JP2015198162A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】貫通電極に断線が発生することを抑制する。【解決手段】第1基板10の一面10aに第1絶縁膜20を形成し、第1絶縁膜20に導電部17を露出させる第1貫通孔22を形成する。そして、第1絶縁膜20を介して第1基板10と第2基板30とを接合した後、第1貫通孔22と連通する第2貫通孔32aを形成して貫通孔32を形成する。このとき、第1絶縁膜20のうちの第1貫通孔22の開口部における周辺部を露出させるように第2貫通孔32aを形成することによって第1貫通孔22の開口部を広げる。【選択図】図5

Description

本発明は、第1、第2基板が第1絶縁膜を介して接合され、第2基板および第1絶縁膜に貫通孔が形成されると共に当該貫通孔に第2絶縁膜を介して貫通電極が形成された半導体装置の製造方法に関するものである。
従来より、この種の半導体装置として、次のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、この半導体装置では、第1基板に圧力検出素子および圧力検出素子と電気的に接続される配線層が形成され、この第1基板に第1絶縁膜を介して第2基板が接合されている。そして、第2基板および第1絶縁膜には、第1基板、第1絶縁膜、第2基板の積層方向に貫通して配線層を露出させる貫通孔が形成されていると共に、貫通孔の壁面上に第2絶縁膜を介して配線層と電気的に接続される貫通電極が形成されている。
このような半導体装置は、次のように製造される。すなわち、第1基板に圧力検出素子および配線層を形成した後、第1基板に第1絶縁膜を介して第2基板を接合する。次に、第2基板に、第1基板、第1絶縁膜、第2基板の積層方向に貫通して第1絶縁膜に達する第1貫通孔をドライエッチング等の異方性エッチングで形成する。そして、第1貫通孔の壁面に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等によって第2絶縁膜を形成する。なお、この第2絶縁膜は、第1貫通孔の壁面に形成されると共に第1貫通孔の底部(第1貫通孔から露出する第1絶縁膜上)に形成される。
次に、第1貫通孔の底部に位置する第2絶縁膜および第1絶縁膜を露出させる第2貫通孔をドライエッチング等の異方性エッチングで形成することにより、第1、第2貫通孔にて構成される貫通孔を形成する。その後、CVD法等で金属膜を成膜して配線層と電気的に接続される貫通電極を形成することにより、上記半導体装置が製造される。
特開2012−195442号公報
しかしながら、上記半導体装置の製造方法では、貫通電極に断線が発生し易いという問題がある。
すなわち、図10に示されるように、第1基板J10に第1絶縁膜J20を介して第2基板J30が接合され、第1貫通孔J32aと連通する第2貫通孔J22を形成して配線層J17を露出させる貫通孔J32を形成する場合、第2貫通孔J22の壁面と第1基板J10の一面J10aとの為す角度が略垂直になり易い。また、貫通孔J32内にCVD法等によって金属膜を成膜する場合、金属膜は、深い部分ほど堆積し難く、また、貫通孔J32の壁面と一面J10aとの為す角度が垂直に近づくほど堆積し難い。このため、第1絶縁膜J20のうちの第2貫通孔J22の壁面となる部分に金属膜が成膜し難く、この部分における金属膜の被覆率(カバレッジ)が小さくなる。したがって、貫通電極のうちの貫通孔J32の底部側に形成された部分で断線が発生し易いという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、貫通電極に断線が発生することを抑制できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、一面(10a)を有し、一面側に導電部(17)が形成された第1基板(10)と、第1基板の一面側に配置される第2基板(30)と、第1基板と第2基板との間に配置される第1絶縁膜(20)と、を備え、第2基板および第1絶縁膜を貫通して導電部を露出させる貫通孔(32)が形成され、貫通孔に第2絶縁膜(33)を介して導電部と電気的に接続される貫通電極(34)が形成された半導体装置の製造方法において、以下の点を特徴としている。
すなわち、第1基板の一面に第1絶縁膜を形成する工程と、第1絶縁膜に導電部を露出させる第1貫通孔(22)を形成する工程と、第1絶縁膜を介して第1基板と第2基板とを接合する工程と、第2基板に、第1貫通孔と連通する第2貫通孔(32a)を形成することにより、第1、第2貫通孔にて構成される貫通孔を形成する工程と、貫通孔に第2絶縁膜を成膜する工程と、導電部を覆う第2絶縁膜を除去することにより、導電部を露出させる工程と、第2絶縁膜上に金属膜を成膜することにより、導電部と電気的に接続される貫通電極を形成する工程と、を行い、貫通孔を形成する工程では、第1絶縁膜のうちの第1貫通孔の開口部における周辺部を露出させるように第2貫通孔を形成することにより、第1貫通孔の開口部を広げることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明では、第2基板のうちの第1基板と対向する一面(30a)に第1絶縁膜を形成する工程と、第1絶縁膜に第2基板の所定箇所を露出させる第1貫通孔(22)を形成する工程と、第1基板に形成された導電部が第1貫通孔から露出するように、第1絶縁膜を介して第1基板と第2基板とを接合する工程と、第2基板に、第1貫通孔と連通する第2貫通孔(32a)を形成することにより、第1、第2貫通孔にて構成される貫通孔を形成する工程と、貫通孔に第2絶縁膜を成膜する工程と、導電部を覆う第2絶縁膜を除去することにより、導電部を露出させる工程と、第2絶縁膜上に金属膜を成膜することにより、導電部と電気的に接続される貫通電極を形成する工程と、を行い、貫通孔を形成する工程では、第1絶縁膜のうちの第1貫通孔の開口部における周辺部を露出させるように第2貫通孔を形成することにより、第1貫通孔の開口部を広げることを特徴としている。
これら請求項1および2に記載の発明によれば、第1貫通孔の開口部を広げることにより、第1貫通孔の壁面と第1基板の一面との成す角度を小さくできる。したがって、貫通孔の底部側においても金属膜が成膜し難くなることを抑制でき、貫通電極に断線が発生することを抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における半導体装置の断面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図2に続く半導体装置の製造工程を示す断面図である。 図2(c)中の領域Aの拡大図である。 図3(a)中の領域Bの拡大図である。 図3(c)中の領域Cの拡大図である。 本発明の第2実施形態における半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第3実施形態における半導体装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第4実施形態における半導体装置の製造工程を示す断面図である。 課題を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態では、本発明の半導体装置の製造方法を圧力センサの製造方法に適用した例を説明する。まず、圧力センサの構成について説明する。
図1に示されるように、本実施形態の圧力センサは、一面10aおよび一面10aと反対側の他面10bを有する第1基板10を備えている。本実施形態では、第1基板10は、支持基板11、絶縁膜12、半導体層13が順に積層され、一方向を長手方向とする平面矩形状のSOI(Silicon on Insulator)基板が用いられる。そして、半導体層13のうちの絶縁膜12と反対側の一面が第1基板10の一面10aを構成し、支持基板11のうちの絶縁膜12と反対側の一面が第1基板10の他面10bを構成している。なお、本実施形態では、支持基板11および半導体層13はシリコンで構成され、絶縁膜12は酸化膜等で構成されている。
第1基板10には、長手方向の一端部側(図1中紙面右側)に、他面10bから凹部14が形成されることにより、圧力に応じて変形可能とされたダイヤフラム部15が形成されている。本実施形態では、凹部14は第1基板10の他面10bから絶縁膜12に達するように形成され、凹部14の底面と第1基板10の一面10aとの間に位置する絶縁膜12および半導体層13にてダイヤフラム部15が形成されている。
そして、ダイヤフラム部15には、当該ダイヤフラム部15の変形に応じて抵抗値が変化するゲージ抵抗16がブリッジ回路を構成するように形成されている。これにより、ダイヤフラム部15に圧力が印加されるとゲージ抵抗16の抵抗値が変化してブリッジ回路の電圧が変化し、この電圧の変化に応じたセンサ信号が出力される。
また、第1基板10には、ゲージ抵抗16と電気的に接続される配線層17が形成されている。この配線層17は、図1とは異なる別断面において、半導体層13内を適宜引き回されて各ゲージ抵抗16と接続され、第1基板10の他端部側(図1中紙面左側)まで引き出されている。
なお、ゲージ抵抗16および配線層17は、不純物を適宜拡散させた拡散層によって構成されている。また、本実施形態では、配線層17が本発明の導電部に相当している。
そして、図1に示されるように、上記第1基板10の一面10aには、本発明の第1絶縁膜に相当する絶縁膜20を介して第2基板30が配置されている。なお、本実施形態では、第2基板30はシリコンで構成され、絶縁膜20は酸化膜で構成されている。
第2基板30は、第1基板10側の一面30aのうちのダイヤフラム部15と対向する部分に窪み部31が形成されている。そして、絶縁膜20には、窪み部31と対向する部分を開口する孔部21が形成されている。これにより、第1基板10と第2基板30との間に基準圧力室40が構成され、ダイヤフラム部15の一面10a側には、基準圧力室40から基準圧力が印加される。なお、本実施形態では、基準圧力室40は真空圧とされている。
また、第2基板30および絶縁膜20のうちの他端部側(図1中紙面左側)には、第1基板10、絶縁膜20、第2基板30の積層方向に当該第2基板30および絶縁膜20を貫通して配線層17を露出させる複数の貫通孔32が形成されている。そして、貫通孔32の壁面には、TEOS(Tetra ethyl ortho silicate)等で構成される絶縁膜33を介してAl等で構成される貫通電極34が配線層17と電気的に接続されるように形成されている。また、第2基板30のうちの他面30b側には、絶縁膜35が形成され、当該絶縁膜35上に貫通電極34と電気的に接続されるパッド部36が形成されている。なお、本実施形態では、絶縁膜33が本発明の第2絶縁膜に相当している。
以上が本実施形態における圧力センサの構成である。次に、上記圧力センサの製造方法について図2を参照しつつ説明する。
まず、図2(a)に示されるように、支持基板11、絶縁膜12、半導体層13が順に積層された第1基板10を用意し、半導体層13に不純物を拡散させる等してゲージ抵抗16および配線層17を形成する。
次に、図2(b)に示されるように、第1基板10の一面10a(半導体層13上)に絶縁膜20をCVD法等によって形成する。そして、図2(c)に示されるように、絶縁膜20上に図示しないレジストを配置して当該レジストをパターニングし、このレジストをマスクとしてドライエッチング等の異方性エッチングを行い、上記形状の孔部21を形成すると共に、配線層17を露出させる第1貫通孔22を形成する。
なお、第1貫通孔22は、図4に示されるように、この工程が終了した後は、開口部が角張った状態となっている。つまり、第1貫通孔22の壁面と第1基板10の一面10aの為す角度は、略垂直となっている。
続いて、図2(d)に示されるように、一面30aに窪み部31が形成された第2基板30を用意し、絶縁膜20に形成された孔部21と窪み部31の開口部とが一致するように、絶縁膜20と第2基板30とを接合する。特に限定されるものではないが、絶縁膜20と第2基板30との接合は、絶縁膜20および第2基板30のうちの接合面を活性化させて接合するいわゆる直接接合等で接合することができる。
なお、ここでは直接接合を例に挙げて説明したが、絶縁膜20と第2基板30とは、陽極接合や中間層接合、フージョン接合等の接合技術によって接合されてもよい。そして、接合後に、高温アニール等の接合品質を向上させる処理を行ってもよい。
続いて、図3(a)に示されるように、第2基板30に複数の第2貫通孔32aを形成することにより、第1、第2貫通孔22、32aにて貫通孔32を形成する。具体的には、まず、第2基板30の他面30bに図示しないレジストを配置して当該レジストをパターニングする。そして、このレジストをマスクとしてドライエッチング等の異方性エッチングを行い、第1貫通孔22と連通する第2貫通孔32aを形成することにより、第1、第2貫通孔22、32aにて構成される貫通孔32を形成する。
このとき、図5に示されるように、絶縁膜20のうちの第1貫通孔22の開口部における周辺部も露出するように第2貫通孔32aを形成する。これにより、ドライエッチングを行う場合には角部に電解が集中して当該角部が除去され易く、第2貫通孔32aから露出する第1貫通孔22は開口部が角張った形状とされているため、図5中の点線で示す領域K1が除去される。すなわち、第1貫通孔22は、開口部が広げられ、開口部側から第1基板10の一面10a側に向かって先細り形状とされたテーパ状となる。言い換えると、第1貫通孔22の壁面は、第1基板10の一面10aとの為す角度θ1が略垂直でなくなり、鋭角となる。
次に、図3(b)に示されるように、各貫通孔32の壁面にTEOS等の絶縁膜33を成膜する。このとき、第2基板30の他面30bにも絶縁膜が成膜され、成膜された絶縁膜にて上記絶縁膜35が構成される。なお、絶縁膜33を成膜した場合には、貫通孔32の底部(配線層17上)にも絶縁膜33が成膜される。また、この絶縁膜33は、貫通孔32の底部側ほど薄く形成され、絶縁膜20近傍では当該絶縁膜20より薄くなる。
続いて、図3(c)に示されるように、各貫通孔32の底部に形成された絶縁膜33を除去することにより、各貫通孔32から配線層17を露出させる。
具体的には、図6に示されるように、第2基板30の他面30b側にレジスト50を形成し、当該レジスト50をパターニングして配線層17を覆う絶縁膜33を露出させる。なお、本実施形態では、レジスト50は、第1貫通孔22の開口部が当該レジスト50から露出しないようにパターニングされている。そして、レジスト50をマスクとしてドライエッチング等の異方性エッチングを行うことにより、レジスト50から露出する絶縁膜33を除去して配線層17を露出させる。
続いて、図3(d)に示されるように、各貫通孔32にスパッタ法や蒸着法等によって金属膜を形成することにより、配線層17と電気的に接続される貫通電極34を形成する。このとき、上記のように第1貫通孔22は、第1基板10の一面10aとの為す角度θ1が鋭角とされており、この壁面上に形成された絶縁膜33と第1基板10の一面10aとの為す角度も鋭角となる。このため、貫通孔32の底部側においても金属膜が成膜し難くなることを抑制できる。
その後は特に図示しないが、第1基板10の他面10bからドライエッチング等を行い、凹部14を形成することでダイヤフラム部15を構成することにより、図1に示す圧力センサが製造される。
なお、上記では、1つの圧力センサの製造方法について説明したが、ウェハ状の第1基板10と第2基板30とを用意し、これらを貼り合わせた後にダイシングカットしてチップ単位に分割するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、まず、絶縁膜20に第1貫通孔22を形成している。そして、絶縁膜20に第2基板30を接合した後、絶縁膜20のうちの第1貫通孔22の開口部における周辺部も露出するように第2貫通孔32aを形成している。これにより、第1貫通孔22の開口部が除去され、第1貫通孔22の壁面と第1基板10の一面10aとの為す角度θ1が鋭角となる。このため、この壁面上に形成された絶縁膜33と第1基板10の一面10aとの為す角度も鋭角となる。したがって、貫通孔32の底部側においても金属膜が成膜し難くなることを抑制でき、貫通電極34に断線が発生することを抑制できる。
なお、図6に示されるように、絶縁膜33のうちの第1基板10側の部分は、第1基板10の一面10aとの為す角度が略垂直となる。言い換えると、絶縁膜33のうちの図3(c)の工程にて除去される部分と第1基板10の一面10aとの成す角度が略垂直となる。しかしながら、絶縁膜33は、貫通孔32の底部側ほど薄く形成され、絶縁膜20近傍では当該絶縁膜20より薄くなる。そして、絶縁膜33のうちの第1基板10の一面10aとの成す角度が略垂直となる部分は、従来の半導体装置の製造方法よりも貫通孔32の開口部側に位置している。このため、従来の半導体装置の製造方法と比較して、貫通孔32の底部側において金属膜が成膜し難くなることを抑制できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して第2基板30に絶縁膜20を形成するものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、まず、図7(a)に示されるように、一面30aに絶縁膜20が形成された第2基板30用意し、絶縁膜20に孔部21を形成すると共に第2基板30に窪み部31を形成する。
次に、図7(b)に示されるように、絶縁膜20に、第1基板10と接合された際に配線層17を露出させる第1貫通孔22を形成する。そして、上記図2(d)の工程と同様に、配線層17が第1貫通孔22から露出するように第1基板10と絶縁膜20とを接合した後、図3以降の工程を行うことにより、図1に示す圧力センサが製造される。
このように、第2基板30に絶縁膜20を形成するようにしても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して絶縁膜33を除去する際のレジスト50の形状を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、図8に示されるように、図3(c)の工程を行う際、絶縁膜20のうちの第1貫通孔22の開口部における周辺部が露出するように当該レジスト50をパターニングする。なお、この工程における第1貫通孔22における開口部とは、図3(a)の工程にて広げられた開口部のことである。
そして、再びドライエッチング等の異方性エッチングを行い、絶縁膜33を除去することによって配線層17を露出させる。このとき、レジスト50から露出する絶縁膜33が除去されると絶縁膜20が露出する。つまり、第1貫通孔22の開口部が露出する。このため、図8中の点線で示す領域K2がさらに除去され、第1貫通孔22は、第1基板10の一面10aとの為す角度θ2がさらに小さくさなる。なお、図8は、図3(c)中の領域Cの拡大図である。
これによれば、第1貫通孔22の壁面と第1基板10の一面10aとの為す角度θ2がさらに小さくなる。このため、貫通孔32の底部側において金属膜が成膜し難くなることをさらに抑制できる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して第1貫通孔22を形成した後に当該第1貫通孔22の開口部を広げるものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、図9に示されるように、図2(c)の工程を行った後、第1貫通孔22の開口部を広げる。つまり、第2貫通孔32aを形成する前に、第1貫通孔22の壁面と第1基板10の一面10aとの為す角度θ3が鋭角となるようにしている。
なお、この工程は、例えば、ウェットエッチング等で行うことができる。また、図9は、図2(a)中の領域Aの拡大図である。
このように、第1貫通孔22を形成した後に、第1貫通孔22の壁面と第1基板10の一面10aとの為す角度θ3が鋭角となるようにすることにより、図3(a)の工程を行った際、第1貫通孔22の壁面と第1基板10の一面10aとの為す角度をさらに小さくできる。このため、貫通孔32の底部側において金属膜が成膜し難くなることをさらに抑制できる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記各実施形態において、ダイヤフラム部15は、半導体層13のみで構成されていてもよい。つまり、凹部14によって絶縁膜12が除去されていてもよい。
また、上記各実施形態では、導電部として拡散層で構成される配線層17を例に挙げて説明したが、導電部は金属膜等であってもよい。
さらに、上記第1実施形態において、第1基板10としてSOI基板ではなく、シリコン基板等を用いることもできる。
そして、上記各実施形態を適宜組み合わせてもよい。例えば、上記第2実施形態を上記第3、第4実施形態に組み合わせ、第2基板30に絶縁膜20を形成してもよい。また、上記第3実施形態を上記第4実施形態に組み合わせ、図3(c)の工程において、絶縁膜20のうちの第1貫通孔22の開口部における周辺部が露出するようにレジスト50をパターニングしてもよい。さらに、上記各実施形態を組み合わせたもの同士をさらに組み合わせてもよい。
10 第1基板
10a 一面
17 導電部
20 絶縁膜(第1絶縁膜)
22 第1貫通孔
30 第2基板
32 貫通孔
32a 第2貫通孔
33 絶縁膜(第2絶縁膜)
34 貫通電極

Claims (4)

  1. 一面(10a)を有し、前記一面側に導電部(17)が形成された第1基板(10)と、
    前記第1基板の一面側に配置される第2基板(30)と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に配置される第1絶縁膜(20)と、を備え、
    前記第2基板および前記第1絶縁膜を貫通して前記導電部を露出させる貫通孔(32)が形成され、前記貫通孔に第2絶縁膜(33)を介して前記導電部と電気的に接続される貫通電極(34)が形成された半導体装置の製造方法において、
    前記第1基板の一面に前記第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜に前記導電部を露出させる第1貫通孔(22)を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜を介して前記第1基板と前記第2基板とを接合する工程と、
    前記第2基板に、前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔(32a)を形成することにより、前記第1、第2貫通孔にて構成される前記貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔に前記第2絶縁膜を成膜する工程と、
    前記導電部を覆う前記第2絶縁膜を除去することにより、前記導電部を露出させる工程と、
    前記第2絶縁膜上に金属膜を成膜することにより、前記導電部と電気的に接続される前記貫通電極を形成する工程と、を行い、
    前記貫通孔を形成する工程では、前記第1絶縁膜のうちの前記第1貫通孔の開口部における周辺部を露出させるように前記第2貫通孔を形成することにより、前記第1貫通孔の開口部を広げることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 一面(10a)を有し、前記一面側に導電部(17)が形成された第1基板(10)と、
    前記第1基板の一面側に配置される第2基板(30)と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に配置される第1絶縁膜(20)と、を備え、
    前記第2基板および前記第1絶縁膜を貫通して前記導電部を露出させる貫通孔(32)が形成され、前記貫通孔に第2絶縁膜(33)を介して前記導電部と電気的に接続される貫通電極(34)が形成された半導体装置の製造方法において、
    前記第2基板のうちの前記第1基板と対向する一面(30a)に前記第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜に前記第2基板の所定箇所を露出させる第1貫通孔(22)を形成する工程と、
    前記第1基板に形成された前記導電部が前記第1貫通孔から露出するように、前記第1絶縁膜を介して前記第1基板と前記第2基板とを接合する工程と、
    前記第2基板に、前記第1貫通孔と連通する第2貫通孔(32a)を形成することにより、前記第1、第2貫通孔にて構成される前記貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔に前記第2絶縁膜を成膜する工程と、
    前記導電部を覆う前記第2絶縁膜を除去することにより、前記導電部を露出させる工程と、
    前記第2絶縁膜上に金属膜を成膜することにより、前記導電部と電気的に接続される前記貫通電極を形成する工程と、を行い、
    前記貫通孔を形成する工程では、前記第1絶縁膜のうちの前記第1貫通孔の開口部における周辺部を露出させるように前記第2貫通孔を形成することにより、前記第1貫通孔の開口部を広げることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記導電部を露出させる工程では、前記導電部を覆う前記第2絶縁膜を除去すると共に、前記第2絶縁膜のうちの前記第1絶縁膜における前記第1貫通孔の開口部の周辺部に形成された部分を除去することにより、前記第1貫通孔の開口部をさらに広げることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1貫通孔を形成する工程の後であって前記絶縁膜を介して前記第1、第2基板を接合する工程の前に、前記第1貫通孔の開口部を広げる工程を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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