JP2023056934A - 燃料電池システム - Google Patents

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Hiroshi Kitanishi
道 乾
Osamu Inui
祐太 河村
Yuta Kawamura
貴彬 藤川
Takaaki Fujikawa
秀樹 田中
Hideki Tanaka
広貴 志賀
Hiroki Shiga
貴幸 阿部
Takayuki Abe
正己 大桃
Masami Omomo
聡 長谷川
Satoshi Hasegawa
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Abstract

【課題】必要加熱能力を補うために、燃料電池の排熱を回収する第1加熱回路からの温水供給とは別に第2加熱回路からも温水を供給する場合に、燃料電池側への悪影響が生じるのを回避する。【解決手段】燃料電池システム1において、加熱回路400及び補助加熱回路300は、貯湯タンク2に互いに並列に接続され、加熱回路400で加熱された温水の貯湯タンク2への供給と、補助加熱回路300で加熱された温水の貯湯タンク2への供給とを、同時並行して実行する。補助加熱回路300では、循環ポンプ317の下流側に、前記ヒータ装置301とともにオリフィス335を設ける。これにより、オリフィス335の絞り機能によって補助加熱回路300における温水の流量を所望の値まで低下させ、加熱回路400側の温水流量に対し過剰にならないようにすることができるので、燃料電池発電ユニット410の発電に悪影響を与えるのを回避できる。【選択図】図1

Description

この発明は、燃料電池の排熱を用いて湯水を加熱する燃料電池システムに関するものである。
従来よりこの種の燃料電池システムにおいては、特許文献1記載のように、燃料電池の排熱を回収し湯水を加熱する第1加熱回路と、別途設けた加熱手段からの加熱(ガスバーナの燃焼熱)により湯水を加熱する第2加熱回路とを設け、それら第1加熱回路及び第2加熱回路を貯湯タンクに対して並列に接続するものがあった。
特開2014-182923号公報
上記従来のものでは、燃料電池から第1加熱回路が回収できる排熱が決して多くはないことに鑑み、湯水の利用側から必要とされる加熱能力(以下、必要加熱能力)を補うための前記第2加熱回路が設けられている。このとき、前記のように第1加熱回路及び第2加熱回路が貯湯タンクに対して互いに並列に接続されることで、第1加熱回路で加熱された温水の貯湯タンクへの供給と、第2加熱回路で加熱された温水の貯湯タンクへの供給とを、同時並行して実行可能となっている。
しかしながら、前記のように必要加熱能力を補うために第1加熱回路からの温水の供給に加えて第2加熱回路からの温水の供給を同時並行して行う場合、第2加熱回路側の温水の流量によっては、第1加熱回路側の流量が安定しなくなり、燃料電池の発電に悪影響を与える場合があるという問題があった。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンクの下部に接続され、当該貯湯タンク内の湯水を導出する共通往き管と、前記貯湯タンクの上部に接続され、加熱後の湯水を当該貯湯タンク内へ戻す共通戻り管と、燃料電池の排熱を回収して湯水を加熱可能な熱交換器、及び、湯水を循環させる第1循環ポンプ、を備えた第1加熱回路と、湯水を加熱可能な補助加熱ヒータ、及び、湯水を循環させる第2循環ポンプ、を有する第2加熱回路と、を有する燃料電池システムにおいて、前記第1加熱回路及び前記第2加熱回路の湯水流入側は、前記共通往き管から分岐するように互いに並列に接続されるとともに、前記第1加熱回路及び前記第2加熱回路の湯水流出側は、前記共通戻り管へと合流するように互いに並列に接続されており、前記第2加熱回路は、前記第2循環ポンプよりも下流側に、オリフィスと、前記補助加熱ヒータと、が配置されているものである。
また、請求項2では、前記第1循環ポンプを制御する第1制御手段と、前記第2循環ポンプを制御する第2制御手段と、をさらに有し、前記第1制御手段及び前記第2制御手段は、前記熱交換器の受熱により加熱された温水の前記第1加熱回路から前記貯湯タンクへの供給と、前記補助加熱ヒータにより加熱された温水の前記第2加熱回路から前記貯湯タンクへの供給とが、同時並行して行われるように、互いに協働して前記第1循環ポンプ及び前記第2循環ポンプを制御するものである。
また、請求項3では、前記第2加熱回路は、前記補助加熱ヒータによる加熱後の温水の温度を検出する検出手段をさらに備え、前記第2制御手段は、前記検出手段により検出される前記温水の温度が所定の目標温度となるように、前記第2循環ポンプを制御するものである。
この発明の請求項1によれば、貯湯タンクの温水の加熱を、燃料電池の排熱により行えるように構成されている。すなわち、燃料電池の排熱を回収して湯水を加熱可能な熱交換器と第1循環ポンプとを備えた第1加熱回路が設けられ、前記第1加熱回路の湯水流入側は貯湯タンクからの共通往き管に接続され、前記第1加熱回路の湯水流出側は貯湯タンクへの共通戻り管に接続されている。これにより、貯湯タンクの温水は共通往き管を介し第1加熱回路へ導入されて前記熱交換器において燃料電池の排熱を利用して加熱され、加熱後の温水が共通戻り管を介して貯湯タンクへ戻される。
このとき、燃料電池から回収できる排熱は決して多くはないことから、本願発明においては、必要加熱能力を補うために、湯水を加熱可能な補助加熱ヒータと第2循環ポンプとを備えた第2加熱回路が設けられる。この第2加熱回路の湯水流入側は、前記第1加熱回路の湯水流入側とともに、貯湯タンクからの共通往き管に対し分岐するように互いに並列に接続される。第2加熱回路の湯水流出側は、前記第1加熱回路の湯水流出側とともに、貯湯タンクへの共通戻り管に合流するように互いに並列に接続されている。言い換えれば、第1加熱回路及び第2加熱回路は、貯湯タンクに対して互いに並列に接続されていることとなる。これにより、第1加熱回路で加熱された温水の貯湯タンクへの供給と、第2加熱回路で加熱された温水の貯湯タンクへの供給とを、同時並行して実行可能となる。
ところが、このように必要加熱能力を補うために第1加熱回路からの温水の供給に加えて第2加熱回路からの温水の供給を同時並行して行う場合、第2加熱回路側の温水流量が相対的に大きすぎると、第1加熱回路側の流量が安定しなくなり、燃料電池の発電に悪影響を与える場合がある。
そこで請求項1によれば、第2加熱回路において、第2循環ポンプの下流側に、前記補助加熱ヒータとともにオリフィスが設けられる。これにより、オリフィスの絞り機能によって第2加熱回路における温水の流量を所望の値まで低下させることができる。この結果、第2加熱回路側の温水流量を所望の一定値に抑制して第1加熱回路側の温水流量に対し過剰にならないようにすることができるので、前記の燃料電池側への悪影響が生じるのを回避することができる。
また、請求項2によれば、第1制御手段と第2制御手段とが互いに協働して第1循環ポンプ及び第2循環ポンプを制御する。これにより、第1加熱回路での加熱能力では不足する必要加熱能力を補うために、同時並行して第2加熱回路からの温水の供給を確実に行うことができる。
また、請求項3によれば、第2制御手段が、検出手段により検出された補助加熱ヒータによる加熱後の温水温度が目標温度になるように、第2循環ポンプを制御する。第2循環ポンプの回転数を制御することで、第2加熱回路の流量を変化させることができる。このように、補助加熱ヒータによる加熱の熱量に対し、第2加熱回路を流れる流量を変化させることで、間接的に第2加熱回路から排出される温水の温度を制御することができる。これにより、目標温度を適宜に設定することで、第2加熱回路側での加熱能力(言い換えれば、第1加熱回路に合流した時に、第1加熱回路から排出される温水の温度を上げるために必要な第2加熱回路から排出される温水の流量)を確実に所望の値に制御することができるので、第2加熱回路側での加熱能力を適宜に抑制して第1加熱回路側での加熱能力とのバランスを取ることができる。
本発明の一実施形態の燃料電池システムの全体概略構成を表す回路図 ヒータ装置の詳細構造を表す斜視図 オリフィスの詳細構造を表す縦断面図 排熱単独沸き上げ運転の作動を説明する図 給湯運転の作動を説明する図 湯張り運転の作動を説明する図 追焚き運転の作動を説明する図 ヒータ補助沸き上げ運転の作動を説明する図 排熱回収ユニットの排熱回収制御部と給湯ユニットの給湯制御部とが協働して実行する制御手順を表すシーケンスフロー図
次に、本発明の一実施形態を図1~図9に基づいて説明する。
<全体構成>
本実施形態の燃料電池システムの全体概略構成を図1に示す。図1において、この燃料電池システム1は、給湯ユニット100と、排熱回収ユニット200と、を有する。
<給湯ユニット>
給湯ユニット100は、湯水を貯湯する貯湯タンク2と、台所や洗面所等にそれぞれ設けられた給湯栓4と、を有する。
<貯湯タンク及び出湯管路系>
前記貯湯タンク2は、例えば370リットル容量の大容量タンクであり、上端に出湯管8が接続され、下端に給水管9が接続されている。また、それら出湯管8及び給水管9とは別に、貯湯タンク2の下部に共通往き管10が接続され、上部に共通戻り管11が接続されている。前記共通往き管10を介し導出された貯湯タンク2内の湯水は、前記排熱回収ユニット200内の加熱回路400(後述)や、給湯ユニット100内の補助加熱回路300(後述)によって加温された後、前記共通戻り管11から貯湯タンク2内に戻され、すなわち各回路からの温水の供給により貯湯される。また、前記給水管9からの給水により貯湯タンク2内の湯水が押し上げられることで、貯湯タンク2内上部の高温水が前記出湯管8から押し出され、給湯される。このとき、前記給水管9には、給水の圧力を減圧する減圧弁46と、給水の温度を検出する給水温度センサ49とが設けられ、前記出湯管8には、貯湯タンク2の過圧を逃す過圧逃し弁45が設けられている。
貯湯タンク2には、上下方向に沿って複数個の貯湯温度センサ39が配置されている。本実施形態では、上から下へ向かって5つの貯湯温度センサ39a,39b,39c,39d,39eが配置されており、これらの貯湯温度センサ39a~eが検出する温度情報によって、貯湯タンク2内にどれだけの熱量が残っているかが検知され、さらに貯湯タンク2内の上下方向の温度分布が検知される。
一方、前記貯湯タンク2内には、浴槽6の湯水を加熱するための、例えばステンレス製の蛇管よりなる熱交換器19が設けられている。この熱交換器19にはふろ往き管20とふろ循環ポンプ21を備えたふろ戻り管22とが接続されており、浴槽6の湯水が循環可能となっている。すなわち、ふろ戻り管22を介して導かれた浴槽6内の湯水が熱交換器19内において貯湯タンク2内の高温水により加熱された後、ふろ往き管20を介し浴槽6に戻されることで保温あるいは追焚きが行われる。なお、ふろ戻り管22には、循環する浴槽6の湯水の温度を検出するふろ温度センサ23が設けられている。
また、前記貯湯タンク2の中間位置(上下方向の略中央位置には限られない)には、中間出湯管24が接続されている。この中間出湯管24は、前記熱交換器19で浴槽6からの湯水と熱交換して温度低下した中温水や、湯と水の境界層付近で温度低下した(あるいは温度上昇した)中温水などの、貯湯タンク2の中間位置(上下方向の略中央位置には限られない)に貯められている湯水を貯湯タンク2から出湯する。
さらに、前記中間出湯管24と前記出湯管8との下流側合流位置には、貯湯タンク2の前記中間位置付近から中間出湯管24を介し導かれる中温水と貯湯タンク2の上端に接続された出湯管8を介し導かれる高温水とを混合する、電動ミキシング弁からなる中間混合弁25が設けられている。この中間混合弁25の下流側には中間給湯管27が接続されており、中間温度センサ26が設けられている。中間混合弁25における前記中温水と前記高温水との混合比率は、前記中間温度センサ26の検出湯温が、例えば給湯栓4の近傍に設けられた給湯リモコンや例えば浴室に設けられたふろリモコンでユーザが設定した給湯設定温度よりも所定温度だけ高い混合目標温度となるように制御される。
さらに、前記中間給湯管27と前記給水管9から分岐された給水バイパス管29との下流側合流位置には、中間混合弁25から中間給湯管27を介し導かれる湯水と前記給水バイパス管29から導かれる低温水とを混合する、電動ミキシング弁からなる給湯混合弁28が設けられている。この給湯混合弁28の下流側には給湯管30が接続されており、給湯温度センサ31が設けられている。給湯混合弁28における前記湯水と前記低温水との混合比率は、前記給湯温度センサ31の検出湯温が前記給湯リモコンや前記ふろリモコンでユーザが設定した給湯設定温度となるように制御される。なお、給湯管30にはさらに、給湯する湯水の量を検出する給湯流量センサ47が設けられている。
また、前記中間給湯管27から分岐された分岐中間給湯管33と前記給水管9から分岐された分岐給水バイパス管34との下流側合流位置には、分岐中間給湯管33を介し導かれる湯水と分岐給水バイパス管34から導かれる低温水とを混合する、電動ミキシング弁からなるふろ混合弁32が設けられている。このふろ混合弁32の下流側には、ふろ戻り管22に連通する湯張り管35が接続されており、湯張り温度センサ36が設けられている。ふろ混合弁32における前記湯水と前記低温水との混合比率は、前記湯張り温度センサ36の検出湯温が前記給湯リモコンや前記ふろリモコンでユーザが設定したふろ設定温度となるように制御される。なお、前記湯張り管35には、浴槽6への湯張りの開始/停止を行う湯張り弁37と、浴槽6への湯張り量を検出するふろ流量センサ38と、浴槽6の湯水が逆流するのを防止する二重の逆止弁48とが設けられている。
<排熱回収ユニット>
排熱回収ユニット200は、燃料電池発電ユニット410と、燃料電池発電ユニット410の発電部(発熱部)からの熱(言い換えれば燃料電池の排熱)を受熱する温水循環回路411と、温水循環回路411に備えられた温水循環ポンプ412と、後述のように貯湯タンク2の湯水を加熱するための加熱回路400(第1加熱回路に相当)と、加熱回路400に備えられた循環ポンプ417(第1循環ポンプに相当)と、温水循環回路411側の温水と加熱回路400側の湯水との熱交換を行うことで前記燃料電池の排熱を回収し前記湯水を加熱する水-水熱交換器416と、加熱回路400に設けられ水-水熱交換器416から流出する温水の温度を検出する温度センサ415と、循環ポンプ417の駆動を制御する排熱回収制御部444(第1制御手段に相当)と、を備えている。
加熱回路400の湯水流入側は、入水フィルタ151及び手動バルブ152を備えた排熱回収ユニット200外の接続管路153と、給湯ユニット100への接続口91を介し接続される給湯ユニット100内の配管92と、配管93と、配管94と、を介し、前記共通往き管10に接続されている。
加熱回路400の湯水流出側は、手動バルブ154を備えた排熱回収ユニット200外の接続管路155と、給湯ユニット100への接続口95を介し接続される給湯ユニット100内の配管96と、貯湯切替弁97と、配管98と、を介し、前記共通戻り管11に接続されている。
上記管路構成により、発電が行われることにより排熱回収需要が生じた際に、前記循環ポンプ417は、貯湯タンク2内の湯水を前記共通往き管10及び共通戻り管11を介して水-水熱交換器416内に循環させる。これによって温水循環回路411側の温水からの受熱により加熱回路400側の湯水の加熱を行う。このとき、前記循環ポンプ417は、前記排熱回収制御部444によって制御される。具体的には、循環ポンプ417の回転数が、温度センサ415により検出される湯水の温度が、所定の目標温度となるように、排熱回収制御部444によって制御される。また、水-水熱交換器416の熱交換能力は、1.0~2.0[KW]程度とされる。
なお配管92,96にはそれぞれ湯水の温度を検出するセンサ89,88が設けられており、貯湯切替弁97は、これらセンサ89,88の検出結果に基づき前記給湯制御部44(第2制御手段に相当)によって切替制御される。例えばセンサ88により検出された、加熱回路400から導出される湯水の温度が所定値よりも低い場合は、貯湯切替弁97は、配管96,92を接続する接続配管87と配管96とを連通させるとともに配管96と配管98とを遮断するように切り替えられる。この結果、前記加熱回路400から導出された湯水は配管96から接続配管87を介し配管92へと導かれ、再び加熱回路400へと還流されて再加熱される。
<補助加熱回路>
本実施形態の特徴の1つとして、給湯ユニット100内に補助加熱回路300が備えられている。すなわち、排熱回収ユニット200において燃料電池から回収できる排熱の大きさは一般家庭における給湯負荷の大きさに比べて決して多くはないことから、排熱回収ユニット200での加熱能力だけでは不足する必要加熱能力を補うための補助加熱回路300が設けられる。
補助加熱回路300の湯水流入側は、前記加熱回路400の湯水流入側に連通する配管94と同様、前記共通往き管10に接続されている。すなわち言い換えれば、補助加熱回路300と加熱回路400とは、共通往き管10から分岐するように互いに並列に接続されていることになる。
補助加熱回路300の湯水流出側は、前記加熱回路400の湯水流出側に連通する配管98と同様、前記共通戻り管11に接続されている。すなわち言い換えれば、補助加熱回路300と加熱回路400とは、共通戻り管11へと合流するように互いに並列に接続されていることになる。
そして補助加熱回路300には、湯水の流れに沿った上流側から下流側に向かって、補助加熱回路300内に湯水を循環させる循環ポンプ317(第2循環ポンプに相当)と、湯水の流量を検出する流量センサ325と、後述するヒータ装置301へ流入する湯水の入口温度を検出する入口温度センサ315と、湯水を加熱するヒータ装置301(補助加熱ヒータに相当)と、ヒータ装置301から流出する湯水の出口温度を検出する出口温度センサ320(検出手段に相当)と、流量絞り機能を備えたオリフィス装置330と、逆止弁340と、補助加熱回路300から共通戻り管11へ合流する直前の湯水温度が過熱状態になったらヒータ装置301への通電がOFFされるサーモスタット345と、がこの順序で配置されている。なお、ヒータ装置301及びオリフィス装置330が循環ポンプ317よりも下流側に配置されていれば足り、オリフィス装置330がヒータ装置301よりも上流側に配置されてもよい。
このとき、前記循環ポンプ317は、前記給湯制御部44によって制御される。具体的には、循環ポンプ317の回転数が、出口温度センサ320により検出される湯水の出口温度が、所定の目標温度となるように、給湯制御部44によって制御される。
<ヒータ装置>
前記ヒータ装置301の詳細構造を図2に示す。図2において、ヒータ装置301は、ヒータユニット302と、ヒータユニット302が取り付けられるヒータ取付板303と、取付脚304と、を備えている。
取付脚304には、ヒータユニット302とヒータ取付板303とを固定するための固定部材305が内包されている。固定部材305は、ボルト305a、ワッシャ305b、及び、スリーブ305cを有している。
ヒータユニット302は、例えばステンレスパイプをU字状に折り曲げて形成され、内方を熱媒体である温水が流通する流通配管306と、同じくU字状に折り曲げられて構成され、例えばシーズヒータにより構成される電熱ヒータ307と、例えばアルミ製の金属カバー308と、を有している。詳細には、ヒータユニット302は、電熱ヒータ307の上記U字状の外周側に流通配管306が配置された状態で金属カバー308内にダイキャストで埋設されることにより構成されている。流通配管306の内径は、例えばこの例ではφ7.5[mm]となっている。電熱ヒータ307は、例えばこの例では作動電圧200[V]、出力3.0[KW]程度となっている。
取付脚304は、金属カバー308と同じ素材で構成されており、電熱ヒータ307からの熱が金属カバー308を介し取付脚304に伝えられる。なお、取付脚304は、金属カバー308と別体として構成してもよいし一体に構成してもよいが、熱を伝えやすい金属により構成することが好ましい。
ヒータ取付板303には、過熱防止用のサーモスタット309がネジ等の固定具によって取付けられる。サーモスタット309は、電熱ヒータ307の発熱がヒータ取付板303を介して伝わることで、電熱ヒータ307が過熱状態になったかどうかを検知するためのものである。電熱ヒータ307が過熱状態になったとみなせる場合には、サーモスタット309により電熱ヒータ307への通電がOFFされる。
<オリフィス装置>
前記オリフィス装置330の詳細構造を図3に示す。図3において、オリフィス装置330は、ケーシング331を備えている。そして、ケーシング331内に、図示下から上方向への温水流れ方向に沿って、大径の入口室333、オリフィス335、中間室337、大径の出口室339、がこの順序で設けられている。この例では、中間室337の内径は、入口室333及び出口室339の内径よりは小さく、オリフィス335の内径よりも大きくなっている。また入口室333の内径と出口室339の内径とは略等しくなっている。
オリフィス335の内径dは、例えばこの例ではd=φ3[mm]となっている。オリフィス335の上流側、すなわち入口室333側には、テーパ面334が設けられている。オリフィス335の下流側、すなわち中間室337側には、テーパ面336が設けられている。
<各種作動>
次に、図4~図8を用いて、本実施形態の各種作動を説明する。なお、各管路の矢印は湯水の流れ方向を示す。
<沸き上げ運転>
まず、沸き上げ運転について説明する。本実施形態の燃料電池システム1における沸き上げ運転には、排熱回収ユニット200の加熱回路400により単独で行われる沸き上げ運転(以下適宜、「排熱単独沸き上げ運転」という)と、排熱回収ユニット200の加熱回路400のみならず給湯ユニット100の補助加熱回路300の補助を受けて行われる沸き上げ運転(以下適宜、「ヒータ補助沸き上げ運転」)と、給湯ユニット100の補助加熱回路300により単独で行われる沸き上げ運転(以下適宜、「ヒータ単独沸き上げ運転」)と、の3種類がある。これら3種類のうちいずれが行わるかは、排熱回収ユニット200の燃料電池発電ユニット410により決定される(詳細は後述)。
<排熱単独沸き上げ運転>
図4を用いて、排熱単独沸き上げ運転について説明する。
排熱単独沸き上げ運転が行われる場合、排熱回収制御部444の制御により循環ポンプ417が駆動開始される。このとき循環ポンプ417の回転数は、前記したように温度センサ415により検出される湯水の温度が所定の目標温度となるように、排熱回収制御部444によって制御される。これにより、貯湯タンク2下部に接続された共通往き管10から取り出された低温水が前述の経路で加熱回路400に導入され、水-水熱交換器416において温水循環回路411側の温水から受熱して加熱される。その後、加熱された温水は、加熱回路400から前述の経路を経て共通戻り管11から貯湯タンク2内に戻され、この結果、貯湯タンク2の上部から順次積層して高温水が貯湯されていく。排熱回収需要がなくなるか、必要な熱量が貯湯されると、排熱回収制御部444の制御により循環ポンプ417が停止してこの排熱単独沸き上げ運転を終了する。
なお、ヒータ補助沸上運転については図8を用いて後述する。
<給湯運転>
次に、図5を用いて、給湯運転について説明する。例えばユーザが洗顔や台所仕事やシャワー等に湯水を用いるために前記給湯栓4を開くと、給水管9からの給水が貯湯タンク2内に流れ込む。そして貯湯タンク2の中間部に貯められた高温水が中間出湯管24を介して中間混合弁25側へ押し出されるとともに出湯管8を介しても中間混合弁25側へと押し出される。そして、中間混合弁25から流出した湯は中間給湯管27を介して給湯混合弁28へ流入し、給湯混合弁28において給水バイパス管29からの低温水と混合され、給湯栓4へと給湯される。そして、ユーザが給湯栓4を閉止することで、給湯が終了する。
<湯張り運転>
次に、図6を用いて、浴槽6への湯張り運転について説明する。例えばユーザが湯張りを意図して前記給湯リモコン(またはふろリモコン)を適宜に操作すると、給湯制御部44が湯張り弁37を開弁する。そして、給水管9からの給水が貯湯タンク2内に流れ込む。この結果、前述と同様、貯湯タンク2内の湯水が中間出湯管24を介して中間混合弁25側へ押し出されるとともに出湯管8を介しても中間混合弁25側へと押し出される。
そして、中間混合弁25から流出した湯は中間給湯管27から分岐する分岐中間給湯管33へと出湯される。そして分岐中間給湯管33からの高温水はふろ混合弁32へ流入して、分岐給水バイパス管34からの低温水と混合され、湯張り管35からふろ戻り管22を介して浴槽6へと湯張りされる。そして、湯張り管35途中に設けられたふろ流量センサ38が所定の湯張り量をカウントしたとき、給湯制御部44が湯張り弁37を閉弁し湯張り運転が終了する。
<追焚き運転>
次に、図7を用いて、ふろの追焚き運転について説明する。例えばユーザが追焚きを意図して給湯リモコン(またはふろリモコン)を適宜に操作すると、給湯制御部44はふろ循環ポンプ21を駆動し、浴槽6内の浴槽水をふろ戻り管22を介して熱交換器19に流入させる。そして、熱交換器19において貯湯タンク2内の上部に貯められた高温水と熱交換して加熱された浴槽水は、ふろ往き管20を介して再び浴槽6へと流入する(追焚き運転)。このような運転中に、ふろ温度センサ23で検出する温度が前記ふろ設定温度に達すると、給湯制御部44はふろ循環ポンプ21を駆動停止し、これによって追焚き運転が終了する。
<実施形態の特徴>
上記構成及び動作である本実施形態の燃料電池システム1における最大の特徴は、補助加熱回路300を用いて行う前記ヒータ補助沸上運転と、そのヒータ補助沸上運転における上記オリフィス装置330の機能にある。
<ヒータ補助沸き上げ運転>
まず図8を用いて、前記ヒータ補助沸き上げ運転について説明する。ヒータ補助沸き上げ運転が行われる場合、排熱回収制御部444の制御により前述のように循環ポンプ417が駆動開始されるとともに、排熱回収制御部444からの指示に基づく給湯制御部44の制御(詳細は後述)により、循環ポンプ317が駆動開始される。なお、このとき循環ポンプ317の回転数は、前記したように湯水の出口温度が所定の目標温度となるように給湯制御部44によって制御されるが、この所定の目標温度は、循環ポンプ417の回転数が排熱回収制御部444により制御されるときの目標温度と同一の温度である。あるいは、この所定の目標温度として、循環ポンプ417の回転数が排熱回収制御部444により制御されるときの目標温度よりも、所定温度(例えば5℃)だけ高い温度としてもよい。この場合、循環ポンプ417に係わる目標温度よりも循環ポンプ317に係わる目標温度を高くすることで、循環ポンプ317に係わる目標温度が低い時に比べて補助加熱回路300の流量が抑制され、より加熱回路400側の流れを阻害しにくくなる効果がある。
上記により、貯湯タンク2下部に接続された共通往き管10から取り出された低温水は、前述のように加熱回路400に導入されて水-水熱交換器416で加熱されるとともに、共通往き管10から分岐するように接続される補助加熱回路300にも導入される。補助加熱回路300へ流入した温水は、ヒータ装置301により加熱された後、オリフィス装置330において絞られることで流量を調整され、前述のようにして加熱回路400で加熱された温水の流れと合流して共通戻り管11から貯湯タンク2内に戻される。
なお、このとき、前記したように、排熱回収制御部444及び給湯制御部44の協働による制御によって、循環ポンプ317の回転数を制御するときの目標温度と循環ポンプ417の回転数を制御するときの目標温度とが同一の値となるように設定されているか、あるいは、循環ポンプ317の回転数を制御するときの目標温度が循環ポンプ417の回転数を制御するときの目標温度よりも所定温度だけ高い温度に設定されている。これにより、補助加熱回路300側の流量が加熱回路400側の流量に比べて過剰に大きくならないように、図られる。その結果、例えば加熱回路400における湯水の流量は約0.2~0.6[リットル/分]に制御されるとともに、補助加熱回路300における湯水の流量はそれとほぼ同等の約0.5~0.8[リットル/分]に制御される。
上記の後、例えばある程度熱量が貯湯されると、排熱回収制御部444からの指示に基づく給湯制御部44の制御(詳細は後述)によって先に循環ポンプ317が停止して補助加熱回路300における加熱が終了する。その後、追って排熱回収制御部444の制御により循環ポンプ417の駆動が停止し、このヒータ補助沸き上げ運転を終了する。
<ヒータ補助沸き上げ運転時の制御>
前記のヒータ補助沸き上げ運転の実行時、すなわち前記排熱単独沸き上げ運転が実行開始された後にさらに追加で補助加熱回路300における温水の加熱が加わる際において、前記排熱回収制御部444と給湯制御部44とが協働して実行する制御手順を、図9のシーケンスフローにより説明する。
図9において、前記のように排熱回収制御部444の制御により循環ポンプ417が駆動されて単独沸上運転が実行されている状態において、まず給湯ユニット100の給湯制御部44により、前記貯湯温度センサ39a~39eの検出結果、すなわち貯湯タンク2内にどれだけの熱量が残っているか、を表す貯湯信号の送信が開始される(SA10)。排熱回収ユニット200の排熱回収制御部444では、SB20において、前記貯湯信号の受信が開始される。これにより、前記SA10で給湯制御部44から送信が開始された貯湯信号は、排熱回収制御部444において随時受信される。
その後、SB30で、排熱回収制御部444により、前記SB20で受信した貯湯信号の表す熱量に基づき、補助加熱回路300のヒータ装置301の運転による温水の加熱(以下適宜、単に「補助加熱」という)が必要か否かが公知の手法により判定される。貯湯タンク2内の熱量が十分でなく、かつ排熱回収需要が小さくヒータ装置301の運転が必要である場合にはYes判定され、SB40においてヒータ運転指示が給湯制御部44へと送信される。
給湯制御部44では、前記SA10の貯湯信号の送信開始後、SA50においてヒータ運転指示が排熱回収制御部444から受信されたか否かが判定される。SB40にて排熱回収制御部444から送信されたヒータ運転指示が受信された場合はSA50がYes判定され、SA60においてヒータ装置301の前記電熱ヒータ307がONされる。なお、これとともに、循環ポンプ317の駆動も開始される。この結果、前記加熱回路400で加熱された温水の前記貯湯タンク2への供給と、前記補助加熱回路300のヒータ装置301により加熱された温水の前記貯湯タンク2への供給とが、同時並行して行われることとなる。
その後、前記のような補助加熱の開始に伴い、SA70において、ヒータON信号が給湯制御部44から排熱回収制御部444へと送信される。排熱回収制御部444では、SB80において、前記SA70で給湯制御部44から送信された前記ヒータON信号が受信される。
その後、排熱回収制御部444では、前記のような補助加熱の開始、すなわち加熱回路400及び補助加熱回路300の両方からの温水の供給によって、貯湯タンク2内の熱量が十分となりヒータ装置301の運転が不要となったか否かが判定される。貯湯タンク2内の熱量が十分になった場合にはYes判定され、SB100においてヒータ停止指示が排熱回収制御部444から給湯制御部44へと送信される。
給湯制御部44では、前記SA70のヒータON信号の送信後、SA110においてヒータ停止指示が排熱回収制御部444から受信されたか否かが判定される。SB100にて排熱回収制御部444から送信されたヒータ停止指示が受信された場合はSA110がYes判定され、SA120において前記電熱ヒータ307がOFFされる。なお、これとともに、循環ポンプ317の駆動も停止される。この結果、前記加熱回路400で加熱された温水の前記貯湯タンク2への供給はそのままに、前記補助加熱回路300のヒータ装置301により加熱された温水の前記貯湯タンク2への供給が停止されることとなる。
その後、前記のような補助加熱の終了に伴い、SA130において、ヒータOFF信号が給湯制御部44から排熱回収制御部444へと送信される。排熱回収制御部444では、SB140において、前記SA130で給湯制御部44から送信された前記ヒータOFF信号が受信される。その後、排熱回収制御部444では前記SB20へ、給湯制御部44では前記SA10に処理が戻り、前記同様の手順が繰り返される。
<実施形態の効果>
以上のように構成した本実施形態の燃料電池システム1においては、貯湯タンク2の温水の加熱を、燃料電池発電ユニット410からの排熱により行えるように構成されている。すなわち、燃料電池発電ユニット410の排熱を回収して湯水を加熱可能な水-水熱交換器416と循環ポンプ417とを備えた加熱回路400が設けられ、前記加熱回路400の湯水流入側は貯湯タンク2からの共通往き管10に接続され、前記加熱回路400の湯水流出側は貯湯タンク2への共通戻り管11に接続されている。これにより、貯湯タンク2の温水は共通往き管10を介し加熱回路400へ導入されて前記水-水熱交換器16において燃料電池発電ユニット410の排熱を利用して加熱され、加熱後の温水が共通戻り管11を介して貯湯タンク2へ戻される。
このとき、燃料電池から回収できる排熱は決して多くはないことから、本実施形態においては、必要加熱能力を補うために、湯水を加熱可能なヒータ装置301と循環ポンプ317とを備えた補助加熱回路300が設けられている。この補助加熱回路300の湯水流入側は、前記加熱回路400の湯水流入側とともに、貯湯タンク2からの共通往き管10に対し分岐するように互いに並列に接続される。補助加熱回路300の湯水流出側は、前記加熱回路400の湯水流出側とともに、貯湯タンク2への共通戻り管11に合流するように互いに並列に接続されている。言い換えれば、加熱回路400及び補助加熱回路300は、貯湯タンク2に対して互いに並列に接続されていることとなる。これにより、加熱回路400で加熱された温水の貯湯タンク2への供給と、補助加熱回路300で加熱された温水の貯湯タンク2への供給とを、同時並行して実行可能となっている(図8参照)。
ここで、上記のように必要加熱能力を補うために加熱回路400からの温水の供給に加えて補助加熱回路300からの温水の供給を同時並行して行う場合、補助加熱回路300側の温水流量が相対的に大きすぎると、加熱回路400側の流量が安定しなくなり、燃料電池発電ユニット410の発電に悪影響を与える場合がある。
本実施形態においては、上記に対応して、補助加熱回路300において、循環ポンプ317の下流側に、前記ヒータ装置301とともにオリフィス装置330が設けられる。これにより、オリフィス335の絞り機能によって補助加熱回路300における温水の流量を所望の値まで低下させることができる。この結果、補助加熱回路300側の温水流量を所望の一定値に抑制して加熱回路400側の温水流量に対し過剰にならないようにすることができるので、前記の燃料電池発電ユニット410側への悪影響が生じるのを回避することができる。
また、本実施形態では特に、排熱回収制御部444と給湯制御部44とが互いに協働して循環ポンプ417及び循環ポンプ317を制御する(図9のSA60参照)。これにより、加熱回路400での加熱能力では不足する必要加熱能力を補うために、同時並行して補助加熱回路300からの温水の供給を確実に行うことができる。
また、本実施形態では特に、給湯制御部44が、出口温度センサ320により検出されたヒータ装置301による加熱後の温水温度が目標温度になるように、循環ポンプ317を制御する。循環ポンプ317の回転数を制御することで、補助加熱回路300の流量を変化させることができる。このように、ヒータ装置301による加熱の熱量に対し、補助加熱回路300を流れる流量を変化させることで、間接的に補助加熱回路300から排出される温水の温度を制御することができる。これにより、前記目標温度を適宜に設定することで、補助加熱回路300側での加熱能力を確実に所望の値に制御することができるので、補助加熱回路300側での加熱能力を適宜に抑制して加熱回路400側での加熱能力とのバランスを取ることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜構成を変更することができる。例えば、前記実施形態に記載した構成を適宜に組み合わせ又は選択したり、前記実施形態の構成の一部について追加・削除・置換することができる。
1 燃料電池システム
2 貯湯タンク
10 共通往き管
11 共通戻り管
44 給湯制御部(第2制御手段)
300 補助加熱回路(第2加熱回路)
301 ヒータ装置(補助加熱ヒータ)
317 循環ポンプ(第2循環ポンプ)
320 出口温度センサ(検出手段)
330 オリフィス装置
335 オリフィス
400 加熱回路(第1加熱回路)
410 燃料電池発電ユニット
416 水-水熱交換器(熱交換器)
417 循環ポンプ(第1循環ポンプ)
444 排熱回収制御部(第1制御手段)

Claims (3)

  1. 湯水を貯湯する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクの下部に接続され、当該貯湯タンク内の湯水を導出する共通往き管と、
    前記貯湯タンクの上部に接続され、加熱後の湯水を当該貯湯タンク内へ戻す共通戻り管と、
    燃料電池の排熱を回収して湯水を加熱可能な熱交換器、及び、湯水を循環させる第1循環ポンプ、を備えた第1加熱回路と、
    湯水を加熱可能な補助加熱ヒータ、及び、湯水を循環させる第2循環ポンプ、を有する第2加熱回路と、
    を有する燃料電池システムにおいて、
    前記第1加熱回路及び前記第2加熱回路の湯水流入側は、前記共通往き管から分岐するように互いに並列に接続されるとともに、前記第1加熱回路及び前記第2加熱回路の湯水流出側は、前記共通戻り管へと合流するように互いに並列に接続されており、
    前記第2加熱回路は、
    前記第2循環ポンプよりも下流側に、オリフィスと、前記補助加熱ヒータと、が配置されている
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記第1循環ポンプを制御する第1制御手段と、
    前記第2循環ポンプを制御する第2制御手段と、
    をさらに有し、
    前記第1制御手段及び前記第2制御手段は、
    前記熱交換器の受熱により加熱された温水の前記第1加熱回路から前記貯湯タンクへの供給と、前記補助加熱ヒータにより加熱された温水の前記第2加熱回路から前記貯湯タンクへの供給とが、同時並行して行われるように、互いに協働して前記第1循環ポンプ及び前記第2循環ポンプを制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記第2加熱回路は、
    前記補助加熱ヒータによる加熱後の温水の温度を検出する検出手段をさらに備え、
    前記第2制御手段は、
    前記検出手段により検出される前記温水の温度が所定の目標温度となるように、前記第2循環ポンプを制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の燃料電池システム。
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