JP2015185841A - 圧電素子及びこれを含む圧電振動子 - Google Patents

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範 錫 金
Beom-Seok Kim
範 錫 金
京 美 金
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京 美 金
丞 鎬 李
Seung-Ho Yi
丞 鎬 李
勁 ▲録▼ 金
Kyung-Lock Kim
勁 ▲録▼ 金
正 旭 徐
Jung Wook Seo
正 旭 徐
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Abstract

【課題】クラックの発生を低減できる圧電素子及びこれを含む圧電振動子を提供する。
【解決手段】圧電素子は、複数のセラミック層111が積層されて形成される圧電体110と、それぞれのセラミック層表面に形成される内部電極120と、内部電極120を保護するために圧電体110の上下部にそれぞれ形成される一対のカバー層130と、を含み、少なくとも一つのカバー層130は、複数の結晶粒131と、複数の結晶粒131の間の境界に配置され、カバー層内のクラックの拡散を抑制するクラック抑制粒子132と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電素子及びこれを含む圧電振動子に関する。
タッチパネル、タッチキーボード等は、電子機器に装着されて、文字や絵を入力する際にユーザの手先に振動を与えることができる。このように、ユーザが文字や絵を入力しているとの触覚フィードバックを与える機能をヘプティック(haptic)と言う。
ヘプティックデバイスは、透明性を有するタッチパネルが画像を表示するLCD等の画像表示装置に密着して配置されて、ユーザがタッチパネルを介して、画像を見ながらタッチパネルを圧迫操作する場合、振動モータまたは圧電アクチュエータのような振動発生手段によりタッチパネルに振動感が印加されることにより、ユーザに振動感が伝達される構造を採用している。
振動モータを用いる場合、反応速度が遅いため、速いタッチを必要とする機器に適用することは困難である。これに対し、圧電アクチュエータは反応速度が速く、且つ様々な周波数の実現が可能であるとの利点がある。
圧電アクチュエータとしてセラミック圧電体を用いることができる。セラミック圧電体が、圧電特性により振動する場合、圧電体をなすセラミック層にクラックが発生する等の問題点がある。
本発明の背景技術は、大韓民国公開特許公報第10-2011-0131632号(2011.12.07、ヘプティックデバイス)に開示されている。
大韓民国公開特許第10−2011−0131632号公報
本発明の目的は、クラックの発生を低減できる圧電素子及びこれを含む圧電振動子を提供することにある。
本発明の一側面によれば、複数のセラミック層が積層されて形成される圧電体と、それぞれの上記セラミック層の表面に形成される内部電極と、上記内部電極を保護するために上記圧電体の上下部にそれぞれ形成される一対のカバー層と、を含み、少なくとも一つの上記カバー層は、複数の結晶粒と、複数の上記結晶粒の間の境界に配置され、上記カバー層内でのクラックの拡散を抑制するクラック抑制粒子と、を含むことを特徴とする圧電素子が提供される。
上記クラック抑制粒子は、上記複数の結晶粒のうちの少なくとも3つの結晶粒が接する地点に配置可能である。
複数の上記結晶粒は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなり、上記クラック抑制粒子は、酸化アルミニウム(Al)及び炭化ケイ素(SiC)のうちの少なくとも1種を含むことができる。
上記クラック抑制粒子の焼結開始温度は、上記結晶粒の焼結開始温度より高くてもよい。
上記カバー層の断面において、全ての上記カバー層の断面積に対する上記クラック抑制粒子の断面積の比は、0.3以上、3以下であることが好ましい。
互いに異なる上記セラミック層に形成された上記内部電極が電気的に接続されるように、上記圧電体を貫通するビアをさらに含むことができる。
外部回路に接続されるように、一端が外部に露出され、他端が上記内部電極と電気的に接続される端子をさらに含むことができる。
本発明の他の側面によれば、複数のセラミック層が積層されて形成される圧電体と、それぞれの上記セラミック層の表面に形成される内部電極と、上記内部電極を保護するために上記圧電体の上下部にそれぞれ形成される一対のカバー層と、上記カバー層のうちの上記圧電体の下部に形成されたカバー層に結合され、上記内部電極を介する電源供給による上記圧電体の伸縮に伴って振動する振動板と、を含み、少なくとも一つの上記カバー層は、複数の結晶粒と、複数の上記結晶粒の間の境界に配置されて上記カバー層内でのクラックの拡散を抑制するクラック抑制粒子と、を含むことを特徴とする圧電振動子が提供される。
上記クラック抑制粒子は、上記複数の結晶粒のうちの少なくとも3つの結晶粒が接する地点に配置可能である。
複数の上記結晶粒は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなり、上記クラック抑制粒子は、酸化アルミニウム(Al)及び炭化ケイ素(SiC)のうちの少なくとも1種を含むことができる。
上記クラック抑制粒子の焼結開始温度は、上記結晶粒の焼結開始温度より高くてもよい。
上記カバー層の断面において、 全ての上記カバー層の断面積に対する上記クラック抑制粒子の断面積の比は、0.3以上、3以下であることが好ましい。
互いに異なる上記セラミック層に形成された上記内部電極が電気的に接続されるように、上記圧電体を貫通するビアをさらに含むことができる。
外部回路に接続されるように、一端が外部に露出され、他端が上記内部電極と電気的に接続される端子をさらに含むことができる。
上記カバー層のうちの上記圧電体の下部に形成されたカバー層と上記振動板との間に介在される接着部材をさらに含むことができる。
本発明の実施例によれば、圧電素子及び圧電振動子の耐久性を向上させることができ、寿命を増加させることができる。
本発明の一実施例に係る圧電振動子を示す図面である。 本発明の一実施例に係る圧電振動子の振動を示す図面である。 本発明の一実施例に係る圧電振動子の振動を示す図面である。 本発明の一実施例に係る圧電素子の一部を示す図面である。
本発明に係る圧電素子及びこれを含む圧電振動子の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明し、添付図面に基づいて説明するに当たって、同一または対応する構成要素には同一の図面符号を付し、これに対する重複説明は省略する。
また、以下に使用する「第1」、「第2」などのような用語は、同一または対応する構成要素を区別するための識別記号に過ぎず、同一または対応する構成要素が、第1、第2などの用語により限定されるものではない。
また、「結合」とは、各構成要素の間の関係において、各構成要素の間に物理的に直接接触して一体化されている場合のみを意味するものではなく、他の構成が各構成要素の間に介在され、該他の構成を介して構成要素が一体化されている場合まで包括する概念として使用する。
図1は、本発明の一実施例に係る圧電振動子を示す図面であり、図2及び図3は、本発明の一実施例に係る圧電振動子の振動を示す図面である。図4は、本発明の一実施例に係る圧電素子の一部を示す図面である。
図1を参照すると、圧電振動子10は、振動板11と圧電素子100とを含むことができる。圧電素子100は、圧電体110、内部電極120及びカバー層130を含むことができる。
振動板11は、圧電素子100の動きにより上下に振動する板であって、スチール材質からなることができる。振動板11は、タッチパネルまたは画像表示部に振動を伝達する機能を担い、タッチパネルまたは画像表示部に付着されることができる。
圧電素子100は、振動板11の一面に形成され、振動板11を振動させる素子である。
圧電素子100は、接着部材12により、容易に振動板11に付着可能である。ここで、接着部材12は、エポキシ樹脂などの絶縁物質からなり、圧電素子100と振動板11を互いに絶縁することができる。
図2及び図3に示すように、圧電素子100は、電圧印加により左右に伸縮し、これにより振動板11は上下に振動することができる。
圧電素子100は、圧電体110、内部電極120及びカバー層130を含むことができる。
圧電体110は、複数のセラミック層111が積層されて形成されることができる。セラミック層111は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT、lead zirconate titanate)を含む材質からなることができる。一つのセラミック層111は、約80μmの厚さを有することができる。
圧電体110に電圧が加えられると、セラミック層111における2つの電極の間に電界が形成されて、セラミック層111の内部に発生する双極子(dipole)によりセラミック層111の構造が変形されることがある。このようなセラミック層111の構造変形により、圧電体110が左右に伸縮可能になる。
圧電体110の大きな変位(伸縮)を得るためには、高い電圧が要求される。但し、圧電素子100が複数のセラミック層111で構成される場合は、単一のセラミック層111で構成される場合に比べて、電極の間の幅が小さくなることにより、同一電圧であってもさらに大きな変位が発生することになる。よって、圧電体110は、複数のセラミック層111で構成されることが効率的である。
内部電極120は、セラミック層111の表面に形成される電極であって、第1電極121及び第2電極122を含むことができる。第1電極121及び第2電極122は、それぞれのセラミック層111で(+)または(−)極のうちの一つを有して形成される。この場合、第1電極121及び第2電極122が互いに交互に平行に配列されることにより、電圧が印加されるとセラミック層111内に電界を形成することができる。
内部電極120は、電極ペーストが印刷された後に焼成されることにより形成可能である。一つのセラミック層111に印刷される電極ペーストの面積は、一つのセラミック層111の表面の面積以下であってもよい。
図1に示されたように、圧電体110が4つのセラミック層111で構成する場合、第1電極121が2つ、第2電極122が3つで構成することができる。ここで、第1電極121は、圧電体110の内部にのみ形成されて露出せず、第2電極122の一部は、最上下層のセラミック層111の表面に形成されることにより、外部に露出することになる。ここで、‘最上層’は、振動板11から最も遠く離れている層を意味し、‘最下層’は、振動板11から最も近い層を意味する。
一方、圧電体110が奇数個のセラミック層111で構成される場合は、第1電極121及び第2電極122の数が同数で構成可能であり、第1電極121及び第2電極122の一部は、外部に露出することができる。
互いに異なるセラミック層111に形成された内部電極120は、ビア123により電気的に接続されることができ、ビア123は、圧電体110を貫通して形成される。ビア123は、第1電極121同士を接続するものと、第2電極122同士を接続するものとの2つに分けることができる。ビア123を用いると、互いに異なる層に形成された複数の内部電極120を容易に電気的に接続させることができるので、圧電素子100の製造工程を容易にすることができる。
また、圧電素子100は、内部電極120と電気的に接続される端子124をさらに含むことができる。端子124は、外部回路と接続される部分である。端子124の一端は、外部に露出されて外部回路と接続され、端子124の他端は、内部電極120と接続される。端子124も第1電極121と接続されるものと、第2電極122と接続されるものとの2つに分けることができる。
カバー層130は、外部に露出された内部電極120を保護するために、圧電体110の上下部にそれぞれ形成される一対の層である。カバー層130は、約30μmの厚さを有することができる。カバー層130は、電極を保護する役割を担うため、セラミック層111ほど厚くする必要はなく、費用を低減するために一つのセラミック層111よりも薄く形成することができる。
少なくとも一つのカバー層130は、複数の結晶粒131で構成され、複数の結晶粒131の間の境界にはクラック抑制粒子132が配置することができる。
図2及び図3に示すように、圧電体110が振動する場合、カバー層130には電界が形成されないため、圧電体110ほど伸縮しない。よって、カバー層130内ではクラックの発生する可能性が高い。カバー層130で発生したクラックは、圧電体110まで拡散する可能性がある。
クラックは、複数の結晶粒131の間の境界に沿って拡散されるが、圧電体110も結晶構造を有するため、結晶構造の間の境界に沿ってクラックが継続的に拡散することになる。本発明のクラック抑制粒子132は、カバー層130でのクラックの拡散を遮断する役割をすることができる。すなわち、カバー層130でのクラックの拡散を遮断することにより、圧電体110の全体にクラックが拡散することを防止することができる。
図4に示すように、クラックは、A地点で発生可能であり、結晶粒131の間の境界に沿って拡散可能である。しかし、クラックは B地点にあるクラック抑制粒子132を越えて拡散することはできなく、B地点でクラックの拡散が終了することになる。
若しクラック抑制粒子132がないと、A地点で発生したクラックは、カバー層130の全体及び圧電体110に拡散されて、圧電素子100が割れることになる。よって、クラック抑制粒子132は、圧電素子100の割れることを防止するので、圧電素子100の耐久性を向上させることができる。
クラック抑制粒子132は、複数の結晶粒131のうちの少なくとも3つの結晶粒131が接する地点に配置可能である。圧電素子100が焼結される場合、3つの結晶粒131が接する地点はエネルギーが高いため、クラック抑制粒子132が上記地点に位置することが有利である。また、クラック抑制粒子132は、2つの結晶粒131が接する境界線上に配置されることもできる。
圧電素子100が焼結される場合、クラック抑制粒子132の焼結開始温度は、結晶粒131の焼結開始温度より高くてもよい。すなわち、結晶粒131は焼結されても、クラック抑制粒子132は焼結されず、未焼結状態に残ることになる。このようなクラック抑制粒子132の融点は、結晶粒131の材料の融点より高くてもよい。
カバー層130の複数の結晶粒131は、圧電体110と同じくチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなることができる。この場合、クラック抑制粒子132は、酸化アルミニウム(Al)及び炭化ケイ素(SiC)のうちの少なくとも1種を含むことができる。
例えば、カバー層130は、PZTパウダー、ソルベント、バインダー、及び炭化ケイ素(または酸化アルミニウム)で製造可能である。この場合、全組成物に対する炭化ケイ素(または酸化アルミニウム)の重量%は、0.1wt%以上、1wt%以下であることができる。
また、カバー層130を切断した断面において、全カバー層130の断面積に対するクラック抑制粒子132の断面積の比は、0.3以上、3以下を占めることができる。この場合、クラックの拡散を抑制する機能が十分発揮できる。
クラック抑制粒子132は、一対のカバー層130のすべてに含まれてもよく、必要によって、上部に位置したカバー層のみに含まれてもよい。
圧電振動子10が振動する場合、圧電振動子10の垂直位置での応力を見ると、応力が0である地点は、圧電素子100の中央よりも下方の地点である。
すなわち、圧電素子100の最上部の応力が最も大きくなり、圧電素子100が振動する際に、圧電体110の上部に形成されたカバー層にクラックの発生する可能性が高くなる。これに対して、圧電体110の下部に形成されたカバー層にはクラックの発生する可能性が低い。
よって、コストダウンのために一対のカバー層130のうち、圧電体110の上部に形成されたカバー層にのみクラック抑制粒子132が含まれるようにすることができる。
上述したように、本発明の実施例に係る圧電素子及びこれを含む圧電振動子によれば、カバー層内のクラック拡散を抑制することで圧電素子のクラック発生を防止することができる。すなわち、圧電素子と圧電振動子の耐久性が向上され、寿命を増加させることができる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、当該技術分野で通常の知識を有する者であれば特許請求範囲に記載した本発明の思想から逸脱しない範囲内で、構成要素の付加、変更、削除または追加することにより本発明を多様に修正及び変更させることができ、これも本発明の権利範囲内に含まれるものと言える。
10 圧電振動子
11 振動板
12 接着部材
100 圧電素子
110 圧電体
111 セラミック層
120 内部電極
121 第1電極
122 第2電極
123 ビア
124 端子
130 カバー層
131 結晶粒
132 クラック抑制粒子

Claims (17)

  1. 複数のセラミック層が積層されて形成される圧電体と、
    それぞれの前記セラミック層の表面に形成される内部電極と、
    前記内部電極を保護するために、前記圧電体の上下部にそれぞれ形成される一対のカバー層と、を含み、
    少なくとも一つの前記カバー層は、
    複数の結晶粒と、
    複数の前記結晶粒の間の境界に配置され、前記カバー層内でのクラックの拡散を抑制するクラック抑制粒子と、を含むことを特徴とする圧電素子。
  2. 前記クラック抑制粒子は、前記複数の結晶粒のうちの少なくとも3つの結晶粒が接する地点に配置されることを特徴とする請求項1に記載の圧電素子。
  3. 複数の前記結晶粒は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなり、
    前記クラック抑制粒子は、酸化アルミニウム(Al)及び炭化ケイ素(SiC) のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧電素子。
  4. 前記クラック抑制粒子の焼結開始温度は、前記結晶粒の焼結開始温度より高いことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の圧電素子。
  5. 前記カバー層の断面において、前記カバー層の全ての断面積に対する前記クラック抑制粒子の断面積の比が、0.3以上、3以下であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の圧電素子。
  6. 互いに異なる前記セラミック層に形成された前記内部電極が電気的に接続されるように、前記圧電体を貫通するビアをさらに含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の圧電素子。
  7. 外部回路と接続されるように一端が外部に露出され、他端が前記内部電極と電気的に接続される端子をさらに含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の圧電素子。
  8. 複数のセラミック層が積層されて形成される圧電体と、
    それぞれの前記セラミック層の表面に形成される内部電極と、
    前記内部電極を保護するために前記圧電体の上下部にそれぞれ形成される一対のカバー層と、
    前記カバー層のうちの前記圧電体の下部に形成されたカバー層に結合され、前記内部電極を介した電源供給による前記圧電体の伸縮により振動する振動板と、を含み、
    少なくとも一つの前記カバー層は、
    複数の結晶粒と、
    複数の前記結晶粒の間の境界に配置され、前記カバー層内でのクラックの拡散を抑制するクラック抑制粒子と、を含むことを特徴とする圧電振動子。
  9. 前記クラック抑制粒子は、前記複数の結晶粒のうちの少なくとも3つの結晶粒が接する地点に配置されることを特徴とする請求項8に記載の圧電振動子。
  10. 複数の前記結晶粒は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなり、
    前記クラック抑制粒子は、酸化アルミニウム(Al)及び炭化ケイ素(SiC)のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の圧電振動子。
  11. 前記クラック抑制粒子の焼結開始温度は、前記結晶粒の焼結開始温度よりも高いことを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の圧電振動子。
  12. 前記カバー層の断面において、前記カバー層の全ての断面積に対する前記クラック抑制粒子の断面積の比は、0.3以上、3以下であることを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の圧電振動子。
  13. 互いに異なる前記セラミック層に形成された前記内部電極が電気的に接続されるように、前記圧電体を貫通するビアをさらに含むことを特徴とする請求項8から請求項12のいずれか1項に記載の圧電振動子。
  14. 外部回路と接続されるように、一端が外部に露出され、他端が前記内部電極と電気的に接続される端子をさらに含むことを特徴とする請求項8から請求項13のいずれか1項に記載の圧電振動子。
  15. 前記カバー層のうちの前記圧電体の下部に形成されたカバー層と前記振動板との間に介在される接着部材をさらに含むことを特徴とする請求項8から請求項14のいずれか1項に記載の圧電振動子。
  16. 前記一対のカバー層のうち、前記圧電体の上部に形成された前記カバー層にのみ前記クラック抑制粒子が含まれることを特徴とする請求項1に記載の圧電素子。」
  17. 前記一対のカバー層のうち、前記圧電体の上部に形成された前記カバー層にのみ前記クラック抑制粒子が含まれることを特徴とする請求項8に記載の圧電振動素子。」
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