JP2015187979A - 透明導電膜の修復・再生方法及び透明導電積層体 - Google Patents
透明導電膜の修復・再生方法及び透明導電積層体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015187979A JP2015187979A JP2015041510A JP2015041510A JP2015187979A JP 2015187979 A JP2015187979 A JP 2015187979A JP 2015041510 A JP2015041510 A JP 2015041510A JP 2015041510 A JP2015041510 A JP 2015041510A JP 2015187979 A JP2015187979 A JP 2015187979A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transparent conductive
- conductive film
- film
- composition
- transparent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Abstract
【解決手段】 本発明は、透明導電膜上の凹部に透明樹脂層を積層する工程を含むことを特徴とする透明導電膜の修復・再生方法であって、透明導電膜は、導電材料を含有する透明導電膜形成用組成物を塗布して形成され、基材の少なくとも一つの面上に配置されており、凹部は、基材の形状に起因する凹み、透明導電膜に存在する傷及び欠損、透明導電膜に存在する異物を除去して形成された凹み、並びに、透明導電膜に存在する欠損を加圧して形成された凹みからなる群より選択される少なくとも1つであり、凹部の全長は10〜300μmである、透明導電膜の修復・再生方法に関する。
【選択図】 なし
Description
透明導電膜は、導電材料を含有する透明導電膜形成用組成物を塗布して形成され、基材の少なくとも一つの面上に配置されており、
凹部は、基材の形状に起因する凹み、透明導電膜に存在する傷及び欠損、透明導電膜に存在する異物を除去して形成された凹み、並びに、透明導電膜に存在する欠損を加圧して形成された凹みからなる群より選択される少なくとも1つであり、
凹部の全長は10〜300μmである、透明導電膜の修復・再生方法に関する。
この場合、リペア組成物は、膜厚300nmの乾燥膜とした場合の全光線透過率が97%以上、ヘイズが3%以下、波長633nmにおける屈折率が1.40〜1.70、色度が−1.5〜1.5であることが好ましい。
透明導電膜は、本発明の修復・再生方法により修復・再生されたことを特徴とする透明導電積層体に関する。
また、本発明の透明導電積層体は、本発明の修復・再生方法により修復・再生された透明導電膜を備えるため、透明導電膜に存在する膜不良が不可視化されており、不良品として廃棄されることなく、種々の用途に好適に使用される。
本発明の修復・再生方法は、透明導電膜上の凹部に透明樹脂層を積層する工程を含むことを特徴とする透明導電膜の修復・再生方法であって、
透明導電膜は、導電材料を含有する透明導電膜形成用組成物を塗布して形成され、基材の少なくとも一つの面上に配置されており、
凹部は、基材の形状に起因する凹み、透明導電膜に存在する傷及び欠損、透明導電膜に存在する異物を除去して形成された凹み、並びに、透明導電膜に存在する欠損を加圧して形成された凹みからなる群より選択される少なくとも1つであり、
凹部の全長は10〜300μmである、透明導電膜の修復・再生方法である。
(1−1)透明導電膜
本発明の修復・再生方法における透明導電膜は、導電材料を含有する透明導電膜形成用組成物を塗布して形成され、基材の少なくとも一つの面上に配置されたものである。透明導電膜は、透明導電膜形成用組成物を基材に直接塗布して形成しても良いし、プライマー層等の別の層を予め基材上に設けた後で、当該層の上に塗布して形成しても良い。
透明導電膜形成用組成物を透明基材の少なくとも1面に塗布する方法としては、特に限定されず公知の方法を用いることができ、例えば、ロールコート法、バーコート法、ディップコーティング法、スピンコーティング法、キャスティング法、ダイコート法、ブレードコート法、バーコート法、グラビアコート法、カーテンコート法、スプレーコート法、ドクターコート法、スリットコート法、凸版(活版)印刷法、孔版(スクリーン)印刷法、平版(オフセット)印刷法、凹版(グラビア)印刷法、スプレー印刷法、インクジェット印刷法、タンポ印刷法等を用いることができる。
以下、透明導電膜形成用組成物について説明する。
透明導電膜形成用組成物は、導電材料を含有する。
導電材料としては、特に限定されないが、透明導電膜とした際の導電性・透明性に優れることから、例えば、無機導電微粒子、金属ナノワイヤ、導電性ポリマー、炭素材料等が挙げられる。これらの導電材料は、単独で用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
導電材料は、無機導電微粒子、金属ナノワイヤ及び導電性ポリマーからなる群より選択される少なくとも1つであることが好ましい。
金属単体としては、特に限定されないが、例えば、銀、銅、銀、鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、カドミウム、オスミウム、イリジウム、白金等が挙げられ、金属含有化合物としては、特に限定されないが、例えば、これらの金属を含むものが挙げられる。これらの金属ナノワイヤは、単独で用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
金属ナノワイヤの長さは、特に限定されないが、1〜1000μmであることが好ましく、1〜100μmであることがより好ましい。金属ナノワイヤの長さが1μm未満であると塗布膜の導電性の低下の原因となることがあり、1000μmを超えると、金属ナノワイヤ分散体の安定性が悪くなることがある。
なお、本発明において、アスペクト比とは、金属ナノワイヤの径に対する長さの比を表す。
ポリ(3,4−ジアルコキシチオフェン)又はポリ(3,4−アルキレンジオキシチオフェン)としては、以下の式(I):
C1−4のアルキル基としては、特に限定されないが、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基等が挙げられる。また、R1及びR2が結合している場合、C1−4のアルキレン基としては、特に限定されないが、例えば、メチレン基、1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基、1,4−ブチレン基、1−メチル−1,2−エチレン基、1−エチル−1,2−エチレン基、1−メチル−1,3−プロピレン基、2−メチル−1,3−プロピレン基等が挙げられる。これらの中では、メチレン基、1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基が好ましく、1,2−エチレン基がより好ましい。C1−4のアルキル基、及び、C1−4のアルキレン基は、その水素の一部が置換されていても良い。C1−4のアルキレン基を有するポリチオフェンとしては、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)が特に好ましい。
ポリ陰イオンとしては、特に限定されないが、例えば、カルボン酸ポリマー類(例えば、ポリアクリル酸、ポリマレイン酸、ポリメタクリル酸等)、スルホン酸ポリマー類(例えば、ポリスチレンスルホン酸、ポリビニルスルホン酸、ポリイソプレンスルホン酸等)等が挙げられる。これらのカルボン酸ポリマー類及びスルホン酸ポリマー類はまた、ビニルカルボン酸類及びビニルスルホン酸類と他の重合可能なモノマー類、例えば、アクリレート類、スチレン、ビニルナフタレン等の芳香族ビニル化合物との共重合体であっても良い。これらの中では、ポリスチレンスルホン酸が特に好ましい。
他の成分としては、バインダー、導電性向上剤、溶媒、架橋剤、触媒、界面活性剤及び/又はレベリング剤、水溶性酸化防止剤、消泡剤、レオロジーコントロール剤、中和剤、増粘剤等が挙げられる。
(メタ)アクリル系樹脂としては、例えば、酸基を有する(メタ)アクリル系単量体[(メタ)アクリル酸、スルホアルキル(メタ)アクリレート、スルホン酸基含有(メタ)アクリルアミド等]又はその共重合体、酸基を有していてもよい(メタ)アクリル系単量体と、酸基を有する他の重合性単量体[他の重合性カルボン酸、重合性多価カルボン酸又は無水物、ビニル芳香族スルホン酸等]及び/又は共重合性単量体[例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、芳香族ビニル単量体等]との共重合体、酸基を有する他の重合体単量体と(メタ)アクリル系共重合性単量体[例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル等]との共重合体、ロジン変性ウレタンアクリレート、特殊変性アクリル樹脂、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレートエマルジョン等が挙げられる。
SiR4 (II)
(式中、Rは、水素、水酸基、炭素数1〜4のアルコキシ基、置換基を有しても良いアルキル基、置換基を有しても良いフェニル基である。但し、4つのRのうち少なくとも1個は炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基である)
アルコキシシランオリゴマーの重量平均分子量は特に限定されないが、152より大きく4000以下であることが好ましく、500〜2500であることがより好ましい。
ここで、重量平均分子量はゲル透過クロマトグラフィー(GPC)にて測定した値である。
バインダーの含有量が0.1重量部未満であると、透明導電膜の強度が弱くなることがあり、一方、1000重量部を超えると、透明導電膜中の導電材料の割合が相対的に少なくなり、透明導電膜の導電性を十分に確保することができないことがある。
また、導電性向上剤を使用する場合、導電性向上剤を使用しない場合と比較して、表面抵抗率を維持しつつ導電性ポリマーの配合量を少なく出来る結果、透明性を改善できる利点がある。
(i)沸点が60℃以上で分子内に少なくとも1つのケトン基を有する化合物
(ii)沸点が100℃以上で分子内に少なくとも1つのエーテル基を有する化合物
(iii)沸点が100℃以上で分子内に少なくとも1つのスルフィニル基を有する化合物
(iv)沸点が100℃以上で分子内に少なくとも1つのアミド基を有する化合物
(v)沸点が50℃以上で分子内に少なくとも1つのカルボキシル基を有する化合物
(vi)沸点が100℃以上で分子内に2つ以上のヒドロキシル基を有する化合物
(vii)沸点が100℃以上で分子内に少なくとも1つのラクタム基を有する化合物
加えて、上記範囲内のSP値を有する導電性向上剤は、導電性ポリマーとの親和性が高いため、導電性ポリマーの分散液の安定性が向上され得る。更に、透明導電膜形成用組成物が金属ナノワイヤ及び導電性ポリマーを含有する場合、分散液中で導電性ポリマー、特にポリ陰イオンは、その極性によって金属ナノワイヤの分散安定性に寄与すると考えられ、導電性向上剤の添加によって導電性ポリマーだけでなく、金属ナノワイヤの分散安定性も向上され得る。
なお、本明細書においては、透明導電膜形成用組成物の全ての成分を完全に溶解させるもの(即ち、「溶媒」)と、不溶成分を分散させるもの(即ち、「分散媒」)とを特に区別せずに、いずれも「溶媒」と記載する。
還元性の水溶性酸化防止剤としては、例えば、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸カリウム、D(−)−イソアスコルビン酸(エリソルビン酸)、エリソルビン酸ナトリウム、エリソルビン酸カリウム等の2個の水酸基で置換されたラクトン環を有する化合物;マルトース、ラクトース、セロビオース、キシロース、アラビノース、グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノース等の単糖類又は二糖類(但し、スクロースを除く);カテキン、ルチン、ミリセチン、クエルセチン、ケンフェロール、サンメリン(登録商標)Y−AF等のフラボノイド;クルクミン、ロズマリン酸、クロロゲン酸、ヒドロキノン、3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸、タンニン酸等のフェノール性水酸基を2個以上有する化合物;システイン、グルタチオン、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトブチレート)等のチオール基を有する化合物等が挙げられる。
非還元性の水溶性酸化防止剤としては、例えば、フェニルイミダゾールスルホン酸、フェニルトリアゾールスルホン酸、2−ヒドロキシピリミジン、サリチル酸フェニル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム等の酸化劣化の原因となる紫外線を吸収する化合物が挙げられる。
これらの水溶性酸化防止剤は、単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
水溶性酸化防止剤の含有量が0.001重量部未満であると、透明導電膜形成用組成物を用いて形成した透明導電膜の耐熱性及び耐湿熱性を十分に向上させることができない場合があり、一方、1000重量部を超えると、透明導電膜形成用組成物を用いて形成した透明導電膜中の導電材料の存在割合が少なくなり、透明導電膜の導電性を十分に確保することができないことがある。
本発明の修復・再生方法における透明導電膜上の凹部は、基材の形状に起因する凹み、透明導電膜に存在する傷及び欠損、透明導電膜に存在する異物を除去して形成された凹み、並びに、透明導電膜に存在する欠損を加圧して形成された凹みからなる群より選択される少なくとも1つである。
基材の形状に起因する凹みとしては、例えば、ディンプルのような傷を表面に有する基材上に透明導電膜を形成した場合に、透明導電膜上に生じる凹みが挙げられる。
透明導電膜に存在する傷及び欠損としては、透明導電膜を形成する過程や、表示デバイスへの組立過程で透明導電膜の膜中や膜表面に生じた凹形状の傷及び欠損が挙げられる。なお、本発明の修復・再生方法では、傷及び欠損の形状に応じて、任意に、研磨紙等で傷及び欠損表面を部分的に削り取る処理を行っても良い。
透明導電膜に存在する異物を除去して形成された凹みとしては、透明導電膜を形成する過程で異物が混入した場合に、異物を除去した結果、透明導電膜上に生じる凹みが挙げられる。
透明導電膜に存在する欠損を加圧して形成された凹みとしては、透明導電膜を形成する過程において、透明導電膜の膜中や膜表面(透明導電膜と基材との界面を含む)に気泡が混入した場合に、この欠損を加圧した結果、透明導電膜上に生じる凹みが挙げられる。
透明導電膜に存在する欠損を加圧して凹みを形成する方法としては、特に限定されないが、粘着ローラーを用いて加圧する方法等が挙げられる。
本発明の修復・再生方法では、透明導電膜上の凹部に透明樹脂層を積層する。
透明導電膜上の凹部に透明樹脂層を積層する方法としては、後述する透明樹脂層形成用組成物を透明導電膜上の凹部に塗布した後加熱処理する方法や、あらかじめ粘着フィルムとして形成された透明樹脂層を透明導電膜上の凹部に貼り合わせる方法等が挙げられる。
透明樹脂層形成用組成物を透明導電膜上の凹部に塗布する方法や、加熱処理の条件は、上述の透明導電膜を形成する際に採用し得る方法、条件と同様である。
以下、透明樹脂層形成用組成物について説明する。
透明樹脂層形成用組成物としては、特に限定されず、バインダー、導電性向上剤、溶媒等を含有する組成物を用いることができる。
透明樹脂層形成用組成物に用い得るバインダー、導電性向上剤、溶媒は、上述の透明導電膜形成用組成物に用い得るバインダー、導電性向上剤、溶媒と同様である。
本発明の修復・再生方法は、透明樹脂層積層工程より前に、任意に、凹部にリペア組成物を塗布するリペア組成物塗布工程を含んでいても良い。
透明導電膜上の凹部が入り組んだ複雑な形状をしている場合、前述した透明樹脂層形成用組成物を凹部に直接塗布しても、凹部の隅々にまで透明樹脂層形成用組成物が行き渡らず、透明導電膜と透明樹脂層との界面に空隙ができてしまうとの不都合が生じることがある。しかしながら、透明樹脂層形成用組成物を凹部に塗布する前に、あらかじめ凹部にリペア組成物を塗布しておくことにより、リペア組成物が凹部の隅々にまで行き渡り、凹部の形状がなめらかになるため、上述の不都合が生じるのを防止することができる。
以下、リペア組成物について説明する。
リペア組成物は、膜厚300nmの乾燥膜とした場合の全光線透過率が97%以上、ヘイズが3%以下、波長633nmにおける屈折率が1.40〜1.70、色度が−1.5〜1.5である組成物である。
ヘイズは、3%以下であれば特に限定されないが、1%以下であることが好ましい。
波長633nmにおける屈折率は、1.40〜1.70であれば特に限定されないが、1.50〜1.60であることが好ましい。
色度は、−1.5〜1.5であれば特に限定されないが、−0.5〜0.5であることが好ましい。
リペア組成物に用い得る導電材料、バインダーは、上述の透明導電膜形成用組成物に用い得る導電材料、バインダーと同様である。
リペア組成物が導電材料を含有する場合、透明導電膜の膜不良部を不可視化するだけでなく、凹部の導電性も修復することができる。透明導電積層体をノイズカットや帯電防止材の用途に用いる場合には、膜不良部を不可視化するだけでも十分だが、透明電極の用途に用いる場合には、凹部の導通が取れていない可能性があることから、膜不良部を不可視化するだけでなく、導電性を修復することも必要となる。そのため、透明導電積層体を透明電極の用途に用いる場合には、リペア組成物は導電材料を含有することが好ましい。
他の成分としては、導電性向上剤、溶媒、架橋剤、触媒、界面活性剤及び/又はレベリング剤、水溶性酸化防止剤、消泡剤、レオロジーコントロール剤、中和剤、増粘剤等が挙げられる。
リペア組成物に用い得る導電性向上剤、溶媒は、上述の透明導電膜形成用組成物に用い得る導電性向上剤、溶媒と同様である。
凹部に塗布した不要なリペア組成物を除去する方法としては、特に限定されないが、例えば、不織布を用いて不要なリペア組成物をふき取る方法等が挙げられる。
加熱処理の条件は、特に限定されないが、例えば、送風オーブンを用いて50〜120℃で1〜15分間加熱する方法等が挙げられる。
次に、本発明の透明導電積層体について説明する。
本発明の透明導電積層体は、基材、透明導電膜及び透明樹脂層を備えた透明導電積層体であって、透明導電膜は、本発明の修復・再生方法により修復・再生されたことを特徴とする。
以下の実施例及び比較例においては、以下の材料を使用した。
1−1.導電材料
・ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホン酸(PEDOT/PSS)(ヘレウス社製、Clevios PH1000)
・銀ナノワイヤ(星光PMC社製、T−YP808、アスペクト比230、固形分1.0%)
・グラフェン(XG Sciences社製、H−5水分散液、固形分15%)
・カーボンナノチューブ(名城ナノカーボン製、SWNT分散液、カーボンナノチューブ濃度0.1%)
1−2.バインダー
・アルコキシシランオリゴマー(扶桑化学工業社製、N−POS)
・アルコキシシランオリゴマー(多摩化学工業社製、TEOS)
・アルコキシシランオリゴマー(信越化学工業社製、KBM−303)
・ポリエステル樹脂(ナガセケムテックス社製、ガブセンES−210、固形分25%)
・ポリウレタン(第一工業製薬社製、スーパーフレックス300、固形分30%)
・アクリル樹脂(東亞合成社製、ジュリマーSEK301、固形分40%)
・アクリル樹脂(ナガセケムテックス製、テイサンレジンSG−790、固形分23%)
・アクリル樹脂(ナガセケムテックス社製、テイサンレジンSG−600TEA(固形分15%)
1−3.導電性向上剤
・エチレンシアノヒドリン(東京化成工業製、δD=17.2、δH=18.8、δP=17.6)
・ピラゾール(東京化成工業社製、δD=20.2、δH=10.4、δP=12.4)
・エチレングリコール(東京化成工業社製、沸点196℃)
1−4.溶剤
・エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)
・2−プロパノール(サガネ物産社製、沸点82.5℃)
1−5.触媒
・1%硝酸(和光純薬工業社製)
1−6.架橋剤
・イソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネートHL、固形分75%)
1−7.界面活性剤/レベリング剤
・ポリエーテルエステル変性水酸基含有ポリジメチルシロキサン(ビックケミー・ジャパン社製、BYK−375、不揮発分25%)
1−8.水溶性酸化防止剤
・タンニン酸(和光純薬工業社製)
以下の実施例及び比較例において、各工程は以下の方法により行った。
2−1.透明導電膜形成工程
透明導電膜形成用組成物を無アルカリガラス板(コーニング社製、厚み0.7mm、全光線透過率92.1%)にワイヤーバーを用いて塗布し、オーブンにて120℃、30分間加熱することにより透明導電膜を形成した。
2−2.凹部形成工程
透明導電膜表面に欠損等の凹部が存在する場合、その凹部をそのまま用いた。透明導電膜の破片が剥がれ落ちることなく透明導電膜上に残存している場合、粘着ローラーに破片を付着させて除去した。
透明導電膜に異物が存在する場合、研磨紙(住友スリーエム社製、568XA)で透明導電膜を研磨して異物を除去し、透明導電膜上に凹部を形成した。研磨後に透明導電膜の破片が剥がれ落ちることなく透明導電膜上に残存している場合、粘着ローラーに破片を付着させて除去した。
透明導電膜中又は透明導電膜と基材との界面に欠損が存在する場合、欠損を加圧することで透明導電膜上に凹部を形成した。ここで、加圧は粘着ローラー(一進産業社製、クリーニングローラーP−50)を用いて行った。
2−3.リペア組成物塗布工程
不織布(旭化成社製、ベンコット)を用いてリペア組成物を透明導電膜上の凹部に塗布した。
2−4.リペア組成物除去工程
凹部に塗布した不要なリペア組成物を、不織布でふき取ることにより除去した。
2−5.加熱処理工程
オーブンにて120℃、3分間加熱することによりリペア組成物を乾燥させた。
2−6.透明樹脂層積層工程
透明導電膜上に透明樹脂層形成用組成物を塗布し、オーブンにて120℃、3分間加熱して乾燥させることにより、透明樹脂層を積層した。
以下の実施例及び比較例において、各評価は以下の方法により行った。
3−1.膜厚の測定
触針式表面形状測定装置(アルバック社製、Dektak6M)を用いて測定した。
3−2.膜不良部分最大長さの測定
デジタルマイクロスコープ(キーエンス社製、VHX−500)を用いて測定した。
3−3.表面抵抗率(SR)の測定
透明導電積層体の透明導電膜について、抵抗率計(三菱化学社製、ロレスターGP MCP−T600)を用いて測定した。ここで、リペア前の表面抵抗率とは、透明導電膜形成工程直後に測定したもの、リペア後の表面抵抗率とは、透明樹脂層積層工程直前に測定したものとする。
3−4.全光線透過率(Tt)及びヘイズの測定
JIS K7150に従い、ヘイズコンピュータHGM−2B(スガ試験機社製)を用いて測定した。
3−5.色度の測定
分光測色計(コニカミノルタ社製、CM3600d)を用いて測定した。
3−6.屈折率の測定
エリプソメータ(溝尻光学工業所社製、DHA−XA2/S6)を用いて波長633nmにて測定した。
3−7.外観(目視観察)
目視検査用照明を透明導電積層体の背面に配置し、透明導電積層体表面に凹凸や異物が存在するかを目視にて確認し、凹凸や異物が確認されなかったものを○、確認されたものを×として評価した。
3−8.外観(拡大観察)
電界放出形走査型電子顕微鏡(FE−SEM)(日立製作所社製、S−4500)を用いて、透明導電積層体表面に凹凸や異物が存在するかを確認し、凹凸や異物が確認されなかったものを○、確認されたものを×として評価した。
3−9.耐熱性
透明導電膜について、リペア直後の表面抵抗率と、リペア後50℃で1000時間保存した後の表面抵抗率とを測定し、表面抵抗率上昇倍率(保存後の表面抵抗率/リペア直後の表面抵抗率)を算出し、下記2段階で評価した。
◎:表面抵抗率上昇倍率が1.05未満である
○:表面抵抗率上昇倍率が1.05以上2未満である
ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホン酸(ヘレウス社製、Clevios PH1000)100部、アルコキシシランオリゴマー(扶桑化学工業社製、N−POS)14部、エチレンシアノヒドリン(東京化成工業社製、δD=17.2、δH=18.8、δP=17.6)37部、1%硝酸19部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)255部、イオン交換水45部を混合することにより、透明導電膜形成用組成物を得た。得られた透明導電膜形成用組成物を用いて、2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。得られた透明導電膜の膜厚は0.05μmであった。
透明導電膜には膜不良として、膜表面に存在する欠損及び異物が確認された。膜不良部分最大長さは20μmであった。この透明導電膜上に、2−2.に記載した方法により凹部を形成した。
アルコキシシランオリゴマー(多摩化学工業社製、TEOS)90部、アルコキシシランオリゴマー(信越化学工業社製、KBM−303)30部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)4000部を混合して透明樹脂層形成用組成物を得た。この透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホン酸(ヘレウス社製、Clevios PH1000)80部、銀ナノワイヤ(星光PMC社製、T−YP808、アスペクト比230、固形分1.0%)50部、ポリエステル樹脂(ナガセケムテックス社製、ガブセンES−210、固形分25%)42部、ピラゾール(東京化成工業社製、δD=20.2、δH=10.4、δP=12.4)37部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)190部、2−プロパノール(サガネ物産社製、沸点82.5℃)10部、イオン交換水100部を混合することにより、透明導電膜形成用組成物を得た。得られた透明導電膜形成用組成物を用いて、2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.3μmであった。
透明導電膜には膜不良として、膜表面に存在する欠損、異物、及び、膜中又は膜と基材との界面に存在する欠損が確認された。膜不良部分最大長さは500μmであった。この透明導電膜上に、2−2.に記載した方法により凹部を形成した。
アクリル樹脂(ナガセケムテックス社製、テイサンレジンSG−790、固形分23%)200部、イソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネートHL、固形分75%)10部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)5部を混合して透明樹脂層形成用組成物を得た。この透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホン酸(ヘレウス社製、Clevios PH1000)100部、ポリエステル樹脂(ナガセケムテックス社製、ガブセンES−210、固形分25%)33部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)255部、イオン交換水45部、ポリエーテルエステル変性水酸基含有ポリジメチルシロキサン(ビックケミー・ジャパン社製、BYK−375、不揮発分25%)0.5部を混合することにより、透明導電膜形成用組成物を得た。得られた透明導電膜形成用組成物を用いて、2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.5μmであった。
透明導電膜には膜不良として、異物、及び、膜中又は膜と基材との界面に存在する欠損が確認された。膜不良部分最大長さは200μmであった。この透明導電膜上に、2−2.に記載した方法により凹部を形成した。
アクリル樹脂(ナガセケムテックス社製、SG−790、固形分23%)200部、イソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネートHL、固形分75%)10部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)5部を混合して透明樹脂層形成用組成物を得た。この透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホン酸(ヘレウス社製、Clevios PH1000)100部、アルコキシシランオリゴマー(扶桑化学工業社製、N−POS)14部、エチレングリコール(東京化成工業社製、沸点196℃)5部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)255部、イオン交換水45部を混合することにより、透明導電膜形成用組成物を得た。得られた透明導電膜形成用組成物を用いて、2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.05μmであった。
透明導電膜には膜不良として、膜表面に存在する欠損、異物、及び、膜中又は膜と基材との界面に存在する欠損が確認された。膜不良部分最大長さは20μmであった。この透明導電膜上に、2−2.に記載した方法により凹部を形成した。
アルコキシシランオリゴマー(扶桑化学工業社製、N−POS)100部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)1395部を混合してリペア組成物を得た。得られたリペア組成物について、全光線透過率、ヘイズ、屈折率及び色度を、3−4.〜3−6.に記載の方法により評価したところ、膜厚300nmの乾燥膜とした場合の全光線透過率が98.0%、ヘイズが0.3%、波長633nmにおける屈折率が1.5、色度が−0.01であった。
2−3.に記載した方法により凹部にリペア組成物を塗布し、2−5.に記載した方法により加熱処理工程を行った。
アクリル樹脂(ナガセケムテックス社製、テイサンレジンSG−600TEA、固形分15%)200部、イソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネートHL、固形分75%)5部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)5部を混合して透明樹脂層形成用組成物を得た。この透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
銀ナノワイヤ(星光PMC社製、T−YP808、アスペクト比230、固形分1.0%)100部、ポリエステル樹脂(ナガセケムテックス社製、ガブセンES−210、固形分25%)30部、ピラゾール(東京化成工業社製、δD=20.2、δH=10.4、δP=12.4)5部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)255部、イオン交換水45部を混合することにより、透明導電膜形成用組成物を得た。得られた透明導電膜形成用組成物を用いて、2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.3μmであった。
透明導電膜には膜不良として、膜表面に存在する欠損、及び、膜中又は膜と基材との界面に存在する欠損が確認された。膜不良部分最大長さは200μmであった。この透明導電膜上に、2−2.に記載した方法により凹部を形成した。
ポリエステル樹脂(ナガセケムテックス社製、ガブセンES−210、固形分25%)100部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)1500部を混合してリペア組成物を得た。得られたリペア組成物について、全光線透過率、ヘイズ、屈折率及び色度を、3−4.〜3−6.に記載の方法により評価したところ、膜厚300nmの乾燥膜とした場合の全光線透過率が99.0%、ヘイズが0.3%、波長633nmにおける屈折率が1.5、色度が−0.01であった。2−3.に記載した方法により凹部にリペア組成物を塗布し、2−5.に記載した方法により加熱処理工程を行った。
アルコキシシランオリゴマー(扶桑化学工業社製、N−POS)110部、アルコキシシランオリゴマー(多摩化学工業社製、TEOS)20部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)3000部を混合して透明樹脂層形成用組成物を得た。この透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホン酸(ヘレウス社製、Clevios PH1000)100部、ポリウレタン(第一工業製薬社製、スーパーフレックス300、固形分30%)28部、エチレンシアノヒドリン(東京化成工業社製、δD=17.2、δH=18.8、δP=17.6)37部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)255部、イオン交換水45部を混合することにより、透明導電膜形成用組成物を得た。得られた透明導電膜形成用組成物を用いて、2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.5μmであった。
透明導電膜には膜不良として、膜表面に存在する欠損、異物、及び、膜中又は膜と基材との界面に存在する欠損が確認された。膜不良部分最大長さは500μmであった。この透明導電膜上に、2−2.に記載した方法により凹部を形成した。
ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホン酸(ヘレウス社製、Clevios PH1000)30部、ポリウレタン(第一工業製薬社製、スーパーフレックス300、固形分30%)100部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)1500部を混合してリペア組成物を得た。得られたリペア組成物について、全光線透過率、ヘイズ、屈折率及び色度を、3−4.〜3−6.に記載の方法により評価したところ、膜厚300nmの乾燥膜とした場合の全光線透過率が97.3%、ヘイズが0.4%、波長633nmにおける屈折率が1.5、色度が−1.3であった。2−3.に記載した方法により凹部にリペア組成物を塗布し、2−5.に記載した方法により加熱処理工程を行った。
アクリル樹脂(東亞合成社製、ジュリマーSEK301、固形分40%)100部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)75部を混合して透明樹脂層形成用組成物を得た。この透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホン酸(ヘレウス社製、Clevios PH1000)100部、アクリル樹脂(東亞合成社製、ジュリマーSEK301、固形分40%)21部、エチレンシアノヒドリン(東京化成工業社製、δD=17.2、δH=18.8、δP=17.6)35部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)255部、イオン交換水45部を混合することにより、透明導電膜形成用組成物を得た。得られた透明導電膜形成用組成物を用いて、2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.05μmであった。
透明導電膜には膜不良として、膜表面に存在する欠損、異物、及び、膜中又は膜と基材との界面に存在する欠損が確認された。膜不良部分最大長さは20μmであった。この透明導電膜上に、2−2.に記載した方法により凹部を形成した。
ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホン酸(ヘレウス社製、Clevios PH1000)30部、アクリル樹脂(東亞合成社製、ジュリマーSEK301、固形分40%)100部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)2000部を混合してリペア組成物を得た。得られたリペア組成物について、全光線透過率、ヘイズ、屈折率及び色度を、3−4.〜3−6.に記載の方法により評価したところ、膜厚300nmの乾燥膜とした場合の全光線透過率が97.8%、ヘイズが0.4%、波長633nmにおける屈折率が1.5、色度が−1.5であった。2−3.に記載した方法により凹部にリペア組成物を塗布し、2−4.に記載した方法により凹部に塗布した不要なリペア組成物を除去し、2−5.に記載した方法により加熱処理工程を行った。
アクリル樹脂(ナガセケムテックス社製、テイサンレジンSG−600TEA(固形分15%))200部、イソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネートHL、固形分75%)5部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)5部を混合して透明樹脂層形成用組成物を得た。この透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
グラフェン(XG Sciences社製、H−5水分散液、固形分15%)10部、アクリル樹脂(東亞合成社製、ジュリマーSEK301、固形分40%)28.5部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)350部、イオン交換水50部を混合することにより、透明導電膜形成用組成物を得た。得られた透明導電膜形成用組成物を用いて、2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.3μmであった。
透明導電膜には膜不良として、異物、及び、膜中又は膜と基材との界面に存在する欠損が確認された。膜不良部分最大長さは500μmであった。この透明導電膜上に、2−2.に記載した方法により凹部を形成した。
アクリル樹脂(東亞合成社製、ジュリマーSEK301、固形分40%)100部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)2000部を混合してリペア組成物を得た。得られたリペア組成物について、全光線透過率、ヘイズ、屈折率及び色度を、3−4.〜3−6.に記載の方法により評価したところ、膜厚300nmの乾燥膜とした場合の全光線透過率が99.0%、ヘイズが0.2%、波長633nmにおける屈折率1.5、色度が−0.01であった。2−3.に記載した方法により凹部にリペア組成物を塗布し、2−4.に記載した方法により凹部に塗布した不要なリペア組成物を除去し、2−5.に記載した方法により加熱処理工程を行った。
アクリル樹脂(ナガセケムテックス社製、テイサンレジンSG−600TEA、固形分15%)200部、イソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネートHL、固形分75%)5部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)5部を混合して透明樹脂層形成用組成物を得た。この透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
カーボンナノチューブ(名城ナノカーボン社製、SWNT分散液、カーボンナノチューブ濃度0.1%)100部、アルコキシシランオリゴマー(扶桑化学工業社製、N−POS)1.3部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)10部、1%硝酸1部を混合することにより、透明導電膜形成用組成物を得た。得られた透明導電膜形成用組成物を用いて、2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.5μmであった。
透明導電膜には膜不良として、膜表面に存在する欠損、異物、及び、膜中又は膜と基材との界面に存在する欠損が確認された。膜不良部分最大長さは200μmであった。この透明導電膜上に、2−2.に記載した方法により凹部を形成した。
アルコキシシランオリゴマー(扶桑化学工業社製、N−POS)100部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)3000部を混合してリペア組成物を得た。得られたリペア組成物について、全光線透過率、ヘイズ、屈折率及び色度を、3−4.〜3−6.に記載の方法により評価したところ、膜厚300nmの乾燥膜とした場合の全光線透過率が98.0%、ヘイズが0.3%、波長633nmにおける屈折率が1.5、色度が−0.01であった。2−3.に記載した方法により凹部にリペア組成物を塗布し、2−4.に記載した方法により凹部に塗布した不要なリペア組成物を除去し、2−5.に記載した方法により加熱処理工程を行った。
アルコキシシランオリゴマー(扶桑化学工業社製、N−POS)100部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)950部を混合して透明樹脂層形成用組成物を得た。この透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
表面に、直径が150μmの傷のあるガラス板に、実施例1にて作製した透明導電膜形成用組成物を用いて2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.2μmであった。透明導電膜には膜不良として膜表面に存在する欠損が確認されており、膜不良部分最大長さは150μmであった。
アクリル樹脂(ナガセケムテックス社製、SG−790、固形分23%)200部、イソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネートHL、固形分75%)10部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)5部を混合して透明樹脂層形成用組成物を得た。この透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
表面に、直径が150μmの傷のあるガラス板に、実施例1にて作製した透明導電膜形成用組成物を用いて2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.2μmであった。透明導電膜には膜不良として膜表面に存在する欠損が確認されており、膜不良部分最大長さは150μmであった。
アルコキシシランオリゴマー(扶桑化学工業社製、N−POS)100部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)3000部を混合してリペア組成物を得た。得られたリペア組成物について、全光線透過率、ヘイズ、屈折率及び色度を、3−4.〜3−6.に記載の方法により評価したところ、膜厚300nmの乾燥膜とした場合の全光線透過率が98.0%、ヘイズが0.3%、波長633nmにおける屈折率が1.5、色度が―0.01であった。2−3.に記載した方法により凹部にリペア組成物を塗布し、2−4.に記載した方法により凹部に塗布した不要なリペア組成物を除去し、2−5.に記載した方法により加熱処理工程を行った。
アクリル樹脂(ナガセケムテックス社製、SG−790、固形分23%)200部、イソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製、コロネートHL、固形分75%)10部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)5部を混合して透明樹脂層形成用組成物を得た。この透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
実施例5で作製した透明導電膜形成用組成物に、タンニン酸(和光純薬工業社製)を1.1部追加し、透明導電膜形成用組成物を得た。得られた透明導電膜形成用組成物を用いて、2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.3μmであった。
透明導電膜には膜不良として、膜表面に存在する欠損、及び、膜中又は膜と基材との界面に存在する欠損が確認された。膜不良部分最大長さは200μmであった。この透明導電膜上に、2−2.に記載した方法により凹部を形成した。
次に、実施例5で作製したリペア組成物に、タンニン酸(和光純薬工業社製)を5部追加し、リペア組成物を得た。得られたリペア組成物について、全光線透過率、ヘイズ、屈折率及び色度を、3−4.〜3−6.に記載の方法により評価したところ、膜厚300nmの乾燥膜とした場合の全光線透過率が99.0%、ヘイズが0.3%、波長633nmにおける屈折率が1.5、色度が−0.01であった。2−3.に記載した方法により凹部にリペア組成物を塗布し、2−5.に記載した方法により加熱処理工程を行った。
さらに、実施例5で作製した透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
実施例5で作製した透明導電膜形成用組成物に、タンニン酸(和光純薬工業社製)を1.1部追加し、透明導電膜形成用組成物を得た。得られた透明導電膜形成用組成物を用いて、2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.3μmであった。
透明導電膜には膜不良として、膜表面に存在する欠損、及び、膜中又は膜と基材との界面に存在する欠損が確認された。膜不良部分最大長さは200μmであった。この透明導電膜上に、2−2.に記載した方法により凹部を形成した。
次に、実施例5で作製したリペア組成物を用い、2−3.に記載した方法により凹部にリペア組成物を塗布し、2−5.に記載した方法により加熱処理工程を行った。
さらに、実施例5で作製した透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
実施例1で作製した透明導電膜形成用組成物に、タンニン酸(和光純薬工業社製)を1.2部追加し、透明導電膜形成用組成物を得た。得られた透明導電膜形成用組成物を用いて、2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.2μmであった。透明導電膜には膜不良として、膜表面に存在する欠損が確認された。膜不良部分最大長さは150μmであった。
実施例10で作製した透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)ポリスチレンスルホン酸(ヘレウス社製、Clevios PH1000)100部、ポリエステル樹脂(ナガセケムテックス社製、ガブセンES−210、固形分25%)34部、エチレンシアノヒドリン(東京化成工業社製、δD=17.2、δH=18.8、δP=17.6)37部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)255部、イオン交換水45部を混合することにより、透明導電膜形成用組成物を得た。得られた透明導電膜形成用組成物を用いて、2−1.に記載した方法により透明導電膜を形成した。透明導電膜の膜厚は0.3μmであった。
透明導電膜には膜不良として、膜表面に存在する欠損、異物、及び、膜中又は膜と基材との界面に存在する欠損が確認された。膜不良部分最大長さは20μmであった。
特開2013−142194号公報に記載の方法に従い、ガラス基材上に膜厚0.02μmのITOスパッタ膜を形成した。
透明導電膜には膜不良として異物が確認された。膜不良部分最大長さは20μmであった。この透明導電膜上に、2−2.に記載した方法により凹部を形成した。
アルコキシシランオリゴマー(扶桑化学工業社製、N−POS)100部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)1395部を混合してリペア組成物を得た。得られたリペア組成物について、全光線透過率、ヘイズ、屈折率及び色度を、3−4.〜3−6.に記載の方法により評価したところ、膜厚300nmの乾燥膜とした場合の全光線透過率が98.0%、ヘイズが0.3%、波長633nmにおける屈折率が1.5、色度が−0.01であった。2−3.に記載した方法により凹部にリペア組成物を塗布し、2−4.に記載した方法により凹部に塗布した不要なリペア組成物を除去し、2−5.に記載した方法により加熱処理工程を行った。
アクリル樹脂(東亞合成社製、ジュリマーSEK301、固形分40%)40部、エタノール(ナカライテスク社製、沸点78.4℃)100部を混合して透明樹脂層形成用組成物を得た。この透明樹脂層形成用組成物を用いて、2−6.に記載した方法により透明樹脂層を積層し、透明導電積層体を得た。
Claims (12)
- 透明導電膜上の凹部に透明樹脂層を積層する工程を含むことを特徴とする透明導電膜の修復・再生方法であって、
透明導電膜は、導電材料を含有する透明導電膜形成用組成物を塗布して形成され、基材の少なくとも一つの面上に配置されており、
凹部は、基材の形状に起因する凹み、透明導電膜に存在する傷及び欠損、透明導電膜に存在する異物を除去して形成された凹み、並びに、透明導電膜に存在する欠損を加圧して形成された凹みからなる群より選択される少なくとも1つであり、
凹部の全長は10〜300μmである、透明導電膜の修復・再生方法。 - さらに、凹部にリペア組成物を塗布する工程を含み、
リペア組成物は、膜厚300nmの乾燥膜とした場合の全光線透過率が97%以上、ヘイズが3%以下、波長633nmにおける屈折率が1.40〜1.70、色度が−1.5〜1.5である、請求項1記載の修復・再生方法。 - 凹部にリペア組成物を塗布する工程の後に、凹部に塗布した不要なリペア組成物を除去する工程、又は、加熱処理工程をさらに含む、請求項1又は2記載の修復・再生方法。
- リペア組成物は、導電材料及び/又はバインダーを含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の修復・再生方法。
- 透明導電膜形成用組成物は、リペア組成物と同一のバインダーを含有する、請求項4記載の修復・再生方法。
- バインダーは、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン、エポキシ樹脂、アルコキシシランオリゴマー及びポリオレフィン樹脂からなる群より選択される少なくとも1つである、請求項5記載の修復・再生方法。
- 透明導電膜形成用組成物は、導電材料として、無機導電微粒子、金属ナノワイヤ及び導電性ポリマーからなる群より選択される少なくとも1つを含有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の修復・再生方法。
- リペア組成物は、導電材料として、無機導電微粒子、金属ナノワイヤ及び導電性ポリマーからなる群より選択される少なくとも1つを含有する請求項4〜7のいずれか1項に記載の修復・再生方法。
- 基材、透明導電膜及び透明樹脂層を備えた透明導電積層体であって、
透明導電膜は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の修復・再生方法により修復・再生されたことを特徴とする透明導電積層体。 - 基材はガラス基材であり、ガラス基材、透明導電膜及び透明樹脂層が順に積層された、請求項9記載の透明導電積層体。
- 透明樹脂層は粘着層又はハードコート層である、請求項9又は10に記載の透明導電積層体。
- 透明導電膜の膜厚は30〜500nmであり、電磁波シールド材、ノイズカット、帯電防止材又は透明電極に用いられる、請求項9〜11のいずれか1項に記載の透明導電積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015041510A JP2015187979A (ja) | 2014-03-13 | 2015-03-03 | 透明導電膜の修復・再生方法及び透明導電積層体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014050429 | 2014-03-13 | ||
JP2014050429 | 2014-03-13 | ||
JP2015041510A JP2015187979A (ja) | 2014-03-13 | 2015-03-03 | 透明導電膜の修復・再生方法及び透明導電積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015187979A true JP2015187979A (ja) | 2015-10-29 |
Family
ID=54085350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015041510A Pending JP2015187979A (ja) | 2014-03-13 | 2015-03-03 | 透明導電膜の修復・再生方法及び透明導電積層体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015187979A (ja) |
CN (1) | CN104916350B (ja) |
TW (1) | TWI679655B (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015189200A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 大日本塗料株式会社 | 積層塗膜付き基材及び該積層塗膜を形成するためのプライマー層形成用のコーティング組成物 |
WO2018004288A3 (ko) * | 2016-06-30 | 2018-02-22 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 폴리에스테르 다층필름 |
JP2019196002A (ja) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | ナガセケムテックス株式会社 | 透明積層体 |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102612902B1 (ko) * | 2016-04-22 | 2023-12-18 | 삼성디스플레이 주식회사 | 투명 전도막 및 이를 포함하는 전자 소자 |
CN109153238B (zh) * | 2016-06-29 | 2021-01-05 | 日本瑞翁株式会社 | 导电性膜 |
JP6716366B2 (ja) * | 2016-06-29 | 2020-07-01 | マクセルホールディングス株式会社 | 透明導電性シート及びその製造方法 |
KR102296195B1 (ko) * | 2016-06-30 | 2021-08-31 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 폴리에스테르 다층필름 |
CN106205863B (zh) * | 2016-07-19 | 2018-03-06 | 中山大学 | 一种用于制备高性能纳米银线透明导电薄膜的卷对卷制程方法 |
CN106409152B (zh) * | 2016-09-26 | 2019-03-08 | 昆山工研院新型平板显示技术中心有限公司 | 一种金属线、金属线自修复的方法以及柔性显示屏 |
TWI755431B (zh) * | 2016-10-14 | 2022-02-21 | 美商C3奈米有限公司 | 經穩定化之稀疏金屬導電膜 |
JP7102118B2 (ja) * | 2017-09-29 | 2022-07-19 | マクセル株式会社 | 透明導電性膜、透明導電性膜を形成するためのコーティング組成物、及び透明導電性膜の製造方法 |
JP7181614B2 (ja) * | 2017-10-13 | 2022-12-01 | ユニチカ株式会社 | ニッケルナノワイヤーを含有するペースト |
CN108728818B (zh) * | 2018-05-21 | 2019-08-27 | 中山大学 | 一种具有电磁屏蔽功能的红外透明窗口 |
CN108642473B (zh) * | 2018-05-21 | 2019-10-11 | 中山大学 | 一种具有电磁屏蔽功能的红外透明窗口及其制备方法 |
CN108728817B (zh) * | 2018-05-21 | 2019-10-11 | 中山大学 | 一种具有电磁屏蔽功能的红外透明窗口及其制备方法 |
CN110721881B (zh) * | 2019-11-04 | 2021-10-15 | 中国人民解放军国防科技大学 | 一种高温雷达与红外兼容隐身涂层现场修复方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007220789A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Fujimori Kogyo Co Ltd | ディスプレイ用光学フィルター及びその製造方法 |
JP2007334122A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Dainippon Printing Co Ltd | Ito膜の欠損修正方法 |
JP2010015072A (ja) * | 2008-07-07 | 2010-01-21 | Hitachi High-Technologies Corp | カラーフィルタ基板の修復方法とその装置 |
JP2010080693A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 電磁波遮蔽フィルタおよびそれを用いた画像表示装置 |
JP2012102304A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-05-31 | Nagase Chemtex Corp | 導電性コーティング組成物及び積層体 |
WO2012120949A1 (ja) * | 2011-03-10 | 2012-09-13 | パナソニック株式会社 | 透明導電膜、透明導電膜付き基材、及びそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 |
JP2013152792A (ja) * | 2012-01-24 | 2013-08-08 | Hitachi Maxell Ltd | 透明導電膜形成用組成物及び透明導電膜 |
JP2013222590A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 導電パターン形成基板及びその製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH032378A (ja) * | 1989-05-26 | 1991-01-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 透明導電膜の欠落部の修復方法 |
JPH1115415A (ja) * | 1997-06-16 | 1999-01-22 | Minnesota Mining & Mfg Co <3M> | 自発光可能な再帰性反射シートおよびその製造方法 |
TWI388530B (zh) * | 2006-01-26 | 2013-03-11 | Au Optronics Corp | 一種透明導電層的修補方法 |
CN101081951B (zh) * | 2006-05-30 | 2010-06-16 | 奇美实业股份有限公司 | 彩色滤光片的微小着色图案缺陷修正用油墨组成物 |
JP5286960B2 (ja) * | 2008-06-17 | 2013-09-11 | 日油株式会社 | 透明導電性フィルム及びそれを備えるタッチパネル |
-
2015
- 2015-03-03 TW TW104106574A patent/TWI679655B/zh active
- 2015-03-03 JP JP2015041510A patent/JP2015187979A/ja active Pending
- 2015-03-12 CN CN201510109016.0A patent/CN104916350B/zh active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007220789A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Fujimori Kogyo Co Ltd | ディスプレイ用光学フィルター及びその製造方法 |
JP2007334122A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Dainippon Printing Co Ltd | Ito膜の欠損修正方法 |
JP2010015072A (ja) * | 2008-07-07 | 2010-01-21 | Hitachi High-Technologies Corp | カラーフィルタ基板の修復方法とその装置 |
JP2010080693A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 電磁波遮蔽フィルタおよびそれを用いた画像表示装置 |
JP2012102304A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-05-31 | Nagase Chemtex Corp | 導電性コーティング組成物及び積層体 |
WO2012120949A1 (ja) * | 2011-03-10 | 2012-09-13 | パナソニック株式会社 | 透明導電膜、透明導電膜付き基材、及びそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 |
JP2013152792A (ja) * | 2012-01-24 | 2013-08-08 | Hitachi Maxell Ltd | 透明導電膜形成用組成物及び透明導電膜 |
JP2013222590A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 導電パターン形成基板及びその製造方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015189200A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 大日本塗料株式会社 | 積層塗膜付き基材及び該積層塗膜を形成するためのプライマー層形成用のコーティング組成物 |
WO2018004288A3 (ko) * | 2016-06-30 | 2018-02-22 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 폴리에스테르 다층필름 |
JP2019196002A (ja) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | ナガセケムテックス株式会社 | 透明積層体 |
JP7391529B2 (ja) | 2018-05-08 | 2023-12-05 | ナガセケムテックス株式会社 | 透明積層体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN104916350A (zh) | 2015-09-16 |
TW201539486A (zh) | 2015-10-16 |
TWI679655B (zh) | 2019-12-11 |
CN104916350B (zh) | 2020-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015187979A (ja) | 透明導電膜の修復・再生方法及び透明導電積層体 | |
JP6417621B2 (ja) | インク用組成物及び透明電極 | |
JP6569931B2 (ja) | 導電性樹脂組成物及び透明導電積層体 | |
JP5740925B2 (ja) | 導電性コーティング組成物及び積層体 | |
WO2012073474A1 (ja) | 透明面発熱体形成用導電性コーティング剤及び透明面発熱体 | |
JP5812311B1 (ja) | 透明導電体、液晶表示装置及び透明導電体の製造方法 | |
JP6292443B2 (ja) | 透明導電膜用リペア組成物及び透明導電膜 | |
JP6575893B2 (ja) | 導電性樹脂組成物及び透明導電積層体 | |
WO2008029933A1 (fr) | Film conducteur | |
JP2016132679A (ja) | 導電層形成用組成物、導電積層体、電磁波シールド部材及び立体形状を有する導電積層体の製造方法 | |
WO2014132794A1 (ja) | めっき用プライマー組成物、めっき物の製造方法及びめっき物 | |
KR20130132449A (ko) | 열 경화형 도전성 코팅용 조성물, 광학 필름 및 프로텍트 필름 | |
WO2012014481A1 (ja) | オフセット印刷用導電性ペースト | |
KR101852014B1 (ko) | 투명 도전성 필름의 제조방법 및 이를 이용하여 제조된 터치 패널 | |
JP2015199641A (ja) | 透明導電部材 | |
JP6617949B2 (ja) | 導電積層体 | |
JP6779477B2 (ja) | 被覆組成物 | |
JP2015225760A (ja) | 透明電極、透明電極の製造方法及びタッチパネル | |
JP2016186032A (ja) | 導電性接着剤、透明積層体及び液晶表示デバイス | |
TWI828680B (zh) | 具有透明導電膜之光學積層體、及塗佈組成物 | |
WO2013108713A1 (ja) | 電解メッキ用プライマー組成物、メッキ物の製造方法及びメッキ物 | |
TW202018737A (zh) | 透明導電積層體及透明導電積層體之製造方法 | |
JP6264262B2 (ja) | 導電性シートおよび導電性基材 | |
KR101804265B1 (ko) | 스크린 인쇄용 에칭 페이스트 조성물 | |
JP2019104244A (ja) | 積層体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190729 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200107 |