JP2015178338A - 搬送台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送路に段差があっても、被搬送物を容易に、かつ、安定させて搬送することができるようにする。
【解決手段】フレームと、フレームの両側に配設された車輪23と、各車輪23を支持する車輪支持部24と、フレームを地面に対して鉛直方向に移動させるための昇降機とを有する。車輪23は、環状のタイヤ、該タイヤを円周方向において摺動自在に支持する環状の支持枠、及び該支持枠内に配設され、鉛直方向における、車輪23に対するフレームの高さを調整する高さ調整装置を備え、フレームと高さ調整装置とは車輪支持部24を介して連結される。車輪23がフレームの両側に配設されるので、車輪23の径を十分に大きくすることができ、車輪23によって容易に段差を乗り越えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送台車に関するものである。
従来、制御用のスイッチ、計器類等の各種の電気部品がまとめて備え付けられた電気設備等、例えば、500〔kg〕〜700〔kg〕の重量の制御盤を被搬送物として電気室等に搬入したり、電気室等から搬出したりする場合、制御盤を、搬送台車としての専用のパレット台車の上に載置し、人力で搬送するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−35320号公報
しかしながら、前記従来のパレット台車においては、搬送路に段差がある場合、パレット台車の車輪が段差を乗り越えることができないと、それより先にパレット台車を移動させることができなくなり、制御盤を搬送することができなくなってしまう。
そこで、段差部分に鉄板、コンパネ等を渡してスロープを形成し、パレット台車をスロープに沿って移動させることが考えられるが、パレット台車の車輪の径が小さいので、パレット台車の底部が鉄板、コンパネ等と擦れ、パレット台車をスロープに沿って円滑に移動させることができない。また、パレット台車の車輪の径を大きくすることが考えられるが、パレット台車の車輪の径を大きくすると、パレット台車の重心の位置が高くなるので、制御盤を安定させて搬送することができない。
本発明は、前記従来のパレット台車の問題点を解決して、搬送路に段差があっても、被搬送物を容易に、かつ、安定させて搬送することができる搬送台車を提供することを目的とする。
本発明の搬送台車においては、被搬送物を載置するためのフレームと、該フレームの両側に配設された車輪と、該各車輪を支持する車輪支持部と、前記フレームを地面に対して鉛直方向に移動させるための昇降機とを有する。
そして、前記車輪は、環状のタイヤ、該タイヤを円周方向において摺動自在に支持する環状の支持枠、及び該支持枠内に配設され、鉛直方向における、車輪に対するフレームの高さを調整する高さ調整装置を備える。
また、前記フレームと高さ調整装置とは前記車輪支持部を介して連結される。
本発明によれば、搬送台車においては、被搬送物を載置するためのフレームと、該フレームの両側に配設された車輪と、該各車輪を支持する車輪支持部と、前記フレームを地面に対して鉛直方向に移動させるための昇降機とを有する。
そして、前記車輪は、環状のタイヤ、該タイヤを円周方向において摺動自在に支持する環状の支持枠、及び該支持枠内に配設され、鉛直方向における、車輪に対するフレームの高さを調整する高さ調整装置を備える。
また、前記フレームと高さ調整装置とは前記車輪支持部を介して連結される。
この場合、車輪がフレームの両側に配設されるので、車輪の径を十分に大きくすることができる。
したがって、搬送路に段差があっても、段差部分に鉄板、コンパネ等を渡してスロープを形成することなく、車輪によって容易に段差を乗り越えることができ、搬送台車を移動させることができるので、被搬送物を容易に、かつ、確実に搬送することができる。しかも、被搬送物を搬入したり、搬出したりする際に養生作業を行う必要がないので、作業効率を高くすることができる。
また、車輪の径が大きくても、高さ調整装置によってフレームの位置を低くすることにより、搬送台車の重心の位置を低くすることができるので、被搬送物を安定させて搬送することができる。
さらに、昇降機によってフレームを地面に対して鉛直方向に移動させることによって、車輪、高さ調整装置等に搬送台車の荷重が加わらないようにすることができる。したがって、車輪の向きを容易に変更することができるだけでなく、高さ調整装置を容易に操作することができる。
本発明の実施の形態における搬送台車の側面図である。 本発明の実施の形態における搬送台車の平面図である。 本発明の実施の形態における搬送台車の斜視図である。 本発明の実施の形態における台車ユニットの正面を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における台車ユニットの背面図である。 本発明の実施の形態における第1の台車部の斜視図である。 本発明の実施の形態における車輪支持部による車輪の支持状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態における車輪支持部による車輪の支持状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態における車輪支持部による車輪の支持状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における車輪の側面図である。 本発明の実施の形態における高さ調整機構の動作を説明するための第1の図である。 本発明の実施の形態における高さ調整機構の動作を説明するための第2の図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における搬送台車の側面図、図2は本発明の実施の形態における搬送台車の平面図、図3は本発明の実施の形態における搬送台車の斜視図である。
図において、11は搬送台車、13は該搬送台車11によって搬送される被搬送物、本実施の形態においては、制御盤、14は、前記搬送台車11を直進走行させるとき、すなわち、搬送台車11の直進走行時の移動方向、すなわち、走行方向における前方に配設される第1の台車部、15は前記搬送台車11の走行方向における後方に配設される第2の台車部、18は作業者が搬送台車11を牽引するための牽引部材である。
前記第1、第2の台車部14、15は、それぞれ独立させて配設されて搬送台車11を構成し、制御盤13は、前端部が第1の台車部14に、後端部が第2の台車部15に載置されることによって、搬送台車11に積載される。
この場合、第1、第2の台車部14、15は、制御盤13の寸法に応じた距離を置いて、かつ、制御盤13を挟持するように配設される。したがって、制御盤13の寸法にかかわらず制御盤13を搬送台車11に積載することができる。
なお、前記第1、第2の台車部14、15は、それぞれ台車ユニット16を備え、該台車ユニット16に対して前記牽引部材18が着脱自在に取り付けられる。そして、牽引部材18は、台車ユニット16に取り付けるために水平に延在させられる水平部18a、該水平部18aの端部から斜め上方に向けて傾斜させて延在させられる傾斜部18b、及び該傾斜部18bの先端に取り付けられた把手18cを備える。
なお、本実施の形態においては、第1の台車部14の台車ユニット16に牽引部材18が取り付けられるが、第1の台車部14の台車ユニット16から牽引部材18を外し、第2の台車部15の台車ユニット16に取り付けることによって、搬送台車11を反対方向に走行させることができる。
前記台車ユニット16は、十分な強度を有する金属材料、本実施の形態においては、鋼材によって形成され、台車ユニット16の幅方向に延在させて配設されたフレーム21、該フレーム21の両側、すなわち、台車ユニット16の幅方向における両端においてフレーム21に取り付けられた車輪23、該各車輪23を、前記フレーム21に対して、鉛直方向に延びる揺動軸sh1を中心として回動自在(揺動自在)に支持するとともに、搬送台車11を旋回させるときに、前記揺動軸sh1を中心として車輪23を所定の方向に回動させるための車輪支持部24、搬送台車11の直進走行時に車輪23の回動を規制する回動規制装置25、前記フレーム21の中央部に配設され、フレーム21を地面に対して鉛直方向に移動させるための昇降機としてのジャッキ26等を備える。
なお、前記第1の台車部14に配設された車輪23によって前輪が、前記第2の台車部15に配設された車輪23によって後輪が構成される。
前記回転規制装置25は、前記揺動軸sh1から径方向外方に向けて突出させて形成された腕部am1、及び所定の長さを有する棒状体から成る規制バー25aを備える。
前記腕部am1は、前記車輪23の回動に伴って回動させられ、図2に示されるように、車輪23を搬送台車11の走行方向に対して平行に置くことによって、搬送台車11の走行方向に対して平行に置かれ、車輪23を搬送台車11の走行方向に対して直角に置くことによって、搬送台車11の走行方向に対して直角に置かれる。
したがって、車輪23を搬送台車11の走行方向に対して平行に置いた状態で、各腕部am1の先端間を規制バー25aを介して連結することによって、腕部am1が回動するのを防止することができる。その結果、車輪23が回動するのを防止することができる。
そのために、前記各腕部am1の先端に回動規制用の第1の係止要素としてのポストpt1が、前記規制バー25aの両端に回動規制用の第2の係止要素としての係止穴h1が形成され、係止穴h1内にポストpt1を嵌入させることによって、各腕部am1と規制バー25aとが係止させられ、各腕部am1の先端間が連結される。
また、前記ジャッキ26は、地面と当接自在に配設された底板43、該底板43に取り付けられ、上方に向けて延在させられ、かつ、鉛直方向に移動自在に配設されたスクリュー44、該スクリュー44と螺合させられる図示されないウォーム軸を収容する螺合部45、前記スクリュー44の上方部分を包囲するスクリューカバー46、前記ウォーム軸を回転させるためのハンドル47等を備える。
作業者が前記ハンドル47を回転させると、ウォーム軸が回転させられ、ウォーム軸と螺合させられたスクリュー44が鉛直方向に移動させられ、底板43が鉛直方向に移動させられる。
次に、前記フレーム21について説明する。なお、第1、第2の台車部14、15における台車ユニット16は互いに構造が同じであるので、第1の台車部14に配設された台車ユニット16のフレーム21についてだけ説明する。
図4は本発明の実施の形態における台車ユニットの正面を示す斜視図、図5は本発明の実施の形態における台車ユニットの背面図、図6は本発明の実施の形態における第1の台車部の斜視図である。
フレーム21は、台車ユニット16の高さ方向における所定の位置で、かつ、台車ユニット16の幅方向において、前記各車輪23間で所定の距離にわたって延在させて配設され、搬送台車11(図1)の底部を構成する下方の枠体としての下フレーム27、該下フレーム27の両端から上方に向けて立ち上げて形成された側方の枠体としての横フレーム28、29、及び前記下フレーム27の中央部から上方に向けて立ち上げて形成された中央の枠体としての中央フレーム31を備える。
前記下フレーム27の上面には、制御盤13の前端部又は後端部を載置するための載置部27aが形成される。また、前記下フレーム27における中央フレーム31に対応する位置に、所定の長さにわたって、張出部41が第2の台車部15に向けて突出させて形成され、搬送中に制御盤13が下フレーム27から外れるのを防止する。なお、前記張出部41の上面に、前記制御盤13の前端部又は後端部を載置するための補助載置部41aが、載置部27aと同一の面上に形成される。
前記中央フレーム31は、下フレーム27の中央部の2箇所から上方に向けて、互いに平行に立ち上げて形成された一対の柱状部材35、36、及び該柱状部材35、36の上端間を連結する梁部材37を備え、柱状部材35、36間の下部に、前記ジャッキ26の螺合部45を保持するためのブラケット48が取り付けられる。
ところで、前記牽引部材18は、搬送台車11を移動させる際に作業者が搬送台車11を牽引することができるように、規制バー25aによって各腕部am1の先端間が連結された状態で、前記梁部材37及び規制バー25aに取り付けられる。
そのために、規制バー25aの長さ方向における中央部に、牽引部材取付用の第1の係止要素としてのポストpt2が、牽引部材18の水平部18aの一端に牽引部材取付用の第2の係止要素としての係止穴h2が形成される。また、梁部材37の長さ方向における中央部に、牽引部材取付用の第3の係止要素としての係止穴h3が、牽引部材18の水平部18aの他端に牽引部材取付用の第4の係止要素としての係止穴h4が形成される。そして、前記ポストpt2を係止穴h2に嵌入させ、前記係止穴h3、h4にピンpn1を嵌入することによって、牽引部材18を台車ユニット16に取り付けることができる。
なお、前記下フレーム27と横フレーム28、29との間、下フレーム27と柱状部材35、36との間、及び柱状部材35、36と梁部材37との間は、所定の形状を有するプレートによって形成された補強部材としてのステーst1〜st3によって連結され、フレーム21が補強される。
次に、車輪23について説明する。
図7は本発明の実施の形態における車輪支持部による車輪の支持状態を示す平面図、図8は本発明の実施の形態における車輪支持部による車輪の支持状態を示す側面図、図9は本発明の実施の形態における車輪支持部による車輪の支持状態を示す斜視図、図10は本発明の実施の形態における車輪の側面図、図11は本発明の実施の形態における高さ調整機構の動作を説明するための第1の図、図12は本発明の実施の形態における高さ調整機構の動作を説明するための第2の図である。
図において、23は車輪、24は該車輪23を揺動軸sh1に対して回動自在に支持する車輪支持部である。
前記車輪23は、弾性材料から成る環状のタイヤ51、及び金属材料から成り、前記タイヤ51を摺動自在(円周方向において走行自在)に支持する環状の支持枠52を備える。なお、本実施の形態においては、タイヤ51としてチューブレスのものが使用されるが、チューブ付きのものを使用することができる。
前記支持枠52は、環状体から成る外板61、該外板61と所定の間隔を置いて配設され、環状体から成る内板62、並びに前記外板61及び内板62の各内周縁間に配設された枠体63を備え、該枠体63における径方向外方に、前記タイヤ51が外板61及び内板62によって挟持された状態で回転自在(走行自在)に外嵌される。
前記枠体63は、多角形、本実施の形態においては、八角形の形状を有し、所定の幅を有する帯状体から成り、八角形の最も上方において水平方向に延在させられる枠部である上枠部Pu、前記枠体63における最も下方において水平方向に延在させられる枠部である下枠部Pd、前記枠体63における最も前方において垂直方向に延在させられる枠部である前枠部Pf、前記枠体63における最も後方において垂直方向に延在させられる枠部である後枠部Pr、前記上枠部Puと前枠部Pfとを結び、傾斜させて延在させられる枠部である傾斜枠部Pc1、前記下枠部Pdと前枠部Pfとを結び、傾斜させて延在させられる枠部である傾斜枠部Pc2、前記上枠部Puと後枠部Prとを結び、傾斜させて延在させられる枠部である傾斜枠部Pc3、及び前記下枠部Pdと後枠部Prとを結び、傾斜させて延在させられる枠部である傾斜枠部Pc4を備え、支持枠52内における前記上枠部Puと下枠部Pdとの間に、鉛直方向に延在させて、かつ、互いに所定の間隔を置いて、複数の、本実施の形態においては、2本の柱状支持部としてのガイド支柱68、69が配設され、前記枠体63を補強する。
また、前記傾斜枠部Pc1、Pc3の径方向外方に、ローラr1、r2が、前記下枠部Pdの径方向外方(下方)に、ローラr3〜r5が回転自在に配設され、ローラr1〜r5によってタイヤ51が回転自在に支持される。
なお、前記外板61及び内板62における下部の内周縁には、前記ガイド支柱68、69と隣接させて、凸部s1、s2が突出させて形成され、前記外板61及び内板62の各凸部s1間が連結ピンp1によって連結され、前記外板61及び内板62の各凸部s2間が連結ピンp2によって連結され、前記枠体63が補強される。
また、前記ガイド支柱68、69間に、前記車輪支持部24を介してフレーム21と連結された高さ調整装置71が、ガイド支柱68、69に沿って鉛直方向に移動自在に配設される。そして、前記高さ調整装置71をガイド支柱68、69の高さ方向における所定の位置に置くことによって、鉛直方向における、車輪23に対するフレーム21の位置、すなわち、フレーム21の高さを調整することができる。
そのために、前記ガイド支柱68の高さ方向における複数箇所に、高さ調整用の第1の係合要素としてのピンui(i=1、2、…、5)が所定の間隔を置いて、本実施の形態においては、等ピッチで突出させて形成され、前記ガイド支柱69における前記各ピンuiと対応する箇所(同じ高さの箇所)に、高さ調整用の第2の係合要素としてのピンvi(i=1、2、…、5)が突出させて形成される。
また、前記高さ調整装置71は、矩形の形状を有し、ガイド支柱68、69間に跨設させて配設された可動盤73、該可動盤73の両縁における2箇所において、回転自在に、かつ、ガイド支柱68、69と当接させて配設され、可動盤73を鉛直方向に移動させるのに伴って回転させられる案内ローラr11〜r14、前記可動盤73の両縁の近傍において揺動軸sh2を中心として回動自在に配設され、かつ、前記各ピンui、viのうちの所定のピン(図11においてはピンu3、v3)と係合させられる高さ調整用の第3、第4の係合要素としての爪部材75、76、前記各ピンui、viと各爪部材75、76とを係脱させる操作部78等を備える。なお、前記爪部材75、76の所定の箇所、本実施の形態においては、下端部に、ピンui、viとの係合時にピンui、viを収容する溝m1、m2が形成される。
また、前記操作部76は、前記爪部材75、76間で可動盤73に対して回動自在に配設され、円形の形状を有する揺動体81、該揺動体81と一体に形成され、ほぼ矩形の形状を有し、揺動体81の回動に伴って回動させられて爪部材75、76を作動させる爪作動部82、該爪作動部82の端部と前記各爪部材75、76の上端部との間に配設された付勢部材としてのスプリング83、前記揺動体81の所定の箇所に、径方向外方に向けて突出させて形成された把手84等を備える。
そして、該把手84を第1の方向、本実施の形態においては、図11における反時計回り方向に回動させると、前記スプリング83が伸長させられ、ピンu3、v3が溝m1、m2に収容され、各爪部材75、76とピンu3、v3とが係合させられて、高さ調整装置71がガイド支柱68、69の高さ方向における所定の位置に置かれる。このとき、前記各スプリング83の付勢力によって、各爪部材75、76は、下端部が外側に開くように揺動軸sh2を中心として回動させられる。したがって、振動等によって各爪部材75、76とピンu3、v3との係合が解除されることがなく、各爪部材75、76とピンu3、v3とを安定させて係合させることができる。
この状態において、前記把手84を第2の方向、本実施の形態においては、図12における時計回り方向に回動させると、前記スプリング83が収縮させられ、各爪部材75、76は付勢力によって付勢されなくなる。
したがって、可動盤73を上方にわずかに移動させるだけで、ピンu3、v3が溝m1、m2から外れ、各爪部材75、76とピンu3、v3との係合が解除されるので、高さ調整装置71をガイド支柱68、69に沿って鉛直方向に移動させて、フレーム21の高さを変更することができる。
次に、前記車輪支持部24について説明する。
車輪支持部24は、横フレーム28、29に取り付けられた軸支持部88、該軸支持部88によって回動自在に支持された前記揺動軸sh1、該揺動軸sh1と前記高さ調整装置71の可動盤73とを連結する第1の連結部としての連結腕部85、「U」字状の形状を有し、前記横フレーム28、29と車輪23の支持枠52とを連結する第2の連結部としての連結ピン86等を備え、前記連結腕部85に腕部am1が取り付けられる。
また、横フレーム28、29の下端のブラケット87に、上方に向けて突出させて第1のスリーブ95が、前記車輪23の枠体63の内周面に、径方向内方に向けて突出させて第2のスリーブ96が形成され、前記連結ピン86の両端が第1、第2のスリーブ95、96内に回動自在に挿入される。
なお、可動盤73によってフレーム21の高さが調整される場合、前記第1、第2のスリーブ95、96の高さ方向の位置の差に応じて、両端の長さが変更された連結ピン86が使用される。また、回動方向において第1のスリーブ95に対して連結腕部85を位置決めするために、位置決め棒91が第1のスリーブ95及び連結腕部85に形成された穴に対して挿脱される。
このように、車輪23を揺動軸sh1を中心として回動させることができるので、車輪23の向きを変更し、所定の舵角で搬送台車11(図1)を旋回させることができる。また、舵角を90〔°〕にして、車輪23を搬送台車11の走行方向に対して直角に置くことができるので、搬送路が狭くても、車輪23の向きを変更することによって、任意の方向に制御盤13を搬送することができる。
次に、前記構成の搬送台車11の動作について説明する。
まず、作業者は、第1、第2の台車部14、15(図1)を制御盤13の寸法に対応する位置に置き、第1、第2の台車部14及、15において、把手84を、図12における時計回り方向に回動させ、各爪部材75、76を回動させるために各爪部材75、76とピンu3、v3との係合を解除し、高さ調整装置71を上方に移動させ、フレーム21を下方に移動させて地面上に置く。
続いて、フォークリフト等によって搬送された制御盤13の前端部を第1の台車部14に、後端部を第2の台車部15に載置するとともに、第1、第2の台車部14、15から制御盤13が落下しないように、所定の緊縛部材によって第1、第2の台車部14、15と制御盤13とを緊縛する。
次に、第1、第2の台車部14、15のジャッキ26のハンドル47を回転させ、底板43を初期位置から下方に移動させることによって、フレーム21を上方に移動させ、所定の位置に置く。この状態で、前記把手84を、図11における反時計回り方向に回動させ、各爪部材75、76とピンu3、v3とを係合させることによって、高さ調整装置71によりフレーム21を前記所定の位置に保持する。
そして、第1、第2の台車部14、15のジャッキ26のハンドル47を回転させ、底板43を上方に移動させ、初期位置に置く。
このようにして、制御盤13が搬送台車11に積載されると、作業者が前記牽引部材18を把持して第1の台車部14を牽引し、他の作業者が制御盤13及び第2の台車部15を押すことによって、搬送台車11を容易に走行させ、制御盤13を搬送することができる。
なお、搬送台車11を旋回させる場合、第1、第2の台車部14、15のうちの少なくとも一方の台車部、例えば、第1の台車部14において、回動規制装置25の規制バー25aが腕部am1から取り外される。これにより、両端の車輪23の向きを変更し、所定の舵角で搬送台車11を旋回させることができる。
このように、本実施の形態においては、車輪23がフレーム21の両側に配設されるので、車輪23の径を十分に大きくすることができる。
したがって、搬送路に段差があっても、段差部分に鉄板、コンパネ等を渡してスロープを形成することなく、車輪23によって容易に段差を乗り越えることができ、搬送台車11を移動させることができるので、制御盤13を容易に、かつ、確実に搬送することができる。しかも、制御盤13を搬入したり、搬出したりする際に養生作業を行う必要がないので、作業効率を高くすることができる。
また、車輪23の径が大きくても、高さ調整装置71によってフレーム21の位置を低くすることにより、搬送台車11の重心の位置を低くすることができるので、制御盤13を安定させて搬送することができる。
さらに、ジャッキ26によってフレーム21を地面に対して鉛直方向に移動させることによって、車輪23、高さ調整装置71等に搬送台車11の荷重が加わらないようにすることができる。したがって、車輪23の向きを容易に変更することができるだけでなく、高さ調整装置71を容易に操作することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
11 搬送台車
13 制御盤
21 フレーム
23 車輪
24 車輪支持部
26 ジャッキ
51 タイヤ
52 支持枠
71 高さ調整装置

Claims (5)

  1. (a)被搬送物を載置するためのフレームと、
    (b)該フレームの両側に配設された車輪と、
    (c)該各車輪を支持する車輪支持部と、
    (d)前記フレームを地面に対して鉛直方向に移動させるための昇降機とを有するとともに、
    (e)前記車輪は、環状のタイヤ、該タイヤを円周方向において摺動自在に支持する環状の支持枠、及び該支持枠内に配設され、鉛直方向における、車輪に対するフレームの高さを調整する高さ調整装置を備え、
    (f)前記フレームと高さ調整装置とは前記車輪支持部を介して連結されることを特徴とする搬送台車。
  2. (a)被搬送物の寸法に応じた距離を置いて、かつ、被搬送物を挟持するように配設される第1、第2の台車部を有するとともに、
    (b)前記被搬送物の一方の端部が第1の台車部のフレーム上に載置され、
    (c)前記被搬送物の他方の端部が第2の台車部のフレーム上に載置される請求項1に記載の搬送台車。
  3. (a)前記支持枠内において柱状支持部が鉛直方向に延在させて配設され、
    (b)前記高さ調整装置は、前記柱状支持部に沿って移動自在に配設される請求項1又は2に記載の搬送台車。
  4. 前記車輪支持部は、鉛直方向に配設された揺動軸を中心として車輪を回動自在に支持する請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送台車。
  5. 直進走行時に前記車輪の回動を規制する回動規制装置を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の搬送台車。
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