JP2015194659A - 表示装置用ユニットおよび投射型表示装置 - Google Patents

表示装置用ユニットおよび投射型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】防塵のために必要なある程度の堅固性と、表示素子への応力を抑制するある程度の柔軟性とを兼ね備えた表示装置用ユニットおよび投射型表示装置を提供する。
【解決手段】表示素子を保持する第1ホルダと、前記表示素子からの光に対して作用する光学作用板を保持する第2ホルダと、前記第1、第2のホルダの間に間隔方向に沿って設けられた第1、第2の防塵カバー部材と、を有する表示装置用ユニットであって、前記第1の防塵カバー部材は前記第1ホルダに接し、前記第2の防塵カバー部材は前記第2ホルダに接し、前記第1の防塵カバー部材は前記第2の防塵カバー部材より硬度が高い。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置用ユニットおよび投射型表示装置に関し、反射型液晶パネルを用いた液晶プロジェクタに好適なものである。
従来の反射型の液晶パネルにおいては、表示素子周辺部を防塵する必要があった。これは、液晶のカバーガラス上についたゴミが投影画想中に表示されてしまうという問題があったからである。特許文献1では、液晶パネルの前後を防塵することによって、投影されるゴミがスクリーン上に投影されても目立たないようにしている。即ち、液晶パネルと離間した位置に偏光板を配置し、偏光板と枠体で液晶パネルの間を囲うことにより、防塵している。
ここで、液晶パネルにおける表示画素の微細化、パネルサイズの小型化に伴い、より細かい塵埃の侵入が問題となることがある。そして、液晶パネルカバーガラス面、波長板面、プリズム面に同じ大きさの塵埃が付着した場合、それぞれの位置において投影画面上に投影されるデフォーカス量が異なるため、投影面上での影響も異なってくる。
液晶パネルへの付着で問題となる塵埃の大きさは、画素の大きさ程度となる。一方、液晶パネルに対して離間して配置される波長板の表面に塵埃が付着した場合、投影画面上はデフォーカスされるため、波長板への塵埃の付着については、液晶パネルカバーガラス面に付着が許容される塵埃の大きさよりも大きな塵埃の付着が許容される。よって、液晶パネル周辺部の光学部品に付着しても良い塵埃の大きさは、液晶パネルからの距離に比例することとなる。
ここで、液晶パネルは一般的に位置調整のためにX、Y方向へシフト(位置ずれ)、倒れ、回転するため、接触する防塵カバー部材がそのような姿勢差による変位によって発生する応力を吸収する必要がある。そこで、従来は、このような応力による液晶パネルへの影響を与えないように、ある程度柔軟な(硬度が低い)防塵構造が必要であった。また、1/4波長板に関しても、光軸廻りに液晶パネルに対して相対的に回転させてコントラスト調整を実施するため、回転時に発生する応力を吸収する必要がある。即ち、従来の構成においては上記のような姿勢差を吸収し精度を優先するため、防塵カバー部材としては柔軟な材質を用いることが必須であった。
特開2004−219971号公報
しかしながら、上述したような防塵カバー部材の硬度が低い従来の防塵構造においては、防塵接触面には部品の精度等により僅かに接触しない部分(隙間)が発生することがあり、そこから塵埃が発生する可能性がある。液晶パネルの画素ピッチは数ミクロン程度であるため、それ以上大きなゴミがこのような隙間から侵入し液晶パネルカバーガラス上に付着した場合、デフォーカス量が足りずにスクリーン上で目立ってしまう。
このように、液晶パネルの周辺部はより細かい塵埃を防ぐような構造が必要であるため、接触部の密着度を向上させるためにより硬度の高い材質を選択することが重要となり、防塵カバー部材における上記のような相反する関係性を克服することが課題となる。
本発明の目的は、防塵のために必要なある程度の堅固性と、表示素子への応力を抑制するある程度の柔軟性とを兼ね備えた表示装置用ユニットおよび投射型表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る表示装置用ユニットは、表示素子を保持する第1ホルダと、前記表示素子からの光に対して作用する光学作用板を保持する第2ホルダと、前記第1、第2のホルダの間に間隔方向に沿って設けられた第1、第2の防塵カバー部材と、を有する表示装置用ユニットであって、前記第1の防塵カバー部材は前記第1ホルダに接し、前記第2の防塵カバー部材は前記第2ホルダに接し、前記第1の防塵カバー部材は前記第2の防塵カバー部材より硬度が高いことを特徴とする。
本発明によれば、防塵のために必要なある程度の堅固性と、表示素子への応力を抑制するある程度の柔軟性とを兼ね備えた表示装置用ユニットおよび投射型表示装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態を示す概略断面図である。 第1の実施形態に関連する光学系を示す正面図および側面図である。 第1の実施形態に係る表示装置用ユニットを搭載した投射型表示装置の分解斜視図である。 第1の実施形態を示す側面図である。 (a)、(b)は第1の実施形態を示す斜視図、(c)はその側面図である。 (a)は本発明の第2の実施形態を示す上面図、(b)はその断面図、(c)は変形例の拡大図である。 (a)は本発明の第3の実施形態を示す断面図、(b)は変形例の断面図である。 (a)、(b)、(c)は第3の実施形態を示す分解斜視図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
(投射型表示装置)
図3は、第1の実施形態に係る表示装置用ユニットを搭載した投射型表示装置の分解斜視図である。図3において、1は光源ランプ、2はランプ1を保持するランプホルダー、3は防爆ガラス、4はガラス押さえである。また、αはランプ1からの光を入射する照明光学系、βは照明光学系からの出射光を入射するRGBの3色用の液晶パネルを備えた色分解合成光学系である。
5は色分解合成光学系からの出射光を入射して図示せぬスクリーン(被投射面)に画像を投射する投射レンズ鏡筒であり、投射レンズ鏡筒5内には後述する投射光学系としての投射レンズ光学系を収納している。6はランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系βを収納するとともに投射レンズ5が固定される光学ボックスであり、該光学ボックス6にはランプ1の周囲を囲むランプ周辺部材としてのランプケース部材6aが形成されている。
7は光学ボックス6内に照明光学系α、色分解合成光学系βを収納した状態で蓋をする光学ボックス蓋、8は電源、9は電源フィルタ、10は8の電源と合体しランプ1を点灯するためのバラスト電源である。11は電源8からの電力により液晶パネルの駆動、及びランプ1の点灯指令を送るための回路基板である。
12A・12Bは後述する外装キャビネット21の吸気口21aから空気を吸い込むことで色分解合成光学系β内の液晶パネル等の光学素子を冷却するための光学系用の冷却ファンA・冷却ファンBである。13は光学冷却ファン12による風を色分解合成光学系β内の液晶パネル等の光学素子に送るためのRGBダクトAである。
14はランプ1に対して吹き付け風を送り、ランプ1を冷却するための光源ランプ用の冷却ファンであり、15はランプ冷却ファン14を保持しつつ冷却風をランプに送るためのランプダクトAである。16は冷却ファン14を押さえて15のランプダクトAと合わせてダクトを構築するためのランプダクトBである。17は後述する外装キャビネット21に設けた吸気口21bから空気を吸い込むことで電源8とバラスト10内に風を流通させることで電源8及びバラスト電源10を同時に冷却するための電源用の冷却ファンである。
18は排気ファンであり、排気ファン18はランプ冷却ファン14によるランプ1を通過した後の熱風を排出する。また、19はランプ排気ルーバーA、20はランプ排気ルーバーBであり、ランプ1からの光が装置外部に漏れないような遮光機能を有している。
21は光学ボックス6等を収納するための外装キャビネット(外装ケース下部)、22は外装キャビネット21に光学ボックス6等を収納した状態で蓋をするための外装キャビネット蓋(外装ケース上部)、23は側板A、24は側板Bである。外装キャビネット21には上述した吸気口21a、21bが形成されており、側板B24には上述した排気口24aが形成されている。
25は各種信号を取り込むコネクターが搭載されるインターフェース基板で、26は側板A23の内側に取り付けられたインターフェース補強板である。また、27はランプ1からの排気熱を18の排気ファンまで導き、装置内部に排気風を放散させないためのランプ排気ボックスで、19のランプ排気ルーバーAと20のランプ排気ルーバーBを保持する。
28はランプ蓋で、ランプ蓋28は外装キャビネット21の底面に着脱自在に設けられており、図示を省略したビスにより固定されている。また、29はセット調整脚で、セット調整脚29は外装キャビネット21に固定されており、その脚部29aの高さを調整可能となっている。脚部29aの高さ調整により、装置本体の傾斜角度を調整できるように構成されている。
30は、外装キャビネット21の吸気口21a外側に取り付く不図示のフィルターを押えるRGB吸気プレート、31はβの色分解合成光学系を保持するプリズムベースである。32は、βの色分解合成光学系の光学素子と、反射型表示素子である反射型液晶表示素子を冷却するために12A・12Bの冷却ファンA・冷却ファンBからの冷却風を導くためのダクト形状部を有するボックスサイドカバーである。33は、32のボックスサイドカバーと合わせることでダクトを形成するためのRGBダクトBである。
34はβの色分解合成光学系内に配置されるところの、反射型液晶表示素子から出ているFPCが接続され、11の回路基板に接続されるRGB基板で、35は34のRGB基板に電気ノイズが入り込まないようにするためのRGB基板カバーである。
(光学構成)
次に、前述したランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系β、投射レンズ5にて構成される反射型液晶表示素子(反射型液晶パネル等の画像形成素子)を搭載した投射型画像表示装置の光学構成について、図2にて説明する。図2において、41は連続スペクトルで白色光を発光する発光管、42は発光管41からの光を所定の方向に集光するリフレクターであり、発光管41とリフレクター42によりランプ1を形成する。
43aは、水平方向(ランプ1からの光の進行方向における水平方向(紙面垂直方向))において屈折力を有するレンズアレイで構成された第1のシリンダアレイである。43bは第1のシリンダアレイ43aの個々のレンズに対応したレンズアレイを有する第2のシリンダアレイ、44は紫外線吸収フィルタ、45は無偏光光を所定の偏光光に揃える偏光変換素子である。46は垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたフロントコンプレッサ、47は光軸を88度変換するための全反射ミラーである。
43cは、垂直方向(ランプ1からの光の進行方向における垂直方向(紙面垂直方向))において屈折力を有するレンズアレイで構成された第3のシリンダアレイである。43dは第3のシリンダアレイ43cの個々のレンズに対応したレンズアレイを有する第4のシリンダアレイ、50は色座標をある値に調整するために特定波長域の色をランプに戻すためのカラーフィルターである。48はコンデンサーレンズ、49は垂直方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたリアコンプレッサである。以上により、照明光学系αが構成される。
58は青(B)と赤(R)の波長領域の光を反射し、緑(G)の波長領域の光を透過するダイクロイックミラー、59は透明基板に偏光素子を貼着したG用の入射側偏光板であり、P偏光光のみを透過する。60はP偏光光を透過し、S偏光光を反射する第1の偏光ビームスプリッターであり、偏光分離面を有する。61R,61G,61Bはそれぞれ入射した光を反射するとともに画像変調する表示素子としての赤用の反射型液晶表示素子、緑用の反射型液晶表示素子、青用の反射型液晶表示素子である。
62R、62G、62Bは、それぞれ、赤用の1/4波長板、緑用の1/4波長板、青用の1/4波長板である。64aはRの色純度を高めるためにオレンジ光をランプに戻すトリミングフィルター、64bは透明基板に偏光素子を貼着したRB用の入射側偏光板であり、P偏光のみを透過する。65はRの光の偏光方向を90度変換し、Bの光の偏光方向は変換しない色選択性位相差板である。66はP偏光を透過し、S偏光を反射する第2の偏光ビームスプリッターであり、偏光分離面を有する。
68BはB用出射側偏光板(偏光素子)であり、BのS偏光のみを整流し、68GはS偏光のみを透過させるG用出側偏光板である。69はRB光を透過し、G光を反射するダイクロイックプリズムである。
以上のダイクロイックミラー58から69のダイクロイックプリズムにより、色分解合成光学系βが構成される。
ここで、P偏光とS偏光の定義を明確にすると、45の偏光変換素子では、P偏光をS偏光に変換するが、ここでいうP偏光とS偏光は45の偏光変換素子を基準として述べている。一方、58のダイクロイックミラーに入射する光は60と66の偏光ビームスプリッター基準で考えるので、便宜上、P偏光光が入射するものとする。45の偏光変換素子から射出された光はS偏光であるが、同じS偏光光を58のダイクロイックミラーに入射する光をP偏光光として定義しても問題ないので、本実施形態ではそのように定義するものである。
(光学的な作用)
次に、光学的な作用を説明する。発光管41から発した光は、リフレクター42により所定の方向に集光される。リフレクター42は放物面形状を有しており、放物面の焦点位置からの光は放物面の対称軸に平行な光束となる。但し、発光管41は理想的な点光源ではなく有限の大きさを有しているので、集光する光束には放物面の対称軸に平行でない光の成分も多く含まれている。
これらの光束は、第1のシリンダアレイ43aに入射する。第1のシリンダアレイ43aに入射した光束は、それぞれのシリンダレンズに応じた複数の光束に分割、集光される(垂直方向に帯状の複数の光束)。さらに、紫外線吸収フィルタ44を介して、第2のシリンダアレイ43bを経て、複数の光束(垂直方向に帯状の複数の光束)を偏光変換素子45の近傍に形成する。
偏光変換素子45は、偏光分離面と反射面と1/2波長板とからなり、複数の光束は、その列に対応した偏光分離面に入射し、透過するP偏光成分の光と反射するS偏光成分の光に分割される。反射されたS偏光成分の光は反射面で反射し、P偏光成分と同じ方向に出射する。一方、透過したP偏光成分の光は、1/2波長板を透過してS偏光成分と同じ偏光成分に変換され、偏光方向が揃った光として出射する。
偏光変換された複数の光束(垂直方向に帯状の複数の光束)は、偏光変換素子45を出射した後、フロントコンプレッサ46を介して、反射ミラー47にて88度反射する。さらに、第3のシリンダアレイ43cに入射する。第3のシリンダアレイ43cに入射した光束は、それぞれのシリンダレンズに応じた複数の光束に分割、集光される(水平方向に帯状の複数の光束)。そして、第4のシリンダアレイ43dを経て、複数の光束(水平方向に帯状の複数の光束)となり、コンデンサーレンズ48、リアコンプレッサ49に至る。
ここで、フロントコンプレッサ46、コンデンサーレンズ48、リアコンプレッサ49の光学的作用の関係で、複数の光束は矩形形状の像が重なった形で矩形の均一な照明エリアが形成されることになる。この照明エリアに、後述の反射型液晶表示素子61R、61G、61Bを配置する。次に、偏光変換素子45によりS偏光とされた光は、ダイクロイックミラー58に入射する。尚、ダイクロイックミラー58は、B(430〜495nm)とR(590〜650nm)の光は反射し、G(505〜580nm)の光は透過する。
1)Gの光路
次に、Gの光路について説明する。ダイクロイックミラー58を透過したGの光は、入射側偏光板59に入射する。尚、Gの光はダイクロイックミラー58によって分解された後もP偏光(45の偏光変換素子基準の場合はS偏光)となっている。そして、Gの光は入射側偏光板59から出射した後、第1の偏光ビームスプリッター60に対してP偏光として入射して偏光分離面で透過して、G用の反射型液晶表示素子61Gへと至る。G用の反射型液晶表示素子61Gにおいては、Gの光が画像変調されて反射される。
画像変調されたGの反射光のうちP偏光成分は、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で透過して光源側に戻され、投射光から除去される。一方、画像変調されたGの反射光のうちS偏光成分は、第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で反射され、投射光としてダイクロイックプリズム69に向かう。
このとき、すべての偏光成分をP偏光に変換した状態(黒を表示した状態)において、第1の偏光ビームスプリッター60とG用の反射型液晶表示素子61Gとの間に設けられた1/4波長板62Gの遅相軸を所定の方向に調整する。これにより、第1の偏光ビームスプリッター60とG用の反射型液晶表示素子61Gで発生する偏光状態の乱れの影響を小さく抑えることができる。
第1の偏光ビームスプリッター60から出射したGの光は、第3の偏光ビームスプリッター69に対してS偏光として入射し、ダイクロイックプリズム69のダイクロイック膜面でG光を反射して投射レンズ70へと至る。
2)R、Bの光路
一方、ダイクロイックミラー58を反射したRとBの光は、入射側偏光板64aに入射する。尚、RとBの光はダイクロイックミラー58によって分解された後もP偏光となっている。そして、RとBの光はトリミングフィルター64aでオレンジ光をカットされた後、64bの入射側偏光板から出射し、色選択性位相差板65に入射する。色選択性位相差板65は、Rの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりRの光はS偏光として、Bの光はP偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射する。
S偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したRの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射され、R用の反射型液晶表示素子61Rへと至る。また、P偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したBの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過してB用の反射型液晶表示素子61Bへと至る。
R用の反射型液晶表示素子61Rに入射したRの光は画像変調されて反射される。画像変調されたRの反射光のうちS偏光成分は、再び第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射されて光源側に戻され、投射光から除去される。一方、画像変調されたRの反射光のうちP偏光成分は第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過して投射光として69のダイクロイックプリズムに向かう。
また、B用の反射型液晶表示素子61Bに入射したBの光は、画像変調されて反射される。画像変調されたBの反射光のうちP偏光成分は、再び第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。一方、画像変調されたBの反射光のうちS偏光成分は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射して、投射光として69のダイクロイックプリズムに向かう。
このとき、第2の偏光ビームスプリッター66とR用、B用の反射型液晶表示素子61R、61Bの間に設けられた1/4波長板62R、62Bの遅相軸を調整することにより、Gの場合と同じようにR、Bそれぞれの黒の表示の調整を行うことができる。
こうして1つの光束に合成され、第2の偏光ビームスプリッター66から出射したRとBの投射光のうちBの光は、出射側偏光板68Bで検光されて69のダイクロイックプリズムに入射する。また、Rの光はP偏光のまま68Bの偏光板をそのまま透過し、69のダイクロイックプリズムに入射する。
尚、出射側偏光板68Bで検光されることにより、Bの投射光は第2の偏光ビームスプリッター66とB用の反射型液晶表示素子61B、1/4波長板62Bを通ることによって生じた無効な成分をカットされた光となる。そして、69のダイクロイックプリズムに入射したRとBの投射光は、69のダイクロイックプリズムのダイクロイック膜面を透過し、前述した該ダイクロイック膜面にて反射したGの光と合成されて、投射レンズ5に至る。そして、合成されたR,G,Bの投射光は、投射レンズ5によってスクリーンなどの被投射面に拡大投影される。
以上説明した光路は、反射型液晶表示素子が白表示の場合であるため、以下に反射型液晶表示素子が黒表示の場合での光路を説明する。
(黒表示)
1)黒表示におけるGの光路
先ず、Gの光路について説明する。ダイクロイックミラー58を透過したGの光のP偏光光は、入射側偏光板59に入射し、その後、第1の偏光ビームスプリッター60に入射して偏光分離面で透過され、G用の反射型液晶表示素子61Gへと至る。しかし、反射型液晶表示素子61Gが黒表示のため、Gの光は画像変調されないまま反射される。従って、反射型液晶表示素子61Gで反射された後も、Gの光はP偏光光のままであるため、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で透過し、入射側偏光板59を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。
2)黒表示におけるR、Bの光路
次に、RとBの光路について説明する。ダイクロイックミラー58を反射したRとBの光のP偏光光は、入射側偏光板64bに入射する。そして、RとBの光は、入射側偏光板64bから出射した後、色選択性位相差板65に入射する。色選択性位相差板65は、Rの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりRの光はS偏光として、Bの光はP偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射する。
S偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したRの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射され、R用の反射型液晶表示素子61Rへと至る。また、P偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したBの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過してB用の反射型液晶表示素子61Bへと至る。ここでR用の反射型液晶表示素子61Rは黒表示のため、R用の反射型液晶表示素子61Rに入射したRの光は画像変調されないまま反射される。
従って、R用の反射型液晶表示素子61Rで反射された後も、Rの光はS偏光光のままであるため、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で反射し、入射側偏光板64bを通過して光源側に戻され、投射光から除去されるため、黒表示となる。一方、B用の反射型液晶表示素子61Bに入射したBの光は、B用の反射型液晶表示素子61Bが黒表示のため、画像変調されないまま反射される。
従って、B用の反射型液晶表示素子61Bで反射された後もBの光はP偏光光のままであるため、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面を透過する。色選択性位相差板65により、P偏光に変換され、入射側偏光板64bを透過して光源側に戻されて投射光から除去される。
以上が、反射型液晶表示素子(反射型液晶パネル)を使用した投射型画像表示装置での光学構成である。
(防塵化がされる表示装置用ユニット)
次に、本実施形態に係る防塵化がされる表示装置用ユニットについて、以下に述べる。図4は、図2に示したβ部を詳しく示した側面図である。プリズム部材であるプリズム60に対して反射型液晶素子61G、61B、61Rは防塵構造を取り付けた状態でユニット化され、パネル保持板74を介して接着固定されている。接着固定の際には、投射レンズ5の光学像面に対して正対するように、6軸方向に位置調整された後、固定される。
図5(a)、(b)、(c)は、更に詳細な斜視図となる。図5(b)の状態が、プリズム60に対して反射型液晶素子ユニット100が調整される前の状態である。そして、図5(a)の状態が、調整固定後の状態である(プリズム60に対して反射型液晶パネルユニット101を固定するパネル保持板74は、省略している)。
即ち、図5(b)の状態で、パネルユニット100とプリズム60の位置関係が投射レンズ5の像面に対して6軸位置調整され、図5(a)のように固定される構造となっている。反射型液晶パネルをR、G、B3枚使用している本構成においては、位置決め精度はμm単位の調整精度が必要である。そして、図5(a)の状態では、液晶パネルとプリズムの間が十分に防塵されており、外部からの塵埃の侵入を防ぐ形態となる。
(防塵カバー部材)
次に、防塵カバー部材を用いた具体的な防塵構造について、図1にて説明する。図1は、図5(a)における光路方向の構造として簡略化された断面図である。図1において、61は反射型液晶素子であり、反射型液晶素子61はパネルホルダ102に固定されている。
1)第1の防塵カバー
パネルホルダ102には、防塵カバー部材として第1の防塵カバー103が取り付けられていて、第1の防塵カバー103は、パネルホルダ102の一部と、液晶素子61の表示領域以外の部分を覆う構造となっている。
ここで、第1の防塵カバー103の開口領域は、反射型液晶素子61の外形領域よりも小さく、反射型液晶素子61の表示領域よりも大きく設定されている。また、第1の防塵カバー103は、反射型液晶素子61の側面も覆うような構造をしており、塵埃の付着がしにくい構造となっている。
本実施形態においては、第1の防塵カバー103は弾性体であっても良いし、剛体であっても良い。弾性体の場合は、ゴムやゴムに近い樹脂としてポリエステルエラストマー等が用いられる。
2)第2の防塵カバー
また、第2の防塵カバー部材104が、波長板ホルダ106と第1の防塵部材103の間を防塵する構造(具体的には第2の防塵カバー部材104による防塵壁が4辺(矩形状)に形成される)となっている。即ち、第2の防塵カバー104の一方の端は波長板ホルダ106に取り付けられ、もう一方の端は第1の防塵カバーに圧接される構造となっている。
ここで、波長板ホルダ106は白板などの透明ガラス基板105bを当接保持し、透明ガラス基板105bには反射型液晶素子61に対向する面に1/4波長板フィルム105aが貼られている。
本実施形態においては、第2の防塵カバー104は弾性体であっても良いし、剛体であっても良い。弾性体の場合は、ゴムやゴムに近い樹脂としてポリエステルエラストマー等が用いられる。
3)第3の防塵カバー
更に、第3の防塵カバー107が、波長板ホルダ106とプリズム60の間を防塵する構造となっている。即ち、第3の防塵カバー107の一方の端は波長板ホルダ106に取り付けられ、もう一方の端はプリズム60に圧接される構造となっている。
本実施形態においては、第3の防塵カバー107は弾性体であっても良いし、剛体であっても良い。弾性体の場合は、ゴムやゴムに近い樹脂としてポリエステルエラストマー等が用いられる。
4)防塵カバーの硬度
ここで、第1の防塵カバー103は、反射型液晶素子61に最も近く、より微細な塵埃の反射型液晶素子61への付着も問題となるため、確実な防塵構造を採る必要がある。また、パネルホルダ102の外形は複雑な形状しているため、第1の防塵カバー103も複雑な形状となり、部品内での肉厚差が生じ易く、部品の変形による隙間が発生し易い。この点からも、第1の防塵カバー103は、確実な防塵構造を採る必要があり、本実施形態では硬度の高い材質で第1の防塵カバー103を形成する。
これにより、第1の防塵カバー103は、薄肉部であってもその変形を抑えることができ、変形による隙間の発生で防塵効果が薄まることが無い。
一方で、第2の防塵カバー104は、一方の端が波長板ホルダ106に取り付けられ、もう一方の端は第1の防塵カバーに圧接される構造となっており、2つの部品にまたがるため、寸法公差のばらつきを吸収する必要がある。このため、第1の防塵カバーのように硬度の高い材質を用いると、波長板ホルダ106の変形が発生し、変形による応力が透明ガラス基板105b、1/4波長板フィルム105aに伝わる。そして、光弾性効果により複屈折が発生し、画面内の黒の輝度ムラの原因になる可能性がある。
よって、第2の防塵カバー104の硬度は、第1の防塵カバー103の硬度と異ならせる必要があり、硬度の低いものを使用することが好ましい。また、前述したように硬度が低い材質で複雑な形状や肉厚差の大きい部分を形成すると、変形による隙間が発生し易くなる。このため、第2の防塵カバー104に関しては第1の防塵カバーとの接触部は単純な断面形状(四角、丸など)で、かつ肉厚差を小さくすることが望ましい。
また、第3の防塵カバー107は、以下の理由により、第1の防塵カバー103、第2の防塵カバー104より低い硬度を選択する必要がある。
先ず、投射レンズ5の投射レンズマウントへの取り付け精度や、プリズム60の接着精度、部品公差のばらつきによって、第3の防塵カバー107のプリズム60へのチャージ量は大きくばらつく。そして、このばらつきにより、液晶パネルを含む全体をプリズム60に対して6軸調整を実施する際に、反力が大きくなった場合には、6軸調整のリニアリティが欠如し、ヒステリシスを持つようになって6軸調整が困難となってしまうからである。また、調整接着後に反力がかかり続けることによって、液晶パネル含む全体の位置が経時変動してしまう可能性があるからである。
ここで、第3の防塵カバー107の硬度を低くすると、前述したように変形による塵埃の侵入が懸念される。しかしながら、第3の防塵カバー107で塞がれている透明基板面、プリズム面は液晶パネルのピント面よりも遠い位置にあるため、付着した塵埃は表示画面上ではデフォーカスされて輝度が低く投影される。即ち、発生する隙間を適宜管理することで、万一付着する可能性のある許容範囲外となる塵埃の大きさを規制することが可能であり、許容範囲内となる大きさの塵埃が付着しても目視されないようにすることが可能である。
ところで、上述した実施形態では、異なる硬度として異なる材質を用いたが、同じ材質で異なる断面係数(断面形状における面積や所定方向の長さが異なる)を用いても良い。
(表示装置用ユニットの製造方法(組立方法))
本実施形態においては、表示装置用ユニットの製造方法(組立方法)として、順に以下の工程(手順)を有する。
1)反射型液晶素子61を固設(両面テープ等)したパネルホルダ102を第1の防塵カバー103に嵌め込んで一体化する。
2)第2の防塵カバー104を第1の防塵カバー103の上に載せる。
3)1/4波長板フィルム105aを透明ガラス基板105bを介して固設(両面テープ等)した波長板ホルダ106を第3の防塵カバー107に嵌め込んで一体化する。
4)第1の防塵カバー103、第2の防塵カバー104、第3の防塵カバー107を間隔方向に順に設け(本実施形態では互いに接するように積層する)、プリズム60と第1の防塵カバー103との間で互いに密着させる。
5)反射型液晶素子61を1/4波長板フィルム105aに対して相対回転させて光量調整を行う。
6)反射型液晶素子61、1/4波長板フィルム105aを含む全体をプリズム60に対して6軸調整する。
7)反射型液晶素子61を1/4波長板フィルム105aに対して微小に相対回転させて光量微調整を行う。
《第2の実施形態》
第1の実施形態で示した基本的な防塵構造を基に、さらに効果的な機能を付加した第2の実施形態について、以下説明する。本実施形態では、第1の防塵カバー110をパネルホルダ102に対してより確実に圧接させる構造として、弾性変形する爪部110aを有していることを特徴とする。第1の実施形態と同じ部材、機能については、説明を省略する。
本実施形態に関し、図6(a)に上面図、図6(b)に断面図を示す。爪部110aには、第1の防塵カバー110の挿入部側にテーパが付いており、剛体であるパネルホルダ102に弾性体である第1の防塵カバー110を挿入すると、自動的に爪部110aが開く。そして、爪部110aの根元までパネルホルダ102が挿入されると引っ掛かり、パネルホルダ102に対して第1の防塵カバー110の厚さが僅かに小さく設定されていることで圧接される構造となっている。
なお、変形例として、図6(c)に示すように、逆にパネルホルダ102側に斜面102bが付いており、第1の防塵カバー110に角窓110dが付いている構造によっても同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、更に図6(b)に示すように、第1の防塵カバー110には波長板ホルダ固定部として先端に斜面が付与された爪部110bが設けられている。ここで、波長板ホルダ106には、爪部110bが挿入される円周状の長穴106aが付与されている(図6(a))。そして、反射型液晶素子61に対して、1/4波長板フィルム105aが反射型液晶素子61の法線の軸廻りに回転可能であり、相対回転させることで光量調整を行うことができるように構成されている。
なお、波長板ホルダ固定部110bの斜面の根元までの距離は、波長板ホルダの厚さと第2の防塵カバー104の厚さを足した数値よりも僅かに小さく設定されている。よって、第1の防塵カバー110に第2の防塵カバー104を挟んで波長板ホルダ106を挿入する際に、長穴106aに爪部110bの斜面部が挿入される。そして、斜面部が長穴106aから突出すると、防塵カバー104が波長板ホルダ106と第1の防塵カバー110に圧接される構造となっている。
このようにして、第2の防塵カバー104と波長板ホルダ106が第1の防塵カバー110に取り付くと、波長板ホルダ106には円周状の長穴106aが付与されているので、第1の防塵カバー110に対して波長板ホルダ106は回転調整可能となる。波長板ホルダ106を回転調整することで、投射型表示装置のコントラストを調整することができる。
(表示装置用ユニットの製造方法(組立方法))
図6(b)に示す本実施形態においては、表示装置用ユニットの製造方法(組立方法)として、順に以下の工程(手順)を有する。なお、図1(第1の実施形態)に示した部材と同じ部材については、符号を省略している。
1)反射型液晶素子61を固設(両面テープ等)したパネルホルダ102を第1の防塵カバー110に嵌め込んで一体化する。
2)第2の防塵カバー104を第1の防塵カバー110の上に載せる。
3)1/4波長板フィルム105aを透明ガラス基板105bを介して固設(両面テープ等)した剛体である波長板ホルダ106を、第2の防塵カバー104の上に載せる。具体的には、弾性体である第1の防塵カバー110の傾斜部110bの弾性を利用して開口部106aを介して、第2の防塵カバー104の上に載せる。
4)第3の防塵カバー107を、波長板ホルダ106に第2の防塵カバー104とは反対側に固設(両面テープ等)する。
5)第1の防塵カバー110、第2の防塵カバー104、第3の防塵カバー107を間隔方向に順に設け(本実施形態では互いに接するように積層する)、プリズム60と第1の防塵カバー103との間で互いに密着させる。
6)反射型液晶素子61を1/4波長板フィルム105aに対して相対回転させて光量調整を行う。
7)反射型液晶素子61、1/4波長板フィルム105aを含む全体をプリズム60に対して6軸調整する。
8)反射型液晶素子61を1/4波長板フィルム105aに対して微小に相対回転させて光量微調整を行う。
《第3の実施形態》
本実施形態は、第2の実施形態を更に改良したものである。第2の実施形態と同じ部材、機能については、説明を省略する。図7(a)に示す本実施形態では、第2の防塵カバー104、第3の防塵カバー107の硬度は、第1の防塵カバーの硬度110よりも低く設定されているため、以下のような構造を更に付与することが可能である。即ち、波長板ホルダ106に固定リブ106b、106cを円周状に設ける一方で、第2の防塵カバー104の取り付け部には溝形状104aを設け、また第3の防塵カバー107の取り付け部には溝形状107aを設ける。
ここで、第2の防塵カバー104、第3の防塵カバー107を波長板ホルダ106に取り付ける際には、防塵カバー104、107を半径方向に引き延ばして、固定リブに溝を挿入することで、半径方向の力で波長板ホルダ106に保持される構造としている。
なお、第2の防塵カバー104と第3の防塵カバー107を例えば熱的に圧着して一体化し、どちらかに上記の溝とリブの関係を有した取り付け形状を付与しても同様の効果を得ることが可能である。
図8(a)は、本実施形態で述べてきた構成を斜視図で示している。第1の防塵カバーは、パネルホルダの保持部材としての爪部110aを有している。爪部110aはパネルホルダの側面にあっても良い(調整後の接着を実施するには側面にあった方が都合が良い)。また、第1の防塵カバー110には波長板ホルダ106が回転する際に回転中心が変動しないようにガイドとなる突起部110cを有していると都合が良い。
図8(b)(c)に、第1の防塵カバー103、第2の防塵カバー104、第3の防塵カバー107がそれぞれ外れた場合の斜視図を示す。第2の防塵カバー104には溝形状104bが設けられており、波長板ホルダ106にはリブ形状106bが設けられ、第2の防塵カバー104を半径方向に広げることにより、溝とリブが係合した後には第2の防塵カバー104の弾性で保持される構造となっている。
一方で、第3の防塵カバー107も同様の保持構造を有することは可能である。図視するように、波長板ホルダ106の表面部に例えば両面テープ等で接着固定されていても構わない。また、前述したように、第2の防塵カバー104と第3の防塵カバー107を例えば熱的に溶着して、第2の防塵カバー104に波長板ホルダ106との保持構造を設置しても何ら問題ない。
(表示装置用ユニットの製造方法(組立方法))
図7(a)に示す本実施形態においては、表示装置用ユニットの製造方法(組立方法)として、順に以下の工程(手順)を有する。なお、図1(第1の実施形態)、図6(b)(第2の実施形態)に示した部材と同じ部材については、符号を省略している。
1)反射型液晶素子61を固設(両面テープ等)したパネルホルダ102を第1の防塵カバー110に嵌め込んで一体化する。
2)第2の防塵カバー104を第1の防塵カバー110の上に載せる。
3)1/4波長板フィルム105aを透明ガラス基板105bを介して固設(両面テープ等)した剛体である波長板ホルダ106を、第2の防塵カバー104の上に載せる。具体的には、弾性体である第1の防塵カバー110の傾斜部110bの弾性を利用して開口部106aを介して、第2の防塵カバー104の上に載せる。このとき、剛体である波長板ホルダ106の突起106bが弾性体である第2の防塵カバー104の溝104aに嵌め込まれる。
4)第3の防塵カバー107を、波長板ホルダ106に第2の防塵カバー104とは反対側に固設(両面テープ等)する。
5)第1の防塵カバー110、第2の防塵カバー104、第3の防塵カバー107を間隔方向に順に設け(本実施形態では互いに接するように積層する)、プリズム60と第1の防塵カバー103との間で互いに密着させる。
6)反射型液晶素子61を1/4波長板フィルム105aに対して相対回転させて光量調整を行う。
7)反射型液晶素子61、1/4波長板フィルム105aを含む全体をプリズム60に対して6軸調整する。
8)反射型液晶素子61を1/4波長板フィルム105aに対して微小に相対回転させて光量微調整を行う。
(変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されない。例えば、表示素子に関しては反射型液晶素子の他、DLP素子、透過型液晶素子であっても良い。また、光学作用板に関しては、1/4波長板の他、偏光板等であっても良い。
61・・反射型液晶素子、102・・パネルホルダ、103・・第1の防塵カバー、104・・第2の防塵カバー、105a・・1/4波長板フィルム、106・・波長板ホルダ
上記目的を達成するため、本発明に係る表示装置用ユニットは、表示素子を保持する第1ホルダと、前記表示素子からの光に対して作用する光学作用板を保持する第2ホルダと、前記第1のホルダと前記第2のホルダとの間に設けられ、前記表示素子の側面全体を囲う第1の防塵カバー部材と、前記第1の防塵カバー部材と前記第2のホルダとの間に設けられた第2の防塵カバー部材と、を有する表示装置用ユニットであって、前記第1の防塵カバー部材は前記第1ホルダに接し、前記第2の防塵カバー部材は前記第2ホルダに接し、前記第1の防塵カバー部材と前記第2の防塵カバー部材は互いに接し、前記第1の防塵カバー部材は前記第2の防塵カバー部材より硬度が高いことを特徴とする。
また、本発明に係る投射型表示装置は、上記表示装置用ユニットを有することを特徴とする。

Claims (10)

  1. 表示素子を保持する第1ホルダと、
    前記表示素子からの光に対して作用する光学作用板を保持する第2ホルダと、
    前記第1、第2のホルダの間に間隔方向に沿って設けられた第1、第2の防塵カバー部材と、
    を有する表示装置用ユニットであって、
    前記第1の防塵カバー部材は前記第1ホルダに接し、
    前記第2の防塵カバー部材は前記第2ホルダに接し、
    前記第1の防塵カバー部材は前記第2の防塵カバー部材より硬度が高いことを特徴とする表示装置用ユニット。
  2. 前記第1、第2の防塵カバー部材は互いに接することを特徴とする請求項1に記載の表示装置用ユニット。
  3. 前記第1、第2の防塵カバー部材は弾性体であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置用ユニット。
  4. 前記表示素子は反射型表示素子であり、かつ前記光学作用板は1/4波長板であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置用ユニット。
  5. 前記光学作用板に対し前記表示素子と反対側に設けられるプリズム部材と、
    前記プリズム部材と前記第2ホルダとの間に設けられる第3の防塵カバー部材と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置用ユニット。
  6. 前記第1の防塵カバー部材は前記第3の防塵カバー部材より硬度が高いことを特徴とする請求項5に記載の表示装置用ユニット。
  7. 前記第2の防塵カバー部材は前記第3の防塵カバー部材より硬度が高いことを特徴とする請求項6に記載の表示装置用ユニット。
  8. 前記第1の防塵カバー部材、前記第2の防塵カバー部材、前記第3の防塵カバー部材の少なくとも一つが弾性変形する爪部を有することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の表示装置用ユニット。
  9. 前記第2ホルダには前記第2の防塵カバー部材および前記第3の防塵カバー部材が固定されており、前記第2ホルダと前記プリズム部材に対して前記第1ホルダが前記表示素子の法線の軸廻りに回転可能に保持されていることを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の表示装置用ユニット。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の表示装置用ユニットと、
    前記表示素子における画像をスクリーンに投射する投射光学系と、
    を有することを特徴とする投射型表示装置。
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