JP2015184878A - 表示制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

表示制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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大輔 平林
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賢司 武田
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Hitoshi Kubo
仁 久保
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勝己 木村
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Harutoshi Kazamatsuri
晴俊 風祭
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伸明 豊岡
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Abstract

【課題】表示が煩雑化することなく、道路上の人の位置を好適に表示する表示制御装置を提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置1のシステムコントローラ20は、道路上に存在する人が所持する携帯端末2から位置情報を含む歩行者データSpを取得する。そして、システムコントローラ20は、取得した歩行者データSpが示す道路上に存在する人の位置をディスプレイ44に表示する。そして、システムコントローラ20は、ディスプレイ44に表示される道路上に存在する人が、集団カウント範囲Rw内に5人以上存在する場合は、当該集団カウント範囲Rw内に存在する人を一つの表示記号である集団マークMcにより表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、集団化した人を表示する技術に関する。
従来から、歩行者が携帯する歩行者端末と、車両に搭載された車載端末とで構成される歩車間通信システムが知られている。このシステムでは、歩行者端末と車載端末とが位置情報を交換し、車両と歩行者とが接触する危険性がある場合、双方に警告を行う。また、特許文献1には、歩行者が増加するに伴って、車両と各歩行者間で増加する通信量を削減するための効率化の手法について記載されている。また、特許文献2には、人の流れを仮想集団とみなして集団移動の軌跡情報を出力する技術が開示されている。
特開2013−125347号公報 特開2013−210870号公報
特許文献1には、通信量の増大を抑制する点について開示されているものの、表示すべき内容が増大した場合に関しての記載はない。従って、特許文献1の方法では、歩行者が沢山いるとその分だけ表示部上に大勢の歩行者が表示されることとなり、地図の視認性が悪化するという問題がある。一方、先行文献2には、道路近傍の歩行者をリアルタイムで表示する点について、何ら記載がない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、表示が煩雑化することなく、道路上の人の位置を好適に表示することが可能な表示制御装置を提供することを主な目的とする。
請求項に記載の発明は、道路上に存在する人の位置を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部によって取得された前記道路上に存在する人の位置を表示部に表示する制御を行う表示制御部とを備え、前記表示制御部は、前記表示部に表示される前記道路上に存在する人が、所定範囲内に複数人数である所定人数以上存在する場合は、当該所定範囲内に存在する人を一つの表示記号で表示することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、表示制御装置が実行する制御方法であって、道路上に存在する人の位置を取得する位置情報取得工程と、前記位置情報取得工程によって取得された前記道路上に存在する人の位置を表示部に表示する制御を行う表示制御工程とを有し、前記表示制御工程は、前記表示部に表示される前記道路上に存在する人が、所定範囲内に複数人数である所定人数以上存在する場合は、当該所定範囲内に存在する人を一つの表示記号で表示することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、コンピュータが実行するプログラムであって、道路上に存在する人の位置を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部によって取得された前記道路上に存在する人の位置を表示部に表示する制御を行う表示制御部として前記コンピュータを機能させ、前記表示制御部は、前記表示部に表示される前記道路上に存在する人が、所定範囲内に複数人数である所定人数以上存在する場合は、当該所定範囲内に存在する人を一つの表示記号で表示することを特徴とする。
歩車間通信システムの構成例を示す。 ナビゲーション装置の概略構成を示す。 ナビゲーション装置が記憶するテーブル及びリストのデータ構造を示す。 集団の認識方法の具体例を説明するための図である。 第1表示例に係るディスプレイの表示遷移を示す。 第2表示例に係るディスプレイの表示遷移を示す。 第3表示例に係るディスプレイの表示遷移を示す。 第4表示例に係るディスプレイの表示遷移を示す。 歩行者表示処理の概要を示すフローチャートである。 第1リスト更新処理を示すフローチャートである。 第2リスト更新処理を示すフローチャートである。 変形例に係る集団定義テーブルのデータ構造を示す。 変形例に係る歩車間通信システムの構成例を示す。
本発明の好適な実施形態によれば、表示制御装置は、道路上に存在する人の位置を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部によって取得された前記道路上に存在する人の位置を表示部に表示する制御を行う表示制御部とを備え、前記表示制御部は、前記表示部に表示される前記道路上に存在する人が、所定範囲内に複数人数である所定人数以上存在する場合は、当該所定範囲内に存在する人を一つの表示記号で表示する。
上記の表示制御装置は、位置情報取得部と、表示制御部とを備える。位置情報取得部は、道路上に存在する人の位置を取得する。表示制御部は、位置情報取得部によって取得された道路上に存在する人の位置を表示部に表示する。ここで、「道路」には、歩道も含まれる。そして、表示制御部は、表示部に表示される道路上に存在する人が、所定範囲内に複数人数である所定人数以上存在する場合は、当該所定範囲内に存在する人を一つの表示記号で表示する。ここで、「表示記号」は、任意の絵柄やマークであってもよい。このようにすることで、表示制御装置は、表示すべき人が大勢存在した場合であっても、表示の煩雑化や描画処理の負荷を好適に抑制することができる。
上記表示制御装置の一態様では、前記表示制御部は、前記所定範囲内にいる人の数が第1所定人数以上に増えたときに、前記所定範囲内に表示される人を一つの表示記号で表示し、前記一つの表示記号で表示中の前記所定範囲内にいる人の数が第2所定人数未満に減ったときに、当該所定範囲内にいる人を個々の表示記号で表示し、前記第2所定人数は、前記第1所定人数よりも少ない。この態様により、表示制御装置は、人を1つの集団とみなして表示する集団表示と各人の存在を個別に表示する個別表示とで頻繁に切り替わるのを好適に抑制することができる。
上記表示制御装置の他の一態様では、前記表示制御部は、前記表示部と共に移動する移動体の進行方向にある前記道路上に存在する人の位置を前記表示部に表示させる。この態様により、移動体の運転上注意すべき人の位置のみを好適に表示させることができる。
上記表示制御装置の他の一態様では、前記表示制御部は、前記道路上に存在する人同士の距離が所定距離以内となる人を集団候補の構成員として認識し、かつ、前記集団候補の各構成員の位置に基づく基準位置から所定距離以内に前記集団候補の構成員以外の人が存在する場合に、当該人を前記集団候補の構成員として加え、かつ、前記集団候補の構成員の人数が前記所定人数以上になった場合に、前記集団候補の構成員を前記一つの表示記号で表示する。この態様により、表示制御装置は、好適に集団を認識し、一つの表示記号により表示させることができる。
上記表示制御装置の他の一態様では、前記表示制御部は、前記道路上に存在する人の各々の進行方向が一致する場合にのみ、当該人を前記一つの表示記号で表示する。この態様により、表示制御装置は、すれ違い等により接近した人同士を集団として一つの表示記号により一時的に表示するのを好適に抑制することができる。
上記表示制御装置の他の一態様では、前記表示制御部は、前記所定範囲内に存在する人の数に基づき、前記一つの表示記号の大きさを決定する。この態様により、表示制御装置は、一つの表示記号により表示する集団の規模を好適に観察者に把握させることができる。
本発明のさらに別の実施形態では、表示制御装置が実行する制御方法であって、道路上に存在する人の位置を取得する位置情報取得工程と、前記位置情報取得工程によって取得された前記道路上に存在する人の位置を表示部に表示する制御を行う表示制御工程とを有し、前記表示制御工程は、前記表示部に表示される前記道路上に存在する人が、所定範囲内に複数人数である所定人数以上存在する場合は、当該所定範囲内に存在する人を一つの表示記号で表示する。表示制御装置は、この制御方法を実行することで、表示すべき人が大勢存在した場合であっても、表示の煩雑化や描画処理の負荷を好適に抑制することができる。
本発明のさらに別の実施形態では、コンピュータが実行するプログラムであって、道路上に存在する人の位置を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部によって取得された前記道路上に存在する人の位置を表示部に表示する制御を行う表示制御部として前記コンピュータを機能させ、前記表示制御部は、前記表示部に表示される前記道路上に存在する人が、所定範囲内に複数人数である所定人数以上存在する場合は、当該所定範囲内に存在する人を一つの表示記号で表示する。コンピュータは、このプログラムを実行することで、表示すべき人が大勢存在した場合であっても、表示の煩雑化や描画処理の負荷を好適に抑制することができる。好適には、上述のプログラムは、記憶媒体に記憶される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。なお、以後において、「歩行者」とは、実際に歩いている人の他、停止している人、自転車で走行している人なども含むものとする。
[システム構成]
図1は、本実施例に係る歩車間通信システムの構成例を示す。図1に示すように、歩車間通信システムは、車両Veと共に移動するナビゲーション装置1と、各歩行者が所持する携帯端末2とを備える。
ナビゲーション装置1は、車両Veの現在位置周辺の地図を表示する。また、ナビゲーション装置1は、通信可能範囲にある携帯端末2から、歩行者データ「Sp」を受信する。歩行者データSpは、携帯端末2のGPS等が測定した現在位置を示す位置情報や携帯端末2のユーザを識別するための歩行者IDを含む。そして、ナビゲーション装置1は、受信した歩行者データSpに基づき、携帯端末2を所持する歩行者の位置を示すマークを地図上に表示する。このとき、ナビゲーション装置1は、所定数以上の集団を形成する歩行者を、集団を表す一つのマーク(「集団マークMc」とも呼ぶ。)により表示し、それ以外の歩行者を、歩行者ごとのマーク(「個別マークMi」とも呼ぶ。)により表示する。集団マークMcは、本発明における「一つの表示記号」の一例である。
携帯端末2は、現在位置を測定可能なGPS及びナビゲーション装置1と通信するための通信モジュール等を備え、所定間隔ごとに歩行者データSpを発信する。携帯端末2は、例えば、スマートフォンなどの携帯電話である。
[ナビゲーション装置の構成]
図2は、ナビゲーション装置1の概略構成を示す。ナビゲーション装置1は、例えば据置型のナビゲーション装置やルート案内を行う携帯端末であって、図2に示すように、自立測位装置10、GPS受信機18、システムコントローラ20、ディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60を備える。
自立測位装置10は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13を備える。加速度センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両の加速度を検出し、加速度データを出力する。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロからなり、車両の方向変換時における車両の角速度を検出し、角速度データ及び相対方位データを出力する。距離センサ13は、車両の車輪の回転に伴って発生されているパルス信号からなる車速パルスを計測する。
GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波19を受信する。測位用データは、緯度及び経度情報等から車両の絶対的な位置を検出するために用いられる。
システムコントローラ20は、インタフェース21、CPU(Central Processing Unit)22、ROM(Read Only Memory)23及びRAM(Random Access Memory)24を含んでおり、ROM23などに記憶された制御プログラムを実行することで、ナビゲーション装置1全体の制御を行う。
インタフェース21は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信機18とのインタフェース動作を行う。そして、これらから、車速パルス、加速度データ、相対方位データ、角速度データ、GPS測位データ、絶対方位データ等をシステムコントローラ20に入力する。CPU22は、システムコントローラ20全体を制御する。ROM23は、システムコントローラ20を制御する制御プログラム等が格納された図示しない不揮発性メモリ等を有する。RAM24は、入力装置60を介して使用者により予め設定された経路データ等の各種データを読み出し可能に格納したり、CPU22に対してワーキングエリアを提供したりする。
システムコントローラ20、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブなどのディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60は、バスライン30を介して相互に接続されている。
ディスクドライブ31は、システムコントローラ20の制御の下、CD又はDVDといったディスク33から、音楽データ、映像データなどのコンテンツデータを読み出し、出力する。なお、ディスクドライブ31は、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブのうち、いずれか一方としてもよいし、CD及びDVDコンパチブルのドライブとしてもよい。
データ記憶ユニット36は、例えば、HDDなどにより構成され、地図データなどのナビゲーション処理に用いられる各種データを記憶するユニットである。地図データは、道路に相当するリンクと、道路の接続部分(交差点)に相当するノードとにより表された道路データや、各施設に関する施設情報などを含む。また、データ記憶ユニット36は、集団を定義するテーブル(「集団定義テーブルTc」とも呼ぶ。)、受信した歩行者データSpに基づき認識した歩行者の情報を示すリスト(「歩行者リストLp」とも呼ぶ。)、及び認識した各集団の情報を示すリスト(「集団リストLc」とも呼ぶ。)を記憶する。これらについては、後述する。
通信装置38は、例えば、FMチューナやビーコンレシーバ、携帯端末や専用の通信モジュールなどにより構成され、通信用インタフェース37を介して、VICS(登録商標、Vehicle Information Communication System)センタから配信される渋滞や交通情報などの道路交通情報、その他の情報を受信する。また、通信装置38は、携帯端末2から無線通信により歩行者データSpを受信する。
表示ユニット40は、システムコントローラ20の制御の下、各種表示データをディスプレイなどの表示装置に表示する。具体的には、システムコントローラ20は、データ記憶ユニット36から地図データを読み出す。表示ユニット40は、システムコントローラ20によってデータ記憶ユニット36から読み出された地図データなどを表示画面上に表示する。表示ユニット40は、バスライン30を介してCPU22から送られる制御データに基づいて表示ユニット40全体の制御を行うグラフィックコントローラ41と、VRAM(Video RAM)等のメモリからなり即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するバッファメモリ42と、グラフィックコントローラ41から出力される画像データに基づいて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイ44を表示制御する表示制御部43と、ディスプレイ44とを備える。ディスプレイ44は、画像表示部として機能し、例えば対角5〜10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車内のフロントパネル付近に装着される。
音声出力ユニット50は、システムコントローラ20の制御の下、CD−ROMドライブ31又はDVD−ROM32、若しくはRAM24等からバスライン30を介して送られる音声デジタルデータのD/A(Digital to Analog)変換を行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器(AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音声に変換して車内に出力するスピーカ53とを備えて構成されている。
入力装置60は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、音声入力装置等から構成されている。入力装置60は、車内に搭載された当該車載用電子システムの本体のフロントパネルやディスプレイ44の周囲に配置される。また、ディスプレイ44がタッチパネル方式の場合、ディスプレイ44の表示画面上に設けられたタッチパネルも入力装置60として機能する。
なお、システムコントローラ20は、本発明における「位置情報取得部」、「表示制御部」及びプログラムを実行するコンピュータの一例である。
[データ構造]
次に、データ記憶ユニット36が記憶する集団定義テーブルTc、集団リストLc、歩行者リストLpのデータ構造について、図3を参照して説明する。
(1)集団定義テーブル
図3(A)は、データ記憶ユニット36が予め記憶した集団定義テーブルTcのデータ構造の一例である。
図3(A)に示す集団定義テーブルTcは、集団の規模を示す「ステータス」の項目と、各集団のステータスに必要な歩行者数を示す「必要歩行者数」の項目と、1つの集団と見なす範囲(「集団カウント範囲Rw」とも呼ぶ。)の半径を示す「範囲規定距離」の項目とを有する。実施例では、集団カウント範囲Rwは、集団の各構成員の緯度及び経度の平均値が示す位置(「中心位置Pc」とも呼ぶ。)を中心とする円形の範囲とする。中心位置Pcは、言い換えると、集団の各構成員の位置に均一な重み付けを行った場合の重心位置を示す。集団カウント範囲Rwは、本発明における「所定範囲」の一例であり、中心位置Pcは、本発明における「基準位置」の一例である。
図3(A)に示すように、「集団候補」は、2人以上4人以下でまとまって存在する歩行者を示し、後述する「集団小」〜「集団大」の各ステータスとなり得る予備集団である。システムコントローラ20は、表示上では集団候補を集団として取り扱わずに個々の歩行者に対して個別マークMiを表示し、集団リストLc等のデータ上において集団として取り扱う。また、システムコントローラ20は、集団候補の集団カウント範囲Rwを、中心位置Pcから「2m」の範囲に設定する。以後では、特に言及しない限り、集団とは、ステータスが「集団候補」である場合も含むものとする。
「集団小」は、5人以上7人以下でまとまって存在する歩行者を示し、中心位置Pcから「3m」の範囲を集団カウント範囲Rwとする。従って、ステータス「集団小」の集団に属する歩行者の各々は、中心位置Pcから3mの範囲内に存在する。「集団中」は、8人以上10人以下でまとまって存在する歩行者を示し、中心位置Pcから「4m」の範囲を集団カウント範囲Rwとする。また、「集団大」は、11人以上でまとまって存在する歩行者を示し、中心位置Pcから「5m」の範囲を集団カウント範囲Rwとする。そして、システムコントローラ20は、表示する地図上において、「集団小」〜「集団大」の各ステータスとなる集団に属する各歩行者を、集団ごとに集団マークMcにより表示する。
(2)歩行者リスト
図3(B)は、歩行者リストLpのデータ構造の一例である。図3(B)に示す歩行者リストLpは、歩行者データSpに基づき認識した歩行者ごとに割り振る通し番号である「歩行者リスト番号」の項目と、歩行者データSpに基づき設定される「歩行者ID」及び「位置情報」の項目と、対応する歩行者が属する集団を集団リストLcから認識するための「集団リスト番号」の項目とを有する。集団リスト番号は、後述する集団リストLcに登録される各集団に割当てられる通し番号である。
図3(B)の例では、システムコントローラ20は、まず、歩行者ID「AAAAAA」及び緯度経度(X1、Y1)を示す位置情報を含む歩行者データSpを受信し、歩行者リスト番号「1」を付して集団リストLcに登録している。なお、システムコントローラ20は、歩行者ID「AAAAAA」の歩行者の近傍には他の歩行者が存在せず、当該歩行者は集団化していないと判断し、集団リスト番号を空欄としている。また、システムコントローラ20は、歩行者ID「BBBBBB」及び緯度経度(X2、Y2)を示す位置情報を含む歩行者データSpを受信し、歩行者リスト番号「2」を付して集団リストLcに登録している。また、システムコントローラ20は、歩行者ID「BBBBBB」の歩行者が集団リストLcに登録された集団に属すると判断し、該当する集団リスト番号「2」を関連付けて記憶させている。同様に、システムコントローラ20は、歩行者ID「CCCCCC」、「DDDDDD」の各歩行者を集団リストLcに登録している。
そして、システムコントローラ20は、歩行者リストLpに登録されている歩行者に対応する歩行者データSpを受信した場合、歩行者データSpに基づき位置情報を更新し、更新した位置情報に基づき属する集団を再認識することで、集団リスト番号を更新する。これについては、[歩行者表示処理]のセクションで説明する。また、システムコントローラ20は、所定時間以上歩行者データSpを受信していない歩行者の情報を、歩行者リストLpから削除する。上述の所定時間は、歩行者データSpの送信間隔より長い時間に設定される。
(3)集団リスト
図3(C)は、集団リストLcのデータ構造の一例である。図3(C)に示す集団リストLcは、システムコントローラ20が認識した集団に付される通し番号である「集団リスト番号」の項目と、集団の規模を示す「ステータス」の項目と、各集団に属する歩行者数を示す「登録歩行者数」の項目と、各集団の中心位置Pcを示す「中心位置」の項目と、各集団に属する歩行者を示す「歩行者リスト番号」の項目とを有する。
図3(C)の例では、まず、システムコントローラ20は、歩行者リストLpに登録された歩行者リスト番号3、5、6、8、9の5人の歩行者がまとまって存在すると判断し、集団定義テーブルTcに基づき、ステータスを「集団小」とする集団として、集団リスト番号「1」に登録している。また、この場合、システムコントローラ20は、当該集団に属する歩行者の位置情報が示す緯度及び経度をそれぞれ平均して算出した緯度経度の組(X11、Y11)を、「中心位置」の項目に登録している。同様に、システムコントローラ20は、歩行者リストLpに登録された歩行者リスト番号2、4の2人の歩行者がまとまって存在すると判断し、集団定義テーブルTcに基づき、ステータスを「集団候補」とする集団として、集団リスト番号「2」に登録している。
[歩行者表示処理]
次に、図3に示す集団定義テーブルTc、歩行者リストLp、集団リストLcを利用した歩行者の表示処理である歩行者表示処理について説明する。概略的には、歩行者表示処理では、システムコントローラ20は、歩行者データSpに含まれる位置情報が示す歩行者の位置に基づき集団を認識し、ステータスが「集団小」以上の規模の歩行者の集団を集団マークMcにより表示する。これにより、表示の煩雑化や描画処理の負荷等を好適に抑制する。
(1)集団の認識方法の具体例
まず、集団の認識方法の具体例について、図4を参照して説明する。
図4(A)は、歩行者P1、P2が、集団候補の範囲規定距離である「2m」以内に存在する様子を示す図である。この場合、システムコントローラ20は、歩行者リストLpに登録される位置情報に基づき、歩行者P1、P2の距離が2m以内であると認識する。そして、システムコントローラ20は、歩行者P1、P2を、集団候補として認識し、認識した集団候補の情報を集団リストLcに登録すると共に、歩行者P1、P2に対応する歩行者リストLpの集団リスト番号を登録する。
図4(B)は、歩行者P1、P2により形成される集団候補の概要を示す。歩行者P1、P2を集団候補として認識後、システムコントローラ20は、当該集団候補の中心位置Pcを算出することで、集団カウント範囲Rwを認識する。ここでは、システムコントローラ20は、集団定義テーブルTcに基づき、範囲規定距離を「2m」に設定している。そして、システムコントローラ20は、集団リストLcに認識した集団候補を登録すると共に、歩行者P1、P2に対する歩行者リストLpの「集団リスト番号」の項目に、認識した集団候補に割り振られた集団リスト番号を登録する。
その後、システムコントローラ20は、歩行者データSpを受信する度に、中心位置Pcを再計算して集団リストLcを更新する。また、システムコントローラ20は、再計算した中心位置Pcに基づき設定した集団カウント範囲Rw内に歩行者が進入したと判断した場合、進入した歩行者を集団候補の新たな構成員として認識し、集団リストLc及び歩行者リストLpを更新する。そして、システムコントローラ20は、集団リストLcの登録歩行者数に基づき、ステータスの変更があるか否か判定する。
図4(C)は、集団のステータスを「集団候補」から「集団小」に変更した直後の様子を示す。図4(C)の例では、システムコントローラ20は、歩行者P1、P2により構成される集団候補の集団カウント範囲Rw内に歩行者P3〜P5が進入したことにより、歩行者P1、P2を含む集団候補の登録歩行者数が5人になったと判断する。従って、この場合、システムコントローラ20は、集団リストLcに登録するステータスを「集団候補」から「集団小」に変更し、かつ、各構成員の位置情報に基づき中心位置Pcを再計算して集団カウント範囲Rwを再設定する。この場合、システムコントローラ20は、ステータス変更に基づき、集団カウント範囲Rwの範囲規定距離を「2m」から「3m」に拡大する。
また、システムコントローラ20は、再計算した中心位置Pcに基づき設定した集団カウント範囲Rwから集団構成員の歩行者が出たと判断した場合、当該歩行者は集団の構成員でなくなったと認識する。そして、この場合、システムコントローラ20は、当該歩行者に対応する歩行者リストLpの「集団リスト番号」を削除すると共に、集団リストLcの歩行者リスト番号から当該歩行者の歩行者リスト番号を削除する。そして、システムコントローラ20は、変更後の集団リストLcの登録歩行者数に基づき、ステータスの変更があるか否か判定する。
図4(D)は、図4(C)の状態から歩行者P5が集団カウント範囲Rwから外れた直後の様子を示す。この場合、システムコントローラ20は、登録歩行者数が5人から4人に減ったことから、集団リストLcに登録するステータスを「集団小」から「集団候補」に変更する。そして、システムコントローラ20は、歩行者P5を除く歩行者P1〜P4の位置情報に基づき中心位置Pcを再計算して集団カウント範囲Rwを再設定する。この場合、システムコントローラ20は、ステータス変更に基づき、集団カウント範囲Rwの範囲規定距離を「3m」から「2m」に縮小させる。
(2)表示例
次に、歩行者表示処理に基づくディスプレイ44の表示例(第1表示例〜第4表示例)について、図5〜図8を参照して説明する。
(2−1)第1表示例
図5(A)〜(D)は、第1表示例に係るディスプレイ44の表示の遷移を示す。第1表示例では、システムコントローラ20は、5人のグループで歩行する歩行者がディスプレイ44の表示範囲内となる位置に進行した場合に、これらの歩行者の各々を示す個別マークMiを表示する代わりに、1つの集団マークMcを表示する。
まず、図5(A)では、システムコントローラ20は、現在地マーク70を含む現在地周辺の地図を表示中の場合に、表示された地図の範囲内に存在する歩行者が有する携帯端末2から歩行者データSpを受信し、歩行者データSpに含まれる位置情報に基づき、歩行者の位置を示す個別マークMi1を表示する。この場合、システムコントローラ20は、歩行者データSpに基づき、個別マークMi1が示す歩行者に関する情報を歩行者リストLpに登録する。また、システムコントローラ20は、歩行者データSpを受信する度に、歩行者データSpに含まれる位置情報が示す位置に、個別マークMi1の表示位置を移動させる。
次に、図5(B)では、システムコントローラ20は、個別マークMi1が示す歩行者に対応する歩行者データSpに加え、他の2人が所持する携帯端末2から歩行者データSpを受信し、これらの歩行者が表示された地図の範囲内に存在することを認識する。そして、システムコントローラ20は、個別マークMi1に加えて、個別マークMi2及び個別マークMi3をさらに表示する。この場合、システムコントローラ20は、まず、個別マークMi2がディスプレイ44上に表示された場合に、個別マークMi1及び個別マークMi2が示す歩行者間の距離が所定距離以内であると判断し、これらの歩行者を集団候補として集団リストLcに登録する。その後、システムコントローラ20は、個別マークMi3を表示する際に、個別マークMi3が示す歩行者が登録した集団候補の集団カウント範囲Rw内に存在することを認識し、個別マークMi3が示す歩行者をさらに集団候補の構成員として集団リストLcに登録する。なお、システムコントローラ20は、集団候補の場合、集団マークMcにより表示せず、構成員となる歩行者ごとに個別マークMi1〜個別マークMi3を表示する。
その後、図5(C)では、システムコントローラ20は、個別マークMi1〜Mi3が示す歩行者以外の人が所持する携帯端末2から歩行者データSpを受信し、当該歩行者が表示された地図の範囲内に存在することから、個別マークMi4をさらに表示する。ここで、システムコントローラ20は、個別マークMi4を表示する際に、個別マークMi4が示す歩行者が登録した集団候補の集団カウント範囲Rw内に存在することを認識し、個別マークMi4が示す歩行者をさらに集団候補の構成員として集団リストLcに登録する。
次に、図5(D)の例では、システムコントローラ20は、個別マークMi1〜Mi4が示す歩行者以外の人が所持する携帯端末2から歩行者データSpを受信し、当該歩行者が表示された地図の範囲内にいることを認識する。このとき、システムコントローラ20は、新たに歩行者データSpを受信した歩行者が集団リストLcに登録中の集団候補の集団カウント範囲Rwに含まれることを認識し、当該歩行者を集団候補の構成員として集団リストLcに登録する。そして、システムコントローラ20は、集団リストLcに登録中の集団候補の登録歩行者数が5人になったことから、集団のステータスを「集団候補」から「集団小」に変更する。その結果、図5(D)に示すように、システムコントローラ20は、認識した集団の各構成員を1つの集団マークMc1により表示する。また、図5(D)の例では、システムコントローラ20は、集団マークMc1に加え、集団マークMc1が示す集団の登録歩行者数を示す吹き出し72を表示している。
このように、図5の例では、システムコントローラ20は、五人以上の歩行者の集団を表示する際に、個々に個別マークMiを表示する代わりに、1つの集団マークMcにより表示する。これにより、システムコントローラ20は、表示の煩雑化や描画処理の負荷を好適に抑制することができる。
(2−2)第2表示例
図6(A)〜(C)は、第2表示例に係るディスプレイ44の表示の遷移を示す。第2表示例では、システムコントローラ20は、複数のグループが接近した場合に、これらの歩行者を1つの集団と見なして集団マークMcにより表示する。
まず、図6(A)では、システムコントローラ20は、現在地周辺の地図を表示中の場合に、3人グループの歩行者及び2人グループの歩行者がそれぞれ有する携帯端末2から歩行者データSpを受信し、歩行者データSpに含まれる位置情報に基づき、各歩行者の位置を示す個別マークMi1〜Mi5を表示する。この場合、システムコントローラ20は、個別マークMi1〜Mi3が示す歩行者の位置情報に基づき、これらの3人の歩行者を1つの集団候補の構成員として認識し、集団リストLcに登録する。同様に、システムコントローラ20は、個別マークMi4〜Mi5が示す歩行者の位置情報に基づき、これらの2人の歩行者を1つの集団候補の構成員として認識し、集団リストLcに登録する。また、システムコントローラ20は、受信した歩行者データSp及び集団リストLcに登録した集団リスト番号に基づき、個別マークMi1〜Mi5が示す歩行者に関する情報を歩行者リストLpに登録する。なお、システムコントローラ20は、各集団候補を、集団マークMcにより表示せず、構成員となる歩行者ごとに個別マークMi1〜個別マークMi5を表示している。
図6(B)の例では、各個別マークMi1〜Mi3が示す歩行者のグループと、個別マークMi4〜Mi5が示す歩行者のグループとは、それぞれ、同一の交差点に向かって移動している。そして、システムコントローラ20は、歩行者データSpを受信する度に、歩行者データSpに含まれる位置情報が示す位置に、個別マークMi1の表示位置を移動させる。
その後、図6(C)の例では、各個別マークMi1〜Mi3が示す歩行者のグループと、個別マークMi4〜Mi5が示す歩行者のグループとが交差点で接近する。ここで、本実施例では、システムコントローラ20は、集団(集団候補も含む)の集団カウント範囲Rw内に、当該集団よりも登録歩行者数が少ない他の集団の構成員が進入した場合、当該構成員を後者の集団から除外し、登録歩行者数が多い前者の集団に加える処理を行う。
従って、図6(C)の例では、システムコントローラ20は、個別マークMi1〜Mi3が示す歩行者からなる集団候補の集団カウント範囲Rw内に個別マークMi4〜Mi5が示す歩行者が進入したと判断し、個別マークMi1〜Mi3が示す歩行者からなる集団候補に、個別マークMi4〜Mi5が示す歩行者を構成員として加える。そして、システムコントローラ20は、個別マークMi4〜Mi5が示す歩行者から構成されていた集団候補の構成員が「0」になり消滅したと判断する。
この場合、システムコントローラ20は、登録歩行者数が「3」から「5」に変化したことにより、個別マークMi1〜Mi3が示す歩行者を含む集団のステータスが「集団候補」から「集団小」になったことを認識する。従って、システムコントローラ20は、集団リストLc及び歩行者リストLpの更新と共に、個別マークMi1〜Mi5が示す歩行者の集団を、登録歩行者数を示す吹き出し72と共に集団記号Mc1により表示する。また、システムコントローラ20は、個別マークMi4〜Mi5が示す歩行者から構成されていた集団候補の情報を集団リストLcから削除する。
このように、第2表示例では、システムコントローラ20は、複数のグループが接近した場合に、これらの歩行者を1つの集団マークMcにより表示する。これにより、システムコントローラ20は、表示が煩雑化するのを好適に抑制することができる。
(2−3)第3表示例
図7(A)〜(C)は、第3表示例に係るディスプレイ44の表示の遷移を示す。第3表示例では、システムコントローラ20は、1つの集団マークMcにより表示されていた集団が分裂した場合に、分裂後の各集団の人数に応じて表示を変更する。
図7(A)では、まず、システムコントローラ20は、登録歩行者が5人のステータス「集団小」の集団を認識し、これらの歩行者の集団を、登録歩行者数を示す吹き出し72と共に集団記号Mc1により表示する。
そして、図7(B)の例では、集団マークMc1が示す集団は、交差点に向かって進行している。この場合、システムコントローラ20は、歩行者データSpを受信する度に、歩行者データSpに含まれる位置情報に基づき、集団マークMc1が示す集団の中心位置Pcを算出し、集団マークMc1の表示位置を変化させる。また、システムコントローラ20は、算出した中心位置Pcに基づき集団カウント範囲Rwを認識し、集団カウント範囲Rwから集団の構成員が外に出ていないかを監視する。
次に、図7(C)の例では、交差点において、2人の歩行者が左折し、3人の歩行者が引き続き直進する。その結果、システムコントローラ20は、算出した中心位置Pcに基づき認識した集団カウント範囲Rwから、左折する2人の歩行者が外に出たと判断し、集団リストLcに登録された集団マークMc1が示す集団から除外する。即ち、この場合、システムコントローラ20は、集団リストLcに登録された集団の登録歩行者数を「5人」から「3人」に変更し、それに伴い、ステータスを「集団小」から「集団候補」に変更する。従って、システムコントローラ20は、図7(C)に示すように、各歩行者を個別マークMi1〜Mi5により個別表示する。なお、図7(C)の例では、システムコントローラ20は、左折した2人の歩行者の距離が2m以内であることから、これらを集団候補とみなし、集団リストLcに新たに登録する。
このように、第3表示例では、システムコントローラ20は、集団が分裂した場合に、分裂前後において集団マークMcと個別マークMiとを好適に使い分けて表示させることができる。
(2−4)第4表示例
図8(A)〜(C)は、第4表示例に係るディスプレイ44の表示の遷移を示す。第4表示例では、システムコントローラ20は、1つの集団マークMcにより表示されていた集団の登録歩行者数が増加してステータスが変更された場合に、変更後のステータスに応じて集団マークMcの大きさを変化させる。
図8(A)では、図7(A)の例と同様、システムコントローラ20は、登録歩行者が5人のステータス「集団小」の集団を認識し、これらの歩行者の集団を、登録歩行者数を示す吹き出し72と共に集団記号Mc1により表示する。また、システムコントローラ20は、登録歩行者が2人の集団候補を認識し、各歩行者を個別マークMi6、Mp7により表示する。
図8(B)では、集団マークMc1が示す集団は、交差点に向かって進行し、個別マークMi6等が示す歩行者も交差点に向かって進行している。この場合、システムコントローラ20は、歩行者データSpを受信する度に、歩行者データSpに含まれる位置情報に基づき、集団マークMc1が示す集団の中心位置Pcを算出し、集団マークMc1の表示位置を変化させる。また、システムコントローラ20は、個別マークMi8が示す歩行者を新たに認識し、当該歩行者を集団候補に加わえるように集団リストLc等を更新する。
図8(C)の例では、交差点において、集団マークMc1が示す集団と、3人の集団候補とが接近する。この場合、システムコントローラ20は、集団マークMc1が示す集団の集団カウント範囲Rw内に、個別マークMi6〜Mi8が示す歩行者が進入したと判断し、集団マークMc1が示す集団に、個別マークMi6〜Mi8が示す歩行者を構成員として加える。そして、システムコントローラ20は、個別マークMi6〜Mi8が示す歩行者から構成されていた集団候補の構成員が「0」になり消滅したと判断する。
この場合、システムコントローラ20は、集団マークMc1が示す集団の登録歩行者数が「5」から「8」に変化したことにより、当該集団のステータスが「集団小」から「集団中」になったことを認識する。従って、システムコントローラ20は、集団リストLc及び歩行者リストLpの更新と共に、表示する集団マークMcを、集団マークMc1より大きい集団マークMc2により表示する。このとき、好適には、システムコントローラ20は、集団マークMc1と異なる色により集団マークMc2を表示するとよい。また、図8(C)の例では、システムコントローラ20は、集団マークMc2に加え、集団マークMc2が示す集団の登録歩行者数を示す吹き出し73を表示している。また、システムコントローラ20は、個別マークMi6〜Mi8が示す歩行者から構成されていた集団候補の情報を集団リストLcから削除する。
このように、第4表示例では、システムコントローラ20は、集団のステータスの変化に応じて、当該集団を示す集団マークMcの大きさを変化させる。一般に、集団の規模によっては、通行の妨げや事故に繋がる可能性がある。従って、この態様により、システムコントローラ20は、集団の規模を好適に運転者に視認させ、運転者に注意喚起をすることができる。
(3)処理フロー
次に、本実施例に係る歩行者表示処理の手順について、図9〜図11を参照して説明する。
(3−1)歩行者表示処理の概要
図9は、歩行者表示処理の概要を示すフローチャートである。システムコントローラ20は、図9に示す処理を、歩行者データSpを受信する度に実行する。
まず、システムコントローラ20は、歩行者データSpを受信する(ステップS101)。このとき、システムコントローラ20は、ディスプレイ44の表示範囲外の位置を示す位置情報を含む歩行者データSpを受信した場合には、ステップS102以降の処理をすることなくフローチャートを終了する。次に、システムコントローラ20は、既に歩行者データSpを受信済みの歩行者であるか否か判定する(ステップS102)。即ち、システムコントローラ20は、歩行者データSpが示す歩行者IDが、歩行者リストLpに既に登録されているか否か判定する。そして、システムコントローラ20は、歩行者データSpが示す歩行者IDが歩行者リストLpに登録されていない場合(ステップS102;No)、歩行者データSpの送信元の歩行者の情報を歩行者リストLpに登録する(ステップS103)。その後、システムコントローラ20は、歩行者リストLp及び集団リストLcを更新するための第1リスト更新処理を実行する(ステップS104)。第1リスト更新処理は、集団(集団候補も含む)の構成員として認識されていない歩行者から歩行者データSpを受信したときに実行する歩行者リストLp及び集団リストLcの更新処理であり、図10を参照して後述する。
一方、システムコントローラ20は、歩行者データSpが示す歩行者IDが既に歩行者リストLpに登録済みの場合(ステップS102;Yes)、歩行者データSpに含まれる位置情報に基づき、歩行者データSpに含まれる歩行者IDに対応する歩行者リストLp内の位置情報を更新する(ステップS105)。次に、システムコントローラ20は、歩行者データSpに含まれる歩行者IDに対応する歩行者リストLpに、登録された集団リスト番号があるか否か判定する(ステップS106)。そして、システムコントローラ20は、対象の歩行者IDに対応する歩行者リストLpに、登録された集団リスト番号がある場合(ステップS106;Yes)、歩行者リストLp及び集団リストLcを更新するための第2リスト更新処理を実行する(ステップS107)。第2リスト更新処理は、集団(集団候補も含む)の構成員である歩行者から歩行者データSpを受信したときに実行する歩行者リストLp及び集団リストLcの更新処理であり、図11を参照して後述する。一方、システムコントローラ20は、対象の歩行者IDに対応する歩行者リストLpに、登録された集団リスト番号がない場合(ステップS106;No)、第1リスト更新処理を実行する(ステップS104)。
そして、第1リスト更新処理又は第2リスト更新処理の実行後、システムコントローラ20は、更新した集団リストLc及び歩行者リストLpに基づき、地図の表示範囲内に存在する歩行者を、個別マークMiや集団マークMcにより、地図上に表示する(ステップS108)。
(3−2)第1リスト更新処理
図10は、集団(集団候補も含む)の構成員として認識されていない歩行者から歩行者データSpを受信したときに実行する第1リスト更新処理を示すフローチャートである。
まず、システムコントローラ20は、受信した歩行者データSpが示す位置情報に基づき、歩行者データSpの送信元の歩行者を新規の構成員として含む集団が集団リストLcに存在するか判定する(ステップS201)。具体的には、システムコントローラ20は、集団リストLcに登録されている各集団の中心位置Pcと、歩行者データSpに含まれる位置情報が示す位置との距離差が、集団のステータスごとに定まる範囲規定距離以内であるか否か判定する。そして、システムコントローラ20は、歩行者データSpの送信元の歩行者を新規の構成員として含む集団が集団リストLcに存在する場合(ステップS201;Yes)、当該集団に対する登録歩行者数等の集団リストLcの更新処理及び集団リスト番号等の歩行者リストLpの更新を行う(ステップS202)。
次に、システムコントローラ20は、ステップS202で集団リストLcを更新した集団についてステータスの更新があったか否か判定する(ステップS203)。即ち、システムコントローラ20は、登録歩行者数が増加したことにより、規模が大きいステータスへの変更があったか否か判定する。そして、システムコントローラ20は、ステータスの更新があった場合(ステップS203;Yes)、ステップS204へ処理を進める。一方、システムコントローラ20は、ステータスの更新がない場合(ステップS203;No)、集団の構成に変化は生じないと判断し、フローチャートの処理を終了する。
次に、ステータスの更新があった場合、システムコントローラ20は、ステータスを更新した集団の集団カウント範囲Rw内に新たに入る歩行者が存在するか否か判定する(ステップS204)。即ち、システムコントローラ20は、ステータスの更新により、範囲規定距離が長くなったことから、拡大した集団カウント範囲Rwに新たに入る歩行者が存在するか否かを判定する。具体的には、システムコントローラ20は、ステータスを更新した集団以外の歩行者リストLpに登録された歩行者のうち、ステータスを更新した集団の中心位置Pcとの距離差が、ステータス更新後に適用される範囲規定距離以内となるような歩行者が存在するか否か判定する。そして、システムコントローラ20は、ステータス更新した集団の集団カウント範囲Rwに新たに入る歩行者が存在する場合(ステップS204;Yes)、ステップS205へ処理を進める。一方、システムコントローラ20は、ステータス更新した集団の集団カウント範囲Rwに新たに入る歩行者が存在しない場合(ステップS204;No)、集団の構成に変化は生じないと判断し、フローチャートの処理を終了する。
次に、システムコントローラ20は、ステータスを更新した集団の集団カウント範囲Rw内に新たに入る歩行者が存在する場合に、当該歩行者がいずれの集団にも属していないか、又は、当該歩行者が属する集団がステータスを更新した集団より小さい(即ち登録歩行者数が少ない)か否か判定する(ステップS205)。そして、システムコントローラ20は、当該歩行者がいずれの集団にも属していないか、又は、歩行者の属する集団がステータスを更新した集団より小さい場合(ステップS205;Yes)、ステップS202へ処理を戻す。そして、システムコントローラ20は、ステータスを更新した集団に、ステップS204で該当した歩行者を加え、かつ、当該歩行者が属していた集団から当該歩行者を除外するように、集団リストLc及び歩行者リストLpを更新する。一方、歩行者の属する集団がステータスを更新した集団と同等以上の規模の場合(ステップS205;No)、システムコントローラ20は、ステータスを更新した集団に、ステップS204で該当した歩行者を加える必要がないと判断し、フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップS201において、歩行者データSpの送信元の歩行者を新規の構成員として含む集団が集団リストLcに存在しない場合(ステップS201;No)、システムコントローラ20は、歩行者データSpの送信元の歩行者を含む新たな集団候補が形成されたか否か判定する(ステップS206)。即ち、システムコントローラ20は、歩行者リストLpに登録されている集団リスト番号が未登録の歩行者のうち、歩行者データSpの送信元の歩行者の位置との距離が、集団候補の範囲規定距離(2m)以内になる歩行者が存在するか否か判定する。そして、システムコントローラ20は、歩行者データSpの送信元の歩行者を含む新たな集団候補が形成されたと判断した場合(ステップS206;Yes)、即ち、歩行者データSpの送信元の歩行者の位置との距離が、2m以内になる歩行者が存在する場合、集団リストLc及び歩行者リストLpの更新を行う(ステップS207)。この場合、システムコントローラ20は、集団リストLcに新たな集団候補を登録すると共に、該当する歩行者に対応する歩行者リストLpの集団リスト番号を登録する。
次に、システムコントローラ20は、ステップS204と同様に、形成された集団候補の集団カウント範囲Rwに属する新たな歩行者が存在するか否か判定する(ステップS208)。そして、システムコントローラ20は、形成された集団候補に属する新たな歩行者が存在し(ステップS208;Yes)、かつ、当該歩行者はいずれの集団にも属していない又は形成された集団候補よりも小さい集団候補に所属していた場合(ステップS209;Yes)、ステップS202へ処理を戻す。そして、システムコントローラ20は、ステップS208で該当する歩行者をステップS206で認識した集団候補に加えるように、集団リストLc及び歩行者リストLpの更新を行う。一方、形成された集団候補の集団カウント範囲Rwに属する新たな歩行者が存在しない場合(ステップS208;No)、又は、該当する歩行者が形成された集団候補と同等規模以上の集団(集団候補も含む)に所属していた場合(ステップS209;No)、システムコントローラ20は、集団の構成を変更する必要がないと判断し、フローチャートの処理を終了する。
(3−3)第2リスト更新処理
図11は、集団(集団候補も含む)の構成員である歩行者から歩行者データSpを受信したときに実行する第2リスト更新処理を示すフローチャートである。
まず、システムコントローラ20は、該当する集団リストLcの中心位置Pcを再計算し、更新する(ステップS301)。次に、システムコントローラ20は、再計算した中心位置Pcに基づき、集団の集団カウント範囲Rwから外れる歩行者が存在するか否か判定する(ステップS302)。具体的には、システムコントローラ20は、歩行者データSpの送信元の歩行者が属する集団に属する歩行者を対象に、再計算した中心位置Pcからの距離が、所属する集団のステータスに応じた範囲規定距離よりも長くなる歩行者が存在するか否か判定する。そして、システムコントローラ20は、集団の集団カウント範囲Rwから外れる歩行者が存在すると判断した場合(ステップS302;Yes)、集団カウント範囲Rwから外れた歩行者を集団から除外するように、集団リストLc及び歩行者リストLpの更新を行う(ステップS303)。
次に、システムコントローラ20は、集団のステータスの更新があったか否か判定する(ステップS304)。具体的には、システムコントローラ20は、登録歩行者数の減少により規模が小さいステータスへの変更があったか否か判定する。そして、ステータスの更新があった場合(ステップS304;Yes)、システムコントローラ20は、ステップS302へ処理を戻す。そして、システムコントローラ20は、ステータスの更新により範囲規定距離が短くなることから、新たに集団の集団カウント範囲Rwから外れる歩行者が存在するか否かの判定を行う。一方、システムコントローラ20は、集団のステータスの更新がない場合(ステップS304;No)、フローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、本実施例に係るナビゲーション装置1のシステムコントローラ20は、道路上に存在する人が所持する携帯端末2から位置情報を含む歩行者データSpを取得する。そして、システムコントローラ20は、取得した歩行者データSpが示す道路上に存在する人の位置をディスプレイ44に表示する。そして、システムコントローラ20は、ディスプレイ44に表示される道路上に存在する人が、集団カウント範囲Rw内に5人以上存在する場合は、当該集団カウント範囲Rw内に存在する人を一つの表示記号である集団マークMcにより表示する。このようにすることで、ナビゲーション装置1は、表示すべき人が大勢存在した場合であっても、表示の煩雑化や描画処理の負荷を好適に抑制することができる。
[変形例]
以下、実施例の各変形例について説明する。なお、これらの各変形例は、組み合わせて上述の実施例に適用してもよい。
(変形例1)
システムコントローラ20は、集団のステータスを変更するか否か判定するための登録歩行者数の閾値にヒステリシスを持たせてもよい。
図12は、変形例に係る集団定義テーブルTcのデータ構造の一例である。図12に示す集団定義テーブルTcには、各ステータスになるのに必要な登録歩行者数を示す「アップ時必要歩行者数」の項目と、各ステータスを維持するのに必要な登録歩行者数を示す「維持必要歩行者数」の項目とを有する。図12に示すように、維持必要歩行者数は、アップ時必要歩行者数よりも小さい値に設定されている。
そして、システムコントローラ20は、図10のステップS203では、「アップ時必要歩行者数」の項目を参照して、ステータスの更新があったか否か判定する。また、図11のステップS304では、システムコントローラ20は、「維持必要歩行者数」の項目を参照して、ステータスの更新があったか否か判定する。
このようにすることで、システムコントローラ20は、集団の登録歩行者数がステータスの変更を判定する際の閾値である必要歩行者数付近で変動することにより、ディスプレイ44の表示が頻繁に切り替わるのを好適に抑制することができる。なお、アップ時必要歩行者数は、本発明における「第1所定人数」の一例であり、維持必要歩行者数は、本発明における「第2所定人数」の一例である。
(変形例2)
システムコントローラ20は、車両Veの進行方向に存在する道路上の歩行者のみを、個別マークMi又は集団マークMcの表示対象としてもよい。例えば、システムコントローラ20は、自立測位装置10又は案内ルートの設定がある場合には設定された案内ルートに基づき、車両Veの進行方向を認識する。そして、システムコントローラ20は、進行方向上の道路(歩道も含む)内に存在する歩行者のみを対象に、集団リストLc及び歩行者リストLpを生成する。
この場合、システムコントローラ20は、図9のステップS101において、歩行者データSpを受信した場合に、地図データを参照し、歩行者データSpに含まれる位置情報が示す位置が進行方向上の道路に存在するか否か判定する。そして、システムコントローラ20は、歩行者データSpに含まれる位置情報が示す位置が進行方向上の道路に存在する場合にのみ、ステップS102へ処理を進める。
このようにすることで、システムコントローラ20は、個別マークMi又は集団マークMcを表示させる対象を、進行方向上に存在する歩行者に好適に限定し、表示が煩雑化等を好適に抑制することができる。
(変形例3)
システムコントローラ20は、交差点付近に存在する歩行者を示す個別マークMi又は集団マークMcの表示態様(例えば表示色)を、信号待ちをしているか否かに応じて変更してもよい。
例えば、この場合、システムコントローラ20は、データ記憶ユニット36が記憶する地図データに基づき、交差点の位置を認識し、認識した交差点から所定距離以内に存在する歩行者を表示した個別マークMiや集団マークMcを認識する。そして、システムコントローラ20は、例えば、交差点付近で所定時間以上歩行者データSpに含まれる位置情報が変化していない歩行者を、信号待ちをしている歩行者であると認識し、当該歩行者を示す個別マークMi及び集団マークMcの表示色等を、他の個別マークMi及び集団マークMcの表示色等と異ならせる。他の例では、システムコントローラ20は、路車間通信や前方を撮影した画像に対する信号認識処理により、交差点での信号表示を認識し、通行不可となっている方向において道路と面した歩行者に対応する個別マークMi及び集団マークMcの表示態様を、他の歩行者に対応する個別マークMi及び集団マークMcの表示態様と異ならせる。このようにすることで、システムコントローラ20は、歩行者の状態を運転者に好適に把握することができる。
(変形例4)
図8の表示例において、システムコントローラ20は、集団のステータスごとに集団マークMcの大きさや色を変化させるのに加えて、又はこれに代えて、集団の登録歩行者数ごとに集団マークMcの大きさや色を変化させてもよい。
(変形例5)
システムコントローラ20は、各歩行者の進行方向に基づき、歩行者を集団に含めるか否かの判定をさらに実行してもよい。
例えば、システムコントローラ20は、歩行者リストLpに登録する各歩行者の位置情報が示す位置の変化に基づき、各歩行者の進行方向を認識する。そして、システムコントローラ20は、進行方向が所定角度差以内で一致する歩行者同士のみを、同一の集団として認識する。例えば、図6(A)の例において、システムコントローラ20は、個別マークMi4〜Mi5に対応する歩行者が個別マークMi1〜Mi3に対応する歩行者と交差点で接近した後に、当該歩行者と同一方向に移動する場合には、図6(C)に示す通りこれらの歩行者を1つの集合マークにより表示する。一方、システムコントローラ20は、個別マークMi4〜Mi5に対応する歩行者が交差点の通過後に個別マークMi1〜Mi3に対応する歩行者と反対方向に移動する場合には、単にすれ違うことによる接近であると判断し、これらを1つの集合マークにより表示しない。
このようにすることで、システムコントローラ20は、すれ違ったときに一時的に歩行者同士が接近した場合であっても、これらの歩行者を一つの集団とみなすのを好適に防ぐことができる。
(変形例6)
図5〜図8の表示例において、システムコントローラ20は、集団マークMc1、Mc2により表示する集団の登録歩行者数を吹き出し72、73に表示する代わりに、集団マークMc1、Mc2内に表示してもよい。
(変形例7)
システムコントローラ20は、集団マークMcを表示する集団の中心位置Pcの位置の変化が所定距離以内である場合、当該集団マークMcの再描画を行わなくてもよい。上述の所定距離は、例えば、地図上に移動前後の集団マークMcを表示した場合に、集団マークMcの位置の変化を観察者が明確に認識する必要がない程度に短い距離に設定される。これにより、システムコントローラ20は、集団マークMcに対する描画頻度を好適に下げて、処理負荷を低減させることができる。
(変形例8)
ナビゲーション装置1が実行する図9〜図11のフローチャートに示す処理の一部を、ナビゲーション装置1と接続するサーバ装置が実行してもよい。
図13は、変形例に係る歩車間通信システムの構成例を示す。この場合、歩車間通信システムは、ナビゲーション装置1と通信可能なサーバ装置3を備える。そして、サーバ装置3は、例えば、ナビゲーション装置1が表示する画面情報を生成し、ナビゲーション装置1に送信する。この場合、サーバ装置3は、ナビゲーション装置1から、歩行者データSp及びナビゲーション装置1の現在位置情報等を受信し、図9〜図11の処理を実行する。このとき、図9のステップS108において、サーバ装置3は、車両Veの現在位置周辺の地図上に個別マークMiや集団マークMcを表示するための画面情報をナビゲーション装置1へ送信する。
また、この場合、サーバ装置3は、図3に示す各テーブル又はリストを記憶するサーバや図9〜11のフローチャートの処理を実行するサーバなどの複数のサーバから構成されてもよい。この場合、各サーバは、他のサーバと通信を行い、割り当てられた処理を実行する。そして、本変形例では、サーバ装置3は、本発明における「表示制御装置」の一例である。
(変形例9)
ナビゲーション装置1は、経路案内機能を有する必要はなく、車両Veの現在位置周辺の地図上に歩行者を表示する機能を有していればよい。
1 ナビゲーション装置
2 携帯端末
3 サーバ装置
10 自立測位装置
18 GPS受信機
20 システムコントローラ
22 CPU
36 データ記憶ユニット
38 通信装置
40 表示ユニット
44 ディスプレイ
60 入力装置

Claims (9)

  1. 道路上に存在する人の位置を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部によって取得された前記道路上に存在する人の位置を表示部に表示する制御を行う表示制御部と
    を備え、
    前記表示制御部は、前記表示部に表示される前記道路上に存在する人が、所定範囲内に複数人数である所定人数以上存在する場合は、当該所定範囲内に存在する人を一つの表示記号で表示することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記表示制御部は、前記所定範囲内にいる人の数が第1所定人数以上に増えたときに、前記所定範囲内に表示される人を一つの表示記号で表示し、
    前記一つの表示記号で表示中の前記所定範囲内にいる人の数が第2所定人数未満に減ったときに、当該所定範囲内にいる人を個々の表示記号で表示し、
    前記第2所定人数は、前記第1所定人数よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示制御部は、前記表示部と共に移動する移動体の進行方向にある前記道路上に存在する人の位置を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御部は、
    前記道路上に存在する人同士の距離が所定距離以内となる人を集団候補の構成員として認識し、かつ、
    前記集団候補の各構成員の位置に基づく基準位置から所定距離以内に前記集団候補の構成員以外の人が存在する場合に、当該人を前記集団候補の構成員として加え、かつ、
    前記集団候補の構成員の人数が前記所定人数以上になった場合に、前記集団候補の構成員を前記一つの表示記号で表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、前記道路上に存在する人の各々の進行方向が一致する場合にのみ、当該人を前記一つの表示記号で表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示制御部は、前記所定範囲内に存在する人の数に基づき、前記一つの表示記号の大きさを決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の表示制御装置。
  7. 表示制御装置が実行する制御方法であって、
    道路上に存在する人の位置を取得する位置情報取得工程と、
    前記位置情報取得工程によって取得された前記道路上に存在する人の位置を表示部に表示する制御を行う表示制御工程と
    を有し、
    前記表示制御工程は、前記表示部に表示される前記道路上に存在する人が、所定範囲内に複数人数である所定人数以上存在する場合は、当該所定範囲内に存在する人を一つの表示記号で表示することを特徴とする制御方法。
  8. コンピュータが実行するプログラムであって、
    道路上に存在する人の位置を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部によって取得された前記道路上に存在する人の位置を表示部に表示する制御を行う表示制御部
    として前記コンピュータを機能させ、
    前記表示制御部は、前記表示部に表示される前記道路上に存在する人が、所定範囲内に複数人数である所定人数以上存在する場合は、当該所定範囲内に存在する人を一つの表示記号で表示することを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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