JP2007334122A - Ito膜の欠損修正方法 - Google Patents

Ito膜の欠損修正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007334122A
JP2007334122A JP2006167374A JP2006167374A JP2007334122A JP 2007334122 A JP2007334122 A JP 2007334122A JP 2006167374 A JP2006167374 A JP 2006167374A JP 2006167374 A JP2006167374 A JP 2006167374A JP 2007334122 A JP2007334122 A JP 2007334122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ito film
defect
ito
color filter
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006167374A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4978072B2 (ja
Inventor
Satoru Nishima
悟 ニ嶋
Takayuki Ota
貴之 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2006167374A priority Critical patent/JP4978072B2/ja
Publication of JP2007334122A publication Critical patent/JP2007334122A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4978072B2 publication Critical patent/JP4978072B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Abstract

【課題】 特に、高品位表示のMVAモードの液晶表示パネルに用いられるカラーフィルタ形成基板もしくは該カラーフィルタ形成基板を作製するための中間工程の基板におけるITO膜の欠損箇所を修正する、ITO膜の欠損修正方法で、局所的にITO膜の欠損箇所を、簡単に、修復形成することができる、ITO膜の欠損修正方法を提供する。
【解決手段】 ITO膜の欠損箇所に、固形の導電性材(導電性粒子)を溶剤中に分散させた混合溶液を、塗布する塗布工程を、必要に応じて1回以上行い、前記ITO膜の欠損箇所に、透明、且つ、導電性の導電膜を配設する。そして、前記固形の導電性材が、ITOである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラーフィルタ形成基板もしくは該カラーフィルタ形成基板を作製するための中間工程の基板におけるITO膜の欠損箇所を修正する、ITO膜の欠損修正方法に関する。
液晶表示素子は、通常、電極を有する2枚の基板を対向させて、両基板間に液晶が狭持された構造とされているが、この両基板間の間隔を一定に保つために、粒径の均一なプラスチックビーズなどを間隔制御用のスペーサーとして両基板間に散在させている。
近年、液晶表示素子の大型化、高品質化にともない、散在させたビーズスペーサーに代えて、感光性樹脂のフォトリソグラフィーによって基板上の所定の位置に形成する、スペーサー用柱状構造物(以下、柱状スペーサー」とも言う)が提案されている。
この柱状スペーサーを形成方法としては、カラーフィルタ上に感光性樹脂を塗布し、フォトリソグラフィーにより形成する方法が挙げられている。
柱状スペーサーに代えることによって、ビーズスペーサーの欠点であった均一分布性、セル内でのビーズ移動、ビーズ周辺の配向の乱れで光が漏れることによるコントラスト低下などを、大幅に改善することができる。
このため、カラーフィルタ形成基板においても、柱状スペーサーを付けたカラーフィルタ形成基板の要求が高まってきている。
更に、より高品位表示の液晶表示素子として、上記柱状スペーサを用いたセル構造とし、且つ、配向制御用突起を設け、配向分割垂直配向型(以下、MVAモードあるいは複数配向分割型とも言う)とするものが提案されている。
MVAモードは、広視野角、高速応答を実行するために極めて有望で、カラーフィルタ形成基板において、カラーフィルタ表面に配向制御用突起を設けることによって、配向の乱れによる光が漏れることをほぼ完全に防ぐことができる。
これに伴い、MVAモードの液晶表示素子作製のために、上記柱状スペーサーと配向制御用突起とを配したカラーフィルタ形成基板の作製が求められている。
そして、例えば、図7(a)にその一部断面を示し、図7(b)にその平面図を示す、透明基板111上に透明基板上にブラックマトリクス112、着色層113a〜113c、透明導電膜115、液晶間隔制御用の柱スペーサ117、液晶の配向を制御するための配向制御用突起116を、この順に、配設する、カラーフィルタ形成基板110が作製されている。
尚、図7(b)は図7(a)のE1側からみた図で、図7(a)は図7(b)のE2−E3側における断面を示した図である。
図7中、114はオーバコート層で、113A、113B、113Cはそれぞれ、第1の着色層113aの領域、第2の着色層113bの領域、第3の着色層113cの領域を示すもので、太点線はこれらの領域の境界を示している。
そして、このようなカラーフィルタ形成基板を用いて、図8に示すような、MVAモードの液晶表示パネルが作製される。
また、図8中、250はカラーフィルタ形成基板、251は透明基板、252はブラックマトリクス、253a〜253cは着色層、254はオーバコート層、255は透明導電膜(ITO)、258は柱状スペーサ、259は配向制御用突起、262は液晶、262a、262bは配向材、270は対向基板、271は透明基板、272は透明電極、280は拡散板、281はバックライトである。
このような、MVAモードの液晶表示素子作製のための、柱状スペーサーと配向制御用突起とを配したカラーフィルタ形成基板においては、柱状スペーサーと配向制御用突起の形成過程において突起欠陥(黒欠陥とも言う)が発生した場合、これを修正することが必要であるが、レーザ光で柱状スペーサーや配向制御用突起の形成過程において発生する突起欠陥(黒欠陥とも言う)を除去する際に、その下部のITO膜を破損して、ITO膜にの欠損箇所が発生することがある。
また、ITO膜中や上の他の異物を除去する場合にも、ITO膜にの欠損箇所が発生することがある。
勿論、ITO膜を成膜する際にも、ピンホールなどのITO膜の欠損箇所が発生することがある。
このようなITO膜欠損箇所は、表示パネルを形成した場合に、導電性膜としての機能を損ねたり、表示品質を損ね、問題となっていた。
尚、カラーフィルタ形成基板においては、その着色層の修正方法は、例えば、特開2003−279721号公報(特許文献1)等に開示されているが、このような、局所的なITO膜の欠損箇所を、簡単に、修復形成する方法はなかった。
特開2003−279721号公報
上記のように、最近では、より高品位表示の液晶表示素子として、上記柱状スペーサを用いたセル構造とし、且つ、配向制御用突起を設け、配向分割垂直配向型(以下、MVAモードとも言う)とするものが提案され、特に、この型の液晶表示パネルに用いられる、透明基板上にブラックマトリクス、着色層、ITO膜、液晶間隔制御用の柱スペーサ、液晶の配向を制御するための配向制御用突起を、この順に、配設するカラーフィルタ形成基板の作製においては、ITO膜の欠損箇所は、表示パネルを形成した場合、導電性膜としての機能の面で、あるいは、表示品質の面で、問題となっており、この対応が求められていた。
本発明はこれに対応するもので、特に、高品位表示のMVAモードの液晶表示パネルに用いられるカラーフィルタ形成基板もしくは該カラーフィルタ形成基板を作製するための中間工程の基板におけるITO膜の欠損箇所を修正する、ITO膜の欠損修正方法で、局所的にITO膜の欠損箇所を、簡単に、修復形成することができる、ITO膜の欠損修正方法を提供しようとするものである。
本発明のITO膜の欠損修正方法は、カラーフィルタ形成基板もしくは該カラーフィルタ形成基板を作製するための中間工程の基板におけるITO膜の欠損箇所を修正する、ITO膜の欠損修正方法であって、前記ITO膜の欠損箇所に、固形の導電性材(導電性粒子)を溶剤中に分散させた混合溶液を、塗布する塗布工程を、必要に応じて1回以上行い、あるいは、更に、必要に応じて、前記塗布工程で配設された導電膜を局所過熱する焼成工程を行い、前記ITO膜の欠損箇所に、透明、且つ、導電性の導電膜を配設することを特徴とするものである。
そして、上記のITO膜の欠損修正方法であって、前記固形の導電性材が、ITOであることを特徴とするものである。
そして、上記いずれかのITO膜の欠損修正方法であって、前記焼成工程における加熱が、ハロゲンランプによる加熱であることを特徴とするものである。
あるいは、前記焼成工程における加熱が、CO2 レーザによる加熱であることを特徴とするものである。
また、上記いずれかのITO膜の欠損修正方法であって、前記塗布工程における混合溶液の塗布方法が、塗布用の針によることを特徴とするものである。
あるいは、前記塗布工程における混合溶液の塗布方法が、インクジェット方式によることを特徴とするものである。
また、上記いずれかのITO膜の欠損修正方法であって、前記カラーフィルタ形成基板は、透明基板上にブラックマトリクス、着色層、ITO膜、液晶間隔制御用の柱スペーサ、液晶の配向を制御するための配向制御用突起を、この順に、配設するもので、異物の除去、あるいは、ITO膜上の液晶間隔制御用の柱スペーサや配向制御用突起形成における突起欠陥の除去の際に用いるレーザ光の照射により、局所的に欠損したITO膜の欠損箇所や、ITO成膜時に発生するピンホールなどのITO膜の欠損箇所を、修正の対象とするものであることを特徴とするものである。
(作用)
本発明のITO膜の欠損修正方法は、このような構成にすることにより、カラーフィルタ形成基板もしくは該カラーフィルタ形成基板を作製するための中間工程の基板におけるITO膜の欠損箇所を修正する、ITO膜の欠損修正方法で、局所的にITO膜の欠損箇所を、簡単に、修復形成することができる、ITO膜の欠損修正方法の提供を可能としている。
詳しくは、ITO膜の欠損箇所に、固形の導電性材(導電性粒子)を溶剤中に分散させた混合溶液を、塗布する塗布工程を、必要に応じて1回以上行い、あるいは、更に、必要に応じて、前記塗布工程で配設された導電膜を局所過熱する焼成工程を行い、前記ITO膜の欠損箇所に、透明、且つ、導電性の導電膜を配設することにより、これを達成している。
固形の導電性材(導電性粒子)を溶剤中に分散させた混合溶液を用いることにより、局所的な塗布を比較的し易いものとし、また、必要に応じて、塗布工程で配設された導電膜を局所過熱する焼成工程を行うことにより、塗布膜の固着を強固にでき、場合によっては、焼成により塗布膜の特性(導電性、透明度等)をその使用に適するように変化することもできる。
具体的には、固形の導電性材としては、ITO(SnO2 をドープしたIn2 3 )が挙げられる。
例えば、 0.003μm〜1μm程度の粒子径のITO粒子15wt%を残部である溶剤に分散したものが挙げられ、溶剤としては、PEGMEA等が挙げられる。
特に、ITOを固形の導電性材とした場合には、塗布膜からなるITOの酸化を促進し、その抵抗値を下げることを可能としている。
また、前記焼成工程における加熱として、ハロゲンランプによる加熱、あるいは、CO2 レーザによる加熱が挙げられる。
また、前記塗布工程における混合溶液の塗布方法としては、塗布用の針によるもの、あるいは、インクジェット方式によるものが挙げられる。
塗布用の針によるものは、針の先端部に塗布液を付着させた状態で欠陥箇所に運び、塗布液を欠損箇所に付けて塗布するものである。
インクジェット方式としては、塗布液を制御してITO膜の欠損箇所に滴下することができることが前提となる。
また、カラーフィルタ形成基板としては、透明基板上にブラックマトリクス、着色層、ITO膜、液晶間隔制御用の柱スペーサ、液晶の配向を制御するための配向制御用突起を、この順に、配設するものであって、異物の除去、あるいは、ITO膜上の液晶間隔制御用の柱スペーサや配向制御用突起形成における突起欠陥の除去の際に用いるレーザ光の照射により、局所的に欠損したITO膜の欠損箇所や、ITO成膜時に発生するピンホールなどのITO膜の欠損箇所を、修正の対象とするものが挙げられる。
本発明は、上記のように、カラーフィルタ形成基板、特に、高品位表示のMVAモードの液晶表示パネルに用いられるカラーフィルタ形成基板や、カラーフィルタ形成基板を作製するための中間工程の基板におけるITO膜の欠損箇所を修正する、ITO膜の欠損修正方法で、局所的にITO膜の欠損箇所を、簡単に、修復形成することができる、ITO膜の欠損修正方法の提供を可能とした。
本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1(a)〜図1(d)は本発明のITO膜の欠損修正方法の実施の形態の1例の処理工程を示した工程断面図で、図2(a)は図1にて修正するカラーフィルタ形成基板の1断面を示した図で、図2(b)は図2(a)のB1側からみた図で、図3(a)は塗布用の針を用いた塗布を示した概略図で、図3(b)はインクジェット方式による塗布を示した図で、図4は複数回の塗布を示した図で、図5はITO膜の貫通欠陥の1例を示した図で、図6はレーザ光の照射装置によるレーザ光照射の1例を示した概略図である。
尚、図2(a)は図2(b)のB1−B2における断面を示した図で、図7と同じ構造のカラーフィルタ形成基板の一部を示した図である。
図1〜図6中、10はカラーフィルタ形成基板、11は透明基板(ここでは石英基板)、12はブラックマトリクス、13aは第1の着色層、13bは第2の着色層、13cは第3の着色層、14は平坦化層、15は透明導電膜(ここではITO膜)、15Aは凹部(ITO膜の欠損箇所)、15Bは貫通孔部(ITO欠損箇所)、16は配向制御用突起、18は突起欠陥(黒欠陥とも言う)、20は基板ホルダー、30はXYステージ、40はレーザ光(ここでは355nm波長のYAGレーザ)、50はレーザ照射手段、51は対物レンズ、60はZ方向移動用ガイドレール、70Aは塗布液、70、71は(修正用の)塗布膜、80は(居所的な)加熱、90は塗布用の針、91は針部、95はインクジェットノズル部である。
本発明のITO膜の欠損修正方法の実施の形態の1例を、図1に基づいて説明する。
本例のITO膜の欠損修正方法は、図7に示すような、透明基板上にブラックマトリクス、着色層、透明導電膜、液晶間隔制御用の柱スペーサ、液晶の配向を制御するための配向制御用突起を、この順に、配設する、MVAモードの液晶表示パネル形成用のカラーフィルタ形成基板10(図1に示す10で、図7の110に相当)における、配向制御用突起16の突起欠陥18を、YAGレーザの第3高調波(355nm)等のレーザ光40にて照射して、該欠陥部下部のITOに凹部(図1(b)の15A)を形成し、ITO膜の欠損箇所とし、次いで、該レーザ光を照射することより形成されたITO膜の欠損箇所に、固形のITOを溶剤中に分散させた混合溶液を、塗布し、更に、塗布された塗布膜を局所的に焼成して、該ITO膜の欠損箇所に、ITOからなる透明、且つ、導電性の導電膜を配設して、ITO膜の欠損箇所を修正するものである。
ここでは、透明基板11として二酸化ケイ素100%の石英ガラスを用いているが、プラスチック基板、無アルカリガラスも用いられている。
ブラックマトリクス12、着色層13a〜13cとしては、ここでは、顔料分散法によりフォトリソ形成された着色層を用いているが、これに限定されない。
透明導電膜15としては、スパッタ形成されたITO膜が用いられている。
また、ここでは、液晶間隔制御用の柱スペーサ(図7の117参照)、配向制御用突起16は、それぞれ、ネガ型の感光剤を製版して形成したものである。
また、ここでは、図1に示す修正対象のカラーフィルタ形成基板10(図2(a)の10に相当)の配向制御用突起16の突起欠陥18は、図2(b)に示すように丸状で、正常な配向制御用突起16形成領域から分離しているが、突起欠陥の形状は、このような形状に限定はされない。
先ず、図1(a)に示すように、配向制御用突起16の突起欠陥18の領域全体にレーザ光40を照射して、突起欠陥18を除去するとともに、該突起欠陥下部のITO膜15を貫通させずに、除去して凹部(ITO欠損箇所)15Aを形成する。(図1(b))
例えば、図6に示すようにして、XYステージ30上にカラーフィルタ形成基板10を載置し、突起欠陥18をレーザ40にて照射して除去する。
図示していないが、レーザ照射手段50はレーザ光発生部、レーザ光の照射ショットを制御するシャッタ、フィルタ、ハーフミラー、全反射ミラー、レーザ光を成形するアパーチャ、対物レンズ51等を備えて、光学系を形成しており、成形されたレーザ光は対物レンズ51により集光され照射される。
ここでは、レーザ光40として、YAGレーザの第3高調波(355nm)を用いているが、これに限定はされない。
波長が短かいレーザ光が、熱の面や、分解能の面から好ましく、例えば、KrFエキシマレーザ(248nm)、XeClエキシマレーザ(308nm)等が挙げられる。
次いで、凹部(ITO欠損箇所)15Aに、固形のITOを溶剤中に分散させた混合溶液を、塗布して、導電性のITO膜を形成する。(図1(c))
例えば、図3(a)に示すように、塗布用の針90の先端の針部91に塗布液70Aを付けて塗布を行う場合には、あるいは、図3(b)に示すように、インクジェットノズル部95から吐出して塗布を行う場合には、 0.003μm〜1μm程度の粒子径のITO粒子15%を残部である溶剤に分散したものが挙げられ、溶剤としては、PEGMEA等が挙げられる。
尚、塗布は、適宜、図4に示すように複数回(ここでは2回)行う。
次いで、前記塗布工程で配設された導電膜を局所過熱する焼成工程を行う。(図1(d))
焼成工程における加熱としては、ハロゲンランプによる加熱が簡易的な方法として挙げられるが、これに、限定はされない。
例えば、塗布膜70にCO2 レーザを照射して加熱する方法も挙げられる。
ここでは、加熱による焼成で、塗布膜は酸化が進み、その抵抗値が下がる。
尚、焼成のための、通常、加熱は、100℃〜300℃程度の範囲で、空気雰囲気中で行う。
このようにして、本例のITO膜の欠損修正方法は行われる。
本例は1例で、本発明はこれに限定はされない。
また、本例では、貫通しない凹部(ITO欠損箇所)15Aを修正の対象としたが、例えば、図5に示すように、ITO膜の成膜の際の貫通孔部(ITO欠損箇所)15Bを修正の対象としても良い。
ITO膜の成膜時のピンホール等のITO膜の貫通孔を修正対象とする他、ITO膜中あるいは上の異物の除去を行った際に発生するITO膜欠損箇所も、修正対象とする。
図1(a)〜図1(d)は本発明のITO膜の欠損修正方法の実施の形態の1例の処理工程を示した工程断面図である。 図2(a)は図1にて修正するカラーフィルタ形成基板の1断面を示した図で、図2(b)は図2(a)のB1側からみた図である。 図3(a)は塗布用の針を用いた塗布を示した概略図で、図3(b)はインクジェット方式による塗布を示した図である。 数回の塗布を示した図である。 ITO膜の貫通欠陥の1例を示した図である。 レーザ光の照射装置によるレーザ光照射の1例を示した概略図である。 図7(a)はカラーフイルタ形成基板の1例の一部断面を示し、図7(b)は図7(a)のE1側からみた図である。 図7に示すカラーフイルタ形成基板を用いたMVAモードの液晶表示パネルの断面図である。
符号の説明
10 カラーフィルタ形成基板
11 透明基板(ここでは石英基板)
12 ブラックマトリクス
13a 第1の着色層
13b 第2の着色層
13c 第3の着色層
14 平坦化層
15 透明導電膜(ここではITO膜)
15A 凹部(ITO膜の欠損箇所)
15B 貫通孔部(ITO欠損箇所)
16 配向制御用突起
18 突起欠陥(黒欠陥とも言う)
20 基板ホルダー
30 XYステージ
40 レーザ光(ここでは355nm波長のYAGレーザ)
50 レーザ照射手段
51 対物レンズ
60 Z方向移動用ガイドレール
70A 塗布液
70、71 (修正用の)塗布膜
80 (居所的な)加熱
90 塗布用の針
91 針部
95 インクジェットノズル部

Claims (7)

  1. カラーフィルタ形成基板もしくは該カラーフィルタ形成基板を作製するための中間工程の基板におけるITO膜の欠損箇所を修正する、ITO膜の欠損修正方法であって、前記ITO膜の欠損箇所に、固形の導電性材(導電性粒子)を溶剤中に分散させた混合溶液を、塗布する塗布工程を、必要に応じて1回以上行い、あるいは、更に、必要に応じて、前記塗布工程で配設された導電膜を局所過熱する焼成工程を行い、前記ITO膜の欠損箇所に、透明、且つ、導電性の導電膜を配設することを特徴とするITO膜の欠損修正方法。
  2. 請求項1に記載のITO膜の欠損修正方法であって、前記固形の導電性材が、ITOであることを特徴とするITO膜の欠損修正方法。
  3. 請求項1ないし2のいずれか1項に記載のITO膜の欠損修正方法であって、前記焼成工程における加熱が、ハロゲンランプによる加熱であることを特徴とするITO膜の欠損修正方法。
  4. 請求項1ないし2のいずれか1項に記載のITO膜の欠損修正方法であって、前記焼成工程における加熱が、CO2 レーザによる加熱であることを特徴とするITO膜の欠損修正方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のITO膜の欠損修正方法であって、前記塗布工程における混合溶液の塗布方法が、塗布用の針によることを特徴とするITO膜の欠損修正方法。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のITO膜の欠損修正方法であって、前記塗布工程における混合溶液の塗布方法が、インクジェット方式によることを特徴とするITO膜の欠損修正方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のITO膜の欠損修正方法であって、前記カラーフィルタ形成基板は、透明基板上にブラックマトリクス、着色層、ITO膜、液晶間隔制御用の柱スペーサ、液晶の配向を制御するための配向制御用突起を、この順に、配設するもので、異物の除去、あるいは、ITO膜上の液晶間隔制御用の柱スペーサや配向制御用突起形成における突起欠陥の除去の際に用いるレーザ光の照射により、局所的に欠損したITO膜の欠損箇所や、ITO成膜時に発生するピンホールなどのITO膜の欠損箇所を、修正の対象とするものであることを特徴とするITO膜の欠損修正方法。

JP2006167374A 2006-06-16 2006-06-16 配向制御用突起の突起欠陥の修正方法 Expired - Fee Related JP4978072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006167374A JP4978072B2 (ja) 2006-06-16 2006-06-16 配向制御用突起の突起欠陥の修正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006167374A JP4978072B2 (ja) 2006-06-16 2006-06-16 配向制御用突起の突起欠陥の修正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007334122A true JP2007334122A (ja) 2007-12-27
JP4978072B2 JP4978072B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=38933645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006167374A Expired - Fee Related JP4978072B2 (ja) 2006-06-16 2006-06-16 配向制御用突起の突起欠陥の修正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4978072B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008009213A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Dainippon Printing Co Ltd レーザ光による欠陥修正方法
JP2015187979A (ja) * 2014-03-13 2015-10-29 ナガセケムテックス株式会社 透明導電膜の修復・再生方法及び透明導電積層体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08292442A (ja) * 1995-04-24 1996-11-05 Ntn Corp 液晶基板の欠陥修正方法および欠陥修正装置
JPH09307217A (ja) * 1996-05-13 1997-11-28 Ntn Corp 連続パターンの欠陥修正方法および欠陥修正装置
JP2002040674A (ja) * 2000-07-31 2002-02-06 Ntn Corp パターン修正装置
JP2005017486A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Toppan Printing Co Ltd 液晶表示装置用カラーフィルタの修正方法
JP2005063725A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd フラットパネルディスプレイの製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08292442A (ja) * 1995-04-24 1996-11-05 Ntn Corp 液晶基板の欠陥修正方法および欠陥修正装置
JPH09307217A (ja) * 1996-05-13 1997-11-28 Ntn Corp 連続パターンの欠陥修正方法および欠陥修正装置
JP2002040674A (ja) * 2000-07-31 2002-02-06 Ntn Corp パターン修正装置
JP2005017486A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Toppan Printing Co Ltd 液晶表示装置用カラーフィルタの修正方法
JP2005063725A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd フラットパネルディスプレイの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008009213A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Dainippon Printing Co Ltd レーザ光による欠陥修正方法
JP2015187979A (ja) * 2014-03-13 2015-10-29 ナガセケムテックス株式会社 透明導電膜の修復・再生方法及び透明導電積層体
TWI679655B (zh) * 2014-03-13 2019-12-11 日商長瀨化成股份有限公司 透明導電膜之修復、再生方法及透明導電積層體

Also Published As

Publication number Publication date
JP4978072B2 (ja) 2012-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4924192B2 (ja) 透明導電性膜付きカラーフィルタ基板の欠陥修正方法および透明導電性膜付きカラーフィルタ基板
US6828069B1 (en) Method for correcting defects on color filter
KR101214045B1 (ko) 액정 디스플레이 패널의 휘점 리페어 방법 및 장치
WO2016086452A1 (zh) 用于制作彩色滤光片的方法、彩色滤光片及液晶面板
JP4978072B2 (ja) 配向制御用突起の突起欠陥の修正方法
WO2007018038A9 (ja) 突起部除去工程を含む基板の製造方法並びにカラーフィルタ突起修正方法及び装置
JP2004053971A (ja) カラーフィルタの製造方法およびカラーフィルタ修正用装置
JP2010054580A (ja) フェムト秒レーザによる液晶パネルの欠陥修復方法
JP2000031013A5 (ja)
JP5146362B2 (ja) 偏光板の輝点欠陥修正用インク及びこれを用いた偏光板修正方法
JP5261938B2 (ja) レーザ光による欠陥修正方法
JP5212681B2 (ja) カラーフィルタ形成基板の欠陥修正方法
JP2007333972A (ja) レーザ光による欠陥修正方法および欠陥修正装置
JP4872673B2 (ja) カラーフィルタ形成基板の欠陥修正方法およびカラーフィルタ形成基板
JP4923787B2 (ja) レーザ光による欠陥修正方法
JP2010015072A (ja) カラーフィルタ基板の修復方法とその装置
JP2004077904A (ja) カラーフィルタの製造方法
JP6204185B2 (ja) 表示装置および表示装置の欠陥修正方法
JP5182126B2 (ja) カラーフィルタ基板の修正方法
KR100751709B1 (ko) 액정표시장치의 컬러필터 수정장치 및 방법
JP5488170B2 (ja) カラーフィルタの修正方法及びカラーフィルタ
JP2001183668A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP2007334123A (ja) パターン修正方法およびパターン修正装置
JP2008158305A (ja) 表示装置および表示装置の欠陥修復方法
JP2006337946A (ja) 液晶カラーフィルタの欠陥除去方法および欠陥除去された液晶パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120321

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4978072

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees