JP2015178579A - 酸窒化物蛍光体粉末およびその製造方法 - Google Patents

酸窒化物蛍光体粉末およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】緑色発光する酸窒化物蛍光体について、紫色から青色の励起光による励起が可能であり、緑色を発光する酸窒化物蛍光体を提供すること、特に、従来の発光波長よりも短波長の緑色発光を示すTbを賦活された酸窒化物蛍光体粉末を提供する。
【解決手段】本発明は、組成式:
Cax1Tbx2Cex3Si12−(y+z)Al(y+z)16−z
(ただし、式中、0.0<x1≦1.8、0.000<x2+x3<0.200、0.00<x2/x3≦80.00、1.0<y≦4.0、0.0≦z≦2.0)で表されるα型サイアロンからなる酸窒化物蛍光体粉末に関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、紫外から青色の光源に好適な、希土類金属元素で賦活されたCa含有α型サイアロンを主成分とする酸窒化物蛍光体粉末に関するものである。具体的には、Ce及びTbで共賦活された緑色発光を示す酸窒化物蛍光体粉末およびその製造方法に関するものである。
近年、青色発光ダイオード(LED)が実用化されたことにより、この青色LEDを利用した白色LEDの開発が精力的に行われている。白色LEDは、既存の白色光源に較べ消費電力が低く、長寿命であるため、液晶パネル用バックライト、室内外の照明機器等への用途展開が進行している。
現在、開発されている白色LEDは、青色LEDの表面にCeをドープしたYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)を塗布したものである。しかしながら、CeをドープしたYAGの蛍光ピーク波長は560nm付近にあり、この蛍光の色と青色LEDの光を混合して白色光にすると、やや青みの強い白色光となるため、この種の白色LEDは演色性が悪いという問題がある。
これに対して、青色LEDの表面に赤色蛍光体及び緑色蛍光体を塗布した白色LEDは演色性が高く色品質の良い照明が得られるため、近年、積極的に開発が進められている。また、更に演色性を高める目的で、紫色LEDの表面に青色蛍光体、赤色蛍光体、及び緑色蛍光体を塗布した白色LEDの開発も進められている。
白色LEDに用いられる蛍光体として、特許文献1に記載されている酸窒化物蛍光体や窒化物蛍光体が温度上昇による蛍光強度及び発光波長の変化が少なく、温度安定性に優れた蛍光体として、近年、盛んに開発されている。
近紫外から青色の発光素子からの光を励起光源とし、緑色に波長変換させる蛍光体として、特許文献1に示されているEuで賦活されたβ―サイアロン蛍光体が知られている。しかしながら、β―サイアロン蛍光体の発光ピーク波長は540〜550nm程度であり、演色性を改善するためには、より短波長の緑色蛍光体が求められている。また、特許文献2に記載されているYbを賦活させたアルファサイアロン蛍光体は240nm付近の励起スペクトルにより励起され、510nm付近にピーク波長を持つ光を放出するが、その発光効率は実用に値するものであるかは不明である。また、Tbを賦活させたアルファサイアロン蛍光体は270nm付近の励起スペクトルにより励起され、490〜630nmの発光スペクトルを示す。さらに、特許文献3に記載されているTbを賦活させたLaSi11蛍光体は250nm付近の励起スペクトルにより励起され、490〜630nmの発光スペクトルを示す。
特許文献2及び3に記載されているように、Tbを賦活された酸窒化物蛍光体は紫外領域の励起光により励起され、490〜630nmの発光スペクトルを示す。しかしながら、紫色から青色の領域には励起帯が存在せず、紫色LED及び青色LEDとの組合せによる白色LEDに使用することは困難である。
特開2005−255895号公報 特開2002−363554号公報 特開2005−112922号公報
白色LEDに使用可能で、温度安定性に優れ、従来の発光波長よりも短波長の緑色発光を示す新規な蛍光体が求められているにもかかわらず、以上のように、紫色から青色の励起光による励起が可能で、従来の発光波長よりも短波長の緑色発光を示す酸窒化物蛍光体粉末は知られていない。
本発明は、緑色発光する酸窒化物蛍光体について、紫色から青色の励起光による励起が可能であり、緑色を発光する酸窒化物蛍光体を提供すること、特に、従来の発光波長よりも短波長の緑色発光を示すTbを賦活された酸窒化物蛍光体粉末を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記問題を解決するために鋭意検討した結果、Tb及びCe共賦活Ca含有α型サイアロンを主成分とする酸窒化物蛍光体粉末とすることで、紫色から青色の光により励起可能であり、緑色発光を示す酸窒化物蛍光体粉末が得られることを見出し、本発明に至った。
特に、本発明は、組成式:
Cax1Tbx2Cex3Si12−(y+z)Al(y+z)16−z
(ただし、式中、0.0<x1≦1.8、0.000<x2+x3<0.200、0.00<x2/x3≦80.00、1.0<y≦4.0、0.0≦z≦2.0)で表されるα型サイアロンからなる酸窒化物蛍光体粉末に関する。
また本発明は、前記x1、x2、x3、y、zは、1.2≦x1≦1.8、0.120≦x2+x3≦0.160、0.30≦x2/x3≦15.00、2.8≦y≦4.0、0.0≦z≦0.3、で表されるα型サイアロンからなる酸窒化物蛍光体粉末に関する。
また本発明は、前記組成式で表されるα型サイアロンからなり、さらにLiを50〜2000ppm含む酸窒化物蛍光体粉末に関する。
また本発明は、400nmの波長の光により励起されることで、主波長が520nm〜540nmとなる蛍光を発することを特徴とするα型サイアロンからなる酸窒化物蛍光体粉末に関する。
さらに、本発明は、組成式:
Cax1Tbx2Cex3Si12−(y+z)Al(y+z)16−z
(ただし、式中、0.0<x1≦1.8、0.000<x2+x3<0.200、0.00<x2/x3≦80.00、1.0<y≦4.0、0.0≦z≦2.0)
で表される組成となるように、ケイ素源となる物質と、アルミニウム源となる物質と、カルシウム源となる物質と、テルビウム源となる物質と、セリウム源となる物質とを混合し、不活性ガス雰囲気中、1500〜2000℃の温度範囲で焼成することにより、前記組成式で表される酸窒化物焼成物を得る第1工程と、前記酸窒化物焼成物を、不活性ガス雰囲気中、1100〜1600℃の温度範囲で熱処理する第2工程と、を有することを特徴とする酸窒化物蛍光体粉末の製造方法に関する。
好ましくは、本発明は、前記第2工程の熱処理をLiの存在下に行うことを特徴とする前記酸窒化物蛍光体粉末の製造方法に関する。
また本発明は、前記酸窒化物蛍光体粉末を用いた発光装置に関する。
本発明によれば、組成式:
Cax1Tbx2Cex3Si12−(y+z)Al(y+z)16−z
(ただし、式中、0.0<x1≦1.8、0.000<x2+x3<0.200、0.00<x2/x3≦80.00、1.0<y≦4.0、0.0≦z≦2.0)で表されるα型サイアロンからなる酸窒化物蛍光体粉末とすることで、主波長が520nmから540nmの緑色の蛍光を発し、紫色から青色の励起光による励起が可能である酸窒化物蛍光体が提供される。
図1は実施例5と比較例1の蛍光スペクトルを示す図である。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明は、組成式:
Cax1Tbx2Cex3Si12−(y+z)Al(y+z)16−z
(ただし、式中、0.0<x1≦1.8、0.000<x2+x3<0.200、0.00<x2/x3≦80.00、1.0<y≦4.0、0.0≦z≦2.0)で表されるα型サイアロンからなる酸窒化物蛍光体粉末とすることで、主波長が520nmから540nmの緑色の蛍光を発し、紫色から青色の励起光による励起が可能である酸窒化物蛍光体に関するものである。
α型サイアロン、特に、Ca含有α型サイアロンとは、α型窒化ケイ素のSi−N結合の一部がAl−N結合およびAl−O結合に置換され、Caイオンが格子内に侵入固溶して電気的中性が保たれた固溶体である。
本発明の酸窒化物蛍光体に含まれるα型サイアロン蛍光体は、前記Caイオンに加えてTb及びCeイオンが格子内に侵入固溶することで、Ca含有α型サイアロンが賦活されて、紫色から青色光によって励起され、前記組成式で表される緑色の蛍光を発する蛍光体となる。
一般的な希土類元素を賦活させたα型サイアロン蛍光体は、特許文献1に記載されているとおり、MeSi12−(m+n)Al(m+n)16−n(Meは、Ca、Mg、Y、又はLaとCeを除くランタニド金属の一種若しくは二種以上)で表され、金属Meは、(Si,Al)(N,O)の4式量を含むα型サイアロンの大きな単位胞3個当たり最低1個から、単位胞1個当たり最高1個まで固溶する。固溶限界は、一般に、金属元素Meが二価のとき、前述の一般式において、0.6<m<3.0、且つ、0≦n<1.5であり、金属Meが三価のとき、0.9<m<4.5、且つ、0≦n<1.5である。
発明者は、緑色発光を示すCa含有α型サイアロン蛍光体の探索を進めた結果、Ce及びTb共賦活Ca含有α型サイアロンを主成分とする酸窒化物蛍光体粉末において、従来のTb賦活蛍光体では得られていない、紫色から青色の励起光による励起が可能である酸窒化物蛍光体を見出したものである。
次に、本発明の酸窒化物蛍光体粉末について具体的に説明する。
本発明の酸窒化物蛍光体粉末は、組成式:
Cax1Tbx2Cex3Si12−(y+z)Al(y+z)16−z
(ただし、式中、0.0<x1≦1.8、0.000<x2+x3<0.200、0.00<x2/x3≦80.00、1.0<y≦4.0、0.0≦z≦2.0)で表されるα型サイアロンからなる酸窒化物蛍光体粉末である。
本発明においては、前記x1、x2及びx3は、0.0<x1≦1.8、0.000<x2+x3<0.200、及び、0.00<x2/x3≦80.00の範囲内にある。x1、x2、及びx3がこの範囲にある場合には、400nmの波長の光により励起されることで発光主波長が520〜540nmとなる酸窒化物蛍光体粉末が提供される。
x1>1.8の場合には、蛍光強度が低下する。x2+x3≧0.200の場合には、蛍光強度が低下する。また、x2/x3>80.00である場合には、紫色から青色の励起光による励起が不可能となり、発光が見られない。
前記yはサイアロンへ金属元素が固溶する際に電気的中性を保つために決められる値で、前記酸窒化物蛍光体粉末では、y=2x1+3x2+3x3で表される。式中のx1の係数2はCa含有α型サイアロン蛍光体に固溶するCaイオンの価数から、式中x2の係数3はCa含有α型サイアロン蛍光体に固溶するTbイオンの価数から、さらに、式中x3の係数3はCa含有α型サイアロン蛍光体に固溶するCeイオンの価数から与えられる数値である。
また、本発明においては、前記y及びzは、1.0<y≦4.0、0.0≦z≦2.0の範囲である。yおよびzがこの範囲の組成である場合、発光主波長は520〜540nmであり、良好な蛍光強度を有する酸窒化物蛍光体粉末が提供される。
前記yが4.0より大きくなるとα型サイアロン単相が得られ難くなる。また、前記yが1.0以下となると、β型サイアロンが生成し、蛍光強度が小さくなる。さらに、前記zはα型サイアロンへの酸素の置換固溶量に関する値である。zが2より大きくなると、蛍光強度が小さくなる。
本発明においては、前記x1、x2、及びx3が、1.2≦x1≦1.8、0.120≦x2+x3≦0.160、0.30≦x2/x3≦15.00、2.8≦y≦4.0、0.0≦z≦0.3の範囲にあることが好ましい。x1、x2、及びx3が、この組成範囲内にある場合には、発光主波長は520〜540nmであり、より良好な蛍光強度を有する酸窒化物蛍光体粉末が提供される。
さらに、本発明においては、前記組成式で表されるα型サイアロンにおいて、さらにLiを50〜2000ppm含むことがより好ましい。Liを50〜2000ppm含む場合には、より良好な蛍光強度を有する酸窒化物蛍光体粉末が提供される。特に、Liを50〜1000ppm含む場合には、さらに良好な蛍光強度を有する酸窒化物蛍光体粉末が提供されるため、特に好ましい。
酸窒化物蛍光体粉末に含まれるLi含有量(全Li含有量)は、誘導結合プラズマ発光分光分析装置(ICP−AES)を用いて定量分析することが出来る。酸窒化物蛍光体粉末をリン酸、過塩素酸、硝酸、フッ化水素酸にて加熱分解、純水にて定容し、ICP−AESにて定量分析することで、Li含有量を求めることができる。
本発明の好ましい態様では、Ca含有α型サイアロンを主成分とする酸窒化物蛍光体焼成物を作製した後、Liが存在する条件下で熱処理を行うことから、Liは酸窒化物蛍光体粉末の表面近傍に存在している。つまり、Ca含有α型サイアロンを主成分とする酸窒化物蛍光体の結晶格子内には殆ど存在しておらず、粒子表面に多く存在している。
酸窒化物蛍光体粉末の内部に存在するLi量は、次のようにして求めることができる。酸窒化物蛍光体粉末を1N硝酸中で5時間酸処理することで、酸窒化物蛍光体の表面層を除去した後、前記ICP−AES定量分析にて粒子内Li含有量を求め、前述の全Li含有量との差から、表面Li量の割合を式(1)にて算出することができる。
((全Li含有量―粒子内Li含有量)/全Li含有量)×100・・・式(1)
また、前記硝酸処理前後での重量変化から、エッティング量(深さ)を、酸窒化物蛍光体粉末を球形粒子と仮定して算出した場合、1〜100nmの厚みであった。従って、表面から1〜100nmに存在するLiを表面Li量と定義することができる。表面近傍に存在するLi量は、蛍光体粉末全体のLi含有量の50%以上、好ましくは60%以上であることが好ましい。本発明において、表面近傍に存在するLi量が蛍光体粉末全体のLi含有量のLi含有量が50%以上であると、蛍光強度の向上する効果が好ましく得られる。
本発明の酸窒化物蛍光体粉末を白色LED用蛍光体として好適に使用するためには、粒度分布曲線における50%径であるD50が10.0〜20.0μmであり、かつ、比表面積は0.2〜0.6m/gであることが好ましい。D50が10.0μmより小さく、また、比表面積が0.6m/gより大きい場合は、発光強度が低くなることがあり、D50が20.0μmより大きく、また、比表面積が0.2m/gより小さい場合は、蛍光体を封止する樹脂中に均一分散し難くなって、白色LEDの色調にバラツキを生じることがあるからである。
本発明の酸窒化物蛍光体粉末の粒子径および比表面積を制御する方法としては、原料となる窒化ケイ素粉末の粒子径を制御することで可能である。平均粒子径(D50)が1.5μm以上の窒化ケイ素粉末を用いた場合には、酸窒化物蛍光体粉末のD50は10μm以上で、且つ、比表面積が0.2〜0.6m/gとなり、蛍光強度がより大きくなるために好ましい。
酸窒化物蛍光体粉末のD50は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置で測定した粒度分布曲線における50%径である。また、酸窒化物蛍光体粉末の比表面積は、島津社製フローソーブ2300型比表面積測定装置(窒素ガス吸着法によるBET法)で測定した。
本発明の酸窒化物蛍光体粉末は、400nmの波長域の光の励起によって、主波長が520nmから540nmの波長域にある蛍光を発する。これにより、本発明の酸窒化物蛍光体粉末では、紫色の励起光により従来の緑色蛍光体に比べより短波長の緑色発光を効率的に得ることができ、また、紫外〜紫色の発光ダイオードと青色蛍光体、赤色蛍光体との組み合わせで、演色性が良好な白色光を効率的に得ることができる。
発光主波長は、分光蛍光光度計(日本分光社製FP6500)により測定することができる。蛍光スペクトル補正は、副標準光源により行うことができるが、発光主波長は、用いる測定機器や補正条件によって若干の差を生じることがある。
本発明の酸窒化物蛍光体粉末は、公知の発光ダイオード等の発光源と組み合わせられて、発光素子として各種照明器具に用いることができる。
特に、励起光のピーク波長が330〜500nmの範囲にある発光源は、本発明の酸窒化物蛍光体粉末に好適である。励起光として紫外〜紫色領域では、酸窒化物蛍光体粉末の発光効率が高く、良好な性能の発光素子を構成することが可能である。また、青色の光源でも発光効率は高い。紫外〜紫色の発光ダイオードと、本発明の酸窒化物蛍光体粉末の緑色の蛍光と、青色蛍光体の青色の蛍光と、赤色蛍光体の赤色の蛍光との組合せ、又は、青色の発光ダイオードと、本発明の酸窒化物蛍光体の緑色の蛍光と、赤色蛍光体の赤色の蛍光との組合せで、良好な昼白色〜昼光色の発光素子を構成できる。
次に、本発明の酸窒化物蛍光体粉末の製造方法について具体的に説明する。
本発明の酸窒化物蛍光体粉末は、組成式:
Cax1Tbx2Cex3Si12−(y+z)Al(y+z)16−z
において、0.0<x1≦1.8、0.000<x2+x3<0.200、0.00<x2/x3≦80.00、1.0<y≦4.0、0.0≦z≦2.0で表される組成となるように、ケイ素源となる物質と、アルミニウム源となる物質と、カルシウム源となる物質と、テルビウム源となる物質と、セリウム源となる物質とを混合し、不活性ガス雰囲気中、又は、還元ガス雰囲気中、1500〜2000℃の温度範囲で焼成することにより製造できる。
原料のケイ素源となる物質は、ケイ素の窒化物、酸窒化物、酸化物または熱分解により酸化物となる前駆体物質から選択される。特に、結晶性窒化ケイ素が好ましく、結晶性窒化ケイ素を用いることにより、蛍光強度が大きい酸窒化物蛍光体を得ることが出来る。
原料のアルミニウム源となる物質としては、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、金属アルミニウムが挙げられ、これらの粉末の夫々を単独で使用しても良く、併用しても良い。
原料のカルシウム源となる物質は、カルシウムの窒化物、酸窒化物、酸化物または熱分解により酸化物となる前駆体物質から選択される。
原料のテルビウム源となる物質は、テルビウムの窒化物、酸窒化物、酸化物または熱分解により酸化物となる前駆体物質から選択される。
原料のセリウム源となる物質は、セリウムの窒化物、酸窒化物、酸化物または熱分解により酸化物となる前駆体物質から選択される。
焼成においては、焼結を促進し、より低温でα型サイアロン結晶相を生成させることを目的に、焼結助剤となるLi含有化合物を添加することが好ましい。用いるLi含有化合物としては、酸化リチウム、炭酸リチウム、金属リチウム、窒化リチウムが挙げられ、これらの粉末の夫々を単独で使用しても良く、併用しても良い。また、Li含有化合物の添加量は、酸窒化物焼成物1molに対して、Li元素として0.01〜0.5molが適当である。
ケイ素源となる物質と、アルミニウム源となる物質と、カルシウム源となる物質と、テルビウム源となる物質と、セリウム源となる物質とを混合する方法については、特に制約は無く、それ自体公知の方法、例えば、乾式混合する方法、原料各成分と実質的に反応しない不活性溶媒中で湿式混合した後に溶媒を除去する方法などを採用することができる。混合装置としては、V型混合機、ロッキングミキサー、ボールミル、振動ミル、媒体攪拌ミルなどが好適に使用される。
ケイ素源となる物質と、アルミニウム源となる物質と、カルシウム源となる物質と、テルビウム源となる物質と、セリウム源となる物質との混合物を、不活性ガス雰囲気中、又は、還元ガス雰囲気中、1500〜2000℃の温度範囲で焼成することで、前記組成式で表される酸窒化物焼成物を得ることができる。1500℃より低いとα型サイアロンの生成に長時間の加熱を要し、実用的ではない。2000℃より高いと窒化ケイ素およびα型サイアロンが昇華分解し遊離のシリコンが生成するため、蛍光強度が大きい酸窒化物蛍光体粉末が得られなくなる。不活性ガス雰囲気中、又は、還元ガス雰囲気中、1500〜2000℃の範囲の焼成が可能であれば、焼成に使用される加熱炉については、特に制約は無い。例えば、高周波誘導加熱方式または抵抗加熱方式によるバッチ式電気炉、ロータリーキルン、流動化焼成炉、プッシャ−式電気炉などを使用することができる。混合物を充填する坩堝には、BN製の坩堝、窒化ケイ素製の坩堝、黒鉛製の坩堝、炭化珪素製の坩堝を用いることができる。焼成によって得られる酸窒化物焼成物は、凝集が少なく、分散性が良好な粉体である。
上記の焼成により得られた酸窒化物焼成物は更に熱処理することが好ましい。得られた酸窒化物焼成物を、不活性ガス雰囲気中、または還元性ガス雰囲気中、1100〜1600℃の温度範囲で熱処理することで酸窒化物蛍光体粉末が得られ、400nmの波長の光により励起されることで、発光主波長が520nmから540nmの波長域にある蛍光を発し、良好な蛍光強度を有する酸窒化物蛍光体粉末を得ることができる。
より蛍光強度が大きい酸窒化物蛍光体粉末を得るためには、熱処理温度を1400〜1600℃の範囲とすることが好ましい。熱処理温度が1400℃に満たない場合、または1600℃を超える場合は、得られる酸窒化物蛍光体粉末の蛍光強度の改善幅が小さくなる。熱処理を行う場合の最高温度での保持時間は、特に大きい蛍光強度を得るには、0.5時間以上であることが好ましい。4時間を越えて熱処理を行なっても、時間の延長に伴った蛍光強度の向上は僅かに留まるか、殆ど変わらないため、熱処理を行う場合の最高温度での保持時間としては、0.5〜4時間の範囲であることが好ましい。
不活性ガス雰囲気中、または還元性ガス雰囲気中、1100〜1600℃の温度範囲で熱処理することが可能であれば、熱処理に使用される加熱炉については、特に制約は無い。例えば、高周波誘導加熱方式または抵抗加熱方式によるバッチ式電気炉、ロータリーキルン、流動化焼成炉、プッシャ−式電気炉などを使用することができる。混合物を充填する坩堝には、BN製の坩堝、窒化ケイ素製の坩堝、黒鉛製の坩堝、炭化ケイ素製の坩堝を用いることができる。
本発明においては、Liを50〜2000ppm含むことにより、より蛍光強度が大きくなり好ましい。Liを50〜2000ppm含む酸窒化物蛍光体粉末は、Li存在する条件下で熱処理することにより作製される。Liが存在する条件下での熱処理としては、中間物の酸窒化物焼成物に、Li化合物を混合し熱処理する方法、さらには、熱処理に用いる坩堝中に事前にLi化合物を入れ、1100〜1600℃の温度範囲にて焼成し、その坩堝を用い、中間物の酸窒化物焼成物を熱処理する方法、さらには、酸窒化物焼成物を入れた坩堝と、Li化合物を入れた坩堝を同時に、不活性ガス雰囲気中、又は還元性ガス雰囲気中で熱処理する方法などが挙げられる。
Liが存在する条件下での熱処理に用いられるLi化合物としては、炭酸リチウム、酸化リチウム、窒化リチウムなどが挙げられる。また、中間物の酸窒化物焼成物にLi化合物を混合し熱処理する方法においては、添加するLi化合物の量としては、酸窒化物焼成物100gに対して、0.4g〜18.5gが適当である。さらに、熱処理に用いる坩堝中に事前にLi化合物を入れ、1100〜1600℃の温度範囲にて焼成し、その坩堝を用い、中間物の酸窒化物焼成物を熱処理する方法においては、Li化合物の量としては、酸窒化物焼成物100gに対して、0.4g〜18.5gが適当である。
さらに、Liが存在する条件下での熱処理としては、前述した熱処理方法と同様に、1100〜1600℃の温度範囲で、より好ましくは1400〜1600℃の範囲で行うことが好ましい。また、熱処理を行う場合の最高温度での保持時間としては、0.5〜4時間の範囲が好ましい。この熱処理条件で熱処理を行うことで、より蛍光強度が大きくなる。
本発明の酸窒化物蛍光体粉末は、前記記載の製造方法により得られる蛍光体粉末であり、より詳しくは、ケイ素源となる物質と、アルミニウム源となる物質と、カルシウム源となる物質と、テルビウム源となる物質と、セリウム源となる物質とを混合し、不活性ガス雰囲気中、又は、還元ガス雰囲気中、1500〜2000℃で焼成して中間物としてのCa含有α型サイアロンを含む酸窒化物蛍光体焼成物を得、次いで、不活性ガス雰囲気中、又は、還元性ガス雰囲気中、1100〜1600℃の温度で熱処理することにより得られる酸窒化物蛍光体粉末である。
以下では、具体的例を挙げ、本発明を更に詳しく説明する。
(実施例1)
窒化珪素と酸化セリウム、酸化テルビウム、窒化アルミニウム、窒化カルシウムを表1の酸窒化物蛍光体の設計組成となるように窒素パージされたグローブボックス内で秤量し、乾式の振動ミルを用いて混合して、混合粉末を得た。窒化珪素粉末の比表面積、平均粒子径および酸素量は、0.3m/g、8.0μm、および0.29質量%であった。得られた混合粉末を窒化珪素製の坩堝に入れて、黒鉛抵抗加熱式の電気炉に仕込み、窒素ガスにて0.8MPaまで昇圧した後、圧力を保った状態で1800℃まで昇温させた後、1800℃で12時間保持して、酸窒化物焼成物を得た。
得られた酸窒化物焼成物を解砕して粒子径が5〜20μmの粉末を分級によって得た後、酸窒化物焼成物をアルミナ坩堝に入れて、黒鉛抵抗加熱式の電気炉に仕込み、電気炉内に窒素を流通させながら、常圧を保った状態で1550℃まで昇温させた後、1550℃で1時間保持して、本発明の酸窒化物焼成物を得た。
さらに、得られた酸窒化物蛍光体粉末の蛍光特性を評価するために、分光蛍光光度計(日本分光社製FP−6500)を用いて、励起波長400nmにおける蛍光スペクトルを測定した。得られた蛍光スペクトルから蛍光ピーク波長とその波長における発光強度を導出した。また、輝度の指標になる相対蛍光強度は、市販品のYAG:Ce系蛍光体(化成オプトニクス社製P46Y3)を450nmの励起光により励起した場合の蛍光スペクトルの最高強度の値を100%として、蛍光ピーク波長における発光強度の相対値とした。さらに、分光蛍光光度計に備えられている発光色解析ソフトを用いて、色度座標(Cx、Cy)、及び主波長を求めた。実施例1に係る酸窒化物蛍光体粉末の蛍光特性の評価結果を表2に示す。
Figure 2015178579
Figure 2015178579
(実施例2〜18)
酸窒化物蛍光体粉末が表1の設計組成になるように、実施例2〜18に係る原料粉末を秤量し混合したこと以外は、実施例1と同様の方法で酸窒化物蛍光体粉末を得た。得られた酸窒化物蛍光体粉末の蛍光特性を実施例1と同様の方法で測定した。その結果を表2に記載した。また、実施例5および比較例1の蛍光スペクトルを図1に示す。Ce無添加の比較例1、x2/x3=87.89となるようにCeを添加した比較例2においては、Tbの発光は確認されないものの、0.00<x2/x3≦80.00となるようにCeを添加した実施例1〜18では、Tbの発光が確認され、主波長が520〜540nmの酸窒化物蛍光体が得られていることが分かる。
さらに、x1、x2、x3、y、zが、1.2≦x1≦1.8、0.120≦x2+x3≦0.160、0.30≦x2/x3≦15.00、2.8≦y≦4.0、0.0≦z≦0.3、0の範囲内となる実施例4〜6、12〜14においては、発光主波長が520〜540nmであり、より高い蛍光強度を有する酸窒化物蛍光体が得られている。
(比較例1〜8)
酸窒化物蛍光体粉末が表1の設計組成になるように、比較例1〜8に係る原料粉末を秤量し混合したこと以外は、実施例1と同様の方法で酸窒化物蛍光体粉末を得た。得られた酸窒化物蛍光体粉末の蛍光特性を実施例1と同様の方法で測定した。その結果を、表2に記載した。
(実施例19〜24)
実施例5と同様の方法で酸窒化物焼成物を作製した。得られた酸窒化物焼成物を解砕して粒子径が5〜20μmの粉末を分級によって得た後、得られた粉末100gに対して、表3に示す量のLiOを添加し、乳鉢で混合した。この混合物をアルミナ坩堝に入れて、黒鉛抵抗加熱式の電気炉に仕込み、電気炉内に窒素を流通させながら、常圧を保った状態で1600℃まで昇温させた後、1600℃で1時間保持して、Liを含有するα型サイアロン蛍光体からなる酸窒化物蛍光体を得た。
得られた酸窒化物蛍光体粉末のLi含有量をICP−AES分析法にて測定した。酸窒化物蛍光体粉末に含まれるLi量を表3に記載した。また、実施例5と同様の方法にて蛍光特性を評価し表3に記載した。表3より、Li含有量が50〜2000ppmの範囲内である場合に、蛍光強度がより向上するため好ましい。さらに、Li含有量が50〜1000ppmの範囲内である場合に、特に蛍光強度が向上するため、より好ましい。
Figure 2015178579

Claims (7)

  1. 組成式:
    Cax1Tbx2Cex3Si12−(y+z)Al(y+z)16−z
    (ただし、式中、0.0<x1≦1.8、0.000<x2+x3<0.200、0.00<x2/x3≦80.00、1.0<y≦4.0、0.0≦z≦2.0)で表されるα型サイアロンからなる酸窒化物蛍光体粉末。
  2. 前記x1、x2、x3、y、zは、1.2≦x1≦1.8、0.120≦x2+x3≦0.160、0.30≦x2/x3≦15.00、2.8≦y≦4.0、0.0≦z≦0.3であることを特徴とする請求項1記載の酸窒化物蛍光体粉末。
  3. 前記組成式で表されるα型サイアロンからなり、さらにLiを50〜2000ppm含む請求項1または2記載の酸窒化物蛍光体粉末。
  4. 400nmの波長の光により励起されることで、主波長が520nm〜540nmとなる蛍光を発することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の酸窒化物蛍光体粉末。
  5. 組成式:
    Cax1Tbx2Cex3Si12−(y+z)Al(y+z)16−z
    (ただし、式中、0.0<x1≦1.8、0.000<x2+x3<0.200、0.10≦x2/x3≦80.00、1.0<y≦4.0、0.0≦z≦2.0)
    で表される組成となるように、ケイ素源となる物質と、アルミニウム源となる物質と、カルシウム源となる物質と、テルビウム源となる物質と、セリウム源となる物質とを混合し、不活性ガス雰囲気中、1500〜2000℃の温度範囲で焼成することにより、前記組成式で表される酸窒化物焼成物を得る第1工程と、
    前記酸窒化物焼成物を、不活性ガス雰囲気中、1100〜1600℃の温度範囲で熱処理する第2工程と、
    を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の酸窒化物蛍光体粉末の製造方法。
  6. 前記第2工程の熱処理をLiの存在下に行うことを特徴とする請求項5記載の酸窒化物蛍光体粉末の製造方法。
  7. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の酸窒化物蛍光体粉末を用いた発光装置。
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