JP2016181442A - 回路接続材料、及びその製造方法、並びに接合体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】硬化系及び材料の選択肢が広いにも関わらず、接着強度を高くできる回路接続材料などの提供。
【解決手段】 剥離フィルムと、前記剥離フィルム上に積層され導電性粒子を含有する異方性導電層とを有し、
前記剥離フィルムが、厚み方向に複数の貫通孔を有する回路接続材料。
【選択図】図1
【解決手段】 剥離フィルムと、前記剥離フィルム上に積層され導電性粒子を含有する異方性導電層とを有し、
前記剥離フィルムが、厚み方向に複数の貫通孔を有する回路接続材料。
【選択図】図1
Description
本発明は、回路接続材料、及びその製造方法、並びに接合体の製造方法に関する。
従来より、回路部材同士を接続する手段として、導電性粒子が分散された熱硬化性樹脂を剥離フィルムに塗布したテープ状の回路接続材料(例えば、異方性導電フィルム(ACF;Anisotropic Conductive Film))が用いられている。
この回路接続材料は、例えば、フレキシブルプリント基板(FPC)やICチップの端子と、LCDパネルのガラス基板上に形成されたITO(Indium Tin Oxide)電極とを接続する場合を始めとして、種々の端子同士を接着すると共に電気的に接続する場合に用いられている。
前記回路接続材料としては、回路部材同士の接続の際に高い接着強度を与える回路接続材料が望ましい。そこで、回路部材に対する接着強度を向上させる技術として、第1の回路部材と、前記第1の回路部材と対向する面に窒素原子を含有する膜が形成された第2の回路部材とを電気的に接続する異方性導電フィルムであって、前記第1の回路部材側に配置される第1の層と、前記第2の回路部材側に配置される第2の層とを備え、前記第1の層が、カチオン系硬化剤及び第1の熱硬化性樹脂を含有し、前記第2の層が、ラジカル系硬化剤及び第2の熱硬化性樹脂を含有し、前記第1及び第2の層の少なくともいずれかが、導電性粒子を含有し、前記第1及び第2の層の最大発熱ピーク温度の差が20℃以内である異方性導電フィルムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
前述の提案の技術では、回路部材同士の接続の際の接着強度を向上させることができる。しかし、前述の提案の技術では、特定の硬化系に限られ、材料の選択肢も狭いという問題がある。
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、硬化系及び材料の選択肢が広いにも関わらず、接着強度を高くできる回路接続材料、及びその製造方法、並びに前記回路接続材料を用いた接合体の製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 剥離フィルムと、前記剥離フィルム上に積層され導電性粒子を含有する異方性導電層とを有し、
前記剥離フィルムが、厚み方向に複数の貫通孔を有することを特徴とする回路接続材料である。
<2> 前記複数の貫通孔の平面視の形状が、長方形であり、
前記長方形における長手方向が、前記剥離フィルムの長手方向と同方向である前記<1>に記載の回路接続材料である。
<3> 前記複数の貫通孔の短手方向の幅が、0.3mm〜0.6mmである前記<2>に記載の回路接続材料。
<4> 厚み方向に複数の貫通孔を有する剥離フィルム上に、導電性粒子を含有する異方性導電層形成用組成物を塗布して、異方性導電層を形成する工程を含むことを特徴とする回路接続材料の製造方法である。
<5> 前記複数の貫通孔の平面視の形状が、長方形であり、
前記長方形における長手方向が、前記剥離フィルムの長手方向と同方向である前記<4>に記載の回路接続材料の製造方法である。
<6> 前記複数の貫通孔の短手方向の幅が、0.3mm〜0.6mmである前記<5>に記載の回路接続材料の製造方法である。
<7> 第1の回路部材の端子と、第2の回路部材の端子とを接続させる接合体の製造方法であって、
前記第1の回路部材の前記端子上に、前記<1>から<3>のいずれかに記載の回路接続材料の異方性導電層、及び前記<4>から<6>のいずれかに記載の回路接続材料の製造方法により製造された回路接続材料の異方性導電層のいずれかを配置する第1の配置工程と、
前記異方性導電層上に、前記第2の回路部材を配置する第2の配置工程と、
前記第1の回路部材及び前記第2の回路部材のいずれかを加熱押圧部材により加熱及び押圧する加熱押圧工程とを含む、
ことを特徴とする接続方法である。
<1> 剥離フィルムと、前記剥離フィルム上に積層され導電性粒子を含有する異方性導電層とを有し、
前記剥離フィルムが、厚み方向に複数の貫通孔を有することを特徴とする回路接続材料である。
<2> 前記複数の貫通孔の平面視の形状が、長方形であり、
前記長方形における長手方向が、前記剥離フィルムの長手方向と同方向である前記<1>に記載の回路接続材料である。
<3> 前記複数の貫通孔の短手方向の幅が、0.3mm〜0.6mmである前記<2>に記載の回路接続材料。
<4> 厚み方向に複数の貫通孔を有する剥離フィルム上に、導電性粒子を含有する異方性導電層形成用組成物を塗布して、異方性導電層を形成する工程を含むことを特徴とする回路接続材料の製造方法である。
<5> 前記複数の貫通孔の平面視の形状が、長方形であり、
前記長方形における長手方向が、前記剥離フィルムの長手方向と同方向である前記<4>に記載の回路接続材料の製造方法である。
<6> 前記複数の貫通孔の短手方向の幅が、0.3mm〜0.6mmである前記<5>に記載の回路接続材料の製造方法である。
<7> 第1の回路部材の端子と、第2の回路部材の端子とを接続させる接合体の製造方法であって、
前記第1の回路部材の前記端子上に、前記<1>から<3>のいずれかに記載の回路接続材料の異方性導電層、及び前記<4>から<6>のいずれかに記載の回路接続材料の製造方法により製造された回路接続材料の異方性導電層のいずれかを配置する第1の配置工程と、
前記異方性導電層上に、前記第2の回路部材を配置する第2の配置工程と、
前記第1の回路部材及び前記第2の回路部材のいずれかを加熱押圧部材により加熱及び押圧する加熱押圧工程とを含む、
ことを特徴とする接続方法である。
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、硬化系及び材料の選択肢が広いにも関わらず、接着強度を高くできる回路接続材料、及びその製造方法、並びに前記回路接続材料を用いた接合体の製造方法を提供することができる。
(回路接続材料)
本発明の回路接続材料は、剥離フィルムと、異方性導電層とを少なくとも有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
前記剥離フィルムは、厚み方向に複数の貫通孔を有する。
本発明の回路接続材料は、剥離フィルムと、異方性導電層とを少なくとも有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
前記剥離フィルムは、厚み方向に複数の貫通孔を有する。
本発明者は、回路接続材料を製造する際に、支持体である剥離フィルムに貫通孔を設けることにより、図らずも、前記剥離フィルムに貫通孔を設けない場合と比べて、得られる異方性導電層の接着強度が上がることを見出し、本発明の完成に至った。
<剥離フィルム>
前記剥離フィルムとしては、厚み方向に複数の貫通孔を有し、かつ離型性を有するフィルムであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、プラスチックフィルム上に剥離剤を塗布して得られる。
前記剥離フィルムとしては、厚み方向に複数の貫通孔を有し、かつ離型性を有するフィルムであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、プラスチックフィルム上に剥離剤を塗布して得られる。
前記プラスチックフィルムの材質としては、例えば、PET(Poly Ethylene Terephthalate)、OPP(Oriented Polypropylene)、PMP(Poly−4−methylpentene−1)、PTFE(Polytetrafluoroethylene)などが挙げられる。
前記剥離フィルムの形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、通常、前記剥離フィルムは、長手方向が長尺の長方形のフィルムである。
前記剥離剤としては、例えば、シリコーンなどが挙げられる。
前記剥離フィルムの平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10μm〜100μmが好ましく、30μm〜60μmがより好ましく、30μm〜45μmが特に好ましい。前記剥離フィルムの平均厚みが薄いと、接着強度が高くなる傾向にあるが、薄すぎると、回路接続材料の製造時にフィルムが変形したり、回路接続材料の取り扱いが難しくなる傾向にある。そのため、前記平均厚みは、接着強度の向上と、製造適性と、取り扱い性とを両立する点で、30μm〜40μmが特に好ましい。
<<貫通孔>>
前記貫通孔の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、平面視の形状において、円形、矩形、不定形などが挙げられる。これらの中でも貫通孔の面積を広くでき、かつ貫通孔の幅を狭くできる点から、長方形が好ましい。前記貫通孔の幅が広いと、異方性導電層を形成する際に、貫通孔内に異方性導電層が入りこむことがある。
前記長方形における長手方向は、前記剥離フィルムの長手方向と同方向であることが、貫通孔の長手方向の長さを長くでき、結果貫通孔の面積を広くできる点で好ましい。
前記貫通孔の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、平面視の形状において、円形、矩形、不定形などが挙げられる。これらの中でも貫通孔の面積を広くでき、かつ貫通孔の幅を狭くできる点から、長方形が好ましい。前記貫通孔の幅が広いと、異方性導電層を形成する際に、貫通孔内に異方性導電層が入りこむことがある。
前記長方形における長手方向は、前記剥離フィルムの長手方向と同方向であることが、貫通孔の長手方向の長さを長くでき、結果貫通孔の面積を広くできる点で好ましい。
前記貫通孔が長方形の場合、前記貫通孔の短手方向の幅としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.3mm〜0.6mmが好ましい。前記短手方向の幅が、0.3mm未満であると、接着強度を向上させる効果が低下することがあり、0.6mmを超えると、異方性導電層を形成する際に、貫通孔内に異方性導電層が入りこむことがある。
前記貫通孔が長方形の場合、前記貫通孔の長手方向の長さとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1mm〜100mmが好ましく、5mm〜70mmがより好ましく、10mm〜50mmが特に好ましい。前記長手方向の長さが、短すぎると、接着強度を向上させる効果が低下することがあり、長すぎると、前記剥離フィルムが取り扱いにくくなることがある。したがって、接着強度及び取り扱い性の両立の観点から、前記貫通孔の長手方向の長さとしては、5mm〜70mmがより好ましく、10mm〜50mmが特に好ましい。
前記剥離フィルムの平面視における前記貫通孔の面積の割合としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記剥離フィルムの3%〜50%が好ましく、5%〜40%がより好ましく、10%〜30%が特に好ましい。前記面積の割合が、小さすぎると、接着強度を向上させる効果が低下することがあり、大きすぎると、前記剥離フィルムが取り扱いにくくなることがある。したがって、接着強度及び取り扱い性の両立の観点から、前記面積の割合としては、5%〜40%がより好ましく、10%〜30%が特に好ましい。
前記貫通孔は、前記剥離フィルムに均一に形成されていることが好ましい。
前記剥離フィルムに前記貫通孔を形成する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、回転刃で切り取る方法、針などで突き破る方法、打ち抜き加工、レーザー光線による焼き抜き加工などが挙げられる。
ここで、剥離フィルムの一例を、図を用いて説明する。図1〜図3は、剥離フィルムの一例の概略平面図である。
図1の剥離フィルム1は、平面視で長方形の貫通孔1Aを有する。貫通孔1Aの長方形の長手方向は、剥離フィルム1の長手方向と同じ方向である。
図2の剥離フィルム1は、平面視で正方形の貫通孔1Aを有する。
図3の剥離フィルム1は、平面視で円形の貫通孔1Aを有する。
図1の剥離フィルム1は、平面視で長方形の貫通孔1Aを有する。貫通孔1Aの長方形の長手方向は、剥離フィルム1の長手方向と同じ方向である。
図2の剥離フィルム1は、平面視で正方形の貫通孔1Aを有する。
図3の剥離フィルム1は、平面視で円形の貫通孔1Aを有する。
<異方性導電層>
前記異方性導電層としては、導電性粒子を含有する限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記異方性導電層としては、導電性粒子を含有する限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記異方性導電層は、単層構造であってもよいし、多層構造(例えば、2層構造)であってもよい。
前記異方性導電層が単層構造の場合、前記異方性導電層は、導電性粒子を少なくとも含有し、好ましくは、膜形成樹脂と、硬化性樹脂と、硬化剤とを含有し、更に必要に応じて、その他の成分を含有する。
前記異方性導電層が2層構造の場合、前記異方性導電層は、例えば、導電性粒子含有層と、絶縁性樹脂層とを有する。
前記導電性粒子含有層は、導電性粒子を少なくとも含有し、好ましくは、膜形成樹脂と、硬化性樹脂と、硬化剤とを含有し、更に必要に応じて、その他の成分を含有する。
前記絶縁性樹脂層は、膜形成樹脂を少なくとも含有し、好ましくは、硬化性樹脂と、硬化剤とを含有し、更に必要に応じて、その他の成分を含有する。
なお、前記導電性粒子含有層及び前記絶縁性樹脂層における、前記膜形成樹脂、前記硬化性樹脂、前記硬化剤などの各成分は、同じ分子構造の成分であってもよいし、異なる分子構造の成分であってもよい。
前記導電性粒子含有層は、導電性粒子を少なくとも含有し、好ましくは、膜形成樹脂と、硬化性樹脂と、硬化剤とを含有し、更に必要に応じて、その他の成分を含有する。
前記絶縁性樹脂層は、膜形成樹脂を少なくとも含有し、好ましくは、硬化性樹脂と、硬化剤とを含有し、更に必要に応じて、その他の成分を含有する。
なお、前記導電性粒子含有層及び前記絶縁性樹脂層における、前記膜形成樹脂、前記硬化性樹脂、前記硬化剤などの各成分は、同じ分子構造の成分であってもよいし、異なる分子構造の成分であってもよい。
以下に異方性導電層を構成する成分について説明する。
<<導電性粒子>>
前記導電性粒子としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、金属粒子、金属被覆樹脂粒子などが挙げられる。
前記導電性粒子としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、金属粒子、金属被覆樹脂粒子などが挙げられる。
前記金属粒子としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ニッケル、コバルト、銀、銅、金、パラジウム、半田などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、ニッケル、銀、銅が好ましい。これらの金属粒子は、表面酸化を防ぐ目的で、その表面に金、パラジウムを施していてもよい。更に、表面に金属突起や有機物で絶縁皮膜を施したものを用いてもよい。
これらの中でも、ニッケル、銀、銅が好ましい。これらの金属粒子は、表面酸化を防ぐ目的で、その表面に金、パラジウムを施していてもよい。更に、表面に金属突起や有機物で絶縁皮膜を施したものを用いてもよい。
前記金属被覆樹脂粒子としては、樹脂粒子の表面を金属で被覆した粒子であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、樹脂粒子の表面をニッケル、銀、半田、銅、金、及びパラジウムの少なくともいずれかの金属で被覆した粒子などが挙げられる。更に、表面に金属突起や有機物で絶縁皮膜を施したものを用いてもよい。低抵抗を考慮した接続の場合、樹脂粒子の表面を銀で被覆した粒子が好ましい。
前記樹脂粒子への金属の被覆方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無電解めっき法、スパッタリング法などが挙げられる。
前記樹脂粒子の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ベンゾグアナミン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、スチレン−シリカ複合樹脂などが挙げられる。
前記樹脂粒子への金属の被覆方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無電解めっき法、スパッタリング法などが挙げられる。
前記樹脂粒子の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ベンゾグアナミン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、スチレン−シリカ複合樹脂などが挙げられる。
前記導電性粒子は、異方性導電接続の際に、導電性を有していればよい。例えば、金属粒子の表面に絶縁皮膜を施した粒子であっても、異方性導電接続の際に前記粒子が変形し、前記金属粒子が露出するものであれば、前記導電性粒子である。
前記導電性粒子の平均粒子径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1μm〜50μmが好ましく、2μm〜25μmがより好ましく、2μm〜10μmが特に好ましい。
前記平均粒子径は、任意に10個の導電性粒子について測定した粒子径の算術平均値である。
前記粒子径は、例えば、走査型電子顕微鏡観察により測定できる。
前記平均粒子径は、任意に10個の導電性粒子について測定した粒子径の算術平均値である。
前記粒子径は、例えば、走査型電子顕微鏡観察により測定できる。
前記導電性粒子は、前記異方性導電層において前記厚膜部、及び前記薄膜部に均一に分散されていることが好ましい。
単層構造の前記異方性導電層、及び前記導電性粒子含有層における前記導電性粒子の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.5質量%〜10質量%が好ましく、1質量%〜5質量%がより好ましい。
<<膜形成樹脂>>
前記膜形成樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フェノキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ブタジエン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂などが挙げられる。前記膜形成樹脂は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、製膜性、加工性、接続信頼性の点からフェノキシ樹脂が好ましい。
前記フェノキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンより合成される樹脂などが挙げられる。
前記フェノキシ樹脂は、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記膜形成樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フェノキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ブタジエン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂などが挙げられる。前記膜形成樹脂は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、製膜性、加工性、接続信頼性の点からフェノキシ樹脂が好ましい。
前記フェノキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンより合成される樹脂などが挙げられる。
前記フェノキシ樹脂は、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記膜形成樹脂は、前記異方性導電層において前記厚膜部、及び前記薄膜部に均一に分布していることが好ましい。
単層構造の前記異方性導電層、前記導電性粒子含有層、及び前記絶縁性樹脂層における前記膜形成樹脂の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、25質量%〜65質量%が好ましく、35質量%〜55質量%がより好ましい。
<<硬化性樹脂>>
前記硬化性樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エポキシ樹脂、アクリレート樹脂などが挙げられる。
前記硬化性樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エポキシ樹脂、アクリレート樹脂などが挙げられる。
−エポキシ樹脂−
前記エポキシ樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、それらの変性エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記エポキシ樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、それらの変性エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
−アクリレート樹脂−
前記アクリレート樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、イソブチルアクリレート、エポキシアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジメチロールトリシクロデカンジアクリレート、テトラメチレングリコールテトラアクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジアクリロキシプロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシメトキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシエトキシ)フェニル]プロパン、ジシクロペンテニルアクリレート、トリシクロデカニルアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ウレタンアクリレートなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、前記アクリレートをメタクリレートにしたものが挙げられ、これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記アクリレート樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、イソブチルアクリレート、エポキシアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジメチロールトリシクロデカンジアクリレート、テトラメチレングリコールテトラアクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジアクリロキシプロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシメトキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシエトキシ)フェニル]プロパン、ジシクロペンテニルアクリレート、トリシクロデカニルアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ウレタンアクリレートなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、前記アクリレートをメタクリレートにしたものが挙げられ、これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
単層構造の前記異方性導電層、前記導電性粒子含有層、及び前記絶縁性樹脂層における前記硬化性樹脂の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、25質量%〜65質量%が好ましく、35質量%〜55質量%がより好ましい。
<<硬化剤>>
前記硬化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、イミダゾール類、有機過酸化物、アニオン系硬化剤、カチオン系硬化剤などが挙げられる。
前記硬化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、イミダゾール類、有機過酸化物、アニオン系硬化剤、カチオン系硬化剤などが挙げられる。
前記有機過酸化物としては、例えば、ラウロイルパーオキサイド、ブチルパーオキサイド、ベンジルパーオキサイド、ジラウロイルパーオキサイド、ジブチルパーオキサイド、パーオキシジカーボネート、ジベンゾイルパーオキサイドなどが挙げられる。
前記アニオン系硬化剤としては、例えば、有機アミン類などが挙げられる。
前記カチオン系硬化剤としては、例えば、スルホニウム塩、オニウム塩、アルミニウムキレート剤などが挙げられる。
前記アニオン系硬化剤としては、例えば、有機アミン類などが挙げられる。
前記カチオン系硬化剤としては、例えば、スルホニウム塩、オニウム塩、アルミニウムキレート剤などが挙げられる。
単層構造の前記異方性導電層、前記導電性粒子含有層、及び前記絶縁性樹脂層における前記硬化剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1質量%〜10質量%が好ましく、2質量%〜8質量%がより好ましい。
前記硬化性樹脂と前記硬化剤との組合せとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記エポキシ樹脂と前記カチオン系硬化剤又は前記アニオン系硬化剤との組合せ、前記アクリレート樹脂と前記有機過酸化物との組合せが好ましい。
前記異方性導電層の平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、2μm〜60μmが好ましく、5μm〜30μmがより好ましく、10μm〜20μmが特に好ましい。
(回路接続材料の製造方法)
本発明の回路接続材料の製造方法は、異方性導電層形成工程を少なくとも含み、更に必要に応じて、その他の工程を含む。
本発明の回路接続材料の製造方法は、異方性導電層形成工程を少なくとも含み、更に必要に応じて、その他の工程を含む。
<異方性導電層形成工程>
前記異方性導電層形成工程としては、剥離フィルム上に、導電性粒子を含有する異方性導電層形成用組成物を塗布し、異方性導電層を形成する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記異方性導電層形成工程としては、剥離フィルム上に、導電性粒子を含有する異方性導電層形成用組成物を塗布し、異方性導電層を形成する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
<<剥離フィルム>>
前記剥離フィルムとしては、本発明の前記回路接続材料の説明において例示した前記剥離フィルムが挙げられる。好ましい態様も同様である。
前記剥離フィルムとしては、本発明の前記回路接続材料の説明において例示した前記剥離フィルムが挙げられる。好ましい態様も同様である。
<<異方性導電層形成用組成物>>
前記異方性導電層形成用組成物は、前記異方性導電層を形成するための組成物であって、導電性粒子を含有し、好ましくは、膜形成樹脂、硬化性樹脂、硬化剤、有機溶剤を含有し、更に必要に応じて、その他の成分を含有する。
前記異方性導電層形成用組成物は、前記異方性導電層を形成するための組成物であって、導電性粒子を含有し、好ましくは、膜形成樹脂、硬化性樹脂、硬化剤、有機溶剤を含有し、更に必要に応じて、その他の成分を含有する。
前記導電性粒子としては、本発明の前記回路接続材料の説明において例示した前記導電性粒子が挙げられる。好ましい態様も同様である。
前記膜形成樹脂としては、本発明の前記回路接続材料の説明において例示した前記膜形成樹脂が挙げられる。好ましい態様も同様である。
前記硬化性樹脂としては、本発明の前記回路接続材料の説明において例示した前記硬化性樹脂が挙げられる。好ましい態様も同様である。
前記硬化剤としては、本発明の前記回路接続材料の説明において例示した前記硬化剤が挙げられる。好ましい態様も同様である。
前記膜形成樹脂としては、本発明の前記回路接続材料の説明において例示した前記膜形成樹脂が挙げられる。好ましい態様も同様である。
前記硬化性樹脂としては、本発明の前記回路接続材料の説明において例示した前記硬化性樹脂が挙げられる。好ましい態様も同様である。
前記硬化剤としては、本発明の前記回路接続材料の説明において例示した前記硬化剤が挙げられる。好ましい態様も同様である。
前記有機溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、MEK(メチルエチルケトン)、MIBK(メチルイソブチルケトン)、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、トルエン、アルコール(メタノール、エタノール等)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記異方性導電層形成用組成物における前記有機溶剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10質量%〜90質量%が好ましく、230質量%〜70質量%がより好ましく、40質量%〜60質量%が特に好ましい。前記有機溶剤の含有量が多すぎると、厚い異方性導電層が形成しづらくなること、及び乾燥に時間がかかることが有り、前記有機溶剤の含有量が少なすぎると、均一な異方性導電層を形成することが難しくなることがある。そのような点から、前記有機溶剤の含有量は、40質量%〜60質量%が特に好ましい。
前記異方性導電層形成用組成物を塗布する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ワイヤーバーコーティング、ブレードコーティング、スピンコーティング、リバースロールコーティング、ダイコーティング、スプレーコーティング、ロールコーティング、グラビアコーティング、マイクログラビアコーティング、リップコーティング、エアーナイフコーティング、カーテンコーティング、コンマコート法、ディッピング法などが挙げられる。
前記異方性導電層形成用組成物を前記剥離フィルム上に塗布した後には、前記有機溶剤を除去するための乾燥を行うことが好ましい。
前記乾燥の温度としては、例えば、50℃〜80℃が挙げられる。
前記乾燥の時間としては、例えば、10分間〜60分間が挙げられる。
前記異方性導電層形成用組成物が前記硬化性樹脂を含有する場合は、前記乾燥は、前記硬化性樹脂を硬化させない条件で行われる。
前記乾燥の温度としては、例えば、50℃〜80℃が挙げられる。
前記乾燥の時間としては、例えば、10分間〜60分間が挙げられる。
前記異方性導電層形成用組成物が前記硬化性樹脂を含有する場合は、前記乾燥は、前記硬化性樹脂を硬化させない条件で行われる。
(接合体の製造方法)
本発明の接合体の製造方法は、第1の配置工程と、第2の配置工程と、加熱押圧工程とを少なくとも含み、更に必要に応じて、その他の工程を含む。
前記接合体の製造方法は、第1の回路部材の端子と、第2の回路部材の端子とを接続させる接合体の製造方法である。
本発明の接合体の製造方法は、第1の配置工程と、第2の配置工程と、加熱押圧工程とを少なくとも含み、更に必要に応じて、その他の工程を含む。
前記接合体の製造方法は、第1の回路部材の端子と、第2の回路部材の端子とを接続させる接合体の製造方法である。
<第1の回路部材、及び第2の回路部材>
前記第1の回路部材及び前記第2の回路部材としては、端子を有し、異方性導電接続の対象となる回路部材であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、端子を有するプラスチック基板、Flex−on−Board(フレックスオンボード、FOB)、Flex−on−Flex(フレックスオンフレックス、FOF)などが挙げられる。
前記第1の回路部材及び前記第2の回路部材としては、端子を有し、異方性導電接続の対象となる回路部材であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、端子を有するプラスチック基板、Flex−on−Board(フレックスオンボード、FOB)、Flex−on−Flex(フレックスオンフレックス、FOF)などが挙げられる。
前記端子の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、Cu、Auにてめっきを施したCu、Ni及びAuにてめっきを施したCu、Snにてめっきを施したCuなどが挙げられる。
前記端子を有するプラスチック基板の材質、構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、端子を有するリジット基板、端子を有するフレキシブル基板などが挙げられる。前記端子を有するリジット基板としては、例えば、銅配線を有するガラスエポキシ基板などが挙げられる。前記端子を有するフレキシブル基板としては、例えば、銅配線を有するポリイミド基板などが挙げられる。
前記第1の回路部材、及び第2の回路部材の形状、大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記第1の回路部材、及び前記第2の回路部材は、同じ回路部材であってもよいし、異なる回路部材であってもよい。
前記第1の回路部材、及び前記第2の回路部材は、同じ回路部材であってもよいし、異なる回路部材であってもよい。
<第1の配置工程>
前記第1の配置工程としては、前記第1の回路部材の前記端子上に、本発明の回路接続材料の異方性導電層、及び本発明の回路接続材料の製造方法により製造された回路接続材料の異方性導電層のいずれかを配置する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記第1の配置工程としては、前記第1の回路部材の前記端子上に、本発明の回路接続材料の異方性導電層、及び本発明の回路接続材料の製造方法により製造された回路接続材料の異方性導電層のいずれかを配置する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記第1の配置工程においては、例えば、前記第1の回路部材の前記端子上に、本発明の回路接続材料を、異方性導電層が前記端子に接するように配置した後に、前記回路接続材料の剥離フィルムを剥離する。
前記第1の配置工程においては、例えば、前記第1の回路部材の前記端子上に、本発明の回路接続材料の製造方法により製造された回路接続材料を、異方性導電層が前記端子に接するように配置した後に、前記回路接続材料の剥離フィルムを剥離する。
<第2の配置工程>
前記第2の配置工程としては、前記異方性導電層上に、前記第2の回路部材を配置する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記第2の配置工程としては、前記異方性導電層上に、前記第2の回路部材を配置する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
<加熱押圧工程>
前記加熱押圧工程としては、前記第1の回路部材及び前記第2の回路部材のいずれかを加熱押圧部材により加熱及び押圧する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、加熱押圧部材により加熱及び押圧することができる。
前記加熱押圧部材としては、例えば、加熱機構を有する押圧部材などが挙げられる。前記加熱機構を有する押圧部材としては、例えば、ヒートツールなどが挙げられる。
前記加熱の温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、硬化系がラジカル硬化系の場合、150℃〜200℃が好ましく、硬化系がカチオン硬化系の場合、150℃〜200℃が好ましく、硬化系がアニオン硬化系の場合、180℃〜250℃が好ましい。
前記押圧の圧力としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、硬化系がラジカル硬化系の場合、0.1MPa〜100MPaが好ましく、硬化系がカチオン硬化系の場合、0.1MPa〜100MPaが好ましく、硬化系がアニオン硬化系の場合、0.1MPa〜100MPaが好ましい。
前記加熱及び押圧の時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、硬化系がラジカル硬化系の場合、1秒間〜2分間が好ましく、硬化系がカチオン硬化系の場合、1秒間〜2分間が好ましく、硬化系がアニオン硬化系の場合、1秒間〜2分間が好ましい。
前記加熱押圧工程としては、前記第1の回路部材及び前記第2の回路部材のいずれかを加熱押圧部材により加熱及び押圧する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、加熱押圧部材により加熱及び押圧することができる。
前記加熱押圧部材としては、例えば、加熱機構を有する押圧部材などが挙げられる。前記加熱機構を有する押圧部材としては、例えば、ヒートツールなどが挙げられる。
前記加熱の温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、硬化系がラジカル硬化系の場合、150℃〜200℃が好ましく、硬化系がカチオン硬化系の場合、150℃〜200℃が好ましく、硬化系がアニオン硬化系の場合、180℃〜250℃が好ましい。
前記押圧の圧力としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、硬化系がラジカル硬化系の場合、0.1MPa〜100MPaが好ましく、硬化系がカチオン硬化系の場合、0.1MPa〜100MPaが好ましく、硬化系がアニオン硬化系の場合、0.1MPa〜100MPaが好ましい。
前記加熱及び押圧の時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、硬化系がラジカル硬化系の場合、1秒間〜2分間が好ましく、硬化系がカチオン硬化系の場合、1秒間〜2分間が好ましく、硬化系がアニオン硬化系の場合、1秒間〜2分間が好ましい。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
(製造例1−1)
<混合溶液1の作製>
フェノキシ樹脂(品名:PKHH、フェノキシアソシエーツ社製)30質量部、ナフタレン型エポキシ樹脂(品名:HP4032D、DIC社製)30質量部、イミダゾール硬化剤(品名:ノバキュア3941HP、旭化成イーマテリアルズ社製)30質量部、及びシランカップリング剤(品名:A−187、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)1質量部で構成された接着剤中に、導電性粒子(品名:AUL704、積水化学工業社製)35質量部を分散させ、更に酢酸エチル及びトルエンを加えて、不揮発分50質量%の酢酸エチル−トルエン混合溶液(混合溶液1)を得た。
<混合溶液1の作製>
フェノキシ樹脂(品名:PKHH、フェノキシアソシエーツ社製)30質量部、ナフタレン型エポキシ樹脂(品名:HP4032D、DIC社製)30質量部、イミダゾール硬化剤(品名:ノバキュア3941HP、旭化成イーマテリアルズ社製)30質量部、及びシランカップリング剤(品名:A−187、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)1質量部で構成された接着剤中に、導電性粒子(品名:AUL704、積水化学工業社製)35質量部を分散させ、更に酢酸エチル及びトルエンを加えて、不揮発分50質量%の酢酸エチル−トルエン混合溶液(混合溶液1)を得た。
(製造例1−2)
<混合溶液2の作製>
フェノキシ樹脂(品名:YP50、新日鉄住金化学社製)30質量部、エポキシ樹脂(品名:EP828、三菱化学社製)30質量部、カチオン系硬化剤(品名:SI−60L、三新化学工業社製)30質量部、及びシランカップリング剤(品名:A−187、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)1質量部で構成された接着剤中に、導電性粒子(品名:AUL704、積水化学工業社製)35質量部を分散させ、更に酢酸エチル及びトルエンを加えて、不揮発分50質量%の酢酸エチル−トルエン混合溶液(混合溶液2)を得た。
<混合溶液2の作製>
フェノキシ樹脂(品名:YP50、新日鉄住金化学社製)30質量部、エポキシ樹脂(品名:EP828、三菱化学社製)30質量部、カチオン系硬化剤(品名:SI−60L、三新化学工業社製)30質量部、及びシランカップリング剤(品名:A−187、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)1質量部で構成された接着剤中に、導電性粒子(品名:AUL704、積水化学工業社製)35質量部を分散させ、更に酢酸エチル及びトルエンを加えて、不揮発分50質量%の酢酸エチル−トルエン混合溶液(混合溶液2)を得た。
(製造例1−3)
<混合溶液3の作製>
エポキシ基含有アクリレート(品名:4HBAGE、日本化成社製)15質量部、2官能エポキシアクリレート(品名:3002A、共栄社化学社製)27質量部、フェノキシ樹脂(品名:YP50、新日鉄住金化学社製)27質量部、ブタジエン−アクリロニトリルゴム(品名:XER−91、JSR社製)18質量部、水酸基含有アクリルゴム(品名:SG−80H、長瀬ケムテックス社製)4質量部、有機過酸化物(品名:ナイパーBW、日油社製)6質量部、及び導電性粒子(品名:AUL704、積水化学工業社製)35質量部を均一に混合し、更に酢酸エチル及びトルエンを加えて、不揮発分50質量%の酢酸エチル−トルエン混合溶液を得た。
<混合溶液3の作製>
エポキシ基含有アクリレート(品名:4HBAGE、日本化成社製)15質量部、2官能エポキシアクリレート(品名:3002A、共栄社化学社製)27質量部、フェノキシ樹脂(品名:YP50、新日鉄住金化学社製)27質量部、ブタジエン−アクリロニトリルゴム(品名:XER−91、JSR社製)18質量部、水酸基含有アクリルゴム(品名:SG−80H、長瀬ケムテックス社製)4質量部、有機過酸化物(品名:ナイパーBW、日油社製)6質量部、及び導電性粒子(品名:AUL704、積水化学工業社製)35質量部を均一に混合し、更に酢酸エチル及びトルエンを加えて、不揮発分50質量%の酢酸エチル−トルエン混合溶液を得た。
(製造例1−4)
<混合溶液4の作製>
フェノキシ樹脂(品名:PKHH、フェノキシアソシエーツ社製)30質量部、ナフタレン型エポキシ樹脂(品名:HP4032D、DIC社製)30質量部、イミダゾール硬化剤(品名:ノバキュア3941HP、旭化成イーマテリアルズ社製)30質量部、及びシランカップリング剤(品名:A−187、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)1質量部を混合し、更に酢酸エチル及びトルエンを加えて、不揮発分50質量%の酢酸エチル−トルエン混合溶液(混合溶液4)を得た。
<混合溶液4の作製>
フェノキシ樹脂(品名:PKHH、フェノキシアソシエーツ社製)30質量部、ナフタレン型エポキシ樹脂(品名:HP4032D、DIC社製)30質量部、イミダゾール硬化剤(品名:ノバキュア3941HP、旭化成イーマテリアルズ社製)30質量部、及びシランカップリング剤(品名:A−187、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)1質量部を混合し、更に酢酸エチル及びトルエンを加えて、不揮発分50質量%の酢酸エチル−トルエン混合溶液(混合溶液4)を得た。
(実施例1)
<剥離フィルムの製造>
離型処理がされたPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム(幅250mm、平均厚み38μm)に、回転刃を用いて貫通孔を形成し、剥離フィルムを得た。形成された貫通孔は、図1に示すような長方形(開口幅0.3mm、開口長さ30mm)であり、長方形の長手方向がPETフィルムの長手方向と同方向である。貫通孔は、PETフィルムの幅方向に等間隔で100本形成した。剥離フィルムの長手方向における貫通孔の間隔は、10mmとした。また、剥離フィルムにおける貫通孔の面積の割合は、12%であった。
<剥離フィルムの製造>
離型処理がされたPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム(幅250mm、平均厚み38μm)に、回転刃を用いて貫通孔を形成し、剥離フィルムを得た。形成された貫通孔は、図1に示すような長方形(開口幅0.3mm、開口長さ30mm)であり、長方形の長手方向がPETフィルムの長手方向と同方向である。貫通孔は、PETフィルムの幅方向に等間隔で100本形成した。剥離フィルムの長手方向における貫通孔の間隔は、10mmとした。また、剥離フィルムにおける貫通孔の面積の割合は、12%であった。
<回路接続材料の製造>
上記で作製した剥離フィルム上に、製造例1−1で作製した混合溶液1を塗布し、80℃のオーブンで5分間乾燥して、平均厚み20μmの異方性導電層を作製し、回路接続材料を得た。
上記で作製した剥離フィルム上に、製造例1−1で作製した混合溶液1を塗布し、80℃のオーブンで5分間乾燥して、平均厚み20μmの異方性導電層を作製し、回路接続材料を得た。
<接合体の製造>
以下の方法により、Flex−on−Board(フレックスオンボード、FOB)実装を行った。
第1の回路部材として、プリント配線基板(FR4グレード、パナソニック(株):銅配線ピッチ200μm、配線高さ35μm)を用いた。
第2の回路部材として、ポリイミドフレキシブル基板(ポリイミド厚38μm、銅配線ピッチ200μm、配線高さ8μm)を用いた。
以下の方法により、Flex−on−Board(フレックスオンボード、FOB)実装を行った。
第1の回路部材として、プリント配線基板(FR4グレード、パナソニック(株):銅配線ピッチ200μm、配線高さ35μm)を用いた。
第2の回路部材として、ポリイミドフレキシブル基板(ポリイミド厚38μm、銅配線ピッチ200μm、配線高さ8μm)を用いた。
前記第1の回路部材の端子上に、回路接続材料を貼付け、剥離フィルムを異方性導電層から剥離して、異方性導電層を仮貼りした。その仮貼りした異方性導電層上に、前記第2の回路部材を、その端子が前記第1の回路部材の端子と対向するように配置し、前記第2の回路部材側から、200℃、4MPa、5secという条件でボンディングツールを用いて本圧着して異方性導電接続することにより、接合体を得た。
<評価>
以下の評価に供した。結果を表1−1に示した。
以下の評価に供した。結果を表1−1に示した。
<<接続信頼性(導通抵抗)>>
各接合体を引張試験機(RTC1225A、AMD社製)に適用して、硬化した異方性導電層の接着強度を測定した。測定は、常温において50mm/sec速度でポリイミドフレキシブル基板を90度方向に引き上げて行った。
各接合体を引張試験機(RTC1225A、AMD社製)に適用して、硬化した異方性導電層の接着強度を測定した。測定は、常温において50mm/sec速度でポリイミドフレキシブル基板を90度方向に引き上げて行った。
(実施例2〜3)
実施例1において、貫通孔の開口幅を表1−1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−1に示した。
実施例1において、貫通孔の開口幅を表1−1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−1に示した。
(比較例1)
実施例1において、剥離フィルムに貫通孔を形成しなかった以外は、実施例1と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−1に示した。
実施例1において、剥離フィルムに貫通孔を形成しなかった以外は、実施例1と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−1に示した。
(実施例4)
実施例1において、剥離フィルムの平均厚みを50μmに変更した以外は、実施例1と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−2に示した。
実施例1において、剥離フィルムの平均厚みを50μmに変更した以外は、実施例1と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−2に示した。
(実施例5〜6)
実施例4において、貫通孔の開口幅を表1−2に示すように変更した以外は、実施例4と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1同様の評価に供した。結果を表1−2に示した。
実施例4において、貫通孔の開口幅を表1−2に示すように変更した以外は、実施例4と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1同様の評価に供した。結果を表1−2に示した。
(比較例2)
実施例4において、剥離フィルムに貫通孔を形成しなかった以外は、実施例4と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−2に示した。
実施例4において、剥離フィルムに貫通孔を形成しなかった以外は、実施例4と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−2に示した。
(実施例7〜10)
実施例1において、剥離フィルムの幅方向における貫通孔の本数を表1−3に示す本数に変えた以外は、実施例1と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−3に示した。
実施例1において、剥離フィルムの幅方向における貫通孔の本数を表1−3に示す本数に変えた以外は、実施例1と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−3に示した。
(実施例11〜14)
実施例4において、剥離フィルムの幅方向における貫通孔の本数を表1−4に示す本数に変えた以外は、実施例4と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−4に示した。
実施例4において、剥離フィルムの幅方向における貫通孔の本数を表1−4に示す本数に変えた以外は、実施例4と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−4に示した。
(実施例15)
<カチオン硬化系回路接続材料の製造>
実施例1で作製した剥離フィルム上に、製造例1−2で作製した混合溶液2を塗布し、80℃のオーブンで5分間乾燥して、平均厚み20μmの異方性導電層を作製し、回路接続材料を得た。
<カチオン硬化系回路接続材料の製造>
実施例1で作製した剥離フィルム上に、製造例1−2で作製した混合溶液2を塗布し、80℃のオーブンで5分間乾燥して、平均厚み20μmの異方性導電層を作製し、回路接続材料を得た。
<接合体の製造>
以下の方法により、Flex−on−Board(フレックスオンボード、FOB)実装を行った。
第1の回路部材及び第2の回路部材は、実施例1において用いた第1の回路部材及び第2の回路部材を用いた。
以下の方法により、Flex−on−Board(フレックスオンボード、FOB)実装を行った。
第1の回路部材及び第2の回路部材は、実施例1において用いた第1の回路部材及び第2の回路部材を用いた。
前記第1の回路部材の端子上に、回路接続材料を貼付け、剥離フィルムを異方性導電層から剥離して、異方性導電層を仮貼りした。その仮貼りした異方性導電層上に、前記第2の回路部材を、その端子が前記第1の回路部材の端子と対向するように配置し、前記第2の回路部材側から、200℃、4MPa、5secという条件でボンディングツールを用いて本圧着して異方性導電接続することにより、接合体を得た。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−5に示した。
(比較例3)
実施例15において、剥離フィルムに貫通孔を形成しなかった以外は、実施例15と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−5に示した。
実施例15において、剥離フィルムに貫通孔を形成しなかった以外は、実施例15と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−5に示した。
(実施例16)
<ラジカル硬化系回路接続材料の製造>
実施例1で作製した剥離フィルム上に、製造例1−3で作製した混合溶液3を塗布し、80℃のオーブンで5分間乾燥して、平均厚み20μmの異方性導電層を作製し、回路接続材料を得た。
<ラジカル硬化系回路接続材料の製造>
実施例1で作製した剥離フィルム上に、製造例1−3で作製した混合溶液3を塗布し、80℃のオーブンで5分間乾燥して、平均厚み20μmの異方性導電層を作製し、回路接続材料を得た。
<接合体の製造>
以下の方法により、Flex−on−Board(フレックスオンボード、FOB)実装を行った。
第1の回路部材及び第2の回路部材は、実施例1において用いた第1の回路部材及び第2の回路部材を用いた。
以下の方法により、Flex−on−Board(フレックスオンボード、FOB)実装を行った。
第1の回路部材及び第2の回路部材は、実施例1において用いた第1の回路部材及び第2の回路部材を用いた。
前記第1の回路部材の端子上に、回路接続材料を貼付け、剥離フィルムを異方性導電層から剥離して、異方性導電層を仮貼りした。その仮貼りした異方性導電層上に、前記第2の回路部材を、その端子が前記第1の回路部材の端子と対向するように配置し、前記第2の回路部材側から、200℃、4MPa、5secという条件でボンディングツールを用いて本圧着して異方性導電接続することにより、接合体を得た。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−6に示した。
(比較例4)
実施例16において、剥離フィルムに貫通孔を形成しなかった以外は、実施例16と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−6に示した。
実施例16において、剥離フィルムに貫通孔を形成しなかった以外は、実施例16と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−6に示した。
(実施例17)
<異方性導電層が2層構造の回路接続材料の製造>
実施例1で作製した剥離フィルム(第1の剥離フィルム)上に、製造例1−1で作製した混合溶液1を塗布し、80℃のオーブンで5分間乾燥して、平均厚み10μmの導電性粒子含有層を作製した。
実施例1で作製した剥離フィルム(第2の剥離フィルム)上に、製造例1−4で作製した混合溶液4を塗布し、80℃のオーブンで5分間乾燥して、平均厚み10μmの絶縁性樹脂層を作製した。
作製した導電性粒子含有層と絶縁性樹脂層とを貼りあわせ、回路接続材料を得た。
<異方性導電層が2層構造の回路接続材料の製造>
実施例1で作製した剥離フィルム(第1の剥離フィルム)上に、製造例1−1で作製した混合溶液1を塗布し、80℃のオーブンで5分間乾燥して、平均厚み10μmの導電性粒子含有層を作製した。
実施例1で作製した剥離フィルム(第2の剥離フィルム)上に、製造例1−4で作製した混合溶液4を塗布し、80℃のオーブンで5分間乾燥して、平均厚み10μmの絶縁性樹脂層を作製した。
作製した導電性粒子含有層と絶縁性樹脂層とを貼りあわせ、回路接続材料を得た。
<接合体の製造>
以下の方法により、Flex−on−Board(フレックスオンボード、FOB)実装を行った。
第1の回路部材及び第2の回路部材は、実施例1において用いた第1の回路部材及び第2の回路部材を用いた。
以下の方法により、Flex−on−Board(フレックスオンボード、FOB)実装を行った。
第1の回路部材及び第2の回路部材は、実施例1において用いた第1の回路部材及び第2の回路部材を用いた。
前記第1の回路部材の端子上に、導電性粒子含有層側の第1の剥離フィルムを剥がした回路接続材料を、前記第1の回路部材の端子に前記導電性粒子含有層が接するように貼付け、第2の剥離フィルムを絶縁性樹脂層から剥離して、2層構造の異方性導電層を仮貼りした。その仮貼りした異方性導電層上に、前記第2の回路部材を、その端子が前記第1の回路部材の端子と対向するように配置し、前記第2の回路部材側から、200℃、4MPa、5secという条件でボンディングツールを用いて本圧着して異方性導電接続することにより、接合体を得た。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−7に示した。
(比較例5)
実施例17において、第1の剥離フィルム及び第2の剥離フィルムに貫通孔を形成しなかった以外は、実施例17と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−7に示した。
実施例17において、第1の剥離フィルム及び第2の剥離フィルムに貫通孔を形成しなかった以外は、実施例17と同様にして、回路接続材料、及び接合体を製造した。
得られた接合体について、実施例1と同様の評価に供した。結果を表1−7に示した。
以上の実施例、及び比較例より、剥離フィルムに貫通孔を設けることにより、回路接続材料を用いた回路部材の異方性導電接続において、剥離フィルムに貫通孔を設けない場合と比べて、接着強度が向上することが確認できた。
また、異方性導電層の硬化系、及び材料を変えても、接着強度の向上が生じることが確認できた。
また、異方性導電層の硬化系、及び材料を変えても、接着強度の向上が生じることが確認できた。
1 剥離フィルム
1A 貫通孔
1A 貫通孔
Claims (7)
- 剥離フィルムと、前記剥離フィルム上に積層され導電性粒子を含有する異方性導電層とを有し、
前記剥離フィルムが、厚み方向に複数の貫通孔を有することを特徴とする回路接続材料。 - 前記複数の貫通孔の平面視の形状が、長方形であり、
前記長方形における長手方向が、前記剥離フィルムの長手方向と同方向である請求項1に記載の回路接続材料。 - 前記複数の貫通孔の短手方向の幅が、0.3mm〜0.6mmである請求項2に記載の回路接続材料。
- 厚み方向に複数の貫通孔を有する剥離フィルム上に、導電性粒子を含有する異方性導電層形成用組成物を塗布して、異方性導電層を形成する工程を含むことを特徴とする回路接続材料の製造方法。
- 前記複数の貫通孔の平面視の形状が、長方形であり、
前記長方形における長手方向が、前記剥離フィルムの長手方向と同方向である請求項4に記載の回路接続材料の製造方法。 - 前記複数の貫通孔の短手方向の幅が、0.3mm〜0.6mmである請求項5に記載の回路接続材料の製造方法。
- 第1の回路部材の端子と、第2の回路部材の端子とを接続させる接合体の製造方法であって、
前記第1の回路部材の前記端子上に、請求項1から3のいずれかに記載の回路接続材料の異方性導電層、及び請求項4から6のいずれかに記載の回路接続材料の製造方法により製造された回路接続材料の異方性導電層のいずれかを配置する第1の配置工程と、
前記異方性導電層上に、前記第2の回路部材を配置する第2の配置工程と、
前記第1の回路部材及び前記第2の回路部材のいずれかを加熱押圧部材により加熱及び押圧する加熱押圧工程とを含む、
ことを特徴とする接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015061655A JP2016181442A (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | 回路接続材料、及びその製造方法、並びに接合体の製造方法 |
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JP2015061655A JP2016181442A (ja) | 2015-03-24 | 2015-03-24 | 回路接続材料、及びその製造方法、並びに接合体の製造方法 |
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ID=57131854
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Country | Link |
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JP (1) | JP2016181442A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018147163A1 (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-16 | デクセリアルズ株式会社 | 接続構造体、異方性接着材料、および接続構造体の製造方法 |
-
2015
- 2015-03-24 JP JP2015061655A patent/JP2016181442A/ja active Pending
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WO2018147163A1 (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-16 | デクセリアルズ株式会社 | 接続構造体、異方性接着材料、および接続構造体の製造方法 |
JP2018133562A (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-23 | デクセリアルズ株式会社 | 接続構造体、異方性接着材料、および接続構造体の製造方法 |
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