効率マップを用いて、オイルポンプ必要回転数により演算される。また、スタータ駆動ロスは、オイルポンプ効率100%から、演算されたオイルポンプ効率を減算することにより演算される。
ここで、ステップS7では、オイルポンプ必要回転数から演算されたスタータ駆動ロスに、スタータモータ1の電気効率を考慮して、最終的なスタータ駆動ロスを演算する。なお、この最終的なスタータ駆動ロスを、効率100%から減算すると、スタータ駆動効率(補助モータ駆動効率)になる。
ここで、走行用駆動源2,4すなわち第1軸16によりオイルポンプ14を駆動するときは、ステップS3で演算されたオイルポンプ実回転数でオイルポンプを駆動させる。このため、オイルポンプの効率は、例えば、図7に示すオイルポンプ効率マップを用いて、ステップS3で演算されたオイルポンプ実回転数により演算される。このとき、演算されたオイルポンプ効率が走行用駆動源駆動効率に相当する。また、走行用駆動源駆動ロスは、オイルポンプ効率100%から、演算されたオイルポンプ効率を減算することにより演算される。
ここで、ツーウェイクラッチ13eは、第4クラッチ13e1の解放により、走行用駆動源2,4からオイルポンプ14への回転駆動の伝達を完全遮断する。なお、ステップS11の「ツーウェイクラッチ解放」は、第4クラッチ13e1の解放を意味する。
ここで、走行用駆動源2,4の回転駆動は、第4クラッチ解放により、ツーウェイクラッチ13eに伝達されない。このため、ステップS6と同様に、スタータモータ1の回転数をオイルポンプ必要回転数以上の領域まで上昇させることで、オイルポンプ14は、スタータモータ1により駆動される。
ここで、ツーウェイクラッチ13eは、第4クラッチ13e1の締結により、ステップS5と同様に、ワンウェイクラッチ機能を発揮する状態となる。
ここで、停止しているスタータモータ1を回転させないことで、オイルポンプ14は、走行用駆動源2,4により駆動される。
実施例1の車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置における作用を、「オイルポンプ駆動切り替え機構の切り替え動作」、「第1のオイルポンプ駆動制御処理動作」、「第2のオイルポンプ駆動制御処理動作」、「第3のオイルポンプ駆動制御処理動作」、「駆動態様におけるオイルポンプの駆動切り替えパターン」、「オイルポンプの駆動切り替え制御作用」に分けて説明する。
すなわち、ツーウェイクラッチ13eと第2ワンウェイクラッチ13fは、オイルポンプ14を走行用駆動源2,4による駆動とスタータモータ1による駆動との間で切り替える場合、走行用駆動源2,4とスタータモータ1との回転数が高い方すなわち走行用駆動源2,4に連結する第1軸16とスタータモータ1に連結する第2軸17のうち回転数が高い方に配置されているクラッチが締結する。
つまり、第1軸16と第2軸17の回転数のセレクトハイにより、各ワンウェイクラッチ13e2,13fの空転・係合が機械的に自動制御される。これにより、スタータモータ1または走行用駆動源2,4がオイルポンプ14の駆動源になる。
なお、第1軸16と第2軸17との回転数が同一のときは、第1ワンウェイクラッチ13e2と第2ワンウェイクラッチ13fが両方とも機械的に締結する。
ここで、第4クラッチ13e1を解放から完全締結するとき、締結ショックを抑えるために、第4クラッチ13e1を徐々に締結するスリップ締結の制御を行う。これとは反対に、第4クラッチ13e1を完全締結から解放するときも、第4クラッチ13e1を徐々に開放するスリップ状態の制御を行う。
オイルポンプ必要回転数≧オイルポンプ実回転数であると判断されるときの第1のオイルポンプ駆動制御処理動作(第1制御処理動作)について、説明する。
オイルポンプ必要回転数<オイルポンプ実回転数であると判断され、スタータ駆動ロス<走行用駆動源駆動ロスであると判断されるときの第2のオイルポンプ駆動制御処理動作(第2制御処理動作)について、説明する。
オイルポンプ必要回転数<オイルポンプ実回転数であると判断され、スタータ駆動ロス≧走行用駆動源駆動ロスであると判断されるときの第3のオイルポンプ駆動制御処理動作(第3制御処理動作)について、説明する。
駆動態様として、主に、車両停車時、EVモード時、エンジン始動時、HEVモード時があり、各駆動態様に分けて、オイルポンプの駆動切り替えパターンを説明する。なお、スタータモータ1、横置きエンジン2、第1クラッチ3、モータ/ジェネレータ4、第2クラッチ5、第4クラッチ13e1及びモータシャフト17a(第2軸17)は、ハイブリッドコントロールモジュール81、エンジンコントロールモジュール82、モータコントローラ83、CVTコントロールユニット84、及びリチウムバッテリコントローラ86等からの指令に基づき制御されている。なお、第1軸16は走行用駆動源2,4により回転され、第2軸はスタータモータ1により回転される。
車両停車時は、第1クラッチ3と第2クラッチ5は解放され、第4クラッチ13e1は締結されている。第3クラッチ12は締結されている、すなわち、リングギヤRiにピニオンギヤPiが噛み合っていない状態である。また、車両停車時であるから、スタータモータ1、横置きエンジン2及びモータ/ジェネレータ4は作動されない。このため、オイルポンプ14は駆動されない。
EVモード時は、第1クラッチ3は解放されていて、第2クラッチ5と第3クラッチ12は締結されている。また、EVモード時であるから、モータ/ジェネレータ4は作動され、横置きエンジン2は作動されない。スタータモータ1と第4クラッチ13e1は、車両の走行状態に応じて、オイルポンプ駆動制御手段としてのハイブリッドコントロールモジュール81により、各制御処理動作が実行される。
その他、減速時、減速後の再加速時、車両停止からの発進時等においても、上記と同様に、オイルポンプ必要回転数≧オイルポンプ実回転数であると判断される場合、第1制御処理動作が実行される。
エンジン始動時は、第1クラッチ3は解放されていて、第2クラッチ5及び第4クラッチ13e1は締結されている。モータシャフト17aを作動させて、第3クラッチ12を解放させ、リングギヤRiにピニオンギヤPiを噛み合わせる。また、エンジン始動時は、EVモードにてエンジン始動要求すなわちEVモードからHEVモードへの遷移中(エンジン始動モード)であるから、モータ/ジェネレータ4は動作している。そして、スタータモータ1により横置きエンジン2を始動するので、ハイブリッドコントロールモジュール81は、スタータモータ1を回転させる。これにより、横置きエンジン2は、スタータモータ1の回転駆動により、クランキングされる。
なお、横置きエンジン2は、クランキング後、初爆により横置きエンジン2のエンジン回転数が上昇し、完爆により横置きエンジン2が自立運転状態になる。
HEVモード時は、第1クラッチ3及び第2クラッチ5は締結されている。モータシャフト17aを作動させ、リングギヤRiとピニオンギヤPiの噛み合わせを解除して、第3クラッチ12を締結させる。また、HEVモード時であるから、横置きエンジン2は自立運転状態で動作している。モータ/ジェネレータ4は、HEVモードが有する各モードに応じて、力行・回生させる。スタータモータ1と第4クラッチ13e1は、車両の走行状態に応じて、オイルポンプ駆動制御手段としてのハイブリッドコントロールモジュール81により、各制御処理動作が実行される。
例えば、エンジンと、電動機(走行用モータ)と、エンジン・電動機の動力を駆動輪へ伝達するための動力伝達軸と、クラッチを介して動力伝達軸と連結される変速機のオイルポンプと、回転軸を介して変速機のオイルポンプと連結されると共に、回転軸とクラッチと動力伝達軸を介してエンジンと連結されている補助モータと、を備えている車両用動力伝達装置を比較例とする。この比較例の車両用動力伝達装置によれば、オイルポンプは、エンジンを駆動源とするエンジン走行中、クラッチを係合してエンジンにより駆動される。また、オイルポンプは、電動機を駆動源とするモータ走行中、クラッチを解放して補助モータにより駆動される。
すなわち、スタータモータ1の回転数をオイルポンプ必要回転数以上の領域に高め、オイルポンプ駆動切り替え機構13によりオイルポンプ14の駆動源が、走行用駆動源2,4からスタータモータ1へ切り替えられる。このため、オイルポンプ14はオイルポンプ必要回転数で駆動されるので、オイルポンプ14からの吐出圧が確保される。
このため、無駄なエネルギーロスの発生が抑制される。これにより、オイルポンプ必要回転数がオイルポンプ実回転数未満のとき、最適な駆動効率で、オイルポンプ14がオイルポンプ必要回転数以上で駆動されるので、オイルポンプ14からの吐出圧が確保される。
この結果、オイルポンプ必要回転数がオイルポンプ実回転数未満のとき、オイルポンプ14を最適な駆動効率で駆動することができる。
この結果、具体的な駆動断接機構の構成により、各オイルポンプ駆動制御処理動作を実行することができる。
この結果、FFハイブリッド車両において、無駄なエネルギーロスの発生を抑制することができる。
この結果、既存のスタータモータ1を、エンジン始動とオイルポンプ駆動に兼用することができる。
実施例1の車載オイルポンプの駆動切り替え装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
オイルポンプ14の駆動源を、走行用駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)と補助モータ(スタータモータ1)のうちいずれかに切り替えるオイルポンプ駆動切り替え機構13を設け、
オイルポンプ駆動制御手段(ハイブリッドコントロールモジュール81、図4)は、オイルポンプ14で必要部位への油圧を作るために必要なオイルポンプ必要回転数を演算し(図4のステップS2、図6)、オイルポンプ必要回転数が、走行用駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)によりオイルポンプ14を駆動するときのオイルポンプ実回転数以上のとき(図4のステップS4)、補助モータ(スタータモータ1)の回転数をオイルポンプ必要回転数以上の領域に高め、補助モータ(スタータモータ1)をオイルポンプ14の駆動源とする(図4のステップS6、第1制御処理動作)。
このため、オイルポンプ必要回転数がオイルポンプ実回転数以上のとき、必要部位への必要油圧を確保することができる。
このため、(1)の効果に加え、オイルポンプ必要回転数がオイルポンプ実回転数未満のとき、オイルポンプ14を最適な駆動効率で駆動することができる。
走行用駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)からの回転駆動を伝達する第1軸16に連結される第1プーリ部材(第1スプロケット13a)と、
補助モータ(スタータモータ1)からの回転駆動を伝達する第2軸17に連結される第2プーリ部材(第2スプロケット13b)と、
オイルポンプ14へ回転駆動を伝達する第3軸18に連結される第3プーリ部材(第3スプロケット13c)と、
第1プーリ部材(第1スプロケット13a)、第2プーリ部材(第2スプロケット13b)及び第3プーリ部材(第3スプロケット13c)に掛け渡されたベルト部材(チェーンベルト13d)と、
第1軸16と第1プーリ部材(第1スプロケット13a)との間に配置され、走行用駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)からオイルポンプ14への回転駆動の伝達を断接する第1駆動断接機構(ツーウェイクラッチ13e)と、
第2軸17と第2プーリ部材(第2スプロケット13b)との間に配置され、補助モータ(スタータモータ1)からオイルポンプ14への回転駆動の伝達を断接する第2駆動断接機構(第2ワンウェイクラッチ13f)と、を有し、
第1駆動断接機構(ツーウェイクラッチ13e)と第2駆動断接機構(第2ワンウェイクラッチ13f)は、補助モータ(スタータモータ1)によりオイルポンプ14を駆動するとき、第1駆動断接機構(ツーウェイクラッチ13e)を遮断すると共に第2駆動断接機構(第2ワンウェイクラッチ13f)を接続し、走行用駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)によりオイルポンプ14を駆動するとき、第1駆動断接機構(ツーウェイクラッチ13e)を接続すると共に第2駆動断接機構(第2ワンウェイクラッチ13f)を遮断する。
このため、(1)〜(2)の効果に加え、具体的な駆動断接機構の構成により、各オイルポンプ駆動制御処理動作を実行することができる。
第2駆動断接機構(第2ワンウェイクラッチ13f)は、第2軸17と第2プーリ部材(第2スプロケット13b)との間に介装され、補助モータ(スタータモータ1)からオイルポンプ14への回転駆動の伝達を機械的に断接するワンウェイクラッチ(第2ワンウェイクラッチ13f)であり、
ワンウェイクラッチ機能を発揮する状態のツーウェイクラッチ13eとワンウェイクラッチ(第2ワンウェイクラッチ13f)は、オイルポンプ14を走行用駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)による駆動と補助モータ(スタータモータ1)による駆動との間で切り替える場合、走行用駆動源(横置きエンジン2、モータ/ジェネレータ4)に連結する第1軸16と補助モータ(スタータモータ1)に連結する第2軸17のうち回転数が高い方に配置されているクラッチ(ツーウェイクラッチ13e、第2ワンウェイクラッチ13f)が機械的に締結する。
このため、(3)の効果に加え、ツーウェイクラッチ13eがワンウェイクラッチ機能を発揮する状態のとき、最適な回転でオイルポンプ14を駆動することができる。
このため、(2)〜(4)の効果に加え、FFハイブリッド車両において、無駄なエネルギーロスの発生を抑制することができる。
補助モータは、エンジン(横置きエンジン2)を始動するスタータモータ1である。
このため、(1)〜(5)の効果に加え、既存のスタータモータ1を、エンジン始動とオイルポンプ駆動に兼用することができる。
2 横置きエンジン(走行用駆動源、エンジン)
3 第1クラッチ(クラッチ)
4 モータ/ジェネレータ(走行用駆動源、走行用モータ)
13a 第1スプロケット(第1プーリ部材)
13b 第2スプロケット(第2プーリ部材)
13c 第3スプロケット(第3プーリ部材)
13d チェーンベルト(ベルト部材)
13e ツーウェイクラッチ(第1駆動断接機構)
13e1 第4クラッチ(クラッチ)
13e2 第1ワンウェイクラッチ
13f 第2ワンウェイクラッチ(第2駆動断接機構)
14 オイルポンプ(車載オイルポンプ)
16 第1軸
17 第2軸
18 第3軸
81 ハイブリッドコントロールモジュール(オイルポンプ駆動制御手段)
Claims (6)
- 走行用駆動源と、補助モータと、必要部位への油圧を作るオイルポンプと、前記走行用駆動源と前記補助モータのうちいずれか一方により前記オイルポンプを駆動するオイルポンプ駆動制御手段と、を備えた車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置において、
前記オイルポンプの駆動源を、前記走行用駆動源と前記補助モータのうちいずれかに切り替えるオイルポンプ駆動切り替え機構を設け、
前記オイルポンプ駆動切り替え機構は、
前記走行用駆動源と前記オイルポンプとの間に配置された、クラッチ締結により前記走行用駆動源から前記オイルポンプへの回転駆動の伝達を機械的に断接するワンウェイクラッチ機能を発揮し、クラッチ解放により完全遮断するツーウェイクラッチである第1駆動断接機構と、
前記補助モータと前記オイルポンプとの間に配置された、前記補助モータから前記オイルポンプへの回転駆動の伝達を機械的に断接するワンウェイクラッチである第2駆動断接機構と、を有し、
前記オイルポンプ駆動制御手段は、
前記オイルポンプで前記必要部位への油圧を作るために必要なオイルポンプ必要回転数を演算し、前記オイルポンプ必要回転数が、前記走行用駆動源により前記オイルポンプを駆動するときのオイルポンプ実回転数以上のとき、前記補助モータの回転数を前記オイルポンプ必要回転数以上の領域に高め、前記クラッチ締結により前記ワンウェイクラッチ機能を発揮する状態の前記第1駆動断接機構が機械的に遮断すると共に前記第2駆動断接機構が機械的に締結することで前記補助モータにより前記オイルポンプを駆動し、
前記オイルポンプ必要回転数が前記オイルポンプ実回転数未満のとき、前記走行用駆動源により前記オイルポンプを駆動するときの走行用駆動源駆動効率と、前記補助モータにより前記オイルポンプを駆動するときの補助モータ駆動効率と、を比較し、前記補助モータ駆動効率が前記走行用駆動源駆動効率より良いとき、前記クラッチ解放により前記第1駆動断接機構を完全遮断し、前記第2駆動断接機構が機械的に締結することで前記補助モータにより前記オイルポンプを駆動する
ことを特徴とする車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置。 - 請求項1に記載された車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置において、
前記オイルポンプ駆動制御手段は、前記オイルポンプ必要回転数が前記オイルポンプ実回転数未満のとき、前記走行用駆動源駆動効率と、前記補助モータ駆動効率と、を比較し、前記走行用駆動源駆動効率が前記補助モータ駆動効率より良いとき、前記クラッチ締結により前記ワンウェイクラッチ機能を発揮する状態の前記第1駆動断接機構が機械的に締結すると共に前記第2駆動断接機構が機械的に遮断することで前記走行用駆動源により前記オイルポンプを駆動する
ことを特徴とする車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載された車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置において、
前記オイルポンプ駆動切り替え機構は、
前記走行用駆動源からの回転駆動を伝達する第1軸に連結される第1プーリ部材と、
前記補助モータからの回転駆動を伝達する第2軸に連結される第2プーリ部材と、
前記オイルポンプへ回転駆動を伝達する第3軸に連結される第3プーリ部材と、
前記第1プーリ部材、前記第2プーリ部材及び前記第3プーリ部材に掛け渡されたベルト部材と、
前記第1軸と前記第1プーリ部材との間に配置された前記第1駆動断接機構と、
前記第2軸と前記第2プーリ部材との間に配置された前記第2駆動断接機構と、を有し、
前記第1駆動断接機構と前記第2駆動断接機構は、前記補助モータにより前記オイルポンプを駆動するとき、前記第1駆動断接機構を遮断すると共に前記第2駆動断接機構を接続し、前記走行用駆動源により前記オイルポンプを駆動するとき、前記第1駆動断接機構を接続すると共に前記第2駆動断接機構を遮断する
ことを特徴とする車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置。 - 請求項3に記載された車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置において、
前記ワンウェイクラッチ機能を発揮する状態の前記ツーウェイクラッチと前記ワンウェイクラッチは、前記オイルポンプを前記走行用駆動源による駆動と前記補助モータによる駆動との間で切り替える場合、
前記走行用駆動源に連結する前記第1軸と前記補助モータに連結する前記第2軸のうち回転数が高い方に配置されているクラッチが機械的に締結する
ことを特徴とする車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置。 - 請求項1から請求項4までの何れか一項に記載された車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置において、
前記走行用駆動源に少なくとも走行用モータを有する電動車両である
ことを特徴とする車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置。 - 請求項1から請求項5までの何れか一項に記載された車載オイルポンプの駆動切り替え装置において、
前記走行用駆動源はエンジンであり、
前記補助モータは、前記エンジンを始動するスタータモータである
ことを特徴とする車載オイルポンプの駆動切り替え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014082040A JP6318801B2 (ja) | 2014-04-11 | 2014-04-11 | 車載オイルポンプの駆動切り替え制御装置 |
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