JP2015135748A - 異方性導電フィルム、接続構造体、接続構造体の製造方法、及び接続構造体の製造装置 - Google Patents

異方性導電フィルム、接続構造体、接続構造体の製造方法、及び接続構造体の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】接着成分の幅方向への染みだしを抑制することによって、ブロッキング等を低減して効率的な仮圧着を実現させる。
【解決手段】長尺状に形成された異方性導電フィルム10であって、バインダ樹脂12と、バインダ樹脂に分散された導電性粒子13とを有する導電性接着剤層11と、一方の表面に形成された導電性接着剤層を支持する支持体14とを備え、支持体は、所定の範囲内のゴム硬度を有する応力緩衝材から形成される。支持体を構成する応力緩衝材のゴム硬度は、50〜70度の範囲内であることが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、異方性導電フィルム、接続構造体、接続構造体の製造方法、及び接続構造体の製造装置に関する。
相対する多数の電極を有する被接続部材を接続するための接続材料として、異方性導電フィルム(ACF:anisotropic conductive film )が使用される。ACFは、プリント配線基板、LCD用ガラス基板、フレキシブルプリント基板等の基板や、IC、LSI等の半導体素子やパッケージ等の電子部品を接続する際、相対する電極同士の導通状態を保ちながら、隣接する電極同士の絶縁を保つように電気的接続と機械的固着との両立が可能な接続材料として使用される。すなわち、ACFは、面方向の絶縁性を保持しながら、厚み方向に導通性を持つことによって、対向回路間の導通性、隣接回路間の絶縁性を必要とするICや基板間の接着に使用される。ACFは、熱硬化性樹脂を含有する接着剤成分と、必要に応じて配合される導電性粒子とを含み、PET( Polyethylene terephthalate )フィルム等からなるセパレータである支持体の上にフィルム状に形成される。長尺化されたACFは、通常、芯材に同一円心状に巻き付けたリール形状の細幅長尺テープのリール体として製品化される。
ところで、リール形状にした細幅長尺テープにおいて、モノマー等の低粘度成分を含むACFを仮圧着時等に使用した場合に、長尺テープの幅方向端部から低粘度成分が支持体の外部に染み出すことがある。これにより、長尺テープを保持するリール側板に接着成分が付着・結合し、ACFの施工時にブロッキングを引き起こす原因となっていた。当該接着成分の幅方向への染みだしを抑制してブロッキングを低減させるために、PET等の支持体をACFよりも幅広い構成とした異方性導電フィルム巻重体(リール体)が特許文献1に開示されている。また、基板や電子部品を接続する際に、ブロッキング等を低減して効率的にACFの仮圧着や本圧着をするために、予め巻かれたシート状の離型フィルムを仮圧着又は本圧着時に連動して供給する異方性導電フィルム圧着装置が特許文献2に開示されている。
特開2010−257983号公報 特開平7−230873号公報
基板や電子部品を接続して接続構造体を製造する過程において、圧着装置に備わる加熱・加圧可能な圧着部を用いてACFを基板等に仮圧着する際に、圧着部による物理的衝撃を緩和させるために、当該圧着部とACFとの間にシリコンラバー等の緩衝材を介在させる必要がある。また、ACFを基板等に仮圧着する際に、剥離して外されたPET等のセパレータが廃棄物として残ることも課題として挙げられる。さらに、ACFを使用して仮圧着する際に、ACFをリール状に巻いて形成されるリール体から当該ACFを巻き出す時に、ACFが長尺化した場合では、特に芯材の周辺部において強い応力がかかるので、当該部位での接着成分のはみ出しと、それに伴うブロッキングの発生が懸念される。
特許文献1のACFでは、ACFの幅方向端部からの染み出しを防いでブロッキングの低減が図れる。また、特許文献2の圧着装置では、ブロッキング等を低減して効率的なACFの仮圧着や本圧着が可能となる。しかしながら、何れも仮圧着時に緩衝材を必要とする点と仮圧着後に廃棄物となるセパレータの処理に関して課題が残る。すなわち、ACFを仮圧着する際に、余分に緩衝材等を使用することなく、接着成分の幅方向への染みだしを抑制することによって、ブロッキング等を低減して効率的なACFの仮圧着が行われることが望まれる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ブロッキング等を低減して効率的な仮圧着が可能な、新規かつ改良された異方性導電フィルム、接続構造体、接続構造体の製造方法、及び接続構造体の製造装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、長尺状に形成された異方性導電フィルムであって、バインダ樹脂と、前記バインダ樹脂に分散された導電性粒子とを有する導電性接着剤層と、一方の表面に形成された前記導電性接着剤層を支持する支持体とを備え、前記支持体は、所定の範囲内のゴム硬度を有する応力緩衝材から形成される。
本発明の一態様によれば、支持体を外部からの衝撃力等に対する応力を緩衝可能な応力緩衝材で形成することによって、シリコンラバー等の緩衝材を介在させることなく仮圧着が可能になる。また、異方性導電フィルムの巻き取りや巻出し時における接着成分の幅方向への染みだしを抑制して、ブロッキングが低減できる。
このとき、本発明の一態様では、前記応力緩衝材の前記ゴム硬度は、50〜70度の範囲内であることとしてもよい。
このような範囲内のゴム硬度の支持体を使用することによって、仮圧着時における物理的衝撃の緩和と、異方性導電フィルムの巻き取りや巻出し時における接着成分の幅方向への染みだし及びブロッキングの抑制との両立が可能となる。
また、本発明の一態様では、前記応力緩衝材は、少なくともシリコンゴム、架橋ゴム、ポリテトラフルオロエチレンの何れかを含むこととしてもよい。
このようにすれば、仮圧着時における物理的衝撃の緩和と、異方性導電フィルムの巻き取りや巻出し時における接着成分の幅方向への染みだし及びブロッキングの抑制との両立が可能となる。
また、本発明の一態様では、前記導電性接着剤層及び前記支持体からなる積層体は、リール状に巻回されていることとしてもよい。
このようにリール状に巻回された異方性導電フィルムに適用することによって、特に、異方性導電フィルムの巻き取りや巻出し時における接着成分の幅方向への染みだしとブロッキングの抑制が可能となる。
また、本発明の他の態様は、接続構造体であって、一の接続対象部材と他の接続対象部材との接続に前述した何れかの異方性導電フィルムを用いる。
本発明の他の態様によれば、異方性導電フィルムの仮圧着時にシリコンラバー等の緩衝材を介在させる必要がなくなるので、より効率的に製造される接続構造体とすることができる。
また、本発明の他の態様は、一の接続対象部材と他の接続対象部材とを異方性導電フィルムを介して接続させることによって形成する接続構造体の製造方法であって、前記一の接続対象部材の所定の部位に前述した何れかの異方導電性フィルムを用いて仮圧着する仮圧着工程と、前記仮圧着工程で前記一の接続対象部材の上に仮圧着された前記異方性導電フィルムの上に他の接続対象部材を本圧着させる本圧着工程と、を含む。
本発明の他の態様によれば、仮圧着工程でシリコンラバー等の緩衝材を介在させる必要がなくなるので、より効率的に仮圧着を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、一の接続対象部材と他の接続対象部材とを異方性導電フィルムを介して接続させて接続構造体を製造する接続構造体の製造装置であって、前記一の接続対象部材が載置される載置台と、前記載置台に載置された前記一の接続対象部材の所定の部位に向けて前述した何れかの異方導電性フィルムを誘導する誘導部と、前記一の接続対象部材の前記所定の部位に誘導された前記異方導電性フィルムを前記一の接続対象部材に向けて加圧及び加熱をする圧着部と、を備える。
本発明の他の態様によれば、異方性導電フィルムの仮圧着時にシリコンラバー等の緩衝材を介在させる必要がなくなるので、より効率的に仮圧着を行うことができる。
以上説明したように本発明によれば、支持体が外部からの衝撃力等に対する応力を緩衝可能な応力緩衝材で形成されるので、シリコンラバー等の緩衝材を介在させることなく仮圧着が可能になる。また、異方性導電フィルムの巻き取りや巻出し時における接着成分の幅方向への染みだしを抑制して、ブロッキングが低減できる。
本発明の一実施形態に係る異方性導電フィルムをリール状に巻回してなるリール体の一例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る異方性導電フィルムの一例を示す構成図である。 本発明の一実施形態に係る接続構造体の一例を示す構成図である。 (A)は、従来の接続構造体の製造方法における仮圧着工程の一例を示す動作説明図であり、(B)は、本発明の一実施形態に係る接続構造体の製造方法における仮圧着工程の一例を示す動作説明図である。 (A)乃至(C)は、本発明の一実施形態に係る接続構造体の製造方法における仮圧着工程の一例の詳細を示す動作説明図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態に係る異方性導電フィルムの構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る異方性導電フィルムをリール状に巻回してなるリール体の一例を示す斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態に係る異方性導電フィルムの一例を示す構成図である。
本実施形態の異方性導電フィルム10は、図1に示すように、プラスチック等からなるリール巻取部2に巻回可能な長尺状に形成されている。異方性導電フィルム10は、導電性接着剤層11がセパレータとなる支持体14の上に形成された積層体であり、リール巻取部2に巻回される際に、支持体14が外周となるように巻き取られ、リール体1として提供される。
異方性導電フィルム10の幅方向、すなわちリール巻取部2の両端には、プラスチック等からなるフランジ3a、3bが設けられている。リール体1における長尺テープ形状の異方性導電フィルム10の長さは、例えば50m〜300m程度となる。異方性導電フィルム10の厚みは、接続構造体の様式、電気的特性及び機械的特性による接続信頼性、異方性導電フィルム10の製造容易性等の観点から、10μm〜50μm程度が好ましい。
異方性導電フィルム10は、図2に示すように、接着剤成分を含むバインダ樹脂12と当該バインダ樹脂12に分散された導電性粒子13とを有する導電性接着剤層11と、一方の表面14aに形成された導電性接着剤層11を支持する支持体14とを備える。すなわち、異方性導電フィルム10は、接着剤成分を含むバインダ樹脂12に導電性粒子13が分散された導電性接着剤層11がセパレータとなる支持体14上に積層された積層体である。異方性導電フィルム10は、導電性接着剤層11の支持体14が積層された面と反対の面側にも支持体14を設ける構成としてもよいが、裁断性の観点から、片面のみに支持体14を設けることが好ましい。
異方性導電フィルム10は、例えば、膜形成樹脂、熱硬化性樹脂、潜在性硬化剤、シランカップリング剤等を含有する通常のバインダ樹脂12に導電性粒子13が分散された導電性接着剤層11を支持体14上に塗布することによって、支持体14上に形成される。
バインダ樹脂12に含有される膜形成樹脂としては、平均分子量が10000〜80000程度の樹脂が好ましい。膜形成樹脂としては、エポキシ樹脂、変形エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、フェノキシ樹脂等の各種の樹脂が挙げられる。中でも、膜形成状態、接続信頼性等の観点からフェノキシ樹脂が特に好ましい。
熱硬化性樹脂としては、常温で流動性を有していれば特に限定されず、例えば、市販のエポキシ樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。
エポキシ樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、ナフトール型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂等が挙げられる。これらは、1種単独でも、2種以上の組み合わせであってもよい。
アクリル樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じてアクリル化合物、液状アクリレート等を適宜選択することができる。例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、イソブチルアクリレート、エポキシアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジメチロールトリシクロデカンジアクリレート、テトラメチレングリコールテトラアクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジアクリロキシプロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシメトキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシエトキシ)フェニル]プロパン、ジシクロペンテニルアクリレート、トリシクロデカニルアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート等を挙げることができる。なお、アクリレートをメタクリレートにしたものを用いることもできる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
潜在性硬化剤としては、特に限定されないが、例えば、加熱硬化型、UV硬化型等の各種硬化剤が挙げられる。潜在性硬化剤は、通常では反応せず、熱、光、加圧等の用途に応じて選択される各種のトリガにより活性化し、反応を開始する。熱活性型潜在性硬化剤の活性化方法には、加熱による解離反応などで活性種(カチオンやアニオン)を生成する方法、室温付近ではエポキシ樹脂中に安定に分散しており高温でエポキシ樹脂と相溶・溶解し、硬化反応を開始する方法、モレキュラーシーブ封入タイプの硬化剤を高温で溶出して硬化反応を開始する方法、マイクロカプセルによる溶出・硬化方法等が存在する。熱活性型潜在性硬化剤としては、イミダゾール系、ヒドラジド系、三フッ化ホウ素−アミン錯体、スルホニウム塩、アミンイミド、ポリアミン塩、ジシアンジアミド等や、これらの変性物があり、これらは単独でも、2種以上の混合体であってもよい。中でも、マイクロカプセル型イミダゾール系潜在性硬化剤が好適である。
シランカップリング剤としては、特に限定されないが、例えば、エポキシ系、アミノ系、メルカプト・スルフィド系、ウレイド系等を挙げることができる。シランカップリング剤を添加することにより、有機材料と無機材料との界面における接着性が向上される。
導電性粒子13としては、異方性導電フィルム10において使用されている公知の何れの導電性粒子を挙げることができる。導電性粒子13としては、例えば、ニッケル、鉄、銅、アルミニウム、錫、鉛、クロム、コバルト、銀、金等の各種金属や金属合金の粒子、金属酸化物、カーボン、グラファイト、ガラス、セラミック、プラスチック等の粒子の表面に金属をコートしたもの、或いは、これらの粒子の表面に更に絶縁薄膜をコートしたもの等が挙げられる。樹脂粒子の表面に金属をコートしたものである場合、樹脂粒子としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、アクリロニトリル・スチレン(AS)樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ジビニルベンゼン系樹脂、スチレン系樹脂等の粒子を挙げることができる。
支持体14は、異方性導電フィルム10の形状を維持するための基材となり、リール巻取部2に巻回される異方性導電フィルム10の導電性接着剤層11が互いに接着しないようにするセパレータとして機能する。本実施形態では、支持体14は、所定の範囲内のゴム硬度を有する応力緩衝材から形成されることを特徴とする。本明細書中における「応力緩衝材」とは、外部からの衝撃力等に対する応力を緩衝可能な弾性や塑性等の性質を有する材質をいう。
本発明者は、前述した本発明の目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、セパレータとなる支持体14として、コム硬度が50〜70度の範囲内にある応力緩衝材を使用することが好ましいことを見出した。すなわち、当該範囲内のゴム硬度の応力緩衝材を支持体14に使用することによって、仮圧着時におけるヒートツール等による物理的衝撃の緩和と、異方性導電フィルム10の巻き取りや巻出し時における接着成分の幅方向への染みだしやブロッキングの抑制との両立が図れることを見出した。なお、本明細書中における「ゴム硬度」とは、ISO7619やJIS_K_6253の規格に基づいたデュロメータを計測器に用いて測定した弾性剤や緩衝材の硬度をいう。
支持体14を形成する応力緩衝材として、具体的には、シリコンゴム、天然ゴムが混入された架橋ゴム等の弾性部材や、ポリテトラフルオロエチレンすなわちテフロン(登録商標)が使用される。換言すると、支持体14は、応力緩衝材として少なくともシリコンゴム、架橋ゴム、ポリテトラフルオロエチレンの何れかを含む構成となっている。シリコンゴムや架橋ゴム等の弾性部材は、これら弾性部材に備わる弾性やクッション作用によって、衝撃力を吸収して、その応力を緩衝する。一方、テフロンは、外部からの衝撃力等を受けた際における塑性変形によって、当該衝撃力を吸収して、その応力を緩衝する。
このように本実施形態では、セパレータとなる支持体14として、従来使用していたPET等よりも弾性、柔軟性を有し、かつ、仮圧着時におけるヒートツールによる150〜200度程度の熱に対する耐熱性を有する材質である応力緩衝材から形成したものを使用している。このため、製造時における巻き取りや使用時における巻出しの際に、支持体14が外部からの衝撃力等に対する応力を緩衝するので、リール巻取部2に近い部分での接着剤成分の「はみ出し」や「ブロッキング」を抑制できる。また、支持体14が弾性を有する応力緩衝材で形成されるので、異方性導電フィルム10の使用時にスリットを入れる際に、支持体14そのものが切れずに、異方性導電フィルム10の導電性接着剤層11のみをカットし易くなる。
さらに、本実施形態では、このような応力緩衝材から形成した支持体14の上に導電性接着剤層11が積層されて異方性導電フィルム10が形成される。このため、各種基板や電子部品等への仮圧着時にシリコンラバー(シリコンゴム)等の緩衝材を介さずに、直接、ヒートツール等の圧着部33(図4(B)参照)を支持体14に押し当てながら仮圧着することができる。
なお、上述した本実施形態の異方性導電フィルム10は、導電性接着剤層11と支持体14の2層構造の積層体の場合について説明しているが、異方性導電フィルム10は、この例に限定されるものではない。すなわち、異方性導電フィルム10の積層体において、導電性接着剤層11以外の接着フィルム、すなわち、本実施形態の異方性導電フィルム10は、積層体として導電性粒子12を含有しないNCF(Non Conductive Film)等の絶縁性接着フィルムを更に積層させた3層以上の構成としたものにも適用可能である。
次に、本発明の一実施形態に係る異方性導電フィルム10を用いて製造された接続構造体の構成について、図面を使用しながら説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る接続構造体の一例を示す構成図である。
本実施形態の接続構造体20は、一の接続対象部材となる第1の接続対象部材21と他の接続対象部材となる第2の接続対象部材22との接続に、前述した本実施形態の異方性導電フィルム10が用いられている。接続構造体20は、第1の接続対象部材21と、第2の接続対象部材22と、第1,第2の接続対象部材21、22を接続している接続部23とを備える。接続部23は、硬化物層であり、導電性粒子13を含む異方性導電フィルム10の導電性接着剤層11を硬化させることにより形成されている。
第1の接続対象部材21は、図3に示すように、上面21aに、複数の電極21bを有する。第2の接続対象部材22は、下面22aに、複数の電極22bを有する。本実施形態では、電極21bと電極22bとが、1つ又は複数の導電性粒子13により電気的に接続されている。接続構造体20では、第1の接続対象部材21としてガラス基板が用いられており、第2の接続対象部材22として半導体チップが用いられている。なお、第1及び第2の接続対象部材21、22は、図3に示す一例に限定されない。
第1の接続対象部材21及び第2の接続対象部材22としては、具体的には、半導体チップ、コンデンサ及びダイオード等の電子部品、並びにプリント基板、フレキシブルプリント基板、ガラス基板及びガラスエポキシ基板等の回路基板等が挙げられる。本実施形態に係る接続構造体20は、以下に説明する接続構造体の製造方法によって得られる。
次に、本実施形態の異方性導電フィルム10を用いた接続構造体20の製造方法について、図面を使用しながら説明する。図4(A)は、従来の接続構造体の製造方法における仮圧着工程の一例を示す動作説明図であり、図4(B)は、本発明の一実施形態に係る接続構造体の製造方法における仮圧着工程の一例を示す動作説明図である。
本実施形態では、第1の接続対象部材21と第2の接続対象部材22とを異方性導電フィルム10を介して接続させることによって接続構造体20が製造される。その製造過程において、第1の接続対象部材21の所定の部位に本実施形態の異方導電性フィルム10を用いて仮圧着する(仮圧着工程)。
従来では、加熱・加圧可能な圧着部133を用いて異方性導電フィルム110の導電性接着剤層111を基板等の第1の接続対象部材121に仮圧着する際に、図4(A)に示すように、圧着部133による物理的衝撃を緩和させるために、当該圧着部133とACF110の支持体114との間にシリコンラバー等の緩衝材120を介在させていた。
これに対して、本実施形態では、支持体14がシリコンゴム等の外部からの応力を緩和可能な応力緩衝材で形成されている。このため、圧着部33を用いて異方性導電フィルム10の導電性接着剤層11を第1の接続対象部材21に仮圧着する際に、図4(B)に示すように、緩衝材120(図4(A)参照)を介在させずに、圧着部33を直接に支持体14に押し当てて仮圧着することができる。
すなわち、支持体14がセパレータとしての機能と、仮圧着時における緩衝材120(図4(A)参照)としての機能を兼用する。このため、接続構造体20を製造する過程において、より効率的に仮圧着を行うことができる。なお、仮圧着工程が終了したら、第1の接続対象部材21の上に仮圧着された異方性導電フィルム10の導電性接着剤層11の上に第2の接続対象部材22を本圧着させる(本圧着工程)。
次に、本発明の一実施形態に係る接続構造体の製造装置を用いた製造方法の詳細について、図面を使用しながら説明する。図5(A)乃至(C)は、本発明の一実施形態に係る接続構造体の製造方法における仮圧着工程の一例の詳細を示す動作説明図である。
本実施形態の接続構造体20(図3参照)を製造する製造装置30は、図5(A)乃至(C)に示すように、載置台31と、誘導部32と、圧着部33とを備える。載置台31は、第1の接続対象部材21が載置される。誘導部32は、鉛直方向に昇降可能な例えば誘導ローラであり、載置台31に載置された第1の接続対象部材31の所定の部位に向けて異方導電性フィルム10を誘導する手段として機能する。圧着部33は、鉛直方向に昇降可能な加熱・加圧手段であり、接続対象部材21の所定の部位に誘導された異方導電性フィルム10を当該第1の接続対象部材21に向けて加圧及び加熱をするヒートツール等が使用される。
本実施形態では、かかる製造装置30を用いて、まず、図5(A)に示すように、載置台31に載置された第1の接続対象部材21の所定の部位に向けて、本実施形態の異方導電性フィルム10を誘導する。そして、圧着部33を第1の接続対象部材21に誘導された異方性導電フィルム10に向けて降下させて、異方性導電フィルム10を加圧・加熱する。このとき、本実施形態では、支持体14がシリコンゴム等の応力緩衝材で形成されているので、異方性導電フィルム10を仮圧着させる際に、従来のように圧着部33と異方性導電フィルム10との間にシリコンゴム等の緩衝材120(図4(A)参照)を介在させる必要がなくなる。
次に、図5(B)に示すように、圧着部33を上昇させてから、図5(C)に示すように、異方性導電フィルム10を誘導部32と共に上昇させる。このようにすると、異方性導電フィルム10の支持体14にかかる張力によって、異方性導電フィルム10の導電性接着剤層11が当該導電性接着剤層11に設けられたスリット部11aで切断される。そして、異方性導電フィルム10の導電性接着剤層11のうち、圧着部33で加圧・加熱された部分11bが第1の接続対象部材21に仮圧着される。このようにして、本実施形態では、異方性導電フィルム10の仮圧着時にシリコンラバー等の緩衝材120(図4(A)参照)を介在させずに、異方性導電フィルム10を仮圧着することができる。
以上説明したように、本実施形態では、異方性導電フィルム10の支持体14として、所定の範囲内のゴム硬度を有する応力緩衝材で形成したものを使用する。このため、仮圧着の際に当該応力緩衝材による緩衝効果を利用することによって、緩衝材120(図4(A)参照)を新たに準備する必要がなくなる。従って、仮圧着工程における作業の効率化と低コスト化が図れるようになる。
また、支持体14がある程度の弾性を有するので、仮圧着する際に圧着部33を押し当ててから支持体14を引っ張ると、その張力によって仮圧着した異方性導電フィルム10の導電性接着剤層11から支持体14を剥離し易くなる。このため、仮圧着工程における作業効率が向上する。
さらに、支持体4を従来のようなPET基材等でなく、仮圧着時に使用する緩衝材と略同一の性質を有する材質で形成したので、仮圧着時に圧着部33との間に設ける緩衝材120(図4(A)参照)として兼用でき、かつ、仮圧着後の支持体14を捨てる必要がなくなったので、廃棄物を減らすことも可能となった。また、本実施形態の支持体14を使用することによって、異方性導電フィルム10をリール状にして使用する際に、異方性導電フィルム10が長尺化しても、製造時における巻き取りや使用時における巻き出しをするときに、リール巻取部2の周辺部におけるACF10の接着剤成分のはみ出しを防げる。
次に、本発明の一実施形態に係る異方性導電フィルムの実施例について説明する。本実施例では、異方性導電フィルムの支持体の材質(基材材質)、厚さ(基材厚み)、及びゴム硬度を変えた複数の本発明の一実施形態に係る異方性導電フィルムのサンプル(実施例1〜4)を用意した。また、これらの実施例の比較対象として、支持体の材質やゴム硬度が本実施形態に係らない異方性導電フィルムのサンプル(比較例1〜3)を用意した。そして、それぞれの支持体を備える異方性導電フィルムの仮圧着時の緩衝材の必要有無、スリット性、及び接着剤成分のはみ出しについて検証した。なお、上記の各実施例及び比較例では、ゴム硬度の測定に「ISO7619」や「JIS_K_6253」の規格に準拠した「タイプA」のデュロメータを計測器に用いて測定した。
実施例1では、基材材質がシリコンゴム(シリコンラバー)、基材厚みが200μm、ゴム硬度が50度の支持体を用いた。
実施例2では、ゴム硬度が70度とした他は、実施例1と同条件とした。
実施例3では、基材材質がテフロン(登録商標)、基材厚みが50μm、ゴム硬度が60度の支持体を用いた。
実施例4では、基材厚みが150μmとした他は、実施例3と同条件とした。
比較例1では、基材材質がPET、基材厚みが50μm、ゴム硬度が80度の支持体を用いた。
比較例2では、基材材質がシリコンゴム(シリコンラバー)、基材厚みが200μm、ゴム硬度が30度の支持体を用いた。
比較例3では、基材材質がシリコンゴム(シリコンラバー)、基材厚みが200μm、ゴム硬度が80度の支持体を用いた。
前述した実施例1乃至4、及び比較例1乃至3における異方性導電フィルムの各検証結果をまとめたものを表1に示す。
Figure 2015135748
表1に示すように、実施例1乃至4の支持体を用いた異方性導電フィルムでは、仮圧着時に緩衝材が不要となることが分かった。すなわち、前述した本発明の一実施形態に係るACFの支持体が所定の範囲内のゴム硬度を有するシリコンゴムやテフロン(登録商標)等の応力緩衝材で形成されるので、仮圧着の際に、当該応力緩衝材のクッション効果を利用することにより、緩衝材を新たに準備する必要がなくなることが検証された。これは、シリコンゴムでは、その弾性による応力緩衝、テフロン(登録商標)では、その塑性変形による応力緩衝がそれぞれ働くことがその理由として考えられる。
また、実施例1乃至4の支持体を用いた異方性導電フィルムは、スリット性と接着剤成分のはみ出しに対しても有効であることが確認された。特に、異方性導電フィルムを長尺化した際に、リール体の製造時や使用時にリール巻取部の周辺部に過多な応力がかかっても、支持体が当該応力を緩衝可能な材質で形成されているので、異方性導電フィルムの接着剤成分に余分な応力がかからなくなる。このため、異方性導電フィルムの幅方向等における接着剤成分のはみ出しや、それに伴うブロッキングを低減できるようになる。
これに対して、比較例1では、支持体の基材材質として従来と同様のPETを使用しているので、ゴム硬度が80度と高くなり硬いので、仮圧着時に緩衝材が必要なことが確認された。また、異方性導電フィルムを長尺化した際における接着剤成分のはみ出し抑制効果がないことも確認された。
また、比較例2では、支持体の基材材質としてシリコンゴムを使用しているが、そのゴム硬度を30度と小さくしているので、異方性導電フィルムのスリット時に支持体が柔らかすぎて、効率よく異方性導電フィルムの導電性接着剤層を切断できなかった。このことから、支持体としてシリコンゴムを使用する場合には、良好なスリット性を確保するために、ある程度以上のゴム硬度とする必要があることが確認された。
一方、比較例3では、支持体の基材材質としてシリコンゴムを使用しているが、そのゴム硬度を80度と大きくしている。このため、異方性導電フィルムを使用時に支持体が硬すぎて、従来のPETと同様に異方性導電フィルムを長尺化した際における接着剤成分のはみ出し抑制効果がないことが検証された。このことから、支持体としてシリコンゴムを使用する場合には、ある程度以下のゴム硬度とする必要があることが確認された。
すなわち、実施例1、実施例2、比較例2、及び比較例3から、シリコンゴムで支持体を形成する場合には、そのゴム硬度は、所定の範囲内にする必要があることが確認された。そして、前述した本発明の目的を達成するためには、そのゴム硬度の範囲は、50〜70度であることが検証された。なお、シリコンゴムは、組成成分となる高分子の配合具合によって、そのゴム硬度が変わるので、本発明の一実施形態に係る異方性導電フィルムの支持体に適用する場合には、ゴム硬度が50〜70度となるように高分子の配合具合を調整する必要がある。また、シリコンゴムは、高分子重合体であり、また、弾性を確保する目的で使用されるので、その厚さは、薄くした場合でも200μm程度のものとなる。
なお、上記のように本発明の一実施形態及び各実施例について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本発明の範囲に含まれるものとする。
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、異方性導電フィルム、接続構造体、及び接続構造体の製造装置の構成、接続構造体の製造方法の動作も本発明の一実施形態及び各実施例で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
1 リール体、2 リール巻取部、3a、3b フランジ、10 異方性導電フィルム、11 導電性接着剤層、11a スリット部、12 バインダ樹脂、13 導電性粒子、14 支持体、14a (支持体の)表面、20 接続構造体、21 第1の接続対象部材、22 第2の接続対象部材、23 接続部、30 接続構造体の製造装置、31 載置台、32 誘導部、33 圧着部

Claims (7)

  1. 長尺状に形成された異方性導電フィルムであって、
    バインダ樹脂と、前記バインダ樹脂に分散された導電性粒子とを有する導電性接着剤層と、
    一方の表面に形成された前記導電性接着剤層を支持する支持体とを備え、
    前記支持体は、所定の範囲内のゴム硬度を有する応力緩衝材から形成される異方性導電フィルム。
  2. 前記応力緩衝材の前記ゴム硬度は、50〜70度の範囲内である請求項1に記載の異方性導電フィルム。
  3. 前記応力緩衝材は、少なくともシリコンゴム、架橋ゴム、ポリテトラフルオロエチレンの何れかを含む請求項1又は請求項2に記載の異方性導電フィルム。
  4. 前記導電性接着剤層及び前記支持体からなる積層体は、リール状に巻回されている請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の異方性導電フィルム。
  5. 一の接続対象部材と他の接続対象部材との接続に請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の異方性導電フィルムを用いた接続構造体。
  6. 一の接続対象部材と他の接続対象部材とを異方性導電フィルムを介して接続させることによって形成する接続構造体の製造方法であって、
    前記一の接続対象部材の所定の部位に請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の異方導電性フィルムを用いて仮圧着する仮圧着工程と、
    前記仮圧着工程で前記一の接続対象部材の上に仮圧着された前記異方性導電フィルムの上に他の接続対象部材を本圧着させる本圧着工程と、を含む接続構造体の製造方法。
  7. 一の接続対象部材と他の接続対象部材とを異方性導電フィルムを介して接続させて接続構造体を製造する接続構造体の製造装置であって、
    前記一の接続対象部材が載置される載置台と、
    前記載置台に載置された前記一の接続対象部材の所定の部位に向けて請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の異方導電性フィルムを誘導する誘導部と、
    前記一の接続対象部材の前記所定の部位に誘導された前記異方導電性フィルムを前記一の接続対象部材に向けて加圧及び加熱をする圧着部と、を備える接続構造体の製造装置。
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