JP2011130756A

JP2011130756A - ビニールハウス内運搬器具。

Info

Publication number: JP2011130756A
Application number: JP2009299563A
Authority: JP
Inventors: Katsuhiro Nozawa; 勝弘野澤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2009-12-24
Filing date: 2009-12-24
Publication date: 2011-07-07

Abstract

【課題】ビニールハウス内で重量のある収穫した作物等を振動や衝撃を受けずに作業者が手で押して運搬できる。
【解決手段】ビニールハウスの構造部材の支柱（パイプ材）１にレール３を取付ける為のレール支持金具２を取付け、それに２本のレール３をレール固定金具５で固定しその２本のレール３上を上下高さ調節可能で手で押し易いようにハンドル部６を設けた荷受台７を取付けた四輪移動車４を手で押して走行させる。
【選択図】図１

Description

本考案は、ビニールハウス内において、生産物又は資材等の運搬に関するものである。

ビニールハウス内での運搬には、従来では、ビニールハウス出入口の大きさ、天井の高さ、栽培作物によっての地面の状況により、原動機付運搬機等を容易に活用することが出来ず人力による運搬作業が主流で、台車や一輪車やリヤカー、あるいは作物によってはそれ専用の運搬具（例えば、特許文献１参照。）を利用して資材や収穫済作物等を運搬しているのが現状である。また、回転伝達技術を利用した搬送装置（例えば、特許文献２参照。）がある。

特開２００１−２６９０１６号公報特開２００４−９７１６６号公報

従来通りの人力によっては、物の重さ、量の運搬には限界があり何度も往復しなければならないという作業効率の悪さ、またハウス内の地面が凹凸等、ぬかるみなどで非常に不安定で台車や一輪車やリヤカー等での運搬には、作業者に大きな負担が強いられていた。また、台車や一輪車等での運搬では振動や衝撃をまともに受けてしまい、振動や衝撃に弱い収穫した作物等を傷ませてしまうという問題点があった。

本発明は従来の問題点を解決しようとするものであり、作業者の労力負担の軽減そして、収穫した作物等に振動や衝撃を与えないで運搬することができることを目的とする。

ビニールハウス上部空間においてビニールハウスの構造部材で長手方向に沿って伸びる支柱（パイプ材）に２本のレールを設置し、その２本のレール上を上下高さ調節可能にしてハンドル部を設けた荷受台が取り付けられた四輪移動車を走行させることにより、作業者の押し易い高さで荷受台を固定でき重いものや収穫した作物等をその荷受台に載せて振動や衝撃を受けずに運搬することが出来る。

本発明の運搬器具は次のような効果がある。
１．本運搬器具は四輪移動車を２本のレール上を走行させるため比較的重量のある物を荷受台に載せて運搬することが出来る。
２．本運搬器具はビニールハウス内の上部空間を利用して運搬するため地面を有効に活用することができる。。
３．本運搬器具は上下高さの調節が出来るため作業者の作業し易い高さに調節し運搬することが出来る。
４．本運搬器具はビニールハウス内の上部空間にレールを設置しそこを走行させることから、地面の状況に影響されず、収穫した作物等に振動や衝撃を与えずに運搬することが出来る。
５．本運搬器具を構成するそれぞれの部材は小型で軽量の為、取付け取り外し時には、一人で作業が十分行える。

本発明の実施例を示す斜視図である。

本発明の実施の形態を添付図面により説明する。本発明は、ビニールハウスを構成する構造部材の支柱（パイプ材）を利用しそれに２本のレールを設置し、荷受台の取り付けられた四輪移動車を２本のレール上を走行させる。

本発明の実施例を図１より説明すると、ビニールハウスの構造部材で長手方向に沿って伸びている支柱（パイプ材）１にレールを取り付ける為にレール支持金具２を任意の位置に等間隔で取付ける。

そのレール支持金具２は、止め金具下側８ｂに取り付けられたものであり、その止め金具下側８ｂと止め金具上側８ａがその２つの部材の間に前記支柱（パイプ材）１を挟んだ状態でそれぞれの部材の両端にあるフック部が互いにかみ合い取付けられる。

止め金具８により取り付けられたレール支持金具２は、左右対称とした金属素材のＬ型形状アングル部を設けそこにそれぞれ１本づつレール３を載せて、下からレール固定金具５で固定する。よって、ビニールハウスの上部空間に長手方向に沿って２本のレール３が設置される。

その２本のレール３上にピン金具９を抜き差し自由として上下高さ調節可能なものとし手で押し易いようにハンドル部６を設けた荷受台７が取り付けられた四輪移動車４を手で押して走行させることが出来る。なお、この２本のレール３の取り付け箇所は、生産物、又は、地面の状況により前記支柱（パイプ材）１以外にも取り付けが可能である。

１．支柱（パイプ材）
２．レール支持金具
３．レール
４．四輪移動車
５．レール固定金具
６．ハンドル部
７．荷受台
８．止め金具
８ａ．止め金具上側
８ｂ．止め金具下側
９．ピン金具

Claims

ビニールハウス内天井空間において、ビニールハウスを構成する長手方向に沿って伸びる構造部材の支柱（パイプ材）にレールを取付ける為に、レール支持金具を止め金具と一体となった状態のものを任意に位置に等間隔に設置し、前記レール支持金具の左右対称としたＬ型形状アングル部の水平箇所に２本のレールをレール固定金具により固定され、ビニールハウス上部空間に２本のレールを設置した状態とし、その２本のレール上を上下高さ調節可能とした懸垂フレームにハンドル部を設け荷受台が取付けられた四輪移動車を手で押して走行させる運搬器具。