JP2015195276A - 基板処理装置および基板処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】スループットを向上し、安定した塗布処理を行うことができる基板処理装置およびその基板処理装置を組み込んだ基板処理システムを提供する。【解決手段】複数の基板Sを保持領域91に保持した基板ホルダー90をステージ3に載置する。ステージ3の載置面30には複数の吸着孔72が形成されており、吸着孔72は真空ポンプ75と連通している。基板ホルダー90は保持領域91として凹部911を有し、凹部911の底面BTには複数の貫通孔913が形成されており、基板ホルダー90をステージ3に載置することで、吸着孔72と貫通孔913とによって真空ポンプ75に連通する吸引路75が形成され、吸引路75を介して複数の基板Sを基板ホルダー90に吸着保持した状態で処理液を塗布する。【選択図】図6

Description

本発明は、複数の基板に対して同時に処理液を塗布する基板処理装置および基板処理システムに関する。
従来より、ガラス基板や半導体ウェハ等に対して、スリットノズルを走査しながらレジスト等の処理液を塗布する基板処理装置が知られている。このような処理装置では安定した塗布処理を行う上で基板と吐出口との間隔を一定にすること均一な厚さの塗布膜を形成する上で重要である。
また、複数の基板を同時に塗布部に搬入し、同時に塗布処理することで基板処理のスループットを向上することができる基板処理装置が提案されている(例えば、特許文献1)。また、他の成膜装置では、複数の基板を保持した基板トレイを真空容器に搬入し、プラズマ処理により複数の基板に同時に成膜するプラズマCVD装置も知られている(例えば、特許文献2)。
特許文献1では、基板受入部に外部から複数の基板を受け入れ、複数の基板を同時に塗布部に搬送する搬送機構を備える基板処理装置が開示されている。具体的には、2枚の基板を同時にステージに載置し、スリットノズルを2枚の基板の上方を走査させつつ処理液を吐出する。そのため、従来に比べてスループットが向上するとともに、均一な厚さの塗布膜を形成することができる。
特開2013−51275号公報 特開2012−104544号公報
近年、塗布膜の厚さの均一性を低下させることなく、さらなるスループットの向上が求められている。そこで、特許文献1に開示される基板処理装置において、さらなるスループットを向上させるため、一度に処理する枚数を増やすことが考えられる。しかしながら、装置構造が複雑になるとともに、制御が難しくなるという問題がある。また、同様の装置を複数台設けることも考えられるが、装置コストが高くなるという問題がある。
一方、特許文献2に開示される基板トレイを用いて複数の基板を一括して搬送することが考えられる。このような技術を特許文献1に開示される基板処理装置に適用することも考えられるが、基板を基板トレイ上に単に配設されているだけでは、特許文献1に開示されるような基板処理装置では安定して処理液を塗布することができない事もある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、スループットを向上しかつ安定した塗布処理を行うことができる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る基板処理装置は、複数の基板に処理液を塗布する基板処理装置であって、基板を水平に保持する複数の保持領域を一方側主面に有する基板ホルダーと、前記基板ホルダーに保持された複数の前記基板の表面に処理液を塗布する塗布部と、外部から基板を受け入れ、前記基板ホルダーのそれぞれの前記保持領域に前記基板を載置し、前記塗布部に前記基板ホルダーを搬送する基板受入部と、前記塗布部での塗布処理が行われた後、前記塗布部から前記基板ホルダーを搬出し、前記基板ホルダーから前記基板を外部に払い出す基板搬出部と、を備え、前記塗布部は、複数の吸着孔が形成された載置面を有し、前記基板を保持した前記基板ホルダーを前記載置面で水平に載置するステージと、前記複数の吸着孔と連通し、前記載置面の上方の雰囲気を吸引する吸引手段と、 前記基板ホルダーに水平に保持された前記複数の基板の表面と近接した状態で、前記基板に対して水平方向に一方側から他方側に相対的に移動する間、複数の前記基板の表面に処理液を塗布するスリットノズルと、を有し、前記基板ホルダーは、前記保持領域に形成された複数の貫通孔を有し、前記基板ホルダーを前記ステージの載置面に載置することで、前記基板ホルダーの貫通孔と前記ステージに形成された吸着孔とによって前記吸引手段と連通する吸引路が形成され、前記吸引路を介して前記保持領域の上方の雰囲気を吸引し前記基板を前記基板ホルダーに吸着保持することを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る基板処理装置は、本発明の第1の態様に係る基板処理装置であって、前記保持領域は、前記基板の寸法と略同じ寸法の凹部であり、前記凹部の底面に前記吸着孔が形成されることを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る基板処理装置は、本発明の第1の態様又は第2の態様に係る基板処理装置であって、前記保持領域には、前記吸着孔と連通する吸着溝をさらに備えることを特徴とする。
本発明の第4の態様に係る基板処理装置は、本発明の第1の態様ないし第3の態様のいずれか一態様に係る基板処理装置であって、前記スリットノズルから前記基板に処理液が塗布されている間に、前記基板受入部において、前記基板ホルダーに基板が載置されることを特徴とする。
本発明の第5の態様に係る基板処理装置は、本発明の第1の態様ないし第4の態様のいずれか一態様に係る基板処理装置であって、前記基板搬出部で前記基板を外部に払い出した後の前記基板ホルダーを前記基板受入部へ搬送するホルダー搬送機構をさらに備えることを特徴とする。
本発明の第6の態様に係る基板処理システムは、本発明の第1の態様ないし第5の態様のいずれか一態様の基板処理装置と、前記基板処理装置で処理液が塗布された基板を保持した状態で、前記基板ホルダーをチャンバー内に収容し、前記チャンバー内を減圧することで前記基板に塗布された処理液から溶媒を除去して塗布膜を形成する乾燥部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1の態様では、複数枚の基板を基板ホルダーに吸着保持した状態で処理液を塗布することできる。したがって、安定した処理液の塗布が行えるとともにスループットを向上させることができる。
本発明の第2の態様では、塗布部において基板の位置決め処理が不要となりスループットを向上させることができる。
本発明の第3の態様では、保持領域において基板をさらに安定して保持することができ、安定した塗布処理を行うことができる。
本発明の第4の態様では、基板ホルダーへの次の基板の載置を先の基板に対する塗布処理中に行うためスループットを向上させることができる。
本発明の第5の態様では、基板を外部に払いだした後の基板ホルダーを基板受入部に搬送する機構を備えるため、自動制御を実現することができる。
本発明の第6の態様では、基板を基板ホルダーに保持した状態で乾燥処理を行うことで均一な厚さの塗布膜を形成することができる。
基板処理装置の概略上面図である。 基板移載部について説明するための断面図である。 基板ホルダーについて説明するための斜視図である。 塗布部を説明するための概略斜視図である。 塗布部の保持エリアについて説明するための図である。 保持エリアに基板ホルダーを載置した状態を説明するための断面図である。 塗布部の正面概要図である。 スリットノズルの下面図である。 基板処理のフローを説明するための図である。 基板処理システムの概略上面図である。 乾燥部を説明するための図である 熱処理部を説明するための図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、図面においては、方向関係を明確にするため必要に応じてZ軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平平面とするXYZ直交座標系を付しているが、位置関係を把握するために便宜上定義するものであって、以下に説明する各方向を限定するものではない。また、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。
図1は、本実施形態に係る基板処理装置1の概略上面図である。基板処理装置1は、複数の角型基板(以降では、単に基板Sと呼ぶ)の上面に対して処理液を塗布する装置である。
この基板処理装置1は、装置外部から基板Sを受け入れ、基板ホルダー90に基板Sを載置するための基板受入部100と、基板ホルダー90に保持された複数の基板Sに処理液を塗布する塗布部110と、塗布部110から基板ホルダー90を搬出し、基板ホルダー90から基板Sを装置外部へ払い出す基板搬出部120と、を主として備える。
基板受入部100は、カセットCに収容される基板Sを装置内部に搬入する搬送ロボット130と、基板ホルダー90を載置し搬送ロボット130から受け取った基板Sを基板ホルダー90に載置する基板移載部140と、複数の基板Sが載置された基板ホルダー90を塗布部110に搬送する搬送ロボット150と、を備える。
搬送ロボット130は、一対のフィンガー131を備え、カセットCに収容される基板Sを下方からすくい上げて支持する。また、搬送ロボット130は、Z軸方向に延びる軸を回転軸として、フィンガー131を旋回させることできる。具体的には、搬送ロボット130は、−X側に配設されたカセットCから、基板Sを受け取り、右回り(または左回り)に180度旋回することで、フィンガー131に支持した基板Sを基板移載部140に渡す。なお、フィンガー131は3本以上であっても良い。
基板移載部140は、基板ホルダー90を水平に載置し、搬送ロボット130の一対のフィンガー131が支持した基板Sを基板ホルダー90に載置する。なお、詳細については後述する。
搬送ロボット150は、基板移載部140で複数の基板Sが保持された基板ホルダー90を塗布部110へ搬送するとともに、基板処理装置1の外部から基板Sが載置されていない基板ホルダー90を該装置内に搬入し基板移載部140へ載置する。搬送ロボット150は、一対のフィンガー151を備え、基板移載部140で複数の基板Sが載置された基板ホルダー90を下方からすくい上げて支持する。また、搬送ロボット150は、Z軸方向に延びる軸を回転軸として、フィンガー151を旋回させることできる。具体的には、搬送ロボット150は、−X側に配設された基板移載部140から、基板ホルダー90を受け取り、右回り(または左回り)に180度旋回することで、フィンガー151に支持した基板ホルダー90を塗布部110に渡す。
塗布部110は、基板受入部100から複数の基板Sが保持された基板ホルダー90を水平に載置し、基板Sの上面に処理液を塗布する。塗布部110の詳細については後述する。
基板搬出部120は、塗布部110で処理液が塗布された複数の基板Sを保持する基板ホルダー90を塗布部110から搬出する搬送ロボット160と、処理液が塗布された基板Sを基板ホルダー90から取り外す基板取外し部170と、基板取外し部170で基板ホルダー90から取り外された基板SをカセットCに払い出す搬送ロボット180と、を備える。
搬送ロボット160、搬送ロボット180は、前述した搬送ロボット150、搬送ロボット130と同様の構成であるため説明を省略する。なお、搬送ロボット160は、基板取外し部170で基板Sが取り外された基板ホルダー90を基板処理装置1の外部へ搬出する。また、基板取外し部170は、基板移載部140と同様の構成であり基板移載部140と併せて説明を行う。
次に図2を参照しつつ基板移載部140について説明する。図2は基板ホルダー90および基板Sが載置された状態の基板移載部140の断面図である。なお、基板取外し部170も同様の構成である。
基板移載部140は、搬送ロボット130の+X側に隣接して配置され、搬送ロボット130にて基板処理装置1の外部から受け入れた基板Sを基板ホルダー90に載置するための装置である。
基板移載部140は、基板ホルダー90を載置するホルダー載置台141と、ホルダー載置台141に基板ホルダー90を載置するためのホルダー昇降ピン142と、ホルダー昇降ピン142を昇降させるホルダー昇降機構145と、ホルダー載置台141に載置された基板ホルダー90に基板Sを載置するための基板昇降ピン144と、基板昇降ピン144を昇降させる基板昇降機構143とを備える。
ホルダー載置台141は、その上面に複数の貫通孔146を備える。貫通孔146はホルダー載置台141を貫通しており、ホルダー載置台141の上面に開口が形成される。複数の貫通孔146は、ホルダー昇降ピン142が出没する複数の第1貫通孔146aと、基板昇降ピン144が出没する複数の第2貫通孔146bとを有する。
第1貫通孔146aは、基板ホルダー90をホルダー昇降ピン142で昇降可能とするため、ホルダー載置台141に基板ホルダー90が載置された状態で、後述する基板ホルダー90の凹部911の底面BTに形成される貫通孔913とは異なる位置、つまり、開口が重ならない位置に形成されている。
複数のホルダー昇降ピン142は、ホルダー載置台141の第1貫通孔146aにそれぞれ挿入して設けられている。また、複数のホルダー昇降ピン142は、ホルダー載置台141の下方でホルダー昇降機構145と連結されており、ホルダー昇降機構145がモータ等によりZ方向に動作することでホルダー昇降ピン142を一括して昇降させる。これにより、複数のホルダー昇降ピン142は、ホルダー載置台141の上面から出没可能となり、基板ホルダー90を水平に昇降することができる。
第2貫通孔146bは、基板Sを基板昇降ピン144で昇降可能とするため、ホルダー載置台141に基板ホルダー90が載置された状態で、後述する基板ホルダー90の凹部911の底面BTに形成される貫通孔913と同じ位置、つまり、開口が重なる位置に形成されている。
複数の基板昇降ピン144は、ホルダー載置台141の第2貫通孔146bにそれぞれ挿通可能に設けられている。また、複数の基板昇降ピン144は、ホルダー載置台141の下方で基板昇降機構143と連結されており、基板昇降機構143がモータ等によりZ方向に動作することで基板昇降ピン144を一括して昇降させる。これにより、複数の基板昇降ピン144は、ホルダー載置台141に載置された基板ホルダー90の底面BTから出没可能となり、搬送ロボット130との間で基板Sの受け渡しを行うことができる。
図3は基板ホルダー90の一例を示す斜視図である。なお、図示の都合上、基板ホルダー90の角の一部のみ図示している。
図3に示すように、基板ホルダー90は板状部材であり、その上面には基板を保持する複数の保持領域91が形成されている。具体的には、保持領域91は基板Sを位置決めするために基板ホルダー90に形成された矩形形状の開口を有する凹部911である(本実施形態では4つの保持領域91が2×2の縦横に形成されているが、図示の都合上、図3では1つのみ示している)。いずれの凹部911も構成は同じであるため1つの凹部911についてのみ説明する。
凹部911は、その底面BTに複数の貫通孔913(図3の白丸)と、底面BT側で貫通孔913と連通する略直線状の複数の吸着溝914とが形成されている。また、凹部911の底面BTの縦横の寸法は基板Sの縦横の寸法と略同じ大きさとなっている。したがって、凹部911に載置された基板Sは保持領域91に位置決めされることとなる。また、この凹部911の深さは、基板Sの厚みと略同じである。よって、凹部911に載置された基板Sの表面と、基板ホルダー90の表面は略面一となる。そのため、後述する塗布部110において基板Sに均一の膜厚で処理液を塗布することができる。
複数の貫通孔913は、底面BTから基板ホルダー90の裏面に向けて貫通している。そのため、基板昇降ピン144が底面BTから出没可能となり、基板Sを保持領域91に載置することができる。また、吸着溝914は、基板Sの下面を略全面に渡って接するように格子状に設けられている。なお、吸着溝914は格子状に限定されるものではなく、円形状等でもよい。
図4から図8は、本実施形態に係る塗布部110の構成の一例を示す図である。図4は塗布部110の概略を示す斜視図であり、図5は塗布部110の保持エリアを拡大した図であり、図6は保持エリアに基板ホルダー90を載置した状態での断面図である。また、図7は塗布部110の正面概要図であり、図8はスリットノズル41の下面図である。以上の図面を参照しつつ説明する。
塗布部110は、基板ホルダー90に保持された複数の基板Sの表面に処理液を塗布して、基板Sの表面に塗布膜を形成する塗布装置である。当該塗布装置は、基板ホルダー90を載置して保持するための保持台として機能するとともに、付属する各機構の基台としても機能するステージ3を備える。ステージ3は直方体形状を有する例えば石製であり、その上面(保持面30)及び側面は平坦面に加工されている。
ステージ3の上面は水平面とされており、基板ホルダー90の保持面30となっている。保持面30の保持エリアには多数の吸着孔72(図5の白丸)と、略直線状の複数の溝であって吸着孔72と連通する吸着溝74と、上下に昇降可能な複数のリフトピン114(図6)を出没可能とする複数のピン孔73(図5の黒丸)とが形成されている。塗布部110において基板ホルダー90に保持された基板Sに塗布処理を行う期間、基板ホルダー90を吸着することにより、基板ホルダー90を所定の水平位置に保持する。また、保持面30から基板ホルダー90を搬出する場合は、ホルダー昇降機構145がリフトピン114を昇降させることで基板ホルダー90を上昇させ搬送ロボット160によって搬出することができる。
図5に示すように、複数の吸着孔72は保持面30の上面に略均等に格子状に分布するように形成されている。各吸着孔72は保持面30の表面を削ることによって形成される吸着溝74と連通している。また、複数の吸着孔72は真空ポンプ751と接続されており、後述する制御部20によって真空ポンプ751が駆動することで、複数の吸着孔72及び吸着溝74を介して保持面30の上方の雰囲気が吸引される。これにより、基板ホルダー90を保持面30に安定して保持することができる。
また、図6に示すように吸着孔72の一部は基板ホルダー90に載置される複数の基板Sを吸着保持する機能も有する。基板ホルダー90は、搬送ロボット150によってステージ3の保持面30に載置された時、基板ホルダー90に形成される複数の貫通孔913の保持面30と当接する側の開口と、保持面30に形成される吸着孔72の開口とが重なることで吸引路75を形成する。そのため、吸引路75は基板ホルダー90の底面BTから真空ポンプ751まで連通することとなる。そして、真空ポンプ751が駆動することで、基板ホルダー90の底面BTの上方の雰囲気が吸引される。これにより、基板Sを基板ホルダー90の保持領域91に吸着保持することができる。つまり、真空ポンプ751の駆動により保持面30上に基板ホルダー90が吸着保持され、さらに基板ホルダー90の保持領域91に基板Sが吸着保持される。よって、基板Sを塗布部110において安定的に保持することができる。
なお、基板ホルダー90はステージ3に載置された後、図示を省略する位置合わせ機構により基板ホルダー90は位置合わせが行われる。したがって、基板ホルダー90に形成される貫通孔913の開口と、保持面30に形成される吸着孔72の開口とが重なるように配置することができる。
図4に戻って説明を続ける。保持面30のうち基板ホルダー90の保持エリア(基板ホルダー90が保持される領域)を挟んだ両端部には、略水平方向に平行に伸びる一対の走行レール31が固設される。走行レール31は、架橋構造4の両端部の最下方に固設される図示しない支持ブロックとともに、架橋構造4の移動を案内し(移動方向を所定の方向に規定する)、架橋構造4を保持面30の上方に支持するリニアガイドを構成する。
ステージ3の上方には、このステージ3の両側部分から略水平に掛け渡された架橋構造4が設けられている。架橋構造4は、例えば、カーボンファイバ補強樹脂を骨材とするノズル支持部40と、その両端を支持する支柱部42、43とから構成されている。
ノズル支持部40には、スリットノズル41が取り付けられている。図4においてX軸方向に長手方向を有するスリットノズル41には、スリットノズル41へ処理液を供給する配管や処理液供給ポンプなどを含む処理液供給機構(図示省略)が接続されている。
支柱部42、43は、スリットノズル41の両側に分かれてノズル支持部40によりスリットノズル41と連結されている。支柱部42、43は図示を省略するモータ及びボールネジにより架橋構造4の昇降駆動力を生成する。これにより、支柱部42、43はスリットノズル41を並進的に昇降させる。また、支柱部42、43は、スリットノズル41のXZ平面内での姿勢を調整するためにも用いられる。
また、支柱部42、43の下端に設けられた支持ブロックには、ステージ3の両側の縁側に沿って、それぞれ固定子(ステータ)とで構成されるACコアレスリニアモータ32(以下、単に「リニアモータ」と称する)を備えている。リニアモータ32を駆動することによって架橋構造4が走行レール31に沿ってY軸方向に移動する。これにより、スリットノズル41は、ステージ3に載置され、基板ホルダー90に保持された基板Sに対してY軸方向に沿って相対移動することができる。つまり、リニアモータ32は、移動機構を構成する。
図7、8に示すようにスリットノズル41は、基板ホルダー90によってX軸方向に沿って並列配置された2枚の基板S(図示されていないが、Y軸方向にさらに2枚の基板Sが配置されている)の幅と略同じ長さに延在する長尺部材である。スリットノズル41は、図示を省略する処理液供給機構に接続されている。処理液供給機構から処理液がスリットノズル41に供給されると、処理液がスリットノズル41の内部を通って、スリットノズル41の下端部に形成される2つの吐出口411、411からそれぞれ処理液が吐出される。
吐出口411はX軸方向に沿って延在しており、基板Sに処理液を塗布する塗布領域の大きさに対応する長さとなっている。支柱部42、43に設けられた昇降機構によりスリットノズル41を(−Z)方向に下降させることによって、スリットノズル41の吐出口411、411をそれぞれの基板S対して近接させることができる。
スリットノズル41の吐出口411、411の間には、(+Z)方向に切り欠かれた切り欠き部413が形成されている。吐出口411が形成されているスリットノズル41の下端面は、リップ面414を形成している。両側の吐出口411、411から処理液が吐出されると、それぞれのリップ面414、414に処理液が付着する。このとき、切り欠き部413が形成されていない場合、両側のリップ面414、414に付着した処理液が相互につながる場合がある。このような状態で、塗布処理を行うと、基板ホルダー90に載置された基板S、Sの間の位置、すなわち基板ホルダー90上に処理液が付着してしまう虞がある。これに対して、スリットノズル41では、切り欠き部413によってスリットノズル41の下端面が2つのリップ面414、414に分断される。このため切り欠き部413にて処理液を分断させることができるため、X軸方向に沿って並列配置された2枚の基板S、Sに対して同時に処理液を塗布することができる。
塗布部110は、各部を制御する制御部20を備える。制御部20に予めインストールされたプログラムに従って塗布部110の各部の動作が制御されることによって、基板Sへの処理液の塗布処理が実行される。なお、このような制御部20としては、演算処理を行うCPUや、データを一時的に記憶するRAM、読み取り専用のROM等の記憶部、キーボードやマウス等の入力部、ディスプレイ等の表示部を備えるパーソナルコンピュータ等を用いることができる。
再び図1に戻って、基板処理装置1に隣接して配されたホルダー搬送機構190について説明する。ホルダー搬送機構190は、基板搬出部120で基板Sを装置外部に払いだした後の基板ホルダー90、つまり基板Sを保持していない基板ホルダー90基板受入部100へ搬送する。ホルダー搬送機構190は、主としてコンベア191とストッカー192とを備える。コンベア191は、搬送ロボット160から基板ホルダー90が載置されると、図示を省略するモータが駆動しコンベア191が基板ホルダー90をストッカー192に向けて水平に搬送する。
ストッカー192は、その内部に基板ホルダー90を階層として保持する機構を有する。ストッカー192に保持された基板ホルダー90は、搬送ロボット150によって搬出され基板移載部140に搬入される。このように、基板処理装置1で使用された基板ホルダー90は、ホルダー搬送機構190により循環利用することができ、使用者等を介在することなく自動処理することができる。なお、ホルダー搬送機構190は必須ではなく、例えば、使用者等により基板ホルダー90を基板処理装置1から取り出し、基板移載部140に搬送する構成としてもよい。
ここまで、基板処理装置1の構成およびその機能について説明したが、次に基板処理装置1の処理フローについて図9を参照しつつ説明する。
搬送ロボット130は、基板処理装置1の外部に配されたカセットCから基板Sを基板処理装置1内に搬入する(ステップS100)。この処理は後述するステップS104での、スリットノズル41から基板に処理液が塗布されている間に行われることが好ましい。これにより、基板ホルダー90へ次の基板Sを載置するための時間が不要となりスループットを向上させることができる。
搬送ロボット130によって装置内に搬入された基板Sは、あらかじめ基板移載部140に載置された基板ホルダー90に基板Sを載置する(ステップS101)。詳細には、基板移載部140において基板昇降機構143が上昇し基板Sを受け取る受け取り位置に配される。そして、搬送ロボット130は基板昇降機構143に基板Sを移載する。基板昇降機構143に基板Sが移載されると、基板昇降機構143は下降し、基板ホルダー90の保持領域91に基板Sが載置される。
基板移載部140は、ホルダー昇降機構145を動作させ基板ホルダー90を上昇させる。基板ホルダー90が搬送ロボット150に受け渡し可能となる受け渡し位置に配されると、搬送ロボット150は基板Sが載置された基板ホルダー90を受け取り、塗布部110に基板ホルダー90を搬入する(ステップS102)。
塗布部110は搬送ロボット150から基板ホルダー90を受け取るためリフトピン114を受け取り位置に配置する。搬送ロボット150からリフトピン114に基板ホルダー90が移載されると、ホルダー昇降機構115がリフトピン114を下降させ、保持面30に基板ホルダー90を載置する。この時、基板ホルダー90に形成された貫通孔913の開口部と、保持面30に形成された吸着孔72との開口部とが重なる。そして、貫通孔913の開口から真空ポンプ751まで連通された吸引路75が形成される。そして、制御部20によって真空ポンプ751が駆動すると、吸引路75を介して基板Sは基板ホルダー90の保持領域91に吸着保持される(ステップS103)。併せて、基板ホルダー90も保持面30に吸着保持される。
制御部20の指示により、スリットノズル41が基板Sに対する塗布開始位置に配置される。そして、移動機構であるリニアモータ32が駆動することで、基板Sに対して主走査方向にスリットノズル41が移動しつつ塗布液を基板Sの上面に塗布する(ステップS104)。スリットノズル41が塗布開始位置から塗布終了位置まで移動すると、基板Sへの塗布処理が完了する。この時、基板移載部140では、次の塗布処理を行う基板Sを基板ホルダー90に載置する。これにより、塗布処理中に基板ホルダー90への次の基板Sを載置することができるため、基板ホルダー90への載置に要する時間が新たに発生しない。そのため、基板処理のスループットを向上させることができる。
塗布処理が完了すると、真空ポンプ751の吸引が停止し基板ホルダー90の吸着保持が解除される。そして、リフトピン114が基板ホルダー90を上昇させ受け渡し位置に配置し、搬送ロボット160が基板ホルダー90を塗布部110から搬出する(ステップS105)。搬出された基板ホルダー90は、基板取外し部170に搬送され、ホルダー載置台171に載置される。
基板取外し部170では、基板移載部140と逆の動作によりホルダー載置台171に載置された基板ホルダー90から基板Sが搬送ロボット180によって取り出される(ステップS106)。
搬送ロボット180は基板ホルダー90から取り外した基板Sを装置外に配されたカセットCに払い出す(ステップS107)。
なお、ステップS106で基板ホルダー90からすべての基板Sが取り外された後、搬送ロボット160が基板処理装置1に隣接して配されたホルダー搬送機構190に基板ホルダー90を搬出しても良い。搬出された基板ホルダー90はコンベア191によってストッカー192に送られ、搬送ロボット150によって、ホルダー載置台141に基板ホルダー90が再び載置されることとなる。
以上のように、基板処理装置1は、基板Sを水平に保持する4枚の保持領域91を一方側主面に有する基板ホルダー90と、基板ホルダー90に保持された4枚の基板の表面に処理液を塗布する塗布部110と、装置外部に配設されたカセットCから基板Sを受け入れ装置内部に受け入れ、基板ホルダー90のそれぞれの保持領域91に基板Sを載置し、塗布部110に基板ホルダー90を搬送する基板受入部100と、塗布部110での処理液の塗布が行われた後、塗布部110から基板ホルダー90を搬出し、基板ホルダー90から基板Sを装置外部に払い出す基板搬出部120と、を備え、塗布部110は、複数の吸着孔72が形成された載置面として機能する保持面30を有し、基板Sを保持した基板ホルダー90を保持面30で水平に載置するステージ3と、複数の吸着孔72と連通し、保持面30の上方の雰囲気を吸引する真空ポンプ751と、基板ホルダー90に水平に保持された4枚の基板Sの表面と近接した状態で、基板Sに対して水平方向に一方側から他方側に相対的に移動する間、複数の基板Sの表面に処理液を塗布するスリットノズル41と、を有し、基板ホルダー90は、保持領域91に形成された複数の貫通孔913を有し、基板ホルダー90をステージ3の保持面30に載置することで、基板ホルダー90の貫通孔913とステージ3に形成された吸着孔72とによって真空ポンプ751と連通する吸引路75が形成され、吸引路751を介して保持領域91の上方の雰囲気を吸引し4枚の基板Sを基板ホルダー90に吸着保持する。
これにより、複数の基板Sを保持する基板ホルダー90を一括して搬送し塗布処理することができるため、スループットを向上させることができる。また、基板ホルダー90には、ステージ3に形成された吸着孔72と重なるように形成される貫通孔913を有することにより、ステージ3に基板ホルダー90を載置した際、貫通孔913から真空ポンプ751まで連通する吸引路75が形成され、塗布部110において基板ホルダー90に保持された基板Sを安定的に保持できる。つまり、スリットノズル41の吐出口411に対して、基板Sの上面との距離を一定に保つことができ、均一な厚さの膜厚を形成することができる。
次に、上述した基板処理装置1を備えた基板処理システムについて説明する。なお、以降の説明において、既に説明した要素と同様の機能を有する要素については、同じ符号を付して、詳細な説明を省略する場合がある。
図10は、上述した基板処理装置1を備えた基板処理システムを示す概略構成図である。基板処理システムは、基板処理装置1と、乾燥部200と、熱処理部300と、搬送ロボット175とによって構成されている。
基板処理システムでは、基板SをAR1からAR3で示す矢印となるような流れで搬送される。このような配置にすることで基板処理システムのフットプリントを小さくすることができる。
図11を参照しつつ乾燥部200について説明する。乾燥部200は、基板Sに塗布された処理液を乾燥させて、基板Sに塗布膜を形成する。乾燥部200は、4枚の基板Sを保持する基板ホルダー90を収容する略直方体状のチャンバー210を備えている。チャンバー210は、フレームで支持された蓋部211によってその上部が覆われている。蓋部211を上下方向(Z軸)に上昇させることによって、チャンバー210が開放され、その内部に基板ホルダー90を収納することが可能となる。
チャンバー210の内部には、チャンバー210内の温度を上昇させるヒーター(図示省略)が設けられている。また、チャンバー210の内部を減圧する真空ポンプ220が接続されている。チャンバー210内の載置ピン212に基板ホルダー90が載置されると、蓋部211が下降しチャンバー210が略密閉される。この状態で真空ポンプ220を駆動させることによって、チャンバー210内が減圧され、また、ヒーターを駆動させることによって基板Sが加熱される。これにより、各基板Sの表面に塗布された処理液に含まれる溶媒を除去する(乾燥させる)ことで塗布膜を形成することができる。
一般的に減圧乾燥処理において、基板の温度が部分的に変化することで、当該変動箇所で塗布膜に乾燥ムラが生じやすい。このような温度の変化は、基板が搬送ロボット等に直接保持される場合や、載置ピンに基板が直接載置されることで生じる。
しかしながら、本実施形態に記載された基板処理システムでは、処理液が塗布された基板Sを基板ホルダー90に保持した状態で、搬送ロボット165によって乾燥部200に搬送される。そして、基板ホルダー90に保持された状態で乾燥部200において乾燥処理が行われる。つまり、基板Sが当初から接触する基板ホルダー90以外とは接触しない。そのため、搬送ロボット等によって基板が直接保持される場合に比べて、基板Sの温度変化が生じにくい。これにより、乾燥処理においても、乾燥ムラを抑制することができ、均一な厚さの塗布膜を形成することができる。
乾燥部200で乾燥処理が行われた後、搬送ロボット165は乾燥部200から基板ホルダー90を取り出し、熱処理部300に搬入する。
熱処理部300は、図12に示すように基板ホルダー90に保持された基板Sを所定の温度で加熱する加熱部HPと、加熱部で加熱された基板Sを冷却する冷却部CPと、熱処理部300から基板ホルダー90を搬送ロボット165によって搬出するための出口部Exとを備える。加熱部HPとしては、ホットプレートを用いて加熱する機構を採用することができ、冷却部CPは冷風を供給することで基板を冷却する機構を採用することができる。また、出口部Exは、搬送ロボット165と搬送ロボット160とからアクセス可能となる構成となっている。
熱処理部300で熱処理が行われた後、搬送ロボット160は熱処理部300の出口部Exから基板搬出部120へ4枚の基板Sを保持する基板ホルダー90を搬出する。基板搬出部120では、基板Sを保持する基板ホルダー90から基板Sを取り出し、搬送ロボット180がカセットCに基板Sをそれぞれ払い出す。
搬送ロボット175は、基板Sがすべて取り出された基板ホルダー90を基板搬出部120から搬出し、ストッカー192に搬入する。また、基板移載部140の処理が完了した後、ストッカー192から基板移載部140に基板Sを有しない空の基板ホルダー90を搬入する。
以上、各種実施形態について説明してきたが、本発明は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
上記実施形態では、基板ホルダー90に形成される保持領域91を凹部としたこれに限られるものではない。例えば、基板ホルダー90の上面を平面として当該平面内に保持領域を設けても良い。また、保持領域91に吸着溝914が形成されているが、貫通孔913のみで十分吸着保持される場合は無くても良い。
上記実施形態では、乾燥部200は1つのみ設けられているが同様の構成を多段で積層配置してもよい。これにより、フットプリントを増やすこと無く、さらにスループットを向上させることができる。
また、上記実施形態では、乾燥部200での乾燥処理の後に熱処理部300にて熱処理を行っているが、例えば、乾燥部200で十分な乾燥が行われる場合、熱処理部300は必須ではない。このような構成においては、乾燥部200から搬出された基板ホルダー90は基板搬出部120に搬送される。
また、上記実施形態において、処理液として、各種処理剤を用いることができる。例えば、感光性材料であるレジスト液や、半導体パッケージにおける樹脂材料、各種基板を封止するための封止剤等を用いることができる。
また、基板ホルダー90に載置する基板Sの枚数は当然ながら4枚に限定されるものではなく、4枚以上を載置する構成としてもよい。あわせて、基板Sを2×2に並べて設ける必要はない。この場合、スリットノズル41の吐出口411も、スリットノズル41の走査方向と直交する方向に配置される基板Sの枚数と同数だけ設けられることが好ましい。これにより、一度の塗布処理で基板ホルダー90に保持される基板Sに対して一括して処理液を塗布することができる。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。また、上記各実施形態及び各変形例で説明した書く構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合せたり、省略したりすることができる。
1 基板処理装置
3 ステージ
30 保持面
41 スリットノズル
72 吸着孔
74 吸着溝
751 真空ポンプ
75 吸引路
90 基板ホルダー
91 保持領域
100 基板受入部
110 塗布部
120 基板搬出部
140 基板移載部
190 ホルダー搬送機構
200 乾燥部
300 熱処理部
913 貫通孔
914 吸着溝
C カセット
S 基板

Claims (6)

  1. 複数の基板に処理液を塗布する基板処理装置であって、
    基板を水平に保持する複数の保持領域を一方側主面に有する基板ホルダーと、
    前記基板ホルダーに保持された複数の前記基板の表面に処理液を塗布する塗布部と、
    外部から基板を受け入れ、前記基板ホルダーのそれぞれの前記保持領域に前記基板を載置し、前記塗布部に前記基板ホルダーを搬送する基板受入部と、
    前記塗布部での塗布処理が行われた後、前記塗布部から前記基板ホルダーを搬出し、前記基板ホルダーから前記基板を外部に払い出す基板搬出部と、を備え、
    前記塗布部は、
    複数の吸着孔が形成された載置面を有し、前記基板を保持した前記基板ホルダーを前記載置面で水平に載置するステージと、
    前記複数の吸着孔と連通し、前記載置面の上方の雰囲気を吸引する吸引手段と、
    前記基板ホルダーに水平に保持された前記複数の基板の表面と近接した状態で、前記基板に対して水平方向に一方側から他方側に相対的に移動する間、前記複数の基板の表面に処理液を塗布するスリットノズルと、を有し、
    前記基板ホルダーは、前記保持領域に形成された複数の貫通孔を有し、
    前記基板ホルダーを前記ステージの載置面に載置することで、前記基板ホルダーの貫通孔と前記ステージに形成された吸着孔とによって前記吸引手段と連通する吸引路が形成され、前記吸引路を介して前記保持領域の上方の雰囲気を吸引し前記基板を前記基板ホルダーに吸着保持することを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    それぞれの前記保持領域は、前記基板の寸法と略同じ寸法の凹部であり、前記凹部の底面に前記吸着孔が形成されることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の基板処理装置であって、
    前記保持領域には、前記貫通孔と連通する吸着溝をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の基板処理装置であって、
    前記スリットノズルから前記基板に処理液が塗布されている間に、前記基板受入部において、前記基板ホルダーに次の基板が載置されることを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の基板処理装置であって、
    前記基板搬出部で前記基板を外部に払い出した後の前記基板ホルダーを前記基板受入部へ搬送するホルダー搬送機構をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  6. 複数の基板の表面に塗布膜を形成する基板処理システムであって、
    請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の基板処理装置と、
    前記基板処理装置で処理液が塗布された基板を保持した状態で、前記基板ホルダーをチャンバー内に収容し、前記チャンバー内を減圧することで前記基板に塗布された処理液から溶媒を除去して塗布膜を形成する乾燥部と、を備えることを特徴とする基板処理システム。
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