JP2015199808A - 接着フィルム及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リールに巻回した接着フィルムの側面からのはみ出しを抑えるとともに、接着フィルムのブロッキングを防止する。
【解決手段】 接着フィルム1を加熱した刃31により帯状に裁断し、接着フィルム1の幅方向の両側面1aの反応を促進させ硬化させる。接着フィルム1の中央部1bの反応は抑止する。このように裁断した接着フィルム1をリール10に巻回し巻装体20を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、接着フィルムを製造する方法及びこの方法により製造された接着フィルムに関する。
一般に、ガラス基板上にICチップ等を接着する際には、導電性接着剤層を剥離フィルム上に形成した異方性導電フィルムが用いられる。この異方性導電フィルムは、ガラス基板に接着された後、剥離フィルムを剥離し、ICチップに接着されるものであり、導電接着剤層と剥離フィルムの間には、シリコン膜の形成等により剥離処理が施されている。
このような異方性導電フィルムは、一般的に幅広のシート状に製造されるため、裁断機構に搬送して狭小幅の帯状に裁断し、それぞれ裁断された接着フィルムを空のリールに巻き取るようにしている。
特開2000−326284号公報
ここで、異方性導電フィルムは、裁断工程を経てリールに巻き取る際に、巻き張力によってリールの径の内側(芯側)に巻かれた導電性接着剤がフィルムの幅方向にはみ出し、リールの側面に付着してしまうことがある。これにより、リールの側面に付着した導電性接着剤がリールと固着し、ブロッキングが発生してしまうおそれがあった。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、リールに巻回される接着剤が幅方向にはみ出し、リールの側面に付着してしまうことを抑え、ブロッキングの発生を抑止する接着テープ及びその製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る接着フィルムの製造方法は、接着フィルムを加熱した刃により帯状に裁断し、接着フィルムの幅方向の両側面の反応を促進させ硬化させるものである。
また、本発明に係る接着フィルムは、上記方法により製造されたものである。
また、本発明に係る巻装体は、上記方法により製造された接着フィルムを巻回したものである。
本発明によれば、接着フィルムの側面を硬化させ、リールに巻き取る際に接着剤のはみ出しを抑えることができる。また、本発明によれば、はみ出した接着剤がリールの側面に付着してしまうことを抑え、ブロッキングの発生を抑止することができる。
図1は、本発明が適用された異方性導電フィルムの巻装体を説明する側面図である。 図2は、本発明が適用された異方性導電フィルムを示す断面図である。 図3は、本発明が適用された異方性導電フィルムの平面である。 図4は、異方性導電フィルムの切断工程を説明する側面図である。 図5は、図4のA−A'線における要部の断面図である。
以下、本発明が適用された接着テープ及び接着テープの製造方法、接着テープの巻装体について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがある。具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
以下では、接着テープとして異方性導電フィルムを製造する場合を例に説明する。異方性導電フィルム1は、図1に示すように、リール10に巻き取り、最終的に巻装体20を構成する。
[異方性導電フィルム]
次いで、異方性導電フィルム1について説明する。異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)1は、図2に示すように、通常、基材となる剥離フィルム2上に導電性粒子4を含有するバインダー樹脂層(接着剤層)3が形成されたものである。異方性導電フィルム1は、例えば、図示しない液晶表示パネルの透明基板に形成された透明電極と液晶駆動用ICとの間にバインダー樹脂層3を介在させることで、液晶表示パネルと液晶駆動用ICとを接続し、導通させるために用いられる。
バインダー樹脂層3の接着剤組成物は、例えば膜形成樹脂、熱硬化性樹脂、潜在性硬化剤、シランカップリング剤等を含有する通常のバインダー成分からなる。
膜形成樹脂としては、平均分子量が10000〜80000程度の樹脂が好ましく、特にエポキシ樹脂、変形エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、フェノキシ樹脂等の各種の樹脂が挙げられる。中でも、膜形成状態、接続信頼性等の観点からフェノキシ樹脂が好ましい。
熱硬化性樹脂としては特に限定されず、例えば市販のエポキシ樹脂を用いることができる。このようなエポキシ樹脂としては、例えば、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、ナフトール型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂等が挙げられる。これらは単独でも、2種以上の組み合わせであってもよい。
潜在性硬化剤としては、加熱硬化型の硬化剤を好適に用いることができる。潜在性硬化剤は、通常では反応せず、熱、加圧等の用途に応じて選択される各種のトリガにより活性化し、反応を開始する。熱活性型潜在性硬化剤の活性化方法には、加熱による解離反応などで活性種(カチオン)を生成する方法、室温付近ではエポキシ樹脂中に安定に分散しており高温でエポキシ樹脂と相溶及び溶解し、硬化反応を開始する方法、モレキュラーシーブ封入タイプの硬化剤を高温で溶出して硬化反応を開始する方法、マイクロカプセルによる溶出・硬化方法等が存在する。熱活性型潜在性硬化剤としては、イミダゾール系、ヒドラジド系、三フッ化ホウ素−アミン錯体、スルホニウム塩、アミンイミド、ポリアミン塩、ジシアンジアミド等や、これらの変性物があり、これらは単独でも、2種以上の混合体であってもよい。中でも、マイクロカプセル型イミダゾール系潜在性硬化剤が好適である。
シランカップリング剤としては、エポキシ系、アミノ系、メルカプト・スルフィド系、ウレイド系等を挙げることができる。シランカップリング剤を添加することにより、有機材料と無機材料との界面における接着性が向上される。
導電性粒子4としては、例えば、ニッケル、鉄、銅、アルミニウム、錫、鉛、クロム、コバルト、銀、金等の各種金属や金属合金の粒子、金属酸化物、カーボン、グラファイト、ガラスやセラミック、プラスチック等の粒子の表面に金属をコートしたもの、或いはこれらの粒子の表面に更に絶縁薄膜をコートしたもの等を使用することができる。樹脂粒子の表面に金属をコートしたものを用いる場合、樹脂粒子としては、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、アクリロニトリル・スチレン(AS)樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ジビニルベンゼン系樹脂、スチレン系樹脂等の粒子を挙げることができる。なお、導電性粒子4は、粒子全体が導電性材料のみで形成されていてもよい。
バインダー樹脂層3を構成する接着剤組成物は、このように膜形成樹脂、熱硬化性樹脂、潜在性硬化剤、シランカップリング剤等を含有する場合に限定されず、通常の異方性導電フィルムの接着剤組成物として用いられる何れの材料から構成されるようにしてもよい。
バインダー樹脂層3を支持する剥離フィルム2は、例えば、PET(Poly Ethylene Terephthalate)、OPP(Oriented Polypropylene)、PMP(Poly-4-methylpentene-1)、PTFE(Polytetrafluoroethylene)等にシリコン等の剥離剤を塗布してなり、異方性導電フィルム1の乾燥を防ぐとともに、異方性導電フィルム1の形状を維持する。
異方性導電フィルム1は、何れの方法で作製するようにしてもよいが、例えば以下の方法によって作製することができる。膜形成樹脂、熱硬化性樹脂、潜在性硬化剤、シランカップリング剤、導電性粒子等を含有する接着剤組成物を調整する。調整した接着剤組成物をバーコーター、塗布装置等を用いて剥離フィルム2上に塗布し、オーブン等によって乾燥させることにより、剥離フィルム2にバインダー樹脂層3が支持された幅広でシート状の異方性導電フィルム1を得る。
[2層ACF]
また、本発明に係る異方性導電フィルム1は、導電性粒子4を含有するバインダー樹脂層3と、導電性粒子が含まれない絶縁性の接着剤組成物からなる絶縁性接着剤層とを積層されてなる2層構造の異方性導電フィルムとしてもよい。
絶縁性接着材層を構成する絶縁性の接着剤組成物は、膜形成樹脂、熱硬化性樹脂、潜在性硬化剤、シランカップリング剤等を含有する通常のバインダー成分からなり、上述したバインダー樹脂層3の接着剤組成物と同様の材料で構成することができる。
この2層構造の異方性導電フィルム1は、絶縁性接着剤層を構成する接着剤組成物を剥離フィルムに塗布、乾燥させた後、上述した剥離フィルム2に支持されたバインダー樹脂層3と貼り合わせることにより形成することができる。
上述のように単層又は2層で形成された異方性導電フィルム1は、加熱した刃により所望の幅に裁断され、幅方向の側面が硬化される。裁断された異方性導電フィルム1は、図3に示すように、帯状とされており、幅方向の両側面1aと、中央部1bとで熱硬化反応の進行程度に違いを有している。なお、具体的な切断方法については、詳細を後述する。
具体的には、異方性導電フィルム1は、幅方向の側面から中央に向けてそれぞれ幅Eの領域において、裁断時の加熱により硬化反応が進んだ状態とされている。換言すると、異方性導電フィルム1は、中央部1bの反応は抑止されて反応が進んでいない状態とも言える。これは、切断工程において刃が加熱されていることにより切断面である側面1aに熱が伝わり硬化反応が促進したことによる。なお、中央部1bは接着特性を維持するために硬化反応は進行させていない。
異方性導電フィルム1の側面1aの反応率は、例えば5%以上、40%未満であることが好ましい。バインダー樹脂層3のはみ出しを防止する観点で、硬化を促進させるためである。なお、異方性導電フィルム1の中央部1bの反応率は、例えば5%未満であることが好ましい。異方性導電性フィルム1の接着特性、導電特性を担保するためである。
異方性導電フィルム1は、硬化を促進させる幅Eの量を、特に全体幅に対して10%程度とすることが好ましい。一般的に、異方性導電フィルム1は、ICチップ等の端子部分であるバンプ形成領域よりも幅広に形成され、幅方向の側端から10%以内の領域にバンプが接着されることはない。したがって、側面1aの硬化が促進された場合であっても、接着特性、通電特性について問題が生じることはない。なお、異方性導電フィルム1の中央部1bは、接着特性、通電特性を担保するためにも未反応のままとすることが好ましい。
[裁断工程]
次いで、異方性導電フィルム1を所望の幅に切り出す工程について、図4及び図5を用いて一例を説明する。
まず、シート状の異方性導電フィルム1を、裁断機構30に搬送してこの裁断機構30により帯状に裁断する。この場合、裁断機構30においては、上刃31の側面と下刃32の側面との摺接により、異方性導電フィルム1を、刃幅に応じたスリット幅で裁断している。
この際、上刃31は、ヒータ33により加熱されて、周囲温度よりも高熱で異方性導電フィルム1の側面を剪断する。具体的にヒータ33は、温風により上刃31の外側側面から加熱する。加熱された上刃31により異方性導電フィルム1が切断されることで、図中に示す、帯状の異方性導電フィルム7が得られ、その側面は加熱された上刃31の熱により熱硬化する。なお、残余の異方性導電フィルム8は別途、裁断機構により裁断されるようにしてもよい。
ここで、裁断機構30の下刃32は、加熱されておらず、異方性導電フィルム7の剪断面以外は加熱されることはない。従って、異方性導電フィルム7の中央部は硬化反応が進まない。
その後、裁断機構30により裁断されて帯状になった異方性導電フィルム7について、図1に示すようなリール10に巻き取り、残余の異方性導電フィルム8は他のリールに巻き取る。
なお、上述した裁断工程のように異方性導電フィルム1の両側面を一度に裁断せずに、裁断テーブル上に配置した異方性導電フィルム1を加熱した刃によって一本ずつ切り込みを入れてスリットするようにしてもよく、裁断方法は特に限定されるものではない。
以上、接着テープとして異方性導電フィルムを例に説明したが、本技術は、共通する課題を有する各種の接着テープにも適用することができる。
[その他]
上記では、導電性の接着剤として導電性粒子4を含有する異方性導電フィルム1について説明した。また、本発明は、導電性粒子4含有しないバインダー樹脂層からなる絶縁性接着フィルムによる接続工程に用いてもよい。本発明に係る接着剤は、導電性粒子4の有無は問わない。
次いで、本発明の実施例について説明する。本実施例では、接着テープのサンプルとして、異方性導電フィルムの配合条件を異ならせて反応率、リール付着性、導通抵抗値を測定、評価した。
[異方性導電フィルムの作製]
バインダー接着剤として、以下の表1に示す材料組成比にて異方性導電フィルムを作製し、以下の表1に示す温度条件にて裁断を行った。
[実施例1]
実施例1では、以下のような材料組成として異方性導電フィルムを作成した。
フェノキシ樹脂(商品名:YP−50、新日鉄住金化学社製)60質量部、エポキシ樹脂(商品名:EP−828、三菱化学社製)30質量部、シランカップリング剤(商品名:KBM−403、信越化学工業社製)1質量部、及び硬化剤(商品名:SI−60L、三新化学工業社製)10質量部で構成されたバインダー接着剤中に、導電性粒子(商品名:AUL704、積水化学工業社製)を粒子密度55,000個/mm2となるように分散させて導電性粒子含有層とし、この導電性粒子含有層の上に、導電性粒子を含有させない同構成のバインダー接着剤により絶縁性接着剤層を形成し、総厚み20μmのシート状の異方性導電フィルムを作成した。
次にシート状の異方性導電フィルムを80℃に加熱したスリット刃を用いて、速度5m/分で2.0mm幅に切り出した。
[実施例2]
実施例2では、以下のような材料組成として異方性導電フィルムを作成した。
フェノキシ樹脂(商品名:YP−50、新日鉄住金化学社製)60質量部、エポキシ樹脂(商品名:EP−828、三菱化学社製)30質量部、アクリル樹脂(商品名:M−315、東亜合成社製)10質量部、シランカップリング剤(商品名:KBM−403、信越化学工業社製)1質量部、硬化剤(商品名:SI−60L、三新化学工業社製)10質量部、及びラジカル系硬化剤(商品名:バーロイルL、日本油脂社製)2質量部で構成されたバインダー接着剤中に、導電性粒子(商品名:AUL704、積水化学工業社製)を粒子密度55,000個/mm2となるように分散させて導電性粒子含有層とし、この導電性粒子含有層の上に、導電性粒子を含有させない同構成のバインダー接着剤により絶縁性接着剤層を形成し、総厚み20μmのシート状の異方性導電フィルムを作成した。
次にシート状の異方性導電フィルムを80℃に加熱したスリット刃を用いて、速度5m/分で2.0mm幅に切り出した。
[実施例3]
実施例3では、以下のような材料組成として異方性導電フィルムを作成した。
フェノキシ樹脂(商品名:YP−50、新日鉄住金化学社製)60質量部、エポキシ樹脂(商品名:EP−828、三菱化学社製)30質量部、アクリル樹脂(商品名:M−315、東亜合成社製)10質量部、シランカップリング剤(商品名:KBM−403、信越化学工業社製)1質量部、硬化剤(商品名:SI−60L、三新化学工業社製)10質量部、及びラジカル系硬化剤(商品名:バーロイルL、日本油脂社製)5質量部で構成されたバインダー接着剤中に、導電性粒子(商品名:AUL704、積水化学工業社製)を粒子密度55,000個/mm2となるように分散させて導電性粒子含有層とし、この導電性粒子含有層の上に、導電性粒子を含有させない同構成のバインダー接着剤により絶縁性接着剤層を形成し、総厚み20μmのシート状の異方性導電フィルムを作成した。
次にシート状の異方性導電フィルムを80℃に加熱したスリット刃を用いて、速度5m/分で2.0mm幅に切り出した。
[実施例4]
実施例4では、以下のような材料組成として異方性導電フィルムを作成した。
フェノキシ樹脂(商品名:YP−50、新日鉄住金化学社製)60質量部、エポキシ樹脂(商品名:EP−828、三菱化学社製)30質量部、アクリル樹脂(商品名:M−315、東亜合成社製)10質量部、シランカップリング剤(商品名:KBM−403、信越化学工業社製)1質量部、硬化剤(商品名:SI−60L、三新化学工業社製)10質量部、及びラジカル系硬化剤(商品名:バーロイルL、日本油脂社製)9質量部で構成されたバインダー接着剤中に、導電性粒子(商品名:AUL704、積水化学工業社製)を粒子密度55,000個/mm2となるように分散させて導電性粒子含有層とし、この導電性粒子含有層の上に、導電性粒子を含有させない同構成のバインダー接着剤により絶縁性接着剤層を形成し、総厚み20μmのシート状の異方性導電フィルムを作成した。
次にシート状の異方性導電フィルムを80℃に加熱したスリット刃を用いて、速度5m/分で2.0mm幅に切り出した。
[比較例1]
比較例1では、以下のような材料組成として異方性導電フィルムを作成した。
フェノキシ樹脂(商品名:YP−50、新日鉄住金化学社製)60質量部、エポキシ樹脂(商品名:EP−828、三菱化学社製)30質量部、アクリル樹脂(商品名:M−315、東亜合成社製)10質量部、シランカップリング剤(商品名:KBM−403、信越化学工業社製)1質量部、硬化剤(商品名:SI−60L、三新化学工業社製)10質量部、及びラジカル系硬化剤(商品名:バーロイルL、日本油脂社製)10質量部で構成されたバインダー接着剤中に、導電性粒子(商品名:AUL704、積水化学工業社製)を粒子密度55,000個/mm2となるように分散させて導電性粒子含有層とし、この導電性粒子含有層の上に、導電性粒子を含有させない同構成のバインダー接着剤により絶縁性接着剤層を形成し、総厚み20μmのシート状の異方性導電フィルムを作成した。
次にシート状の異方性導電フィルムを80℃に加熱したスリット刃を用いて、速度5m/分で2.0mm幅に切り出した。
[比較例2]
比較例2では、以下のような材料組成として異方性導電フィルムを作成した。
フェノキシ樹脂(商品名:YP−50、新日鉄住金化学社製)60質量部、エポキシ樹脂(商品名:EP−828、三菱化学社製)30質量部、アクリル樹脂(商品名:M−315、東亜合成社製)10質量部、シランカップリング剤(商品名:KBM−403、信越化学工業社製)1質量部、硬化剤(商品名:SI−60L、三新化学工業社製)5質量部、及びラジカル系硬化剤(商品名:バーロイルL、日本油脂社製)10質量部で構成されたバインダー接着剤中に、導電性粒子(商品名:AUL704、積水化学工業社製)を粒子密度55,000個/mm2となるように分散させて導電性粒子含有層とし、この導電性粒子含有層の上に、導電性粒子を含有させない同構成のバインダー接着剤により絶縁性接着剤層を形成し、総厚み20μmのシート状の異方性導電フィルムを作成した。
次にシート状の異方性導電フィルムを80℃に加熱したスリット刃を用いて、速度5m/分で2.0mm幅に切り出した。
[比較例3]
比較例3では、以下のような材料組成として異方性導電フィルムを作成した。
フェノキシ樹脂(商品名:YP−50、新日鉄住金化学社製)60質量部、エポキシ樹脂(商品名:EP−828、三菱化学社製)30質量部、アクリル樹脂(商品名:M−315、東亜合成社製)10質量部、シランカップリング剤(商品名:KBM−403、信越化学工業社製)1質量部、硬化剤(商品名:SI−60L、三新化学工業社製)10質量部、及びラジカル系硬化剤(商品名:バーロイルL、日本油脂社製)5質量部で構成されたバインダー接着剤中に、導電性粒子(商品名:AUL704、積水化学工業社製)を粒子密度55,000個/mm2となるように分散させて導電性粒子含有層とし、この導電性粒子含有層の上に、導電性粒子を含有させない同構成のバインダー接着剤により絶縁性接着剤層を形成し、総厚み20μmのシート状の異方性導電フィルムを作成した。
次にシート状の異方性導電フィルムを60℃に加熱したスリット刃を用いて、速度5m/分で2.0mm幅に切り出した。
[比較例4]
比較例4では、以下のような材料組成として異方性導電フィルムを作成した。
フェノキシ樹脂(商品名:YP−50、新日鉄住金化学社製)60質量部、エポキシ樹脂(商品名:EP−828、三菱化学社製)30質量部、アクリル樹脂(商品名:M−315、東亜合成社製)10質量部、シランカップリング剤(商品名:KBM−403、信越化学工業社製)1質量部、硬化剤(商品名:SI−60L、三新化学工業社製)10質量部、及びラジカル系硬化剤(商品名:バーロイルL、日本油脂社製)5質量部で構成されたバインダー接着剤中に、導電性粒子(商品名:AUL704、積水化学工業社製)を粒子密度55,000個/mm2となるように分散させて導電性粒子含有層とし、この導電性粒子含有層の上に、導電性粒子を含有させない同構成のバインダー接着剤により絶縁性接着剤層を形成し、総厚み20μmのシート状の異方性導電フィルムを作成した。
次にシート状の異方性導電フィルムを90℃に加熱したスリット刃を用いて、速度5m/分で2.0mm幅に切り出した。
[異方性導電フィルムの評価方法]
実施例及び比較例に係る異方性導電フィルムの反応率、リール付着性、導通抵抗値の測定、評価方法は以下のとおりである。
[裁断後の反応率の測定]
試料Aとして裁断前の異方性導電フィルム、試料Bとして裁断後の異方性導電フィルムのうち、両端から0.2mm以内の部分をそれぞれ非加熱の刃で切り出して採取し、各試料3mgを測定セルにそれぞれ精秤する。そして、これらをそれぞれ示差走差熱量計DSC200(機種名、セイコー電子工業社製)により、30℃から230℃まで昇温速度10℃/分で昇温させた場合の発熱ピーク面積から各試料の発熱量を求める。なお、各試料の発熱量を便宜上、A・Bとする。次に、これらA・Bを用いて、加熱加圧直後のDSC反応率R(%)を下記式1により求めた。
R(%)=(1−B/A)×100 ・・・(式1)
ここで、測定した反応率Rについて、5%未満のものを×、5%以上、10%未満のものを○、10%以上、20%未満のものを◎、20%以上、40%未満のものを△、40%以上のものを××として評価した。
[リールへの付着性評価]
裁断後の異方性導電フィルムの側面を、40℃に加熱したホットプレート上の長さ5cm辺のプラスチック板上に5秒間押し付けて評価を行った。
プラスチック板から異方性導電フィルムを剥がす際に、プラスチック板上にバインダー樹脂成分が残存しているものを×、残存が無いものを〇として評価した。
[仮圧着工程]
接続面に複数の配線電極がファインピッチに形成されているガラス基板を基板支持台上に載置した。基板支持台に載置されたガラス基板の接続面上に、導電性粒子含有層を接続面と対峙させるようにして実施例及び比較例に係る異方性導電フィルムを配置した。そして、仮圧着装置である加圧ボンダーの支持部に接続されたヘッド部を60℃に加熱し、この加熱したヘッド部の加圧面を絶縁性接着剤層の上面に押し当てて1MPaで1秒間加圧した。この熱加圧により、ガラス基板上に異方性導電フィルムを仮圧着した。その後、剥離フィルムを剥がし、ガラス基板の配線電極のパターンに対応した高さで15μmのバンプが接続面に形成されているICチップを、バンプと配線電極とを対峙させて異方性導電フィルム上に配置した。
[本圧着工程]
本圧着装置の基板支持台に前記ガラス基板を固定し、ICチップ上面を熱加圧ヘッドにより60MPaの圧力で6秒間加圧しながら実施例及び比較例に係る異方性導電フィルム中の熱硬化性樹脂の硬化温度(170℃)になるように加熱し、異方性導電フィルムを硬化させてICチップを本圧着させ、即座にガラス基板を支持台から取り除き、接続部の温度を常温にさせた。このような熱加圧によってICチップとガラス基板とを接続させることで、接続構造体を作成した。
[接続抵抗値の測定]
作成した接続構造体について、デジタルマルチメーター(商品名:デジタルマルチメーター7561、横河電機(株)社製)を用いて、環境試験(85℃/85%/500hr)後の接続抵抗(Ω)の測定を行った。バンプと配線電極との接続部を含む抵抗値が10Ω未満であるものを○、10Ω以上100Ω未満であるものを△、100Ω以上であるものを×として評価した。
表2に示すように、各実施例に係る異方性導電フィルムは、反応率、リール付着性、導通抵抗値とも良好であった。これは、各実施例では、裁断した異方性導電フィルムの側面が熱により硬化され、リール付着を抑止できたことによる。
これにより、各実施例に係る異方性導電フィルムは、中央部は硬化させずに幅方向の側面の所定量があらかじめ硬化されることによって、導電接着フィルムとしての特性を損なわずに、リールへの付着を防止することができ、はみ出しブロッキングの発生を抑えることができた。
一方、比較例1及び2では、リール付着性の評価は良かったが、ラジカル系硬化剤の添加量を実施例と比較して多く配合したため、裁断時の熱で反応性の高いラジカル系硬化剤による硬化反応が促進し、異方性導電フィルムの側端から10%以内の領域を超えて、ICチップのバンプが接着される領域まで硬化が進み、圧着が適切に行えず導通不良を発生させてしまった。
また、比較例3では、導通抵抗値の評価は良かったが、実施例1乃至4に比べ低温の刃で裁断を行ったため、フィルムの側面の硬化が進まず異方性導電フィルムがリールへ付着しやすい状態となってしまった。
また、比較例4では、実施例1乃至4に比べ高温の刃で裁断を行ったため、裁断時の熱で硬化反応が促進し、異方性導電フィルムの側端から10%以内の領域を超えて、ICチップのバンプが接着される領域まで硬化が進み、圧着が適切に行えず導通不良を発生させてしまった。
なお、上述の実施例及び比較例において、ラジカル系硬化剤は、熱による反応が促進しやすいため、裁断工程のように短い時間で異方性導電フィルムの側面のみを硬化させるうえで特に好ましく、少量を添加するようにした。
1 異方性導電フィルム、1a 側面、1b 中央部、2 剥離フィルム、3 バインダー樹脂層、4 導電性粒子、7 異方性導電フィルム(裁断後)、8 異方性導電フィルム(裁断残余)、10 リール、20 巻装体、30 裁断機構、31 上刃、32 下刃、33 ヒータ

Claims (8)

  1. 接着フィルムを加熱した刃により帯状に裁断し、
    前記接着フィルムの幅方向の両側面の反応を促進させ硬化させる接着フィルムの製造方法。
  2. 前記接着フィルムは、異方性導電フィルムである請求項1記載の接着フィルムの製造方法。
  3. 前記裁断された異方性導電フィルムは、幅方向の両端からそれぞれ10%の範囲における反応率が5%以上、40%未満である請求項2記載の接着フィルムの製造方法。
  4. 前記異方性導電フィルムは、カチオン系硬化剤、エポキシ樹脂、ラジカル系硬化剤、アクリル樹脂及び導電性粒子を有する請求項2または3に記載の接着フィルムの製造方法。
  5. 前記異方性導電フィルムは、
    カチオン系硬化剤とラジカル系硬化剤との質量比が、以下の式1の条件を満たし、
    ラジカル系硬化剤/カチオン系硬化剤 < 1 ・・・(式1)
    カチオン系硬化剤とラジカル系硬化剤の合計が7質量部以上、20質量部未満である請求項4記載の接着フィルムの製造方法。
  6. 前記異方性導電フィルムを裁断する工程において、70℃以上、90℃未満に加熱した刃をもちいて裁断を行う請求項2〜5のいずれか1に記載の接着フィルムの製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1に記載の方法により製造された接着フィルム。
  8. 請求項1〜6のいずれか1に記載の方法により製造された接着フィルムを巻回してなる巻装体。
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