JP6640027B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
つまり、コストの高騰を抑制しながら、開口からのメンテナンス時に、開き位置に位置する側壁体の前後一端側が自重で下方に撓む不都合を生じ難くすることが望まれている。
本発明に係るコンバインは、扱胴及び受網を機体の横外方に臨ませる開口を左右一側部に有する脱穀フレームと、前記開口を閉じる下側の閉じ位置と前記開口を開く上側の開き位置とにわたって上下揺動可能な側壁体と、前記側壁体の人為開閉操作をアシストするアシスト機構と、前記側壁体を前記開き位置に固定保持する使用状態と固定保持しない非使用状態とに切り替え可能な保持部材とを備え、
前記アシスト機構は、前記開口よりも機体の前後一方側の位置において前記脱穀フレームと前記側壁体の前後一端側部分とにわたって架設され、
前記保持部材は、前記使用状態では、前記開口よりも機体の前後他方側の位置において前記側壁体の前後他端側部分を前記脱穀フレームに連結して固定保持している。
又、側壁体の開き位置では、アシスト機構が開口から機体の前後一方側に外れた位置に位置し、保持部材が開口から機体の前後他方側に外れた位置に位置することから、作業者が開口から扱胴又は受網などに対するメンテナンスを行うときに、アシスト機構又は保持部材が邪魔になる虞を回避することができる。
その結果、コストの高騰を抑制しながら、側壁体の操作性、及び、開口からの扱胴又は受網などに対するメンテナンス性を低下させることなく、開口からのメンテナンス時に開き位置に位置する側壁体の前後一端側が自重で下方に撓む不都合を生じ難くすることができる。
前記側壁体は、前記閉じ位置において前記開口を横外方から覆い隠す外壁板と、前記外壁板の前端部に連結される前壁板と、前記外壁板の後端部に連結される後壁板とを備え、
前記アシスト機構の上端部は、前記前壁板及び前記後壁板のうちの一方の壁板に連結され、
前記保持部材は、前記使用状態では、前記前壁板及び前記後壁板のうちの他方の壁板を前記脱穀フレームに連結している。
そして、側壁体において、アシスト機構の上端部が連結される部位、及び、保持部材を介して脱穀フレームに連結される部位として、側壁体を開き位置に保持するときの反力に対する強度が低い外壁板ではなく、その反力に対する強度が高い前壁板及び後壁板を選定していることから、側壁体を開き位置に保持するときの反力で側壁体が変形する虞を回避することができる。
前記保持部材は、前記使用状態において、下端部が前記脱穀フレームに連結されるとともに、上端部が前記側壁体に連結される棒状部材である。
前記保持部材は、前記非使用状態において、前後に延びる前後向き姿勢で前記開口よりも機体の下側の位置に位置している。
前記保持部材は、前記非使用状態において、前記閉じ位置の前記側壁体にて覆い隠される位置に位置している。
前記保持部材は、該保持部材の一端部に備えた支軸を基点にした揺動操作で前記使用状態と前記非使用状態とに切り替えられ、
前記支軸は、前記開口よりも機体の前後一方側の位置で、かつ、前記開口よりも機体の下側の位置において、前記脱穀フレームに支持されている。
又、作業者が開口から扱胴又は受網などに対するメンテナンスを行うときに、支軸が邪魔になる虞を回避することができる。
前記脱穀フレームは、前記左右一側部における前記開口よりも機体の下側の位置にて前後に延びるフレーム構成部材を備え、
前記フレーム構成部材は、前記支軸を支持する支持具と、前記保持部材を前記非使用状態で固定する固定具とを備えている。
前記支持具は、前記側壁体の前端部に配置される前壁板よりも機体前側の位置、又は、前記側壁体の後端部に配置される後壁板よりも機体後側の位置に配置され、
前記側壁体において前記前壁板と前記後壁板とにわたる外壁板は、前記前壁板から前記支持具よりも機体前側に延び出る前側延長壁部、又は、前記後壁板から前記支持具よりも機体後側に延び出る後側延長壁部を備えている。
又、側壁体の閉じ位置では、支持具を外壁板によって覆い隠すことができる。これにより、支持具が外部に露出していることに起因して、収穫作業時に未刈り穀稈が支持具に引っ掛かる、などの不都合が生じる虞を回避することができる。
前記アシスト機構の上端部は、前記側壁体の揺動支点側に連結され、
前記保持部材の上端部は、前記使用状態において、前記アシスト機構の上端部よりも前記側壁体の遊端側に連結されている。
その結果、コストの削減を図りながら、側壁体の開き位置での安定性を確保することができる。
前記保持部材は、前記使用状態において、下端部が前記脱穀フレームにおける前記アシスト機構の下端部との連結位置よりも機体横外側の部位に連結されている。
前記アシスト機構の上端部及び前記使用状態の前記保持部材の上端部は、前記側壁体における揺動支点と遊端との中間位置よりも揺動支点側の部位に連結されている。
前記側壁体は、前記側壁体の前端部に配置される前壁板、又は、前記側壁体の後端部に配置される後壁板に第1係合部を備え、
前記保持部材の前記使用状態での上端部には、前記前壁板の前記第1係合部に対して機体前側から係合される第2係合部、又は、前記後壁板の前記第1係合部に対して機体後側から係合される第2係合部が装備されている。
又、側壁体が開き位置に保持された状態では、保持部材が前壁板よりも機体前側に位置する状態、又は、保持部材が後壁板よりも機体後側に位置する状態になる。これにより、作業者が開口から扱胴又は受網などに対するメンテナンスを行うときに、作業者の腕などが保持部材に接触してメンテナンスが行い難くなるなどの不都合の発生を抑制することができる。
前記第1係合部は、前記前壁板又は前記後壁板を機体の前後方向に突き抜ける貫通孔であり、
前記第2係合部は、前記保持部材の上端部から機体の前後一方側に突出する突出部材と、前記貫通孔よりも小径で前記突出部材の突出端に外嵌されたリング部材とを備えている。
又、作業者は、側壁体の開き位置での保持を解除するために第1係合部と第2係合部との係合を解除するときには、側壁体の上昇操作と保持部材の操作とで、リング部材と貫通孔との位置ずれを解消してリング部材を貫通孔に通すことで、第1係合部と第2係合部との係合を解除することができ、側壁体の開き位置での保持を解除することができる。
つまり、前壁板又は後壁板に貫通孔を形成し、かつ、保持部材に突出部材とリング部材とを備えるだけの構成で、保持部材にて側壁体を開き位置に保持するための保持操作と、保持部材による側壁体の開き位置での保持を解除するための解除操作とを容易にすることができ、かつ、その解除操作が不測に行われる虞を回避することができる。
前記側壁体よりも機体の下側に配置されるサイドカバーを備え、
前記保持部材は、前記使用状態において、前記サイドカバーの機体横外側端部よりも機体の左右中央側に位置している。
尚、図1に記載した符号Fの矢印が指し示す方向が全稈投入形コンバインの前側であり、符号Uの矢印が指し示す方向が全稈投入形コンバインの上側である。
又、図2に記載した符号Fの矢印が指し示す方向が全稈投入形コンバインの前側であり、符号Rの矢印が指し示す方向が全稈投入形コンバインの右側である。
上記の構成により、作業者は、各サイドカバー41〜43を脱穀装置5の左側部から取り外すことにより、伝動系に対するメンテナンスを機体の左外方から行うことができる。
上記の構成により、作業者が側壁体14の開閉操作を行うときには、アシスト機構25のアシストを得ることができる。その結果、作業者が側壁体14の開閉操作を行うときに要する労力を軽減することができる。又、作業者が側壁体14の閉じ操作を行うときに、側壁体14が自重で勢いよく下降揺動する虞を回避することができる。
この構成によると、側壁体14の開き位置では、側壁体14の後端側はアシスト機構25によって開き位置に保持することができる。又、側壁体14の前端側は、アシスト機構25よりも安価な保持部材26の突っ張り作用によって開き位置に固定保持することができる。これにより、例えば、側壁体14の前後両側を前後2本のガススプリングで開き位置に保持する、などの手段を講じることなく、側壁体14の後端側のみをアシスト機構25によって開き位置に保持する構成を採用した場合に生じる虞のある、開き位置に位置する側壁体14の前端側が自重で下方に撓む、といった不都合の発生を防止することができる。
又、側壁体14の開き位置では、アシスト機構25が開口17から機体の後側に外れた位置に位置し、保持部材26が開口17から機体の前側に外れた位置に位置することから、作業者が、開口17を利用して、扱胴15及び受網16に対する清掃、又は、受網16の交換などのメンテナンスを行うときに、アシスト機構25又は保持部材26が邪魔になる虞を回避することができる。
その結果、コストの高騰を抑制しながら、側壁体14の操作性、及び、開口17からの扱胴15又は受網16などに対するメンテナンス性を低下させることなく、開口17からのメンテナンス時に開き位置に位置する側壁体14の前端側が自重で下方に撓む不都合の発生を防止することができる。
つまり、この側壁体14においては、上記のように、アシスト機構25の上端部が連結される部位、及び、保持部材26を介して脱穀フレーム12に連結される部位として、側壁体14を開き位置に保持するときの反力に対する強度が低い外壁板27ではなく、その反力に対する強度が高い前壁板28及び後壁板29を選定していることから、側壁体14を開き位置に保持するときの反力で側壁体14が変形する虞を回避することができる。
これにより、側壁体14の開き位置では、側壁体14の前端側における遊端側を保持部材26によって開き位置に固定保持することができる。これにより、開き位置の側壁体14における前端側の遊端側が自重で下方に撓む虞を回避することができる。
これにより、保持部材26として、使用状態での上端部を開き位置の側壁体14におけるより遊端側の部位に連結することができる長尺の棒状部材を採用しても、非使用状態においては、保持部材26を、作業者が扱い易い開口17よりも機体の下側の位置に、脱穀装置5から外側へのはみ出しを防止し易い前後向き姿勢で格納することができる。
これにより、非使用状態の保持部材26が外部に露出していることに起因して、収穫作業時に未刈り穀稈が非使用状態の保持部材26に引っ掛かる、などの不都合が生じる虞を回避することができる。
これにより、作業者は、保持部材26の使用状態と非使用状態との切り替えを、支軸30を基点にした保持部材26の揺動操作で簡便に行うことができる。
これにより、作業者が開口17から前述したメンテナンスを行うときに、支軸30が邪魔になる虞を回避することができる。
上記の構成により、保持部材26の非使用状態では、保持部材26をフレーム構成部材31の支持具32と固定具33とにわたる姿勢で固定することができる。これにより、非使用状態の保持部材26が、機体の振動で脱穀フレーム12などに接触することを防止することができ、この接触に起因した異音の発生などを阻止することができる。
上記のように、支持具32及び固定具33が、開口17よりも機体の下側の位置にて前後に延びるフレーム構成部材31の所定位置に配置されていることで、非使用状態の保持部材26を、前後に延びる前後向き姿勢で開口17よりも機体の下側の位置に位置させることができる。
これにより、非使用状態では、フレーム構成部材31の支持具32と固定具33とにわたる前後向き姿勢で固定される保持部材26を、閉じ位置の側壁体14にて覆い隠すことができる。
これにより、作業者は、保持部材26を非使用状態から使用状態に切り替えるときの保持部材26の揺動操作を速やかに行うことができる。
これにより、作業者は、保持部材26の非使用状態での固定及び固定解除を容易に行うことができる。
上記の構成により、作業者が開口17から前述したメンテナンスを行うときに、支持具32が邪魔になる虞を回避することができる。
又、側壁体14の閉じ位置において、支持具32を外壁板27によって覆い隠すことができる。これにより、支持具32が外部に露出していることに起因して、収穫作業時に未刈り穀稈が支持具32に引っ掛かる、などの不都合が生じる虞を回避することができる。
上記の構成により、側壁体14の閉じ位置において、アシスト機構25を外壁板27によって覆い隠すことができる。これにより、アシスト機構25が外部に露出していることに起因して、収穫作業時に未刈り穀稈が支持具32に引っ掛かる、などの不都合が生じる虞を回避することができる。
上記の構成により、保持部材26よりも高価なアシスト機構25として長さの短い安価なものを採用することができる。そして、長さの短いアシスト機構25を採用することで開き位置での安定性が低下する側壁体14の遊端側を、アシスト機構25よりも安価な保持部材26によって開き位置に保持することができる。
その結果、コストの削減を図りながら、側壁体14の開き位置での安定性を確保することができる。
これにより、保持部材26の使用状態での姿勢を、側壁体14の開き位置での保持に適した起立姿勢に近づけることができる。その結果、保持部材26の使用状態において保持部材26にかかる負荷を軽減することができる。
これにより、アシスト機構25及び保持部材26が側壁体14を開き位置に保持するときのアシスト機構25及び保持部材26の機体左外側への張り出し量を低下させることができる。その結果、作業者が開口17から前述したメンテナンスを行うときに、作業者の腕などがアシスト機構25又は保持部材26に接触してメンテナンスが行い難くなるなどの不都合の発生を抑制することができる。
上記の構成により、作業者は、側壁体14を開き位置に保持するときの側壁体14の前壁板28と保持部材26の上端部との連結を、第1係合部14Aと第2係合部26Aとの係合で簡単に行うことができる。又、作業者は、側壁体14の開き位置での保持を解除するときの側壁体14の前壁板28と保持部材26の上端部との連結解除を、第1係合部14Aと第2係合部26Aとの係合解除で簡単に行うことができる。
そして、側壁体14が開き位置に保持された状態では、保持部材26が前壁板28よりも機体前側に位置する状態になることから、作業者が開口17から前述したメンテナンスを行うときに、作業者の腕などが保持部材26に接触してメンテナンスが行い難くなるなどの不都合の発生を抑制することができる。
第2係合部26Aは、保持部材26の上端部から機体の前後一方側に突出する突出部材34、及び、貫通孔14Aよりも小径で突出部材34の突出端に外嵌されたリング部材35、などを備えている。
上記の構成により、作業者は、側壁体14を開き位置に保持するために第1係合部14Aと第2係合部26Aとを係合させるときには、リング部材35を貫通孔14Aに通した後、側壁体14の下降操作で前壁板28を突出部材34に接触させる。すると、第1係合部14Aと第2係合部26Aとが係合されて、保持部材26が、側壁体14を開き位置に保持する使用状態になる。そして、この使用状態では、リング部材35と貫通孔14Aとが上下方向に位置ずれして、リング部材35が貫通孔14Aを通り難くなることから、第1係合部14Aと第2係合部26Aとの係合解除が防止された状態になる。
又、作業者は、側壁体14の開き位置での保持を解除するために第1係合部14Aと第2係合部26Aとの係合を解除するときには、側壁体14の上昇操作と保持部材26の操作とで、リング部材35と貫通孔14Aとの位置ずれを解消してリング部材35を貫通孔14Aに通すことで、第1係合部14Aと第2係合部26Aとの係合を解除することができ、側壁体14の開き位置での保持を解除することができる。
つまり、前壁板28に貫通孔14Aを形成し、かつ、保持部材26に突出部材34及びリング部材35などを備えるだけの構成で、保持部材26にて側壁体14を開き位置に保持するための保持操作と、保持部材26による側壁体14の開き位置での保持を解除するための解除操作とを容易にすることができ、かつ、その解除操作が不測に行われる虞を回避することができる。
これにより、作業者が開口17から前述したメンテナンスを行うときに、機体の左外側から、機体の前後方向で使用状態の保持部材26に隣接する機体側の位置にまで入り込んで、機体に近づき過ぎることを、第2サイドカバー22及び第3サイドカバー23によって規制することができる。その結果、作業者が機体に近づき過ぎることに起因して、作業者の腕などが保持部材26に接触し易くなり、この接触で保持部材26と側壁体14との連結が不測に解除される不都合の発生を防止することができる。
これにより、脱穀装置5での脱穀処理で得られた穀粒などが、フレームユニット18の左側面と内壁板36の外縁部との隙間から漏れ出す不具合の発生を阻止することができる。
これにより、受網16から漏下した選別対象物が、揺動選別機構の左端側に集中して供給されることに起因した揺動選別機構での選別不良の発生を防止することができる。
これにより、ガイド部材38は、内壁板36との間に閉塞空間を形成する箱状に形成されている。その結果、受網16から漏下した稈屑などが、内壁板36とガイド部材38との間の空間に入り込んで付着堆積する不都合の発生を防止することができる。
又、ガイド部材38が内壁板36の前後両端部にわたる箱状に形成されることで、側壁体14の保形性を高めることができ、側壁体14の開き位置での歪みを抑制することができる。
これにより、フレームユニット18から離れ易い側壁体14の遊端部にロック機構43を作用させることができる。その結果、ロック機構43による側壁体14の閉じ位置での固定保持を良好に行うことができる。
本発明は、上記の実施形態で例示した構成に限定されるものではなく、以下、本発明に関する代表的な別実施形態を例示する。
例えば、コンバインは、走行装置として、左右のクローラ2に代えて左右の前輪と左右の後輪とを備えるホイール走行式に構成されていてもよい。
例えば、コンバインは、搭乗運転用の空間を形成するキャビンを備えるキャビン仕様に構成されていてもよい。
例えば、コンバインは、脱穀装置5が機体フレーム1の右半部に配置されていてもよい。この例示構成では、開口17及び側壁体14などが脱穀装置5の右端部に位置して、扱胴15及び受網16を機体の右外方に臨ませることになる。
例えば、コンバインは、穀粒貯留部として、穀粒タンク6に代えて袋詰め装置を備える袋詰め仕様に構成されていてもよい。
例えば、コンバインは、ドラムタイプの扱胴を有する脱穀装置5を備えていてもよい。
例えば、コンバインは、前後に分割可能で左右に分割可能な4分割構造の受網16を有する脱穀装置5を備えていてもよい。
例えば、側壁体14は、開き位置では水平姿勢よりも遊端側が上側に位置する姿勢となるように姿勢設定されていてもよい。
例えば、側壁体14は、ガイド部材38を備えない構成であってもよい。
例えば、側壁体14の前後長さが長くなる場合や、側壁体14の重量が重くなる場合などにおいては、支軸20の本数を4本以上に増やしてもよい。
例えば、側壁体14の前後長さが短くなる場合や、側壁体14の重量が軽くなる場合などにおいては、支軸20の本数を2本にしてもよい。
例えば、アシスト機構25及び保持部材26は、アシスト機構25が、開口17よりも機体の前側の位置において脱穀フレーム12と側壁体14の前端側とにわたって架設され、保持部材26が、使用状態において、開口17よりも機体の後側の位置において、側壁体14の後端側を脱穀フレーム12に連結して開き位置に固定保持する構成であってもよい。
例えば、アシスト機構25及び保持部材26は、アシスト機構25の上端部が、保持部材26の使用状態での上端部よりも側壁体14の遊端側に連結されていてもよい。
例えば、アシスト機構25及び保持部材26は、アシスト機構25の上端部、及び、保持部材26の使用状態での上端部が側壁体14の外壁板27に連結されていてもよい。
例えば、アシスト機構25には、ガススプリングの代わりに、引っ張りバネ、ねじりバネ、又は、圧縮バネの作用で伸長するショックアブソーバ(ダンパ)、などが採用されていてもよい。
例えば、アシスト機構25の上端部は、側壁体14における揺動支点(支軸20)と遊端との中間位置に連結されていてもよい。
例えば、アシスト機構25の上端部は、側壁体14における揺動支点(支軸20)と遊端との中間位置よりも遊端側に連結されていてもよい。
例えば、保持部材26には、棒状部材の代わりに鋼管材又はL形鋼材など採用することができる。
例えば、保持部材26は、使用状態では脱穀フレーム12と側壁体14とにわたって架設され、非使用状態では脱穀フレーム12及び側壁体14から取り外される着脱式の棒状部材であってもよい。
例えば、保持部材26は、側壁体14の閉じ位置から開き位置への揺動操作に連動して、屈曲状態から伸長状態に切り替わるように、脱穀フレーム12と側壁体14とにわたって架設された屈伸式で、伸長状態での自己保持が可能に構成されたリンク機構であってもよい。
例えば、保持部材26は、側壁体14の開き位置において、側壁体14の揺動支点側の端部を脱穀フレーム12にピン連結する連結ピンであってもよい。
例えば、保持部材26は、使用状態での上端部が、側壁体14における揺動支点(支軸20)と遊端との中間位置に連結されていてもよい。
例えば、保持部材26は、使用状態での上端部が、側壁体14における揺動支点(支軸20)と遊端との中間位置よりも遊端側に連結されていてもよい。
例えば、保持部材26は、側壁体14に対する使用状態での上端部の連結位置が、側壁体14におけるアシスト機構25の上端部との連結位置と機体の左右方向において同じ位置に設定されていてもよい。
例えば、保持部材26は、脱穀フレーム12に対する使用状態での下端部の連結位置が、脱穀フレーム12におけるアシスト機構25の下端部との連結位置よりも機体の左右中央側の位置に設定されていてもよい。
例えば、保持部材26は、脱穀フレーム12に対する使用状態での下端部の連結位置が、脱穀フレーム12におけるアシスト機構25の下端部との連結位置と機体の左右方向において同じ位置に設定されていてもよい。
例えば、保持部材26は、非使用状態において、前後に延びる前後向き姿勢で開口17よりも機体の上側の位置に位置する構成であってもよい。
例えば、保持部材26は、非使用状態において、上下に延びる上下向き姿勢で開口17よりも機体の前側の位置又は後側の位置に位置する構成であってもよい。
例えば、保持部材26の揺動支点となる支軸30は、開口17よりも機体の後側の位置で、かつ、開口17よりも機体の下側の位置において、脱穀フレーム12に支持されていてもよい。
例えば、保持部材26の揺動支点となる支軸30は、保持部材26に溶接されていてもよい。
例えば、保持部材26における第2係合部26Aの一部となる突出部材34は、保持部材26に溶接されていてもよい。
14 側壁体
14A 第1係合部(貫通孔)
15 扱胴
16 受網
17 開口
22 サイドカバー(第2サイドカバー)
23 サイドカバー(第3サイドカバー)
25 アシスト機構
26 保持部材(棒状部材)
26A 第2係合部
27 外壁板
27A 前側延長壁部
28 前壁板
29 後壁板
30 支軸
31 フレーム構成部材
32 支持具
33 固定具
34 突出部材
35 リング部材
Claims (12)
- 扱胴及び受網を機体の横外方に臨ませる開口を左右一側部に有する脱穀フレームと、前記開口を閉じる下側の閉じ位置と前記開口を開く上側の開き位置とにわたって上下揺動可能な側壁体と、前記側壁体の人為開閉操作をアシストするアシスト機構と、前記側壁体を前記開き位置に固定保持する使用状態と固定保持しない非使用状態とに切り替え可能な保持部材とを備え、
前記アシスト機構は、前記開口よりも機体の前後一方側の位置において前記脱穀フレームと前記側壁体の前後一端側部分とにわたって架設され、
前記保持部材は、前記使用状態では、前記開口よりも機体の前後他方側の位置において前記側壁体の前後他端側部分を前記脱穀フレームに連結して固定保持し、
前記保持部材は、前記使用状態において下端部が前記脱穀フレームに連結されるとともに上端部が前記側壁体に連結される棒状部材であり、かつ、前記非使用状態において、前後に延びる前後向き姿勢で前記開口よりも機体の下側の位置に位置しているコンバイン。 - 扱胴及び受網を機体の横外方に臨ませる開口を左右一側部に有する脱穀フレームと、前記開口を閉じる下側の閉じ位置と前記開口を開く上側の開き位置とにわたって上下揺動可能な側壁体と、前記側壁体の人為開閉操作をアシストするアシスト機構と、前記側壁体を前記開き位置に固定保持する使用状態と固定保持しない非使用状態とに切り替え可能な保持部材とを備え、
前記アシスト機構は、前記開口よりも機体の前後一方側の位置において前記脱穀フレームと前記側壁体の前後一端側部分とにわたって架設され、
前記保持部材は、前記使用状態では、前記開口よりも機体の前後他方側の位置において前記側壁体の前後他端側部分を前記脱穀フレームに連結して固定保持し、
前記保持部材は、前記使用状態において下端部が前記脱穀フレームに連結されるとともに上端部が前記側壁体に連結される棒状部材であり、かつ、前記保持部材の一端部に備えた支軸を基点にした揺動操作で前記使用状態と前記非使用状態とに切り替えられ、
前記支軸は、前記開口よりも機体の前後一方側の位置で、かつ、前記開口よりも機体の下側の位置において、前記脱穀フレームに支持されているコンバイン。 - 前記脱穀フレームは、前記左右一側部における前記開口よりも機体の下側の位置にて前後に延びるフレーム構成部材を備え、
前記フレーム構成部材は、前記支軸を支持する支持具と、前記保持部材を前記非使用状態で固定する固定具とを備えている請求項2に記載のコンバイン。 - 前記支持具は、前記側壁体の前端部に配置される前壁板よりも機体前側の位置、又は、前記側壁体の後端部に配置される後壁板よりも機体後側の位置に配置され、
前記側壁体において前記前壁板と前記後壁板とにわたる外壁板は、前記前壁板から前記支持具よりも機体前側に延び出る前側延長壁部、又は、前記後壁板から前記支持具よりも機体後側に延び出る後側延長壁部を備えている請求項3に記載のコンバイン。 - 扱胴及び受網を機体の横外方に臨ませる開口を左右一側部に有する脱穀フレームと、前記開口を閉じる下側の閉じ位置と前記開口を開く上側の開き位置とにわたって上下揺動可能な側壁体と、前記側壁体の人為開閉操作をアシストするアシスト機構と、前記側壁体を前記開き位置に固定保持する使用状態と固定保持しない非使用状態とに切り替え可能な保持部材とを備え、
前記アシスト機構は、前記開口よりも機体の前後一方側の位置において前記脱穀フレームと前記側壁体の前後一端側部分とにわたって架設され、
前記保持部材は、前記使用状態では、前記開口よりも機体の前後他方側の位置において前記側壁体の前後他端側部分を前記脱穀フレームに連結して固定保持し、
前記アシスト機構の上端部及び前記使用状態の前記保持部材の上端部は、前記側壁体における揺動支点と遊端との中間位置よりも揺動支点側の部位に連結されているコンバイン。 - 扱胴及び受網を機体の横外方に臨ませる開口を左右一側部に有する脱穀フレームと、前記開口を閉じる下側の閉じ位置と前記開口を開く上側の開き位置とにわたって上下揺動可能な側壁体と、前記側壁体の人為開閉操作をアシストするアシスト機構と、前記側壁体を前記開き位置に固定保持する使用状態と固定保持しない非使用状態とに切り替え可能な保持部材とを備え、
前記アシスト機構は、前記開口よりも機体の前後一方側の位置において前記脱穀フレームと前記側壁体の前後一端側部分とにわたって架設され、
前記保持部材は、前記使用状態では、前記開口よりも機体の前後他方側の位置において前記側壁体の前後他端側部分を前記脱穀フレームに連結して固定保持し、
前記側壁体は、前記側壁体の前端部に配置される前壁板、又は、前記側壁体の後端部に配置される後壁板に第1係合部を備え、
前記保持部材の前記使用状態での上端部には、前記前壁板の前記第1係合部に対して機体前側から係合される第2係合部、又は、前記後壁板の前記第1係合部に対して機体後側から係合される第2係合部が装備されているコンバイン。 - 前記第1係合部は、前記前壁板又は前記後壁板を機体の前後方向に突き抜ける貫通孔であり、
前記第2係合部は、前記保持部材の上端部から機体の前後一方側に突出する突出部材と、前記貫通孔よりも小径で前記突出部材の突出端に外嵌されたリング部材とを備えている請求項6に記載のコンバイン。 - 扱胴及び受網を機体の横外方に臨ませる開口を左右一側部に有する脱穀フレームと、前記開口を閉じる下側の閉じ位置と前記開口を開く上側の開き位置とにわたって上下揺動可能な側壁体と、前記側壁体の人為開閉操作をアシストするアシスト機構と、前記側壁体を前記開き位置に固定保持する使用状態と固定保持しない非使用状態とに切り替え可能な保持部材とを備え、
前記アシスト機構は、前記開口よりも機体の前後一方側の位置において前記脱穀フレームと前記側壁体の前後一端側部分とにわたって架設され、
前記保持部材は、前記使用状態では、前記開口よりも機体の前後他方側の位置において前記側壁体の前後他端側部分を前記脱穀フレームに連結して固定保持し、
前記側壁体よりも機体の下側に配置されるサイドカバーを備え、
前記保持部材は、前記使用状態において、前記サイドカバーの機体横外側端部よりも機体の左右中央側に位置しているコンバイン。 - 前記側壁体は、前記閉じ位置において前記開口を横外方から覆い隠す外壁板と、前記外壁板の前端部に連結される前壁板と、前記外壁板の後端部に連結される後壁板とを備え、
前記アシスト機構の上端部は、前記前壁板及び前記後壁板のうちの一方の壁板に連結され、
前記保持部材は、前記使用状態では、前記前壁板及び前記後壁板のうちの他方の壁板を前記脱穀フレームに連結している請求項1〜8のいずれか一項に記載のコンバイン。 - 前記保持部材は、前記非使用状態において、前記閉じ位置の前記側壁体にて覆い隠される位置に位置している請求項1〜9のいずれか一項に記載のコンバイン。
- 前記アシスト機構の上端部は、前記側壁体の揺動支点側に連結され、
前記保持部材の上端部は、前記使用状態において、前記アシスト機構の上端部よりも前記側壁体の遊端側に連結されている請求項1〜10のいずれか一項に記載のコンバイン。 - 前記保持部材は、前記使用状態において、下端部が前記脱穀フレームにおける前記アシスト機構の下端部との連結位置よりも機体横外側の部位に連結されている請求項11に記載のコンバイン。
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