JP2015184511A - 消色装置付き画像形成装置、消色制御方法 - Google Patents

消色装置付き画像形成装置、消色制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】消色処理と画像形成処理とを統合的に制御する。【解決手段】消色トナーにより画像形成された画像を消色する消色部と、消色部に消色トナーにより画像形成された再利用用紙を給紙する手差し紙送り部と、手差し紙送り部の少なくとも一部を覆う蓋と、手差し紙送り部に再利用用紙が有ることを検出する用紙有りセンサと、蓋の閉状態を検出する蓋閉センサと、画像形成装置の動作を監視するとともに、用紙有りセンサの検出信号と、蓋閉センサの検出信号とに基づいて消色部の動作を制御する消色装置制御部とを有する。消色部が排出する消色済用紙を蓄えるスタッカを有する。スタッカに蓄えられた消色済用紙を画像形成装置に給紙する。画像形成処理と、消色処理とが同時に実行されないように排他制御を行う。画像形成装置の電源投入に基づいて、消色部の電源投入を実行する。消色処理の実行中は、蓋を閉じた状態に保持し、消色処理の終了時に、蓋を開放する。【選択図】図2

Description

本発明は、消色装置を備えた画像形成装置、および使用済み印刷媒体の再利用のための消色制御方法に関する。
近年、用紙を複数回使用できるように消色剤を含む消色性トナーで画像形成し、不要となった使用済み用紙の画像を消色して、用紙の再利用を行う消色装置が開発されている。
特許文献1に見られるように、消色装置を備えた画像形成装置では、消色処理と画像形成処理とを統合的に制御する必要がある。
特開平6−308860号公報
本発明が解決しようとする課題は、消色処理と画像形成処理とを統合的に制御する装置および方法を提供することである。
本発明に係る消色装置付き画像形成装置は、画像形成装置と、消色トナーにより画像形成された画像を消色する消色部と、前記消色部に消色トナーにより画像形成された再利用用紙を給紙する手差し紙送り部と、前記手差し紙送り部の少なくとも一部を覆う蓋と、前記手差し紙送り部に再利用用紙が有ることを検出する用紙有りセンサと、前記蓋の閉状態を検出する蓋閉センサと、前記画像形成装置の動作を監視するとともに、前記用紙有りセンサの検出信号と、前記蓋閉センサの検出信号とに基づいて前記消色部の動作を制御する消色装置制御部とを有する消色装置とを有する。
本発明によれば、消色処理と画像形成処理とを統合的に制御することができる。
図1(a)は、消色装置の真上に画像形成部(プリンタ)を積み重ねて配置してなる装置を示す概略断面図である。図1(b)は、消色部(消色装置の要部)を示す概略断面図である。 図2は、再利用用紙(印刷媒体)を入れる部分である印刷媒体送り部(MPF)を示す概略断面図である。図2(a)は、MPF蓋が開放されており、再利用用紙(印刷媒体)を受け入れ可能な状態を示す。図2(b)は、MPF蓋が閉じており、消色処理状態または消色処理待機状態を示す。 図3は、消色装置のフローチャートを示す。図3(a)は、消色装置(画像形成部)の電源投入から電源を切るまでの全体の処理を示す。図3(b)は、図3(a)の印刷処理(消色装置から画像形成部への給紙処理:ステップ304)を詳しく示す。図3(c)は、図3(a)の消色処理(再利用用紙を消色して消色済媒体とする処理:ステップ306)を詳しく示す。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。
《消色装置を備えた画像形成装置に望まれる構成:消色済み媒体のストック》
消色装置と画像形成部(プリンタ)とを連携的に機能させようとすると、消色装置で消色した用紙(印刷媒体)をそのまま自動的にプリンタ側で使用して印刷することが考えられる。このとき、次の二つのことに留意すべきである。
第一に、一旦印刷した用紙(印刷媒体)が不要となり、消色装置にて再利用用紙として受け入れられることとなるタイミングは、ユーザの人為的な判断にかかわることである。一方、画像形成部が画像を印刷しようとして用紙を必要とするタイミングは、消色のタイミングとは異なる。
第二に、消色に必要な用紙(印刷媒体)搬送は、消色装置のヒータが所定の温度になることを待ってそのタイミングが定められるものである。一方、画像形成(印刷)に必要な用紙(印刷媒体)搬送は、現像部や定着部に必要なそれぞれのヒータが所定の温度になることを待ってそのタイミングが定められる。したがって、消色処理と印刷処理とを同期させて実行させることは無理である。
本発明の発明者は、これらを考慮した結果、消色した用紙をストックしておき、印刷する場合はストックされた消色済用紙(消色済媒体)を使用する構造にすることが必要であると考えた。
また、再利用用紙(印刷媒体)の受け入れについて、ユーザにそのタイミングがわかりやすい構造とすることが好ましいと考えた。
《消色装置を備えた画像形成装置の概略構成》
図1(a)は、消色装置1の真上に画像形成部(プリンタ)2を積み重ねて配置してなる装置を示す概略断面図である。
消色装置1と組み合わせて用いる画像形成部2は、望ましくは消色性トナーにより画像形成するプリンタである。しかし、必ずしも消色性トナーにより画像形成するプリンタである必要はなく、従来からある消色できないトナーにより画像形成する画像形成部2であってもよい。また、図1(a)の画像形成部2は、電子写真方式の画像形成部を描いたが、他の方式の画像形成部であってもよい。
消色装置1には、再利用用紙(印刷媒体)4を供給するための手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3が設けられる。手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3は、ユーザが再利用用紙(印刷媒体)4を必要に応じて投入する部分であり、おおまかにいうと手差しトレイの構造にさらにMPF蓋18を設けた構成となっている。
再利用用紙(印刷媒体)4は、消色性トナーにより電子写真方式で画像形成された使用(印刷)済み用紙である。画像形成部2自体が消色性トナーを用いるプリンタである場合には、画像形成部2により画像形成された使用(印刷)済み用紙を用いることができる。画像形成部2が消色性トナーを用いるプリンタでない場合には、他の消色性トナーを用いるプリンタにより画像形成された使用(印刷)済み用紙を用いる。
消色装置1に備えた手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3上の印刷媒体4は、消色部5(主にヒータ17およびLED15)により消色性トナー画像を消色される。消色済となった用紙は、排出ローラ6によってスタッカ8内に送り込みストックされて、消色済用紙(消色済媒体)7となる。
スタッカ8内の消色済用紙(消色済媒体)7は、印刷要求に従い、ピックアップローラ9により送りだされ、セパレートローラ10により用紙(印刷媒体)を分離し、各搬送コロ11により画像形成部(プリンタ)2に送られ、新しい画像の転写、定着工程を通り、最上面の排紙トレー12内に排出される装置構造となっている。
さらに、図1(a)に示されるように、画像形成部2には、スタッカ8以外の給紙カセットが設けられてもよい。その場合は、消色済用紙(消色済媒体)7がスタッカ8になくなった場合にも印刷することが可能である。
《消色部5の詳細》
図1(b)は、消色部(消色装置の要部)を示す概略断面図である。
消色部5の構造は、図1(b)において、用紙搬送方向が左から右へとなっており、上流側搬送コロ対13と下流側搬送コロ対14との間を用紙(印刷媒体)が搬送される際に、ヒータ17により熱を受け、LED15の光をレンズ16を介して受けることにより、消色性トナーにより形成された画像が形成されている再利用用紙(印刷媒体)4が消色される構造となっている。
LED15、レンズ16、ヒータ17、は再利用用紙(印刷媒体)4の表裏両面の画像を同時に消色するため、上下に対になるように設置されている。
《印刷処理と消色処理とを排他的に実行する必要性について》
上述の構造の場合、スタッカ8は消色処理終了後の排紙機能と印刷処理時の給紙機能を合わせ持っている。
したがって、画像形成部2における印刷処理と、消色装置1における消色処理とが同時に行われた場合、スタッカ8への排紙と、スタッカ8からの給紙とが同時に行われることとなる。この場合、次の3つの問題がある。
問題1:消色部5からスタッカ8への確実な排紙を行うには、スタッカ8周囲の仕切り板8aと消色済用紙(消色済媒体)7との隙間は、大きめにする必要がある。一方、印刷画像の位置精度を高めるべくスタッカ8からの消色済用紙(消色済媒体)7のピックアップを正確に行うには、仕切り板8aと消色済用紙(消色済媒体)7との隙間は、出きる限り小さめが良い。
問題2:消色装置1およびプリンタ2共に用紙加熱の熱源が設けられており、同時に動作を行うと、電力の最大値が拡大する。
問題3:給紙動作中の用紙(印刷媒体)の上に排紙された用紙(印刷媒体)が落下した場合、給紙中の用紙に追従して、排紙された用紙が給紙されてしまい、重送が発生する可能性がある。
このように、排紙と給紙とでは相反する目的を指向することから、印刷処理と消色処理とを同時に行うことには無理がある。
この問題を解決するには、消色処理と印刷処理の排他制御を行うことが有効であると考えられる。
《消色と印刷の排他制御をしやすくするためのMPF蓋の設置》
消色と印刷の排他制御は、再利用用紙(印刷媒体)を投入するというユーザの動作も関わることであるので、単にコンピュータ制御で解決するだけでなく、ユーザインターフェース上、わかりやすい機械的構成を設けることが適切であると、本発明の発明者は考えた。
すなわち、手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3にMPF蓋18を設ける。MPF蓋18は、手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3の上方の全部または一部を覆う蓋であって、このMPF蓋18を閉じることにより手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3に再利用用紙(印刷媒体)4を投入することができないように機能する。
消色装置1が再利用用紙(印刷媒体)4を受け入れ可能な状態では、MPF蓋18が開くように制御する。これにより、ユーザは再利用用紙(印刷媒体)4を投入可能なことを知ることができる。ユーザが再利用用紙4を投入し、MPF蓋18を閉じることで、装置側は消色処理が可能な状態となる。
《MPF蓋の動作の概略》
図2は、再利用用紙(印刷媒体)4を入れる部分である手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3を示す概略断面図である。
図2(a)は、MPF蓋18が開放されており、再利用用紙(印刷媒体)4を受け入れ可能(ユーザが投入可能)な状態を示す。ユーザが再利用用紙(印刷媒体)4を投入してMPF蓋18を閉じると、MPF蓋18は、フック21と可動フック22との噛み合わせによりロックされ、ユーザが開けることができなくなる。
図2(b)は、MPF蓋18が閉じており、消色処理状態または消色処理可能状態を示す。消色処理が終了し、再利用用紙(印刷媒体)4を受け入れ可能な状態になると、コンピュータ制御によりMPF蓋18が開放される。
《MPF蓋18の機械構成》
MPF蓋18は、軸19を中心に矢印A方向に回転し開閉可能な構造になっている。軸19には、ねじりばね20が取り付けられており、常に矢印Aのa方向(すなわちMPF蓋18が開く向き)に力が加わる構造になっている。また、MPF蓋18の中間の部分には、手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3に向かって突起するリブ27が設けられている。さらにMPF蓋18の先端近くには、フック21が固定され、手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3の先端に設けられた可動フック22と噛み合うことでMPF蓋18が閉じることができるようになっている。
ユーザがねじりばね20の力に抗してねじりばね20を縮めながら、MPF蓋18を矢印Aのb方向に移動させて、MPF蓋18のフック21が可動フック22に噛み合わせればMPF蓋18は、閉まった状態となる。可動フック22は、軸23を中心に矢印B方向に回転(軸23回りに回る角度が小さいので往復運動に近い運動)が可能な構造になっている。軸23には、ねじりばね24が取り付けられており、常に矢印Bのc方向(すなわちフック21と可動フック22との噛み合わせを保持する向き)に力が加わる構造になっている。従って、MPF蓋18を閉めれば、フック21と可動フック22が噛み合ってMPF蓋18の閉じた状態が保持される構造になっている。このように、フック21と可動フック22とはMPF蓋18をロックする蓋ロック機構として機能する。
《MPF蓋18を開放するソレノイド25》
また、可動フック22は、ソレノイド25に連結されており、ソレノイド25に通電されること(ソレノイド25がON)により、矢印Bのd方向に引かれる構造になっている。
したがって、ソレノイド25に通電されることで、フック21と可動フック22の噛み合いが外れ、ねじりばね19の復元力により、MPF蓋18は、矢印Aのa方向に移動して開放し、図2(a)の状態になる。ソレノイド25は、蓋ロック解除機構として機能する。
《開閉状態を監視するスイッチ26》
MPF蓋18の開閉状態の監視をスイッチ26で行っている。
スイッチ26は、MPF蓋18を閉めた時、MPF蓋18に設けた手差し紙(印刷媒体)送り部3に向けた突起であるリブ27によってスイッチ26がONするようにしている。
即ち、MPF蓋18が閉まっている時は、スイッチ26はON、MPF蓋18が開いている時は、スイッチ26はOFFの状態になっている。このスイッチ26でMPF蓋18が開放しているか、閉じているかを検出し、後述する消色処理プログラムに関与する(図3(c)のステップ362、ステップ369)。
《手差し紙(印刷媒体)送り部3に用紙が有るか否かを検出する用紙(媒体)有無センサ28》
手差し紙(印刷媒体)送り部3の奥の部分、すなわち再利用用紙(印刷媒体)4を消色部5に送る手前で待機させる箇所には、用紙(媒体)有無センサ28を取り付けて再利用用紙(印刷媒体)4の有無を監視する。手差し紙(印刷媒体)送り部3は、図1(a)、図2(a)、図2(b)に示すように、奥に行くほど下に下がるように斜めに設けられているので、手差し紙(印刷媒体)送り部3に再利用用紙(印刷媒体)4が入っていると、重力により再利用用紙(印刷媒体)4が用紙(媒体)有無センサ28を押すように構成されている。そして、用紙(媒体)有無センサ28が検出した用紙(印刷媒体)の有無は、電気信号として制御部(不図示)に送られる。
《制御部について》
本発明に係る消色装置を備えた画像形成装置は、消色装置1と画像形成部2とが連携して動作するものである。その制御部としては、二つの装置全体を統合的に制御する1個のCPU(中央処理装置)を設けるやり方(1つのCPU)、消色装置1と画像形成部2とのそれぞれにCPUを設けて一方を他方に従属させるやり方(2つのCPU)、消色装置1と画像形成部2とのそれぞれにCPUを設けたほかに、さらにもう一つのCPUを全体を統合して制御するCPUとして設けるやり方(3つのCPU)などが考えられる。
いずれの場合も、CPUの周辺回路として、ソレノイド動作回路、MPF蓋開閉検出回路、用紙(印刷媒体)有無センサ信号検出回路、ヒータ制御回路、LED制御回路、用紙搬送信号生成回路などの消色装置に関連する回路と、画像形成部2の現像部、定着部などを制御する回路とを有し、CPUは、必要なプログラムをROM、RAMなどの記憶手段から読み込んで実行する。
以下、消色装置1のCPUが、画像形成部2の動作をモニタしつつ、動作する場合の消色装置1のCPUが実行するプログラムのフローチャートを参照して説明する。
《フローチャートに基づく動作説明》
図3は、消色装置を備えた画像形成装置のうち、消色装置1の制御部に設けられたCPUが実行するプログラムのフローチャートを示す。図3(a)は、消色装置(画像形成部)の電源投入から電源を切るまでの全体の処理を示す。図3(b)は、図3(a)の印刷処理(ステップ304)を詳しく示す。図3(c)は、図3(a)の消色処理(ステップ306)を詳しく示す。ここで、消色装置における印刷処理は、画像形成部2に対して消色装置1が給紙する(消色済媒体を搬送する)機能を中心とする処理をいう。消色処理は、消色装置1の手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3内の再利用用紙(印刷媒体)4を消色部5に通紙して消色済用紙(消色済媒体)7としてスタッカ8にストックする機能を中心とする処理をいう。
消色装置1のCPUは、画像形成部2の動作を常時監視(モニタ)しており、プリンタ2の電源が投入されると(ステップ301)、消色装置1の電源をも投入する(ステップ302)。すると、画像形成部2に対して印刷要求があるまでの間は、プリンタ2はスリープ状態(印刷要求がなされるのを待機する状態)となる。このスリープ状態は消色処理が可能な状態である。一般に、プリンタのスリープ状態は、表示画面を消すなど、省電力状態のことを指す場合があるが、ここにおけるスリープ状態は、消色処理が可能な状態であるので、省電力状態のみならず、印刷データを受信していない状態、またはプリンタ非稼動状態であってもよい。
印刷要求が来ない状態が続き(ステップ303でNO)、プリンタスリープ状態が続くと(ステップ305でYES)、消色処理にはいる(ステップ306)。消色処理では、図3(c)に示す処理がなされステップ361以降の処理がなされる。
《消色処理のヒータ、LED通電まで》
今、図2(a)に示すように、MPF蓋18が開いている状態であるとする。すなわち、ユーザが再利用用紙(印刷媒体)4を手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3へ挿入することができる状態である。ここで、ユーザが再利用用紙(印刷媒体)4を挿入しないうちは、用紙(媒体)有無センサ28が用紙を検知しないので「MPF内用紙有りか否か」の判定(ステップ361)でNOの結果となり、ステップ361の判定を繰り返す。
ユーザが再利用用紙(印刷媒体)4を何枚か挿入すると、用紙(媒体)有無センサ28が用紙有を検知し、ステップ361でYESの結果となり、ステップ362に進み、MPF蓋が閉まっているかをスイッチ26により検出する。ユーザがMPF蓋18を閉めないうちは、ステップ362でNOの結果となり待機状態となる。ユーザがMPF蓋18を閉めると、スイッチ26がMPF蓋18の閉まっていることを検知し(ステップ362でYES)、ヒータ17およびLED15に通電する(ステップ363)。
また、プリンタ2がスリープになった時に、図2(b)に示すように、再利用用紙(印刷媒体)4が挿入されており、MPF蓋18が閉まっている状態であれば、用紙(媒体)有無センサ28の用紙有検知(ステップ361でYES)と、スイッチ26のMPF蓋18閉が検知され(ステップ362でYES)、即、ヒータ17およびLED15がONになる(ステップ363)。
《消色部への給紙とスタッカへの排紙》
図1(b)に図示するのを省略したが、ヒータ17の近傍には、温度センサが備えられ、温度センサの検出信号が、CPUに伝達される。ヒータ17の温度が消色に適した温度まで上昇したら(ステップ364でYES)、手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3にある再利用用紙(印刷媒体)4が消色部5に給紙される(ステップ365)。CPUがステッピングモータ制御回路(不図示)を制御してステッピングモータ(不図示)を回転させることで再利用用紙(印刷媒体)4が搬送される。
手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3内の再利用用紙(印刷媒体)4が給紙され、消色部5内でヒータ17の熱とLED15の光により消色され、スタッカ8内に搬送(排紙)される(ステップ366)。この処理は、MPF3内に再利用用紙(印刷媒体)4があり、プリンタ2がスリープ状態である限り、「MPF内用紙有り」(ステップ367でYES)、「プリンタスリープ」(ステップ368でYES)と判断されるので、ステップ365からステップ368までを繰り返すので、連続して消色処理が行われる。
《MPF蓋を開ける処理》
こうして、再利用用紙(印刷媒体)4が手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3内に無くなると、用紙(媒体)有無センサ28が用紙無を検知し、ステップ367でNOと判定されるので、ソレノイド26により可動フック22を引いてフックを外し、MPF蓋18を開けて(ステップ369)、ヒータ17およびLED15をOFFし(ステップ370)、図3の状態にする。そして、図3(c)の処理を終えて、図3(a)のステップ306の終わりに戻る。したがって、ステップ307に進み、プリンタ電源がONになっていれば(ステップ307でNO)、ステップ303へ戻る。
《消色処理中のプリンタスリープ解除》
消色処理中(再利用用紙4有)にプリンタ2のスリープ状態が解除された場合(ステップ368でYES)、搬送中の用紙がスタッカ8へ収まるのを待って、次の再利用用紙(印刷媒体)4の給紙を行わずヒータ17およびLED15をOFFする(ステップ370)。
このとき、MPF蓋18は開かない。
このような状態で待機し、再度プリンタ2がスリープ状態になれば(ステップ305でYES)、消色処理を再開する。
図2(a)または図2(b)の状態で、プリンタ2の電源がOFFした場合(ステップ307でYES)、消色装置1の電源もOFFされる(ステップ308)。ここで仮に、消色処理が仕掛状態であれば、搬送中の用紙がスタッカ8内に収まるのを待ってOFFされる。
《印刷処理:画像形成部2に給紙する処理》
図3(b)に示す印刷処理は、消色装置1が画像形成部(プリンタ)2に対して給紙する処理であり、その処理において、消色処理との排他制御の思想が貫かれる。図3(a)のステップ303で印刷要求があることを、消色装置1のCPUが画像形成部2の動作をモニタすることから通知を受けて、ステップ304に進むことでこの印刷処理がなされる。印刷処理の内容を詳しく記載したのが、図3(b)に示すフローチャートである。
まず、消色処理を実行している最中であるか否かを判断する(ステップ331)。この判断は、ヒータ17への通電、LED15への通電がなされていること、手差し紙(印刷媒体)送り部3(MPF)から消色部5への給紙がなされていること、などからすることができる。消色処理中であれば(ステップ331でYESならば)、仕掛処理を終了し(ステップ332)、手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3から消色部5への給紙を中止する(ステップ333)。ここで、仕掛処理を終了するとは、その段階で消色部5に通紙されている紙の消色処理を完了して、スタッカ8への排紙を行うところまでを実行し、次の通紙は行わないことを意味する。
仕掛処理の終了(ステップ332)と手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3からの給紙を中止する処理(ステップ333)を行った後、ヒータ17とLED15とをOFF状態にする。その後、スタッカ用紙が有るか否かの判定(ステップ335)に進む。
なお、消色処理中であるか否かの判断(ステップ331)でNOの場合は、ステップ332からステップ334をスキップしてステップ335に進む。
《スタッカ8から画像形成装置2への給紙》
スタッカ8に用紙(消色済媒体7)が有るか否かの判定(ステップ335)でYESならば、スタッカ8から画像形成部2への給紙(用紙送り出し)を実行する(ステップ336)。そして印刷要求がさらにあれば(ステップ337でYES)、スタッカ8に用紙がある限り(ステップ335でYES)、スタッカ8から画像形成部2への給紙を続ける(ステップ335からステップ337のループ処理)。なお、ステップ335でスタッカ8に消色済用紙(消色済媒体)7が有るか否かの判定は、たとえば光センサ(不図示)を設けて、スタッカ8の底を検出するか否かによりなすことができる。
ここで、スタッカ8は、消色処理の段階と、印刷処理(給紙処理)の段階とで、その形状を動的に変化させるようにすることが望ましい。消色処理においては、消色部5から排紙される消色済用紙(消色済媒体)7をスタッカ8に受け入れるべく、スタッカ8の縦横の寸法が大きくなることが望ましいし、また、深さも大きくなることで多くの枚数の消色済用紙(消色済媒体)7をストック可能となる。それに対し、スタッカ8にストック済みの消色済用紙(消色済媒体)7を画像形成部2に給紙する段階にあっては、スタッカ8の形状を動的に変化させて、たとえば底上げする、用紙搬送方向の寸法を規制する仕切り板8aをピックアップローラ9側に近づける、などしてピックアップローラ9によるピックアップが正確になされるようにすることが望ましい。このスタッカ8の形状を動的に変化させる手段としては、電磁的手段、たとえばソレノイドを用いることができる。そして、そのソレノイドを制御する回路を消色装置の制御装置(CPU)が制御するようにできる。このとき、これらソレノイドおよびソレノイドを制御する回路がスタッカ形状変更機構として機能する。
スタッカ8に消色済用紙(印刷媒体)7がなくなると、光センサがスタッカ8の底を検出する。
すると、ステップ335においてNOと判定されて、画像形成部(プリンタ)2側にそのことを通知する(ステップ338)。画像形成部(プリンタ)2側の処理を示すフローチャートを描くのは省略したが、画像形成部(プリンタ)2では、消色装置1から用紙の給紙ができないことの通知を受けると、自体内の給紙カセットからの給紙を実行して印刷処理を続けることができる。または、表示装置に消色済用紙(印刷媒体)によるプリントがすぐにはできないことを表示して、ユーザに指示を仰ぐこともできる。その場合、ユーザが、印刷処理を一旦止めて、消色処理を割り込ませて、消色済用紙(印刷媒体)がスタッカ8にストックされてから印刷を再開することを選択することが可能なように構成してもよい。
《印刷処理から消色装置処理への戻り》
スタッカ8から画像形成部2への給紙(ステップ336)の後、印刷要求がない場合(ステップ337でNO)、またはスタッカ8に用紙がないことをプリンタ側へ通知(ステップ338)の後、スタッカ給紙を中止し(ステップ339)、消色装置処理(図3(a)に戻り、プリンタ電源の判定に進む(ステップ307)。プリンタ電源がONであれば、印刷要求があるか否かの判定ステップ303に進み、消色処理(ステップ306)と印刷処理(ステップ304)の振り分けを行う。
このようにして、消色処理と印刷処理(プリンタへの給紙処理)との振り分けがなされ、排他制御を実現することができる。
《消色装置の動作のまとめ》
消色装置1の動作は、プリンタ2の動作を監視し、動作タイミングを見定める必要がある。従って、フローチャートに記す通り、消色装置1には電源スイッチを設けず、プリンタ2の電源を投入すれば、自動的に消色装置1の電源も投入されるようになっている。ただし、図3(a)のフローチャートでは、消色装置1のCPUがプリンタ2の動作を監視して、プリンタの電源投入を受けて、消色装置の電源投入をするので、消色装置1のCPUは、電源投入以前に動作している必要がある。
消色装置1の機能は、手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3上の再利用用紙(印刷媒体)4を給紙し、消色部5で消色し、スタッカ8に排紙する機能(消色処理)とスタッカ8内の消色済用紙(印刷媒体)7をプリンタ2の印刷要求に従い、給紙する機能(印刷処理)がある。
プリンタ2より印刷要求があった場合、印刷処理を実施する。これは、通常の給紙装置と同じであり、消色処理よりも優先される。
消色処理はスピードが要求されるものではなく、可能なタイミングで消色処理を行い、スタッカ8に蓄えれば良いので、消色処理はプリンタ2がスリープ状態の時のみ動作するようにしており、プリンタ2がスリープ状態で手差し紙(印刷媒体)送り部(MPF)3に再利用用紙(印刷媒体)4が置かれていれば、自動的に消色処理が行われるようにしている。
《発明の要点》
消色装置1と画像形成部(プリンタ)2を連動させ、消色装置1内に消色済用紙(印刷媒体)7を蓄えるスタッカ8を設けた消色装置1において、消色装置1には電源スイッチを設けず、プリンタ2の電源ONにより、消色装置1の電源が入り、更にプリンタ2がスリープ状態の時のみに消色処理が行えるようにしたことと、消色処理のスタートを用紙の有とMPF蓋18の閉の状態により行う消色装置であり、消色方法である。
《発明の効果》
1.プリンタ処理動作と消色処理動作を排他にしたので、最大電力を抑えることができる。
2.プリンタ処理動作と消色処理動作を排他にしたので、スタッカ8での排紙と給紙が同時に行われることがなくなり、排紙に適したフェンス(スタッカ8の仕切り板8a、8b)寸法と給紙に適したフェンス寸法の切替(動作状態によりCPU制御により仕切り板を移動させること)が可能となり、印刷時の画像位置ずれや、重送の危険の削減が可能となる。
3.消色装置側に電源スイッチを設けず、プリンタのみとしたことで、電源の入れ忘れ、消し忘れの防止ができる。
4.再利用用紙(印刷媒体)があるときのみに、消色処理を自動的に行うので、無駄な電力消費がなくなる。
5.MPFに蓋を設けたことで、
第一に、用紙挿入により、急な給紙による、ジャム発生の防止ができる。
第二に、消色処理中の用紙継足しによる、重送等のトラブル防止ができる。
第三に、用紙の有無が消色装置より離れていても判断でき、再利用用紙(印刷媒体)の追加タイミングが一目で判る。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
画像形成部と消色装置と、を有し、
前記消色装置は、
消色トナーにより画像形成された画像を消色する消色部と、
前記消色部に消色トナーにより画像形成された印刷媒体を搬送する媒体送り部と、
前記媒体送り部の少なくとも一部を覆う蓋と、
前記媒体送り部に印刷媒体が有ることを検出する媒体検出センサと、
前記蓋の閉状態を検出する蓋閉センサと、
前記画像形成部の動作を監視するとともに、前記媒体検出センサの検出信号と、前記蓋閉センサの検出信号とに基づいて前記消色部と前記媒体送り部の動作を制御する制御部と、
を有する、
ことを特徴とする消色装置付き画像形成装置。
[付記2]
前記消色装置は、
前記消色部が排出する消色済印刷媒体を蓄えるスタッカを有することを特徴とする付記1に記載の消色装置付き画像形成装置。
[付記3]
前記スタッカに蓄えられた消色済印刷媒体を前記画像形成部に搬送する搬送機構をさらに有することを特徴とする付記1又は2に記載の消色装置付き画像形成装置。
[付記4]
前記制御部は、前記画像形成部による画像形成処理と、前記消色部による消色処理とが同時に実行されないように排他制御を行うことを特徴とする付記1から3までのいずれか1項に記載の消色装置付き画像形成装置。
[付記5]
前記制御部は、前記画像形成部の電源投入に基づいて、前記消色部の電源投入を実行することを特徴とする付記1から4までのいずれか1項に記載の消色装置付き画像形成装置。
[付記6]
前記消色装置は、前記蓋を閉じた状態に保持する蓋ロック機構と、
前記蓋ロック機構により保持された閉じた状態を解除する蓋ロック解除機構とをさらに有し、
前記制御部は、前記消色部による消色処理の実行中は、前記蓋ロック機構により前記蓋を閉じた状態に保持し、前記消色部による消色処理の終了時に、前記蓋ロック解除機構により前記蓋を開放する、
ことを特徴とする付記1から5までのいずれか1項に記載の消色装置付き画像形成装置。
[付記7]
前記スタッカの形状を動的に変化させるスタッカ形状変更機構をさらに有し、
前記制御部は、
前記消色部による消色処理の実行中は、前記スタッカ形状変更機構により前記スタッカを前記消色部から搬送されてきた印刷媒体を受け入れる形状とし、
前記スタッカから前記画像形成部に消色済印刷媒体を搬送する際には、前記スタッカ形状変更機構により前記スタッカを前記画像形成部への搬送に適した形状とする、
ことを特徴とする付記1から6までのいずれか1項に記載の消色装置付き画像形成装置。
[付記8]
消色部に消色トナーにより画像形成された印刷媒体を搬送する媒体送り部の少なくとも一部を覆う蓋の閉状態を検出する蓋閉検出工程と、
前記媒体送り部に印刷媒体が有ることを検出する媒体検出工程と、
前記蓋閉検出工程による蓋閉状態の検出と、前記媒体検出工程による印刷媒体有りの検出とに基づいて、前記消色部による前記印刷媒体の消色を実行する消色工程と、
を有する消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
[付記9]
前記消色工程にて、消色された消色済印刷媒体をスタッカに蓄える消色済印刷媒体スタック工程をさらに有する付記8に記載の消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
[付記10]
前記消色部による消色処理の実行中は、前記蓋を閉じた状態に保持する蓋ロック機構により前記蓋を閉じた状態に保持し、
前記消色部による消色処理の終了時に、前記蓋ロック機構により保持された閉じた状態を解除する蓋ロック解除機構により前記蓋を開放する、
ことを特徴とする付記8又は9に記載の消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
[付記11]
前記消色済印刷媒体スタック工程において蓄えられた消色済印刷媒体を画像形成部に搬送する搬送工程をさらに有する付記8乃至10のいずれか1項に記載の消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
[付記12]
前記搬送工程により搬送された消色済印刷媒体に前記画像形成部により画像形成処理を施す画像形成工程をさらに有し、
前記消色工程は、前記画像形成工程とは同時に実行されないことを特徴とする付記11に記載の消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
[付記13]
前記画像形成部の電源投入に基づいて、前記消色部の電源投入を実行する付記11または12に記載の消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
[付記14]
前記消色部による消色処理の実行中は、前記スタッカを前記消色部からの排紙を受け入れる形状とし、
前記画像形成部に消色済印刷媒体を搬送する際には、前記スタッカを前記画像形成部への搬送に適した形状とする、
ことを特徴とする付記11乃至13のいずれか1項に記載の消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
本発明は、画像形成装置に消色装置を備えた装置として利用可能である。特に、画像形成処理と消色処理とを排他的に制御する装置として利用可能である。
1 消色装置
2 画像形成部(プリンタ)
3 媒体送り部(MPF)
4 再利用用紙(印刷媒体)
5 消色部
6 排出ローラ
7 消色済媒体
8 スタッカ
8a、8b 仕切り板
9 ピックアップローラ
10 セパレートローラ
11 搬送コロ
12 排紙トレー
13 上流側搬送コロ対
14 下流側搬送コロ対
15 LED
16 レンズ
17 ヒータ
18 MPF蓋
19、23 軸
20、24 ねじりばね
21 フック(蓋ロック機構)
22 可動フック(蓋ロック機構)
25 ソレノイド(蓋ロック解除機構)
26 スイッチ(蓋閉センサ)
27 リブ
28 媒体有無センサ(用紙有りセンサ)

Claims (14)

  1. 画像形成部と消色装置と、を有し、
    前記消色装置は、
    消色トナーにより画像形成された画像を消色する消色部と、
    前記消色部に消色トナーにより画像形成された印刷媒体を搬送する媒体送り部と、
    前記媒体送り部の少なくとも一部を覆う蓋と、
    前記媒体送り部に印刷媒体が有ることを検出する媒体検出センサと、
    前記蓋の閉状態を検出する蓋閉センサと、
    前記画像形成部の動作を監視するとともに、前記媒体検出センサの検出信号と、前記蓋閉センサの検出信号とに基づいて前記消色部と前記媒体送り部の動作を制御する制御部と、
    を有する、
    ことを特徴とする消色装置付き画像形成装置。
  2. 前記消色装置は、
    前記消色部が排出する消色済印刷媒体を蓄えるスタッカを有することを特徴とする請求項1に記載の消色装置付き画像形成装置。
  3. 前記スタッカに蓄えられた消色済印刷媒体を前記画像形成部に搬送する搬送機構をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の消色装置付き画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記画像形成部による画像形成処理と、前記消色部による消色処理とが同時に実行されないように排他制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の消色装置付き画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記画像形成部の電源投入に基づいて、前記消色部の電源投入を実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の消色装置付き画像形成装置。
  6. 前記消色装置は、
    前記蓋を閉じた状態に保持する蓋ロック機構と、
    前記蓋ロック機構により保持された閉じた状態を解除する蓋ロック解除機構と、をさらに有し、
    前記制御部は、前記消色部による消色処理の実行中は、前記蓋ロック機構により前記蓋を閉じた状態に保持し、前記消色部による消色処理の終了時に、前記蓋ロック解除機構により前記蓋を開放する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の消色装置付き画像形成装置。
  7. 前記スタッカの形状を動的に変化させるスタッカ形状変更機構をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記消色部による消色処理の実行中は、前記スタッカ形状変更機構により前記スタッカを前記消色部から搬送されてきた印刷媒体を受け入れる形状とし、
    前記スタッカから前記画像形成部に消色済印刷媒体を搬送する際には、前記スタッカ形状変更機構により前記スタッカを前記画像形成部への搬送に適した形状とする、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の消色装置付き画像形成装置。
  8. 消色部に消色トナーにより画像形成された印刷媒体を搬送する媒体送り部の少なくとも一部を覆う蓋の閉状態を検出する蓋閉検出工程と、
    前記媒体送り部に印刷媒体が有ることを検出する媒体検出工程と、
    前記蓋閉検出工程による蓋閉状態の検出と、前記媒体検出工程による印刷媒体有りの検出とに基づいて、前記消色部による前記印刷媒体の消色を実行する消色工程と、
    を有する消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
  9. 前記消色工程にて、消色された消色済印刷媒体をスタッカに蓄える消色済印刷媒体スタック工程をさらに有する請求項8に記載の消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
  10. 前記消色部による消色処理の実行中は、前記蓋を閉じた状態に保持する蓋ロック機構により前記蓋を閉じた状態に保持し、
    前記消色部による消色処理の終了時に、前記蓋ロック機構により保持された閉じた状態を解除する蓋ロック解除機構により前記蓋を開放する、
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
  11. 前記消色済印刷媒体スタック工程において蓄えられた消色済印刷媒体を画像形成部に搬送する搬送工程をさらに有する請求項8乃至10のいずれか1項に記載の消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
  12. 前記搬送工程により搬送された消色済印刷媒体に前記画像形成部により画像形成処理を施す画像形成工程をさらに有し、
    前記消色工程は、前記画像形成工程とは同時に実行されないことを特徴とする請求項11に記載の消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
  13. 前記画像形成部の電源投入に基づいて、前記消色部の電源投入を実行する請求項11または12に記載の消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
  14. 前記消色部による消色処理の実行中は、前記スタッカを前記消色部からの排紙を受け入れる形状とし、
    前記画像形成部に消色済印刷媒体を搬送する際には、前記スタッカを前記画像形成部への搬送に適した形状とする、
    ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の消色装置付き画像形成装置の消色制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017097112A (ja) * 2015-11-20 2017-06-01 株式会社東芝 画像処理装置

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