JP5793113B2 - フレキシブルプリント配線板 - Google Patents

フレキシブルプリント配線板 Download PDF

Info

Publication number
JP5793113B2
JP5793113B2 JP2012131159A JP2012131159A JP5793113B2 JP 5793113 B2 JP5793113 B2 JP 5793113B2 JP 2012131159 A JP2012131159 A JP 2012131159A JP 2012131159 A JP2012131159 A JP 2012131159A JP 5793113 B2 JP5793113 B2 JP 5793113B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
wiring board
printed wiring
flexible printed
land portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012131159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013254910A (ja
Inventor
岡 良雄
良雄 岡
春日 隆
隆 春日
直太 上西
直太 上西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2012131159A priority Critical patent/JP5793113B2/ja
Priority to PCT/JP2013/065644 priority patent/WO2013183692A1/ja
Priority to CN201380023779.2A priority patent/CN104272882B/zh
Publication of JP2013254910A publication Critical patent/JP2013254910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5793113B2 publication Critical patent/JP5793113B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K1/115Via connections; Lands around holes or via connections
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/40Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K3/4038Through-connections; Vertical interconnect access [VIA] connections
    • H05K3/4053Through-connections; Vertical interconnect access [VIA] connections by thick-film techniques
    • H05K3/4069Through-connections; Vertical interconnect access [VIA] connections by thick-film techniques for via connections in organic insulating substrates
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K1/118Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits specially for flexible printed circuits, e.g. using folded portions
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/03Conductive materials
    • H05K2201/0332Structure of the conductor
    • H05K2201/0388Other aspects of conductors
    • H05K2201/0394Conductor crossing over a hole in the substrate or a gap between two separate substrate parts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

本発明は、導電ペーストにより形成されるブラインドビアを備えるフレキシブルプリント配線板に関する。
基材の両面の導電層をブラインドビアで接続するフレキシブルプリント配線板において、ブラインドビアを導電ペーストで形成する技術が知られている。
特許文献1には、導電ペーストによりブラインドビアを形成したプリント配線板の例が開示されている。
図8に示すようにブラインドビア100は、基材110の第1面に形成された第1ランド部111と、第2面に形成された第2ランド部112と、第1ランド部111と第2ランド部112とを接続する導電体114とを有する。導電体114は、導電ペーストをビア孔113に充填してこの導電ペーストを硬化することにより形成される。導電体114の表面115は平坦に加工されている。
また、特許文献2にもフレキシブルプリント配線板が開示されているが、導電体210の形状が異なる。
図9に示すように、ブラインドビア200の導電体210の表面211には、窪み212がある。
特開2011−23676号公報 特開2008−103548号公報
ところで、フレキシブルプリント配線板は、曲げた状態で配置されたり、繰り返し曲げられる部分に配置されたりする。フレキシブルプリント配線板が曲げられるとき、ブラインドビアに力が加わるため、導電層と導電体との間の接着力よりも導電層と導電体とに加わる応力が大きくなるとき、導電層から導電体が剥離する。導電層と導電体との間の剥離はブラインドビアの接触抵抗を増大させ、フレキシブルプリント配線板を用いた電気回路の信頼性を低下させる。このようなことから、フレキシブルプリント配線板の曲げにより導電体と導電層との間の接触抵抗が増大しないことが要求される。
しかし、上記のいずれの文献にも、フレキシブルプリント配線板を曲げに起因して、ブラインドビアの接触抵抗が増大するということは記載されていない。また、このような課題に対する技術、すなわち、フレキシブルプリント配線板を曲げに起因するブラインドビアの接触抵抗の増大を抑制する技術についても開示されていない。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、曲げに対してブラインドビアの接触抵抗の増大を抑制することのできるフレキシブルプリント配線板を提供することにある。
(1)請求項1に記載の発明は、基材と、前記基材の第1面に形成された第1導電層と、前記基材の第2面に形成された第2導電層と、前記第1導電層と前記第2導電層とを接続する導電体とを備えるフレキシブルプリント配線板において、前記第1導電層は第1ランド部を有し、前記第2導電層は前記基材を挟んで前記第1ランド部の反対側に設けられた第2ランド部を有し、前記第1ランド部および前記基材を貫通して前記第2ランド部に達するビア孔が形成され、このビア孔の直径は直径20μm以上300μm以下であり、前記導電体は、導電ペーストにより形成されたものであって、平面視での平均粒径が0.5μm以上3.3μm以下であって平均粒径が異なる2種類の扁平球状の導電粒子およびこれらの結合体を含み、前記導電体は、前記ビア孔の底面の全部を覆うようにこのビア孔を充たしかつ前記第1ランド部の表面の少なくとも一部を覆い、かつ、導電ペーストが流動することにより、導電体がビア孔の中心部分において窪む状態になり、前記ビア孔の中心軸上における前記導電体の厚さは、前記基材の厚さと前記第1ランド部の厚さとの和よりも小さく、前記ビア孔の中心軸に対し垂直でありかつ前記第1ランド部の表面を含む面で前記導電体を切断したときの前記導電体の断面において、この断面の内円と外円との間の距離は5μm以上であることを要旨とする。
第1ランド部側を外側にしてフレキシブルプリント配線板を曲げると、基材の外面が延びるとともに内面が縮む。このとき、第1ランド部と導電体とが離間する方向に力が加わる。この結果、導電体と第1ランド部との間に隙間が生じ、ブラインドビアの接触抵抗が増大する。
ブラインドビアの接触抵抗の増大の程度は、ブラインドビアを構成する導電体の構造に依存する。
本発明では、このような点を考慮し、導電体が変形しやすい構造とする。
すなわち、ビア孔の中心軸上の導電体の厚さを、基材の厚さと第1ランド部の厚さとの和よりも小さくする。具体的には、導電体において、ビア孔の中心軸上に窪みを設け、導電体が変形しやすい形状とし、基材の変形に追従して導電体が変形しやすい構造とする。これにより、フレキシブルプリント配線板の曲げに対するブラインドビアの接触抵抗の増大を抑制することができる。なお、上記「ビア孔の中心軸」とは、ビア孔の底面の中心点を通過しかつ底面に垂直に延びる軸である。
また、導電体においてビア孔の開口部に対応する部分は、亀裂が生じやすい。この発明では、この点を考慮し、ビア孔の中心軸に対して垂直でありかつ第1ランド部の表面を含む面で導電体を切断したときの導電体の断面において、導電体の断面の内円と外円との間の距離を5μm以上とする。これにより、ビア孔の第1ランド部側の開口部に対応する部分において、亀裂が発生することを抑制することができる。
また、導電体を構成する導電粒子の表面に突起があるとき、導電粒子間の隙間が多くなる。一方、導電粒子が扁平球状であるとき、導電粒子同士の空隙は小さくなる。本発明では、この点を考慮し、導電体を扁平球状の導電粒子により構成し、導電粒子の密度を大きくする。これにより、ブラインドビアの許容電流量を高くすることができる。
(2)請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板において、前記ビア孔の中心軸上における前記導電体の厚さは5μm以上であることを要旨とする。
フレキシブルプリント配線板を曲げると導電体が変形する。導電体が薄いとき、導電体に亀裂が生じる可能性が高くなる。そこで、導電体の厚さを5μm以上とする。これにより、ビア孔の中心軸上の導電体の厚さを5μm未満とする場合に比べ、導電体に亀裂が発生することを抑制することができる。
(3)請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のフレキシブルプリント配線板において、前記導電体のうち前記第1ランド部を覆う部分の最も厚いところの厚さが2μm以上であることを要旨とする。
第1ランド部を覆う部分に亀裂が生じるとき、導電体と第1ランド部との間の接触抵抗が増大する。この点を考慮し、本発明では、第1ランド部を覆う部分の最も厚いところの厚さが2μm以上とする。これにより、第1ランド部を覆う部分に亀裂が発生することを抑制することができる。
記発明に関連する製造方法についての技術は、基材と、前記基材の第1面に形成された第1導電層と、前記基材の第2面に形成された第2導電層と、前記第1導電層と前記第2導電層とを接続する導電体とを備えるフレキシブルプリント配線板の製造方法において、(1)式で示されるチクソトロピー指数(JIS Z 3284)が0.25以下の導電ペーストを用いて前記導電体を形成することを要旨とする。
チクソトロピー指数=log(η1/η2)/log(D2/D1)・・・(1)
「η1」はせん断速度D1=2s−1のときの前記導電ペーストの粘度を示す。「η2」はせん断速度D2=20s−1のときの前記導電ペーストの粘度を示す。
従来の導電ペーストによれば、導電体の上部が表面張力により盛り上がる。
一方、本技術の導電ペーストによれば、導電体の上部の中央部分を窪ませることができる。これは次の理由による。
チクソトロピー指数は、その値が小さいほど、導電ペーストにせん断応力を加えない状態に近づくにしたがって粘度が増大するという性質(チキソトロピー性)が低いことを示す。すなわち、チクソトロピー指数が0.25以下の導電ペーストにより、導電ペーストを基材に塗布した後に導電ペーストを流動させることができるため、導電体の上部の中央部分に窪みを形成することができる。
記製造方法に関連する技術は、上記製造方法の技術に係るフレキシブルプリント配線板の製造方法において、扁平球状の導電粒子を含みかつこの扁平球状の導電粒子の質量比が70質量%以上である導電ペーストを用いて、前記導電体を形成することを要旨とする。この技術によれば、導電体の上部の中央部分を窪ませることができる。
記製造方法に関連する技術は、上記製造方法の技術に係るフレキシブルプリント配線板の製造方法において、前記導電ペーストは、平均粒径が30nm以上200nm以下の球状の導電粒子を更に含むことを要旨とする。
この技術によれば、導電体の上部の中央部分を窪ませることができる。
また、平均粒径が30nm以上200nm以下の球状の導電粒子を導電ペーストに含める。これら導電粒子は、扁平球状または球状の導電粒子の間の隙間に入るため、導電ペーストにより形成される導電体は導電粒子密度を高くすることができる。これにより、ブラインドビアの最大許容電流量を高くすることができる。
記製造方法に関連する技術は、上記製造方法の技術に係るフレキシブルプリント配線板の製造方法において、前記導電ペーストには、前記扁平球状の導電粒子として、平均粒径が1.4μm以上3.3μm以下の第1導電粒子と、平均粒径が0.5μm以上1.8μm以下の第2導電粒子とが含まれることを要旨とする。
この技術によれば、導電体の上部の中央部分を窪ませることができる。
また、平均粒径が1.4μm以上3.3μm以下の導電粒子を導電ペーストに含めることから次の効果を奏する。すなわち、1.4μm以上3.3μm以下の導電粒子は、導電ペーストの膜厚を大きくする。これにより、導電ペーストの膜厚が小さくなりすぎることを抑制することができる。なお、平均粒径が3.3μmよりも大きい導電粒子を導電ペーストに含めると、膜厚が厚くなりすぎる。
本発明に係るフレキシブルプリント配線板によれば、曲げに対してブラインドビアの接触抵抗の増大を抑制することができる。
実施形態のフレキシブルプリント配線板の断面図。 ブラインドビアの断面図。 (a)は導電粒子の斜視図、(b)は導電粒子の平面図、(c)は図3(b)のA−A線に沿う断面図。 従来構造のブラインドビアの断面構造を示す断面図。 実施形態のブラインドビアの断面構造を示す断面図。 (a)フレキシブルプリント配線板の平面図、(b)フレキシブルプリント配線板の断面図。 曲げ試験を説明する模式図。 従来のフレキシブルプリント配線板の断面図。 従来のフレキシブルプリント配線板の断面図。
[フレキシブルプリント配線板]
図1を参照して、フレキシブルプリント配線板1について説明する。
フレキシブルプリント配線板1は、基材30と、基材30の第1面31に形成された第1導電パターン10(第1導電層)と、基材30の第2面32に形成された第2導電パターン20(第2導電層)と、第1導電パターン10と第2導電パターン20とを接続する導電体40とを備える。
基材30は、可撓性を有する絶縁フィルムにより形成されている。
例えば、基材30は、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート等により形成されている。基材30の厚さはフレキシブルプリント配線板1の用途に応じて適宜選択される。具体的には、5μm〜50μm厚の基材30が採用される。
各導電パターン10,20は、基材30の金属層を加工することにより形成される。
例えば、両面銅張積層板をエッチングすることにより各導電パターン10,20を形成する。なお、両面銅張積層板に代えて、両面がめっき層の基板を用いてもよい。
第1導電パターン10の厚さはフレキシブルプリント配線板1の用途に応じて適宜選択される。
第2導電パターン20は、第1導電パターン10と同様に形成される。
図2を参照して、第1導電パターン10と第2導電パターン20とを接続するブラインドビア50について説明する。
ブラインドビア50は、第1ランド部11と、第2ランド部21と、これらランド部11,21を接続する導電体40とを含む。
第1ランド部11は、円形であり、その中心部にランド孔11bが形成されている。第1ランド部11の直径は、例えば、300μm〜1000μmとされる。なお、第1ランド部11は第1導電パターン10の一部である。
第2ランド部21は、基材30を挟んで第1ランド部11の反対側に設けられている。第2ランド部21は円形に形成される。第2ランド部21の直径は、100μm〜1000μmとされる。第2ランド部21は、第2導電パターン20の一部である。なお、第1ランド部11および第2ランド部21の形状は円形に限定されるべきものではなく、矩形でもよい。
第1ランド部11および基材30には、第2ランド部21まで貫通するビア孔33が形成されている。
ビア孔33の底面33bは第2ランド部21の内面に対応する。ビア孔33の底面33bは略円形である。ビア孔33は、例えばレーザ照射により形成される。ビア孔33の直径は例えば20μm〜300μmとされる。なお、ランド孔11bは、ビア孔33の一部を構成する。
導電体40は、ビア孔33の底面33bの全部を覆うようにこのビア孔33を充たす。また、導電体40は第1ランド部11の表面11aを一部または全部を覆う。導電体40の底部42は第2ランド部21に接触する。導電体40の上部41は第1ランド部11に接触する。導電体40の上部41の中央部分には窪み44が存在する。
なお、導電体40の底部42は、ビア孔33の中心軸方向Daにおいて第2導電パターン20側の部分を示す。導電体40の上部41は、ビア孔33の中心軸方向Daにおいて第1導電パターン10側の部分を示し、第1ランド部11を覆う部分を含む。
ビア孔33の中心軸Ca上における導電体40の厚さdは、基材30の厚さaと第1ランド部11の厚さbとの和よりも小さい。また、ビア孔33の中心軸Ca上における導電体40の厚さdは5μm以上とされる。導電体40のうち第1ランド部11を覆う部分の最も厚いところの厚さeは、2μm以上である。ビア孔33の中心軸Caに対し垂直でありかつ第1ランド部11の表面11aを含む面で導電体40を切断したときの導電体40の断面において、この断面の内円と外円(ビア孔33)との間の距離fは5μm以上である。
次に、導電体40の構成材料について説明する。
導電体40は、導電粒子60およびバインダ樹脂を含む導電ペーストにより形成されている。すなわち、導電体40は、導電粒子60およびこれらの結合体を含む構造体である。導電粒子60同士は接触部分で溶融結合または焼結結合する。また、導電粒子60同士が単に接触している部分もある。また、導電粒子60は、バインダ樹脂により固定されている。バインダ樹脂は加熱硬化時に収縮するため、導電粒子60同士は互いに押圧しあって存在する。
バインダ樹脂は熱硬化性樹脂であり、導電体40においては硬化物として存在する。
導電ペーストに含まれる導電粒子60の一部もしくは全部は、球を扁平させた形状(以下、「扁平球状」という。)の金属粒子であり、導電体40においては互いに結合した結合体として存在する。金属粒子は銀、銅またはニッケル等により形成されている。
図3を参照して、典型的な扁平球状の導電粒子60について説明する。
図3(a)は導電粒子60の斜視図を示す。図3(b)は導電粒子60を回転対称軸Crに沿う方向(以下、回転対称軸方向Dr)から見た平面図を示す。図3(c)は導電粒子60の断面図を示す。
導電粒子60を回転対称軸方向Drから見た形状は略円形(円形に近似される形状)である。
回転対称軸Crを含む面で導電粒子60を切断したときの断面は、円を押しつぶした形状である。この断面の短辺Lxと長辺Lyとの比率(短辺Lx/長辺Ly)は、0.2以上1.0未満である。このような扁平球状の導電粒子60は、球状の金属粒子を押圧機等で押し潰すことにより形成される。
図4および図5を参照して、フレキシブルプリント配線板1の曲げに対するブラインドビア50の作用について、従来構造のブラインドビア350(図4参照)を有するフレキシブルプリント配線板300と比較して説明する。従来構造のブラインドビア350とはビア孔333の中心軸Cb上に窪み44のないものを示す。
従来構造のフレキシブルプリント配線板300を曲げたとき、ブラインドビア350には次のように力が作用する。
図4に示すように、導電体340の上部341を外側にした状態でフレキシブルプリント配線板300を曲げると、基材330、第1ランド部311、第2ランド部321、および導電体340のそれぞれに応力が発生する。
第1に、第1ランド部311の表面311aと導電体340との境界面に沿って、せん断応力Fxが発生する。第2に、ビア孔333の内側周面333aと導電体340との境界面に垂直な方向に垂直応力Fyが発生する。第3に、導電体340に上部341に引張応力Fzが発生する。
フレキシブルプリント配線板300の曲げが小さいときは、導電体340の上部341は基材330に追従して変形する。
すなわち、フレキシブルプリント配線板300の曲げが小さいときは、せん断応力Fxが第1ランド部311の表面311aと導電体340との間の接着力よりも小さく、または、垂直応力Fyがビア孔333の内側周面333aと導電体340との間の接着力よりも小さいため、導電体340が第1ランド部311から剥離しない。
一方、フレキシブルプリント配線板300の曲げが所定の曲率よりも大きくなるとき、導電体340の上部341が第1ランド部311から剥離する。
すなわち、フレキシブルプリント配線板300の曲げが大きいとき、導電体340の上部341が大きく曲げられ、歪δが大きくなり、導電体340の上部341に加わる引張応力Fzが大きくなる。この結果、せん断応力Fxが第1ランド部311の表面311aと導電体340との間の接着力よりも大きくなるとともに垂直応力Fyがビア孔333の内側周面333aと導電体340との間の接着力よりも大きくなるため、図4に示すように、第1ランド部311から導電体340の上部341が剥離する。
なお、このような剥離は、フレキシブルプリント配線板300の曲げが所定の曲率よりも小さいときでも、曲げ頻度が多いときには生じる。曲げの頻度が大きいとき、第1ランド部311の表面311aと導電体340との接着部分に繰り返しせん断応力Fxが加わるため、当該接着部分の接着力が徐々に低下して剥離が発生する。
本実施形態のフレキシブルプリント配線板1を曲げたときは、ブラインドビア50に次のように力が作用する。
フレキシブルプリント配線板1の曲げが小さいとき、導電体40の上部41は基材30に追従して変形する。すなわち、フレキシブルプリント配線板1の曲げが小さいときにブラインドビア50に加わる力は、従来構造のブラインドビア350に対する作用と殆ど変わらない。
一方、フレキシブルプリント配線板1を、従来構造のフレキシブルプリント配線板300において剥離が生じる曲率(以下、「従来限界曲率Rx」)まで曲げたときは、従来構造のフレキシブルプリント配線板300の場合とは異なり、導電体40の上部41が基材30に追従して変形する。この結果、第1ランド部11から導電体40が剥離しない。
以下、この理由を説明する。
フレキシブルプリント配線板1の曲げが大きくなるとき、導電体40の上部41が大きく曲げられるため導電体40の上部41に加わる引張応力Fzが大きくなるが、従来構造のブラインドビア350と比べて引張応力Fzは小さい。
これは、フレキシブルプリント配線板1の曲げにおける導電体40の上部41の歪δが小さいことによる。すなわち、導電体40の上部41は、従来構造のブラインドビア350と異なり、窪んでいる。このような窪み44は、第2ランド部21からの導電体40の表面43までの長さLsを従来構造のブラインドビア350に比べて短くする。導電体40の表面部分の歪δの大きさは第2ランド部21に近い略程小さくなるため、このような窪み44の存在により、導電体40の上部41の歪δが小さくなる。
この結果、フレキシブルプリント配線板1が従来限界曲率Rxまで曲げられるときでも、せん断応力Fxが第1ランド部11の表面11aと導電体40との間の接着力よりも大きくなったり、垂直応力Fyがビア孔33の内側周面33aと導電体40との間の接着力よりも大きくなったりすることが抑制される。このため、図5に示すように、導電体40の上部41が第1ランド部11から剥離せず、導電体40の上部41が基材30に追従して変形する。
[フレキシブルプリント配線板の製造方法]
フレキシブルプリント配線板1の製造方法について説明する。
第1工程では、エッチング法により基材30の両面に導電パターン10,20を形成する。なお、第1導電パターン10には、ランド部が含まれる。第2導電パターン20には第2ランド部21が含まれている。なお、ランド部は、次工程でレーザによりランド孔11bが形成されることにより第1ランド部11になる。
第2工程では、レーザによりビア孔33を形成する。
具体的には、ランド部にレーザを照射することにより、ランド部および基材30をともに貫通する孔(ビア孔33)を形成する。
第3工程では、印刷法により導電ペーストをビア孔33に充填する。充填後、導電ペーストが静止する安定な状態になるまで導電ペーストを流動させる。すなわち、ビア孔33の中心部分が窪む状態になるまで、導電ペーストを流動させる。具体的には、導電ペーストを充填した後の基材30を室温で数分〜数時間に亘って放置する。この後、基材30を加熱し、導電ペーストを硬化させる。
[導電ペースト]
導電ペーストについて説明する。
導電ペーストは、ビア孔33に導電ペーストを充填した後、暫くの期間流動し、かつビア孔33に沿って広がり過ぎない性質を有する。以下、導電ペーストの構成を説明する。
導電ペーストは、導電粒子と、バインダ樹脂と、溶剤とを含む。
導電粒子としては、図3で示した扁平球状の金属粒子(表1の第2導電粒子に対応する。)が用いられる。例えば、平面視(回転対称軸方向Drに沿った方向からみたときの導電粒子60の直径)の平均粒径が0.5μm以上3.3μm以下である銀粒子が用いられる。この銀粒子の質量比(導電ペースト全体に対する質量比。以降、単に質量比というときは同じ。)は70質量%以上とすることが好ましい。なお、平均粒径とは、導電粒子60の粒径(平面視の導電粒子60の直径)の体積累積分布において、体積累積値で50%の値に相当する粒径を示す。
導電ペーストには、扁平球状の導電粒子として、平均粒径が異なる2種以上の導電粒子を含ませることが好ましい。例えば、平均粒径が0.5μm以上1.8μm以下である導電粒子(以下、第2導電粒子という。)と、平均粒径が1.4μm以上3.3μm以下の導電粒子(以下、第1導電粒子という。)とを導電ペーストに含める。
また、導電ペーストには、扁平球状の導電粒子60の他、球状の導電粒子(以下、第3導電粒子という。)を存在させることが好ましい。球状の導電粒子としては、平均粒径が扁平球状の導電粒子60の平均粒径よりも小さいことが好ましい。例えば、平均粒径30nm以上200nm以下の球状の導電粒子が用いられる。また、球状の導電粒子の質量比は、扁平球状の導電粒子60の質量比よりも小さく設定される。例えば、球状の導電粒子の質量比は1.0質量%以上15質量%以下に設定される。
なお、平均粒径が1.4μm以上3.3μm以下の導電粒子(第1導電粒子)としては、表面を金属で被覆したコーティング粒子を用いることもできる。例えば、銅粒子を銀で被覆した銀コート銅粒子を用いることができる。
バインダ樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、フェノシキ樹脂等が用いられる。耐熱性を考慮する場合は、熱硬化性樹脂が採用される。特にエポキシ樹脂が好適である。
エポキシ樹脂の種類は特に限定されない。
例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ビスフェノールAD等を原料とするビスフェノール型エポキシ樹脂が用いられる。また、ナフタレン型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂等を用いることもできる。また、エポキシ樹脂には一液性のもの、二液性のものがあるが、いずれも用いることができる。
また、マイクロカプセル型の硬化剤を主剤(エポキシ樹脂)に分散させた一液性エポキシ樹脂を用いることもできる。なお、マイクロカプセル型の硬化剤を均一に分散させるため、溶剤として、例えば、ブチルカルビトールアセテート、またはエチルカルビトールアセテートが用いられる。
上記各種の導電粒子、バインダ樹脂、および溶剤は、次の(1)式を充たすように質量比が設定されている。
チクソトロピー指数 ≦ 0.25・・・(1)
・チクソトロピー指数=log(η1/η2)/log(D2/D1)
・「η1」は、せん断速度D1=2s−1のときの導電ペーストの粘度(Pa・s)を示す。
・「η2」は、せん断速度D2=20s−1のときの導電ペーストの粘度(Pa・s)を示す。
すなわち、(1)式が成立するように、導電粒子60の平均粒径および質量比、導電ペーストに含める導電粒子60の種類および種別数、バインダ樹脂の種類および質量比、溶剤の種類および質量比等が設定される。なお、導電粒子60の種類とは、球状の導電粒子、扁平球状の導電粒子等、形状別の分類を示す。種別数とは、導電ペーストに含める導電粒子の種類の数を示す。
このような導電ペーストは次の性質を有する。
ビア孔33に充填された後、暫くの間に亘って流動する。そして、導電ペーストの流動が止まるときには、ビア孔33の中心軸Ca上に窪み44が形成される。
このような性質は、導電粒子60の形状の選択により実現することができる。以下、この点について説明する。
バインダ樹脂により導電ペーストの流動性を調整することができる。しかし、バインダ樹脂の質量比は小さいため、流動性の調整幅は小さい。このため、バインダ樹脂の種類を選択することにより、チクソトロピー指数を調整することは難しい。
鱗辺状の導電粒子60を導電ペーストの主成分とする場合、鱗辺状の導電粒子60が互いに引っ掛かった状態で存在するため、導電ペーストの流動性が小さい。
球状の導電粒子60を導電ペーストの主成分とする場合、球状の導電粒子60同士の引っ掛かりがないため、導電ペーストの流動性が大きくなり、第1ランド部11を超えて広がる虞がある。
そこで、導電ペーストの主成分として、平均粒径が0.5μm以上3.3μm以下でありかつ扁平球状の導電粒子60を用いる。このような形状の導電粒子60の採用により、上記に示す流動性および形態保持性が発現する。これは、扁平球状の導電粒子60同士は互いの引っ掛かりが小さいため流動しやすいこと、この流動にともなって扁平球状の導電粒子60同士が密な状態かつ構造的に安定な状態に再配列されることに起因すると考えられる。
表1に、導電ペーストの例を挙げる。
導電ペースト1〜4は、本実施形態のフレキシブルプリント配線板1の製造に好適である。特に、導電ペースト1〜3は、本実施形態のフレキシブルプリント配線板1の製造に用いるのに特に好ましい。導電ペースト5は、比較対象の導電ペーストの一例である。
以下、表1に示す各成分について説明する。
・「第1導電粒子」は、銀コート銅粒子であり、図3に示すような扁平球状を呈する。第1導電粒子の平均粒径(平面視における直径)は1.9μmである。
・「第2導電粒子」は、銀粒子であり、図3に示すような扁平球状を呈する。第2導電粒子の平均粒径は0.9μmである。
・「第3導電粒子」は、球状の銀粒子である。第3導電粒子の平均粒径は100nmである。
・「エポキシ樹脂」は、分子量45000〜55000のビスフェノールA型エポキシ樹脂を示す。
・「硬化剤」は、マイクロカプセル化したイミダゾール系潜在性硬化剤(旭化成イーマテリアルズ株式会社製、ノバキュア(登録商標)HX3941HP)を示す。
各導電ペーストの粘度は、粘度計(東機産業株式会社製、TVE-22HT)により、温度25℃±0.2℃で、コーンロータ(東機産業株式会社製、3°×R7.7(ロータコード07))を用いて測定した。
なお、表1に示す「η1」は、コーンロータの回転速度を1rpm(せん断速度D1=2s−1)に設定し、回転開始から5分経過後の粘度を示す。
表1に示す「η2」は、コーンロータの回転速度を10rpm(せん断速度D2=20s−1)に設定し、回転開始から34秒経過後の粘度を示す。
表1に示すように導電ペースト1〜3は上記(1)式を充たす。これは、扁平球状の導電粒子(第1導電粒子および第2導電粒子)の質量比を70質量%以上とし、かつ第1導電粒子の質量比を第2導電粒子の質量比よりも小さくなるように導電ペーストを調製したことによる。一方、表1に示すように導電ペースト4,5は上記(1)式を充たさない。これは、扁平球状の第1導電粒子の質量比率を大きくしすぎたことによる。
実施例の導電ペーストでは、第1導電粒子として平均粒径1.9μmの扁平球状の導電粒子を用い、かつ第2導電粒子として平均粒径0.9μmの扁平球状の導電粒子を用いて、上記(1)式を充たす導電ペーストを実現する。一方、第2導電粒子として平均粒径0.5μm未満の扁平球状の導電粒子を主成分として用いて上記(1)式の導電ペーストを実現することは難しい。また、平均粒径3.3μmよりも大きい扁平球状の導電粒子を主成分として用いて上記(1)式の導電ペーストを実現することは難しい。
すなわち、平均粒径が0.5μm以上3.3μm以下の範囲内にある扁平球状の導電粒子であれば、当該導電粒子の質量比を70質量%以上に設定し、かつ第1導電粒子の質量比を第2導電粒子の質量比よりも小さくし、かつ溶剤の質量比等を適宜調整することにより、上記(1)式を充たす導電ペーストを形成することができる。なお、導電ペースト4は、上記(1)式から僅かに外れるものであるが、この導電ペースト4を用いることにより、以降の実施例4に示すように、本実施形態の窪み44の有するブラインドビア50を形成することができる。しかし、ブラインドビア50の窪み44の深さは小さい。
[実施例]
フレキシブルプリント配線板1の実施例について説明する。
各実施例のフレキシブルプリント配線板1は、ブラインドビア50の構造を除き、同じ構造を有する。
図6に、各実施例に係るフレキシブルプリント配線板1を示す。
図6(a)はフレキシブルプリント配線板1の平面図であり、図6(b)はフレキシブルプリント配線板1の断面図である。フレキシブルプリント配線板1は、デイジーチェーン状に連結した36個のブラインドビア50を有する。各第1ランド部11は、基材30の第1面31に形成されている。各第2ランド部21は、基材30の第2面32に形成されている。
第1ランド部11は端から順に2個ずつ連結パターン12により接続されている。第2ランド部21は端から順に2個ずつ連結パターン22により接続されている。第2面32の連結パターン12は、基材30を挟んで、第1面31の連結パターン12のない部分の反対側に形成されている。すなわち、平面視において、第1面31の連結パターン12と第2面32の連結パターン22は交互に配置されている。
各部材の寸法は次のとおり(図2および図6参照)。
・寸法a(基材30の厚さ)は12μm。
・寸法b(第1ランド部11の厚さ)は12μm。
・寸法c(ビア孔33の内径)は100μm。
・第1ランド部11の外径は500μm。
・第2ランド部21の外径は500μm。
・寸法D(寸法a+寸法b)は24μm。
表2を参照して、各実施例の相違について説明する。
各実施例は、導電ペーストを異ならせている。
表2の「寸法a」は基材30の厚さを示す。「寸法b」は、第1ランド部11の厚さを示す。「寸法c」は、ビア孔33の内径を示す。「寸法D」は、寸法aと寸法bの和を示す。「寸法d」は、ビア孔33の中心軸Ca上における導電体40の厚さdを示す。「寸法e」は、導電体40のうち第1ランド部11を覆う部分(被覆部)の最も厚いところの厚さeを示す。「寸法f」は、ビア孔33の中心軸Caに対し垂直でありかつ第1ランド部11の表面11aを含む面で導電体40を切断したときの導電体40の断面において、この断面の内円と外円(ビア孔33)との間の距離で最も小さい部分の距離fを示す。「寸法g」は、導電体40において、ビア孔33の内側周面33aと第1ランド部11を覆う部分(被覆部)の外周との間のうち、その間隔距離が最も小さい部分の距離gを示す。なお、これらの寸法(寸法a、寸法b、寸法c、寸法d、寸法e、寸法f、寸法g)は、フレキシブルプリント配線板1の36個のブラインドビア50の平均値を示す。
[実施例1]
実施例1では、表1に示す導電ペースト1を用いて、フレキシブルプリント配線板1を形成した。
ブラインドビア50の形状は次のとおり(表2参照)。
・ビア孔33の中心軸Ca上に窪み44が形成された。
・導電体40の厚さd(寸法d)は、5μm以上であり、かつ寸法aと寸法bとの和(寸法D=24μm)未満であった。
・導電体40の被覆部の厚さe(寸法e)は、2μm以上であった。
・導電体40の距離f(寸法f)は、5μm以上であった。
・導電体40の被覆部の距離g(寸法g)は、5μm以上であった。
曲げ試験前後における電気的特性および外形上の変化は次のとおり。
・曲げ試験前後のブラインドビア50の抵抗増加率は、0.6%であった。この値は、判定値(10%)よりも小さい。
・曲げ試験後において導電体40と第1ランド部11との間に剥離は確認されなかった。
図7を参照して、曲げ試験方法について説明する。
一方の端が半径r=1.0mmの曲面を有する真鍮製の曲げ治具70を準備する。また、曲げ試験の前に、導電パターンの抵抗を測定する。
次に曲げ試験を行う。
試験に係るフレキシブルプリント配線板1の第1面31を外側にし、かつフレキシブルプリント配線板1を曲げ治具70に密着させて、曲げ治具70の第1面71から第2面72まで曲面を通過するように移動させる。次に、試験に係るフレキシブルプリント配線板1の第2面32を外側にし、かつフレキシブルプリント配線板1を曲げ治具70に密着させて、曲げ治具70の第1面71から第2面72まで曲面を通過するように移動させる。このような曲げ操作を1回とし、合計で10回の曲げ操作を行う。
次に、導電パターンの抵抗を測定する。
曲げ試験の試験前と試験後の導電パターンの抵抗に基づいて抵抗変化率を求める。なお、抵抗変化率は、36個のブラインドビア50の抵抗変化率の平均値として求められる。
[実施例2]
実施例2では、表1に示す導電ペースト2を用いて、実施例1と同様の構造を有するフレキシブルプリント配線板1を形成した。
実施例1と同様、ビア孔33の中心軸Ca上に窪み44が形成された。
また、導電体40の厚さd(寸法d)は、5μm以上であり、かつ寸法aと寸法bとの和(寸法D=24μm)未満であった。導電体40の被覆部の厚さe(寸法e)は、2μm以上であった。導電体40の距離f(寸法f)は、5μm以上であった。導電体40の被覆部の距離g(寸法g)は5μm以上であった。
また、曲げ試験前後のブラインドビア50の抵抗の変化率は、1.4%であった。この値は、判定値(10%)よりも小さい。曲げ試験後において導電体40と第1ランド部11との間に剥離は確認されなかった。すなわち、実施例1と同様の結果が得られた。
[実施例3]
実施例3では、表1に示す導電ペースト3を用いて、実施例1と同様の構造を有するフレキシブルプリント配線板1を形成した。
実施例1と同様、ビア孔33の中心軸Ca上に窪み44が形成された。
また、導電体40の厚さd(寸法d)は、5μm以上であり、かつ寸法aと寸法bとの和(寸法D=24μm)未満であった。導電体40の被覆部の厚さe(寸法e)は、2μm以上であった。導電体40の距離f(寸法f)は、5μm以上であった。導電体40の被覆部の距離g(寸法g)は5μm以上であった。
また、曲げ試験前後のブラインドビア50の抵抗の変化率は、2.1%であった。この値は、判定値(10%)よりも小さい。曲げ試験後において導電体40と第1ランド部11との間に剥離は確認されなかった。すなわち、実施例1と同様の結果が得られた。
[実施例4]
実施例4では、表1に示す導電ペースト4を用いて、実施例1と同様の構造を有するフレキシブルプリント配線板1を形成した。
実施例1と同様、ビア孔33の中心軸Ca上に窪み44が形成された。
また、導電体40の厚さd(寸法d)は、5μm以上であり、かつ寸法aと寸法bとの和(寸法D=24μm)未満であった。導電体40の被覆部の厚さe(寸法e)は、2μm以上であった。導電体40の距離f(寸法f)は、5μm以上であった。導電体40の被覆部の距離g(寸法g)は5μm以上であった。
また、曲げ試験前後のブラインドビア50の抵抗の変化率は、3.5%であった。この値は、判定値(10%)よりも小さい。曲げ試験後において導電体40と第1ランド部11との間に剥離は確認されなかった。すなわち、実施例1と同様の結果が得られた。
[比較例]
比較例では、表1に示す導電ペースト5を用いて、実施例1と同様の構造を有するフレキシブルプリント配線板1を形成した。
この場合、導電体40にはビア孔33に窪み44が形成されなかった。
また、曲げ試験前後のブラインドビア50の抵抗の変化率は、18.2%であった。この値は、判定値(10%)よりも大きい。曲げ試験後において導電体40と第1ランド部11との間に剥離が発生した。
以上の結果から次のことが示される。
導電体40においてビア孔33の中心軸Ca上に窪み44が存在し、かつ導電体40の厚さd(寸法d)が寸法aと寸法bとの和(寸法D)未満である場合は、従来構造のブラインドビア350に比べて、フレキシブルプリント配線板1の曲げに対するブラインドビア50の接触抵抗の増大が小さくなる。これは、主に、窪み44の存在によるブラインドビア50の曲げ弾性率の低下に起因する。
また、このような窪み44を有するブラインドビア350を形成するためには、チクソトロピー指数が0.25以下の導電ペーストを用いることがより好ましいことが示される。実施例4では、チクソトロピー指数が0.28の導電ペーストを用いることにより、窪み44を有しかつ試験後の抵抗増加率が10%以下のブラインドビア350を形成しているが、その窪み44の深さは小さい。このため、窪み44を確実に形成するためには、導電ペーストのチクソトロピー指数を0.25以下にすることが好ましいといえる。
導電ペーストのチクソトロピー指数を0.25以下にするためには、第1導電粒子(平均粒径が1.4μm以上3.3μm以下の導電粒子)の質量比を第2導電粒子(平均粒径が0.5μm以上1.8μm以下の導電粒子)の質量比よりも小さくすることが好ましい。すなわち、実施例4では、第1導電粒子の質量比が第2導電粒子の質量比よりも大きい導電ペーストを用いている。そして、この導電ペーストでも、窪み44を有しかつ試験後の抵抗増加率が10%以下のブラインドビア350を形成することができる。しかし、その窪み44の深さは小さい。このため、窪み44を確実に形成するためには、第1導電粒子の質量比が第2導電粒子の質量比よりも小さい導電ペーストを用いることが好ましい。
本実施形態の効果を説明する。
(1)本実施形態では、ビア孔33の中心軸Ca上における導電体40の厚さ(寸法d)を、基材30の厚さ(寸法a)と第1ランド部11の厚さ(寸法b)との和(寸法d)よりも小さくする。
フレキシブルプリント配線板1を曲げるとき、基材30の外面が延びるとともに内面が縮む。このとき、第1ランド部11と導電体40とが離間する方向に力が加わる。この結果、導電体40と第1ランド部11との間に隙間が生じ、ブラインドビア50の接触抵抗が増大する。
ブラインドビア50の接触抵抗の増大の程度は、ブラインドビア50を構成する導電体40の構造に依存する。
フレキシブルプリント配線板1の曲げに対し導電体40が変形しない場合、ビア孔33の内側周面33aと導電体40とが離間し、または、第1ランド部11から導電体40が剥離する。このため、ブラインドビア50の接触抵抗が増大する。
一方、フレキシブルプリント配線板1の曲げに対し、その曲げに応じて導電体40が変形する場合は、ビア孔33の内側周面33aと導電体40とが離間せず、また、第1ランド部11から導電体40は剥離しない。このため、ブラインドビア50の接触抵抗の増大は小さい。
本実施形態では、このような点を考慮し、上記したように、ビア孔33の中心軸Ca上における導電体40の厚さ(寸法d)を、基材30の厚さ(寸法a)と第1ランド部11の厚さ(寸法b)との和よりも小さくする。すなわち、導電体40において、ビア孔33の中心軸Ca上に窪み44を設け、導電体40が変形しやすい形状とし、基材30の変形に追従して導電体40が変形しやすい構造とする。これにより、フレキシブルプリント配線板1の曲げに対するブラインドビア50の接触抵抗の増大を抑制することができる。
(2)本実施形態では、ビア孔33の中心軸Ca上における導電体40の厚さd(寸法d)を5μm以上とする。
フレキシブルプリント配線板1を曲げると導電体40が変形する。導電体40が薄いとき、導電体40に亀裂が生じる可能性が高くなる。導電体40において、ビア孔33の中心軸Ca上の厚さdを5μm未満とすると、導電体40に亀裂が生じる可能性が増大する。そこで、導電体40の厚さdを5μm以上とする。これにより、ビア孔33の中心軸Ca上の導電体40の厚さdを5μm未満とする場合に比べ、導電体40に亀裂が発生することを抑制することができる。
(3)本実施形態では、導電体40のうち第1ランド部11を覆う部分の最も厚いところの厚さe(寸法e)を2μm以上とする。
導電体40において第1ランド部11を覆う部分は、導電体40と第1ランド部11との間の接触抵抗の大きさに関係する。第1ランド部11を覆う部分に亀裂が生じるとき、導電体40と第1ランド部11との間の接触抵抗が増大する。この点を考慮し、第1ランド部11を覆う部分の最も厚いところの厚さeを2μm以上とする。これにより、第1ランド部11を覆う部分に亀裂が発生することを抑制することができる。
(4)本実施形態では距離f(寸法f)を5μm以上とする。
導電体40においてビア孔33の開口部34に対応する部分は、亀裂が生じやすい。そこで、ビア孔33の中心軸Caに対して垂直でありかつ第1ランド部11の表面11aを含む面で導電体40を切断したときのドーナツ状の断面において、導電体40の断面の内円と外円(ビア孔33の内側周面33aに対応する円)との間の距離f(寸法f)を5μm以上とする。これにより、ビア孔33の第1ランド部11側の開口部34に対応する部分において、亀裂が発生することを抑制することができる。
(5)本実施形態では距離g(寸法g)を5μm以上とする。
導電体40のうち第1ランド部11を覆う部分(被覆部)において、ビア孔33の内側周面33aと第1ランド部11を覆う部分(被覆部)の外周との間のうち、その間隔距離が最も小さいところの距離gを小さくするとき、剥離が発生しやすくなる。そこで、この距離g(寸法g)を5μm以上とする。これにより、導電体40の被覆部において亀裂が発生することを抑制することができる。
(6)本実施形態では、導電体40を、扁平球状の導電粒子60およびこれらの結合体を含む構造とする。
導電体40を構成する導電粒子60の表面に突起があるとき、導電粒子60間の隙間が多くなる。そこで、導電体40を扁平球状の導電粒子60により構成し、導電粒子60の密度を大きくする。これにより、ブラインドビア50の許容電流量を高くすることができる。
(7)本実施形態に係るフレキシブルプリント配線板1の製造方法では、上記(1)式で示されるチクソトロピー指数が0.25以下の導電ペーストを用いる。
従来の導電ペーストによれば、導電体40の上部41は表面張力により盛り上がる。
一方、上記の導電ペーストによれば、導電体40の上部41の中央部分を窪ませることができる。これは次の理由による。
従来の製造方法では、チクソトロピー指数が大きい導電ペースト、すなわちせん断応力を加えない状態において粘度が増大する導電ペーストが用いられていた。このため、導電ペーストをビア孔33に充填した後、導電ペーストが広がらず、盛り上がった状態となっていた。
一方、本実施形態の製造方法では、チクソトロピー指数が0.25以下の導電ペーストを用いる。これにより、導電ペーストを基材30に塗布した後に導電ペーストを流動させることができる。この結果、導電ペーストは、ビア孔33の形状に沿うように流動し、導電体40の中央部分が窪む。すなわち、チクソトロピー指数が0.25以下の導電ペーストを用いることにより、導電体40の中央部分に窪み44を形成することができる。
(8)本実施形態では、チクソトロピー指数が0.25以下であり、扁平球状の導電粒子(第1導電粒子および第2導電粒子)を含み、これら扁平球状の導電粒子の質量比が70質量%以上である導電ペーストを用いる。これにより、導電体40の表面43の中央部分を窪ませることができる。
(9)本実施形態では、次の導電ペーストを用いることもできる。
導電ペーストに、平均粒径が0.5μm以上1.8μm以下でありかつ扁平球状の導電粒子(第2導電粒子)と、平均粒径が1.4μm以上3.3μm以下の導電粒子(第1導電粒子)とを含める。
これにより、導電体40の上部41の中央部分を窪ませることができる。
また、平均粒径が1.4μm以上3.3μm以下の導電粒子(第1導電粒子)を導電ペーストに含めることから次の効果を奏する。すなわち、1.4μm以上3.3μm以下の導電粒子(第1導電粒子)は導電ペーストの膜厚を大きくする。これにより、導電ペーストが薄くなりすぎることを抑制することができる。
さらに、上記(9)の構成において、第1導電粒子の質量比を30質量%以下にする個とが好ましい。
第1導電粒子の質量比が大きいとき、窪み44が形成されにくくなる。このため、第1導電粒子の質量比を30質量%以下とすることにより、より確実に窪み44が形成を形成することができる。
(10)本実施形態では、次の導電ペーストを用いることもできる。
導電ペーストに、平均粒径が30nm以上200nm以下の球状の導電粒子(第3導電粒子)を含め、更に、導電ペーストのチクソトロピー指数を0.25以下とする。
これにより、導電体40の上部41の中央部分を窪ませることができる。
また、平均粒径が30nm以上200nm以下の球状の導電粒子(第3導電粒子)を導電ペーストに含めることから次の効果を奏する。すなわち、これら導電粒子は、扁平球状の導電粒子(第1導電粒子および第2導電粒子)の間の隙間に入るため、導電ペーストにより形成される導電体40は導電粒子密度を高くなる。このため、ブラインドビア50の最大許容電流量が高くなる。
[その他の実施形態]
なお、本発明の実施態様は上記に示した態様に限られるものではなく、これを例えば以下に示すように変更して実施することもできる。また以下の各変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
・上記実施形態では、導電体40に窪み44を形成する手段として、チクソトロピー指数が0.25以上の導電ペーストを用いることを採用したが、窪み44の形成手段は、これに限定されない。例えば、ビア孔33に導電ペーストを充填した後、一次硬化した状態においてプレスすることにより、ビア孔33の中心軸Ca上に窪み44を形成するという手段を採用することもできる。この場合、金型の選択により、窪み44の深さ、形状等任意に設定することができる。
・上記実施形態では、窪み44のある導電体40の構造をブラインドビア50に適用しているが、本構造はブラインドビア50にのみ適用されるものではない。例えば、ビア孔33に相当する孔もしくは溝に導電ペーストを充填して導電体40を形成するフレキシブルプリント配線板1において、当該導電体40に対しても本発明を適用することができる。この場合においも、ビア孔33に相当する孔もしくは溝と導電体40との剥離を抑制することができる。
・上記実施形態では、両面導電層のフレキシブルプリント配線板1について本発明を適用した例を挙げたが、本発明は、3層以上の多層フレキシブルプリント配線板にも適用することができる。
1…フレキシブルプリント配線板、10…第1導電パターン、11…第1ランド部、11a…表面、11b…ランド孔、12…連結パターン、20…第2導電パターン、21…第2ランド部、22…連結パターン、30…基材、31…第1面、32…第2面、33…ビア孔、33a…内側周面、33b…底面、34…開口部、40…導電体、41…上部、42…底部、43…表面、44…窪み、50…ブラインドビア、60…導電粒子、70…曲げ治具、71…第1面、72…第2面、100…ブラインドビア、110…基材、111…第1ランド部、112…第2ランド部、113…ビア孔、114…導電体、115…表面、200…ブラインドビア、210…導電体、211…表面、212…窪み、300…フレキシブルプリント配線板、311…第1ランド部、311a…表面、321…第2ランド部、330…基材、333…ビア孔、333a…内側周面、340…導電体、341…上部、350…ブラインドビア。

Claims (3)

  1. 基材と、前記基材の第1面に形成された第1導電層と、前記基材の第2面に形成された第2導電層と、前記第1導電層と前記第2導電層とを接続する導電体とを備えるフレキシブルプリント配線板において、
    前記第1導電層は第1ランド部を有し、
    前記第2導電層は前記基材を挟んで前記第1ランド部の反対側に設けられた第2ランド部を有し、
    前記第1ランド部および前記基材を貫通して前記第2ランド部に達するビア孔が形成され、このビア孔の直径は直径20μm以上300μm以下であり、
    前記導電体は、導電ペーストにより形成されたものであって、平面視での平均粒径が0.5μm以上3.3μm以下であって平均粒径が異なる2種類の扁平球状の導電粒子およびこれらの結合体を含み、
    前記導電体は、前記ビア孔の底面の全部を覆うようにこのビア孔を充たしかつ前記第1ランド部の表面の少なくとも一部を覆い、かつ、導電ペーストが流動することにより、導電体がビア孔の中心部分において窪む状態になり、
    前記ビア孔の中心軸上における前記導電体の厚さは、前記基材の厚さと前記第1ランド部の厚さとの和よりも小さく、
    前記ビア孔の中心軸に対し垂直でありかつ前記第1ランド部の表面を含む面で前記導電体を切断したときの前記導電体の断面において、この断面の内円と外円との間の距離は5μm以上である
    ことを特徴とするフレキシブルプリント配線板。
  2. 請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板において、
    前記ビア孔の中心軸上における前記導電体の厚さは5μm以上である
    ことを特徴とするフレキシブルプリント配線板。
  3. 請求項1または2に記載のフレキシブルプリント配線板において、
    前記導電体のうち前記第1ランド部を覆う部分の最も厚いところの厚さが2μm以上である
    ことを特徴とするフレキシブルプリント配線板。
JP2012131159A 2012-06-08 2012-06-08 フレキシブルプリント配線板 Active JP5793113B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012131159A JP5793113B2 (ja) 2012-06-08 2012-06-08 フレキシブルプリント配線板
PCT/JP2013/065644 WO2013183692A1 (ja) 2012-06-08 2013-06-06 フレキシブルプリント配線板およびフレキシブルプリント配線板の製造方法
CN201380023779.2A CN104272882B (zh) 2012-06-08 2013-06-06 挠性印刷配线板以及挠性印刷配线板的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012131159A JP5793113B2 (ja) 2012-06-08 2012-06-08 フレキシブルプリント配線板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013254910A JP2013254910A (ja) 2013-12-19
JP5793113B2 true JP5793113B2 (ja) 2015-10-14

Family

ID=49712081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012131159A Active JP5793113B2 (ja) 2012-06-08 2012-06-08 フレキシブルプリント配線板

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5793113B2 (ja)
CN (1) CN104272882B (ja)
WO (1) WO2013183692A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6484218B2 (ja) 2014-03-20 2019-03-13 住友電気工業株式会社 プリント配線板用基板及びプリント配線板
JP6585032B2 (ja) * 2014-03-27 2019-10-02 住友電気工業株式会社 プリント配線板用基板、プリント配線板及びプリント配線板用基板の製造方法
WO2016117575A1 (ja) 2015-01-22 2016-07-28 住友電気工業株式会社 プリント配線板用基材、プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
US10149392B2 (en) * 2015-02-16 2018-12-04 Nippo Mektron, Ltd. Manufacturing method of flexible printed wiring board
JP7048877B2 (ja) * 2017-09-22 2022-04-06 日亜化学工業株式会社 多層基板の製造方法、および、部品実装基板の製造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2775715B2 (ja) * 1995-03-13 1998-07-16 北陸電気工業株式会社 回路基板とその製造方法
JP4401294B2 (ja) * 2002-09-04 2010-01-20 ナミックス株式会社 導電性接着剤およびそれを用いた回路
JP2007027476A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Sharp Corp 多層プリント配線板の製造方法および多層プリント配線板
JP2008103548A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Sumitomo Electric Ind Ltd 多層プリント配線板及びその製造方法
JP4713682B1 (ja) * 2010-02-25 2011-06-29 パナソニック株式会社 多層配線基板、及び多層配線基板の製造方法
JP2011199103A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Fujikura Ltd 配線基板及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN104272882B (zh) 2017-12-22
WO2013183692A1 (ja) 2013-12-12
JP2013254910A (ja) 2013-12-19
CN104272882A (zh) 2015-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5793113B2 (ja) フレキシブルプリント配線板
JP6891218B2 (ja) グランド部材、シールドプリント配線板及びシールドプリント配線板の製造方法
KR20130004903A (ko) 전자파 시일드 필름, 이를 사용한 플렉시블 기판 및 그 제조 방법
TWI771659B (zh) 屏蔽膜及屏蔽印刷配線板
JP2009076431A (ja) 異方性導電膜およびその製造方法
JP6857288B1 (ja) 電磁波シールドフィルム及びシールドプリント配線板
WO2020090727A1 (ja) 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板の製造方法、及び、シールドプリント配線板
JP5695881B2 (ja) 電子部品の接続方法及び接続構造体
JP7232996B2 (ja) 電子部品搭載基板および電子機器
TWI731218B (zh) 包含補強構件及低熔點金屬層之印刷配線板
JP2017010995A (ja) シールド材、電子部品及び接着シート
JP2010067360A (ja) 異方性導電膜およびその使用方法
JP6505423B2 (ja) 実装体の製造方法、及び異方性導電フィルム
JP6196131B2 (ja) プレス接着用金属箔及び電子部品パッケージ
JP7244534B2 (ja) 電磁波シールドフィルム、シールドプリント配線板の製造方法、及び、シールドプリント配線板
JP7307095B2 (ja) シールドプリント配線板及びシールドプリント配線板の製造方法
JP5723138B2 (ja) リール体及びその製造方法、接着フィルムの平坦化方法
JP2019161101A (ja) 電磁波シールドフィルム及びシールドプリント配線板
TW202219215A (zh) 電磁波屏蔽膜及屏蔽印刷配線板
JP2008124029A (ja) 接続部材
WO2018150897A1 (ja) 異方性導電接続構造体、異方性導電接続構造体の製造方法、異方性導電フィルム、及び異方性導電ペースト
WO2022059726A1 (ja) グランド部材付シールドプリント配線板及びグランド部材
JP2019036588A (ja) 電磁波シールド電子機器の製造方法、および前記電磁波シールド電子機器の製造方法に用いられる電磁波シールドフィルム
JP2009253080A (ja) プリント配線板
JP6196132B2 (ja) プレス接着用金属箔及び電子部品パッケージ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140305

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141015

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141023

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20141205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5793113

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250