JP2015179016A - ガスクロマトグラフ装置及びガスクロマトグラフ分析システム - Google Patents
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Description
即ち、通常、ヘッドスペースサンプラ1とガスクロマトグラフ2との間は、キャリアガス等を供給するための装置間ガス流路4で接続されているものの、通信線を通した制御信号のやり取りは行われず、ヘッドスペースサンプラ1とガスクロマトグラフ2とはそれぞれ独立に、システム制御部3からの指示に基づいて動作する構成となっている。そのため、図6に示したようなシステムにおいても、ガスクロマトグラフ2の制御部はヘッドスペースサンプラ1が接続されていることを認識していない。
a)前記複数のフローコントローラの中で前記外部装置にガス流路が接続されたフローコントローラを分析者が設定するためのユーザ設定部と、
b)前記複数のフローコントローラのそれぞれについて制御対象であるガスの圧力及び/又は流量の変動が異常であるか否かを判断する異常判定部であって、前記ユーザ設定部を介して設定されたフローコントローラについて、ガスの圧力及び/又は流量の変動が異常であるか否かを判断する閾値を通常状態よりも緩和する異常判定部と、
を備えることを特徴としている。
a)前記複数のフローコントローラの中で前記外部装置にガス流路が接続されたフローコントローラについて、分析実行時に制御対象であるガスの圧力及び/又は流量の変動が起こり得る時間に関する情報を、分析に先立って又は分析実行中に受け取る情報取得部と、
b)前記複数のフローコントローラのそれぞれについて制御対象であるガスの圧力及び/又は流量の変動が異常であるか否かを判断する異常判定部であって、前記情報取得部により受け取った情報に基づき、特定の1又は複数のフローコントローラについて、少なくともガスの圧力及び/又は流量の変動が起こり得る時間の前後の所定の時間範囲において、ガスの圧力及び/又は流量の変動が異常であるか否かを判断する閾値を通常状態よりも緩和する異常判定部と、
を備えることを特徴としている。
前記制御装置は、分析に先立って又は分析実行中に、前記ガスクロマトグラフ装置及び前記外部装置をそれぞれ制御するために予め設定された分析条件を示す情報に基づき、前記外部装置にガス流路が接続されたフローコントローラについてガスの圧力及び/又は流量の変動が起こり得る時間に関する情報を送出する情報通知部を備え、
前記ガスクロマトグラフ装置の前記情報取得部は、前記情報通知部から送出された情報を受け取ることを特徴としている。
本発明に係るガスクロマトグラフ装置を用いたGC分析システムの一実施例について、添付図面を参照して説明する。
このGC分析システムは、図6に示したブロック構成と同様に、ヘッドスペースサンプラ(HS)1と、ガスクロマトグラフ(GC)2と、システム制御部3と、を備える。
なお、図1には、フローコントローラを三つのみ記載してあるが、より多くのフローコントローラを搭載可能な構成としてもよい。
ラック10に収容されているバイアル11は所定温度に加熱され、それによって試料溶液中の試料成分は気化し、バイアル11内の上部空間に溜まる。バルブ13が図1中に点線で示す状態であるとき、ニードル12を降下させて分析対象であるバイアル11内の上部空間に刺入させる。その状態で電磁バルブ15を開放すると、ガスクロマトグラフ2の第1フローコントローラ25Aで流量が調整されつつ供給された加圧ガスがバルブ13のポートa、b、サンプルループ14、ポートe、fを経て流れ、ニードル12からバイアル11内の上部空間に送り込まれる。これにより、バイアル11内のサンプルガスは加圧される。
なお、バルブ13が図1中に点線で示す状態であるとき、ガスクロマトグラフ2の第2フローコントローラ25Bで流量が調整されつつ供給されたキャリアガスはバルブ13のポートc、dを経てガスクロマトグラフ2へと戻り、試料導入管24、インジェクタ21を経てカラム22に流れる。したがって、カラム22へのサンプルガスの導入に先立って、カラム22に一定流量でキャリアガスを流し続けることができる。
このようにして、本実施例のGC分析システムでは、バイアル11中の試料溶液から発生するサンプルガス中の成分についての検出信号を得ることができる。
図4は本発明に係るクロマトグラフ分析装置を用いた第2実施例のGC分析システムの概略構成図、図5は第2実施例のGC分析システムにおけるGC制御部で行われる異常判定処理の説明図である。
この第2実施例のGC分析システムでは、システム制御部3はさらに処理変更時刻通知部31を備える。また、ガスクロマトグラフ2におけるGC制御部260は、処理変更時刻通知部31から送られて来た信号を受けて該信号に応じて異常判定処理を変更する時間範囲を設定する処理変更時刻通知受領部261と、その設定された時間範囲とその時間範囲外とで異常判定処理シーケンスを切り替える異常判定処理部262とを含む。
10…ラック
11…バイアル
12…ニードル
13…バルブ
14…サンプルループ
15、16…電磁バルブ
17…HS制御部
2…ガスクロマトグラフ(GC)
20…カラムオーブン
21…インジェクタ
22…カラム
23…検出器
24…試料導入管
25A、25B、25C…フローコントローラ
26、260…GC制御部
27…操作部
28…表示部
3…システム制御部
31…処理変更時刻通知部
32…分析スケジュール記憶部
4…装置間ガス流路
Claims (4)
- 試料成分分離用のカラムと、該カラムから溶出した成分を検出する検出器と、前記カラムへ供給されるキャリアガスの流量を制御するためのフローコントローラを少なくとも含む複数のフローコントローラと、を具備し、該複数のフローコントローラの少なくとも一つで流量制御されたガス流が外部装置で利用可能であるように外部に取り出し可能である構成を有するガスクロマトグラフ装置において、
a)前記複数のフローコントローラの中で前記外部装置にガス流路が接続されたフローコントローラを分析者が設定するためのユーザ設定部と、
b)前記複数のフローコントローラのそれぞれについて制御対象であるガスの圧力及び/又は流量の変動が異常であるか否かを判断する異常判定部であって、前記ユーザ設定部を介して設定されたフローコントローラについて、ガスの圧力及び/又は流量の変動が異常であるか否かを判断する閾値を通常状態よりも緩和する異常判定部と、
を備えることを特徴とするガスクロマトグラフ装置。 - 請求項1に記載のガスクロマトグラフ装置であって、
前記異常判定部は、通常状態では、フローコントローラで制御されるガスの圧力及び/又は流量が制御目標値を中心とした所定の制御範囲を外れたときに異常であると判断し、前記ユーザ設定部を介して設定されたフローコントローラについては、ガスの圧力及び/又は流量が前記制御範囲を外れた状態が所定の時間継続したときに異常であると判断することを特徴とするガスクロマトグラフ装置。 - 試料成分分離用のカラムと、該カラムから溶出した成分を検出する検出器と、前記カラムへ供給されるキャリアガスの流量を制御するためのフローコントローラを少なくとも含む複数のフローコントローラと、を具備し、該複数のフローコントローラの少なくとも一つで流量制御されたガス流が外部装置で利用可能であるように外部に取り出し可能である構成を有するガスクロマトグラフ装置において、
a)前記複数のフローコントローラの中で前記外部装置にガス流路が接続されたフローコントローラについて、分析実行時に制御対象であるガスの圧力及び/又は流量の変動が起こり得る時間に関する情報を、分析に先立って又は分析実行中に受け取る情報取得部と、
b)前記複数のフローコントローラのそれぞれについて制御対象であるガスの圧力及び/又は流量の変動が異常であるか否かを判断する異常判定部であって、前記情報取得部により受け取った情報に基づき、特定の1又は複数のフローコントローラについて、少なくともガスの圧力及び/又は流量の変動が起こり得る時間の前後の所定の時間範囲において、ガスの圧力及び/又は流量の変動が異常であるか否かを判断する閾値を通常状態よりも緩和する異常判定部と、
を備えることを特徴とするガスクロマトグラフ装置。 - 請求項3に記載のガスクロマトグラフ装置と、該ガスクロマトグラフ装置に備えられたフローコントローラで流量制御されたガス流を利用する外部装置と、それら装置をそれぞれ制御する制御装置とを含むガスクロマトグラフ分析システムであって、
前記制御装置は、分析に先立って又は分析実行中に、前記ガスクロマトグラフ装置及び前記外部装置をそれぞれ制御するために予め設定された分析条件を示す情報に基づき、前記外部装置にガス流路が接続されたフローコントローラについてガスの圧力及び/又は流量の変動が起こり得る時間に関する情報を送出する情報通知部を備え、
前記ガスクロマトグラフ装置の前記情報取得部は、前記情報通知部から送出された情報を受け取ることを特徴とするガスクロマトグラフ分析システム。
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