JP2001049939A - ヒンジ - Google Patents
ヒンジInfo
- Publication number
- JP2001049939A JP2001049939A JP11225716A JP22571699A JP2001049939A JP 2001049939 A JP2001049939 A JP 2001049939A JP 11225716 A JP11225716 A JP 11225716A JP 22571699 A JP22571699 A JP 22571699A JP 2001049939 A JP2001049939 A JP 2001049939A
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- JP
- Japan
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- frame
- shaft
- hinge
- coil spring
- compression coil
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転シャフト部分が小径でありながら精度の
高い大きな保持トルクを出すことができ、ナットを安定
して確実に固定でき、熱伝導性が優れて効率良く放熱で
きるヒンジを提供する。 【解決手段】 シャフト1と、そのねじ部側に回転固定
かつ軸方向固定で支持される第1フレーム2と、フラン
ジ部側に回転自在かつ軸方向移動自在に支持される第2
フレーム3と、回転固定かつ軸方向移動自在に支持され
る第3フレーム4と、第1フレーム2と第3フレーム4
との間に保持される断面楕円形状の圧縮コイルばね5
と、第1フレーム2を固定するナット6とによりヒンジ
を構成する。そして、シャフト1とナット6のねじ嵌合
部をカシメ接合する。また、圧縮コイルばね5以外の部
品に銅系の金属材料を用い、各部品の接触面には放熱用
グリスを塗布する。
高い大きな保持トルクを出すことができ、ナットを安定
して確実に固定でき、熱伝導性が優れて効率良く放熱で
きるヒンジを提供する。 【解決手段】 シャフト1と、そのねじ部側に回転固定
かつ軸方向固定で支持される第1フレーム2と、フラン
ジ部側に回転自在かつ軸方向移動自在に支持される第2
フレーム3と、回転固定かつ軸方向移動自在に支持され
る第3フレーム4と、第1フレーム2と第3フレーム4
との間に保持される断面楕円形状の圧縮コイルばね5
と、第1フレーム2を固定するナット6とによりヒンジ
を構成する。そして、シャフト1とナット6のねじ嵌合
部をカシメ接合する。また、圧縮コイルばね5以外の部
品に銅系の金属材料を用い、各部品の接触面には放熱用
グリスを塗布する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、弾性体を用いて
相対する摺動面に圧力をかけ、摺動面間の摩擦による抵
抗を利用して共働するヒンジ部品を任意開閉位置に保持
するヒンジ、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ
等に用いられる開閉用ヒンジに関する。
相対する摺動面に圧力をかけ、摺動面間の摩擦による抵
抗を利用して共働するヒンジ部品を任意開閉位置に保持
するヒンジ、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ
等に用いられる開閉用ヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ノート型パーソナルコンピュー
タの本体を構成する第1筐体とディスプレイを兼ねた蓋
体を構成する第2筐体とを連結する開閉用ヒンジとし
て、一端にフランジ部が形成され他端にねじ部が形成さ
れたシャフトと、シャフトのねじ部側に回転固定かつ軸
方向固定で支持される第1フレームと、シャフトのフラ
ンジ部側に回転自在かつ軸方向移動自在に支持される第
2フレームと、第2フレームに接してシャフトに回転自
在かつ軸方向移動自在に支持される第3フレームと、シ
ャフト上の第1フレームと第3フレームとの間に圧縮状
態で保持されるばねと、シャフトのねじ部に装着され、
ばねを圧縮する位置に第1フレームを固定するナットと
からなり、ばね荷重により第3フレームを第2フレーム
に圧接して、第2フレームとシャフトのフランジ部との
摺動面および第3フレームとの摺動面に圧力をかけ、摺
動面間の摩擦による抵抗を利用して共働する第1フレー
ムと第2フレームとを任意開閉位置に保持するように構
成したヒンジが従来から知られている。
タの本体を構成する第1筐体とディスプレイを兼ねた蓋
体を構成する第2筐体とを連結する開閉用ヒンジとし
て、一端にフランジ部が形成され他端にねじ部が形成さ
れたシャフトと、シャフトのねじ部側に回転固定かつ軸
方向固定で支持される第1フレームと、シャフトのフラ
ンジ部側に回転自在かつ軸方向移動自在に支持される第
2フレームと、第2フレームに接してシャフトに回転自
在かつ軸方向移動自在に支持される第3フレームと、シ
ャフト上の第1フレームと第3フレームとの間に圧縮状
態で保持されるばねと、シャフトのねじ部に装着され、
ばねを圧縮する位置に第1フレームを固定するナットと
からなり、ばね荷重により第3フレームを第2フレーム
に圧接して、第2フレームとシャフトのフランジ部との
摺動面および第3フレームとの摺動面に圧力をかけ、摺
動面間の摩擦による抵抗を利用して共働する第1フレー
ムと第2フレームとを任意開閉位置に保持するように構
成したヒンジが従来から知られている。
【0003】そして、この種従来のヒンジに用いられて
いるばねは、断面円形状の通常の圧縮コイルばね、ある
いは皿ばねであった。
いるばねは、断面円形状の通常の圧縮コイルばね、ある
いは皿ばねであった。
【0004】また、シャフト、フレーム等の部品材料
は、炭素鋼あるいはステンレス鋼であり、各部品の接触
面に摺動用グリスを塗布していた。
は、炭素鋼あるいはステンレス鋼であり、各部品の接触
面に摺動用グリスを塗布していた。
【0005】また、ナットを固定するために、シャフト
とナットのねじ嵌合部に接着剤を塗布するか、ブッシュ
ナットを用いていた。
とナットのねじ嵌合部に接着剤を塗布するか、ブッシュ
ナットを用いていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のヒンジは、ばねに断面円形状の圧縮コイルばねを用
いたものでは、保持トルクを高めるためばね荷重を高荷
重に設定し、ばね素材の直径を大きくすると、コイル外
径が大きくなるためにフランジ径を大きくせざるを得
ず、回転シャフト部分が径の大きなものとなり、コンパ
クトに形成できないという問題があり、また、皿ばねを
用いたものでは、荷重のバラツキが大きく、タワミ量を
大きく設定できないため、共働するヒンジ部品を任意開
閉位置に保持する保持トルクの設定精度を高めることが
できないという問題があり、また、部品点数が多くて、
コストダウンが困難であった。
来のヒンジは、ばねに断面円形状の圧縮コイルばねを用
いたものでは、保持トルクを高めるためばね荷重を高荷
重に設定し、ばね素材の直径を大きくすると、コイル外
径が大きくなるためにフランジ径を大きくせざるを得
ず、回転シャフト部分が径の大きなものとなり、コンパ
クトに形成できないという問題があり、また、皿ばねを
用いたものでは、荷重のバラツキが大きく、タワミ量を
大きく設定できないため、共働するヒンジ部品を任意開
閉位置に保持する保持トルクの設定精度を高めることが
できないという問題があり、また、部品点数が多くて、
コストダウンが困難であった。
【0007】また、従来のヒンジようにシャフトとナッ
トのねじ嵌合部に接着剤を塗布する方法では、ナットを
安定して確実に固定することはできなかった。
トのねじ嵌合部に接着剤を塗布する方法では、ナットを
安定して確実に固定することはできなかった。
【0008】また、従来のヒンジは、例えばノート型パ
ーソナルコンピュータの本体を構成する第1筐体とディ
スプレイを兼ねた蓋体を構成する第2筐体とを連結する
開閉用ヒンジとして用いた場合に、第1筐体内の発熱部
品から発生する熱を第2筐体を利用して効率的に放熱す
るための熱伝導性が十分ではなかった。
ーソナルコンピュータの本体を構成する第1筐体とディ
スプレイを兼ねた蓋体を構成する第2筐体とを連結する
開閉用ヒンジとして用いた場合に、第1筐体内の発熱部
品から発生する熱を第2筐体を利用して効率的に放熱す
るための熱伝導性が十分ではなかった。
【0009】したがって、回転シャフト部分が小径であ
りながら精度の高い大きな保持トルクを出すことのでき
るヒンジを提供することが課題である。
りながら精度の高い大きな保持トルクを出すことのでき
るヒンジを提供することが課題である。
【0010】また、回転シャフト部分のナットを安定し
て確実に固定できるようにすることが課題である。
て確実に固定できるようにすることが課題である。
【0011】また、熱伝導性に優れたヒンジを提供する
ことが課題である。
ことが課題である。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のヒンジは、回
転シャフト部分が小径でありながら大きな保持トルクを
高精度で出すことのできるようにするために、弾性体を
用いて相対する摺動面に圧力をかけ、摺動面間の摩擦に
よる抵抗を利用して共働するヒンジ部品を任意開閉位置
に保持するヒンジにおいて、弾性体として、断面楕円形
状の圧縮コイルばねを用いたものである。このヒンジ
は、好ましくは、一端にフランジ部が形成され他端にね
じ部が形成されたシャフト1と、シャフト1のねじ部側
に回転固定かつ軸方向固定で支持される第1フレーム2
と、シャフト1のフランジ部側に回転自在かつ軸方向移
動自在に支持される第2フレーム3と、第2フレーム3
に接してシャフト1に回転固定かつ軸方向移動自在に支
持される第3フレーム4と、シャフト1上の第1フレー
ム2と第3フレーム4との間に圧縮状態で保持される圧
縮コイルばね5と、シャフト1のねじ部に装着され圧縮
コイルばねを圧縮する位置に第1フレーム2を固定する
ナット6とからなり、圧縮コイルばね5のばね荷重によ
り第3フレーム4を第2フレーム3に圧接して、第2フ
レーム3とシャフト1のフランジ部との摺動面および第
3フレーム4との摺動面に圧力をかけ、摺動面間の摩擦
による抵抗を利用して共働する第1フレーム2と第2フ
レーム3とを任意開閉位置に保持するヒンジであって、
その圧縮コイルばね5を断面楕円形状とする。
転シャフト部分が小径でありながら大きな保持トルクを
高精度で出すことのできるようにするために、弾性体を
用いて相対する摺動面に圧力をかけ、摺動面間の摩擦に
よる抵抗を利用して共働するヒンジ部品を任意開閉位置
に保持するヒンジにおいて、弾性体として、断面楕円形
状の圧縮コイルばねを用いたものである。このヒンジ
は、好ましくは、一端にフランジ部が形成され他端にね
じ部が形成されたシャフト1と、シャフト1のねじ部側
に回転固定かつ軸方向固定で支持される第1フレーム2
と、シャフト1のフランジ部側に回転自在かつ軸方向移
動自在に支持される第2フレーム3と、第2フレーム3
に接してシャフト1に回転固定かつ軸方向移動自在に支
持される第3フレーム4と、シャフト1上の第1フレー
ム2と第3フレーム4との間に圧縮状態で保持される圧
縮コイルばね5と、シャフト1のねじ部に装着され圧縮
コイルばねを圧縮する位置に第1フレーム2を固定する
ナット6とからなり、圧縮コイルばね5のばね荷重によ
り第3フレーム4を第2フレーム3に圧接して、第2フ
レーム3とシャフト1のフランジ部との摺動面および第
3フレーム4との摺動面に圧力をかけ、摺動面間の摩擦
による抵抗を利用して共働する第1フレーム2と第2フ
レーム3とを任意開閉位置に保持するヒンジであって、
その圧縮コイルばね5を断面楕円形状とする。
【0013】このように断面楕円形状の圧縮コイルばね
を用いることにより、コイル外径(φ1)を大きくする
ことなく高荷重を設定でき、それにより回転シャフト部
分の径を大きくすることなく高トルクを出すことができ
る。また、皿ばねを用いたものと違い、荷重のバラツキ
が小さく、タワミ量を大きく設定できるので、保持トル
クの設定精度を高めることができ、また、1個のばねで
高荷重を出せるので、部品点数を削減しコストダウンを
図ることができる。
を用いることにより、コイル外径(φ1)を大きくする
ことなく高荷重を設定でき、それにより回転シャフト部
分の径を大きくすることなく高トルクを出すことができ
る。また、皿ばねを用いたものと違い、荷重のバラツキ
が小さく、タワミ量を大きく設定できるので、保持トル
クの設定精度を高めることができ、また、1個のばねで
高荷重を出せるので、部品点数を削減しコストダウンを
図ることができる。
【0014】また、ヒンジにおいて、シャフトとナット
のねじ嵌合部はカシメ接合するのが良く、そうすること
により、回転シャフト部分のナットを安定して確実に固
定することができる。
のねじ嵌合部はカシメ接合するのが良く、そうすること
により、回転シャフト部分のナットを安定して確実に固
定することができる。
【0015】また、この発明のヒンジにいては、部品材
料に銅系の金属材料を用い、各部品の接触面に放熱用グ
リスを塗布するのが良く、そうすることにより、熱伝導
性に優れたヒンジを提供でき、例えばノート型パーソナ
ルコンピュータの本体を構成する第1筐体とディスプレ
イを兼ねた蓋体を構成する第2筐体とを連結する開閉用
ヒンジとして用いた場合に、第1筐体内の発熱部品から
発生する熱を第2筐体を利用して効率的に放熱すること
ができる。
料に銅系の金属材料を用い、各部品の接触面に放熱用グ
リスを塗布するのが良く、そうすることにより、熱伝導
性に優れたヒンジを提供でき、例えばノート型パーソナ
ルコンピュータの本体を構成する第1筐体とディスプレ
イを兼ねた蓋体を構成する第2筐体とを連結する開閉用
ヒンジとして用いた場合に、第1筐体内の発熱部品から
発生する熱を第2筐体を利用して効率的に放熱すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0017】図1はこの発明によるヒンジの正面図、図
2は図1のA−A断面図、図3は側面図である。
2は図1のA−A断面図、図3は側面図である。
【0018】この発明のヒンジは、一端にフランジ部が
形成され他端にねじ部が形成されたシャフト1と、この
シャフト1のねじ部側に回転固定かつ軸方向固定で支持
される第1フレーム2と、シャフト1のフランジ部側に
回転自在かつ軸方向移動自在に支持される第2フレーム
3と、この第2フレーム3に接してシャフト1に回転固
定かつ軸方向移動自在に支持される第3フレーム4と、
シャフト1上の第1フレーム2と第3フレーム4との間
に圧縮状態で保持される断面楕円形状の圧縮コイルばね
5と、シャフト1のねじ部に装着され圧縮コイルばね5
を圧縮する位置に第1フレーム2を固定するナット6と
からなり、圧縮コイルばね5のばね荷重により第3フレ
ーム4を第2フレーム3に圧接して、第2フレーム3と
シャフト1のフランジ部との摺動面および第3フレーム
4との摺動面に圧力をかけ、摺動面間の摩擦による抵抗
を利用して共働する第1フレーム2と第2フレーム3と
を任意開閉位置に保持するよう構成されている。
形成され他端にねじ部が形成されたシャフト1と、この
シャフト1のねじ部側に回転固定かつ軸方向固定で支持
される第1フレーム2と、シャフト1のフランジ部側に
回転自在かつ軸方向移動自在に支持される第2フレーム
3と、この第2フレーム3に接してシャフト1に回転固
定かつ軸方向移動自在に支持される第3フレーム4と、
シャフト1上の第1フレーム2と第3フレーム4との間
に圧縮状態で保持される断面楕円形状の圧縮コイルばね
5と、シャフト1のねじ部に装着され圧縮コイルばね5
を圧縮する位置に第1フレーム2を固定するナット6と
からなり、圧縮コイルばね5のばね荷重により第3フレ
ーム4を第2フレーム3に圧接して、第2フレーム3と
シャフト1のフランジ部との摺動面および第3フレーム
4との摺動面に圧力をかけ、摺動面間の摩擦による抵抗
を利用して共働する第1フレーム2と第2フレーム3と
を任意開閉位置に保持するよう構成されている。
【0019】なお、第3フレーム4をシャフト1に回転
固定かつ軸方向移動自在に支持させるために、図3に示
すように、シャフト1の対向する2面を切削して平面B
を形成して、第3フレーム4の穴の形状をシャフト1の
断面形状にあわせる。
固定かつ軸方向移動自在に支持させるために、図3に示
すように、シャフト1の対向する2面を切削して平面B
を形成して、第3フレーム4の穴の形状をシャフト1の
断面形状にあわせる。
【0020】そして、シャフト1とナット6のねじ嵌合
部が2カ所でカシメ接合する。
部が2カ所でカシメ接合する。
【0021】シャフト1、第1フレーム2、第2フレー
ム3、第3フレーム4およびナット6は、銅系の金属材
料(例えば、C1020)を用いたものである。圧縮コ
イルばね5はピアノ線(例えばSAWP−B)を用いた
ものである。そして、これら各部品の接触面には放熱用
グリスが塗布される。
ム3、第3フレーム4およびナット6は、銅系の金属材
料(例えば、C1020)を用いたものである。圧縮コ
イルばね5はピアノ線(例えばSAWP−B)を用いた
ものである。そして、これら各部品の接触面には放熱用
グリスが塗布される。
【0022】このヒンジは、例えば、ノート型パーソナ
ルコンピュータの本体を構成する第1筐体とディスプレ
イを兼ねた蓋体を構成する第2筐体とを連結する開閉用
ヒンジとして用いるものであって、断面楕円形状の圧縮
コイルばね5を用いことにより、コイルの外径(φ1)
を大きくすることなく高荷重を設定でき、それにより、
回転シャフト部分の径を大きくすることなく高トルクを
出すことができる。また、皿ばねを用いたものと違い、
荷重のバラツキが小さく、タワミ量を大きく設定できる
ので、保持トルクの設定精度を高めることができ、ま
た、1個のばねで高荷重を出せるので、部品点数を削減
しコストダウンを図ることができる。
ルコンピュータの本体を構成する第1筐体とディスプレ
イを兼ねた蓋体を構成する第2筐体とを連結する開閉用
ヒンジとして用いるものであって、断面楕円形状の圧縮
コイルばね5を用いことにより、コイルの外径(φ1)
を大きくすることなく高荷重を設定でき、それにより、
回転シャフト部分の径を大きくすることなく高トルクを
出すことができる。また、皿ばねを用いたものと違い、
荷重のバラツキが小さく、タワミ量を大きく設定できる
ので、保持トルクの設定精度を高めることができ、ま
た、1個のばねで高荷重を出せるので、部品点数を削減
しコストダウンを図ることができる。
【0023】また、シャフト1とナット6のねじ嵌合部
をカシメ接合したことにより、ナット6を安定して確実
に固定することができる。また、部品材料に銅系の金属
材料を用い、各部品の接触面に放熱用グリスを塗布した
ものであって、熱伝導性に優れ、第1筐体内の発熱部品
が発生する熱を第2筐体を利用して効率的に放熱するこ
とができる。
をカシメ接合したことにより、ナット6を安定して確実
に固定することができる。また、部品材料に銅系の金属
材料を用い、各部品の接触面に放熱用グリスを塗布した
ものであって、熱伝導性に優れ、第1筐体内の発熱部品
が発生する熱を第2筐体を利用して効率的に放熱するこ
とができる。
【0024】なお、この発明のヒンジは、ノート型パー
ソナルコンピュータの開閉用ヒンジとして用いる以外に
も、様々な用途のヒンジとして用いることができるもの
である。
ソナルコンピュータの開閉用ヒンジとして用いる以外に
も、様々な用途のヒンジとして用いることができるもの
である。
【0025】
【発明の効果】この発明のヒンジは、以上の説明から明
らかなように、断面楕円形状の圧縮コイルばねを用いた
ことにより、コイル外径を大きくすることなく高荷重を
設定でき、それにより、回転シャフト部分の径を大きく
することなく高トルクを出すことができる。また、皿ば
ねを用いたものと違い、荷重のバラツキが小さく、タワ
ミ量を大きく設定できるので、保持トルクの設定精度を
高めることができ、また、1個のばねで高荷重を出せる
ので、部品点数を削減しコストダウンを図ることができ
る。。
らかなように、断面楕円形状の圧縮コイルばねを用いた
ことにより、コイル外径を大きくすることなく高荷重を
設定でき、それにより、回転シャフト部分の径を大きく
することなく高トルクを出すことができる。また、皿ば
ねを用いたものと違い、荷重のバラツキが小さく、タワ
ミ量を大きく設定できるので、保持トルクの設定精度を
高めることができ、また、1個のばねで高荷重を出せる
ので、部品点数を削減しコストダウンを図ることができ
る。。
【0026】また、シャフトとナットのねじ嵌合部をカ
シメ接合することにより、回転シャフト部分のナットを
安定して確実に固定することができる。
シメ接合することにより、回転シャフト部分のナットを
安定して確実に固定することができる。
【0027】また、部品材料に銅系の金属材料を用い、
各部品の接触面に放熱用グリスを塗布することにより、
熱伝導性に優れたヒンジを提供でき、例えばノート型パ
ーソナルコンピュータにおいて第1筐体内の発熱部品が
発生する熱を第2筐体を利用して効率的に放熱すること
ができる。
各部品の接触面に放熱用グリスを塗布することにより、
熱伝導性に優れたヒンジを提供でき、例えばノート型パ
ーソナルコンピュータにおいて第1筐体内の発熱部品が
発生する熱を第2筐体を利用して効率的に放熱すること
ができる。
【図1】この発明のヒンジの実施の形態を示す正面図、
【図2】図1のA−A断面図、
【図3】この発明のヒンジの実施の形態を示す側面図で
ある。
ある。
1 シャフト 2 第1フレーム 3 第2フレーム 4 第3フレーム 5 圧縮コイルばね 6 ナット
Claims (4)
- 【請求項1】 弾性体を用いて相対する摺動面に圧力を
かけ、摺動面間の摩擦による抵抗を利用して共働するヒ
ンジ部品を任意開閉位置に保持するヒンジにおいて、前
記弾性体として、断面楕円形状の圧縮コイルばねを用い
たことを特徴とするヒンジ。 - 【請求項2】 一端にフランジ部が形成され他端にねじ
部が形成されたシャフトと、前記シャフトのねじ部側に
回転固定かつ軸方向固定で支持される第1フレームと、
前記シャフトのフランジ部側に回転自在かつ軸方向移動
自在に支持される第2フレームと、前記第2フレームに
接して前記シャフトに回転固定かつ軸方向移動自在に支
持される第3フレームと、前記シャフト上の前記第1フ
レームと前記第3フレームとの間に圧縮状態で保持され
る圧縮コイルばねと、前記シャフトのねじ部に装着され
前記圧縮コイルばねを圧縮する位置に前記第1フレーム
を固定するナットとからなり、前記圧縮コイルばねのば
ね荷重により前記第3フレームを前記第2フレームに圧
接して、該第2フレームと前記シャフトのフランジ部と
の摺動面および前記第3フレームとの摺動面に圧力をか
け、摺動面間の摩擦による抵抗を利用して共働する前記
第1フレームと前記第2フレームとを任意開閉位置に保
持するヒンジにおいて、前記圧縮コイルばねを断面楕円
形状としたことを特徴とするヒンジ。 - 【請求項3】 シャフトとナットのねじ嵌合部をカシメ
接合した請求項2記載のヒンジ。 - 【請求項4】 圧縮コイルばねを除く部品材料に銅系の
金属材料を用い、各部品の接触面に放熱用グリスを塗布
した請求項1、2または3記載のヒンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11225716A JP2001049939A (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | ヒンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11225716A JP2001049939A (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | ヒンジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001049939A true JP2001049939A (ja) | 2001-02-20 |
Family
ID=16833701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11225716A Pending JP2001049939A (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | ヒンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001049939A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6671929B1 (en) * | 2002-09-13 | 2004-01-06 | Shin Zu Shing Co., Ltd. | Hinge for a notebook computer |
JP2015194242A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-05 | スガツネ工業株式会社 | ヒンジ |
-
1999
- 1999-08-09 JP JP11225716A patent/JP2001049939A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6671929B1 (en) * | 2002-09-13 | 2004-01-06 | Shin Zu Shing Co., Ltd. | Hinge for a notebook computer |
JP2015194242A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-05 | スガツネ工業株式会社 | ヒンジ |
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