JP2015182753A - 自動ブレーキ制御装置 - Google Patents
自動ブレーキ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015182753A JP2015182753A JP2014064081A JP2014064081A JP2015182753A JP 2015182753 A JP2015182753 A JP 2015182753A JP 2014064081 A JP2014064081 A JP 2014064081A JP 2014064081 A JP2014064081 A JP 2014064081A JP 2015182753 A JP2015182753 A JP 2015182753A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- automatic brake
- braking
- brake device
- vehicle
- automatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
Description
ここで、自動ブレーキによる停車後に自動ブレーキを突然解除すると、車両が急に発進して障害物に衝突する可能性があるため、これに対して対策することが望ましい。例えば、特許文献2に記載された技術のように、自動ブレーキを解除した後に電動パーキングブレーキ等で停車を保持すれば、そのような不具合を防止することができる。しかしながら、電動パーキングブレーキを用いるとコストが増加してしまう。他方で、特許文献1に記載された技術では、自動ブレーキによる停車後に所定時間経過した際に警報を発しているが、この警報は、フットブレーキなどの操作をドライバに促すためのものであり、自動ブレーキの解除を直接的にドライバに知らせるためのものではない。そのため、自動ブレーキの解除に関する対策としては不十分であると言える。
このように構成された本発明においては、ブレーキ制御手段が、障害物検出手段によって検出された障害物に自車両が衝突する可能性がある場合に、自動ブレーキ装置による制動によって自車両を停車させ、自車両の停車後において、自動ブレーキ装置による制動を解除する前に、自車両を振動させるように、自動ブレーキ装置による制動力の高低変化を繰り返す制御を行う。自車両が自動的に一旦停車した後に振動するように動作すると、そのような自動的に停車された状態が解除されようとしているとドライバが感じることとなる。したがって、本発明によれば、自車両を自動で停車させた後に振動させることによって、自動ブレーキ装置による制動の解除を直感的にドライバに知らせることができる。よって、本発明によれば、電動パーキングブレーキなどを用いずに、自動ブレーキ装置による制動の解除に起因する不具合(例えば突然の自動ブレーキ解除によって車両が急に発進して障害物に衝突してしまうことなど)を適切に防止することができる。そのため、コストと安全性を両立させることが可能となる。
このように構成された本発明においては、自動ブレーキ装置による制動力の高低変化を繰り返す制御が行われている際に、自動ブレーキ装置による制動を解除する旨を警報するので、自動ブレーキ装置による制動の解除をより効果的にドライバに知らせることができる。
このように構成された本発明においては、アクセルペダル又はブレーキペダルが操作された場合に、自動ブレーキ装置による制動力の高低変化を繰り返す制御を中止するので、ドライバのペダル操作意図を適切に優先させることができる。
これにより、駆動モータ17の駆動により油圧ポンプ18が作動油圧を発生し、この作動油圧をアキュムレータ19が蓄圧する。こうしてアキュムレータ19に蓄圧された作動油圧が加圧シリンダ20で加圧されて制動油圧が発生し、この制動油圧が各接続通路22、23および一対の第1油圧供給通路7、8を介してABSユニット9に供給される。そして、ABSユニット9により調整された制動油圧が各接続通路10a〜10dを介して左右の前輪用および後輪用ブレーキ手段6FL、6FR、6RL、6RRの各キャリパ6bに供給されて、各ディスクロータ6aと一体的に回転する各車輪が制動されることになる。
図3は、本実施形態による自動ブレーキ制御を、自車両V1がバック(後進)で駐車場に駐車する場合に適用した例を示している。図4は、そのような自動ブレーキ制御において、自動ブレーキ装置5によって発生させるべき制動力(要求制動力)のタイムチャートを示している。この要求制動力は、言い換えると自車両V1の要求減速度であり、ブレーキ制御部51が自動ブレーキ装置5の駆動モータ17に対して出力する制御信号に相当するものである。
なお、本実施形態による自動ブレーキ制御は、クリープ現象が生じるオートマッチ車両への適用を前提としている(以下同様とする)。
このような制御を行った場合、自車両V1は、自動ブレーキ装置5による制動力が付与されている際には停車し、自動ブレーキ装置5による制動力が付与されていない際にはクリープ現象により、少しだけ移動する。そのため、自動ブレーキ装置5による制動力の付与と不付与とを周期的に切り替えると、自車両V1が停車とわずかな移動とを交互に繰り返すため、自車両V1が振動しているようにドライバが感じることとなる。
更に、ブレーキ制御部51は、自動ブレーキ装置5による制動力の付与と不付与とを周期的に切り替える制御を、1つの例では、所定時間(時刻t1から時刻t2までの時間)だけ実施する。他の例では、ブレーキ制御部51は、自車両V1が所定距離移動するまで、当該制御を実施する。いずれの例でも、自動ブレーキ装置5による制動力の付与と不付与とを周期的に切り替える制御によって自車両V1が他車両V2に少なくとも衝突しないような所定時間、所定距離を適用するものとする。
上記のようにアクセルペダル又はブレーキペダルが操作された場合に自動ブレーキ装置5による制動のオンとオフとを周期的に切り替える制御を終了しているのは、自車両の振動を中止させて、ドライバのペダル操作意図を優先させるためである。
したがって、本実施形態によれば、電動パーキングブレーキなどを用いずに、自動ブレーキ装置5による制動の解除に起因する不具合(例えば突然の自動ブレーキ解除によって車両が急に発進して障害物に衝突してしまうことなど)を適切に防止することができる。よって、本実施形態によれば、コストと安全性を両立させることが可能となる。
また、自動ブレーキ装置5の要求制動力を2値の間で周期的に切り替えることに限定はされない。具体的には、自動ブレーキ装置5の要求制動力を周期的に変化させること、及び自動ブレーキ装置5の要求制動力を2値の間でステップ状に変化させることに限定はされず、自動ブレーキ装置5の要求制動力を非周期的に繰り返し変化させてもよいし、自動ブレーキ装置5の要求制動力を連続的に変化させてもよい。要は、自車両が振動しているとドライバに感じさせるように、自動ブレーキ装置5による制動力の高低変化(言い換えると強弱の変化)を繰り返す制御を行えばよい。
5 自動ブレーキ装置
17 駆動モータ
18 油圧ポンプ
40 障害物検出部
50 ECU
51 ブレーキ制御部
60 ブレーキシステム
62 警報装置
100 自動ブレーキ制御装置
Claims (3)
- ドライバによるブレーキペダルの非操作時に、自動ブレーキ装置による制動によって車両を停車させる自動ブレーキ制御装置であって、
自車両周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、
上記障害物検出手段によって検出された障害物に自車両が衝突する可能性がある場合に、上記自動ブレーキ装置による制動によって自車両を停車させ、自車両の停車後において、上記自動ブレーキ装置による制動を解除する前に、自車両を振動させるように、上記自動ブレーキ装置による制動力の高低変化を繰り返す制御を行うブレーキ制御手段と、
を有することを特徴とする自動ブレーキ制御装置。 - 更に、上記ブレーキ制御手段によって上記自動ブレーキ装置による制動力の高低変化を繰り返す制御が行われている際に、上記自動ブレーキ装置による制動を解除する旨を警報する警報手段を有する、請求項1に記載の自動ブレーキ制御装置。
- 上記ブレーキ制御手段は、上記自動ブレーキ装置による制動力の高低変化を繰り返す制御を行っている際に、ドライバによってアクセルペダル又はブレーキペダルが操作された場合、この制御を中止する、請求項1又は2に記載の自動ブレーキ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014064081A JP6183613B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 自動ブレーキ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014064081A JP6183613B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 自動ブレーキ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015182753A true JP2015182753A (ja) | 2015-10-22 |
JP6183613B2 JP6183613B2 (ja) | 2017-08-23 |
Family
ID=54349745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014064081A Expired - Fee Related JP6183613B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 自動ブレーキ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6183613B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113752997A (zh) * | 2021-01-18 | 2021-12-07 | 北京京东乾石科技有限公司 | 一种自动驾驶控制方法、装置、服务器和介质 |
DE102022111329A1 (de) | 2021-05-26 | 2022-12-01 | Subaru Corporation | Automatische bremssteuervorrichtung für ein fahrzeug |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0539011A (ja) * | 1991-08-07 | 1993-02-19 | Mazda Motor Corp | 車両の自動制動装置 |
JPH08150910A (ja) * | 1994-11-30 | 1996-06-11 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動ブレーキ装置の制御装置 |
JPH10269497A (ja) * | 1997-03-25 | 1998-10-09 | Nissan Motor Co Ltd | 自動駐車装置および駐車誘導装置 |
JP2003034205A (ja) * | 2001-07-23 | 2003-02-04 | Toyota Motor Corp | 走行支援装置 |
JP2004017889A (ja) * | 2002-06-19 | 2004-01-22 | Advics:Kk | 自動ブレーキ装置 |
JP2007118804A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Aisin Seiki Co Ltd | 運転支援装置 |
US20070132563A1 (en) * | 2005-12-08 | 2007-06-14 | Balbale Uzmaa H | Speed-sensitive rear obstacle detection and avoidance system |
JP2012214190A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Honda Motor Co Ltd | 制動力制御装置 |
JP2014043788A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用制御装置 |
-
2014
- 2014-03-26 JP JP2014064081A patent/JP6183613B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0539011A (ja) * | 1991-08-07 | 1993-02-19 | Mazda Motor Corp | 車両の自動制動装置 |
JPH08150910A (ja) * | 1994-11-30 | 1996-06-11 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動ブレーキ装置の制御装置 |
JPH10269497A (ja) * | 1997-03-25 | 1998-10-09 | Nissan Motor Co Ltd | 自動駐車装置および駐車誘導装置 |
JP2003034205A (ja) * | 2001-07-23 | 2003-02-04 | Toyota Motor Corp | 走行支援装置 |
JP2004017889A (ja) * | 2002-06-19 | 2004-01-22 | Advics:Kk | 自動ブレーキ装置 |
JP2007118804A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Aisin Seiki Co Ltd | 運転支援装置 |
US20070132563A1 (en) * | 2005-12-08 | 2007-06-14 | Balbale Uzmaa H | Speed-sensitive rear obstacle detection and avoidance system |
JP2012214190A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Honda Motor Co Ltd | 制動力制御装置 |
JP2014043788A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用制御装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113752997A (zh) * | 2021-01-18 | 2021-12-07 | 北京京东乾石科技有限公司 | 一种自动驾驶控制方法、装置、服务器和介质 |
CN113752997B (zh) * | 2021-01-18 | 2022-07-05 | 北京京东乾石科技有限公司 | 一种自动驾驶控制方法、装置、服务器和介质 |
DE102022111329A1 (de) | 2021-05-26 | 2022-12-01 | Subaru Corporation | Automatische bremssteuervorrichtung für ein fahrzeug |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6183613B2 (ja) | 2017-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102481911B1 (ko) | 전기식 주차 브레이크용 모터 차량 제어유닛 | |
JP4350951B2 (ja) | 斜面で車両を保持する方法と斜面で車両を保持する発進アシスト | |
CN107031585A (zh) | 车辆的停止维持装置 | |
KR20160108349A (ko) | 차량들용의 브레이크 시스템 | |
JP6384503B2 (ja) | 車両用制御装置 | |
KR101279164B1 (ko) | 전동 부스터 방식의 제동시스템 및 제동방법 | |
WO2015194110A1 (ja) | 自動ブレーキ装置 | |
EP3630560A1 (en) | Supplemental deceleration using electronic parking brake in fully integrated braking systems | |
US20160362095A1 (en) | By-wire fallback braking mode for brake-by-wire systems in vehicles | |
JPH1178819A (ja) | 車両用制動装置 | |
JP2017114374A (ja) | ブレーキシステム及びブレーキ監視方法 | |
JP2011121580A (ja) | 車両のブレーキシステムの作動のための方法、ブレーキシステム | |
JP6183613B2 (ja) | 自動ブレーキ制御装置 | |
KR20120051531A (ko) | 차량용 에이비에스(abs) 기반의 자동비상제동시스템의 제어 방법 | |
JP6918989B2 (ja) | 車両の非常ブレーキおよび/またはパニックブレーキを実施するための方法および制御装置 | |
JP2010254258A (ja) | 車両制御装置 | |
JP2005132360A (ja) | 車両ブレーキ装置の制御方法および装置 | |
JP4613520B2 (ja) | 駐車補助制御装置、駐車補助制御システムおよび駐車補助プログラム | |
JP2005343248A (ja) | 駐車補助ブレーキ制御装置 | |
KR20150067848A (ko) | 차간거리를 고려하는 급제동 제어 장치 및 방법 | |
JP5920022B2 (ja) | 車両用ブレーキ装置 | |
JP2010137706A (ja) | 制動制御装置 | |
KR101273215B1 (ko) | 중립 주차 안전용 보조 장치 및 그 보조 방법 | |
JP6184373B2 (ja) | 車両用制動システム | |
JP2012111373A5 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170424 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170628 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170711 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6183613 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |