JP5723138B2 - リール体及びその製造方法、接着フィルムの平坦化方法 - Google Patents

リール体及びその製造方法、接着フィルムの平坦化方法 Download PDF

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Description

本発明は、巻取部を有するリールに、剥離基材上に樹脂層が積層された接着フィルムを巻回させたリール体及びその製造方法、接着フィルムの平坦化方法に関する。
異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)は、例えば、基材上に導電性粒子を含有する樹脂層が積層されフィルム状に形成され、電極を有する被接続部材同士を電気的に接続するための接続材料として使用される。
図9は、リール体100の一例を模式的に示す斜視図である。図10は、裁断された異方性導電フィルム110を模式的に示す断面図である。製造工程にて得られる幅広の異方性導電フィルム110は、剥離基材111上に導電性粒子113が含有された樹脂層112が積層されている。この幅広の異方性導電フィルム110は、例えば図10に示すように幅1〜3mmの細幅で裁断するスリット工程を経て、異方性導電フィルム110の幅方向両端にフランジ122a,122bを備えた筒状の巻取部(巻芯)121に巻かれた状態で使用される(例えば、特許文献1を参照)。
スリット工程では、スリット刃に沿って異方性導電フィルム110が裁断されるが、図10に示すように、異方性導電フィルム110を構成する樹脂層112の表面112aが盛り上がり、矢印に示すスリット方向に沿って異方性導電フィルム110に凸部112bが形成されることがある。すなわち、スリット後の異方性導電フィルム110の幅方向の両端に凸部112bが発生し、異方性導電フィルム110の表面112aが平坦ではなくなってしまう。
このように、異方性導電フィルム110の幅方向の両端に凸部112bが発生すると、貼付けの不具合が発生したり、圧着後の外観検査において気泡が発生する等の不具合が発生してしまうことがある。
特開2008−303067号公報
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、スリット後の異方性導電フィルムの表面を平坦化することができるリール体及びその製造方法、接着フィルムの平坦化方法を提供することを目的とする。
本発明に係るリール体は、筒状の巻取部を有するリールと、剥離基材上に樹脂層が積層されており、巻取部に巻回された接着フィルムと、接着フィルムと同一の幅を有し、表面に長さ方向に沿って幅方向の両端に凸部が形成され、凸部が形成された面と接着フィルムの最外周上面とが対向するように接着フィルムの最外周上面に巻回された凸部平坦化フィルムとを備える。
本発明に係るリール体の製造方法は、剥離基材上に樹脂層が積層された接着フィルムを、筒状の巻取部を有するリールに巻回したリール体の製造方法において、巻取部に巻回された接着フィルムの最外周上面から、接着フィルムと同一の幅を有し、表面に長さ方向に沿って幅方向の両端に凸部が形成された凸部平坦化フィルムを巻回し、凸部平坦化フィルムの凸部により、接着フィルムの幅方向の両端に長さ方向に沿って存在する凸部を押圧する。
本発明に係る接着フィルムの平坦化方法は、剥離基材上に樹脂層が積層され、筒状の巻取部を有するリールに巻回された接着フィルムの表面を平坦化させる接着フィルムの平坦化方法において、巻取部に巻回された接着フィルムの最外周上面から、接着フィルムと同一の幅を有し、表面に長さ方向に沿って幅方向の両端に凸部が形成された凸部平坦化フィルムを巻回し、凸部平坦化フィルムの凸部により接着フィルムの幅方向の両端に長さ方向に沿って存在する凸部を押圧する。
本発明によれば、異方性導電フィルムの上面に凸部平坦化フィルムを巻回させることにより、異方性導電フィルムの幅方向の両端に長さ方向に沿って存在する凸部が、凸部平坦化フィルムの凸部によって押圧され、異方性導電フィルムの表面を平坦化させることができる。
本実施の形態に係るリール体の一例を模式的に示す斜視図である。 図1に示すリール体のA−A断面図である。 異方性導電フィルムの一例を示す断面図である。 凸部平坦化フィルムを模式的に示す側面図である。 他の実施の形態に係る異方性導電フィルムの一例を示す断面図である。 他の実施の形態に係るリール体の断面図である。 異方性導電フィルムの表面の凹凸状態を説明するための平面図と断面図であり、(A)は凹凸が確認されない状態を示す平面図と断面図であり、(B)はリール幅Lに対して凹部の幅が0.5L未満の範囲において凹凸が確認された状態を示す平面図と断面図であり、(C)はリール幅Lに対して凹部の幅が0.5L以上の範囲において凹凸が確認された状態を示す平面図と断面図である。 仮貼り性評価試験を説明するための平面図であり、(A)は浮きが確認されない状態を示す平面図であり、(B)は一部に浮きが確認された状態を示す平面図であり、(C)は剥がれ、捲れの発生が確認された状態を示す平面図である。 リール体の一例を模式的に示す斜視図である。 裁断された異方性導電フィルムを模式的に示す断面図である。
以下、本発明の具体的な実施の形態(以下、「本実施の形態」という)の一例について、図面を参照しながら以下の順序で説明する。
1.リール体
1−1.リール
1−2.異方性導電フィルム
1−3.凸部平坦化フィルム
2.リール体の製造方法
3.他の実施の形態
4.実施例
<1.リール体>
図1は、本実施の形態に係るリール体の一例を模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示すリール体のA−A断面図である。リール体1は、リール2と、リール2に巻回された異方性導電フィルム3と、異方性導電フィルム3の最外周上面3c(以下、「上面3c」と呼ぶ。)に巻回された凸部平坦化フィルム4とを備える。なお、リール2に巻回された異方性導電フィルム3は、通常25〜300mである。
<1−1.リール>
リール2は、筒状の巻取部(巻芯)21と、その巻取部21の両端にそれぞれ設けられたフランジ22a,22b(以下、単に「フランジ22」と呼ぶ。)とを備える。巻取部21には、異方性導電フィルム3の長手方向の一方の端部が接続され、異方性導電フィルム3が巻回されている。巻取部21は、リール2を回転させるための回転軸が挿入される軸穴21aを有する。巻取部21及びフランジ22を形成する材料としては、特に限定されず、例えば、種々のプラスチック材料等を使用することができる。
<1−2.異方性導電フィルム>
図3は、異方性導電フィルム3の一例を示す断面図である。異方性導電フィルム3は、剥離基材31上に、樹脂層32を塗布することにより形成されている。異方性導電フィルム3は、例えばテープ状に成型され、第1及び第2のフランジ22に挟持された巻取部21に、剥離基材31が外周側となるように巻回され、巻取部21とフランジ22とで形成される空間に積層されている。異方性導電フィルム3は、幅が10mm以下であることが好ましい。
剥離基材31は、例えば、PET(Poly Ethylene Terephthalate)、OPP(Oriented Polypropylene)、PMP(Poly-4-methlpentene−1)、PTFE(Polytetrafluoroethylene)等にシリコーン等の剥離剤が塗布されている。剥離基材31は、異方性導電フィルム3の乾燥を防ぐとともに、異方性導電フィルム3の形状を維持する。剥離基材31は、テープ状の形状を有し、厚さが50μm程度であり、幅が1000mm程度である。剥離基材31の長さ、厚さ及び幅は上記の範囲に限定されるものではない。
樹脂層32は、接着剤組成物からなり、例えば図3に示すように、接着剤成分33と導電性粒子34とを含有する。樹脂層32の厚さは、使用する接着剤成分及び被接着物の種類等に合わせて適宜選択すればよい。また、樹脂層32の幅は、使用用途に合わせて調整すればよい。
接着剤成分33としては、例えば、熱や光により硬化性を示す材料を用いることができる。例えば、接続後の耐熱性や耐湿性に優れていることから、熱硬化性樹脂等の架橋性材料を使用することが好ましい。熱硬化性樹脂としては、常温で流動性を有していれば特に限定されず、例えば、市販のエポキシ樹脂が挙げられる。熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂を主成分として含有するエポキシ系接着剤は、短時間硬化が可能で接続作業性がよく、接着性に優れているため好ましい。
エポキシ樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、ナフトール型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂等が挙げられる。これらは単独でも、2種以上の組み合わせであってもよい。
導電性粒子34としては、異方性導電フィルム3において使用されている公知の何れの導電性粒子が挙げられる。例えば、ニッケル、鉄、銅、アルミニウム、錫、鉛、クロム、コバルト、銀、金等の各種金属や金属合金の粒子、金属酸化物、カーボン、グラファイト、ガラス、セラミック、プラスチック等の粒子の表面に金属をコートしたもの、或いは、これらの粒子の表面に更に絶縁薄膜をコートしたもの等が挙げられる。樹脂粒子の表面に金属をコートしたものである場合、樹脂粒子としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、アクリロニトリル・スチレン(AS)樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ジビニルベンゼン系樹脂、スチレン系樹脂等の粒子が挙げられる。
<1−3.凸部平坦化フィルム>
図4は、凸部平坦化フィルム4を模式的に示す側面図である。凸部平坦化フィルム4は、異方性導電フィルム3の表面を平坦化させるために用いられる。凸部平坦化フィルム4は、例えば、異方性導電フィルム3と略同一の幅を有し、一方の面の幅方向の両端に、長さ方向に沿って連続する凸部4aが形成されている。
凸部平坦化フィルム4は、凸部4aの高さ(突起高さ)をhとしたとき、h=5〜100μmであることが好ましい。凸部4aの高さが5μmより小さいと、突起高さが不十分であり、異方性導電フィルム3の表面3aを効率的に平坦化することができない。また、凸部4aの高さが100μmより大きいと、リール体として巻回しがし難くなり、樹脂層32の端部に圧力がかかり過ぎてしまい、はみ出しブロッキングの原因となってしまう。ここで、はみ出しブロッキングとは、異方性導電フィルム3を巻回したリール体1において、巻き圧により樹脂層32の接着剤成分33がリール2の側面からはみ出る不具合のことをいう。はみ出しブロッキングがあると、スリットした異方性導電フィルム3における樹脂層32の引出特性が低下し、実装工程において不具合が発生してしまう。
また、凸部平坦化フィルム4における凸部4aの幅(突起幅)をAとし、凸部平坦化フィルム4の幅(スリット幅)をBとしたとき、(A/B)=0.1〜0.4であることが好ましい。すなわち、(突起幅/スリット幅)が0.1〜0.4であることが好ましい。(A/B)が0.1より小さいと、凸部4aの幅が十分ではなく、異方性導電フィルム3の凸部3bが押圧されて凸部3bに選択的に力が加わらないため、異方性導電フィルム3の幅方向(リール2の幅方向)の内側に向かって凸部3bが広がらない。よって、異方性導電フィルム3の表面3aの凹凸を効率的に平坦化することができない。また、(A/B)が0.4より大きいと、凸部4aの幅が広くなりすぎて、異方性導電フィルム3の凸部3bが押圧されて凸部3bに選択的に力が加わらないため、異方性導電フィルム3の幅方向の内側に向かって凸部3bが広がらない。よって、異方性導電フィルム3の表面3aの凹凸を効率的に平坦化することができない。
また、凸部平坦化フィルム4における(突起幅/スリット幅)は、0.2〜0.33であることがより好ましい。(突起幅/スリット幅)を0.2〜0.33とすることにより、異方性導電フィルム3の幅方向の内側に向かって凸部3bが効果的に広がり、異方性導電フィルム3の表面3aの凹凸をより効率的に平坦化することができる。
凸部平坦化フィルム4の材料は、入手が容易である観点から、絶縁性フィルム、特に、ポリエチレンテレフタレートで構成することが好ましい。凸部平坦化フィルム4は、例えば、所定の突起の高さ(厚み)となるように、突起部分にPETをラミネート(積層)し、その後スリットすることにより作製することができる。
凸部平坦化フィルム4は、例えば図2に示すように、凸部4aが形成された面と巻回された異方性導電フィルム3の上面3cとが対向するように、異方性導電フィルム3に巻回される。これにより、凸部平坦化フィルム4の凸部4aによって、異方性導電フィルム3の凸部3bが押圧されて凸部3bに選択的に力が加わり、異方性導電フィルム3の表面3aを効率的に平坦化することができる。
<2.リール体の製造方法>
続いて、上述した本実施の形態に係るリール体1の製造方法の一例について説明する。まず、剥離基材31上に導電性粒子34を含有する樹脂層32が積層されフィルム状に形成された幅広の異方性導電フィルムをスリット刃に沿って裁断(スリット)し、細幅(例えば、幅1〜3mm)の異方性導電フィルム3を得る。次に、リール2の巻取部21に、裁断した異方性導電フィルム3の長手方向の一端を接続して異方性導電フィルム3を巻回させる。
ここで、リール2に巻回された異方性導電フィルム3は、上述した図10に示すように、異方性導電フィルム3を構成する樹脂層32の表面3aが盛り上がり、矢印に示すスリット方向に沿って異方性導電フィルム3の表面3aに凸部3bが形成されてしまうことがある。
そこで、本実施の形態に係るリール体の製造方法では、図2に示すように、凸部平坦化フィルム4の長手方向の一端を、巻回された異方性導電フィルム3の他方の長手方向の端部に接続し、異方性導電フィルム3の上面3cに巻回させる。これにより、凸部平坦化フィルム4の凸部4aによって、異方性導電フィルム3の凸部3bに選択的に力が加わり、異方性導電フィルム3の凸部3bが押圧されて異方性導電フィルム3の表面3aを効率的に平坦化することができる。
凸部平坦化フィルム4を異方性導電フィルム3の上面3cに巻回させる際の温度は、常温(25℃程度)が好ましい。また、凸部平坦化フィルム4を異方性導電フィルム3の上面3cに巻回させる時間は、6時間以上が好ましい。すなわち、凸部平坦化フィルム4を常温で6時間以上巻回させた後に、凸部平坦化フィルム4を剥すことが好ましい。温度を高温(40℃以上)にすると、樹脂層32が柔軟になる為に、凸部平坦化フィルム4を異方性導電フィルム3の上面3cに巻回させる処理の時間を短くできるものの、はみ出しやブロッキングの原因となることがある。6時間よりも短いと、効率的に異方性導電フィルム3の表面を平坦化することができない。
また、異方性導電フィルム3に凸部平坦化フィルム4を巻回させる際の張力(テンション)は、高くしすぎないようにすることが好ましい。凸部平坦化フィルム4を高い張力で異方性導電フィルム3に巻きつけ、凸部3bを無理やり潰して異方性導電フィルム3の表面3aを平坦にする方法も考えられるが、はみ出しやブロッキングの原因となることがある。
以上説明したように、本実施の形態に係るリール体1の製造方法によれば、異方性導電フィルム3の両端に長さ方向に沿って存在する凸部3bが凸部平坦化フィルム4の凸部4aによって押圧され、異方性導電フィルム3の表面3aを平坦化させることができる。
また、異方性導電フィルム3の表面3aが平坦化されるため、被着体との接触面積が増加し、例えば、フレキシブルプリント基板等への仮貼り性を良好にすることができる。さらに、異方性導電フィルム3の表面3aが平坦化されるため、例えば、PWB(Printed Wiring Board)に異方性導電フィルム3を圧着した場合に、気泡等の混入が減少して、PWBに異方性導電フィルム3を圧着した外観(圧着外観)を良好にすることができる。また、異方性導電フィルム3の表面3aが平坦化されるため、異方性導電フィルム3の剥離基材31と樹脂層32との接触面積が増大し、凸部平坦化フィルム4の巻き張力を下げても巻取りの内部に空間ができるトラブル(巻き巣)の発生を防止することができる。
<3.他の実施の形態>
上述した説明では、リール体1に異方性導電フィルム3を用いるものとしたが、この例に限定されず、例えば、導電性粒子34を含有しない接着フィルム、例えば絶縁性接着フィルム(NCF:Non Conductive Film)を用いてもよい。また、上述した説明では、凸部平坦化フィルム4は、表面の幅方向の両端に、長さ方向に連続する凸部が形成されたものとしたが、この例に限定されるものではない。例えば、凸部が長さ方向に断続して形成された形状や、複数の小さな突起が長さ方向に連続的に形成されたものを用いてもよい。
また、上述した説明では、剥離基材31上に樹脂層32が配置された異方性導電フィルム3について説明したが、異方性導電フィルム3の両面が剥離基材に挟まれた構造であってもよい。
図5は、他の実施の形態に係る異方性導電フィルムの一例を示す断面図である。異方性導電フィルム3Aは、剥離基材31上に、樹脂層32が塗布されており、樹脂層32上に、剥離基材31aが配置されている。剥離基材31aは、剥離基材31と同じ構成とすることができる。
図6は、他の実施の形態に係るリール体の断面図である。図6に示すリール体1Aは、異方性導電フィルムとして、図5に示す異方性導電フィルム3Aを用いている点で、上述したリール体1とは異なる。リール体1Aにおいては、巻取部21と、異方性導電フィルム3Aの剥離基材31aとが対向し、異方性導電フィルム3Aが巻取部21に巻回されている。
リール体1Aにおいて、凸部平坦化フィルム4は、上述したリール体1と同様に、凸部4aが形成された面と巻回された異方性導電フィルム3Aの上面3cとが対向するように、異方性導電フィルム3Aに巻回される。これにより、リール体1Aにおいては、凸部平坦化フィルム4の凸部4aによって、異方性導電フィルム3Aの凸部3bが押圧されて凸部3bに選択的に力が加わり、異方性導電フィルム3Aの表面3aを効率的に平坦化することができる。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。なお、下記の実施例に本発明の範囲が限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1では、剥離基材(ベースPET)40上に樹脂層41が積層された異方性導電フィルム42(以下、「ACF42」という。)を細幅(幅2.0mm)に裁断し、裁断したACF42の一方の端部をリールの巻取部に接続し、ACF42を巻回させた。長さ方向に沿って幅方向の両端に連続する凸部が形成された凸部平坦化フィルムを、ACF42の長手方向の他方の端部に接続し、凸部平坦化フィルムをACFの上面から巻回させ、常温で6時間放置し、リール体を作製した。凸部平坦化フィルムとしては、突起高さが5μm、(突起幅/スリット幅)が0.20のポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた。
(実施例2)
実施例2では、凸部平坦化フィルムとして、突起高さが20μm、(突起幅/スリット幅)が0.20のものを用いた点以外は、実施例1と同様にして、リール体を作製した。
(実施例3)
実施例3では、凸部平坦化フィルムとして、突起高さが50μm、(突起幅/スリット幅)が0.10のものを用いた点以外は、実施例1と同様にして、リール体を作製した。
(実施例4)
実施例4では、凸部平坦化フィルムとして、突起高さが50μm、(突起幅/スリット幅)が0.20のものを用いた点以外は、実施例1と同様にして、リール体を作製した。
(実施例5)
実施例5では、凸部平坦化フィルムとして、突起高さが50μm、(突起幅/スリット幅)が0.25のものを用いた点以外は、実施例1と同様にして、リール体を作製した。
(実施例6)
実施例6では、凸部平坦化フィルムとして、突起高さが50μm、(突起幅/スリット幅)が0.33のものを用いた点以外は、実施例1と同様にして、リール体を作製した。
(実施例7)
実施例7では、凸部平坦化フィルムとして、突起高さが50μm、(突起幅/スリット幅)が0.40のものを用いた点以外は、実施例1と同様にして、リール体を作製した。
(実施例8)
実施例8では、凸部平坦化フィルムとして、突起高さが100μm、(突起幅/スリット幅)が0.20のものを用いた点以外は、実施例1と同様にして、リール体を作製した。
(比較例1)
比較例1では、凸部平坦化フィルムを用いなかった点以外は、実施例1と同様にして、リール体を作製した。
(比較例2)
比較例2では、凸部平坦化フィルムとして、凸部が存在しないもの、すなわち、突起高さが0μmの凸部平坦化フィルムを用いた点以外は、実施例1と同様にして、リール体を作製した。
以下の表1に、実施例1〜実施例8、比較例1及び比較例2におけるリール体の作製条件及び評価結果を示す。
Figure 0005723138
(ACFの表面凹凸状態)
実施例1〜実施例8、比較例1及び比較例2で作製した各リール体のACF42の表面状態を、金属顕微鏡(製品名 MX51、オリンパス社製)を用いて観察した。観察結果を表1及び図7(A)〜(C)に示す。
図7は、ACF42の表面の凹凸状態を説明するための平面図と断面図である。図7(A)は、凹凸が確認されない状態を示す平面図と断面図である。図7(B)は、リール幅Lに対して凹部の幅が0.5L未満の範囲において凹凸が確認された状態を示す平面図と断面図である。図7(C)は、リール幅Lに対して凹部の幅が0.5L以上の範囲において凹凸が確認された状態を示す平面図と断面図である。表1において、表面凹凸状態が「○」とは、例えば図7(A)に示すように、図7(B)、(C)よりもACF42の幅方向に凸部が広がり、ACF42の表面凹凸が改善された状態をいう。表面凹凸状態が「△」とは、例えば図7(B)に示すように、図7(C)よりもACF42の幅方向に凸部が広がり、図7(C)よりもACF42の表面凹凸が改善された状態をいう。表面凹凸状態が「×」とは、例えば図7(C)に示すように、ACF42の表面凹凸が改善されていない状態をいう。
表1に示すように、実施例2、実施例4〜実施例6、実施例8では、ACF42の表面凹凸状態が「○」であった。実施例1、実施例3、実施例7、比較例2では、ACF42の表面凹凸状態が「△」であった。比較例1では、ACF42の表面凹凸状態が「×」であった。
(ACFの仮貼り性)
実施例1〜実施例8、比較例1及び比較例2で作製したリール体のACF42を用いて、評価用PWB(Printed Wiring Board)43(200μmP、Cu35μm厚−Auめっき、FR−4基材)に対する仮貼り性の比較を行なった。
具体的には、まず、圧着条件70℃−1MPa−0.5sec、緩衝材250μm厚シリコンラバー、2.0mm幅加熱ツールにて、PWB43に対するACF42の圧着を行った。圧着後、直ちにACF42の剥離基材40を引き剥がし、PWB43に対する樹脂層41(ACF42)仮貼り性の比較を行なった。観察結果を表1及び図8(A)〜(C)に示す。
図8は、仮貼り性評価試験の結果を説明するための平面図である。図8(A)は、樹脂層41の浮きが確認されない状態を示す平面図である。図8(B)は、一部に樹脂層41の浮きが確認された状態を示す平面図である。図8(C)は、樹脂層41の剥がれ、捲れの発生が確認された状態を示す平面図である。表1において、仮貼り性が「〇」とは、例えば図8(A)に示す状態をいう。仮貼り性が「△」とは、例えば図8(B)に示す状態をいう。仮貼り性が「×」とは、例えば図8(C)に示す状態をいう。
表1に示すように、実施例2、実施例4〜実施例6、実施例8では、仮貼り性が「○」であった。実施例1、実施例3、実施例7、比較例2では、仮貼り性が「△」であった。比較例1では、仮貼り性が「×」であった。
(圧着外観確認)
実施例1〜実施例8、比較例1及び比較例2で作製した各リール体のACF42を用いて、評価用COF(Chip On Film)(200μmP、Cu8μm厚−Snめっき、38μm厚−S’perflex基材)と、評価用PWB(200μmP、Cu35μm厚−Auめっき、FR−4基材)との接続を行なった。
まず、2.0mm幅にスリットされた接続材料としてのACF42をPWBに貼り付け(条件:80℃−1MPa−1sec)、その上にCOFを位置合わせした。続いて、圧着条件:190℃−3MPa−10sec、緩衝材:250μm厚シリコンラバー、2.0mm幅加熱ツールにて圧着を行い、実装体を完成させた。圧着外観(実装体の気泡の確認)を金属顕微鏡(製品名 MX51、オリンパス社製)を用いて観察した。観察結果を表1に示す。
表1において、圧着外観が「○」とは、例えば、実装体に気泡が確認されない状態をいう。圧着外観が「△」とは、例えば、実装体の2.8mm×2.2mmの範囲において気泡が1〜10個確認された状態をいう。圧着外観が「×」とは、例えば、実装体の2.8mm×2.2mmの範囲において気泡が10個以上確認された状態をいう。
表1に示すように、実施例2〜実施例6、実施例8では、圧着外観評価が「○」であった。実施例1及び比較例2では、圧着外観評価が「△」であった。比較例1では、圧着外観評価が「×」であった。
(はみ出しブロッキング)
表1において、はみ出しブロッキングが「○」とは、目視にて、ACFにおけるはみ出しブロッキングが認められなかったことを示す。はみ出しブロッキングが「×」とは、目視にて、ACFにおけるはみ出しブロッキングが認められたことを示す。
表1に示すように、実施例1〜実施例6、実施例8では、はみ出しブロッキング評価が「○」であった。比較例2では、はみ出しブロッキング評価が「×」であった。
以上の結果から、実施例1〜実施例8では、表面凹凸状態、仮貼り性、圧着外観及びはみ出しブロッキングの評価が良好であった。特に、実施例2、実施例4〜実施例6、実施例8では、(突起幅/スリット幅)が0.2〜0.33であるため、表面凹凸状態及び仮貼り性の評価がより良好であった。
比較例1では、凸部平坦化フィルムを用いていないため、表面凹凸状態、仮貼り性及び圧着外観の評価が良好ではなかった。また、比較例2では、凸部平坦化フィルムとして突起高さが0μmのフィルムを用いたため、表面凹凸状態、仮貼り性及び圧着外観の評価がやや良好であったが、はみ出しブロッキングの評価が良好ではなかった。
1,1A リール体、2 リール、3,3A 異方性導電フィルム、3a 表面、3b 凸部、3c 上面、4 凸部平坦化フィルム、4a 凸部、21 巻取部、21a 軸穴、22 フランジ、31,31a 剥離基材、32 樹脂層、33 接着材成分、34 導電性粒子、40 剥離基材、41 樹脂層、42 ACF、43 PWB、100 リール体、110 異方性導電フィルム、111 剥離基材、112 樹脂層、112a 表面、112b 凸部、113 導電性粒子、120 リール、121 巻取部、122 フランジ

Claims (9)

  1. 筒状の巻取部を有するリールと、
    剥離基材上に樹脂層が積層されており、前記巻取部に巻回された接着フィルムと、
    前記接着フィルムと同一の幅を有し、表面に長さ方向に沿って幅方向の両端に凸部が形成され、該凸部が形成された面と該接着フィルムの最外周上面とが対向するように該接着フィルムの最外周上面に巻回された凸部平坦化フィルムと
    を備えるリール体。
  2. 前記凸部平坦化フィルムの凸部の高さが、5μm以上であり、
    前記凸部平坦化フィルムの凸部の幅をAとし、前記凸部平坦化フィルムの幅をBとしたとき、A/Bが0.1〜0.4である請求項1記載のリール体。
  3. 前記接着フィルムは、剥離基材上に導電性粒子を含有する樹脂層が積層された異方性導電フィルムである請求項1又は2記載のリール体。
  4. 凸部平坦化フィルムは、絶縁性フィルムである請求項1乃至3のうちいずれか1項記載のリール体。
  5. 前記絶縁性フィルムは、ポリエチレンテレフタレートフィルムである請求項4記載のリール体。
  6. 剥離基材上に樹脂層が積層された接着フィルムを、筒状の巻取部を有するリールに巻回したリール体の製造方法において、
    前記巻取部に巻回された前記接着フィルムの最外周上面から、該接着フィルムと同一の幅を有し、表面に長さ方向に沿って幅方向の両端に凸部が形成された凸部平坦化フィルムを巻回し、該凸部平坦化フィルムの凸部により、該接着フィルムの幅方向の両端に長さ方向に沿って存在する凸部を押圧するリール体の製造方法。
  7. 前記凸部平坦化フィルムの凸部の高さが、5μm以上であり、
    前記凸部平坦化フィルムの凸部の幅をAとし、前記凸部平坦化フィルムの幅をBとしたとき、A/Bが0.1〜0.4である請求項6記載のリール体の製造方法。
  8. 前記凸部平坦化フィルムを常温で6時間以上巻回させた後、該凸部平坦化フィルムを剥す請求項6又は7記載のリール体の製造方法。
  9. 剥離基材上に樹脂層が積層され、筒状の巻取部を有するリールに巻回された接着フィルムの表面を平坦化させる接着フィルムの平坦化方法において、
    前記巻取部に巻回された前記接着フィルムの最外周上面から、該接着フィルムと同一の幅を有し、表面に長さ方向に沿って幅方向の両端に凸部が形成された凸部平坦化フィルムを巻回し、該凸部平坦化フィルムの凸部により該接着フィルムの幅方向の両端に長さ方向に沿って存在する凸部を押圧する接着フィルムの平坦化方法。
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