JP2015184552A - 画像形成装置,画像形成方法および記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置,画像形成方法および記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】間欠印刷が可能な画像形成装置であって,印刷のスループットの短縮が期待できる技術を提供すること。
【解決手段】プリンタ100は,画像形成部10に印刷を行わせる印刷期間と,画像形成部10に印刷を行わせない非印刷期間と,を交互に繰り返す間欠印刷が可能である。そして,プリンタ100は,間欠印刷を行うにあたって,非印刷期間を挟んで連続する複数の印刷期間についての連続印刷枚数の配分を,残りの印刷枚数に応じて決定する。さらには,非印刷期間の長さを,当該非印刷期間の,次の印刷期間の連続印刷枚数に応じて決定する。
【選択図】 図11

Description

本発明は,画像形成装置,画像形成方法および記憶媒体に関する。さらに詳細には,印刷を行う印刷期間と印刷を行わない非印刷期間とを交互に繰り返す間欠印刷が可能な画像形成装置の技術に関するものである。
従来から,印刷を行う印刷期間と印刷を行わない非印刷期間とを交互に繰り返す間欠印刷が可能な画像形成装置が実用化されている。画像形成装置は,所定枚数の連続印刷後に,一定時間の印刷を行わない非印刷期間を設けることで,例えば,装置内の温度上昇を抑制できる。
間欠印刷に関連する文献としては,例えば,特許文献1がある。特許文献1では,連続動作モードと,間欠動作モードとを有する画像形成装置であって,装置内の温度が設定温度に達した場合に,連続動作モードから間欠動作モードに切り替える技術が開示されている。
特開2001−117474号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,間欠印刷では,一定時間の印刷の待ちとなる時間があるため,印刷完了までに時間がかかる。一方で,印刷のスループットは短いほど好ましく,改善の余地がある。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,間欠印刷が可能な画像形成装置であって,印刷のスループットの短縮が期待できる技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,画像形成部と,制御部とを備え,前記制御部は,前記画像形成部に印刷を行わせる印刷期間と,前記画像形成部に印刷を行わせない非印刷期間と,を交互に繰り返す間欠印刷処理と,前記非印刷期間を挟んで連続する複数の前記印刷期間の,各印刷期間での連続印刷枚数の配分を,残りの印刷枚数に応じて決定する配分決定処理と,前記配分決定処理にて決定された各印刷期間での連続印刷枚数を参照し,前記非印刷期間の長さを,次の前記印刷期間での連続印刷枚数に応じて決定する期間長決定処理とを実行することを特徴としている。
本明細書に開示される画像形成装置は,印刷期間と非印刷期間とを交互に繰り返す間欠印刷が可能であって,非印刷期間を挟んで連続する複数の印刷期間についての連続印刷枚数の配分を,残りの印刷枚数に応じて決定する。具体的には,残りの印刷枚数の印刷の完了が早くなるように連続印刷枚数の配分を決定する。さらには,非印刷期間の長さを,次の印刷期間での連続印刷枚数に応じて決定する。
すなわち,印刷のスループットの短縮に最適な連続印刷枚数の配分は,残りの印刷枚数によって異なる。そのため,本明細書に開示される画像形成装置では,残りの印刷枚数に応じて複数の印刷期間の各連続印刷枚数を決定し,さらに各印刷期間に先行する非印刷期間の長さをそれぞれの連続印刷枚数に応じて決定する。これにより,各印刷期間の連続印刷枚数と各非印刷期間の長さとが一定の間欠印刷と比較して,印刷のスループットの短縮が期待できる。
また,前記制御部は,前記配分決定処理では,残りの印刷枚数と印刷条件とに応じて,前記印刷期間の連続印刷枚数の配分を決定するとよい。印刷条件ごとに,1枚分の印刷にかかる時間や,発生する熱量が異なる。そのため,印刷条件に応じて連続印刷枚数の配分を決定する方が望ましい。なお,印刷条件としては,例えば,用紙サイズ,用紙種類,カラー設定,両面設定,解像度が該当する。
また,前記制御部は,前記配分決定処理では,残りの印刷枚数が所定枚数以上の場合には,前記印刷期間の連続印刷枚数を特定の枚数αに決定するとよい。残りの印刷枚数が多い場合には,連続印刷枚数を一定の枚数とすることで,シンプルな制御によって,全ての印刷が完了するまでの時間の短縮が期待できる。
また,前記制御部は,前記配分決定処理では,残りの印刷枚数が前記所定枚数よりも少ない場合には,前記印刷期間の連続印刷枚数を前記枚数αよりも多い枚数βに決定し得るとよい。残りの印刷枚数が少なくなった場合,連続印刷枚数として固定値αよりも多い枚数βも決定し得ることで,全ての印刷が完了するまでの時間の短縮がより期待できる。
また,前記制御部は,前記配分決定処理では,先の印刷期間と後の印刷期間とで異なる連続印刷枚数に決定する場合には,先の印刷期間の連続印刷枚数を,後の印刷期間の連続印刷枚数よりも多くするとよい。先の印刷期間ほど多い連続印刷枚数に決定することで,より多くのジョブが早期に完了する可能性が高まる。
また,前記制御部は,前記配分決定処理にて前記印刷期間の連続印刷枚数の配分を決定した後,当該決定時に参照された残りの印刷枚数の印刷が全て完了する前に,新たな印刷ジョブの投入と当該決定時に参照された残りの印刷枚数の印刷の一部のキャンセルとの少なくとも一方が行われた場合には,再度,前記配分決定処理を実行するとよい。残りの印刷枚数に増減が生じた場合には,好適な連続印刷枚数の配分も変化する可能性がある。そのため,連続印刷枚数の配分を決定し直した方が好ましい。
また,前記制御部は,前記配分決定処理にて前記印刷期間の連続印刷枚数の配分を決定した後,当該決定時に参照された残りの印刷枚数の印刷が全て完了する前に,前記画像形成部による印刷を中断させる要因が生じた場合には,再度,前記配分決定処理を実行するとよい。印刷を中断させる要因としては,例えば,シートジャム,消耗品の交換,カバーオープンが該当する。印刷を中断させる要因が生じた場合には,好適な連続印刷枚数の配分も変化する可能性がある。そのため,連続印刷枚数の配分を決定し直した方が好ましい。
また,前記制御部は,前記間欠印刷処理の実行条件を満たしたことに応じて,前記配分決定処理を実行するとよい。連続印刷枚数の配分は,間欠印刷を行うタイミングで実行する方が,より好適な配分の決定が期待できる。なお,間欠印刷処理の実行条件としては,例えば,印刷の度にカウントされる蓄熱カウンタが閾値以上であることや,温度検知部にて規定値以上の温度が検出されたことや,ユーザによる間欠印刷の実行指示が入力されたことが該当する。
上記画像形成装置の機能を実現するための制御方法,コンピュータプログラム,および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,間欠印刷が可能な画像形成装置であって,印刷のスループットの短縮が期待できる技術が実現される。
実施の形態にかかるプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 図1に示したプリンタの内部構成を示す断面図である。 非印刷期間が固定の場合の,間欠モード時の定着温度および蓄熱カウンタの推移を示すタイムチャートである。 実施の形態のプリンタにおける,用紙種ごとの,連続印刷枚数と非印刷期間との関係を示す図である。 実施の形態のプリンタにおける,残り印刷枚数(全て普通紙)ごとの,連続印刷枚数の配分と1区分の所要時間との関係を示す図である。 非印刷期間が可変であって連続印刷枚数を4枚と2枚とに配分した場合の,定着温度および蓄熱カウンタの推移を示すタイムチャートである。 非印刷期間が可変であって連続印刷枚数を6枚と0枚とに配分した場合の,定着温度および蓄熱カウンタの推移を示すタイムチャートである。 実施の形態のプリンタにおける,残り印刷枚数(厚紙を含む)ごとの,連続印刷枚数の配分と1区分の所要時間との関係を示す図である。 実施の形態のプリンタにおける,残り印刷枚数ごとの連続印刷枚数の配分を記憶する配分データベースの構成を示す図である。 プリンタが実行するカウンタ減算処理の手順を示すフローチャートである。 プリンタが実行する印刷処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,間欠印刷が可能なプリンタに本発明を適用したものである。
本形態のプリンタ100は,図1に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(Non Volatile RAM)34と,ASIC35とを有するコントローラ30を備えている。また,プリンタ100は,電子写真方式によって画像を形成する画像形成部10と,ユーザからの入力操作を受け付ける操作部40と,外部デバイスと接続するための通信インターフェース(IF)37とを備え,これらがCPU31によって制御される。なお,図1中のコントローラ30は,CPU31等,プリンタ100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にプリンタ100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ROM32には,プリンタ100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,プリンタ100の各構成要素を制御する。CPU31は,制御部の一例である。なお,コントローラ30が制御部であってもよいし,ASIC35が制御部であってもよい。
通信インターフェース37は,他の装置との通信を可能にするハードウェアである。具体的な通信インターフェース37としては,例えば,有線LANインターフェース,無線LANインターフェース,シリアル通信インターフェース,パラレル通信インターフェース,ファクシミリインターフェースが該当する。プリンタ100は,画像形成部10に画像を形成させるジョブを,通信インターフェース37を介して外部デバイスから受信できる。
操作部40は,プリンタ100の外装に設けられ,ユーザからの入力操作を受け付ける各種のボタンや,メッセージや設定内容を表示するタッチパネルを有している。各種のボタンとしては,例えば,画像形成部10に画像を形成させる実行ボタンや,画像形成のキャンセル指示を入力するキャンセルボタンがある。また,操作部40は,ユーザがタッチパネルに指を接触させることによっても,各種の入力を受け付ける。
続いて,プリンタ100の画像形成部10の構成について,図2を参照しつつ説明する。画像形成部10は,電子写真方式によってトナー像を形成し,そのトナー像をシートに転写するプロセス部50と,プロセス部50に光を照射する露光装置53と,シート上の未定着のトナーを定着させる定着装置8と,画像転写前のシートを載置する給紙トレイ91と,画像転写後のシートを載置する排紙トレイ92と,プロセス部50の転写位置にシートを搬送する搬送ベルト7とを備えている。
また,プリンタ100内には,底部に位置する給紙トレイ91に収容されたシートが,給紙ローラ21,レジストローラ22,プロセス部50,定着装置8を通り,排紙ローラ26を介して上部の排紙トレイ92への導かれるように,略S字形状の搬送路11(図2中の一点鎖線)が設けられている。
プロセス部50は,カラー画像の形成が可能であり,シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)の各色に対応するプロセス部を並列に配置している。具体的には,C色の画像を形成するプロセス部50Cと,M色の画像を形成するプロセス部50Mと,Y色の画像を形成するプロセス部50Yと,K色の画像を形成するプロセス部50Kとを備えている。そして,シートの搬送方向において,下流側からプロセス部50C,50M,50Y,50Kの順に等間隔に配置されている。なお,プロセス部の順番はこれに限定するものではない。
プロセス部50Kは,ドラム状の感光体1と,感光体1の表面を一様に帯電する帯電装置2と,感光体1上の静電潜像に対してトナーによる現像を行う現像装置4と,感光体1上のトナー像をシートあるいは搬送ベルト7に転写させる転写装置5とを有している。感光体1および転写装置5は,搬送ベルト7に対して接触配置されている。そして,感光体1は,転写装置5に対して搬送ベルト7を挟んで対向している。他のプロセス部50C,50M,50Yについても,プロセス部50Kと同様の構成である。
各プロセス部50C,50M,50Y,50Kでは,感光体1の表面が帯電装置2によって一様に帯電される。その後,露光装置53からの光により露光され,形成すべき画像の静電潜像が感光体1上に形成される。次いで,現像装置4を介してトナーが感光体1に供給される。これにより,感光体1上の静電潜像は,トナー像として可視像化される。
画像形成部10は,給紙トレイ91に載置されているシートを1枚ずつ取り出し,そのシートを搬送ベルト7上に搬送する。そして,プロセス部50にて形成されたトナー像をそのシートに転写する。このとき,カラー印刷では,各プロセス部50C,50M,50Y,50Kにてトナー像が形成され,シート上で各トナー像が重ね合わせられる。一方,モノクロ印刷では,プロセス部50Kのみでトナー像が形成され,シートに転写される。その後は,トナー像が転写されたシートを定着装置8に搬送し,トナー像をそのシートに熱定着させる。そして,定着後のシートを排紙トレイ92に排出する。
続いて,プリンタ100が実行する間欠印刷について説明する。プリンタ100は,印刷を行う印刷期間と,印刷を行わない非印刷期間とを交互に繰り返す間欠モードと,非印刷期間を設けない非間欠モードとを有している。間欠モードでは,印刷期間と次の印刷期間との間に非印刷期間があることで,非間欠モードと比較して,装置内の温度上昇が抑制される。
印刷期間では,連続して印刷する印刷枚数の上限である連続印刷枚数が決められており,その範囲内での連続印刷が許可される。印刷期間は,印刷が許可される期間であり,連続印刷中,隣り合うシートの間隔を確保するために印刷を行っていないシート間の時間も,印刷期間に含まれる。一方,非印刷期間では,次の印刷期間での連続印刷枚数に応じてその長さが決められており,その期間内での印刷が制限される。非印刷期間は,印刷が制限される期間であり,定着装置8のヒータのウォーミングアップ等,印刷のための準備期間は,非印刷期間に含まれる。
プリンタ100は,印刷開始時では装置内の温度が低いことが想定されることから,非間欠モードで印刷を開始する。プリンタ100は,印刷を行った場合,定着装置8のヒータが熱源となって装置内の温度が上昇する。
プリンタ100は,装置内の温度を想定するための蓄熱カウンタを,RAM33あるいはNVRAM34に記憶している。蓄熱カウンタは,プリンタ100の起動時に初期値がセットされる。そして,プリンタ100は,シート1枚の印刷の度に蓄熱カウンタをカウントアップする。一方,定着装置8のヒータを停止すると,装置内の温度が下がる。そのため,定着装置8のヒータが動作していない間は,蓄熱カウンタを定期的にカウントダウンする。プリンタ100は,この蓄熱カウンタの値が,間欠モードに移行するための間欠閾値よりも大きくなった場合,装置内の温度上昇を抑制するために,非間欠モードから間欠モードに移行する。
具体的に,間欠モードでの,定着温度および蓄熱カウンタの推移を,図3のタイムチャートに示す。定着温度は,定着装置8の加熱ローラの表面温度である。図3では,印刷期間の連続印刷枚数を5枚とし,非印刷期間を30秒とし,残りの印刷枚数が6枚であったときの,推移を示している。
図3のP1は,先の印刷期間の終了時,すなわち当該先の印刷期間での5枚目の印刷が完了した時点である。印刷期間での定着温度は,定着可能閾値よりも高い温度となるように制御される。印刷期間内での定着温度のアップダウンは,シートの通過に伴ってシートが熱を奪うことに起因するものである。
また,印刷期間中,蓄熱カウンタがシートへの印刷の度にカウントアップされる。例えば,1枚の印刷にかかる時間が4秒であれば,4秒ごとにカウントアップされる。1回のカウントアップ量は,一定量であってもよいし,シートの種類や搬送速度によって異なってもよい。
P1の後,P1からP2までの期間で,定着装置8のヒータを停止して定着温度を下げる。そして,P2からP3までの期間では,次の印刷期間のために,定着装置8のヒータを動作させて定着温度を再び定着可能閾値まで上昇させる。すなわち,P1からP2までの期間は,装置内を冷却する冷却期間に相当し,P2からP3までの期間は,ヒータを予熱するウォームアップ期間に相当する。P1からP3までの間は,印刷が行われないため,非印刷期間となる。
非印刷期間中,蓄熱カウンタが定期的にカウントダウンされる。例えば,印刷をしていない時間が6秒経過するごとにカウントダウンされる。1回のカウントダウン量は,一定量である。
P3の後,印刷期間に移行し,残り6枚のうち,5枚の連続印刷を行う。この印刷期間(P3−P4)中,蓄熱カウンタが再びカウントアップされる。プリンタ100は,印刷期間中のカウントアップによって蓄熱カウンタが印刷不可閾値を超えないように,印刷期間前の非印刷期間(P1−P3)の長さを設定する。つまり,P1からP4までの期間が間欠モードにおける,印刷期間と非印刷期間とからなる間欠印刷の1区分の長さT0となる。
P4の後,次の印刷期間のための非印刷期間が設けられる。すなわち,冷却期間(P4−P5)と,ウォームアップ期間(P5−P6)が設けられる。P6の後は,再び印刷を開始し,残りの1枚の印刷を行う。P7は,当該残りの1枚の印刷完了時である。つまり,残りの印刷枚数が6枚の時点での印刷完了にかかる時間は,P1からP7までの長さT1となる。
また,印刷期間の連続印刷枚数は,1枚当たりの所要時間が短い枚数によって決まる。図4は,本形態のプリンタ100における,連続印刷枚数ごとの,必要最小限の非印刷期間を示している。図4に示した数値は実験値もしくは設計値である。また,図4の(A)は普通紙を使用した場合の値であり,図4の(B)は厚紙を使用した場合の値である。本形態のプリンタ100は,普通紙の場合,1枚の印刷にかかる時間が4秒である。また,厚紙の場合,1枚の印刷にかかる時間が7秒である。
図4の(A)の普通紙の例では,連続印刷枚数を1枚とすると,非印刷期間は12秒で足りる。そして,1枚当たりの所要時間は,1区分の所要時間16秒(=非印刷期間(12秒)+印刷期間(1枚×4秒))/1枚=16.00秒となる。また,連続印刷枚数を2枚とすると,1枚当たりの所要時間は,1区分の所要時間25秒(=非印刷期間(17秒)+印刷期間(2枚×4秒))/2枚=12.50秒となる。同様に,連続印刷枚数を5枚とすると,1区分の所要時間50秒(=非印刷期間(30秒)+印刷期間(5枚×4秒))/5枚=1枚当たりの所要時間は10.00秒となる。
本形態のプリンタ100では,図4の(A)に示したように,普通紙における1枚あたりの所要時間が最も短い連続印刷枚数は5枚となる。そのため,普通紙に印刷を行う場合には,連続印刷枚数を5枚として,間欠モードを動作させる。
また,図4の(B)の厚紙の例では,連続印刷枚数を5枚とすると,1枚当たりの所要時間は17.40秒である。一方で,連続印刷枚数を4枚とすると,1枚当たりの所要時間は17.00秒であり,連続印刷枚数を5枚とするよりも短くなる。本形態のプリンタ100では,この連続印刷枚数を4枚が,厚紙における1枚あたりの所要時間が最も短い枚数となる。そのため,厚紙に印刷を行う場合には,連続印刷枚数を4枚として間欠モードを動作させる。
図4の(A)および(B)に示したように,印刷期間の連続印刷枚数として好適な枚数や,連続印刷枚数に対応する非印刷期間の長さは,シートの種類によって異なる。そのため,プリンタ100は,シートの種類ごとに,印刷期間の連続印刷枚数および非印刷期間の長さを決定する。
次に,残りの印刷枚数が少ない場合の,印刷期間の連続印刷枚数および非印刷期間の長さについて説明する。印刷枚数が多い場合には,前述したように1枚あたりの所要時間が最も短い枚数を印刷期間の連続印刷枚数に固定し,その連続印刷枚数に見合う長さの非印刷期間と,その連続印刷枚数の印刷期間とを繰り返すことで,印刷完了にかかる時間を短くできる。しかし,残りの印刷枚数が少ない場合は,その残りの印刷枚数に応じて,印刷期間の連続印刷枚数および非印刷期間の長さを決定する方が,印刷完了までにかかる時間をより短縮できる可能性がある。
例えば,図3に示したように,非印刷期間を固定値としてしまうと,残りの印刷枚数が6枚の場合,5枚分の間欠印刷の1区分の時間(50秒)に,5枚の印刷期間に対応する非印刷期間(30秒)と1枚の印刷にかかる時間(4秒)との合計で,完了までの所要時間T1が84秒となる。このうち,最後の1枚について,5枚の印刷期間に対応する非印刷期間(30秒)を1枚の印刷期間に対応する非印刷期間(12秒)に変更することで,完了までの所要時間T1が66秒となる。つまり,18秒の短縮が図られる。
さらに,残りの印刷枚数を6枚とした場合,連続印刷枚数を5枚に固定すると,その後の印刷期間の連続印刷枚数の配分は,5枚と1枚とに限定される。しかし,印刷期間での連続印刷枚数の配分を,4枚と2枚,あるいは3枚と3枚としても,蓄積カウンタが印刷不可閾値を超えないのであれば,印刷は可能である。また,印刷期間を分けずに6枚全てを1回の印刷期間内で行うことも可能である。
そこで,残りの印刷枚数が全て普通紙で6枚であった場合の,連続印刷枚数の配分ごとの,印刷完了までの所要時間T1の実験値を,図5(A)に示す。印刷期間での印刷枚数の配分を5枚と1枚とにした場合には,前述したように完了までの所要時間T1は66秒である。
一方,印刷期間での印刷枚数の配分を4枚と2枚とにした場合,完了までの所要時間T1は65.5秒である。この配分での定着温度および蓄熱カウンタの推移を,図6に示す。この場合,連続印刷枚数が4枚の場合は非印刷期間が24.5秒であり,連続印刷枚数が2枚の場合は非印刷期間が17秒である(図4(A)参照)。6枚分の印刷期間は24秒である。従って,これらを合計すると65.6秒となり,印刷期間での印刷枚数の配分を5枚と1枚とにした場合と比較して,完了までの所要時間T1が僅かに短縮される。
さらに,印刷期間での印刷枚数の配分を6枚と0枚とにした場合,完了までの所要時間T1は64秒である。この配分での定着温度および蓄熱カウンタの推移を,図7に示す。この場合連続印刷枚数が6枚の場合は非印刷期間が40秒である(図4(A)参照)。6枚分の印刷にかかる時間は24秒である。そのため,その合計が64秒となる。従って,印刷期間での印刷枚数の配分を4枚と2枚とにした場合と比較しても,完了までの所要時間T1がさらに短縮される。つまり,残り印刷枚数が6枚の場合には,印刷期間での印刷枚数の配分を6枚と0枚とに配分することが最短であることがわかる。
同様に,残りの印刷枚数が全て普通紙で7枚の場合の,連続印刷枚数の配分と,完了までの所要時間T1と,の関係を図5(B)に,残りの印刷枚数が全て普通紙で8枚の場合の,連続印刷枚数の配分と,完了までの所要時間T1と,の関係を図5(C)に,残りの印刷枚数が全て普通紙で9枚の場合の,連続印刷枚数の配分と,完了までの所要時間T1と,の関係を図5(D)に,それぞれ示す。
例えば,残りの印刷枚数が7枚の場合,連続印刷枚数を5枚に固定すると,その配分は先の印刷期間が5枚で後の印刷期間が2枚となり,完了までの所要時間T1が75秒となる。一方で,配分を4枚と3枚にすると,完了までの所要時間T1が73.5秒となり,完了までの所要時間T1が短縮されることがわかる。このように残りの印刷枚数によって,2回分の印刷期間の連続印刷枚数の,最適な配分が存在することがわかる。
また,残りのシートに厚紙が含まれている場合は,全てが普通紙の場合と比較して,連続印刷枚数の最適な配分が異なる場合がある。図8は,残りの印刷のうち,最後の3枚が厚紙である場合の,連続印刷枚数の配分と,完了までの所要時間T1と,の関係を示している。例えば図8(A)に示すように,残りのシートが6枚でその内訳が普通紙3枚厚紙3枚の場合,3枚と3枚との配分が最適になる。残りのシートが6枚で全て普通紙の場合は,6枚と0枚との配分が最適になることから,シートの種類によって最適な配分が異なることがわかる。
そこで,本形態のプリンタ100では,残りの印刷枚数が少ない状況での間欠モードにおいて,残りの印刷枚数および残りのシートの種類に応じて,非印刷期間を挟んで連続する最後の2回分の印刷期間についての,連続印刷枚数の最適な配分を決定する。さらにその配分に適した非印刷期間を決定する。
具体的に,プリンタ100は,図9に示すような,残り印刷枚数ごとの,2回分の印刷期間の連続印刷枚数の配分を記憶する配分データベース(以下,「配分DB321」とする)を,ROM32に記憶している。配分DB321では,シートの種類ごとの残り枚数と,2回分の印刷期間の連続印刷枚数の配分とを関連付けたレコードを,シートの種類ごとの残り枚数の組合せごとに記憶している。
続いて,前述した間欠モードでの動作を実現するための,プリンタ100の動作について説明する。始めに,蓄熱カウンタを減算するカウンタ減算処理について,図10のフローチャートを参照しつつ説明する。カウンタ減算処理は,印刷ジョブの実行中における非印刷期間中,あるいは印刷ジョブを実行していない期間中,定期的に,CPU31によって実行される。
カウンタ減算処理では,プリンタ100は先ず,蓄熱カウンタを減算する(S101)。そして,蓄熱カウンタが0よりも小さいか否かを判断する(S102)。蓄熱カウンタが0よりも小さい場合には(S102:YES),装置内が印刷開始時とほぼ同じ温度となったと想定される。そのため,蓄熱カウンタを0にリセットする(S103)。減算値は,1よりも大きい値であり固定値である。S103の後は,カウンタ減算処理を終了する。
蓄熱カウンタが0よりも小さくない場合には(S102:NO),装置内が印刷開始時よりも高温であると想定される。そのため,蓄熱カウンタをリセットせず,カウンタ減算処理を終了する。
続いて,印刷動作を制御する印刷処理について,図11のフローチャートを参照しつつ説明する。印刷処理は,印刷ジョブを実行していない状態で,印刷ジョブを受け付けたことを契機に,CPU31によって実行される。なお,印刷処理は,非間欠モードで動作を開始する。
印刷処理では,プリンタ100は先ず,先頭の1枚分の印刷を,画像形成部10に行わせる(S121)。そして,その1枚分の印刷について,蓄熱カウンタを加算する(S122)。
S122の後は,印刷ジョブが完了したか否かを判断する(S123)。S123では,複数の印刷ジョブが蓄積されている場合には,全ての印刷ジョブが完了したか否かを判断する。全ての印刷ジョブが完了した場合には(S123:YES),印刷処理を終了する。
印刷ジョブが完了していない場合には(S123:NO),蓄熱カウンタの値が間欠閾値よりも大きいか否かを判断する(S124)。間欠閾値は,間欠モードに移行するための閾値であり,印刷不可閾値よりも小さい値である。蓄熱カウンタの値が間欠閾値よりも大きくない場合には(S124:NO),非間欠モードを継続し,S121に移行して次の1枚分の印刷を行う。
一方,蓄熱カウンタの値が間欠閾値よりも大きい場合には(S124:YES),間欠モードに移行して印刷を継続する。すなわち,プリンタ100は,蓄熱カウンタが印刷不可閾値に達する前に,間欠モードに移行する。間欠モードでは,先ず,残りの印刷枚数である残枚数が配分閾値よりも少ないか否かを判断する(S141)。
本形態のプリンタ100は,例えば普通紙を使用する場合,図4(A)に示したように,連続印刷枚数を5枚とすれば,1枚当たりの所要時間が最も短くなる。そのため,間欠モードでは,連続印刷枚数のデフォルト値を5枚とし,30秒の非印刷期間と,連続印刷5枚分の印刷期間とを繰り返す。一方で,2回分の印刷期間では,図5に示したように,より好適な連続印刷枚数の配分がある。そこで,デフォルト値での2回分の印刷期間の合計連続印刷枚数である10枚を配分閾値とし,残枚数に応じた連続印刷枚数の配分を決定する。なお,残枚数は,現在実行中の印刷ジョブに限らず,連続して実行される後続の印刷ジョブを含めた枚数である。
残枚数が配分閾値よりも少なくない場合には(S141:NO),前述したように連続印刷枚数をデフォルト値として,間欠モードでの印刷を行う。すなわち,非印刷期間であれば非印刷期間が経過するまで待機し,印刷期間であれば1枚分の印刷を画像形成部10に行わせる(S151)。印刷期間に設定された連続印刷枚数分の印刷が完了した後は,再び非印刷期間が経過するまで待機する。S151は,間欠印刷処理ないし間欠印刷ステップの一例である。また,S151の1枚分の印刷が完了する度に,蓄熱カウンタを加算する(S152)。
S152の後は,画像形成部10での印刷を中断させるエラーが発生しているか否かを判断する(S153)。印刷を中断させる要因としては,例えば,シートジャム,消耗品の交換,カバーオープンが該当する。例えば,定着装置8のヒータが停止した状態で印刷が中断している場合,装置内の温度が時間とともに低下する。これに伴って蓄熱カウンタも時間とともに減算される。そこで,印刷を中断させるエラーが発生している場合には(S153:YES),エラーの解除を待ち(S154),S124に戻って,蓄熱カウンタが間欠閾値よりも大きいか否かを再判断する。
一方,印刷を中断させるエラーが発生していない場合には(S153:NO),S141に移行し,残枚数が配分閾値よりも少なくなるまで,連続印刷枚数がデフォルト値のまま,間欠モードでの印刷を行う。具体的には,30秒の非印刷期間と連続印刷5枚分の印刷期間とを繰り返す。
残枚数が配分閾値よりも少ない場合には(S141:YES),図9に示した配分DB321を参照し,2回分の印刷期間の各連続印刷枚数を決定する(S142)。すなわち,残りの印刷をどちらの印刷期間で行うかを配分する。S142は,配分決定処理ないし配分決定ステップの一例である。
さらに,決定された印刷期間に対応する非印刷期間の長さも決定する(S143)。プリンタ100は,図4(A)および(B)に示したような,シートの種類ごとに連続印刷枚数と非印刷期間の長さとを対応付けた情報もROM32に記憶している。S143では,その情報に基づいて各印刷期間の前に設けられる非印刷期間の長さを決定する。S143は,期間長決定処理ないし期間長決定ステップの一例である。
なお,同一の印刷期間において,異なる種類のシートが混在する場合には,間欠印刷の1区分の長さが長い方のシートで当該印刷期間の印刷を全て行うものとして,連続印刷枚数および非印刷時間の長さを決定する。例えば,プリンタ100では,図4に示したように,ある印刷期間で普通紙と厚紙とが混在する場合,厚紙の方が1区分の長さが長いことから,当該印刷期間での印刷を全て厚紙に行うものとして,連続印刷枚数および非印刷時間の長さを決定する。
また,S142によって,各印刷期間で異なる印刷枚数に決定した場合,例えば残枚数7枚で4枚と3枚とに配分された場合,先の印刷期間の印刷枚数を,後の印刷期間の印刷枚数よりも多くする。先の印刷期間ほど連続印刷枚数を多くすることで,より多くのジョブが早期に完了する可能性が高まる。
S143の後は,S142およびS143での決定内容に従って,画像形成部10に印刷を行わせる。つまり,S151およびS152と同様に,間欠モードにて1枚分の印刷を画像形成部10に行わせ(S161),その1枚分の印刷について,蓄熱カウンタを加算する(S162)。
また,S143の後,印刷を中断させるエラーが発生しているか否かを判断する(S163)。印刷を中断させるエラーが発生している場合には(S163:YES),エラーの解除を待ち(S154),S124に戻って,蓄熱カウンタが間欠閾値よりも大きいか否かを再判断する。
また,印刷を中断させるエラーが発生していない場合には(S163:NO),ジョブの完了以外で印刷待ちのジョブの増減があったか否かを判断する(S164)。プリンタ100が新たなジョブを受け付けた場合には,印刷待ちのジョブが増加する。また,待機中のジョブがキャンセルされた場合には,印刷待ちのジョブが減少する。このような場合,残枚数がS142での配分に用いた値から変化する。そのため,ジョブの完了以外で印刷待ちのジョブの増減があった場合には(S164:YES),S141に移行し,新たな残枚数に最適な連続印刷枚数を設定し直す。
また,ジョブの完了以外で印刷待ちのジョブの増減がない場合には(S164:NO),印刷ジョブが完了したか否かを判断する(S165)。複数の印刷ジョブが蓄積されている場合には,全ての印刷ジョブが完了したか否かを判断する。印刷ジョブが完了していない場合には(S165:NO),S161に移行して次の1枚分の印刷を行う。全ての印刷ジョブが完了した場合には(S165:YES),印刷処理を終了する。
以上詳細に説明したように,非印刷期間を挟んで連続する複数の印刷期間についての,印刷のスループットの短縮に最適な連続印刷枚数の配分は,残りの印刷枚数によって異なる。そのため,本形態のプリンタ100では,残りの印刷枚数に応じて,残りの印刷枚数の印刷の完了が早くなるように複数の印刷期間の各連続印刷枚数を決定し,さらに各印刷期間に先行する非印刷期間の長さをそれぞれの連続印刷枚数に応じて決定する。これにより,各印刷期間の連続印刷枚数と各非印刷期間の長さとが一定の間欠印刷と比較して,印刷のスループットの短縮が期待できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,画像形成装置は,プリンタに限らず,コピー機,FAX装置,複合機等,印刷機能を備えるものであれば適用可能である。また,実施の形態のプリンタ100は,カラープリンタであり,各色に対応するプロセス部50C,50M,50Y,50Kを有しているが,プロセス部を1つ備えるモノクロプリンタであってもよい。また,画像形成方式も,電子写真方式に限らず,インクジェット方式であってもよい。
また,図4,図5,図8に示した数値は例示であり,これらに基づく印刷期間の連続印刷枚数および非印刷期間の長さに限定されるものではない。すなわち,印刷期間の連続印刷枚数および非印刷期間の長さは,それぞれが装置ごとないし機種ごとに異なるものであり,最適な配分も異なる。
また,実施の形態では,印刷の度にカウントされる蓄熱カウンタが間欠閾値よりも大きいことを間欠モードで印刷する条件としているが,間欠モードで印刷する条件はこれに限るものではない。例えば,装置内が規定値以上の温度であることや,所定枚数以上の連続印刷が行われたことや,ユーザによる間欠印刷の実行指示が入力されたことを,間欠モードで印刷する条件に含めてもよい。
また,実施の形態では,シートの種類に応じて,連続印刷枚数の配分を決定しているが,他の印刷条件を考慮してもよい。例えば,シートサイズ,カラー設定,両面設定,解像度によっても,1枚の印刷にかかる時間が異なる。そのため,これらの印刷設定に応じた連続印刷枚数の配分を決定してもよい。また,少なくとも残枚数に応じて連続印刷枚数の配分を決定すればよく,シートの種類等の印刷条件を考慮しなくてもよい。ただし,印刷条件を考慮した方が,より印刷のスループットの短縮が期待できる。
また,実施の形態では,連続印刷枚数のデフォルト値の2倍を配分閾値とし,2回分の印刷期間の連続印刷枚数を配分しているが,配分する印刷期間数は2に限るものではない。例えば,配分閾値をより大きい値とし,3以上の印刷期間に配分してもよい。
また,実施の形態では,残枚数が配分閾値よりも小さくなったタイミングで残枚数分の連続印刷枚数の配分を決定しているが,配分の決定はこのタイミングに限るものではない。例えば,ジョブを受け付けた時点で,合計印刷枚数から間欠モードに途中から移行するか否かを判断し,移行する場合には,その時点であらかじめ連続印刷枚数の配分を決定してもよい。
また,実施の形態では,ジョブの増減があったことや,定着装置8のヒータが停止するエラーが発生した場合に,連続印刷枚数の配分をやり直しているが,やり直さなくてもよい。つまり,S163,S164,S153は無くてもよい。ただし,やり直した方が,より印刷のスループットの短縮が期待できる。また,S163ないしS153は,ヒータが停止するエラーに限らず,ヒータが停止しないエラーであってもよい。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
10 画像形成部
31 CPU
100 プリンタ
321 配分データベース(配分DB)

Claims (11)

  1. 画像形成部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記画像形成部に印刷を行わせる印刷期間と,前記画像形成部に印刷を行わせない非印刷期間と,を交互に繰り返す間欠印刷処理と,
    前記非印刷期間を挟んで連続する複数の前記印刷期間の,各印刷期間での連続印刷枚数の配分を,残りの印刷枚数に応じて決定する配分決定処理と,
    前記配分決定処理にて決定された各印刷期間での連続印刷枚数を参照し,前記非印刷期間の長さを,次の前記印刷期間での連続印刷枚数に応じて決定する期間長決定処理と,
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記配分決定処理では,残りの印刷枚数と印刷条件とに応じて,前記印刷期間の連続印刷枚数の配分を決定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記配分決定処理では,残りの印刷枚数が所定枚数以上の場合には,前記印刷期間の連続印刷枚数を特定の枚数αに決定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記配分決定処理では,残りの印刷枚数が前記所定枚数よりも少ない場合には,前記印刷期間の連続印刷枚数を前記枚数αよりも多い枚数βに決定し得ることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記配分決定処理では,先の印刷期間と後の印刷期間とで異なる連続印刷枚数に決定する場合には,先の印刷期間の連続印刷枚数を,後の印刷期間の連続印刷枚数よりも多くすることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記配分決定処理にて前記印刷期間の連続印刷枚数の配分を決定した後,当該決定時に参照された残りの印刷枚数の印刷が全て完了する前に,新たな印刷ジョブの投入と当該決定時に参照された残りの印刷枚数の印刷の一部のキャンセルとの少なくとも一方が行われた場合には,再度,前記配分決定処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記配分決定処理にて前記印刷期間の連続印刷枚数の配分を決定した後,当該決定時に参照された残りの印刷枚数の印刷が全て完了する前に,前記画像形成部による印刷を中断させる要因が生じた場合には,再度,前記配分決定処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記配分決定処理では,残りの印刷枚数の印刷の完了が早くなる,前記連続印刷枚数の配分を決定することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記間欠印刷処理の実行条件を満たしたことに応じて,前記配分決定処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  10. 画像形成部を備える画像形成装置の画像形成方法において,
    前記画像形成部に印刷を行わせる印刷期間と,前記画像形成部に印刷を行わせない非印刷期間と,を交互に繰り返す間欠印刷ステップと,
    前記非印刷期間を挟んで連続する複数の前記印刷期間の,各印刷期間での連続印刷枚数の配分を,残りの印刷枚数に応じて決定する配分決定ステップと,
    前記配分決定ステップにて決定された各印刷期間での連続印刷枚数を参照し,前記非印刷期間の長さを,次の前記印刷期間での連続印刷枚数に応じて決定する期間長決定ステップと,
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  11. 画像形成部を備える画像形成装置に,
    前記画像形成部に印刷を行わせる印刷期間と,前記画像形成部に印刷を行わせない非印刷期間と,を交互に繰り返す間欠印刷処理と,
    前記非印刷期間を挟んで連続する複数の前記印刷期間の,各印刷期間での連続印刷枚数の配分を,残りの印刷枚数に応じて決定する配分決定処理と,
    前記配分決定処理にて決定された各印刷期間での連続印刷枚数を参照し,前記非印刷期間の長さを,次の前記印刷期間での連続印刷枚数に応じて決定する期間長決定処理と,
    を実行させるプログラムを記憶することを特徴とする記憶媒体。
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