JP2015190735A - 熱源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給湯停止後の再出湯時の給湯温度を安定化する。
【解決手段】貯湯槽から出湯される湯と給水通路からの水とを合流部で合流し、給湯通路を通して給湯する。合流部で混合する湯と水の混合割合である各混合比レベルと該各混合比レベルに対しての湯と水の実際の混合流量割合との関係が給湯流量毎に異なる特性を有し、この特性に対応する給湯流量毎の関係データに基づき、湯と水の実際の混合流量割合に応じて形成される湯の温度が混合設定温度になるように給湯中の給湯流量に対応させて混合比レベル決定手段39が混合比レベルを決定する。給湯の停止時には給湯流量の低下現象に対応させて前記関係データにおける最も低い給湯流量において前記混合設定温度を維持する混合比レベルまで混合比レベルを移動させた後、給湯停止前の給湯流量に対応する混合比レベルに合わせて次回の給湯開始まで待機するようにミキシング流量制御手段35に指令を加える。
【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯槽を備えた熱源装置に関するものである。
貯湯槽を備えた熱源装置が用いられており(例えば、特許文献1、参照)、図2には、開発中の熱源装置が模式的なシステム構成図により示されている。同図において、主熱源としての貯湯槽2と湯の通路9とを備えたタンクユニット4が、熱回収用通路3を介して燃料電池(FC)1と熱的に接続されている。燃料電池1は、例えば固体高分子型燃料電池(PEFC)等により形成されており、水の電気分解の逆反応で、都市ガス等の燃料から取り出された水素と空気中の酸素とを反応させて発電する発電装置である。
熱回収用通路3は、燃料電池1と貯湯槽2との間で液体(ここでは湯水)を図の矢印Aおよび矢印A’に示されるように循環させる通路であり、熱回収用通路3には、熱回収用通路3内に液体を循環させる図示されていないポンプが設けられている。そして、該ポンプの駆動により、貯湯槽2内の水を図の矢印A’に示すように熱回収用通路3を通して燃料電池1に導入して冷却水とし、この水を燃料電池1の発電時に生じる廃熱によって加熱した後、図の矢印Aに示すように熱回収用通路3を通し、例えば60℃といった温度の湯として貯湯槽2に蓄積する。なお、熱回収用通路3には、三方弁6を介してバイパス通路7が設けられ、燃料電池1側から貯湯槽2側へ流れる液体を、必要に応じて貯湯槽2を通さずに燃料電池1に戻すことができるように形成されている。
貯湯槽2には、貯湯槽2内または貯湯槽2の外側壁に、貯湯槽2内の湯の温度を検出する貯湯槽内湯水温検出手段5が、貯湯槽2の上下方向に互いに間隔を介して複数(図2では5個)設けられている。なお、最上位に設けられている貯湯槽内湯水温検出手段5aは、貯湯槽2の上端よりも予め定められた設定長さだけ下側の位置、つまり、例えば貯湯槽2の上端まで湯が満たされた場合よりも20リットル少ない湯量の湯が貯湯槽2内に導入された場合の湯面の位置に設けられている。
貯湯槽2の上部側に接続されている湯の通路9は、貯湯槽2で形成された湯を出湯する(送水する)通路と成しており、湯の通路9には、湯の通路9を通る湯の温度を検出する貯湯槽出湯水温検出手段11と、湯の通路9を通して送水される湯の量を可変する貯湯槽出湯量調節器としてのタンク湯水混合器12と、湯の通路9を通しての湯の送水の有無を弁の開閉により切り替える開閉電磁弁であるパイロット方式のタンク側電磁弁13とが設けられている。なお、同図には示されていないが、貯湯槽2を備えた熱源装置には、貯湯槽2内の圧力が許容圧力を超えたときに該圧力を外部に逃がすための過圧逃がし弁が適宜の位置(例えば湯の通路9に接続された圧力逃がし用の通路等)に設けられている。
また、この熱源装置への給水通路8は給水通路8aと給水通路8bとに分岐され、一方側の給水通路8(8a)が貯湯槽2の下部側に接続されて、他方側の給水通路8(8b)は、合流部10で湯の通路9に合流するように形成されている。給水通路8bには、給水通路8bから合流部10側へ流れる水の量を可変するための給水量調節器としての水混合器14が設けられている。この熱源装置においては、前記合流部10で合流される湯と水とを混合するミキシング手段が、水混合器14と前記タンク湯水混合器12とを有して形成されており、図2はシステム構成図であるために水混合器14とタンク湯水混合器12とが離れた位置に記されているが、これらは、合流部10の付近に設けられていてもよい。また、給水通路8は上水道に接続される。
合流部10には、補助熱源装置としての給湯器16の湯水導入側が、湯水導入通路15を介して接続されており、湯水導入通路15には混合湯水温検出手段としての混合サーミスタ28(28a,28b)が設けられている。給湯器16は、通水する水を例えばガスバーナの燃焼熱により加熱する加熱手段としての給湯熱交換器17を備え、熱源装置は、図の矢印Bに示されるように貯湯槽2から湯の通路9を通して送水される(タンクユニット4から送水される)湯を、図の矢印B”に示されるように、湯水導入通路15を介して給湯器16に導入して給湯熱交換器17で加熱する追い加熱の機能を有している。
この追い加熱機能により加熱された湯は、通路18と給湯通路19とを順に通って一つ以上の給湯先に給湯される。なお、同図には図示されていないが、給湯通路19の先端側には給湯栓が設けられており、この給湯栓を開くことにより、貯湯槽2に蓄えられていた湯が給水圧を受けて湯の通路9を通り、前記の如く、給水通路8bからの水と混合されたり、給湯器16により追い加熱されたり、あるいは水の混合や追い加熱なしにそのまま給湯される。また、周知の如く、給湯器16には、給湯熱交換器17を加熱する給湯バーナや給湯バーナへの空気の給排気を行う燃焼ファン等の適宜の構成要素(図示せず)が設けられ、その構成要素を制御することにより前記追い加熱機能の動作が行われるものである。
なお、図2の図中、符号25は入水温度サーミスタ、符号26は燃料電池1から貯湯槽2へ導入される湯水温検出用のFC高温サーミスタ、符号27は貯湯槽2から燃料電池1側へ導出される湯水温検出用のFC低温サーミスタをそれぞれ示し、符号29は給水流量センサ、符号50は減圧弁、符号30は給湯器16から浴槽31への注湯通路、符号32は暖房装置と給湯器16とを接続する暖房用通路、符号42は流量検出手段をそれぞれ示している。
図3には、図2に示したシステム構成における配管および構成要素の一部を省略または破線で示したシステム構成図が示されており、図3に示されるように、前記通路18には分岐継手20を介して接続通路21の一端側が接続され、接続通路21の他端側は、熱回収用通路3において湯水を燃料電池1側から貯湯槽2側に通す通路の途中部に接続されている。また、熱回収用通路3において湯水を貯湯槽2側から燃料電池1側に通す通路の途中部と前記湯の通路9の先端側とを接続する接続通路22が設けられ、接続通路22には、湯水を循環させる循環ポンプ23と、水電磁弁24とが設けられている。
そして、通路18、接続通路21、熱回収用通路3のうちの通路3a、3b(接続通路21との接続部および接続通路22との接続部よりも貯湯槽2側の領域の一部)と、バイパス通路7、接続通路22、湯水導入通路15を有して、同図の矢印Cに示されるように湯水を循環させる湯水循環通路40が形成されている。水電磁弁24は、循環ポンプ23の駆動による湯水循環通路40への水の循環の有無を弁の開閉により切り替える電磁弁であり、水電磁弁24を開いた状態で循環ポンプ23を駆動させて湯水循環通路40を循環する湯水を、給湯器16が給湯熱交換器17により加熱する循環湯水加熱機能を有している。この循環湯水加熱機能の動作も、給湯器16の前記構成要素を制御することにより行われる。
なお、図2、図3において、加熱により温められた湯水が主に通る通路部分にはドットを記しており、湯水循環通路40においては温められた湯の温度が湯水循環通路40内を通るときに徐々に冷めていくが、湯水循環通路40のうち給湯器16の湯水導出側の通路18からバイパス通路7の入口までの領域にドットを記している。
また、図2、図3に示す熱源装置には、図示されていない制御装置が設けられており、制御装置には、タンク湯水混合器12を制御して湯の通路9から合流部10側に流れる湯の流量を制御すると共に、水混合器14を制御して給水通路8bから合流部10側に流れる水の流量を制御し、合流部10で適宜の温度の混合湯水が形成されるようにするミキシング流量制御手段が設けられている。
このミキシング流量制御手段は、給湯停止時には例えばタンク側電磁弁13を閉じて湯の通路9から合流部10側に流れる湯水(貯湯槽2からの出湯湯水)の流量がゼロとなる状態にする。そして、給湯通路19の先端側に設けられている給湯栓が開かれると水の流れが給水流量センサ29により検出されるので、ミキシング流量制御手段は、その検出信号を受けてタンク側電磁弁13を開け、タンク湯水混合器12の制御により、図2の矢印Bに示されるように湯の通路9から合流部10側に流れる湯の流量を調節すると共に、水混合器14の制御により、図2の矢印B’に示されるように給水通路8bから合流部10側に流れる水の流量を調節し、合流部10で形成される混合湯水の温度が混合設定温度になるようにする(混合設定温度は、例えば給湯設定温度と同じまたは給湯設定温度に近い温度になるように設定される)。
また、例えば図9に示されるように、タンク湯水混合器12は、パルスモータであるステッピングモータ51のパルス数(ステップ数)に応じてモータの軸55を図の矢印A方向およびB方向に進退させ、湯の通路9に連通する流路に設けられている弁52の開弁量(弁開度)を可変することにより湯の量を可変し、水混合器14も同様に、パルスモータであるステッピングモータ53のパルス数(ステップ数)に応じてモータの軸56を図の矢印A方向およびB方向に進退させ、給水通路8bに連通する流路に設けられている弁54の開弁量を可変することにより水の量を可変する構成と成している。そこで、ミキシング流量制御手段は、これらのステッピングモータ51,53のステップ数を制御することにより、混合設定温度の混合湯水を形成する。
なお、貯湯槽2内に貯湯されている湯水には、例えば図10の模式図に示されるような温度の層Wa、Wb、Wcが形成されるものであり、貯湯槽2の上部側の層(高温層)Waには燃料電池1の発電時に生じる廃熱によって加熱された高温Ta(例えば60℃)の湯が貯湯され、貯湯槽2の下部側の層(低温層)Wcには貯湯槽2内に給水される給水温度と同じ温度Tc(例えば15℃)の水が貯水されており、その間に、温度Taから温度Tcまでの急な温度勾配を持つ層(温度中間層)Wbがある。したがって、層Waの湯が無くなると湯の代わりに冷たい水が湯の通路9から送水されることがあるが、説明の都合上、特に断らない限り、湯の通路9からは湯が出湯されて前記合流部10に合流されるという表現を用いる。
例えば図10に示されるように、貯湯槽2内の湯水において、例えば層Waと層Wbとの境界が貯湯槽内湯水温検出手段5aの配設領域よりも下にあり、貯湯槽内湯水温検出手段5aの検出温度が給湯設定温度より例えば5℃高く設定される閾値より高い温度のときには、貯湯槽2から出湯される湯の温度は例えば60℃といったほぼ一定の値である。
そこで、前記ミキシング流量制御手段は、混合サーミスタ28(28a,28b)の検出温度と混合設定温度との差に基づいて(偏差に応じ)、混合サーミスタ28(28a,28b)の検出温度が混合設定温度になるようにタンク湯水混合器12と水混合器14を制御することによって(タンク湯水混合器12と水混合器14のステッピングモータ51.53のステップ数を制御することによって)、湯の通路9から合流部10側に流れる湯の流量と給水通路8bから合流部10側に流れる水の流量とを調節する制御を行う。なお、ミキシング流量制御手段は、ミキシング流量制御に際し、フィードフォワード制御を行わずにフィードバック制御のみを行うようにしてもよい。
そして、このようなキシング流量制御手段による制御によって、合流部10で形成される混合湯水の温度が混合設定温度(例えば給湯設定温度と同じ温度またはその近傍温度)とされると、その混合湯水は、図2の矢印B”に示されるように、合流部10から湯水導入通路15を通して給湯器16に導入されるが、このとき、給湯器16において給湯熱交換器17による加熱は行われずに、通路18と給湯通路19を通して給湯先に給湯される。
一方、貯湯槽内湯水温検出手段5aの検出温度が前記閾値以下であり、ミキシング流量制御手段による流量制御のみでは、給湯設定温度と同等の温度に設定される混合設定温度の湯を給湯することができない場合には、混合設定温度を例えば給湯設定温度よりも低い温度に設定する。例えば、混合設定温度を、給湯設定温度から給湯器16のMIN号数(最小燃焼号数)で給湯流量の水を加熱したときに上昇する温度分を差し引いた値まで下げ、その混合湯水が給湯器16の前記追い加熱機能の動作によって給湯熱交換器17により加熱されて給湯設定温度の湯が作り出され、この湯が通路18と給湯通路19を通して給湯先に給湯される。
なお、従来は、タンクユニット4と給湯器16とが隣接配置されたタイプ(一体型)の熱源装置が用いられていたが、開発中の熱源装置は、タンクユニット4と給湯器16と燃料電池1とをそれぞれ個別に配置し、互いに配管により接続する個別配置型の熱源装置も可能とするものである。
このようにすると、例えば複数種あるタンクユニット4のうち、利用者が必要な容量の貯湯槽2を備えたタンクユニット4を選択し、そのタンクユニット4と、複数種ある給湯器16のうち選択された給湯器16と、複数種ある燃料電池1のうち選択された燃料電池1とを組み合わせるといったことができ、バリエーションを増やすことができる。また、前記のような個別配置型の熱源装置は、既設の給湯器16にタンクユニット4等を接続して熱源装置を形成することもできるといったメリットもある。
さらに、タンクユニット4と給湯器16が個別に設置され、湯水導入通路15で結ばれている個別配置型の熱源装置においては、(ガスバーナの燃焼熱により加熱する加熱手段を持つが故に寿命が比較的短い)給湯器16が先に壊れても、給湯器16のみ交換すればシステムを維持できるという利点がある。ただし、新しい給湯器16を設置する業者は、例えば12年前に発売されたタンクユニット4に関する施工マニュアルを持ち合わせていない場合が多く、タンクユニット4と給湯器16が連携するような制御、すなわち、給湯器16を交換した際に、タンクユニット4側の設定を変更しなければばらないようなことは避ける必要性がある。
さらに、給湯器16に隣接する隣家の状況に合わせて、新しい給湯器16の設置時に合わせて現在の設置場所と異なる場所に設置される場合や、新しい給湯器16を従来に比して給湯能力の高い機種(消費ガス量が大きくなるだけでなく、通水抵抗が低く最大出湯能力が高い機種)に変更されることも考慮する必要がある。
また、前記のような個別配置型の熱源装置の場合、例えば給湯器16は建物の北側に配置されてタンクユニット4は建物の東側や西側に配置されるといったように、タンクユニット4と給湯器16とが離れて配置されることも想定されるが、そのような場合には、冬場等に、湯水導入通路15および接続通路21内の水が、給湯停止中に凍結することを防止するため等に、水電磁弁24を開いて循環ポンプ23を駆動させ、図3の矢印Cに示したように、湯水循環通路40に湯水を循環させながら給湯熱交換器17により加熱する前記循環湯水加熱機能の動作が適宜行われるような構成が必要になると考えられる。
特許第3728265号公報
ところで、前記ミキシング流量制御手段によるタンク湯水混合器12と水混合器14の制御に際し、例えば混合設定温度、給水温、貯湯槽内湯水温に対応するような湯と水の流量比を求め、その流量比が得られるようにタンク湯水混合器12と水混合器14のステッピングモータ51,53のステップ数を制御してタンク湯水混合器12と水混合器14の開弁量を決定すればよいように考えられる。
つまり、仮に、タンク湯水混合器12および水混合器14の開弁量に対して湯と水の流量比が比例するならば(例えば開弁量を2倍にすると流量も2倍になるといったようになるならば)、湯と水の流量比に比例するようにタンク湯水混合器12と水混合器14の開弁量を決定し、その開弁量となるようなタンク湯水混合器12のステッピングモータ51と水混合器14のステッピングモータ53のステップ数を決定すればよいと考えられる。
しかしながら、開発中の熱源装置のように、貯湯槽2と湯の通路9とを通った湯に給水通路8bを通った水を合流部10で混合して混合湯水を形成する場合には、タンク湯水混合器12および水混合器14の開弁量に対して湯と水の流量比が比例するとは限らず、タンク湯水混合器12および水混合器14の開弁量に対する湯と水の流量比が給湯流量(湯と水の総流量)によって変化することが分かった。その理由について、以下に述べる。
図2に示したように、この熱源装置においては、給水通路8が給水通路8a,8bに分岐され、一方の給水通路8aを通った水が貯湯槽2に貯湯されて湯となって湯の通路9とを通って合流部10に導入され、他方の給水通路8bを通った水が合流部10に導入される。このように、給水通路8bに設けられている水混合器14に流れる水とタンク湯水混合器12に流れる水(湯も含む)の水圧源が共通している場合、給水通路8a,8bの分岐点では共通の同一水圧となっている。
そして、水が給水通路8a,8bおよび貯湯槽2や湯の通路9を通る際に流路抵抗を受けて、通常ならば給水通路8aの流量と給水通路8bの流量との比は流路抵抗比となるが、貯湯槽2内には巨大な水塊があるために、この水塊は動きにくく(抵抗大)、一度動き始めれば動きやすくなるらしく(抵抗小)、水混合器14を通る水の特性とタンク湯水混合器12を通る水(湯)の特性が異なる。
そのため、ここで、前記分岐点で別れて矢印B方向に流れる水の流量をBと置き、矢印B’方向に流れる水の流量をB’とおいて、これらの流量BとB’の合計の流量をB”とすると(B”=B+B’)、この流量B”が小さい時には(貯湯槽2内水塊が動きにくい状態では)、例えば「流量B」<「流量B’」となり、流量B”が大きい時には(貯湯槽2内水塊が動きやすい状態では)、例えば「流量B」=「流量B’」となるがごとく、図2に示されるような構造では給水通路8a,8b流量比は流れる流量によって大きく異なる。
すなわち、貯湯槽2を経由してタンク湯水混合器12に流れる湯の量が少ないときに貯湯槽2の影響を強く受けるものであり、つまり、容量が大きい貯湯槽2を通して水が流れるので水が流れにくく(動きにくく)、湯の量が多いときに対し、湯の量が少なくなると水混合器14を通る水よりも減少量が大きい。
そのため、例えば図8(a)の特性線aに示されるように、給湯流量(湯と水の総流量)が小さい場合には、タンク湯水混合器12の開弁量に対応する湯の混合比が小さい図の右側の領域において湯の流量が大きく減少してしまい、湯の混合比に対して湯の流量比が非常に小さくなってしまうといった現象が生じる。なお、図8(a)、(b)は、図の右側に向かうにつれて混合設定温度が低くなることに対応させて、図の右側に向かうにつれて湯の混合比が小さくなり、水混紡器14の開弁量に対応する水の混合比が大きくなる場合の湯の流量(特性線a)と水の流量(特性線b)をそれぞれ示しており、図8(a)の特性線bに示されるように、給湯流量が少なくても、水の流量は湯と水の混合比に対して直線的に変化する値となる。
また、貯湯槽2の給水側に減圧弁50を設けて貯湯槽2に例えば370KPa(3.7Kg/cm)以上の圧力がかからないようにしているため、減圧弁50の影響により、通常ならば大流量が出るような蛇口開度を設定しても給湯流量(湯と水の総流量)が中程度となってしまう場合が多くなり、湯の混合比が小さい領域において湯の流量が減少しやすくなる。
さらに、パイロット方式の電磁弁は、バタフライバルブや直動電磁弁等に比べて低消費電力であり、小型、かつ、安価であるといったメリットがあるものの、湯の量が小さくなると弁が十分に開かないことから、湯の通路9側にパイロット方式の電磁弁により形成されたタンク側電磁弁13を設けることにより前記のような現象が特に発生しやすいため、湯の経路に貯湯槽2と減圧弁50とパイロット方式の電磁弁とが設けられている開発中の熱源装置においては、図8(a)の特性線aに示したような湯の流量が極端に少なくなる現象が、給湯流量が中程度のときにも生じることになる。
なお、給湯流量が多いときには、湯と水の混合比と湯および水の流量との関係は、図8(b)の特性線a、bに示されるように、特性線aに示される湯の流量と特性線bに示される水の流量がいずれも湯と水の混合比に対して直線的に変化する値となるが、湯または水の混合比が100%に近くなり弁開度が最大に近づくと、その湯または水の流量が頭打ちになる。
以上のようなことから、開発中の熱源装置のように、貯湯槽2からの湯の通路9にパイロット方式の電磁弁(開閉電磁弁)のような圧力損失負荷部材が設けられている場合には、合流部10で混合しようとする湯と水の混合割合をタンク湯水混合器12のステッピングモータ51と水混合器14のステッピングモータ53の実ステップ数の組み合わせ(以下混合比レベル)とすると、その混合比レベルに対しての湯と水の実際の混合流量割合との関係が、例えば表1に示されるように、給湯流量毎(例えば表1では給湯流量レベルQdis LLV1〜Qdis LV6毎)に異なる特性を有することになる。
そこで、本出願人は、例えば表1や図4に示されるように、合流部10で混合する湯と水の混合割合である複数の混合比レベル(表の縦軸および図4の横軸の数値1〜21)と、該各混合比レベルに対しての給湯流量毎(表1に示す給湯流量レベルQdis LLV1〜Qdis LV6)の湯と水の実際の混合流量割合との関係データを、給湯流量毎に制御データとして予め与え、この関係データに基づいて混合比レベルを調節することにより混合設定温度の湯を形成できるようにすることを考えた。
Figure 2015190735
なお、表1において、湯と水の実際の混合流量割合は湯の流量割合により示されている。また、表1の給湯流量レベルQdis LLV1〜Qdis LV6は、表の右側に向かうにつれて給湯流量が大きくなり、1分ごとの流量が、Qdis LLV1=3リットル、Qdis LLV2=5リットル、Qdis LLV3=8リットル、Qdis LLV4=12リットル、Qdis LLV5=20リットル、Qdis LLV6=30リットルの場合をそれぞれ示している。つまり、例えばQdis LLV1の列は、給湯流量(湯と水を合わせた給湯の総流量)が3リットル/分の場合の各混合比レベルに対する実際の湯の流量割合が示されている。また、図4の特性線aは給湯流量がQdis LLV1の特性を示し、特性線bは給湯流量がQdis LLV2の特性を示すといった如く、特性線c、d、e、fは、順に、給湯流量がQdis LLV3、Qdis LLV4、Qdis LLV5、Qdis LLV6の特性を示す。
また、各混合比レベルに対応させて、ミキシング流量制御手段35によって制御される湯量制御の操作量をタンク湯水混合器12のステッピングモータ51のステップ数で設定し、水量制御の操作量を水混合器14のステッピングモータ53のステップ数で設定することを考えた(なお、前記特許文献1では、2つのモータを個々に動かすために複雑な制御(3次元制御)となるのに対し、開発中の熱源装置においては、一方のステッピングモータの開度が決定されれば他方のステッピングモータの開度が自動的に決まる制御(2次元制御)を用いることによって、制御を容易にできるように考えられている)。
なお、タンク湯水混合器12と水混合器14を共に、ステッピングモータ51,53のステップ数が多いほど開弁量が大きくなるように形成する場合、表1および図4において、混合比レベルが1〜21に向かうにつれて、タンク湯水混合器12のステッピングモータ51のステップ数が小さくなるように設定され、水混合器14のステッピングモータ53のステップ数は大きくなるように設定される。つまり、この例では、混合比レベルが1〜21に向かうにつれて水の混合比が大きくなり、混合比レベルを1〜21に向けてレベル数を上げることにより混合温度が低くなるように設定される。
そして、例えば給湯流量5リットル/分での給湯(出湯)が行われていたとき、その混合比レベルが、図5の特性線b(給湯流量5リットル/分に対応する特性線)の●に対応する混合比レベル(レベル5)で給湯(出湯)が行われていたとすると、このときの湯の混合流量割合は約65%(表1、参照)である。その後、給湯が停止したときには、給湯停止に伴う給湯流量の低下現象に対応させて(給湯流量低下に追従させて)、混合比レベルを、図5に示されるような関係データにおける最も低い給湯流量において混合設定温度を維持する混合比レベルまで移動させて給湯を停止することを考えた。つまり、ここでは、給湯流量3リットル/分に対応する特性線aにおいて、湯の混合流量割合が、特性線b上の●における湯の混合流量割合と同様となるような、特性線a上の○で示す混合比レベル(レベル3であり、湯の混合流量割合は約65%)まで移動させて給湯を停止することを考えた。
また、その後の再出湯までの待機時間中には、図11に示されるように、混合比レベルを制御用データの最も高い給湯流量(30リットル/分)において混合設定温度を維持する混合比レベル、つまり、特性線fにおいて混合設定温度に対応する湯と水の実際の混合流量割合に対応する混合比レベルであり、特性線fの□に対応する混合比レベル(レベル8)まで移動させて待機する制御を行うことを試みた(このレベル8での湯の混合流量割合も約65%)。そして、再出湯時には、例えばその給湯流量が5リットル/分であったとすると、図12に示されるように、特性線bの●に対応する混合比レベル(レベル5)まで移動するようにするようにしてみた。
しかしながら、前記のような考えに基づいて、開発中の熱源装置における混合比レベルを制御用データの最も高い給湯流量において混合設定温度を維持する混合比レベルまで移動させて待機するように制御してみたところ、以下のような問題が生じた。
つまり、前回の給湯時の給湯流量が5リットル/分や8リットル/分といった値だったときに、その後の再出湯時に30リットル/分といった大きな給湯流量で再出湯することは殆どなく、再出湯時の給湯流量は30リットル/分よりもかなり小さいことが殆どであることから、前記のように混合比レベルを制御用データの最も高い給湯流量において混合設定温度に対応する湯と水の実際の混合流量割合に対応する混合比レベルまで移動させて待機すると、再出湯時の給湯温度が給湯停止前の給湯温度に比べて極端に低くなり、使い勝手がよくないといった問題が生じることが分かった。
すなわち、再出湯時の給湯流量が5リットル/分だった場合には、再出湯時には、混合比レベルを給湯流量5リットル/分における給湯停止前の混合比レベル(レベル5)に移動することになるが、図11に示したように、混合比レベルを制御用データの最も高い給湯流量(30リットル/分)において混合設定温度を維持する特性線fの□に対応するレベル8で待機すると、その待機位置から混合比レベルを移動する前に出湯される湯は給湯流量5リットル/分におけるレベル8に対応する温度の湯となり、この場合、湯の混合流量割合は約17%である(表1、参照)ことから、給湯停止前の給湯温度に比べて極端に低くなってしまうのである。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、貯湯槽から出湯される湯と給水通路から供給される水を混合して形成して給湯される湯の再出湯時の給湯温度を安定化できる使い勝手のよい熱源装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、次の構成をもって課題を解決する手段としている。すなわち、第1の発明は、熱源から出湯される湯の通路と、該湯の通路と給水通路とが合流する合流部と、該合流部で合流される湯と水とを混合するミキシング手段と、該ミキシング手段により混合されて形成された湯を給湯先に給湯する給湯通路と、該給湯通路を通って給湯される給湯流量を検出する給湯流量検出手段とを有し、前記合流部で混合する湯と水の混合割合である各混合比レベルと該各混合比レベルに対しての湯と水の実際の混合流量割合との関係が給湯流量毎に異なる特性を有しており、該特性に対応させて給湯流量毎の前記各混合比レベルに対しての湯と水の実際の混合流量割合の関係データが予め与えられ、前記湯と水の実際の混合流量割合に応じて形成される湯の温度が予め定められる混合設定温度になるように給湯中の前記給湯流量検出手段により検出される給湯流量に対応させて前記関係データに基づいて前記混合比レベルを決定し前記ミキシング手段を制御することにより前記合流部に流れる湯の流量と水の流量を制御するミキシング流量制御手段を有し、該ミキシング流量制御手段は、給湯の停止時に該給湯停止に伴う給湯流量の低下現象に対応させて前記混合比レベルを前記関係データにおける最も低い給湯流量において前記混合設定温度を維持する混合比レベルまで移動させて給湯を停止した後、前記混合比レベルを前記給湯流量検出手段により検出された給湯停止前の給湯流量に対応する混合比レベルに合わせて次回の給湯開始まで待機させる構成をもって課題を解決するための手段としている。
また、第2の発明は、前記第1の発明の構成に加え、前記熱源から出湯される湯の通路には該湯の通路を通る湯の流量が大きいときには圧力損失が小さくなり前記湯の流量が小さいときには圧力損失が大きくなる湯流量対応の圧力損失負荷部材が設けられていることを特徴とする。
さらに、第3の発明は、前記第2の発明の構成に加え、前記熱源は貯湯槽を有して形成され、該貯湯槽から出湯される湯の通路には該通路を通しての貯湯槽からの湯の出湯の有無を弁の開閉により切り替える開閉電磁弁が設けられ、該開閉電磁弁はパイロット方式の電磁弁により形成されて圧力損失負荷部材と成していることを特徴とする。
さらに、第4の発明は、前記第1または第2または第3の発明の構成に加え、 前記合流部には該合流部で形成された湯を導入して給湯熱交換器で加熱する追い加熱機能を有する補助熱源装置の湯水導入側が接続されており、前記合流部で形成される湯の温度が予め与えられる給湯設定温度より低いときに前記補助熱源装置による追い加熱機能による加熱によって前記給湯設定温度の湯を形成する構成と成していることを特徴とする。
本発明は、熱源から出湯される湯と給水通路からの水とがミキシング手段により混合されて合流部で合流し、給湯通路を通って給湯されるが、前記合流部で混合する湯と水の混合割合である各混合比レベルと該各混合比レベルに対しての湯と水の実際の混合流量割合との関係が給湯流量毎に異なる特性を有している。この特性に対応させて、本発明では、前記給湯流量毎の前記各混合比レベルに対しての湯と水の実際の混合流量割合の関係データが予め与えられ、ミキシング流量制御手段が、前記湯と水の実際の混合流量割合に応じて形成される湯の温度が予め定められる混合設定温度になるように給湯中に給湯流量検出手段により検出される給湯流量に対応させて前記関係データに基づいて前記混合比レベルを決定し、前記ミキシング手段を制御することにより前記合流部に流れる湯の流量と水の流量を制御することにより、混合設定温度の湯を形成できる。
また、本発明では、給湯流量検出手段により給湯流量を検出するが、給湯停止後の再出湯時の給湯流量は、一般的には、給湯停止前の給湯流量と同等の流量であることが多い。そこで、ミキシング流量制御手段は、給湯の停止時に該給湯停止に伴う給湯流量の低下現象に対応させて前記混合比レベルを前記関係データにおける最も低い給湯流量において前記混合設定温度を維持する混合比レベルまで移動させて給湯を停止した後、前記混合比レベルを前記給湯流量検出手段により検出された給湯停止前の給湯流量、つまり、給湯停止に伴う給湯流量低下が生じる前の、給湯流量が安定していたときの流量に対応する混合比レベルに合わせて次回の給湯開始まで待機させることにより、再出湯時の混合比レベルを適切にすることができ、再出湯時の給湯温度の安定化を図ることができる。
なお、熱源から出湯される湯の通路に、該湯の通路を通る湯の流量が大きいときには圧力損失が小さくなり前記湯の流量が小さいときには圧力損失が大きくなる湯流量対応の圧力損失負荷部材が設けられている場合には、合流部で混合する湯と水の混合割合である各混合比レベルと該各混合比レベルに対しての湯と水の実際の混合流量割合との関係が給湯流量毎に異なる特性となるが、前記のように、その特性に対応させて給湯流量に対応させた関係データを与え、その関係データに基づいて混合比レベルを制御することにより、所望の温度の湯を形成して給湯できる。また、給湯停止時には前記の如く混合比レベルを給湯停止前の給湯流量に対応する混合比レベルに合わせて次回の給湯開始まで待機させることにより、再出湯時の給湯温度の安定化を図ることができる。
さらに、貯湯槽を有する熱源を設けることにより、例えば太陽熱や燃料電池等の廃熱を利用して形成される湯を貯湯槽に貯湯して効率的に利用することができ、貯湯槽から出湯される湯の通路に、該通路を通しての貯湯槽からの湯の出湯の有無を弁の開閉により切り替える開閉電磁弁をパイロット方式の電磁弁により形成することにより、パイロット方式の電磁弁は、バタフライバルブや直動電磁弁等に比べて低消費電力であり、小型、かつ、安価であるため、装置の小型化や低コスト化を図ることができる。
さらに、合流部には該合流部で形成された混合湯水を導入して給湯熱交換器で加熱する追い加熱機能を有する補助熱源装置の湯水導入側を接続して、合流部で形成される混合湯水の温度が給湯設定温度より低いときに前記補助熱源装置による追い加熱機能による加熱することによって、たとえ給湯合設定温度よりも低い温度の湯が形成されても、その湯を追い加熱することにより温度を高めて給湯することができる。つまり、このような補助熱源装置を設けることにより、貯湯槽内の湯温が低くなった場合にも、また、例えばキシング流量制御手段による制御によって水が多めに混合されて混合湯水の温度が低く形成された場合にも、補助熱源装置による追い加熱で補って給湯できる。
本発明に係る熱源装置の一実施例の制御構成を示すブロック図である。 実施例および開発中の熱源装置のシステム構成例を説明するための説明図である。 図2に示す熱源装置に設けられている湯水循環通路と貯湯槽の出湯通路とを説明するために、図2の一部構成を簡略化して示すシステム構成図である。 実施例および開発中の熱源装置において合流部で混合する湯と水の混合比レベルと各混合比レベルに対しての湯の流量割合との関係例を給湯流量毎に示すグラフである。 実施例および開発中の熱源装置において合流部で混合する湯と水の混合比レベルを給湯停止動作に伴って変更する制御例を説明するための説明図である。 実施例の熱源装置において合流部で混合する湯と水の混合比レベルを給湯停止後の待機中に変更する制御例を説明するための説明図である。 実施例の熱源装置において再出湯時の合流部で混合する湯と水の混合比レベル例を説明するための説明図である。 開発中の熱源装置における給湯流量が小さいときの湯と水の混合比と湯と水の各流量特性(a)と、給湯流量が大きいときの湯と水の混合比と湯と水の各流量特性(b)を示すグラフである。 タンク湯水混合器と水混合器の構成例を模式的に示す断面説明図である。 貯湯槽内の温度層の分布例を模式的に示す説明図である。 開発中の熱源装置において合流部で混合する湯と水の混合比レベルを給湯停止後の待機中に最大の給湯流量に対応させて変更する制御例を説明するための説明図である。 開発中の熱源装置において合流部で混合する湯と水の混合比レベルを待機位置から再出湯時のレベルに変更する制御例を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、本実施例の説明において、これまでの説明の例と同一構成要素には同一符号を付し、その重複説明は省略または簡略化する。
図1には、本発明に係る熱源装置の一実施例の要部制御構成がブロック図により示されている。本実施例は、図2に示した熱源装置と同様のシステム構成を有し、さらに、図1に示されるように、タンクユニット60内の制御装置33に、ミキシング流量制御手段35、混合設定温度設定手段36、メモリ部37、流量割合検出手段38を設けており、ミキシング流量制御手段35は混合比レベル決定手段39を有している。また、制御装置33には給湯器16の制御装置46とリモコン装置43とが信号接続されており、制御装置33がリモコン装置43と送受信する情報は取得できる。リモコン装置43には給湯設定温度設定操作手段45が設けられ、給湯器16の制御装置46には給湯燃焼制御手段47が設けられている。なお、リモコン装置43は、屋内において、リビングや、浴室、台所、洗面所等の適宜の場所に設置されている。
給水流量センサ29は、通路18と給湯通路19を通して給湯される給湯流量を検出する給湯流量検出手段として機能する。そして、給水流量センサ29は、流量割合検出手段38とミキシング流量制御手段35の混合比レベル決定手段39に給湯流量の検出流量(検出値)を加える。なお、流量検出手段42によっても通路18と給湯通路19を通して給湯される給湯流量を検出することができるものであり、流量検出手段42の検出値と給水流量センサ29の検出値とは同値である。本実施例では、流量検出手段42は燃焼制御手段47に給湯流量の検出流量(検出値)を加える。
給湯設定温度設定操作手段45は、利用者等により給湯設定温度を設定するための操作手段であり、例えばリモコン装置43の表面側に設けられている操作ボタン等により形成されている。この給湯設定温度設定操作手段45により設定された給湯設定温度の値は、制御装置33の混合設定温度設定手段36と給湯器16の燃焼制御手段47とに加えられる。
混合設定温度設定手段36は、混合湯水の設定温度(混合設定温度)を設定するものであり、例えば貯湯槽内湯水温検出手段5aの検出温度が前記閾値よりも高い温度のときの給湯時の前記混合設定温度を給湯設定温度に対応させて、給湯設定温度の値と同じ値または、それより0.5℃といった温度だけ高めに設定する。なお、混合設定温度設定手段36は、貯湯槽内湯水温検出手段5aの検出温度が前記閾値以下の時には、混合設定温度を給湯設定温度よりも低い適宜の温度に設定する。
また、タンクユニット4の合流部10と給湯器16とを接続する湯水導入通路15が冷えているときに給湯が行われるコールドスタート時には、混合設定温度設定手段36は、混合サーミスタ28の検出温度に対応させて給湯設定温度の設定を特有の設定としてもよい。混合設定温度設定手段36によって設定された混合設定温度は、ミキシング流量制御手段35に加えられる。
ミキシング流量制御手段35は、合流部10側に湯の通路9から流れる湯の流量と給水通路8bから合流部10側に流れる水の流量を制御し、混合設定温度設定手段36により設定される設定混合温度の混合湯水が合流部10で形成されるようにするものである。ミキシング流量制御手段35は、前記の如く、タンク側電磁弁13の開閉制御とタンク湯水混合器12および水混合器14の制御による湯の流量と水の流量との制御により、合流部10で形成される混合湯水の温度が混合設定温度となるように制御する。なお、ミキシング流量制御手段35は、前記の如く、例えば給水流量センサ29の検出信号を受けて、給湯栓が開かれたときにタンク側電磁弁13を開き給湯栓が閉じられたときにタンク側電磁弁13を閉じる制御を行う。
ミキシング流量制御手段35は、タンク湯水混合器12と水混合器14の制御に際し、混合比レベル決定手段39により決定される混合比レベルとなるように、表1および図4に示した関係データと給湯流量、混合設定温度に基づいて混合比レベルを決定し、かつ、その混合比レベルに対応するタンク湯水混合器12と水混合器14のステッピングモータ51,53のステップ数を制御する。
混合比レベル決定手段39は、例えば熱源装置の試運転時等の初回運転時や、前回出湯から所定時間経過後(例えば5分30秒後)、または、リモコンを一度オフして再度オンした場合には、表1の混合比レベル(1〜21)のうちの例えば混合弁開度を温度が低めになる位置である混合比レベル18(例えば、給湯流量が3〜8リットル/分においては、ほぼ湯側0%、水側100%)で待機するように混合比レベルを決定し、ミキシング流量制御手段35がその混合比レベルとなるようにタンク湯水混合器12と水混合器14の開弁量(タンク湯水混合器12と水混合器14のステッピングモータ51,53のステップ数)を制御して待機させる。
そして、出湯開始時は、ミキシング流量制御手段35が、その混合比レベル18に対応するようにタンク湯水混合器12と水混合器14の開弁量を制御し(つまり、混合比レベル18に対応するステッピングモータ51,53のステップ数で開弁量を制御し)、その後、徐々に混合比レベルを上げていって(レベルの数値が小さい方向になるようにして)、そのレベルに対応するタンク湯水混合器12と水混合器14の開弁量で混合湯水を形成する。そして、その混合湯水の温度を混合サーミスタ28によって検出し、その検出温度と混合設定温度設定手段36に設定されている混合設定温度とのずれ量を補正する方向にタンク湯水混合器12と水混合器14の開弁量を変更するミキシング流量のフィードバック制御を行うことにより、混合設定温度の混合湯水を形成する。
流量割合検出手段38は、混合サーミスタ28の検出温度を取り込み、給湯中の混合湯水の温度が安定している状態のときの給水流量センサ29による給湯流量の検出流量(給湯流量検出値)とミキシング流量制御手段35による混合比レベルを検出する。そして、これらの検出情報と表1に示した制御データとに基づき、湯と水の実際の混合流量割合を求める。例えば、給湯流量検出値が5リットル/分の時には、表1において給湯流量5リットル/分に対応する給湯流量レベルQdis LLV2の列を参照し、このときの混合比レベルが6であったとすると、実際の湯の流量割合は50.4%であると判断する。この判断によって求めた値はミキシング流量制御手段35の混合比レベル決定手段39に加えられる。なお、表1の代わりに図4を参照して実際の湯の流量割合を判断してもよい。
混合比レベル決定手段39は、給水流量センサ29の検出流量に基づいて例えば200ms(0.2秒)毎に給湯動作時の給湯流量の移動平均をとり、給湯栓の開度(蛇口開度)が変更されて、前記給湯流量が変化したときには、その変化情報を移動平均から求めて変化後の給湯流量も移動平均により求め、求めた給湯流量に対応する前記制御データに対応させて混合比レベルを決定する(給湯流量の変化に追従させて混合比レベルを変化させる)。
つまり、この例では、給湯温度が一定の場合、給湯流量が大きい方へ変化した時は、混合比レベルの番号が大きくなる方に、給湯流量が小さくなる方へ変化した時は、混合比レベルの番号が小さくなる方にシフトさせる。なお、表1や図4のような関係データは、給湯流量3リットル/分に対応するデータ、5リットル/分に対応するデータといったように、連続的な給湯流量に対応させたデータではないので、求めた給湯流量がどのデータに近い値かを判断し、給湯流量が変化したときには、より近い給湯流量に対応させた関係データ(図4においては特性線)に基づいて混合比レベルをシフトさせるとよい。
例えば、給湯中の給湯流量が5リットル/分から20リットル/分に変化すると、この給湯流量変化に対応させて、混合比レベル決定手段39は、例えば混合比レベル6を混合比レベル11へシフトさせるように混合比レベルの決定を行う。つまり、例えば表1を参照し、給湯流量20リットル/分に対応する給湯流量レベルQdis LLV5の列において前述した実際の湯の流量割合である50.4%に近い値である50.0%に対応する混合比レベル11に、混合比レベルを変更する、あるいは、混合比レベルを現状のレベル6からシフト量=(20リットル/分―5リットル/分)×0.3(ゲイン)≒5だけ、レベル11へシフトさせるように混合比レベルを決定する(なお、ゲインは、予めその設定の仕方が与えられる)。
また、混合比レベル決定手段39は、給湯の停止時に、該給湯停止に伴う給湯流量の低下現象に対応させて(つまり、給湯流量の低下に追従させて)、前記混合比レベルを前記関係データにおける最も低い給湯流量において前記混合設定温度を維持する混合比レベルまで移動させるように混合比レベルを決定する。つまり、例えば給湯流量が5リットル/分で、図5の特性線bの●に対応する混合比レベル(レベル5)で給湯(出湯)が行われた後、給湯が停止したときには、給湯流量3リットル/分に対応する特性線aにおいて、湯の混合流量割合が、特性線b上の●における湯の混合流量割合と同様となるような、特性線a上の○で示す混合比レベル(レベル3)まで移動させて(このレベルに対応するタンク湯水混合器12と水混合器14の弁開度で)給湯を停止する。
その状態で給湯が停止された後、混合比レベル決定手段39によって、給湯停止前の給湯流量に対応する混合比レベルに合わせて次回の給湯開始まで待機するように混合比レベルが決定され、ミキシング流量制御手段35は、この混合比レベル(このレベルに対応するタンク湯水混合器12と水混合器14の弁開度)で待機するようにタンク湯水混合器12と水混合器14の弁開度を制御する。
例えば、前記の如く、給湯停止前の給湯流量が5リットル/分の場合、図6において、5リットル/分に対応する制御用データは特性線bであるので、混合比レベル決定手段39は、図6の矢印に示されるように、給湯停止後の待機中の混合比レベルを、給湯停止時の混合比レベルである特性線aの○に対応する混合比レベル(レベル3)から給湯停止前の給湯流量に対応する特性線bの●の混合比レベル(レベル5)まで移動させるように混合比レベルを決定し、その決定にしたがってミキシング流量制御手段35はタンク湯水混合器12と水混合器14の弁開度(つまり、ステッピングモータ51,53のステップ数)を制御する。
そして、再出湯時には、図7に示されるように、特性線bの●に対応する混合比レベル(レベル5)(図6の特性線bの●に対応する混合比レベルと同じ混合比レベル)での出湯が行われる。
給湯器16の燃焼制御手段47は、混合サーミスタ28の検出温度を検出し、この検出温度が給湯設定温度よりも低いときには、混合設定温度を、例えば給湯設定温度から給湯器16のMIN号数(最小燃焼号数)で給湯流量の水を加熱したときに上昇する温度分を差し引いた値まで下げ、給湯熱交換器17による追い加熱動作を行えるようにする。なお、本実施例において適用される給湯器16は、燃焼開始と同時に給水温度の学習を行うタイプ(給水温度サーミスターのないタイプ)の給湯器であってもよい。
また、本実施例において、合流部10と給湯器16の湯水導入部側を接続する湯水導入通路15の長さについて限定されるものではないが、例えば4mといった長い長さの湯水導入通路であることも想定しており、その場合、合流部10で形成された混合湯水が給湯器16に到達するまでに例えば20〜30秒といった時間がかかるので、燃焼制御手段47によって、この時間差を考慮した追い加熱動作が行われる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。例えば前記実施例では、タンク側電磁弁13はパイロット方式の電磁弁により形成したが、タンク側電磁弁13の種類は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。
また、前記実施例では、制御データにおける湯と水の実際の混合割合は、湯の割合により与えられていたが、水の割合により与えてもよいし、湯と水との比により与えてもよい。また、制御データは必ずしもテーブルデータやグラフデータとは限らず、演算式等により与えてもよい。
なお、給湯動作中の混合比レベル、つまり、タンク湯水混合器12と水混合器14の弁の位置であり、例えば表1の縦軸に示されるような混合比レベルQLvは、例えば以下のようにして求めることができる。つまり、混合比レベルQLvの数値が大きくなるにつれて湯側の開弁量が大きくなるように設定されている場合は、例えば次式(1)により求めることができる。
QLv=QLvmax(最大混合弁位置)×Qdis(混合比)×Lk(流量補正係数)・・・(1)
式(1)において、最大混合弁位置とは、混合比レベルQLvのうち湯側の弁開度が最大となるレベルであり、この場合、QLvが例えば1〜20の場合は20であり、混合比は湯の流量割合(得ようとする流量割合)である。また、流量補正係数は給湯流量によって異なる混合比(湯の流量割合と弁開度とのずれ)を補正により吸収するものであり、例えば実験等により求められる値である。一例として、得ようとする湯の流量割合が30%の場合は、QLv=QLvmax(QLv=20)×Qdis(0.3)×Lk(流量補正係数)=QLv(6×Lk)となる。
また、例えば表1の縦軸に示されるような混合比レベルQLvが、前記実施例のように例えば混合比レベルQLvの数値が大きくなるにつれて湯側の開弁量が小さくなるように設定されている場合は、例えば式(1)により求めたQLvが例えば前記の如くQLv(6×Lk)であるとすると、その求めたレベル値(6×Lk)をレベルの数値の最大値(例えば20)から差し引くことにより求めることができる。
さらに、給湯流量の変化に応じて混合比レベルをシフトさせる制御に際し、給湯動作時の給湯流量の移動平均をとる代わりに、給湯流量の変化量の微分値を求め、その微分値が予め定められている許容範囲を超えて変化したときに混合比レベルのシフトを行うようにしてもよい。
さらに、前記実施例では、タンク湯水混合器12と水混合器14も共に2方弁として、これらの混合器12,14で2カ所で混合比を調整したが、例えば2方弁を用いる代わりに、1カ所に3方弁を設けて混合比を調整するようにしてもよい。
さらに、前記実施例では、各混合比レベルに対してミキシング流量制御手段35による湯量制御と水量制御の制御量として、タンク湯水混合器12と水混合器14のステッピングモータ51,53のステップ数を設定したが、ミキシング流量制御手段35による湯量制御と水量制御の制御量の設定の仕方は特に限定されるものでなく適宜設定されるものであり、例えばタンク湯水混合器12と水混合器14が、その開弁量により混合比が調整されるタイプの装置である場合には、各混合比レベルに対応する開弁量を制御する制御量を設定すればよい。
さらに、本発明の熱源装置の詳細なシステム構成は適宜設定されるものであり、貯湯槽2と湯の通路9と、該湯の通路9と給水通路8bとが合流する合流部10とを備え、ミキシング流量制御手段35によって湯の通路9と給水通路8bとから合流部10側に流れる湯水や水の流量を制御して設定混合温度の混合湯水が合流部10で形成されるようにする構成を有していればよい。ただし、合流部10を通った混合湯水を必要に応じて給湯器16等の補助熱源装置で追い加熱できるようにすることが望ましい。なお、給湯器16は、給湯熱交換器17を例えば石油燃焼式のバーナ装置により加熱するタイプの給湯器としてもよいし、電気ヒータにより加熱するタイプの給湯器としてもよい。
さらに、前記実施例では、貯湯槽2は燃料電池1に熱的に接続されていたが、燃料電池1の代わりに、太陽熱の集熱機やヒートポンプ等を接続してもよい。
さらに、前記実施例では、給水流量センサ29と流量検出手段42を別々のものとして両方を熱源装置に設けたが、どちらか1つで兼用してもよい。例えば流量検出手段42のみ設ける場合には、流量検出手段42を、通路18と給湯通路19を通して給湯される給湯流量を検出する給湯流量検出手段として機能するものとし、流量検出手段42の検出信号を、流量割合検出手段38とミキシング流量制御手段35の混合比レベル決定手段39にも加えるようにする。なお、給水流量センサ29と流量検出手段42の両方を設ける場合にも、流量検出手段42の検出信号をミキシング流量制御手段35等に加えてもよいが、ミキシング流量制御手段35等には給水流量センサ29の検出信号を加えるようにする方が、給湯器16等の補助熱源装置とタンクユニット4間の情報融通を行わずにすみ、制御構成を簡略化できる。
さらに、図2、図3において、接続通路21,22を省略したシステム(循環ポンプ23、電磁弁24もなし)においても本発明は有効である。
さらに、図2の破線で示されるようなバイパス路79とバイパス電磁弁80を設けて熱源装置を形成してもよい。このような構成においては、バイパス路79と通路18との合流部で合流した後の温度が給湯設定温度となるように、必要に応じてバイパス電磁弁80の開閉制御やミキシング流量制御手段35等による温度制御、燃焼制御手段47による燃焼制御等が適宜行われる。
本発明の熱源装置は、貯湯槽等の熱源から出湯される湯と給水通路から供給される水を混合して形成して給湯される湯の再出湯時の給湯温度を安定化できるので、使い勝手が良好であり、例えば家庭用の熱源装置として利用できる。
1 燃料電池
2 貯湯槽
3 熱回収用通路
4 タンクユニット
5 貯湯槽内湯水温検出手段
6 三方弁
7 バイパス通路
8,8a,8b 給水通路
9 出湯通路
10 合流部
11 貯湯槽出湯水温検出手段
12 タンク湯水混合器
13 タンク側電磁弁
14 水混合器
15 湯水導入通路
16 給湯器
17 給湯熱交換器
23 循環ポンプ
24 電磁弁
26 FC高温サーミスタ
27 FC低温サーミスタ
28 混合サーミスタ
29 給水流量センサ
33 制御装置
35 ミキシング流量制御手段
36 混合設定温度設定手段
37 メモリ部
38 流量割合検出手段
39 混合比レベル決定手段
42 流量検出手段
45 給湯設定温度設定操作手段
47 燃焼制御手段
51,53 ステッピングモータ

Claims (4)

  1. 熱源から出湯される湯の通路と、該湯の通路と給水通路とが合流する合流部と、該合流部で合流される湯と水とを混合するミキシング手段と、該ミキシング手段により混合されて形成された湯を給湯先に給湯する給湯通路と、該給湯通路を通って給湯される給湯流量を検出する給湯流量検出手段とを有し、前記合流部で混合する湯と水の混合割合である各混合比レベルと該各混合比レベルに対しての湯と水の実際の混合流量割合との関係が給湯流量毎に異なる特性を有しており、該特性に対応させて給湯流量毎の前記各混合比レベルに対しての湯と水の実際の混合流量割合の関係データが予め与えられ、前記湯と水の実際の混合流量割合に応じて形成される湯の温度が予め定められる混合設定温度になるように給湯中の前記給湯流量検出手段により検出される給湯流量に対応させて前記関係データに基づいて前記混合比レベルを決定し前記ミキシング手段を制御することにより前記合流部に流れる湯の流量と水の流量を制御するミキシング流量制御手段を有し、該ミキシング流量制御手段は、給湯の停止時に該給湯停止に伴う給湯流量の低下現象に対応させて前記混合比レベルを前記関係データにおける最も低い給湯流量において前記混合設定温度を維持する混合比レベルまで移動させて給湯を停止した後、前記混合比レベルを前記給湯流量検出手段により検出された給湯停止前の給湯流量に対応する混合比レベルに合わせて次回の給湯開始まで待機させることを特徴とする熱源装置。
  2. 熱源から出湯される湯の通路には該湯の通路を通る湯の流量が大きいときには圧力損失が小さくなり前記湯の流量が小さいときには圧力損失が大きくなる湯流量対応の圧力損失負荷部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の熱源装置。
  3. 熱源は貯湯槽を有して形成され、該貯湯槽から出湯される湯の通路には該通路を通しての貯湯槽からの湯の出湯の有無を弁の開閉により切り替える開閉電磁弁が設けられ、該開閉電磁弁はパイロット方式の電磁弁により形成されて圧力損失負荷部材と成していることを特徴とする請求項2記載の熱源装置。
  4. 合流部には該合流部で形成された湯を導入して給湯熱交換器で加熱する追い加熱機能を有する補助熱源装置の湯水導入側が接続されており、前記合流部で形成される混合湯水の温度が給湯設定温度より低いときに前記補助熱源装置による追い加熱機能による加熱によって前記給湯設定温度の湯を形成する構成と成していることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の熱源装置。
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