JP2015179070A - 回転角検出装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 - Google Patents

回転角検出装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電力消費を低減可能である回転角検出装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】回転角検出装置21のセンサ部25は、マグネットの回転に伴って変化する回転磁界を検出する。第1演算部31は、センサ部25にて検出された検出値に基づき、イグニッションスイッチがオンされたとみなされるとき、回転角θmの演算を開始し、イグニッションスイッチがオフされたとみなされるとき、回転角θmの演算を停止する。第2演算部32は、センサ部25にて検出された検出値に基づき、イグニッションスイッチのオンオフ状態によらず、回転回数Nの演算を行う。通信部35は、制御部50と情報を送受信可能に構成され、回転角θmおよび回転回数Nを制御部50に送信する。これにより、イグニッションスイッチがオフされている期間の電力消費を低減する。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転角検出装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置に関する。
従来、電動パワーステアリング装置において、ステアリングホイールの操舵角度を検出するためのアングルセンサを備える構成が知られている。例えば特許文献1では、アングルセンサは、電動モータの回転角度を検出するモータ回転角度センサを有し、電動モータの回転角度の情報に基づいてステアリングシャフトの回転角度を算出する。また、特許文献1では、電力消費を低減すべく、イグニッションオフ時には、バッテリからアングルセンサに間欠的に電力を供給する。
特許第5339094号公報
特許文献1のように、バッテリからアングルセンサへの電力供給を間欠的にした場合、間欠動作の設定によっては、回転回数の読み飛ばし等の異常が生じる虞がある。また、読み飛ばしを防ぐべく、間欠動作の頻度を高めた場合、センサ起動までの時間を考慮すると、通常動作と同等以上の電力消費となる虞がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力消費を低減可能である回転角検出装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明の回転角検出装置は、電源スイッチがオフされている期間において、バッテリからの電力により一部の動作を継続可能であって、センサ部と、第1演算部と、第2演算部と、通信部と、を備える。
センサ部は、被検出部の回転に伴って変化する情報を検出する。
第1演算部は、センサ部にて検出された検出値に基づき、電源スイッチがオンされたとみなされるとき、被検出部の回転に係る第1回転情報の演算を開始し、電源スイッチがオフされたとみなされるとき、第1回転情報の演算を停止する。
第2演算部は、センサ部にて検出された検出値に基づき、電源スイッチのオンオフ状態によらず、被検出部の回転に係る第2回転情報の演算を行う。換言すると、第2演算部は、電源スイッチがオフされているとみなされる期間においても、第2回転情報の演算を継続する。
通信部は、制御部と情報を送受信可能に構成され、第1回転情報および第2回転情報を制御部に送信する。
本発明では、回転角検出装置の機能を分割し、電源スイッチがオフされているとみなされる場合、電源スイッチがオフされている期間における演算が不要な情報である第1回転情報の演算を停止し、電源スイッチがオフされている期間においても演算が必要な情報である第2回転情報の演算を継続している。すなわち、本発明では、電源スイッチがオフされている期間における回転角検出装置の作動を必要最低限に限定している。これにより、電源スイッチがオフされている期間の電力消費を低減することができる。また、電源スイッチがオフされている期間における第2回転情報を、各種演算に用いることができる。
第1回転情報は、例えば回転角であり、第2回転情報は、例えば回転回数である。
本発明の回転角検出装置は、電動パワーステアリング装置に好適に適用される。電動パワーステアリング装置は、運転者による操舵を補助する補助トルクを出力するモータと、電子制御ユニットと、を備える。電子制御ユニットは、モータを被検出部とする回転角検出装置と、および、モータの駆動を制御する制御部を有する。制御部は、第1回転情報および第2回転情報に基づき、運転者により操舵される操舵部材と接続されるステアリングシャフトの回転角度を演算する。
回転角検出装置は、電源スイッチがオフされたときにも、第2回転情報の演算を継続する。これにより、制御部に記憶されている操舵部材の中立位置を用い、第1回転情報、第2回転情報、および、モータとステアリングシャフトとを接続するギアのギア比等に基づき、ステアリングシャフトの回転角度であるステアリング角度を適切に演算することができる。また、電源スイッチが再度オンされたときの操舵部材の中立位置の再学習を省略することができる。
本発明の第1実施形態による電動パワーステアリング装置の構成を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態による回転角検出装置を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態にる回転角を説明するタイムチャートである。 本発明の第1実施形態による回転回数を説明するタイムチャートである。 本発明の第1実施形態による回転角検出装置のオンオフ切り替えを説明するタイムチャートである。 本発明の第2実施形態による電動パワーステアリング装置の構成を示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態による回転角検出装置を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態による回転角検出装置のオンオフ切り替えを説明するタイムチャートである。 本発明の第3実施形態による回転角検出装置を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態による回転角検出装置のオンオフ切り替えを説明するタイムチャートである。 本発明の第4実施形態による回転角検出装置を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態による回転角検出装置のオンオフ切り替えを説明するタイムチャートである。 本発明の第5実施形態による電動パワーステアリング装置の構成を示す概略構成図である。 本発明の第5実施形態による回転角検出装置を示すブロック図です。 本発明の第5実施形態による端子電圧検出部を示す回路図である。 本発明の第5実施形態による回転回数検出処理を説明するタイムチャートである。 本発明の第5実施形態による検出領域を説明する図である。 本発明の第6実施形態による端子電圧検出部を示す回路図である。 本発明の第7実施形態による回転角検出装置を示すブロック図である。 本発明の第8実施形態による回転角検出装置を示すブロック図である。
以下、本発明による回転角検出装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による回転角検出装置、および、電動パワーステアリング装置を図1〜図5に示す。なお、以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による回転角検出装置21は、モータ80とともに、運転者によるステアリング操作を補助するための電動パワーステアリング装置1に適用される。
図1は、電動パワーステアリング装置1を備えるステアリングシステム90の全体構成を示すものである。ステアリングシステム90は、操舵部材としてのハンドル(ステアリングホイール)91、ステアリングシャフト92、ピニオンギア96、ラック軸97、車輪98、および、電動パワーステアリング装置1等から構成される。
ハンドル91は、ステアリングシャフト92と接続される。ステアリングシャフト92の先端にはピニオンギア96が設けられ、ピニオンギア96はラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が連結される。
これにより、運転者がハンドル91を回転させると、ハンドル91に接続されたステアリングシャフト92が回転する。ステアリングシャフト92の回転運動は、ピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換され、ラック軸97の変位量に応じた角度に一対の車輪98が操舵される。
電動パワーステアリング装置1は、運転者によるハンドル91の操舵を補助する補助トルクを出力するモータ80、モータ80の回転を減速してステアリングシャフト92またはラック軸97に伝える減速ギア89、モータ80の駆動制御に用いられる電子制御ユニット(以下、「ECU」という。)101、および、トルクセンサ85等を備える。
トルクセンサ85は、ステアリングシャフト92に設けられ、ハンドル91に入力される操舵トルクを検出する。
モータ80は、バッテリ65からの電力がインバータ部71(図15参照、図1中には不図示)を経由して供給されることにより駆動され、減速ギア89を正逆回転させる。
モータ80は、3相ブラシレスモータであって、シャフト81、ロータ(不図示)、および、ステータ(不図示)等を有する。ロータは、シャフト81とともに回転する円筒状の部材であり、その表面に永久磁石が貼り付けられ、磁極を有する。ステータは、内部にロータを相対回転可能に収容している。ステータは、径内方向へ所定角度毎に突出する突出部を有し、この突出部に巻線が巻回される。巻線への通電を切り替えることにより、ロータおよびシャフト81が回転する。シャフト81のECU101側の端部は、モータケースから突出し、被検出部としてのマグネット82が設けられる。
ECU101は、集積回路部15、電源リレー17、回転角検出装置21、制御部50、インバータ部71等を有する。ECU101を構成する各電子部品は、モータ80のマグネット82側に設けられる基板11(図15参照、図1中には不図示)に実装される。
集積回路部15は、レギュレータとしてのメインレギュレータ16を有する。集積回路部15には、電源スイッチとしてのイグニッションスイッチ60を経由して、バッテリ65から電力が供給される。また、集積回路部15には、電源リレー17を経由して、バッテリ65から電力が供給される。
メインレギュレータ16は、バッテリ65から供給された電力を所定の電圧に調整し、回転角検出装置21、および、制御部50に出力する。以下、メインレギュレータ16により調整された電圧をレギュレータ電圧といい、バッテリ65の電圧をバッテリ電圧という。
電源リレー17は、集積回路部15とバッテリ65との間に設けられる。電源リレー17は、メカリレーであってもよいし、半導体素子であってもよい。
イグニッションスイッチ60がオンされると、バッテリ65から集積回路部15に電力が供給され、制御部50が立ち上がる。制御部50は、電動パワーステアリング装置1が正常に立ち上がったことを判断した後に、集積回路部15に電源リレー17のオン指令を送り、集積回路部15により電源リレー17をオンする。
電源リレー17は、電動パワーステアリング装置1の異常時やイグニッションスイッチ60オフ後の電動パワーステアリング装置1の終了処理完了後に集積回路部15によりオフされる。イグニッションスイッチ60および電源リレー17がオフされると、集積回路部15がオフされ、メインレギュレータ16も同様にオフされる。
本実施形態では、集積回路部15は、イグニッションスイッチ60を経由せず、電源リレー17を経由して電力が供給されるように構成されている。これにより、イグニッションスイッチ60がオフされた後も、制御部50への電力供給を継続可能である。イグニッションスイッチ60がオフされた後、制御部50にて所定の終了処理を実行し、終了処理が完了すると、制御部50からの終了信号が集積回路部15に送信される。集積回路部15は、終了信号を受信すると、電源リレー17をオフする信号を出力し、電源リレー17をオフする。すなわち、イグニッションスイッチ60がオフされた後、制御部50での終了処理が完了すると、メインレギュレータ16を含む集積回路部15および制御部50には電力が供給されない。
回転角検出装置21は、モータ80の回転に伴って変化する情報を検出する。詳細には、回転角検出装置21は、ロータおよびシャフト81と一体となって回転するマグネット82が回転することによる磁界の変化を検出する。模式的な図面である図1中では、回転角検出装置21とマグネット82とが離間しているが、回転角検出装置21(特に、後述のセンサ部25)は、マグネット82の回転磁界を検出可能な位置に配置される。
回転角検出装置21には、イグニッションスイッチ60を経由せず、配線66を経由してバッテリ65から直接的に電力が供給される。すなわち、回転角検出装置21には、イグニッションスイッチ60がオフされているときにも、バッテリ65からの電力の供給が継続され、一部の作動を継続可能である。
また、回転角検出装置21には、配線67を経由してメインレギュレータ16にて所定の電圧に調整された電力が供給される。
図2に示すように、回転角検出装置21は、センサ部25、回路部30、レギュレータ状態取得端子としてのレギュレータ電圧入力端子43、バッテリ電圧入力端子44、および、通信端子49等を備え、1つのパッケージとして形成される。
センサ部25は、第1検出素子251、および、第2検出素子252から構成される。第1検出素子251および第2検出素子252は、例えばホール素子やMR素子等により構成され、マグネット82の回転に伴って変化する回転磁界を検出する。本実施形態では、マグネット82の回転に伴って変化する回転磁界が「被検出部の回転に伴って変化する情報」に対応する。
回路部30は、第1演算部31、第2演算部32、および、通信部35等を有する。
第1演算部31は、第1検出素子251から出力される検出値である第1検出値に基づき、モータ80の回転角θmを演算する。本実施形態の回転角θmは、機械角とする。図3は、モータ80が一定の速度で回転したときの回転角θmの変化を示している。
第1演算部31における各処理は、予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であってもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。第2演算部32における処理、制御部50における処理、および、後述の実施形態の演算部における処理についても同様である。
第2演算部32は、第2検出素子252から出力される検出値である第2検出値に基づき、モータ80の回転回数Nを演算する。図4は、モータ80が一定の速度で回転したときの回転回数Nの変化を示している。なお、回転回数Nは、マグネット82が1回転したときにカウントアップされるので、厳密に言えばステップ状に上昇する。回転回数Nは、第2検出値に基づいて直接的に演算されるようにしてもよいし、例えば回転角θmに基づいて演算されるようしてもよい。
第2演算部32は、モータ80の1回転(厳密にはマグネット82の1回転)を回転角θmの180度以下にて分割した検出領域にて1回以上の頻度で回転回数Nに係る値(例えばカウント値)を演算する。本実施形態では、第2演算部32における回転回数Nの演算間隔は一定とする。
本実施形態では、回転角θmが「第1回転情報」に対応し、回転回数Nが「第2回転情報」に対応する。
通信部35は、例えばシリアルインターフェースにより構成され、第1演算部31にて演算された回転角θmに係る情報、および、第2演算部32にて演算された回転回数Nに係る情報を、通信端子49を経由して、制御部50に送信する。また、通信部35は、通信端子49を経由して、制御部50からの各種信号を受信する。
本実施形態では、第1検出素子251、第1演算部31、および、通信部35が第1センサブロック41を構成し、第2検出素子252、および、第2演算部32が第2センサブロック42を構成する。
第1センサブロック41には、レギュレータ電圧入力端子43を経由してメインレギュレータ16から電力が供給される。メインレギュレータ16がオンされているとき、レギュレータ電圧入力端子43から印加される電圧はレギュレータ電圧と同等であり、メインレギュレータ16がオフされているとき、レギュレータ電圧入力端子43から印加される電圧は略ゼロである。本実施形態では、レギュレータ電圧入力端子43から印加される電圧に基づき、メインレギュレータ16のオンオフ状態を判定する。
また、第2センサブロック42には、イグニッションスイッチ60を経由せず、バッテリ電圧入力端子44を経由してバッテリ65から電力が供給され、バッテリ電圧が印加される。
本実施形態では、メインレギュレータ16がオフされている期間、第1センサブロック41には電力が供給されないので、第1センサブロック41は作動しない。したがって、メインレギュレータ16がオフされている期間、第1演算部31は、回転角θmの演算を行わない。また、メインレギュレータ16がオフされている期間、通信部35は、回転角θmおよび回転回数Nに係る情報の制御部50への送信、および、制御部50からの各種信号の受信は行わない。
一方、メインレギュレータ16のオンオフ状態、および、イグニッションスイッチ60のオンオフ状態によらず、第2センサブロック42には、バッテリ65から電力が供給されるので、第2センサブロック42は作動を継続する。したがって、メインレギュレータ16のオンオフ状態によらず、第2演算部32は、回転回数Nの演算を継続する。また、第2演算部32は、メインレギュレータ16がオフされている期間に演算された回転回数Nに係る情報を保持しておく。第2演算部32にて保持された回転回数Nに係る情報は、イグニッションスイッチ60がオンされ、制御部50が起動されたときに、通信部35から制御部50へ送信される。
ここで、第2検出素子252は、イグニッションスイッチ60がオフされている期間も作動を継続するので、IG60オフ時は作動を停止する第1検出素子251よりも省電力のものを採用することが好ましい。また、第2検出素子252は、回転角θmの180度未満にて1回以上(例えば、90度ごとに)、回転回数Nの演算ができる程度の精度であればよいので、回転角θmの演算に用いられる第1検出素子251ほどの精度は要求されない。
図1に示すように、制御部50は、モータ80の駆動を制御するものであり、各種演算を実行するマイクロコンピュータ等により構成される。制御部50には、メインレギュレータ16等を経由し、バッテリ65から電力が供給される。
制御部50は、回転角検出装置21からモータ80の回転角θmおよび回転回数Nを取得する。制御部50は、回転角θm、ステアリングシャフト92の回転角度であるステアリング角度θst、および、トルクセンサ85により検出される操舵トルク等に基づき、モータ80の駆動を制御する。
また、制御部50は、回転角θm、回転回数N、および、減速ギア89のギア比に基づき、ステアリング角度θstを演算する。これにより、ステアリング角度θstを検出するステアリングセンサを省略可能である。
制御部50では、例えば一定速度で直進進行を一定時間行ったときに演算されるステアリング角度θstに基づき、ハンドル91の中立位置を学習し、記憶する。中立位置の学習は、ハンドル91の絶対角の学習と捉えることもできる。
ハンドル91は、イグニッションスイッチ60がオフされている間に運転者により操作され、ステアリング角度θstが変化することがある。また、これに伴って、回転角θmおよび回転回数Nが変化することがある。
イグニッションスイッチ60が再度オンされたとき、イグニッションスイッチ60がオフされている期間の回転回数N、および、イグニッションスイッチ60がオンされたときのモータ位置である回転角θmがわかれば、制御部50に記憶されているハンドル91の中立位置に基づき、ステアリング角度θstを演算可能である。そのため本実施形態では、イグニッションスイッチ60のオンオフ状態によらず、第2演算部32による回転回数Nの演算を継続する。これにより、イグニッションスイッチ60を再度オンしたとき、ハンドル91の中立位置の再学習が不要となる。なお、イグニッションスイッチ60がオフされている期間の回転回数Nが不明である場合、ハンドル91の中立位置を再学習する必要がある。また、回転角θmについては、イグニッションスイッチ60がオフされている期間の変化等を演算しつづける必要はなく、イグニッションスイッチ60が再度オンされたときの値がわかればよい。
そこで本実施形態では、回転角検出装置21を、第1センサブロック41と、第2センサブロック42とに機能を分割し、第1センサブロック41をメインレギュレータ16からの電力で作動させ、第2センサブロック42をバッテリ65からの電力により作動させる。これにより、イグニッションスイッチ60のオフ期間における回転角θmの演算および通信を停止し、回転回数Nの演算を継続している。
ここで、回転角検出装置21の第1センサブロック41および第2センサブロック42のオンオフの切り替えを、図5に示すタイムチャートに基づいて説明する。
時間t0にて、バッテリ電圧入力端子44からバッテリ電圧が回転角検出装置21に入力されると、第2センサブロック42がオンされる。第2センサブロック42は、例えばバッテリ交換やバッテリ上がり等によりバッテリ65から電力が供給されなくなる時間t11から時間t12までの期間を除き、常にオンされている。
時間t1にて、イグニッションスイッチ60がオンされると、時間t2にてメインレギュレータ16がオンされる。本実施形態では、レギュレータ電圧がレギュレータ電圧入力端子43から入力されるので、メインレギュレータ16がオンされる時間t2にて、第1センサブロック41がオンされる。また、時間t3にて、制御部50が起動する。
時間t4にてイグニッションスイッチ60がオフされると、制御部50にて終了処理が実行され、時間t5にてメインレギュレータ16および制御部50がオフとなる。また、メインレギュレータ16がオフとなる時間t5にて、第1センサブロック41がオフされる。
時間t6にて、再度イグニッションスイッチ60がオンされると、時間t7にてメインレギュレータ16および第1センサブロック41がオンされ、時間t8にて制御部50が起動する。また、時間t9にてイグニッションスイッチ60がオフされると、制御部50にて終了処理が実行され、時間t10にてメインレギュレータ16、第1センサブロック41、および、制御部50がオフされる。
なお、図5中では、特徴部分を強調して記載しているため、時間t0〜t12の間隔と実際の時間の長さとは必ずしも一致しない。後述の図8、図10、および、図12においても同様である。
本実施形態では、メインレギュレータ16がオンされたとき、イグニッションスイッチ60がオンされたとみなし、第1演算部31における回転角θmの演算を開始する。また、メインレギュレータ16がオフされたとき、イグニッションスイッチ60がオフされたとみなし、第1演算部31における回転角θmの演算を停止する。
これにより、イグニッションスイッチ60がオフされているとみなされるときに第1センサブロック41の作動を継続する場合と比較し、イグニッションスイッチ60がオフされている期間の電力消費を抑えることができる。
また、第2演算部32は、イグニッションスイッチ60のオンオフ状態によらず、回転回数Nの演算を継続するので、制御部50では、イグニッションスイッチ60が再度オンされたとき、ハンドル91の中立状態を再学習することなく、ステアリング角度θstを適切に演算することができる。
以上詳述したように、本実施形態の回転角検出装置21は、イグニッションスイッチ60がオフされている期間において、バッテリ65からの電力により一部の作動を継続可能であって、センサ部25と、第1演算部31と、第2演算部32と、通信部35と、を備える。
センサ部25は、モータ80の回転に伴って変化するマグネット82の回転磁界を検出する。
第1演算部31は、センサ部25にて検出される検出値に基づき、イグニッションスイッチ60がオンされたとみなされるとき、モータ80の回転に係る回転角θmの演算を開始し、イグニッションスイッチ60がオフされたとみなされるとき、検出値に基づく回転角θmの演算を停止する。
第2演算部32は、センサ部25にて検出される検出値に基づき、イグニッション電源のオンオフ状態によらず、モータ80の回転に係る回転回数Nの演算を行う。換言すると、第2演算部32は、イグニッションスイッチ60がオフされているとみなされる期間においても、回転回数Nの演算を継続する。
通信部35は、制御部50と情報を送受信可能に構成され、回転角θmおよび回転回数Nを制御部50に送信する。
本実施形態では、回転角検出装置21の機能を分割し、イグニッションスイッチ60がオフされているとみなされる場合、イグニッションスイッチ60がオフされている期間における演算が不要な回転角θmの演算を停止し、イグニッションスイッチ60がオフされている期間においても演算が必要な情報である回転回数Nの演算を継続している。すなわち、本実施形態では、イグニッションスイッチ60がオフされている期間における回転角検出装置21の作動を必要最低限に限定している。これにより、イグニッションスイッチ60がオフされている期間の電力消費を低減することができる。また、イグニッションスイッチ60がオフされている期間の消費電力を低減することで、イグニッションスイッチ60がオンされない状態が長期間に亘って継続した場合におけるバッテリ上がりを抑制することができる。また、イグニッションスイッチ60がオフされている期間における回転回数Nを各種演算に用いることができる。
本実施形態の被検出部はモータ80のシャフト81と一体となってい回転する部材であるマグネット82である。第1回転情報は、モータ80の回転角θmであり、第2回転情報は、モータ80の回転回数Nである。本実施形態では、イグニッションスイッチ60がオフされたときも、回転回数Nの演算を継続することができる。特に、回転角検出装置21を電動パワーステアリング装置1に適用する場合、イグニッションスイッチ60が再度オンされたとき、ハンドル91の中立位置を再学習することなく、ステアリング角度θstの演算を適切に行うことができる。
また、マグネット82の1回転を、回転角θmの180度以下の検出領域に分割する。第2演算部32は、検出領域にて1回以上、回転回数Nに係る値を演算する。これにより、イグニッションスイッチ60がオンされたときに、制御部50にて回転角θmの演算結果と比較することにより、回転回数Nの演算異常を検出することができる。
センサ部25は、イグニッションスイッチ60がオフされているとみなされるとき作動を停止する第1検出素子251、および、イグニッションスイッチ60のオンオフ状態によらず作動を継続する第2検出素子252を有する。
第1演算部31は、第1検出素子251により検出される検出値である第1検出値に基づいて回転角θmを演算する。また、第2演算部32は、第2検出素子252により検出される検出値である第2検出値に基づいて回転回数Nを演算する。
本実施形態では、回転角θmの演算に用いる検出素子と、回転回数Nの演算に用いる検出素子を分けている。これにより、演算される情報に応じ、適切な検出素子を選択可能である。また、イグニッションスイッチ60がオフされている期間にも検出を継続する第2検出素子252として、電力消費の少ない素子を採用すれば、イグニッションスイッチ60がオフされている期間における電力消費を、より低減することができる。
本実施形態では、バッテリ65から供給される電圧を所定の電圧に調整して出力するメインレギュレータ16のオンオフ状態を取得するレギュレータ電圧入力端子43を備える。
第1演算部31は、メインレギュレータ16がオンされたとき、イグニッションスイッチ60がオンされたとみなし、回転角θmの演算を開始する。また、第1演算部31は、メインレギュレータ16がオフされたとき、イグニッションスイッチ60がオフされたとみなし、回転角θmの演算を停止する。
これにより、レギュレータ電圧入力端子43から入力されるレギュレータ電圧に基づき、第1演算部31における回転角θmの演算を適切に開始または停止することができる。また、第1演算部31における回転角θmの演算は、レギュレータ電圧入力端子43から入力されるレギュレータ電圧に基づいて開始または停止されるので、開始と停止とで異なる情報を用いる場合と比較し、端子数を削減することができる。また、例えば制御部50からの指令にて回転角θmの演算を開始または停止する場合と比較し、制御部50の演算負荷を低減することができる。
本実施形態の回転角検出装置21は、電動パワーステアリング装置1に好適に適用される。電動パワーステアリング装置1は、運転者による操舵を補助する補助トルクを出力するモータ80と、ECU101と、を備える。ECU101は、モータ80を被検出部とする回転角検出装置21、および、モータ80の駆動を制御する制御部50を有する。
制御部50は、回転角θmおよび回転回数Nに基づき、運転者により操舵されるハンドル91と接続されるステアリングシャフト92の回転角度であるステアリング角度θstを演算する。
回転角検出装置21は、イグニッションスイッチ60がオフされている期間にも、回転回数Nの演算を継続する。これにより、制御部50に記憶されているハンドル91の中立位置を用い、回転角θm、回転回数N、および、モータ80とステアリングシャフト92とを接続する減速ギア89のギア比等に基づき、ステアリング角度θstを適切に演算することができる。また、イグニッションスイッチ60が再度オンされたときのハンドル91の中立位置の再学習を省略することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による回転角検出装置を図6〜図8に示す。
図6に示すように、本実施形態のECU102において、回転角検出装置22には、配線66、67経由に加え、配線68を経由してイグニッションスイッチ60と集積回路部15との間からも電力が供給される。
図7に示すように、本実施形態の回転角検出装置22には、電源状態取得端子としてのIG入力端子45が設けられる。IG入力端子45は、配線68により、イグニッションスイッチ60と集積回路部15(図6参照)との間に接続される。また、IG入力端子45は、第1センサブロック41に電力を供給可能に構成される。イグニッションスイッチ60がオンされているとき、IG入力端子45から印加される電圧はバッテリ電圧と同等であり、イグニッションスイッチ60がオフされているとき、IG入力端子45から印加される電圧は略ゼロである。本実施形態では、IG入力端子45から印加される電圧に基づき、イグニッションスイッチ60のオンオフ状態を判定する。
本実施形態の第1センサブロック41は、イグニッションスイッチ60がオンされたときにオンされ、メインレギュレータ16がオフされたときにオフされるように構成される。すなわち、図8に示すように、第1センサブロック41は、イグニッションスイッチ60がオンされる時間t1にてオンされ、メインレギュレータ16がオフされる時間t5にてオフされる。同様に、第1センサブロック41は、イグニッションスイッチ60がオンされる時間t6にてオンされ、メインレギュレータ16がオフされる時間t10にてオフされる。
本実施形態の回転角検出装置22は、イグニッションスイッチ60のオンオフ状態を取得するIG入力端子45を備える。また、第1演算部31は、イグニッションスイッチ60がオンされたとき、回転角θmの演算を開始する。これにより、イグニッションスイッチ60がオンとなった後、回転角θmの演算を速やかに開始することができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による回転角検出装置を図9および図10に示す。
図9に示すように、本実施形態のECU103において、回転角検出装置23は、リレー部26を有する。なお、ECU103は、回転角検出装置23以外はECU101と同様である。リレー部26は、レギュレータ電圧入力端子43と第1センサブロック41との間に設けられる。メインレギュレータ16がオンされると、リレー部26がオンされ、メインレギュレータ16から第1センサブロック41へ電力が供給される。また、IG判定部36からの指令によりリレー部26がオフされると、メインレギュレータ16から第1センサブロック41への電力供給が遮断される。
通信部35は、制御部50から送信される停止信号を受信する。停止信号は、回転角θmの演算を停止する旨の信号である。
また、回路部30は、IG判定部36を有する。IG判定部36は、停止信号が取得されたとき、イグニッションスイッチ60がオフされたとみなし、リレー部26をオフする。これにより、第1センサブロック41への電力供給が遮断され、第1検出素子251による回転磁界の検出、第1演算部31における回転角θmの演算、および、通信部35による制御部50との信号の送受信が停止される。
本実施形態の第1センサブロック41は、メインレギュレータ16がオンされたときにオンされ、制御部50から停止信号が取得されたときにオフされるように構成される。すなわち、図10に示すように、第1センサブロック41は、メインレギュレータ16がオンされる時間t2にてオンされ、イグニッションスイッチ60がオフされる時間t4の後、制御部50から送信される停止信号が取得されたタイミングである時間td1にてオフされる。また、第1センサブロック41は、メインレギュレータ16がオンされる時間t7にてオンされ、イグニッションスイッチ60がオフされる時間t9の後、制御部50から送信される停止信号が取得されたタイミングである時間td2にてオフされる。
通信部35は、回転角θmの演算を停止する停止信号を制御部50から受信する。第1演算部31は、停止信号が取得されたとき、イグニッションスイッチ60がオフされたとみなし、回転角θmの演算を停止する。
例えば、制御部50の終了処理において、回転角θmに係る情報を用いない場合、イグニッションスイッチ60がオフされた後、速やかに停止信号を送信する。また、制御部50の終了処理において、回転角θmに係る情報を用いる場合、終了処理完了時に停止信号を送信する。このように、停止信号の送信タイミングは、イグニッションスイッチ60オフ後、かつ、制御部50の終了処理完了までのいずれのタイミングであってもよいので、回転角θmの演算停止タイミングを適切に設定することができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による回転角検出装置を図11および図12に示す。
図11に示すように、本実施形態のECU104において、回転角検出装置24の第1センサブロック41には、バッテリ電圧入力端子44を経由し、バッテリ65から電力が供給される。すなわち、本実施形態の回転角検出装置24には、レギュレータ電圧入力端子43が設けられておらず、図1中の配線67が省略されている。ECU104は、その他の点については、ECU101と同様である。
また、回転角検出装置24は、リレー部27を有する。リレー部27は、バッテリ電圧入力端子44と第1センサブロック41との間に設けられる。IG判定部36からの指令によりリレー部27がオンされると、バッテリ電圧入力端子44を経由して第1センサブロック41に電力が供給される。また、IG判定部36からの指令によりリレー部27がオフされると、第1センサブロック41への電力供給が遮断される。
通信部35は、制御部50から送信される開始信号および停止信号を受信する。開始信号は、回転角θmの演算を開始する旨の信号であり、停止信号は、回転角θmの演算を停止する旨の信号である。
IG判定部36は、開始信号が取得されたとき、イグニッションスイッチ60がオンされたとみなし、リレー部27をオンする。これにより、第1センサブロック41へ電力が供給され、第1検出素子251による回転磁界の検出、第1演算部31における回転角θmの演算、および、通信部35による制御部50との信号の送受信が行われる。
また、IG判定部36は、停止信号が取得されたとき、イグニッションスイッチ60がオフされたとみなし、リレー部27をオフする。これにより、第1センサブロック41への電力供給が遮断され、第1検出素子251による回転磁界の検出、第1演算部31における回転角θmの演算、および、通信部35による制御部50との信号の送受信が停止される。
本実施形態の第1センサブロック41は、制御部50からの開始信号が取得されたときにオンされ、制御部50からの停止信号が取得されたときにオフされるように構成される。すなわち、図12に示すように、第1センサブロック41は、制御部50が起動される時間t3の後に送信される開始信号が取得されたタイミングである時間tu1にてオンされ、イグニッションスイッチ60がオフされる時間t4の後、制御部50から送信される停止信号が取得されたタイミングである時間td1にてオフされる。また、第1センサブロック41は、制御部50が起動される時間t8の後に送信される開始信号が取得されたタイミングである時間tu2にてオンされ、イグニッションスイッチ60がオフされる時間t9の後、制御部50から送信される停止信号が取得されたタイミングである時間td2にてオフされる。
通信部35は、回転角θmの演算を開始する開始信号を制御部50から受信する。第1演算部31は、開始信号が取得されたとき、イグニッションスイッチ60がオンされたとみなし、回転角θmの演算を開始する。
本実施形態では、バッテリ電圧入力端子44から第1センサブロック41に電力を供給するように構成し、制御部50からの指令により、回転角θmの演算を開始または停止している。これにより、メインレギュレータ16やイグニッションスイッチ60と接続するための端子を省略することができ、端子数を削減可能である。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態による回転角検出装置を図13〜図16に基づいて説明する。図13においては、電源リレー17、イグニッションスイッチ60、および、バッテリ65等の記載を省略した。
図13に示すように、ECU105は、集積回路部15、制御部50、回転角検出装置201、および、電源リレー(図1参照、図13中には不図示)等を有する。回転角検出装置201は、第1センサユニット210および第2センサユニット220を有する。
集積回路部15、制御部50、第1センサユニット210、第2センサユニット220、および、電源リレーは、1枚の基板11に実装される。基板11は、モータ80のマグネット82が設けられる側に、モータ80と略同軸に設けられ、カバー12で覆われる。基板11のモータ80側の面には、集積回路部15、および、第1センサユニット210が実装され、基板11のモータ80と反対側の面には、制御部50、および、第2センサユニット220が実装される。すなわち、本実施形態では、第1センサユニット210と第2センサユニット220とが、別々のパッケージとして形成される。
第1センサユニット210は、第1検出素子251がマグネット82の回転磁界を検出可能な箇所となるように基板11に実装される。
また、第2センサユニット220は、第2検出素子252がマグネット82の回転磁界を検出可能な箇所となるように、基板11に実装される。
図14に示すように、第1センサユニット210は、第1検出素子251、第1回路部211、レギュレータ電圧入力端子43、および、通信端子219を有する。第1回路部211は、第1演算部212および第1通信部215を有する。第1センサユニット210には、レギュレータ電圧入力端子43を経由してメインレギュレータ16(図1参照)から電力が供給される。
第1演算部212は、第1検出素子251から出力される検出値である第1検出値に基づき、モータ80の回転角θmを演算する。上記実施形態と同様、回転角θmは、イグニッションスイッチ60がオンされているとみなされるときに演算され、イグニッションスイッチ60がオフされているとみなされるときには演算されない。
第1通信部215は、例えばシリアルインターフェースにより構成され、第1演算部212にて演算された回転角θmに係る情報を、通信端子219を経由して制御部50に送信する。また、第1通信部215は、通信端子219を経由して、制御部50からの情報を受信する。
第2センサユニット220は、第2検出素子252、第2回路部221、バッテリ電圧入力端子44、電圧モニタ端子228、および、通信端子229を有する。第2回路部221は、第2演算部222、素子用レギュレータ223、および第2通信部225を有する。第2センサユニット220には、バッテリ電圧入力端子44を経由してバッテリ65から電力が供給される。
第2演算部222は、第2検出素子252から出力される検出値である第2検出値に基づき、モータ80の回転回数Nを演算する。上記実施形態と同様、イグニッションスイッチ60のオンオフ状態によらず、第2演算部222は、回転回数Nの演算を継続する。第2演算部222は、メインレギュレータ16がオフされている期間に演算された回転回数Nに係る情報を保持しておく。
第2演算部222は、電圧モニタ端子228から取得されるモータ80の端子電圧に基づき、モータ80の回転速度を演算する。モータ80の回転速度は、単位rpm等である、いわゆる回転数であってもよいし、回転角速度であってもよい。また、第2演算部222は、端子電圧に替えて、第2検出値に基づき、例えば回転角速度から回転速度を推定してもよい。なお、第2検出値に基づいて回転角速度を演算する場合、電圧モニタ端子228、および、後述の端子電圧検出部74を省略可能である。
端子電圧の取得に係る回路構成を図15に示す。なお、モータ80の回路構成は、上記実施形態においても同様とする。
本実施形態のモータ80は、3相交流の回転機であって、コイル801、802、803を有する。コイル801、802、803には、インバータ部71を経由してバッテリ65(図1参照、図15中では不図示)を経由して電力が供給される。
インバータユニット70は、インバータ部71、モータリレー部72、電流検出部73、端子電圧検出部74、モータ端子771〜773、電源端子774、グランド端子775、および、端子電圧出力端子778等を有する。
インバータ部71は、6つのスイッチング素子711〜716がブリッジ接続される。制御部50は、スイッチング素子711〜716のオンオフ作動を制御することにより、モータ80の駆動を制御する。
高電位側に接続される高電位側スイッチング素子711、712、713と低電位側に接続される低電位側スイッチング素子714、715、716との接続点は、モータリレー721、722、723、および、モータ端子771、772、773を経由して、コイル801、802、803の一端と接続される。
高電位側スイッチング素子711、712、713の高電位側は、電源端子774を経由してバッテリ65の高電位側と接続される。低電位側スイッチング素子714、715、716の低電位側は、電流検出素子731、732、733、および、グランド端子775を経由してグランドと接続される。
モータリレー部72は、モータリレー721、722、723から構成される。モータリレー721、722、723は、高電位側スイッチング素子711、712、713と低電位側スイッチング素子714、715、716との接続点と、コイル801、802、803との間に設けられる。モータリレー721、722、723のオンオフを切り替えることにより、インバータ部71とモータ80との間の電流の導通および遮断を切替可能である。
電流検出部73は、電流検出素子731、732、733から構成される。電流検出素子731、732、733は、低電位側スイッチング素子714、715、716の低電位側に設けられ、コイル801、802、803に流れる電流を検出する。本実施形態の電流検出素子731、732、733は、シャント抵抗である。電流検出素子731、732、733の両端電圧は、コイル801、802、803に流れる電流に係る電流検出値として、制御部50に出力される。
端子電圧検出部74は、W相のモータ端子773と接続され、W相の端子電圧を検出する。本実施形態では、W相の端子電圧を検出するが、U相またはV相の端子電圧を検出するようにしてもよい。端子電圧検出部74は、抵抗741、742を有する。抵抗741、742は、分圧抵抗であって、抵抗741、742により分圧された電圧値である端子電圧検出値が端子電圧出力端子778に出力される。抵抗741、742の抵抗値は、端子電圧検出値が第2センサユニット220にて取得可能な値となるように、適宜設定される。端子電圧出力端子778は、電圧モニタ端子228と接続される。これにより、端子電圧検出値は、第2センサユニット220に出力され、モータ80の回転速度の演算に用いられる。
図14に戻り、素子用レギュレータ223は、バッテリ65から供給された電圧を所定の電圧に調整する。素子用レギュレータ223にて調整された電圧は、第2検出素子252に出力される。また、素子用レギュレータ223により調整された電圧は、第2回路部221の内部の第2演算部222における演算、および、第2通信部225におけるデータの送受信にも用いられる。素子用レギュレータ223の調整電圧は、回転回数Nの演算等が可能である程度であればよく、メインレギュレータ16により調整される電圧よりも小さくてもよい。もちろん、素子用レギュレータ223の調整電圧は、メインレギュレータ16の調整電圧以上としてもよい。
なお、上記実施形態の回路部30にも調整電圧を第2検出素子に出力する素子用レギュレータ223を設けることが好ましい。
第2通信部225は、例えばシリアルインターフェースにより構成され、第2演算部222にて演算された回転回数Nに係る情報を、通信端子229を経由して制御部50に送信する。また、第2通信部225は、通信端子229を経由して、制御部50からの情報を受信する。本実施形態では、イグニッションスイッチ60がオフされている期間に演算された回転回数Nに係る情報は第2演算部222にて保持され、イグニッションスイッチ60がオンされ、制御部50が起動されたときに、第2通信部225から制御部50へ送信される。
本実施形態では、第1通信部215および第2通信部225が「通信部」に対応する。
ここで、第2演算部222における回転回数Nの演算頻度について、図16に基づいて説明する。図16では、共通時間軸を横軸とし、(a)がモータ80の回転速度、(b)が回転回数Nの演算頻度、(c)が異常フラグを示している。図16(c)では、異常フラグがセットされてない状態を「0」、セットされている状態を「1」としている。
本実施形態では、回転速度が切替判定閾値TH1以下である場合、第2演算部222は、第1の頻度で回転回数Nの演算を行う。切替判定閾値TH1は、例えば100[rpm]程度に相当する値に設定される。また、回転速度が切替判定閾値TH1より大きい場合、第2演算部222は、第1の頻度よりも高い頻度である第2の頻度で回転回数Nの演算を行う。
図16に示すように、回転速度が切替判定閾値TH1以下である時間t20から時間t21までの期間において、回転回数Nの演算間隔を、第1間隔Int1とする。第1間隔Int1は、回転速度が切替判定閾値TH1であるときに、所定の検出領域に1回以上の回転回数Nの演算が行われるように設定される。
ここで、検出領域について説明する。
モータ80の1回転(すなわち360度)を、回転角θmの180度以下の検出領域に分割し、各検出領域にて1回以上、回転回数Nに係る値が演算されるように第1間隔Int1を設定する。これにより、イグニッションスイッチ60がオンされたときに、制御部50にて回転角θmの演算結果と回転回数Nに係る値とを比較することにより、回転回数Nの演算異常を検出することができる。
また、モータ80の1回転を、回転角θmの120度以下の検出領域に分割し、各検出領域にて1回以上、回転回数Nに係る値が演算されるように第1間隔Int1を設定することで、モータ80の回転方向を検出することができる。
さらにまた、モータ80の1回転を、回転角θmの72度以下の検出領域に分割し、各検出領域にて1回以上、回転回数Nに係る値が演算されるように第1間隔Int1を設定することで、読み飛ばしによる誤カウントを防止するとともに、読み飛ばしがあったとしても回転方向を特定することができる。
一方、演算間隔が長く、演算頻度が低いほど、消費電力を抑えることができるので、消費電力等を考慮し、演算間隔は適宜設定される。
以下適宜、「回転回数Nに係る値の演算」を、単に「回転回数Nの演算」という。
本実施形態では、回転回数Nに係る値は、カウント値とする。
例えば、図17(a)に示すように、回転角θmの180度に相当する領域を検出領域とすると、モータ80の1回転が領域R11、R12に2分割され、モータ80の1回転に2カウントされる。この場合、2カウントごとに回転回数Nがカウントアップされる。
また例えば、図17(b)に示すように、回転角θmの120度に相当する領域を検出領域とすると、モータ80の1回転が領域R21、R22、R23に3分割され、モータ80の1回転に3カウントされる。この場合、3カウントごとに回転回数Nがカウントアップされる。
また例えば、図17(c)に示すように、回転角θmの72度に相当する領域を検出領域とすると、モータ80の1回転がR31〜R35に5分割され、モータ80の1回転に5カウントされる。この場合、5カウントごとに回転回数Nがカウントアップされる。
図16に戻り、時間t21にて、回転速度が切替判定閾値TH1より大きくなると、回転回数Nの演算間隔を、第1間隔Int1よりも短い第2間隔Int2とする。すなわち、Int1>Int2である。また、回転速度が切替判定閾値TH1より大きい場合、回転回数Nを常時演算するようにしてもよい。常時演算時の第2間隔Int2を無限小とみなせば、回転回数Nを常時演算することも、「回転速度が前記切替判定閾値より大きい場合、演算間隔を、第1間隔より短い第2間隔とする」という概念に含まれるものとする。
また、時間t22にて、回転速度が切替判定閾値TH1以下となる。本実施形態では、回転速度が再度大きくなる可能性を考慮し、遅延期間Pdの間は、第2演算部222は、第2間隔Int2での回転回数Nの演算を継続する。これにより、回転速度が切替判定閾値TH1付近で変動した際に、回転回数Nの演算間隔の切り替えが頻繁に起きるのを避けることができる。
回転速度が切替判定閾値TH1以下となった時間t22から遅延期間Pd経過後の時間t23にて、回転回数Nの演算間隔を第1間隔Int1に戻す。
時間t24にて、回転速度が切替判定閾値TH1より大きくなると、回転回数Nの演算間隔を第2間隔Int2とする。
また、さらに回転速度が大きくなり、時間t25にて、回転速度が異常判定閾値TH2より大きくなった場合、モータ80の回転速度が許容回転速度を超え、回転回数Nの検出ができない異常が生じたと判定し、異常フラグをセットする。図16の例では、異常判定された時間t25以降も回転回数Nの演算を継続しているが、異常判定後は、回転回数Nの演算を停止するようにしてもよい。
異常フラグは、イグニッションスイッチ60がオンされたとみなされるとき、制御部50に送信される。
なお、イグニッションスイッチ60がオフの状態にて、モータ80の回転速度が異常判定閾値TH2を超える虞のある状況としては、車両のジャッキアップ時やタイヤ交換時等が例示される。イグニッションスイッチ60がオフされている期間に、回転速度が異常判定閾値TH2を超える異常が生じた場合、演算される回転回数Nが異常値である虞がある。そのため、制御部50は、異常フラグを取得した場合、ハンドル91の中立位置を再学習する。ハンドル91の中立位置の再学習が完了したとき、異常フラグがリセットされる。
本実施形態では、イグニッションスイッチ60がオフされている期間における回転回数Nの演算間隔は、モータ80の回転速度に応じて可変である。これにより、回転速度に応じた適切な演算間隔とすることができ、消費電力を低減することができる。
詳細には、モータ80の回転速度が切替判定閾値TH1以下である場合、回転回数Nの演算間隔を第1間隔Int1とし、回転速度が切替判定閾値TH1より大きい場合、演算間隔を、第1間隔Int1より短い第2間隔Int2とする。これにより、特に、モータ80の回転速度が小さい場合における消費電力を低減することができる。
第2演算部222は、モータ80の回転速度を、第2検出素子252にて検出された第2検出値に基づいて演算する。これにより、第2演算部222の内部の情報に基づいて回転速度が演算されるので、電圧モニタ端子228等の端子電圧の取得に係る構成を省略することができる。
第2演算部222は、モータ80の回転速度をモータ80の端子電圧に基づいて演算する。これにより、モータ80の回転速度を逆起電圧に基づいて適切に演算することができる。
また、第2演算部222は、モータ80の少なくとも1相と接続される分圧抵抗である抵抗741、742を有する端子電圧検出部74から、端子電圧を分圧した検出値を取得し、当該検出値に基づいて回転速度を演算する。抵抗741、742の抵抗値を適宜設定することにより、第2センサユニット220の耐圧の範囲内で適切に端子電圧を取得可能であり、第2センサユニット220を保護することができる。
本実施形態では、端子電圧検出部74を、1相の端子電圧を検出する構成としており、端子電圧の取得に係る回路構成が比較的簡素な構成となっている。
第2演算部222は、回転速度が異常判定閾値TH2より大きい場合、異常が生じていると判定する。これにより、回転回数Nを適切に演算できない異常が生じたことを検出することができる。
マグネット82の1回転を、回転角θmの180度以下の検出領域に分割し、第2演算部222は、検出領域にて1回以上、回転回数Nに係る値を演算する。これにより、イグニッションスイッチ60がオンされたときに、制御部50にて回転角θmの演算結果と回転回数Nとを比較することにより、回転回数Nの演算異常を検出することができる。
マグネット82の1回転を、回転角θmの120度以下の検出領域に分割し、第2演算部222は、検出領域にて1回以上、回転回数Nに係る値を演算する。これにより、モータ80の回転方向を検出することができる。
マグネット82の1回転を、回転角θmの72度以下の検出領域に分割し、第2演算部222は、検出領域にて1回以上、回転回数Nに係る値を演算する。これにより、読み飛ばしによる誤カウントを防止するとともに、読み飛ばしがあったとしても、回転方向を特定することができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態を図18に示す。
本実施形態は、端子電圧取得部75の構成が第5実施形態と異なり、その他の点については第5実施形態と同様である。
図18に示すように、端子電圧取得部75は、分圧抵抗である抵抗741、742、および、モータ端子771、772、773側から抵抗741、742側への通電を許容するダイオード751、752、752を有する。これにより、モータ80の端子電圧を継続的にモニタすることができる。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態を図19に示す。
本実施形態は、第1センサユニット230が第5実施形態と異なり、その他の点については第5実施形態と同様である。
回転角検出装置202は、第1センサユニット230および第2センサユニット220を有する。
第1センサユニット230は、第1検出素子251、第1回路部231、レギュレータ電圧入力端子43、および、通信端子219を有する。第1回路部231は、第1演算部212、素子用レギュレータ233、および、第1通信部215を有する。第1センサユニット230は、IG入力端子45およびイグニッションスイッチ60を経由してバッテリ65と接続される。すなわち、イグニッションスイッチ60がオンされているとき、IG入力端子45から第1センサユニット230に印加される電圧は、バッテリ電圧と同等である。
素子用レギュレータ233は、第2センサユニット220の素子用レギュレータ223と略同様であり、バッテリ65から供給された電圧を所定の電圧に調整する。また、素子用レギュレータ233により調整された電圧は、第1検出素子251に出力される。また、素子用レギュレータ233により調整された電圧は、第1回路部231の内部における第1演算部212における演算、および、第1通信部215におけるデータの送受信にも用いられる。素子用レギュレータ233の調整電圧は、回転角θmの演算等が可能である程度であればよく、メインレギュレータ16により調整される電圧よりも小さくてもよいし、メインレギュレータ16の調整電圧以上であってもよい。
このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態を図20に示す。
本実施形態の回転角検出装置203は、センサ部25、回路部300、レギュレータ電圧入力端子43、バッテリ電圧入力端子44、通信端子49、および、電圧モニタ端子228を有し、第1実施形態等と同様、1つのパッケージとして形成される。なお、レギュレータ電圧入力端子43に替えて、IG入力端子45としてもよい。
回路部300は、第1演算部31、第2演算部32、通信部35、および、素子用レギュレータ243を有する。本実施形態では、第2検出素子252、および、第2演算部32に加え、素子用レギュレータ243が、第2センサブロック420を構成する。素子用レギュレータ243は、第5実施形態等の素子用レギュレータ223と略同様であり、バッテリ65から供給された電圧を所定の電圧に調整する。調整された電圧は、センサ部25に出力されるとともに、第2演算部32における演算に用いられる。
このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(他の実施形態)
(ア)回転情報
上記実施形態では、電源スイッチがオフされているときに演算が停止される第1回転情報が回転角であり、電源スイッチがオフされているときにも演算が継続される第2回転情報が回転回数である。他の実施形態では、第1回転情報および第2回転情報は、被検出部の回転に係る情報であれば、どのような情報であってもよい。
また、上記実施形態にて第1回転情報として演算される回転角は、機械角であるが、他の実施形態では、電気角としてもよい。また、第1演算部では、例えばAD変換を行い、AD変換された値であるAD変換値を制御部に出力し、制御部にて回転角を演算するように構成してもよい。
(イ)第1回転情報の演算開始、および、演算終了
第1実施形態および第3実施形態では、レギュレータがオンされたとき、電源スイッチがオンされたとみなし、第1回転情報の演算を開始する。第2実施形態では、電源スイッチがオンされたとき、第1回転情報の演算を開始する。第4実施形態では、制御部から送信される開始信号が取得されたとき、電源スイッチがオンされたとみなし、第1回転情報の演算を開始する。
また、第1実施形態および第2実施形態では、レギュレータがオフされたとき、電源スイッチがオフされたとみなし、第1回転情報の演算を停止する。第3実施形態および第4実施形態では、制御部から送信される停止信号が取得されたとき、電源スイッチがオフされたとみなし、第1回転情報の演算を停止する。他の実施形態では、第2実施形態のように電源スイッチのオンオフ状態を取得するIG入力端子を設け、第1演算部は、電源スイッチがオフされたとき、第1回転情報の演算を停止するようにしてもよい。
すなわち、第1回転情報の演算開始のトリガとして(i)レギュレータオン、(ii)電源スイッチオン、(iii)制御部からの開始信号の取得のいずれを用いてもよい。また、第1回転情報の演算終了のトリガとして、(I)レギュレータオフ、(II)電源スイッチオフ、(III)制御部からの停止信号の取得のいずれを用いてもよい。また、第1回転情報の演算開始のトリガ(i)、(ii)、(iii)と、第1回転情報の演算終了のトリガ(I)、(II)、(III)とは、どのように組み合わせてもよい。
例えば第1実施形態のように、演算開始のトリガおよび演算終了のトリガとして、いずれもレギュレータのオンオフ状態を用いる場合、端子数を削減することができる。同様に、演算開始のトリガおよび演算終了のトリガとして、いずれも電源スイッチのオンオフ状態を用いる場合、端子数を削減することができる。また、制御部との通信に係る通信端子は、演算開始のトリガおよび演算終了のトリガによらず設けられるので、演算開始のトリガおよび演算終了のトリガの少なくとも一方を開始信号または停止信号とすることにより、端子数を削減することができる。
(ウ)第2回転情報
第5実施形態では、モータの回転速度が切替判定閾値以下のとき、第1間隔で回転回数を演算し、モータの回転速度が切替判定閾値より大きいとき、第1間隔よりも短い第2間隔で回転回数を演算する。他の実施形態では、切替判定閾値を複数設け、モータの回転速度に応じて段階的に演算間隔を変更してもよい。また、モータの回転速度に応じ、連続的に演算間隔を変更するようにしてもよい。
また、第1実施形態〜第4実施形態にて説明した構成等、回転角検出装置の構成によらず、モータの回転速度に応じて、回転回数の演算間隔を可変にしてもよい。同様に、回転角検出装置の構成によらず、第2演算部は、モータの回転速度が異常判定閾値より大きい場合、異常が生じていると判定するようにしてもよい。また、第5実施形態〜第8実施形態の構成にて、回転回数の演算間隔を一定としてもよい。
第5実施形態では、モータの1回転を2分割、3分割、または、5分割し、各検出領域ごとにカウントされ、分割数に応じたカウント数にて回転回数がカウントアップされる例を説明した。他の実施形態では、検出領域の設定や回転回数の演算方法は、どのようであってもよい。
(エ)回転速度
上記実施形態では、第2検出値、または、端子電圧に基づいて回転速度を演算する。端子電圧の取得に係る端子電圧取得部の構成は、第5実施形態および第6実施形態にて説明した構成に限らず、どのような構成としてもよい。例えば、相毎に分圧抵抗を設けて相毎に端子電圧を取得するように構成してもよいし、分圧抵抗を省略し、端子電圧を直接的に取得するように構成してもよい。
(エ)センサ部
上記実施形態では、センサ部は、レギュレータまたは電源スイッチからの電力により作動する第1検出素子、および、バッテリからの電力により作動する第2検出素子を有し、第1検出素子と第2検出素子とが異なる例を中心に説明した。他の実施形態では、第1検出素子と第2検出素子とは、同様のものを用いてもよい。
また、他の実施形態では、第1検出素子を省略し、第1演算部は、電源スイッチのオンオフ状態によらず作動を継続する第2検出素子の検出値に基づき、第1回転情報を演算するように構成してもよい。これにより、部品点数を削減することができる。
(オ)ECU
第5実施形態では、ECUを構成する各電子部品は、モータのマグネットが設けられる側に配置される1枚の基板に実装される。他の実施形態では、ECUを構成する各電子部品を、基板のモータ側の面またはモータと反対側の面のどちらに実装してもよいし、複数の基板に分けて実装してもよい。また、他の実施形態では、センサ部を除く演算部や制御部等は、モータとは別の箇所に設け、例えば配線等を用いてセンサ部と接続するようにしてもよい。
第5実施形態等では、モータとインバータ部との間にモータリレーが設けられる。他の実施形態では、モータリレーを省略してもよい。
上記実施形態では、通信部は、シリアルインターフェースにより構成される。他の実施形態では、通信部は、シリアルインターフェースに限らず、どのように構成してもよい。
(オ)被検出部
上記実施形態では、被検出部は、モータのシャフトと一体となって回転するマグネットである。他の実施形態では、回転角検出装置は、被検出部としてモータ以外の回転する装置の回転を検出するものとしてもよい。また、回転角検出装置を、電動パワーステアリング装置以外の装置に適用してもよい。
上記実施形態のモータは、3相ブラシレスモータである。他の実施形態では、モータは、ブラシ付きモータ等、どのようなものを採用してもよい。また他の実施形態では、モータが複数の巻線組を有し、巻線組ごとにインバータ部が設けられるように構成してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1・・・電動パワーステアリング装置
21〜24、201〜203・・・回転角検出装置
25・・・センサ部
31、212・・・第1演算部
32、222・・・第2演算部
35、215、225・・・通信部
50・・・制御部
60・・・イグニッションスイッチ(電源スイッチ)
65・・・バッテリ
82・・・マグネット(被検出部)

Claims (20)

  1. 電源スイッチ(60)がオフされている期間において、バッテリ(65)からの電力により一部の作動を継続可能な回転角検出装置であって、
    被検出部(82)の回転に伴って変化する情報を検出するセンサ部(25)と、
    前記センサ部にて検出された検出値に基づき、前記電源スイッチがオンされたとみなされるとき、前記被検出部の回転に係る第1回転情報の演算を開始し、前記電源スイッチがオフされたとみなされるとき、前記第1回転情報の演算を停止する第1演算部(31、212)と、
    前記センサ部にて検出された検出値に基づき、前記電源スイッチのオンオフ状態によらず、前記被検出部の回転に係る第2回転情報の演算を行う第2演算部(32、222)と、
    制御部(50)と情報を送受信可能に構成され、前記第1回転情報および前記第2回転情報を前記制御部(50)に送信する通信部(35、215、225)と、
    を備えることを特徴とする回転角検出装置。
  2. 前記被検出部は、モータ(80)のシャフト(81)と一体となって回転する部材であり、
    前記第1回転情報は、前記モータの回転角であり、
    前記第2回転情報は、前記モータの回転回数であることを特徴とする請求項1に記載の回転角検出装置。
  3. 前記電源スイッチがオフされている期間における前記回転回数の演算間隔は、前記モータの回転速度に応じて可変であることを特徴とする請求項2に記載の回転角検出装置。
  4. 前記回転速度が切替判定閾値以下である場合、前記演算間隔を第1間隔とし、
    前記回転速度が前記切替判定閾値より大きい場合、前記演算間隔を、前記第1間隔より短い第2間隔とすることを特徴とする請求項3に記載の回転角検出装置。
  5. 前記第2演算部は、前記センサ部にて検出された検出値に基づいて前記回転速度を演算することを特徴とする請求項3または4に記載の回転角検出装置。
  6. 前記第2演算部は、前記モータの端子電圧に基づいて前記回転速度を演算することを特徴とする請求項3または4に記載の回転角検出装置。
  7. 前記第2演算部は、前記モータの少なくとも1相の端子と接続される分圧抵抗を有する端子電圧検出部(74、75)から、前記端子電圧を分圧した検出値を取得し、当該検出値に基づいて前記回転速度を演算することを特徴とする請求項6に記載の回転角検出装置。
  8. 前記第2演算部は、前記回転速度が異常判定閾値より大きい場合、異常が生じていると判定することを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  9. 前記被検出部の1回転を、前記回転角の180度以下の検出領域に分割し、
    前記第2演算部は、前記検出領域にて1回以上、前記回転回数に係る値を演算することを特徴とする請求項2〜8のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  10. 前記被検出部の1回転を、前記回転角の120度以下の検出領域に分割し、
    前記第2演算部は、前記検出領域にて1回以上、前記回転回数に係る値を演算することを特徴とする請求項2〜8のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  11. 前記被検出部の1回転を、前記回転角の72度以下の検出領域に分割し、
    前記第2演算部は、前記検出領域にて1回以上、前記回転回数を演算に係る値することを特徴とする請求項2〜8のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  12. 前記センサ部は、前記電源スイッチがオフされているとみなされるとき作動を停止する第1検出素子(251)、および、前記電源スイッチのオンオフ状態によらず作動を継続する第2検出素子(252)を有し、
    前記第1演算部は、前記第1検出素子により検出される検出値である第1検出値に基づいて前記第1回転情報を演算し、
    前記第2演算部は、前記第2検出素子により検出される検出値である第2検出値に基づいて前記第2回転情報を演算することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  13. 前記バッテリから供給される電圧を所定の電圧に調整して出力するレギュレータ(16)のオンオフ状態を取得するレギュレータ状態取得端子(43)を備え、
    前記第1演算部は、前記レギュレータがオンされたとき、前記電源スイッチがオンされたとみなし、前記第1回転情報の演算を開始することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  14. 前記電源スイッチのオンオフ状態を取得する電源状態取得端子(45)を備え、
    前記第1演算部は、前記電源スイッチがオンされたとき、前記第1回転情報の演算を開始することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の回転角検出装置(22)。
  15. 前記通信部は、前記第1回転情報の演算を開始する開始信号を前記制御部から受信し、
    前記第1演算部は、前記開始信号が取得されたとき、前記電源スイッチがオンされたとみなし、前記第1回転情報の演算を開始することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  16. 前記バッテリから供給される電圧を所定の電圧に調整して出力するレギュレータ(16)のオンオフ状態を取得するレギュレータ状態取得端子(43)を備え、
    前記第1演算部は、前記レギュレータがオフされたとき、前記電源スイッチがオフされたとみなし、前記第1回転情報の演算を停止することを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  17. 前記電源スイッチのオンオフ状態を取得する電源状態取得端子(45)を備え、
    前記第1演算部は、前記電源スイッチがオフされたとき、前記第1回転情報の演算を停止することを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  18. 前記通信部は、前記第1回転情報の演算を停止する停止信号を前記制御部から受信し、
    前記第1演算部は、前記停止信号が取得されたとき、前記電源スイッチがオフされたとみなし、前記第1回転情報の演算を停止することを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  19. 前記制御部は、前記第1回転情報および前記第2回転情報に基づき、運転者により操舵される操舵部材(91)と接続されるステアリングシャフト(92)の回転角度を演算することを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載の回転角検出装置。
  20. 運転者による操舵を補助する補助トルクを出力するモータ(80)と、
    前記モータを前記被検出部とする請求項1〜19のいずれか一項に記載の回転角検出装置(21〜24、201〜203)、および、前記モータの駆動を制御する前記制御部を有する電子制御ユニット(10)と、
    を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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