JP2015194242A - ヒンジ - Google Patents

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Abstract

【課題】トルクの調整を容易にすることができるヒンジを提供する。
【解決手段】筺体24に取り付けられる第一の取付け部材22に第一のアーム26の一端部26aを回転可能に連結する。扉25に取り付けられる第二の取付け部材23に第二のアーム27の一端部27aを回転可能に連結する。第一のアーム26と第二のアーム27との交差部分に軸部材31を貫通させ、第一のアーム26と第二のアーム27とを軸部材31で回転可能に連結する。第一のアーム26と第二のアーム27との間に摩擦プレート51を挟む。締付け力調整手段52,53によって、第一のアーム26と第二のアーム27とが摩擦プレート51を締め付ける締付け力を調整する。
【選択図】図3

Description

本発明は、扉に取り付けられる第二の取付け部材が筺体に取り付けられる第一の取付け部材に対して相対的に回転するヒンジに関し、特にトルクを調整可能なヒンジに関する。
この種のヒンジは、図9(a)に示すように、筺体1に取り付けられる第一の取付け部材3と、扉2に取り付けられる第二の取付け部材4と、第一の取付け部材3に一端部5aが回転可能に連結される第一のアーム5と、第二の取付け部材4に一端部6aが回転可能に連結される第二のアーム6と、第一のアーム5と第二のアーム6との交差部分を貫通し、第一のアーム5と第二のアーム6とを回転可能に連結する軸部材7と、を備える(特許文献1参照)。第一のアーム5の他端部5bは、第二の取付け部材4にスライド可能に連結される。第二のアーム6の他端部6bは、第一の取付け部材3にスライド可能に連結される。なお、第一のアーム5の他端部5bは、図示しない第一の補助リンクを介して第二の取付け部材4に連結されることもある。同様に、第二のアーム6の他端部6bは、図示しない第二の補助リンクを介して第一の取付け部材3に連結されることもある。
図9(a)に示す扉が閉じた位置から図9(b)に示す扉が開いた位置まで扉が180度回転するとき、第二のアーム6の他端部6bが扉2に向かって前方にスライドする。同時に第一のアーム5の他端部5bも筐体1に向かってスライドする。このため、このヒンジは、典型的な一軸ヒンジに比べて、筐体1からの扉2の持ち出し量を大きくすることができるという特徴を持つ。また、第一のアーム5と第二のアーム6との間に働く摩擦力によって、第二の取付け部材4を第一の取付け部材3に対して回転させるときのトルクを大きくすることができるので、任意の角度で開いた扉2を保持することできるという特徴を持つ。
ヒンジのトルクは、扉の自重モーメントに応じて決定される。ヒンジのトルクの調整を容易にするために、出願人はトルク調整手段を備えるヒンジを提案している(特許文献2参照)。このヒンジ装置においては、図10に示すように、第一のアーム8は複数設けられ、第二のアーム9も複数設けられる。第一のアーム8と第二のアーム9とは、交互に積層される。第一のアーム8と第二のアーム9の交差部分を貫通する軸部材10には、ナット11が螺合する。ナット11を締めると、軸部材10の頭部10aと第一のアーム8との間に介在する弾性部材12が圧縮されて、第一のアーム8と第二のアーム9との間の圧力が大きくなり、第二の取付け部材14を第一の取付け部材13に対して回転させるときのトルクも大きくなる。ナット11を緩めると、上記とは逆に第一のアーム8と第二のアーム9との間の圧力が小さくなり、トルクも小さくなる。
特開平2−240384号公報 意匠登録第1454078号
しかし、従来のヒンジにあっては、扉を開く最中に第一のアームと第二のアームとの接触面積が変化する。図9(a)に示すように、扉が閉じた位置にあるとき、第一のアームと第二のアームとの接触面積は小さく、図9(b)に示すように、扉が開くにつれて徐々に接触面積が大きくなる(接触部分をドットで示す)。接触面積が変化すると、トルクも変化するので、扉の自重モーメントに応じたトルクの調整がしにくいという課題がある。トルクが変化する一因としては、接触面積が変化することによって、軸部材の中心から接触部分までの距離が変化することが挙げられる。
そこで本発明は、トルクの調整を容易にすることができるヒンジを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、筺体に取り付けられる第一の取付け部材と、扉に取り付けられる第二の取付け部材と、前記第一の取付け部材に一端部が回転可能に連結される第一のアームと、前記第二の取付け部材に一端部が回転可能に連結される第二のアームと、前記第一のアームと前記第二のアームとの交差部分を貫通し、前記第一のアームと前記第二のアームとを回転可能に連結する軸部材と、を備え、前記第二の取付け部材が前記第一の取付け部材に対して相対的に回転するヒンジにおいて、前記第一のアームと前記第二のアームとに挟まれ、前記軸部材が貫通する貫通孔を有する摩擦プレートと、前記第一のアームと前記第二のアームとが前記摩擦プレートを締め付ける締付け力を調整する締付け力調整手段と、を備えることを特徴とするヒンジである。
本発明の他の態様は、筺体に取り付けられる第一の取付け部材と、扉に取り付けられる第二の取付け部材と、前記第一の取付け部材に一端部が回転可能に連結される第一のアームと、前記第二の取付け部材に一端部が回転可能に連結される第二のアームと、前記第一のアームと前記第二のアームとの交差部分を貫通し、前記第一のアームと前記第二のアームとを回転可能に連結し、雄ねじが形成される軸部及び前記軸部よりも外径が大きい頭部を有する軸部材と、を備え、前記第二の取付け部材が前記第一の取付け部材に対して相対的に回転するヒンジにおいて、前記第一のアームと前記第二のアームとに挟まれ、前記軸部材が貫通する貫通孔を有する摩擦プレートと、前記軸部材の前記軸部の雄ねじに螺合するナットと、を備え、前記軸部材の頭部と前記ナットとが、前記第一のアーム、前記摩擦プレート及び前記第二のアームを前記軸部材の軸方向に締め付けることを特徴とするヒンジである。
本発明によれば、第一のアームと第二のアームとに摩擦プレートが挟まれるので、扉が閉じた位置から開く位置まで回転する間、第一のアームと摩擦プレートとの接触面積、及び第二のアームと摩擦プレートとの接触面積を略一定にすることができる。このため、第一のアームと第二のアームとの交差部分でのトルクも略一定にすることができ、トルクの調整も容易になる。
本発明の第一の実施形態のヒンジを使用した上蓋開き式装置(機械)の斜視図 本発明の第一の実施形態のヒンジの外観斜視図 本発明の第一の実施形態のヒンジの分解斜視図 第一のアームの平面図 摩擦プレートの平面図 軸部材及びナットの斜視図 本発明の第一の実施形態のヒンジの動作図(図7(a)は扉が閉じた位置を示し、図7(b)は扉が開いた位置を示す) 本発明の第二の実施形態のヒンジの断面図 従来のヒンジの動作図(図9(a)は扉が閉じた位置を示し、図9(b)は扉が開いた位置を示す) 従来のヒンジの外観斜視図
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施形態のヒンジを詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態のヒンジを使用した上蓋開き式装置(機械)の斜視図を示す。ヒンジ21は、筐体24に取り付けられる第一の取付け部材22と、上蓋等の扉25に取り付けられる第二の取付け部材23と、を備える。この実施形態の扉25は、上開き式の上蓋であり、上蓋開き式装置の筐体24の上部を開閉する。扉25は開き角度が0度の閉じた位置から開き角度が180度の開いた位置まで180度回転する。図1には、扉25が約60度開いた状態が示されている。ヒンジ21は、扉25を任意の角度で保持する機能を持つ。扉25の自重モーメントは、扉25が閉じる直前で最も大きくなる。ヒンジ21のトルクは、扉25の自重モーメント以上になるように設定される。
図2は、ヒンジ21の外観斜視図を示す。ヒンジ21は、筺体24に取り付けられる第一の取付け部材22と、扉25に取り付けられる第二の取付け部材23と、第一の取付け部材22にその一端部26a(図3参照)が回転可能に連結される第一のアーム26と、第二の取付け部材23にその一端部27a(図3参照)が回転可能に連結される第二のアーム27と、第一のアーム26と第二のアーム27との交差部分を貫通し、第一のアーム26と第二のアーム27とを回転可能に連結する軸部材31と、を備える。第一のアーム26及び第二のアーム27は、それぞれ複数設けられ、軸部材31の軸方向に交互に積層される。
図3は、ヒンジの分解斜視図を示す。第一の取付け部材22は、筐体24の凹所24a(図7(a)参照)に挿入される本体部22aと、筐体24に取り付けるためのフランジ部22bと、を備える。本体部22aは、対向する一対の側壁22a1と、一対の側壁22a1と一体の連結壁22a2と、を備える。一対の側壁22a1の内壁面には、一対の案内溝34が形成される。一対の案内溝34は、第二のアーム27の他端部27bをスライド可能に案内する。フランジ部22bには、第一の取付け部材22を筐体24に取り付けるための通し孔37が形成される。
第二の取付け部材23は、第一の取付け部材22と同一の形状である。第二の取付け部材23と第一の取付け部材22とは、軸部材31に関して線対称である。第二の取付け部材23は、扉25の凹所25a(図7(a)参照)に挿入される本体部23aと、扉25に取り付けるためのフランジ部23bと、を備える。本体部23aの対向する一対の側壁23a1の内壁面には、一対の案内溝35が形成される。一対の案内溝35は、第一のアーム26の他端部26bをスライド可能に案内する。第一の取付け部材22及び第二の取付け部材23は、亜鉛合金等の金属製である。
第一のアーム26−1〜26−6(以下、単に第一のアーム26という)は、それぞれL字形の薄板状に形成され、長辺及び短辺を持つ(図4の平面図参照)。L字の角部には、軸部材31が貫通する貫通孔36が形成される。短辺側の先端部(一端部26a)には、第一のローレットピン41が貫通する貫通孔43が形成される。第一のローレットピン41は、第一の取付け部材22の挿入孔44に挿入されて、第一の取付け部材22に固定される。第一のアーム26は、その短辺側の先端部(一端部26a)が第一のローレットピン41を介して第一の取付け部材22に回転可能に連結される。第一のアーム26の長辺側の先端部(他端部26b)には、第一のスライドピン45が貫通する貫通孔49(図4参照)が形成される。第一のスライドピン45の両端部は、第二の取付け部材23の一対の案内溝35に挿入される。第一のアーム26は、その長辺側の先端部(他端部26b)がスライドピン45を介して第二の取付け部材23にスライド可能に連結される。第一のアーム26の長辺側の先端部(他端部26b)には、第一のアーム26同士の隙間を埋めるためのスペーサ47が設けられる。スペーサ47には、第一のスライドピン45が貫通する貫通孔が形成される。
第二のアーム27−1〜27−7(以下、単に第二のアーム27という)は、第一のアーム26と同一の形状である。第一のアーム26を反転させたものが第二のアーム27である。第二のアーム27は第一のアーム26と同様にL字形に形成される。第二のアーム27のL字の角部には、軸部材31が貫通する貫通孔48が形成される。第二のアーム27は、その短辺側の先端部(一端部27a)が第二のローレットピン42を介して第二の取付け部材23に回転可能に連結される。第二のアーム27は、その長辺側の先端部(他端部27b)が第二のスライドピン46を介して第一の取付け部材22にスライド可能に連結される。第二のアーム27の長辺側の先端部(他端部27b)には、第二のアーム27同士の隙間を埋めるためのスペーサ50が設けられる。スペーサ50には、第二のスライドピン46が貫通する貫通孔が形成される。第一及び第二のアーム26,27は、ステンレス鋼等の金属製である。
第一のアーム26と第二のアーム27とは、交互に積層される。隣接する第一のアーム26と第二のアーム27との間には、摩擦プレート51が挟まれる。第一のアーム26及び第二のアーム27はそれぞれ複数設けられており、摩擦プレート51も複数設けられる。この実施形態では、摩擦プレート51の個数は、第一のアーム26と第二のアーム27とを合算した13よりも一つ少ない12である。第一のアーム26と第二のアーム27とは直接的に接触することなく、摩擦プレート51の両面が第一のアーム26及び第二のアーム27に接触する。
摩擦プレート51は、円盤形であり、中央部に軸部材31が貫通する貫通孔51aを有する(図5参照)。貫通孔51aにはグリース等の潤滑剤が溜められる。摩擦プレート51と第一のアーム26、第二のアーム27との接触は、金属接触であり、これらは摩耗し易い。貫通孔51aに潤滑剤を溜めることで、耐久性を高めることができる。図4の二点鎖線は、第一のアーム26に接触する摩擦プレート51を示す。摩擦プレート51は、第一のアーム26の内側に配置され、第一のアーム26の外側に突き出ていない。金属製の第一及び第二のアーム26,27との摩擦力を高めるために、摩擦プレート51は真鍮等の金属製である。
図6に示すように、軸部材31は、雄ねじ31a1が形成される軸部31aと、軸部31aの一端部に設けられ、軸部31aよりも外径の大きい頭部31bと、を備える。軸部材31には、ナット52が螺合する。図3に示すように、軸部材31の軸部31aには、弾性部材として複数枚の皿ばね53が挿入される。皿ばね53は、軸部材31の頭部31bと第二のアーム27との間に介在する。なお、皿ばね53は、ナット52と第一のアーム26との間に介在してもよい。
ナット52を締めると、軸部材31の頭部31bとナット52とが、皿ばね53、第一のアーム26、摩擦プレート51及び第二のアーム27を軸部材31の軸方向に締め付ける。皿ばね53は、軸部材31の頭部31bと第二のアーム27との間で圧縮される。上記のように、第一のアーム26と第二のアーム27との間には、摩擦プレート51が挟まれる。皿ばね53の弾性力によって、第一及び第二のアーム26,27は、摩擦プレート51を締め付ける。軸部材31に螺合するナット52を締めると、皿ばね53の弾性力が大きくなり、締付け力も大きくなる。ナット52を緩めると、皿ばね53の弾性力が小さくなり、締付け力も小さくなる。軸部材31、皿ばね53及びナット52は、締付け力の大きさを調整する締付け力調整手段として機能する。なお、皿ばね53の替わりにゴム、コイルばね等の弾性部材を用いることもできる。また、軸部材31自体の弾性力を利用することができれば、皿ばね53を省略することもできる。
締付け力調整手段で締付け力の大きさを調整した後、接着剤、ダブルナット、緩み止めナット等の締付け力保持手段によって締付け力を一定に保つこともできる。ヒンジを購入したユーザが締付け力を調整できないようにするためである。例えば、工場内で、ナット52の締め量を調整し、接着剤でナット52を軸部材31に固定した後、ヒンジを出荷することができる。ただし、ユーザが締付け力を調整できるように、ナット52を軸部材31に固定しないまま出荷することもできる。
図7(a)(b)は、扉25を閉じた位置から開いた位置まで回転させたときのヒンジ21の各部の動作を示す。図7(a)は扉25の閉じた位置(開き角度が0度)を示し、図7(b)は扉25の開いた位置(開き角度が180度)を示す。図7(a)に示す閉じた位置から図7(b)に示す開いた位置まで扉25を開くと、第二のアーム27の他端部27bが、第一の取付け部材22の案内溝34を扉25に向かってスライドする。同時に第一のアーム26の他端部26bも、第二の取付け部材23の案内溝35を筐体24に向かってスライドする。このため、筐体24からの扉25の持ち出し量を大きくすることができる。
第一のアーム26と第二のアーム27との間には、摩擦プレート51が挟まれており、第一のアーム26と摩擦プレート51との間、及び第二のアーム27と摩擦プレート51との間には、摩擦力が働く。この摩擦力によって、第二の取付け部材23を第一の取付け部材22に対して回転させるときにトルクが発生する。このトルクによって、任意の角度で開いた扉25を保持することができる。
本実施形態のヒンジ21によれば、以下の効果を奏する。扉25が閉じた位置から開いた位置まで回転する間、第一のアーム26と摩擦プレート51との接触面積、及び第二のアーム27と摩擦プレート51との接触面積を略一定にすることができる。このため、摩擦プレート51に起因する第一のアーム26と第二のアーム27との交差部分でのトルクも、略一定になる。
摩擦プレート51は金属製なので、第一のアーム26と摩擦プレート51との間の摩擦係数、及び第二のアーム27と摩擦プレート51との間の摩擦係数も大きい。したがって、大きなトルクを発生させることができる。
摩擦プレート51は円盤形なので、扉25が閉じた位置から開いた位置まで回転する間、第一のアーム26と摩擦プレート51との接触面積、及び第二のアーム27と摩擦プレート51との接触面積を一定にすることができる。
なお、第一のアーム26の他端部26bが第二の取付け部材23に対してスライドすることによっても摩擦力が働き、第二のアーム27の他端部27bが第一の取付け部材22に対してスライドすることによっても摩擦力が働く。ヒンジ21の全体トルク(ヒンジトルク)は、摩擦プレート51に起因するトルクAと、上記のスライドに起因するトルクBとを合算したものになる。
ヒンジトルクを扉25の自重モーメントに合わせれば、扉25の開閉が容易になる。扉25の自重モーメントは扉25の開き角度によって変化する。上述のように、トルクAは、扉25が閉じ位置から開き位置まで移動する間、略一定である。このため、扉25の自重モーメントに合わせてトルクBだけを変化させればよく、ヒンジトルクの調整が容易である。
図8は、本発明の第二の実施形態のヒンジを示す。この実施形態のヒンジでも、第一のアーム26と第二のアーム27との間に摩擦プレート51が挟まれる。第一の取付け部材22、第二の取付け部材23、第一のアーム26、第二のアーム27、摩擦プレート51の構成は、第一の実施形態のヒンジと略同一なので、同一の符号を附してその説明を省略する。
この実施形態では、第二のアーム27の他端部は第二の補助リンク62を介して第一の取付け部材22に連結される。第二の補助リンク62は一端部が第二のアーム27に回転可能に連結され、他端部が第一の取付け部材22に回転可能に連結される。そして、第一のアーム26の他端部は、第一の補助リンク61を介して第二の取付け部材23に連結される。第一の補助リンク61は一端部が第一のアーム26に回転可能に連結され、他端部が第二の取付け部材23に回転可能に連結される。
なお、本発明は上記実施形態に具現化されるのに限られることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲でさまざまな実施形態に変更可能である。
例えば、本実施形態のヒンジは、洗濯機、半導体製造装置、検査機器等の上蓋開き式装置(機械)に適しているが、上蓋開き式装置(機械)以外にも上蓋開き式家具等に使用することもできる。また、本実施形態のヒンジは、閉じ位置が水平面内に位置する上蓋だけでなく、閉じ位置が垂直面内に位置する上開き扉にも使用することもできる。
上記実施形態の皿ばねから構成される締付け力調整手段は一例であり、上記にように、皿ばねの替わりにゴム等の弾性体を使用することもできる。
上記実施形態では、第一のアーム及び第二のアームを複数設けた例を示したが、第一のアーム及び第二のアームはそれぞれ一つのみであってもよい。
21…ヒンジ
22…第一の取付け部材
23…第二の取付け部材
24…筐体
25…扉
26…第一のアーム
26a…第一のアームの一端部
26b…第一のアームの他端部
27…第二のアーム
27a…第二のアームの一端部
27b…第二のアームの他端部
31…軸部材
31a…軸部
31b…頭部
34…第一の取付け部材の案内溝
35…第二の取付け部材の案内溝
41…第一のローレットピン
42…第二のローレットピン
45…第一のスライドピン
46…第二のスライドピン
47…スペーサ
51…摩擦プレート
52…ナット
61…第一の補助リンク
62…第二の補助リンク

Claims (7)

  1. 筺体に取り付けられる第一の取付け部材と、
    扉に取り付けられる第二の取付け部材と、
    前記第一の取付け部材に一端部が回転可能に連結される第一のアームと、
    前記第二の取付け部材に一端部が回転可能に連結される第二のアームと、
    前記第一のアームと前記第二のアームとの交差部分を貫通し、前記第一のアームと前記第二のアームとを回転可能に連結する軸部材と、
    を備え、
    前記第二の取付け部材が前記第一の取付け部材に対して相対的に回転するヒンジにおいて、
    前記第一のアームと前記第二のアームとに挟まれ、前記軸部材が貫通する貫通孔を有する摩擦プレートと、
    前記第一のアームと前記第二のアームとが前記摩擦プレートを締め付ける締付け力を調整する締付け力調整手段と、を備えることを特徴とするヒンジ。
  2. 筺体に取り付けられる第一の取付け部材と、
    扉に取り付けられる第二の取付け部材と、
    前記第一の取付け部材に一端部が回転可能に連結される第一のアームと、
    前記第二の取付け部材に一端部が回転可能に連結される第二のアームと、
    前記第一のアームと前記第二のアームとの交差部分を貫通し、前記第一のアームと前記第二のアームとを回転可能に連結し、雄ねじが形成される軸部及び前記軸部よりも外径が大きい頭部を有する軸部材と、
    を備え、
    前記第二の取付け部材が前記第一の取付け部材に対して相対的に回転するヒンジにおいて、
    前記第一のアームと前記第二のアームとに挟まれ、前記軸部材が貫通する貫通孔を有する摩擦プレートと、
    前記軸部材の前記軸部の雄ねじに螺合するナットと、
    を備え、
    前記軸部材の頭部と前記ナットとが、前記第一のアーム、前記摩擦プレート及び前記第二のアームを前記軸部材の軸方向に締め付けることを特徴とするヒンジ。
  3. 前記摩擦プレートは、金属製であることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒンジ。
  4. 前記摩擦プレートは、円盤形であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のヒンジ。
  5. 前記ヒンジはさらに、
    前記締付け力調節手段によって調整された前記締付け力を一定に保つ締付け力保持手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ。
  6. 前記ヒンジはさらに、
    前記第一のアームと前記第二のアームとが前記摩擦プレートを締め付ける締付け力を一定に保つように、前記ナットを前記軸部材に固定する締付け力保持手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のヒンジ。
  7. 前記第一のアームの他端部は、前記第二の取付け部材にスライド可能に連結され、
    前記第二のアームの他端部は、前記第一の取付け部材にスライド可能に連結されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のヒンジ。
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