JP2015187939A - 車両用ヘッドライトのデフロスト構造 - Google Patents

車両用ヘッドライトのデフロスト構造 Download PDF

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Abstract

【課題】密閉構造に形成された筐体内をLED光源の熱によりデフロストさせる。
【解決手段】密閉構造の筐体10内に収容されているLED光源2がヒートパイプ40を介してヒートシンク20と熱的に接続されるように構成された車両用ヘッドライト1のデフロスト構造において、ヒートシンク20は筐体10の後方壁部を形成するベース板21から前方へ向けて突出するとともに上下方向に延びる板状に形成された複数のフィン22を有し、筐体10の天井部11b付近には、フィン22によって温められた空気をアウターレンズ12の内表面12a側へ通気可能にさせる気体流路Xが設けられ、フィン22における上方部分22aの前方端22cが気体流路付近に配置されるように構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用ヘッドライトのデフロスト構造に関するものである。
従来、車両用ヘッドライトはユニット化された状態で車体フレームに取り付けられることが周知である。ユニット化された車両用ヘッドライトでは、光源を収容する内部空間が封止されるように密閉構造に形成された筐体を備える構成や、内部空間に外気を取り込めるように筐体の一部を開口させた構成がある。
また、ヘッドライト用光源として、従来から採用されているハロゲンランプに加え、フィラメントのない光源が採用されている。例えば、アーク放電により発光するHIDランプや、LED光源などがある。下記の特許文献1と特許文献2には、LED光源を採用した車両用ヘッドライトの構成例が開示されている。
特許文献1に記載された車両用ヘッドライトは、LED光源を収容するハウジングの内部が防水状態に保たれるように密閉構造に形成された筐体を備えている。ハウジング背面には開口部が設けられており、その開口部にヒートシンクの基部が嵌め込まれている。また、放熱性能を向上させるために、ヒートシンクのフィンが筐体の外側に露出されている。さらに、筐体内ではLED光源が柔軟性を有する熱伝導部材を介してヒートシンクと熱的に接続されており、熱伝導部材はヒートシンクの基部に取り付けられている。
特許文献2に記載された車両用ヘッドライトでは、LED光源がループ型ヒートパイプを介してヒートシンクと熱的に接続されるように構成されている。ヒートシンクは放熱板であるベース板の内面側にヒートパイプ固定溝が設けられている。つまり、ベース板がハウジングの開口部に嵌め込まれた状態では、ベース板にヒートパイプが取り付けられ、ベース板の外面側に設けられた多数の放熱フィンが筐体の外側に露出している。
さらに近年では、照射光としてレーザ光を用いた車両用ヘッドライトが開発されている。例えば、ヘッドライト用光源として半導体レーザ(LD)と蛍光体とを採用したものでは、半導体レーザの発したレーザ光を蛍光体で励起させて車両の前方に向けて照射するように構成されている。
特開2009−87620号公報 特開2006−164967号公報
ところで、LED光源の発する白色光はハロゲンランプよりも赤外線が少ない。そのため、特許文献1と特許文献2に記載された構成では、LED光源が発した光により筐体の内壁面や反射板やアウターレンズの内表面などが温まりにくい。ところが、LED光源はハロゲンランプに比べて発熱量は少ないが、筐体内においてLED光源が局所的な高温部材となる。
さらに、筐体が密閉構造に形成されている場合には筐体外部の空気を取り込むことができず、筐体内で表面結露が発生しやすくなる。例えば、冬季などで車外の気温が比較的に低い場合には、アウターレンズの表面温度が露点温度まで低下してアウターレンズの内表面で結露を生じる可能性がある。加えて、上述したようにヘッドライト用光源がLEDである場合には筐体内の温度が上昇しにくいため、筐体内の相対湿度が低下しにくい。
したがって、特許文献1と特許文献2に記載された構成では、表面結露により生じた水滴が筐体内に残存してしまう可能性がある。その水滴がアウターレンズの内表面に付着していることによりアウターレンズに入射する光を乱反射させてしまう。つまり、アウターレンズに付着した水滴が妨げとなり車両前方への照射光が弱くなってしまう。また、特許文献1に記載された構成のように、筐体内でアウターレンズの内表面により区画される空間にLED光源が露出している場合には、アウターレンズの内表面で凝縮された水滴がLED光源に触れてしまう可能性がある。この場合には、水滴によりLED光源の故障や動作不良が生じて耐久性を悪化させる虞がある。
この発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、LED光源を冷却することができるとともに、LED光源を発光させることにより筐体内をデフロストすることができる車両用ヘッドライトのデフロスト構造を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、この発明は、密閉構造に形成された筐体内に収容されているLED光源がヒートパイプを介して前記筐体の壁部を形成するヒートシンクと熱的に接続されるように構成された車両用ヘッドライトのデフロスト構造において、前記ヒートシンクは、前記筐体内に設けられた反射部材の背面と対向するように前記筐体の後方部分に設けられて前記壁部を形成するベース板と、前記ベース板から前方へ向けて突出するとともに、前記筐体の内部に配置された複数の放熱部材とを有し、前記反射部材の上端と前記筐体の天井部との間には、前記放熱部材によって温められた空気を前記筐体の前方部分に設けられたアウターレンズの内表面へ通気可能にさせる気体流路が設けられ前記放熱部材は、上方部分の前方端が前記気体流路付近に配置されていることを特徴とするものである。
この発明は、上記発明の構成に加え、前記放熱部材の表面積は、前記上方部分が下方部分よりも大きいことを特徴とする車両用ヘッドライトのデフロスト構造である。
この発明は、上記発明の構成に加え、前記放熱部材は、上下方向に延びる板状に形成され、上下方向長さが前後方向長さよりも長く、かつ前後方向長さは、前記上方部分が下方部分よりも長いことを特徴とする車両用ヘッドライトのデフロスト構造である。
この発明は、上記発明の構成に加え、前記ヒートパイプは、前記ヒートシンクの前記放熱部材に取り付けられていることを特徴とする車両用ヘッドライトのデフロスト構造である。
この発明は、上記発明の構成に加え、前記ベース板は、前面が前記筐体の内壁面を形成し、かつ後面が前記筐体の外壁面を形成し、前記放熱部材は、前記前面から突出するように構成され、前記ヒートパイプは、前記ヒートシンクの前記ベース板に取り付けられていることを特徴とする車両用ヘッドライトのデフロスト構造である。
この発明は、上記発明の構成に加え、前記ヒートシンクは、前記ベース板から後方へ向けて突出するとともに前記筐体の外部に配置された複数の外側放熱部材をさらに有することを特徴とする車両用ヘッドライトのデフロスト構造である。
この発明は、上記発明の構成に加え、前記外側放熱部材は、上下方向に延びる板状に形成され、上下方向長さが前後方向長さよりも長く、かつ前後方向長さは、上方部分が下方部分よりも長いことを特徴とする車両用ヘッドライトのデフロスト構造である。
この発明によれば、密閉構造の筐体において、LED光源の冷却性能を向上させることができるとともに、アウターレンズの内表面を霜取り(デフロスト)することができる。また、放熱部材によって煙突効果が生じるため筐体内で自然対流が生じて内部空間への熱拡散を促進できる。さらに、放熱部材における上方部分の前方端が気体流路付近に配置されているため、温められた空気を気体流路からアウターレンズの内表面側へ流しやすい向きの自然対流を生じさせることができる。加えて、反射部材の後方側で温められた空気が反射部材の前方側に配置されたアウターレンズの内表面へ向かわせやすくさせることができる。
この発明によれば、上記効果に加え、放熱部材における下方部分の熱容量が上方部分よりも小さいので、下方部分が上方部分よりも早く温度上昇するため煙突効果が促進される。
この発明によれば、上記効果に加え、板状の放熱部材が上下方向に延びているので、上方へ向かう気流を促進できる。また、放熱部材は上下方向長さが前後方向長さよりも長いので煙突効果を促進できる。さらに、放熱部材の上方部分が下方部分よりも長いため、放熱部材から流出する温められた空気が気体流路へ向けて流れやすくなる。
この発明によれば、上記効果に加え、ヒートパイプが放熱部材に取り付けられているため、放熱部材から筐体内への放熱性能を向上させることができる。
この発明によれば、上記効果に加え、ヒートパイプがベース板に取り付けられているため、ベース板の後面から筐体外への放熱性能を向上させることができる。
この発明によれば、上記効果に加え、外側放熱部材から筐体外への放熱量を増大させることができる。
この発明によれば、上記効果に加え、外側放熱部材による煙突効果が生じるので筐体外への放熱性能を向上させることができる。さらに、外側放熱部材における下方部分の熱容量が上方部分よりも小さいので、下方部分が上方部分よりも早く温度上昇するため外側放熱部材での煙突効果が促進される。
第一実施例における車両用ヘッドライトのデフロスト構造を模式的に示した説明図である。 図1に示す筐体内の構成例を示した斜視図である。 図2に示す構成例を備えた車両用ヘッドライトの断面を示し、デフロスト構造により筐体内で生じる自然対流を示した説明図である。 筐体内の空気状態を説明するための空気線図である。 第二実施例における車両用ヘッドライトのデフロスト構造を模式的に示した説明図である。 図5に示す筐体内の構成例を示した斜視図である。 第三実施例における車両用ヘッドライトのデフロスト構造を模式的に示した説明図である。 図7に示す筐体内の構成例を示した斜視図である。
以下、図面を参照して、この発明に係る車両用ヘッドライトのデフロスト構造を具体例に基づいて説明する。
まず、図1を参照して、第一実施例における車両用ヘッドライトのデフロスト構造について説明する。図1に示すように、車両用のヘッドライト1は、密閉構造に形成された筐体10の内部にLED光源2と反射部材3とを収容している。LED光源2は、いわゆるLEDパッケージと称される周知の構成を備え、筐体10の内部空間に露出している。筐体10の内部では、発熱部であるLED光源2と放熱部であるヒートシンク20とがヒートパイプ40を介して熱的に接続されている。
筐体10は、ハウジング11を主体に構成され、ハウジング11の前方開口部に取り付けられたアウターレンズ12と、ハウジング11の後方開口部に取り付けられたヒートシンク20とを備えている。アウターレンズ12は筐体10の前方部分に設けられ、ヒートシンク20が筐体10の後方部分に設けられている。
図1に示すように、ハウジング11は前後方向に延びる底部11aおよび天井部11bを備え、前後両側が開口した形状に形成されている。アウターレンズ12とハウジング11との接続部分はシール構造に形成され、ハウジング11の前方開口部がアウターレンズ12によって閉塞されている。アウターレンズ12は上方部分から下方部分へ向けて前方側に配置される形状に形成されている。また、ハウジング11の後方開口部がヒートシンク20によって閉塞されている。筐体10の後方壁部が金属製のヒートシンク20により形成されている。
ヒートシンク20は、基部であるベース板21と、ベース板21の片面のみから突出する複数のフィン22とを備えている。フィン22は板状に形成され、フィン22同士が対向するように配置されている。図1に示すように、ヒートシンク20は、ベース板21がハウジング11の後方開口部を塞ぐように嵌め込まれ、複数のフィン22がベース板21の前面21aから前方へ向けて突出するように配置される。フィン22が筐体10の内部空間に露出し、かつベース板21の後面21bが筐体10の外側に露出するように構成されている。なお、第一実施例のヒートシンク20では、ベース板21の後面21bに放熱用のフィンが設けられていない。また、フィン22は、板状の放熱部材の他に、棒状の放熱部材により構成されてもよい。
さらに、ヒートシンク20とハウジング11との接続部分はシール構造に形成されている。図1に示すように、ヒートシンク20のベース板21がハウジング11の後方開口部に嵌め込まれた状態でボルト31によってハウジング11に固定されている。また、後方開口部に嵌め込まれたベース板21とハウジング11との間にシール材32が設けられている。シール材32はベース板21とハウジング11とに挟まれている。シール材32を挟み込んだ状態でベース板21がボルト31によりハウジング11に固定されている。
例えば、ヒートシンク20の上方部分では、ベース板21の前面21aとハウジング11とがシール材32を挟み込んだ状態でボルト31が筐体10の外側からベース板21の上方部分およびシール材32を貫通してハウジング11に係合するように構成されている。さらに、ハウジング20の下方部分では、ベース板21の後面21bとハウジング11とがシール材32を挟み込んだ状態でボルト31が筐体10の外側からハウジング11に係合するとともにハウジング11およびシール材32を貫通してベース板21の下方部分に係合するように構成されている。
また、筐体10の後方壁部となるベース板21の前方には、反射部材3が配置されている。反射部材3はLED光源2の発した光を前方のアウターレンズ12へ向けて反射する反射板である。筐体10内のLED光源2は上方へ向けて光を放射するように配置されている。図1に示すように、反射部材3はLED光源2の上方に配置され、上下方向でLED光源2とハウジング11の天井部11bとの間に配置されている。
反射部材3は、下方部分から上方部分の上端3aに向けてLED光源2の後方から前方へ延びる形状(アーチ状)に形成されている。すなわち、前方側の反射面3bおよび後方側の背面3cが上述したアーチ状に形成されている。また、ヒートシンク20は、ベース板21の前面21aが反射部材3の背面3cと対向するように反射部材3の後方側に配置され、フィン22がベース板21の前面21aから反射部材3の背面3cに向けて延びている。さらに、反射部材3の上端3aは反射部材3のうち最も前方に配置された端部を形成している。
また、反射部材3は上端3aがハウジング11の天井部11bから離れて配置されており、その上端3aと天井部11bとの隙間によって気体流路Xが形成されている。つまり、気体流路Xは上下方向で筐体10内の天井部11b付近に設けられている。要するに、気体流路Xとは、ヒートシンク20のフィン22によって温められた筐体10内の空気をアウターレンズ12の内表面(以下「レンズ内表面」という)12a側へ向けて通気可能にさせる隙間である。
図1に示すように、気体流路Xによって、反射部材3の反射面3bとレンズ内表面12aとが対向する領域の内部空間Aと、反射部材3の背面3c側であってヒートシンク20のフィン22が配置されている領域の内部空間Bとが通気可能に繋がっている。複数のフィン22は内部空間Bに露出している。
また、第一実施例では、ヒートパイプ40がLED光源2の熱をヒートシンク20のフィン22へ熱輸送するように構成されている。ヒートパイプ40は金属製の密閉容器内に相変化する作動液が封入された構成を備えている。つまり、ヒートパイプ40は潜熱を利用して熱輸送する周知の構成を備えている。LED光源2はハウジング11の底部11aに設けられた集熱部材4上に設けられている。集熱部材4は熱伝導性が高い材質や構造により構成されている。例えば、集熱部材4が直方体状の集熱ブロックにより構成されている。したがって、ヒートパイプ40は、一方の端部側が集熱部材4に取り付けられて蒸発部40aを形成し、かつ他方の端部側がフィン22に取り付けられて凝縮部40bを形成している。
ここで、図2を参照して、ヒートシンク20とヒートパイプ40について詳細に説明する。図2に示すように、ヒートシンク20のベース板21は上下方向で立たせたように配置され、かつ反射部材3の後方に配置されている。板状のフィン22は上下方向に立たせたように配置され、かつ複数のフィン22同士が左右方向で対向している。フィン22同士が対向する領域内が気体流路Yを形成している。つまり、気体流路Yは上下方向に連通している。また、フィン22の上下方向長さは前後方向長さよりも大きく形成されている。望ましくは、フィン22は板形状のアスペクト比が大きくなるように形成されている。つまり、複数のフィン22が上下方向に延びるように形成されている。例えば、板状のフィン22と柱状のフィン22とを比較した場合、板状のフィン22のほうが上方への気流を促進できる。したがって、フィン22が板状の放熱部材であることが好ましい。
さらに、フィン22の前方端22cは反射部材3の背面3cに沿った形状に形成されている。すなわち、フィン22の前後方向長さは上方部分22aが下方部分22bよりも大きく形成されている。例えば、図2に示すように、上下方向でフィン22の上方部分22aが反射部材3の上端3aよりも上方に配置され、かつ前後方向で上方部分22aの前方端22cは反射部材3の上端3aよりも後方に配置されている。また、図示しないが、フィン22と反射部材3との位置関係として、前後方向でフィン22における上方部分22aの前方端22cは反射部材3の上端3aよりも前方に配置されてもよい。要は、フィン22における上方部分22aの前方端22cが後述する気体流路X付近に配置されていればよい。なお、図2では、反射部材3の背面3cと、ベース板21の後面21bが見えていない。
各フィン22には、ヒートパイプ40を挿入させる貫通孔が左右方向に貫通して設けられている。ヒートパイプ40はコ字状に形成され、蒸発部40aおよび凝縮部40bが左右方向に延びるように配置されている。ヒートパイプ40の凝縮部40bは、各フィン22に設けられた貫通孔に挿入されて各フィン22と接触している。
また、LED光源2は集熱部材4の上面に左右方向に二つ並んで配置されている。集熱部材4は上面が長方形状に形成され、その長手方向が左右方向を向くように配置されている。ヒートパイプ40の蒸発部40aは集熱部材4のうち長手方向に延びる面に接触している。なお、LED光源2は、四角形の基板上に設けられたLEDチップが図示しない電子回路に接続されており、電子回路内に電流が流されることによって発光するように構成されている。
また、第一実施例における車両用ヘッドライトのデフロスト構造では、ヒートパイプ40が一本であってもよく、あるいは複数本であってもよい。図2に示す例では、ヒートパイプ40が二本のヒートパイプ41,42を含むように構成されている。第一ヒートパイプ41は、蒸発部41aが集熱部材4の前方側面に接触しているとともに凝縮部41bが各フィン22の上方部分22aに接触するように構成されている。第二ヒートパイプ42は、蒸発部42aが集熱部材4の後方側面に接触しているとともに凝縮部42bが各フィン22の下方部分22bに接触するように構成されている。さらに、フィン22において、第一ヒートパイプ41が取り付けられている上方部分22aの表面積は、第二ヒートパイプ42が取り付けられている下方部分22bの表面積よりも大きく形成されている。
例えば、ヘッドライト1を点灯時、LED光源2で生じた熱が集熱部材4へ熱伝達される。LED光源2が集熱部材4の上面中央に配置されていることにより、その熱は集熱部材4の上面中央から集熱部材4内の全体に広がるように熱伝導する。また、集熱部材4の熱はヒートパイプ40によってヒートシンク20に輸送されてフィン22で筐体10内に放熱される。要するに、ヘッドライト1はLED光源2がヒートスポットとならないように筐体10内に熱拡散させるように構成されている。
ここで、図3を参照して、筐体10の内部空間で生じる自然対流について説明する。図3に示す白抜き矢印は、LED光源2の熱をフィン22から放熱することにより生じる自然対流C1を示している。フィン22が上下方向に延びて気体流路Yを形成しているため、内部空間B内の気体がフィン22により温められることにより気体流路Y内で煙突効果を生じて上向きの自然対流C1が生じる。その結果、気体流路Y内で温められた空気がフィン22の上方部分22aから気体流路Y外へ流れ出ることにより自然対流C2が生じる。
フィン22は上下方向長さが上方部分22aの前後方向長さよりも大きく形成されているため、気体流路Y内における煙突効果を促進させることができる。さらに、フィン22は、表面積の相違に基づいて下方部分22bが上方部分22aよりも熱容量が小さいため、下方部分22bが上方部分22aよりも先に温度上昇する。そのため、気体流路Y内で上向きの自然対流C1が生じやすくなる。
また、図3に示すように、フィン22の前後方向長さは上方部分22aが下方部分22bよりも長く形成されている。前方端22cが反射部材3の背面3cに沿う形状に形成されている。そのため、フィン22における上方部分22aの前方端22c付近では、前方へ向けて流れる自然対流C2が生じる。さらに、フィン22の上方部分22aは前方端22cが反射部材3の上端3a付近に配置されているため、前後方向で反射部材3の上端3a付近ではベース板21側よりも前方へ強く流れる自然対流C2が生じる。その結果、内部空間Bから気体流路Xを通過して内部空間A内に流れ込む自然対流C3が生じる。図3に示す自然対流C3は内部空間A内で下方に向けて流れるとともに前方へ向けて流れる。
したがって、フィン22によって温められた空気HGは、フィン22の上方部分22aから上方に流れ出てハウジング11の天井部11b付近に集中している。自然対流C2によって内部空間B内の温かい空気HGを気体流路Xへ向けて流すことができる。すなわち、天井部11b付近の温かい空気HGを前方へ向く自然対流C2によって気体流路Xへ向かわせることを促進できる。要するに、自然対流C2によってハウジング11の天井部11bよりも下方に形成された気体流路Xに温かい空気HGを流すことができる。
さらに、内部空間A内の自然対流C3はアウターレンズ12に向けて流れる。つまり、自然対流C3に含まれる温かい空気がレンズ内表面12aに接触する。その結果、自然対流C3がレンズ内表面12aに触れて熱を奪われることにより、内部空間A内で下方へ向かう自然対流C4が生じる。つまり、自然対流C4は自然対流C3よりも冷たい空気である。
したがって、筐体10内で生じる自然対流C1,C2,C3を利用してLED光源2の発した熱をレンズ内表面12aへ輸送することができる。すなわち、LED光源2の発した熱でレンズ内表面12aを温めることができる。さらに、自然対流C4が内部空間A内でハウジング11の底部11aへ向けて流れるため、自然対流C4によりLED光源2を空冷することができる。さらに、ヘッドライト1ではレンズ内表面12aにおいて上方部分が後方側に配置される形状に形成されているため、気体流路Xを通過した自然対流C3がレンズ内表面12aに触れやすい構造に構成されている。
要するに、LED光源2の発した熱を筐体10の内部空間全体に亘って熱拡散させることができる。さらに、内部空間Bに露出するヒートシンク20のフィン22によって生じる自然対流によって熱拡散を促進させることができる。したがって、筐体10内の空気温度を上昇させることができる。そのため、筐体10の内部空気が加熱されることにより筐体10の壁部を介して筐体10内の熱を筐体10外へ放熱しやすくなる。つまり、筐体10の壁部を介した放熱過程において、レンズ内表面12aの温度を上昇させることができる。
ここで、図4を参照して、筐体10内の空気状態について説明する。図4は空気線図である。ヘッドライト1が消灯している場合を状態(以下「消灯状態」という)Iとし、ヘッドライト1が点灯している場合を状態(以下「点灯状態」という)IIとする。
図4に示すように、例えば、消灯状態Iの筐体10内では、温度T1が20℃、相対湿度RH1が50%、露点温度DPは9.6℃となる。そして、消灯状態 Iから点灯状態IIに遷移すると、図3を参照して上述したようにLED光源2の熱が筐体10内に熱拡散される。図4に示すように、点灯状態IIの筐体10内では、温度T2が30℃、相対湿度RH2が28%、露点温度DPは9.6℃である。
したがって、点灯状態IIでは、LED光源2が発光する際に生じる熱をフィン22で筐体10内に放熱することにより筐体10内の空気が加熱される。筐体10の内部空気が加熱されることにより図4に示す空気線図上では右側に移動して相対湿度が低下する。つまり、ヘッドライト1を点灯すると筐体10内の相対湿度が低下するため、レンズ内表面12aを霜取り(デフロスト)することができる。さらに、点灯状態IIでは温度30℃の内部空気が流体流路Xから内部空間A内に流れ込むことになる。つまり、点灯状態IIにおいて、消灯状態Iの内部空気よりも温かい30℃の空気がレンズ内表面12aに触れることになるため、レンズ内表面12aの表面温度が露点温度9.6℃まで低下することを低減できる。筐体10内で生じる自然対流によってレンズ内表面12aが温められるため、レンズ内表面12aを霜取りすることができる。
以上説明したように、第一実施例における車両用ヘッドライトのデフロスト構造によれば、LED光源の熱を利用して筐体内に露出するフィンで自然対流を生じさせることによって、筐体の内部空間全体に亘って効果的に熱拡散できる。加えて、その自然対流によりアウターレンズの内表面を霜取り(デフロスト)することができる。さらに、筐体内に露出するフィンにヒートパイプが取り付けられていることにより、LED光源からの熱輸送効率が向上するとともに筐体内への放熱性能が向上する。つまり、密閉構造の筐体において、LED光源の冷却性能を向上させることができるとともに、アウターレンズの内表面をデフロストすることができる。また、筐体内の空気が全体的に温められるため筐体壁部が全体的に温度上昇し、その筐体全体で外部へ放熱することができる。
次に、図5,図6を参照して、第二実施例における車両用ヘッドライトのデフロスト構造について説明する。第二実施例は、上述した第一実施例とは、ヒートシンクとヒートパイプとの接続箇所が異なるように構成されている。なお、第二実施例の説明では、第一実施例と同様の構成については説明を省略してその参照符号を引用する。
図5に示すように、第二実施例のヘッドライト200では、ヒートシンク50のベース板51にヒートパイプ40が取り付けられるように構成されている。第二実施例では、ヒートパイプ40の凝縮部40bがベース板51に接触している。なお、第二実施例のヒートシンク50は、第一実施例のヒートシンク20とはヒートパイプ40の取り付け部分が異なるのみであり、その他の構成はヒートシンク20と同様である。
具体的には、ヒートシンク50のベース板51には、ヒートパイプ40の凝縮部40bを挿入させる挿入孔が設けられている。図6に示すように、ヒートシンク50のベース板51には、右方側面にヒートパイプ40の凝縮部40bが挿入される挿入口が形成されている。さらに、ベース板51に設けられた挿入孔は挿入口から左方へ延びるように形成されている。
また、図6に示す例では、ヒートパイプ40が二本のヒートパイプ41,42を含むように構成されている。第一ヒートパイプ41の凝縮部41bはベース板51の上方部分に接触するように構成されている。第二ヒートパイプ42の凝縮部42bはベース板51の下方部分に接触するように構成されている。
第二実施例のデフロスト構造では、ヒートパイプ40によってLED光源2からヒートシンク50へ輸送された熱が、ベース板51に熱伝達されて、ベース板51から複数のフィン52へ熱伝導するように構成されている。つまり、ベース板51の後面51bから筐体10の外部へ放熱されるとともに、ベース板51から前面51a側のフィン52に熱伝導してフィン52から筐体10内の内部空間Bに放熱されるように構成されている。したがって、第二実施例ではベース板51がフィン52よりも早く温度上昇するため、ベース板51の後面51bから筐体10の外部へ放熱される熱量が第一実施例よりも多くなる。
以上説明した通り、第二実施例における車両用ヘッドライトのデフロスト構造によれば、第一実施例の効果に加えて、第一実施例よりも筐体外部への放熱性能を向上させることができる。つまり、筐体内に露出するフィンにより自然対流を生じさせて熱拡散させるとともに、LED光源の冷却性能を向上させることができる。
次に、図7,図8を参照して、第三実施例における車両用ヘッドライトのデフロスト構造について説明する。第三実施例は、上述した第二実施例とは異なり、ヒートシンクの両面側にフィンが設けられた構成を備えている。なお、第三実施例の説明では、第一実施例あるいは第二実施例と同様の構成については説明を省略してその参照符号を引用する。
図7に示すように、第三実施例のヘッドライト300では、ヒートシンク60はベース板61の後面61bから後方に向けて突出する板状の外側フィン63を複数備えている。外側フィン63は筐体10の外側に露出するように構成されている。また、ベース板61の前面61a側には筐体10の内部に配置されるフィン62が設けられている。なお、第三実施例のヒートシンク60は、第二実施例のヒートシンク50とは外側フィン63の有無が異なるのみであり、その他の構成はヒートシンク50と同様である。
図8に示すように、ヒートシンク60の外側フィン63は上下方向に立たせたように配置されている。つまり、複数の外側フィン63が上下方向に延びるように形成されている。また、複数の外側フィン63同士が左右方向で対向している。外側フィン63同士が対向する領域内が気体流路Zを形成している。気体流路Zは上下方向に連通している。
例えば、外側フィン63の上下方向長さは前後方向長さよりも大きく形成されている。望ましくは、外側フィン63はアスペクト比が大きくなるように形成されている。また、外側フィン63の前後方向長さは上方部分が下方部分よりも長く形成されている。なお、外側フィン63の上方部分と下方部分とが同じ前後方向長さに形成されてもよい。
第三実施例のデフロスト構造では、ヒートパイプ40を介してLED光源2の熱がヒートシンク60のベース板61に輸送されるとともに、ベース板61から内部空間Bに露出するフィン62および筐体10の外部空間に露出する外側フィン63に熱伝導するように構成されている。つまり、フィン62から筐体10内の内部空間Bに放熱されるとともに、外側フィン63から筐体10の外部空間へ放熱されるように構成されている。したがって、外側フィン63による気体流路Z内で煙突効果が生じるため、筐体10外部への放熱性能が第二実施例よりも向上する。
以上説明した通り、第三実施例における車両用ヘッドライトのデフロスト構造によれば、第一実施例の効果に加えて、第二実施例よりも筐体外部への放熱性能を向上させることができる。つまり、LED光源の冷却性能が第二実施例よりも向上する。
なお、この発明に係る車両用ヘッドライトのデフロスト構造は、前述した各実施例に限定されず、発明の目的を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、集熱部材がベーパチャンバ(平板型ヒートパイプ)により構成されてもよい。ベーパチャンバの内部構造は、従来から知られている構造に構成されてよい。ベーパチャンバの密閉された内部空間に少量の作動液が収容されているとともにウィックが設けられている。
さらに、この発明はLED光源を採用したヘッドライトを対象とするものであり、ヘッドライトが搭載された車両は特に限定されない。つまり、この発明を適用できる車両とは、例えば自動車や鉄道車両や船舶や航空機など人や物を輸送する乗り物のことである。
1…ヘッドライト、 2…LED光源、 3…反射部材、 3a…上端、 3b…反射面、 3c…背面、 4…集熱部材、 10…筐体、 11…ハウジング、 12…アウターレンズ、 12a…内表面(レンズ内表面)、 20…ヒートシンク、 21…ベース板、 21a…前面、 21b…後面、 22…フィン、 22a…上方部分、 22b…下方部分、 22c…前方端、 40…ヒートパイプ、 40a…蒸発部、 40b…凝縮部、 63…外側フィン、 A,B…内部空間、 X,Y,Z…気体流路。
上記の課題を解決するために、この発明は、密閉構造に形成された筐体内に収容されているLED光源がヒートパイプを介して前記筐体の壁部を形成するヒートシンクと熱的に接続されるように構成された車両用ヘッドライトのデフロスト構造において、前記ヒートシンクは、前記筐体内に設けられた反射部材の背面と対向するように前記筐体の後方部分に設けられて前記壁部を形成するベース板と、上下方向に延びる板状に形成され、前記ベース板から前方へ向けて突出するとともに、前記筐体の内部に配置された複数の放熱部材とを有し、前記反射部材は、下方部分から上端に向けて前記LED光源の後方から前方へ延びる湾曲状に形成され、前記反射部材の上端と前記筐体の天井部との間には、前記放熱部材によって温められた空気を前記筐体の前方部分に設けられたアウターレンズの内表面へ通気可能にさせる気体流路が設けられ、前記放熱部材は、前方端が前記反射部材の背面に沿った形状に形成され、かつ上方部分の前方端が前記気体流路付近に配置され、前記放熱部材の表面積は、前記上方部分が下方部分よりも大きいことを特徴とするものである。
この発明は、上記発明の構成に加え、前記放熱部材は、上下方向長さが前後方向長さよりも長く、かつ前後方向長さは、前記上方部分が下方部分よりも長いことを特徴とする車両用ヘッドライトのデフロスト構造である。

Claims (7)

  1. 密閉構造に形成された筐体内に収容されているLED光源がヒートパイプを介して前記筐体の壁部を形成するヒートシンクと熱的に接続されるように構成された車両用ヘッドライトのデフロスト構造において、
    前記ヒートシンクは、
    前記筐体内に設けられた反射部材の背面と対向するように前記筐体の後方部分に設けられて前記壁部を形成するベース板と、
    前記ベース板から前方へ向けて突出するとともに、前記筐体の内部に配置された複数の放熱部材とを有し、
    前記反射部材の上端と前記筐体の天井部との間には、前記放熱部材によって温められた空気を前記筐体の前方部分に設けられたアウターレンズの内表面へ通気可能にさせる気体流路が設けられ、
    前記放熱部材は、上方部分の前方端が前記気体流路付近に配置されている
    ことを特徴とする車両用ヘッドライトのデフロスト構造。
  2. 前記放熱部材の表面積は、前記上方部分が下方部分よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の車両用ヘッドライトのデフロスト構造。
  3. 前記放熱部材は、上下方向に延びる板状に形成され、上下方向長さが前後方向長さよりも長く、かつ前後方向長さは、前記上方部分が下方部分よりも長いことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ヘッドライトのデフロスト構造。
  4. 前記ヒートパイプは、前記ヒートシンクの前記放熱部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両用ヘッドライトのデフロスト構造。
  5. 前記ベース板は、前面が前記筐体の内壁面を形成し、かつ後面が前記筐体の外壁面を形成し、
    前記放熱部材は、前記前面から突出するように構成され、
    前記ヒートパイプは、前記ヒートシンクの前記ベース板に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ヘッドライトのデフロスト構造。
  6. 前記ヒートシンクは、前記ベース板から後方へ向けて突出するとともに前記筐体の外部に配置された複数の外側放熱部材をさらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車両用ヘッドライトのデフロスト構造。
  7. 前記外側放熱部材は、上下方向に延びる板状に形成され、上下方向長さが前後方向長さよりも長く、かつ前後方向長さは、上方部分が下方部分よりも長いことを特徴とする請求項6に記載の車両用ヘッドライトのデフロスト構造。
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