JP2015198637A - 自脱型コンバイン - Google Patents

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Susumu Hirata
晋 平田
光雄 西野
Mitsuo Nishino
光雄 西野
鈴木 祥宏
Sachihiro Suzuki
祥宏 鈴木
雅志 高木
Masashi Takagi
雅志 高木
和明 永翁
Kazuaki Nagaosa
和明 永翁
賢治 猿渡
Kenji Saruwatari
賢治 猿渡
哲治 永田
Tetsuji Nagata
永田  哲治
賢多 村山
Kenta Murayama
賢多 村山
裕一 甲斐
Yuichi Kai
裕一 甲斐
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Abstract

【課題】レール機構をフィードチェーンと上下に対向する位置から上方側に簡単に退避させることができる自脱型コンバインが要望されている。【解決手段】レール係合具51が回転ローラ52と係合されることにより、レール機構30をフィードチェーン7と上下に対向する位置に位置保持する位置保持機構50と、入力プーリ25とレール係合具51とを連係可能に構成され、入力プーリ25とレール係合具51とを連係させることにより、入力プーリ25の回転動力を回転ローラ52との係合が解除される側への移動力として回転ローラ52に伝達するリンク機構70と、リンク機構70を、入力プーリ25とレール係合具51とを連係させる連係状態と回転入力体とレール係合部入力プーリ25とレール係合具51とを連係させない非連係状態とに切り替える切替機構80と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、前後向きの回転軸心周りで回転可能な扱胴を有する脱穀装置と、脱穀装置に刈取穀稈を挟持搬送するフィードチェーンと、脱穀装置側に支持され、フィードチェーンと上下に対向する位置でフィードチェーンと刈取穀稈を挟持するレール機構と、を備える自脱型コンバインに関する。
上記のような自脱型コンバインとして、例えば、特許文献1に記載の自脱型コンバインが既に知られている。このコンバインは、前後向きの回転軸心(前後軸芯)周りで回転可能な扱胴を有する脱穀装置と、脱穀装置に刈取穀稈を挟持搬送するフィードチェーン(脱穀フィードチェーン)と、脱穀装置側に支持され、フィードチェーンと上下に対向する位置でフィードチェーンと刈取穀稈を挟持するレール機構(脱穀挟持レール)と、を備えている。
上記コンバインでは、扱胴を支持した扱室の上部を構成する上部ケースが、扱室の下部を構成する下部ケースに対して上昇開き位置と下降閉じ位置とに上下揺動自在に連結されている。下部ケースに対する上部ケースの開閉動作を規制するロック姿勢と、そのロックを解除した解除姿勢とに姿勢切換自在なロック機構が設けられている。上部ケースは、下部ケースに対して前後軸芯周りに開閉揺動自在に枢支連結されている。ロック機構によって上部ケースのロックを解除することにより、上部ケースを下部ケースに対して前後軸芯周りに開閉揺動させることができる。そして、上部ケースを上昇開き位置に揺動させることにより、レール機構がフィードチェーンと上下に対向する位置から上方側に退避することになる。そうすれば、レール機構とフィードチェーンとの間に挟まった穀稈を取り除く等のメンテナンスが可能となる。
特開2007−300871号公報
特許文献1に記載の自脱型コンバインでは、レール機構を上方側に退避させる場合、ロック機構のロックを解除した上で、上部ケースを扱胴と共に持ち上げる必要があり、レール機構を上方側に退避させるのが簡単でない。
上記状況に鑑み、レール機構をフィードチェーンと上下に対向する位置から上方側に簡単に退避させることができる自脱型コンバインが要望されている。
本発明の特徴は、
前後向きの回転軸心周りで回転可能な扱胴を有する脱穀装置と、
前記脱穀装置に刈取穀稈を挟持搬送するフィードチェーンと、
後部側が左右向きの揺動軸心周りで揺動可能に前記脱穀装置側に支持され、前記フィードチェーンと上下に対向する位置で前記フィードチェーンと刈取穀稈を挟持するレール機構と、
前記レール機構を前記揺動軸心周りで上方に揺動するように付勢するレール付勢部材と、
前記レール機構側に設けられる被係合部と、前記脱穀装置側に設けられ、前記被係合部と係合可能かつ前記被係合部との係合が解除される側に移動可能なレール係合部と、を有し、前記レール係合部が前記被係合部と係合されることにより、前記レール機構を前記フィードチェーンと上下に対向する位置に位置保持する位置保持機構と、
前記扱胴の前端部に設けられ、回転動力が入力される回転入力体と、
前記回転入力体と前記レール係合部とを連係可能に構成され、前記回転入力体と前記レール係合部とを連係させることにより、前記回転入力体の回転動力を前記被係合部との係合が解除される側への移動力として前記レール係合部に伝達するリンク機構と、
前記リンク機構を、前記回転入力体と前記レール係合部とを連係させる連係状態と前記回転入力体と前記レール係合部とを連係させない非連係状態とに切り替える切替機構と、を備えることにある。
本特徴構成によれば、リンク機構が切替機構によって連係状態に切り替えられると、回転入力体の回転動力がリンク機構によって被係合部との係合が解除される側への移動力としてレール係合部に伝達される。これにより、位置保持機構によるレール機構の位置保持が解除され、レール機構がレール付勢部材の付勢力によって上方に揺動される。つまり、本特徴構成によれば、レール機構をフィードチェーンと上下に対向する位置から上方側に簡単に退避させることができる。また、扱胴に入力される回転入力体の高回転動力によって、レール係合部を被係合部との係合が解除される側に移動させることにより、レール係合部と被係合部との係合が確実に解除される。つまり、本特徴構成によれば、レール機構をフィードチェーンと上下に対向する位置から上方側に確実に退避させることができる。
さらに、本発明において、
前記回転入力体に、前記リンク機構と係合可能なリンク係合部が設けられ、
前記リンク機構は、前記リンク機構のうち前記回転入力体側の端部が、前記回転入力体のうち前記リンク係合部による回転軌跡内に進入可能に構成され、前記リンク機構のうち前記回転入力体側の端部が、前記回転軌跡内に進入した状態で前記リンク係合部と係合することにより、前記連係状態に切り替わると好適である。
本特徴構成によれば、リンク機構のうち回転入力体側の部分を、回転入力体のうちリンク係合部による回転軌跡内に進入させるだけで、リンク機構とリンク係合部とが係合するため、リンク機構を連係状態に簡単に切り替えることができる。
さらに、本発明において、
前記リンク機構は、前記回転入力体が所定の角度回転すると、前記非連係状態に切り替わると好適である。
本特徴構成によれば、回転入力体が所定の角度回転すると、リンク機構が非連係状態に自動的に切り替わるため、リンク機構を非連係状態に切り替える手間が掛からない。
さらに、本発明において、
前記リンク機構を前記非連係状態に切り替わるように付勢するリンク付勢部材を備えると好適である。
本特徴構成によれば、リンク機構がリンク付勢部材によって非連係状態に切り替わるように付勢されているため、リンク機構を非連係状態に安定的に保持することができる。つまり、不意にリンク機構が連係状態に切り替わって、位置保持機構によるレール機構の位置保持が解除されることがない。
さらに、本発明において、
前記回転入力体に、前記リンク機構と係合可能なリンク係合部が設けられ、
前記リンク機構は、前記脱穀装置側に揺動可能に支持される第一リンク部材と、一端側が前記第一リンク部材に揺動可能に連結され、他端側が前記リンク係合部と係合可能な第二リンク部材と、を有し、
前記第一リンク部材に、前記リンク付勢部材が連結され、
前記切替機構は、前記第二リンク部材を前記第一リンク部材に対して揺動するように操作すると好適である。
本特徴構成によれば、第一リンク部材にリンク付勢部材を連結することにより、リンク機構全体として非連係状態に切り替わるように付勢しつつ、リンク機構のうちリンク係合部側の第二リンク部材を、切替機構によって操作することにより、リンク機構とリンク係合部とが係合する状態(連係状態)とリンク機構とリンク係合部との係合が解除された状態(非連係状態)とが素早く切り替わる。
さらに、本発明において、
前記第二リンク部材の他端側に、前記リンク係合部と係合可能な回転ローラが設けられていると好適である。
本特徴構成によれば、回転ローラが回転することにより、リンク係合部に対する回転ローラの係合解除が滑らかである。
さらに、本発明において、
前記リンク係合部のうち前記回転入力体の径方向外周側の端部は、前後方向視において略円弧形状に形成されていると好適である。
本特徴構成によれば、リンク係合部のうち回転入力体の径方向外周側の端部が、滑らかな形状に形成されていることにより、リンク係合部に対する第二リンク部材の他端側の係合解除が滑らかである。
さらに、本発明において、
前記レール係合部は、略水平な水平部を有し、
前記被係合部は、前記水平部に対して下方から係合可能な回転ローラであると好適である。
本特徴構成によれば、レール係合部の水平部に対して、回転ローラが下方から係合することにより、レール機構の上方側への揺動を阻止することができる。
さらに、本発明において、
前記切替機構は、モータと、前記モータによって揺動されるモータアームと、前記モータアームに設けられ、前記リンク機構と係合可能な回転ローラと、を有すると好適である。
本特徴構成によれば、アームがモータによって揺動されることにより、回転ローラがリンク機構に対して係合するように作用するところ、回転ローラが回転することにより、リンク機構に対する回転ローラの係合及びその解除が滑らかである。
さらに、本発明において、
前記レール機構の揺動をガイドするガイド機構を備えると好適である。
本特徴構成によれば、レール機構が揺動する際、レール機構がガイド部材によってガイドされるため、レール機構の揺動姿勢が安定する。つまり、レール機構が揺動する際に、レール機構が機体内側に傾き難い。
さらに、本発明において、
前記ガイド機構は、前記脱穀装置及び前記レール機構のうちいずれか一方に設けられるピンと、前記脱穀装置及び前記レール機構のうちいずれか他方に設けられ、機体左右方向に前記ピンが入り込む間隔をあけた状態で上下方向に延びる左右一対の壁部と、を備えると好適である。
本特徴構成によれば、ピンが左右一対の壁部の間に入り込んだ状態で、レール機構が上下方向に揺動する。したがって、レール機構が揺動する際に、ピンと左右一対の壁部とが接触してレール機構が機体左右方向に傾き難い。
コンバインを示す左側面図である。 脱穀装置を示す左側面図である。 脱穀装置を示す正面断面図である。 レール機構を示す左側面図である。 (a)レール機構を示す正面断面図である。(b)レール機構を示す別の正面断面図である。 位置保持機構を示す正面断面図である。 (a)位置保持機構を示す平面断面図である。(b)位置保持機構を示す左側面図である。 位置保持機構、リンク機構及び切替機構を示す正面断面図である。 (a)リンク機構及び切替機構を示す左側面断面図である。(b)リンク機構及び切替機構を示す別の左側面断面図である。 リンク機構及び切替機構の作動態様を示す正面断面図である。 (a)ガイド機構を示す平面図である。(b)ガイド機構を示す左側面図である。 別実施形態に係るレール係合部及び被係合部を示す正面図である。 第一の別実施形態に係るリンク係合部を示す正面図である。 第二の別実施形態に係るリンク係合部を示す正面図である。 (a)第一の別実施形態に係る位置保持機構を示す平面図である。(b)第一の別実施形態に係る位置保持機構を示す左側面図である。 (a)第二の別実施形態に係る位置保持機構を示す平面図である。(b)第二の別実施形態に係る位置保持機構を示す左側面図である。 (a)第一の別実施形態に係るガイド機構を示す正面断面図である。(b)第一の別実施形態に係るガイド機構を示す左側面図である。 (a)第二の別実施形態に係るガイド機構を示す平面図である。(b)第二の別実施形態に係るガイド機構を示す左側面図である。 (a)第二の別実施形態に係るガイド機構を示す正面断面図である。(b)第二の別実施形態に係るガイド機構を示す別の正面断面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。
〔自脱型コンバインの全体構成〕
図1には、自脱型コンバインを示している。このコンバインは、クローラ式の走行装置1と、走行装置1によって支持される機体フレーム2と、を備えている。機体フレーム2の前部には、植立穀稈を刈り取る昇降可能な刈取部3が備えられている。機体フレーム2の後部には、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置4と穀粒を貯留するグレンタンク5とが、左右方向に並べて配置されている。機体フレーム2の前部であってグレンタンク5の前方には、運転者が搭乗するキャビン6が備えられている。
脱穀装置4の左側部には、刈取穀稈を脱穀装置4に搬送するフィードチェーン7が備えられている。脱穀装置4の後方には、脱穀装置4からの排藁を切断する排藁カッタ8が備えられている。グレンタンク5には、グレンタンク5内の穀粒を排出するアンローダ9が備えられている。
〔脱穀装置〕
図2及び図3に示すように、脱穀装置4の上部には、穀稈脱穀用の扱胴11が設けられている。扱胴11は、前後向きの回転軸心Y1周りで回転可能に構成されている。扱胴11は、回転軸心Y1周りで一体回転可能な前後向きの扱胴軸11aを有している。扱胴軸11aの前端部には、回転動力が入力される入力プーリ25(本発明に係る「回転入力体」に相当)が設けられている。入力プーリ25には、エンジンからの動力がベルト26を介して伝達される。扱胴11は、開閉可能な扱胴カバー22によって上方から覆われている。
扱胴11の下方には、脱穀処理で得られた処理物(脱穀処理物)を漏下させる受網が設けられている。扱胴11の後方には、塵埃を外部に排出する排塵ファン12、排藁を排藁カッタ8に搬送する排藁チェーン13が設けられている。
脱穀装置4の下部には、揺動選別用の揺動選別装置14、風選別用の唐箕15が設けられている。唐箕15の後方には、前方から順に、一番回収部16及び二番回収部17が設けられている。
一番回収部16には、一番物の穀粒を右方向に搬送する一番横スクリュ18が設けられている。一番横スクリュ18には、一番物の穀粒をグレンタンク5に揚穀搬送する一番揚穀装置19が連動連結されている。
二番回収部17には、二番物の穀粒を右方向に搬送する二番横スクリュ20が設けられている。二番横スクリュ20には、二番物の穀粒を揺動選別装置14に還元搬送する二番還元装置21が連動連結されている。
このような構成により、刈取穀稈が扱胴11によって脱穀処理され、脱穀処理物が前記受網から漏下する。そして、前記受網から漏下した脱穀処理物に対して、揺動選別装置14による揺動選別、唐箕15による風選別が施される。これにより、比重が大きい単粒化穀粒は、前方の一番回収部16に一番物として回収され、一番横スクリュ18及び一番揚穀装置19によってグレンタンク5に搬送される。一方、比重が小さい枝梗付き穀粒は、後方の二番回収部17に二番物として回収され、二番横スクリュ20及び二番還元装置21によって揺動選別装置14に搬送される。
扱胴カバー22は、前後向きの揺動軸心Y2周りで揺動可能に構成されている。扱胴カバー22は、揺動軸心Y2周りで上方に揺動するようにダンパ28によって付勢されている。脱穀装置4の前壁4A及び後壁の夫々には、ロックハンドル23が備えられている。
ロックハンドル23は、扱胴カバー22の揺動を阻止する状態と許容する状態とに切替可能に構成されている。ロックハンドル23は、前後向きの揺動軸心Y3周りで揺動可能に構成されている。ロックハンドル23の先端部には、ロックピン24に係合可能な係合部23aが形成されている。
ロックハンドル23の係合部23aをロックピン24に係合させることにより、扱胴カバー22の揺動が阻止される。これにより、扱胴カバー22を閉じた状態で固定することができる。また、ロックハンドル23の係合部23aとロックピン24との係合を解除することにより、扱胴カバー22の揺動が許容される。これにより、扱胴カバー22を揺動軸心Y2周りで上方に揺動させて、扱胴カバー22が開くことができる。
〔レール機構〕
図2から図5に示すように、レール機構30は、フィードチェーン7と上下に対向する位置でフィードチェーン7と刈取穀稈を挟持する。レール機構30は、後部側が左右向きの揺動軸心X1周りで揺動可能に脱穀装置4の左側部に支持されている。レール機構30は、ダンパ40(本発明に係る「レール付勢部材」に相当)によって左右向きの揺動軸心X1周りで上方に揺動するように付勢されている。レール機構30の揺動は、ガイド機構90によってガイドされる。レール機構30は、位置保持機構50によってフィードチェーン7と上下に対向する位置に位置保持される。レール機構30は、レール31と、レールフレーム32と、を有している。
レールフレーム32の後端部は、ボス部32aを介して左右向きの揺動軸27に揺動可能に支持されている。レールフレーム32は、複数のスプリング33を介して、レール31を弾性的に支持している。レールフレーム32には、複数のパイプ34がレールフレーム32の長手方向に所定の間隔をあけて上下向きに取り付けられている。レール31には、パイプ34に挿入される複数のロッド35が、レール31の長手方向に所定の間隔をあけて上下向きに取り付けられている。ロッド35には、スプリング33が外嵌されている。パイプ34には、スプリング33の上端部を受ける上スプリング受け37が固定されている。ロッド35には、スプリング33の下端部を受ける下スプリング受け38が固定されている。
ダンパ40は、ガススプリング式のショックアブソーバで構成されている。ダンパ40は、シリンダ41と、シリンダ41に対して出退可能なロッド42と、を有している。ダンパ40のうちロッド42側の端部は、左右向きの連結ピン47を介して脱穀装置4の左側部に揺動可能に連結されている。ダンパ40のうちシリンダ41側の端部は、左右向きの連結ピン46を介して支持部45に揺動可能に連結されている。支持部45は、前後フレーム44の後端部に設けられている。前後フレーム44は、一対の縦フレーム43の上端部同士に亘って設けられている。一対の縦フレーム43は、レールフレーム32の上面に前後方向に所定の間隔をあけて立設されている。
〔位置保持機構〕
図6から図8に示すように、位置保持機構50は、脱穀装置4側に設けられるレール係合具51(本発明に係る「レール係合部」に相当)と、レール機構30側に設けられる回転ローラ52(本発明に係る「被係合部」に相当)と、を有している。位置保持機構50は、レール係合具51が回転ローラ52と係合されることにより、レール機構30をフィードチェーン7と上下に対向する位置に位置保持する。
〔係合具〕
レール係合具51は、ロックレバー53に設けられている。レール係合具51は、回転ローラ52側に開口する断面略C字形状の部材によって構成されている。レール係合具51は、略垂直な縦辺部51aと、略水平な上辺部51b(本発明に係る「水平部」に相当)と、略水平な下辺部51cと、を有している。
ロックレバー53は、レバー本体部54と、ハンドル部55と、を有している。ハンドル部55は、レバー本体部54に固定的に連結されている。ハンドル部55は、機体外方側(左方側)に突出しないように、レバー本体部54に対して機体内方側(右方側)に折れ曲がる姿勢で連結されている。レバー本体部54の下面側には、第一プレート57及び第二プレート58を介して、レール係合具51が固定されている。レバー本体部54は、脱穀装置4側の支持プレート56に、上下向きの揺動軸心Z1周りで揺動可能に支持されている。ロックレバー53は、バネ62によって揺動軸心Z1周りで揺動するように付勢されている。バネ62の一端部は、レバー本体部54に連結されている。バネ62の他端部は、支持プレート56に連結されている。
支持プレート56には、レバー本体部54を揺動可能に支持するためのボス部56aが形成されている。支持プレート56のボス部56aにレバー本体部54の揺動軸54aが挿通された状態で、レバー本体部54が支持プレート56にナット59によって抜け止め固定されている。支持プレート56には、上下方向に長い長孔56bが形成されている。支持プレート56は、長孔56bに挿通されるボルト60によって脱穀装置4の左側部に固定されている。支持プレート56の左側面には、受具56cが設けられている。受具56cは、レールフレーム32側の軸部32bを受けている。
〔回転ローラ〕
回転ローラ52は、レールフレーム32の前端部に設けられている。回転ローラ52は、前後向きの回転軸52aに回転可能に外嵌されている。回転軸52aに回転ローラ52が回転可能に外嵌された状態で、回転ローラ52が回転軸52aにナット61によって抜け止め固定されている。回転ローラ52は、レール係合具51のうち上辺部51bに対して下方から係合可能であり、かつ、レール係合具51のうち下辺部51cに対して上方から係合可能に構成されている。回転ローラ52は、金属製の部材で構成されている。なお、回転ローラ52は、樹脂製の部材で構成されていてもよい。
〔位置保持作用〕
レール係合具51が回転ローラ52と係合されることにより、レール機構30がフィードチェーン7と上下に対向する位置に位置保持される。レール係合具51が回転ローラ52と係合されている状態では、バネ62が係合(ロック)保持力として作用している。つまり、バネ62がロックレバー53を平面視において揺動軸心Z1周りで反時計回りに揺動させる揺動力として作用している。レール係合具51がバネ62によって回転ローラ52と係合する側に付勢されているので、レール係合具51が回転ローラ52から外れない。
ここで、レール機構30が位置保持機構50によって位置保持された状態では、レール係合具51の上辺部51bに対して、回転ローラ52が下方から係合し、かつ、レール係合具51の下辺部51cに対して、回転ローラ52が上方から係合している。レール係合具51の上辺部51bに対して、回転ローラ52が下方から係合することにより、レール機構30の上方側への揺動(レール機構30の上方側への退避)を阻止することができる。レール係合具51の下辺部51cに対して、回転ローラ52が上方から係合することにより、レール機構30の下方側への揺動(例えば、走行時の機体の振動による下方へのガタ等)を阻止することができる。
そして、ロックレバー53を平面視において揺動軸心Z1周りで時計回りに揺動させることにより、レール係合具51が回転ローラ52との係合が解除される側に移動する。このとき、ロックレバー53をバネ62の死点を越えて揺動させることにより、バネ62が係合(ロック)解除力として作用する。つまり、バネ62がロックレバー53を平面視において揺動軸心Z1周りで時計回りに揺動させる揺動力として作用する。こうして、レール係合具51と回転ローラ52との係合が解除されると、レール機構30がダンパ40の付勢力によって揺動軸心X1周りで上方に揺動し、フィードチェーン7と上下に対向する位置から上方側に退避する。
なお、レール係合具51と回転ローラ52との係合を解除するためのロックレバー53の揺動操作は、手動で行ってもよいし、詳しくは後述する切替機構80で行ってもよい。ただし、レール係合具51と回転ローラ52とを係合させるためのロックレバー53の揺動操作は、手動で行う必要がある。
〔リンク機構〕
図8から図10に示すように、リンク機構70は、入力プーリ25とレール係合具51とを連係可能に構成されている。リンク機構70は、切替機構80によって、入力プーリ25とレール係合具51とを連係させる連係状態と入力プーリ25とレール係合具51とを連係させない非連係状態とに切り替えられる。リンク機構70は、入力プーリ25とレール係合具51とを連係させることにより、入力プーリ25の回転動力を回転ローラ52との係合が解除される側への移動力としてレール係合具51に伝達する。入力プーリ25には、リンク機構70と係合可能なリンク係合部25aが設けられている。リンク機構70は、第一リンクアーム71(本発明に係る「第一リンク部材」に相当)と、第二リンクアーム72(本発明に係る「第二リンク部材」に相当)と、を有している。
〔第一リンクアーム〕
第一リンクアーム71の一端部は、脱穀装置4の前壁4Aに前後向きの揺動軸心Y4周りで揺動可能に支持されている。第一リンクアーム71の他端部には、第二リンクアーム72の一端部が前後向きの連結軸73を介して揺動可能に連結されている。第一リンクアーム71には、リンク機構70を非連係状態に切り替わるように付勢するバネ74(本発明に係る「リンク付勢部材」に相当)が連結されている。つまり、第一リンクアーム71は、バネ74によって正面視において揺動軸心Y4周りで反時計回りに揺動するように付勢されている。連結軸73には、ワイヤー75の一端部が連結されている。ワイヤー75の他端部は、ロックレバー53(レバー本体部54)に連結されている。
〔第二リンクアーム〕
第二リンクアーム72の他端部には、第一回転ローラ76(本発明に係る「リンク係合部と係合可能な回転ローラ」に相当)及び第二回転ローラ77が設けられている。第二リンクアーム72の他端部には、切替機構80(回転ローラ83)と係合可能な係合部72aが形成されている。第一回転ローラ76は、リンク係合部25aと係合可能に構成されている。第一回転ローラ76は、前後向きの回転軸心Y5周りで回転可能に構成されている。第一回転ローラ76は、第二リンクアーム72の他端部のうち前面側に設けられている。
第二回転ローラ77は、脱穀装置4の前壁4Aのガイド4aと係合可能に構成されている。第二回転ローラ77は、前後向きの回転軸心Y6周りで回転可能に構成されている。第二回転ローラ77は、第二リンクアーム72の他端部のうち後面側に設けられている。
〔リンク係合部〕
リンク係合部25aは、第二リンクアーム72の第一回転ローラ76と係合可能に構成されている。リンク係合部25aは、入力プーリ25の後面で後方側に突出するように設けられている。リンク係合部25aは、正面視において略矩形状に形成されている。具体的には、リンク係合部25aは、正面視において入力プーリ25の径方向外周側に向けて末広がり形状に形成されている。また、リンク係合部25aの角部分は、面取り加工されている。リンク係合部25aは、入力プーリ25の外周縁よりも径方向外方側に突出していない。つまり、リンク係合部25aの外周縁と入力プーリ25の外周縁とが、略一致している。
〔切替機構〕
切替機構80は、第二リンクアーム72を第一リンクアーム71に対して正面視において連結軸73周りで時計回りに揺動するように操作する。切替機構80は、モータ81と、モータアーム82と、回転ローラ83(本発明に係る「リンク機構と係合可能な回転ローラ」に相当)と、を有している。
モータ81は、モータスイッチによって駆動操作される。モータ81は、前後向きのモータ軸81aを有している。モータ軸81aには、モータアーム82が一体回転可能に連結されている。モータアーム82は、モータ81によって揺動される。モータアーム82の先端部には、第二リンクアーム72と係合可能な回転ローラ83が設けられている。
回転ローラ83は、前後向きの回転軸心Y7周りで回転可能に構成されている。回転ローラ83は、ブラケット84を介して支持軸85の先端部に固定されている。モータアーム82の先端部には、支持軸85をその軸方向に移動可能に支持する一対の支持部86が設けられている。支持軸85は、一対の支持部86にバネ87を介して弾性的に支持されている。
〔ガイド機構〕
図11に示すように、ガイド機構90は、レール機構30の揺動をガイドする。ガイド機構90は、ローラ式で構成されている。ガイド機構90は、一対のガイドローラ91を有している。脱穀装置4の左側部には、ガイドローラ91が転動可能なプレート92が取り付けられている。ガイドローラ91は、レールフレーム32の長手方向向きのローラ軸91aに回転可能に支持されている。ローラ軸91aは、ステー93に支持されている。ステー93は、レールフレーム32を上下に挟む一対のブラケット94に、ボルト95によって固定されている。レール機構30が揺動する際、ガイドローラ91がプレート92上を転動することにより、レール機構30がガイド機構90によって案内されるため、レール機構30の揺動姿勢が安定する。つまり、レール機構30が揺動する際に、レール機構30が機体内側に傾き難い。したがって、レールフレーム32のボス部32aでガタが生じて、レール機構30の前端部における左右方向のブレが大きくなると、レール機構30の前端部が脱穀装置4やロックレバー53と干渉する恐れがあるが、レール機構30が機体内側に傾き難いので、このようなことがない。
〔リンク機構及び切替機構の作動態様〕
図10に示すように、モータ81が前記モータスイッチによって駆動操作されると、モータアーム82が正面視においてモータ軸81a周りで時計回りに揺動し、回転ローラ83が第二リンクアーム72を側方から押し作用する。そうすると、第二リンクアーム72が正面視において連結軸73周りで時計回りに揺動し、第一回転ローラ76が入力プーリ25のうちリンク係合部25aによる回転軌跡L内に進入する。そして、第一回転ローラ76が回転軌跡L内に進入した状態で、入力プーリ25が回転(正面視において回転軸心Y1周りで時計回りに回転)すると、リンク係合部25aが第一回転ローラ76に係合する。リンク係合部25aが第一回転ローラ76に係合している状態において、第一回転ローラ76の回転軸心Y5は、回転軌跡L内に位置している。こうして、リンク機構70が連係状態に切り替わる。
そして、リンク係合部25aが第一回転ローラ76に係合した状態で、入力プーリ25が回転すると、第一リンクアーム71がバネ74の付勢力に抗して正面視において揺動軸心Y4周りで時計回りに揺動する。そうすると、ロックレバー53がワイヤー75を介して第一リンクアーム71に引っ張られる形態で、ロックレバー53が平面視において揺動軸心Z1周りで時計回りに揺動する。そうすると、レール係合具51と回転ローラ52との係合が解除される。これにより、レール機構30がダンパ40の付勢力によって揺動軸心X1周りで上方に揺動し、フィードチェーン7と上下に対向する位置から上方側に退避する。
その後、リンク係合部25aが第一回転ローラ76に係合した状態で、入力プーリ25が所定の角度回転すると、リンク係合部25aが第一回転ローラ76から外れる。詳述すると、リンク係合部25aが第一回転ローラ76に係合した状態で、入力プーリ25が所定の角度回転すると、第二回転ローラ77が脱穀装置4の前壁4Aのガイド4aに係合する。この状態で、入力プーリ25が回転すると、第二リンクアーム72が第一リンクアーム71に対して相対揺動しつつ、第二回転ローラ77がガイド4aによって脱穀装置4の前壁4Aの立上り部4bまでガイドされて、第一回転ローラ76がリンク係合部25aから外れる。そして、第一リンクアーム71及び第二リンクアーム72は、バネ74の付勢力によって元の位置(非連係状態の位置)まで揺動する。こうして、リンク機構70が非連係状態に切り替わる。係合部72aが回転ローラ83と係合することにより、リンク機構70が非連係状態に保持される。なお、切替機構80(モータアーム82)は、リンク機構70の非連係状態への切替えを阻害しないように、元の位置まで揺動するように構成されている。
〔レールカバー〕
図1及び図2に示すように、レール機構30の左側部は、レールカバー97によって覆われている。レールカバー97は、前カバー98と後カバー99とが別体に構成されている。前カバー98は、レールフレーム32に支持されている。後カバー99は、脱穀装置4の左側部に支持されている。
レールカバー97を前カバー98と後カバー99とに分割する分割線Dは、揺動軸心X1よりも後方に設定されている。分割線Dは、前上がりの傾斜状に形成されている。分割線Dは、前カバー98がレール機構30と一体に上方に揺動しても、前カバー98の後端が後カバー99の前端に当たらないように形成されている(図4参照)。
ここで、後カバー99の下側で脱穀装置4の左側部を覆うカバー100の前端は、前上がりの傾斜状に形成されている。そして、分割線Dは、カバー100前端の傾斜線Sと略同じ線上に配置され、かつ、傾斜線Sと傾斜角度が略同じに設定されている。これにより、前カバー98の後端及び後カバー99の前端とカバー100の前端との連続性を確保して、デザイン性を向上させている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態において、リンク機構70は、第一リンクアーム71と、第二リンクアーム72と、を有し、第二リンクアーム72が切替機構80によって第一リンクアーム71に対して揺動するように操作されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、ワイヤー75を巻取り可能な巻取りプーリを、前後向きの回転軸心周りに回転可能に設けて、入力プーリ25と巻取りプーリとの間に、ベルトテンション式クラッチを構成してもよい。この場合、巻取りプーリと入力プーリ25とに亘る動力伝達用のベルトが、テンション機構によって動力を伝達する伝達状態と動力を遮断する遮断状態とに切り替えられる。なお、ベルト、巻取りプーリ及びワイヤー75が「リンク機構」に相当し、テンション機構が「切替機構」に相当する。このような構成により、ベルトがテンション機構によって伝達状態に切り替えられると、入力プーリ25の動力がベルトを介して巻取りプーリに伝達される。そして、ワイヤー75が巻取りプーリによって巻き取られることにより、レール係合具51が回転ローラ52から外れる。
(2)上記実施形態において、「被係合部」が回転ローラ52で構成され、「レール係合部」が回転ローラ側に開口する断面略C字形状の部材(レール係合具51)で構成されているが、図12に示すように、「レール係合部」が回転ローラ151で構成され、「被係合部」が回転ローラ側に開口する断面略C字形状の部材152で構成されていてもよい。
(3)上記実施形態において、レール係合具51は、上辺部51bと下辺部51cとを有しているが、下辺部51cを有していなくてもよい。
(4)上記実施形態において、リンク係合部25aは、正面視において略矩形状に形成されているが、図13に示すように、リンク係合部125aの外周縁は、正面視において略円弧形状に形成されていてもよい。この場合、リンク係合部125aの外周縁が滑らかな形状であるので、第一回転ローラ76を設けることなく、第二リンクアーム72の他端部にリンク係合部125aと係合可能な部分を構成することもできる。
(5)上記実施形態において、リンク係合部25aは、入力プーリ25の後面で後方側に突出するように設けられているが、図14に示すように、リンク係合部225aは、入力プーリ25の後面側の部分が入力プーリ25の中心側に切り欠かれて形成されていてもよい。
(6)上記実施形態において、リンク係合部25aは、入力プーリ25の外周縁よりも径方向外方側に突出していない(リンク係合部25aの外周縁と入力プーリ25の外周縁とが、略一致している)が、リンク係合部25aは、入力プーリ25の外周縁よりも径方向外方側に突出していてもよいし、入力プーリ25の外周縁よりも径方向内方側に引退していてもよい。
(7)上記実施形態において、ロックレバー53は、ハンドル部55がレバー本体部54に固定的に連結されて構成されているが、図15に示すように、ロックレバー153は、ハンドル部155がレバー本体部154に対して折畳可能に構成されていてもよい。
図15に示すように、レバー本体部154の前端部には、ハンドル部155を支持する一対の支持部154aが設けられている。ハンドル部155は、一対の支持部154aに水平方向向きの連結軸63を介して揺動可能に支持されている。ハンドル部155を連結軸63周りで揺動させることにより、ハンドル部155を略水平な使用姿勢から略垂直な非使用姿勢に折り畳むことができる。ハンドル部155は、使用姿勢において、連結軸63周りでレバー本体部154及びピン154bに当接している。ハンドル部155は、使用姿勢において、バネ65によって上方から押さえられて姿勢保持されている。ハンドル部155は、連結軸63周りでバネ65の付勢力に抗して折り畳まれて、収納姿勢へと切り替わる。ハンドル部155は、収納姿勢において、バネ65の付勢力によって位置保持される。
また、図16に示すように、ロックレバー253は、ハンドル部255をレバー本体部254に対して着脱可能に構成されていてもよい。図16に示すように、レバー本体部254は、バネ262によって揺動軸心Z1周りで揺動するように付勢されている。レバー本体部254の下面には、ハンドル部255を差込可能な差込部254Aが設けられている。差込部254Aは、レール機構30が位置保持機構50によって位置保持された状態(レール係合具51が回転ローラ52と係合している状態)で、その軸心が前後方向となる姿勢でレバー本体部254の下面に取り付けられている。
このような構成により、ハンドル部255を差込部254Aに対して前方から差し込むことで、ハンドル部255をレバー本体部254に取り付けることができると共に、ハンドル部255を差込部254Aから前方に引き抜くことにより、ハンドル部255をレバー本体部254から取り外すことができる。したがって、ハンドル部255を使用しない場合に、ハンドル部255をレバー本体部254から取り外すことにより、ハンドル部255が邪魔にならない。
(8)上記実施形態において、ガイド機構90は、ローラ式で構成されているが、図17に示すように、ガイド機構190は、揺動式で構成されていてもよい。
図17に示すように、レールフレーム32と脱穀装置4の左側部とが、ガイドリンク96によって連係されている。ガイドリンク96の一端部は、脱穀装置4の左側部側のブラケット96aに前後向きの揺動軸心Y8周りで揺動可能に連結されている。ガイドリンク96の他端部は、レールフレーム32側のブラケット96bに前後向きの揺動軸心Y9周りで揺動可能に連結されている。これにより、レール機構30が揺動する際、レール機構30の揺動軌跡がガイドリンク96によって一定に規定され、レール機構30の揺動姿勢が安定する。つまり、レール機構30が揺動する際に、レール機構30が機体内側に傾き難い。
また、ガイド機構290は、図18及び図19に示すように構成されていてもよい。図18及び図19に示すように、ガイド機構290は、ピン291と、ガイド292と、を有している。
ピン291は、レールフレーム32に対して右下方(機体内方側の下方)に位置する状態で、ブラケット293を介してレールフレーム32に支持されている。ピン291は、レールフレーム32の長手方向に沿う姿勢でブラケット293に取り付けられている。
ガイド292は、断面形状が略U字形状の棒状部材で構成されている。ガイド292は、前方に開口する状態で上下方向に延びる姿勢(やや前方に傾倒する姿勢)で、脱穀装置4の左側部に取り付けられている。ガイド292には、ピン291の先端部が入り込むように機体左右方向に間隔をあけた状態で、左右一対の壁部292aが形成されている。ガイド292の上端部には、上プレート294が固定されている。上プレート294は、ブラケット295にボルト固定されている。ブラケット295は、前後向きの上部フレーム4Bに固定されている。ガイド292の下端部には、下プレート296が固定されている。下プレート296は、上唇板4Cにボルト固定されている。
このような構成により、レール機構30の揺動範囲の全域において、ピン291の先端部が左右一対の壁部292aの間に入り込んだ状態で、レール機構30が上下方向に揺動する。したがって、レール機構30が揺動する際に、ピン291の先端部と左右一対の壁部292aとが接触してレール機構30が機体左右方向に傾き難い。
ここで、レールフレーム32の下面には、ブラケット297を介してピン298が右方(機体内方)に突出する状態で設けられている。ピン298がブラケット295に対して下方から当接することにより、レール機構30の上方側への揺動が制限される。つまり、ピン298とブラケット295とで、レール機構30の上方への揺動を制限する揺動制限機構が構成されている。
なお、本別実施形態では、ピン291がレール機構30に設けられ、ガイド292が脱穀装置4に設けられているが、ピン291が脱穀装置4に設けられ、ガイド292がレール機構30に設けられていてもよい。
(9)上記実施形態において、レールカバー97は、前カバー98と後カバー99とが別体に構成されているが、前カバー98と後カバー99とが一体に構成されていてもよい。
本発明は、自脱型コンバインに利用可能である。
4 脱穀装置
7 フィードチェーン
11 扱胴
25 入力プーリ(回転入力体)
25a リンク係合部
30 レール機構
40 ダンパ(レール付勢部材)
50 位置保持機構
51 レール係合具(レール係合部)
51b 上辺部(水平部)
52 回転ローラ(被係合部)
70 リンク機構
71 第一リンクアーム(第一リンク部材)
72 第二リンクアーム(第二リンク部材)
74 バネ(リンク付勢部材)
76 第一回転ローラ(リンク係合部と係合可能な回転ローラ)
80 切替機構
81 モータ
82 モータアーム
83 回転ローラ(リンク機構と係合可能な回転ローラ)
90 ガイド機構
291 ピン
292a 壁部
L 回転軌跡
X1 揺動軸心
Y1 回転軸心

Claims (11)

  1. 前後向きの回転軸心周りで回転可能な扱胴を有する脱穀装置と、
    前記脱穀装置に刈取穀稈を挟持搬送するフィードチェーンと、
    後部側が左右向きの揺動軸心周りで揺動可能に前記脱穀装置側に支持され、前記フィードチェーンと上下に対向する位置で前記フィードチェーンと刈取穀稈を挟持するレール機構と、
    前記レール機構を前記揺動軸心周りで上方に揺動するように付勢するレール付勢部材と、
    前記レール機構側に設けられる被係合部と、前記脱穀装置側に設けられ、前記被係合部と係合可能かつ前記被係合部との係合が解除される側に移動可能なレール係合部と、を有し、前記レール係合部が前記被係合部と係合されることにより、前記レール機構を前記フィードチェーンと上下に対向する位置に位置保持する位置保持機構と、
    前記扱胴の前端部に設けられ、回転動力が入力される回転入力体と、
    前記回転入力体と前記レール係合部とを連係可能に構成され、前記回転入力体と前記レール係合部とを連係させることにより、前記回転入力体の回転動力を前記被係合部との係合が解除される側への移動力として前記レール係合部に伝達するリンク機構と、
    前記リンク機構を、前記回転入力体と前記レール係合部とを連係させる連係状態と前記回転入力体と前記レール係合部とを連係させない非連係状態とに切り替える切替機構と、を備える自脱型コンバイン。
  2. 前記回転入力体に、前記リンク機構と係合可能なリンク係合部が設けられ、
    前記リンク機構は、前記リンク機構のうち前記回転入力体側の端部が、前記回転入力体のうち前記リンク係合部による回転軌跡内に進入可能に構成され、前記リンク機構のうち前記回転入力体側の端部が、前記回転軌跡内に進入した状態で前記リンク係合部と係合することにより、前記連係状態に切り替わる請求項1に記載の自脱型コンバイン。
  3. 前記リンク機構は、前記回転入力体が所定の角度回転すると、前記非連係状態に切り替わる請求項1又は2に記載の自脱型コンバイン。
  4. 前記リンク機構を前記非連係状態に切り替わるように付勢するリンク付勢部材を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の自脱型コンバイン。
  5. 前記回転入力体に、前記リンク機構と係合可能なリンク係合部が設けられ、
    前記リンク機構は、前記脱穀装置側に揺動可能に支持される第一リンク部材と、一端側が前記第一リンク部材に揺動可能に連結され、他端側が前記リンク係合部と係合可能な第二リンク部材と、を有し、
    前記第一リンク部材に、前記リンク付勢部材が連結され、
    前記切替機構は、前記第二リンク部材を前記第一リンク部材に対して揺動するように操作する請求項4に記載の自脱型コンバイン。
  6. 前記第二リンク部材の他端側に、前記リンク係合部と係合可能な回転ローラが設けられている請求項5に記載の自脱型コンバイン。
  7. 前記リンク係合部のうち前記回転入力体の径方向外周側の端部は、前後方向視において略円弧形状に形成されている請求項5に記載の自脱型コンバイン。
  8. 前記レール係合部は、略水平な水平部を有し、
    前記被係合部は、前記水平部に対して下方から係合可能な回転ローラである請求項1から7のいずれか一項に記載の自脱型コンバイン。
  9. 前記切替機構は、モータと、前記モータによって揺動されるモータアームと、前記モータアームに設けられ、前記リンク機構と係合可能な回転ローラと、を有する請求項1から8のいずれか一項に記載の自脱型コンバイン。
  10. 前記レール機構の揺動をガイドするガイド機構を備える請求項1から9のいずれか一項に記載の自脱型コンバイン。
  11. 前記ガイド機構は、前記脱穀装置及び前記レール機構のうちいずれか一方に設けられるピンと、前記脱穀装置及び前記レール機構のうちいずれか他方に設けられ、機体左右方向に前記ピンが入り込む間隔をあけた状態で上下方向に延びる左右一対の壁部と、を備える請求項10に記載の自脱型コンバイン。
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