JP2015178228A - カバー開閉装置、および当該装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

カバー開閉装置、および当該装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カバーを開閉する際のカバーの破損を抑制する術を提供すること。【解決手段】カバー開閉装置20は、カバー21と、カバー21が取付けられる基体部9Dと、カバー21が閉じている閉状態からカバー21が第1角度だけ回動して開いている第1開状態でカバー21に当接して、基体部9Dに対してカバー21を第1開状態に保持する保持部25と、カバー21または基体部9Dに設けられた、軸方向が同一の二本の軸22と、二本の軸22に対応して、基体部9Dまたはカバー21に設けられた二つの軸受23と、カバー21が第1角度よりも小さい第2角度だけ開いている第2開状態である時に、カバー21の回動を妨げる反力がカバー21に働くと、二本の軸22の少なくとも一方を軸受23から脱離させる脱離部24とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、カバー開閉装置、およびカバー開閉装置を備えた画像形成装置に関し、詳しくは、画像形成装置等に設けられるカバーの損傷を防ぐ技術に関する。
従来、カバーの損傷を防ぐ技術が、例えば、特許文献1に開示されている。そこでは、可動範囲以上にカバーを開けようとすると、カバーの軸を押さえる軸押さえ片と軸受との間が弾性変形して開き、軸が軸溝から離脱してカバーが外れ、カバーの破損を防ぐ技術が開示されている。
特開2007−203485号公報
しかしながら、カバーが取付けられる部材(基体部)とカバーとの間の隙間に、指や服が挟まったままユーザがカバーを開けると、カバーに予期せぬ力が加わり、カバーが破損する虞があった。
本発明は、カバーを開閉する際のカバーの破損を抑制する技術を提供するものである。
本明細書によって開示されるカバー開閉装置は、カバーと、前記カバーが取付けられる基体部と、前記カバーが閉じている閉状態から前記カバーが第1角度だけ回動して開いている第1開状態で前記カバーに当接して、前記基体部に対して前記カバーを前記第1開状態に保持すると、前記カバーまたは前記基体部に設けられた、軸方向が同一の二本の軸と、前記二本の軸に対応して、前記基体部または前記カバーに設けられた二つの軸受と、前記カバーが前記第1角度よりも小さい第2角度だけ開いている第2開状態である時に、前記カバーの回動を妨げる反力が前記カバーに働くと、前記二本の軸の少なくとも一方を前記軸受から脱離させる脱離部と、を備える。
例えば、カバーを開く際に、カバーと基体部との間の隙間に指が挟まると、その反作用が脱離部に働く。すると、本構成によれば、例えば、脱離部が、軸の外周部に形成された面取り部によって構成される場合、面取り部によって軸が軸受から脱離し、カバーが基体部から外れる。そのため、カバーを開閉する際のカバーの破損を抑制することができる。
上記カバー開閉装置において、前記脱離部は、前記カバーが前記第2開状態から前記第1開状態となる方向への回動を妨げる反力が前記カバーに働くと、前記二本の軸の少なくとも一方を前記軸受から脱離させるように、形成されているようにしてもよい。
本構成によれば、カバーが開かれる際のカバーの破損を抑制することができる。
また、上記カバー開閉装置において、前記脱離部は、前記カバーに設けられた前記二本の軸の少なくとも一方の外周部にテーパ状に形成された面取り部、または、前記カバーに設けられた前記二つの軸受の少なくとも一方の内周部にテーパ状に形成された面取り部によって構成されるようにしてもよい。
本構成によれば、脱離部を、面取り部という簡易な構成によって構成できる。
また、上記カバー開閉装置において、前記面取り部が、前記軸の外周部、または、前記軸受の内周部において、前記カバーの前記第1開状態に対応した箇所と、前記カバーの前記第2開状態に対応した箇所の2箇所に形成されているようにしてもよい。
本構成によれば、一方の面取り部を、カバーの可動範囲以上に対応した位置にも形成することによって、カバーの可動範囲以上開けようとしたときも、カバーを容易に外すことができる。
また、上記カバー開閉装置において、前記軸が前記カバーに設けられ、前記軸受が前記基体部に設けられ、前記面取り部が前記軸に形成されているようにしてもよい。
本構成によれば、通常の使用時には、カバーが基体部から外れにくい。
また、上記カバー開閉装置において、前記反力が働く方向に前記面取り部が形成されているようにしてもよい。
本構成によれば、簡易な構成で、カバーを開閉する際のカバーの破損を抑制できる。
また、上記カバー開閉装置において、前記カバーは、当該カバー開閉装置の上部を覆う上面カバーであり、前記軸は、当該カバー開閉装置の前方側であって、前記カバーの前端部に設けられており、前記カバーの後端部は、前記カバーの回転に応じて、当該カバー開閉装置の前方側に移動し、前記反力が上方に働くときに前記面取り部が上方を向くように、前記面取り部が形成されているようにしてもよい。
本構成によれば、外れたカバーがユーザの方へ飛んできにくく、安全性が向上される。
また、上記カバー開閉装置において、前記カバーは、板状カバー部と、前記板状カバー部の両側に形成された側板部を含み、前記側板部は、スリットを用いて形成された板バネ部を含み、前記軸は、前記板バネ部上に形成されているようにしてもよい。
本構成によれば、軸が弾性力のある板バネ部上に形成されているため、異物が挟まった際の反力によって軸の位置が変位しやすい。それによって、軸が軸受から退避しやすくなり、カバーが基体部から外れやすくなる。
また、上記カバー開閉装置において前記板バネ部は、前記スリットによって前記側板部から分離された自由端と、前記側板部に連続する固定端とを含み、前記軸は、前記板バネ部の前記自由端側の先端部)に形成されているようにしてもよい。
本構成によれば、板バネ部の自由端側は、固定端側に比べて変位しやすいため、軸が軸受からより退避しやすくなる。
また、上記カバー開閉装置において、前記カバーが前記基体部に取付けられた状態において、前記軸の外周面は、前記面取り部を除き、前記軸受の内周面にほぼ当接しているようにしてもよい。
本構成によれば、面取り部の構成が好適に活用される。
また、上記カバー開閉装置において、前記軸は、前記カバーの前記側板部から軸方向外側に突出して形成されているようにしてもよい。
本構成によれば、軸は、カバーの側板部から軸方向外側に突出して形成されているため、カバーの側板部から軸方向内側に突出した軸の外周面や、軸受の内周面に面取り部を付けるよりも簡単に面取り部を付けやすい。
また、上記カバー開閉装置において、前記カバーは、平面視、長方形に形成され、前記カバーの長辺側に対応した一端部は、前記カバーが閉じられた状態において前記基体部とによって開口部を形成し、前記カバーの回転に応じて、前記開口部の開口幅を狭くするようにしてもよい。
本構成によれば、開口部に異物が挟まった場合、脱離部に働く反作用力が強くなり、カバーが基体部から外れやすくなる。
また、本明細書によって開示される画像形成装置は、上記いずれか記載のカバー開閉装置と、被記録媒体に画像を形成する画像形成部と、画像形成された前記被記録媒体を排出する排出部とを備え、前記第1開状態の前記カバーは、前記排出部によって排出された前記被記録媒体を載置する排出トレイを構成する。
カバーを排出トレイとして使用する際、カバーを必ず開閉する必要がある。そのため、本構成によれば、画像形成装置において、カバーを開閉する際のカバーの破損を抑制することができる。
本発明によれば、カバーを開閉する際のカバーの破損を抑制することができる。
本発明一実施形態に係るプリンタの外観斜視図 プリンタの概略的な中央断面図 プリンタの概略的なの分解斜視図 カバー開閉装置の部分解斜視図 プリンタの排紙カバーの平面図 排紙カバーの斜視図 排紙カバーの軸の概略的な斜視図 排紙カバーの取り付け部に係る断面図 排紙カバーが外れる際の取り付け部を概略的に示す断面図 排紙カバーの閉状態を示す側面図 排紙カバーの第2開状態を示す側面図 排紙カバーの第1開状態を示す側面図 別の排紙カバーの取り付け部に係る断面図 別の排紙カバーの軸の概略的な斜視図 別の排紙カバーの閉状態を示す側面図 別の排紙カバーの第2開状態を示す側面図 別の排紙カバーの第1開状態を示す側面図
<実施形態>
1.プリンタの概要
画像形成装置の一例であるプリンタ1は、電子写真式のモノクロレーザプリンタであり、図1に示すように、筐体3内に後述する画像形成部5を収納する。筐体3の前面側には、給紙カバー3Aが回動可能に組み付けられている。図1に示す給紙カバー3Aは、閉じた状態を示している。なお、プリンタはモノクロレーザプリンタに限られず、例えば、カラープリンタであってもよいし、インクジェットプリンタであってもよいし、LEDプリンタであってもよい。
また、プリンタ1の上部には、カバー開閉装置20が設けられている。カバー開閉装置20は、排紙カバー21を含み、図1は、排紙カバー21が開かれた状態を示している。排紙カバー21は、本発明のカバー開閉装置に係る「カバー」の一例である。
図1に示されるように、排紙カバー21は、カバー開閉装置20の上部を覆うカバーであり、カバーの後端部21Eは、排紙カバー21の回転に応じて、カバー開閉装置20の前方側に移動する。
また、排紙カバー21は、排紙部3Cの上方側を閉塞する閉じた状態と排紙部3Cの上方側を開放する開いた状態との間で回転可能である。排紙部3Cとは、図2に示すように、画像形成が終了したシートが排出される排出トレイ3Dを有する空間であって、筐体3の上方側に設けられた部位である。
画像形成を行う場合には、利用者は、給紙カバー3Aをおよび排紙カバー21を前方側に回転させて給紙カバー3Aおよび排紙カバー21を開くとともに、その開いた給紙カバー3A上にシートを載置する。これにより、給紙カバー3A上に載置されたシートは、筐体3内の画像形成部5に給送される。そして、画像形成が終了したシートは、排出トレイ3Dの上面である載置面3Eおよび排紙カバー21上に載置されていく。すなわち、開かれた状態の排紙カバー21は、排出トレイとして使用される。
画像形成部5は用紙等のシート(「被記録媒体」の一例)に画像を形成する。この画像形成部5は、電子写真方式の画像形成部であって、感光ドラム5A、帯電器5B、露光器5C、転写部5D及び定着器5E等を有する。そして、感光ドラム5Aの回転中心線L1より上方側に載置面3Eが設けられている。
感光ドラム5Aは現像剤像を担持する。帯電器5Bは感光ドラム5Aの表面を帯電させる。露光器5Cは帯電した感光ドラム5Aを露光して静電潜像を形成する。転写部5Dは感光ドラム5Aに担持された現像剤をシートに転写させる。
定着器5Eはシートに転写された現像剤を定着させる。定着器5Eから排出されるシートは、画像形成が終了したシートとして、排出ローラ7A(「排出部」の一例)により排出トレイ3Dに向けて排出される。一対の押圧ローラ7Bはシートを排出ローラ7Aに押し付ける。これにより、シートの曲がり癖(カール)が矯正されながらシートが排出される。
感光ドラム5Aおよび露光器5Cが内蔵されたプロセスケーシング5F、並びに定着器5E等の画像形成部5は装置本体に組み付けられている。装置本体とは、図3に示す一対のフレーム9や筐体3等、通常使用時において利用者により着脱・分解されない部位をいう。
一対のフレーム9は、プロセスケーシング5F等の画像形成部5を挟んで両側に配置された略板状の構造部材である。本実施形態に係る一対のフレーム9は樹脂製である。そして、プロセスケーシング5F等の画像形成部5は一対のフレーム9に支持されている。
露光器5Cは、図2に示すプレート9Bに保持された状態でフレーム9に支持されている。プレート9Bは、排出トレイ3Dの下方に配設された金属製の部材であって、一対のフレーム9間を架け渡すように延びて両端側が各プレート9Bに固定されている。
筐体3は、図3に示すように、一対のフレーム9等を外側から覆って、外装カバー3G〜3J等により構成されている。外装カバー3G、3Hは一対のフレーム9を幅方向から覆うサイドカバーである。
外装カバー3Jは一対のフレーム9を上方側からトップカバーである。なお、幅方向とは一対のフレーム9が対向する方向をいう。そして、本実施形態に係る幅方向は画像形成装置1の左右方向と一致する。
図2に示すフィーダ機構12は、給紙カバー3A上に載置されたシートを画像形成部5に搬送する。フィーダ機構12は、ピックアップローラ12Aおよび分離部12B等を有している。
ピックアップローラ12Aおよび分離部12B、並びに画像形成部5を構成する機器のうち感光ドラム5A等の回転体等は、電動モータ等の駆動源(図示せず)から駆動力の供給を受けて回転する。
ピックアップローラ12Aは、積層状態で載置された複数枚のシートのうち積層方向一端側に位置するシートに接触して回転する。分離部12Bは、ピックアップローラ12Aから複数枚のシートが送出されたときに、それらシートを1枚ずつに分離して画像形成部5側に送出する。
また、図1に示すように、排出トレイ3Dの幅方向両端側それぞれには堤部11が設けられている。一対の堤部11は壁面11Aを有している。各壁面11Aは、載置面3Eより上方側に立設して排紙部3Cに面した壁面である。これらの壁面11A、つまり一対の堤部11は、載置面3Eに載置されたシートが、排出トレイ3Dから幅方向にはみ出すことを規制する。
各壁面11Aを含む各堤部11の外壁面は、外装カバー(トップカバー)3Jにより構成されている。各フレーム9の上端側は外装カバー3Jに覆われて堤部11内に位置している。
制御基板15は、画像形成部5および駆動源8等の作動を制御する制御部(図示せず。)が設けられた基板である。制御基板15は、一対のフレーム9のうち幅方向一端側(本実施形態では右端側)のフレームであって画像形成部5と反対側、つまり外装カバー3Gに対向した板面9A側に組み付けられている。
2.カバー開閉装置の構成
次に、図4から図8を参照して、カバー開閉装置20の作用を説明する。図7A、7Bは、図8Bに示すA−A方向に見た部分断面図である。
カバー開閉装置10は、図4に示されるように、排紙カバー21、フレーム9、カバー支持フレーム9D、カバー保持部25を含む。
排紙カバー21は、図5および図6に示されるように、平面視、長方形に形成され、板状カバー部21A、板状カバー部の両側に形成された側板部21Bを含む。
各側板部21Bは、図5Bに示されるように、スリット21Cを用いて形成された板バネ部26を含む。板バネ部26は、スリット21Cによって側板部21Bから分離された自由端26Aと、側板部に連続する固定端26Bとから構成される。
また、排紙カバー21の長辺側に対応した前端部(「一端部」の一例)21Dには、後述するカバー保持部25と当接する当接部27が形成されている。前端部21Dは、カバーが閉じられた状態においてフレーム9とによって開口部28を形成する(図8A参照)。開口部28の開口幅は、排紙カバー21の回転に応じて狭くなる(図8Aおよび図8B参照)。
各板バネ部26上に、軸22が設けられている。すなわち、軸22は、カバー開閉装置20の前方側であって、排紙カバー21の前端部21Dに設けられている。詳しくは、各軸22は、排紙カバー21の各側板部21Bから外に突出して、言い換えれば、排紙カバー21の各側板部21Bから軸方向外側に突出して、各軸22は、板バネ部26の自由端26A側の先端部に形成されている(図5Aおよび図5B参照)。なお、ここで、軸方向とは、図5Aの矢印で示される、左右方向である。また、排紙カバー21の各側板部21Bから軸方向外側とは、図5Aにおいて右側に位置する側板部21Bに関しては、側板部21Bから図5Aの右矢印で示される側であり、図5Aの左側に位置する側板部21Bに関しては、側板部21Bから図5Aの左矢印で示される側である。
また、各軸22は、図6に示されるように、中空の円柱状の形状を有し、その外周部には、テーパ状に形成された面取り部24が形成されている。面取り部24は、排紙カバー21が第1角度θ1(例えば、150°)よりも小さい第2角度θ2(例えば、30°)だけ開いている第2開状態(図8B参照)である時に、排紙カバー21の回動を妨げる反力が排紙カバー21に働くと、二本の軸22の少なくとも一方を軸受23から脱離させる作用を有する(図7A、7B参照)。面取り部24は、「脱離部」の一例である。なお、図6は、図8Bに示した排紙カバー21の状態、すなわち、第2開状態の場合の軸22を示す。
上記したように、本実施形態では、各軸22は、排紙カバー21の各側板部21Bから軸方向外側に突出して形成されている。そのため、排紙カバー21の側板部21Bから軸方向内側に突出した軸の外周面や、軸受23の内周面に、面取り部24を形成するよりも、面取り部24の形成が容易となる。
なお、本実施形態では、各側板部21Bにスリット21Cを用いて板バネ部26を形成し、板バネ部26上に軸22を形成する例を示したが、これに限られない。例えば、各側板部21B上に軸22を形成するようにしてもよい。その際、各側板部21Bは弾性を有する樹脂で形成されることが好ましい。また、面取り部24は、いずれか一方の軸22に形成するようにしてもよい。さらに、面取り部24の形状は、テーパ状に限られない。
カバー支持フレーム9Dは、図4に示されるように、フレーム9の一部として、上方に延びる板状に形成されている。カバー支持フレーム9Dには、図4および図7Aに示されるように軸受23が形成されている。各軸受23に排紙カバー21の各軸22が係合することによって、排紙カバー21がカバー支持フレーム9Dに取付けられる。フレーム9およびカバー支持フレーム9Dは、「基体部」の一例である。
カバー保持部(「保持部」の一例)25は、排紙カバー21が閉じている閉状態(図8A参照)から排紙カバー21が第1角度θ1だけ回動して開いている第1開状態(図8C参照)で排紙カバー21の当接部27に当接して、基体部に対して前記カバー記第1開状態に保持する。
3.カバー開閉装置の作用
次に、図8Aから図8Cを参照して、カバー開閉装置20の作用を説明する。
排紙カバー21が閉じられた状態では、図8Aに示されるように、面取り部24は、鉛直方向、図8Aの上方向から第2角度θ2だけ右回転した方向を向いている。
図8Bに示されるように、排紙カバー21が、第2角度θ2(例えば、30°)だけ開いている第2開状態(図8B参照)では、面取り部24は、鉛直方向、図8Bの上方向を向いている(図6および図7A参照)。この状態において、開口部28に指等が挟まれると、排紙カバー21が第2開状態から第1開状態となる方向への回動を妨げる反力が排紙カバー21に働く。この場合、反力は、図8Bの上方向に働き、上方向を向いている面取り部24によって二本の軸22の少なくとも一方を軸受23から脱離させるように働く。
詳細には、開口部28に指等が挟まれる場合、排紙カバー21を更に回転させようとする回転力の下向き成分によって、指等から上方向への反作用力(反力)が生じる。その反作用力を排紙カバー21の先端部である当接部27が受けることによって、軸22に上方向の反力が働く。上方向の反力によって、面取り部24は、軸受23から下方向(図7Bの矢印下方向)の反力を受ける。その際、面取り部24はテーパ状になっているため、下方向の反力が、下方向の成分のみならず、カバー軸方向内側に向かう成分(図7Bの矢印左側に向かう成分)としても働き、カバー軸方向内側に向かう力を受けた板バネ部26が弾性変形し、それによって、二本の軸22の少なくとも一方が、軸受23から脱離することができる(図7B参照)。
なお、図7Bには一方の軸22しか示されないが、他方の軸22に関しても反力によって軸受23から脱離する理由は、同様である。また、軸受23から脱離する軸22が一本か二本かは、開口部28に指等が挟まれる位置、あるいは反力の大きさに依存する。
なお、図8A−図8Cに示されるように、排紙カバー21がカバー支持フレーム9Dに取付けられた状態において、軸22の外周部22Aは、面取り部24を除き、軸受23の内周部23Aにほぼ当接している。この構成によって、排紙カバー21が、第2角度θ2だけ開いている第2開状態において、排紙カバー21を外すことができ、それ以外は、排紙カバー21が外れることなく、排紙カバー21を開閉することができる。すなわち、面取り部24の構成が好適に活用される。
4.実施形態の効果
例えば、排紙カバー21を開く際に、開口部28に指が挟まると、その反作用が軸22および面取り部24に働く。すると、排紙カバー21の軸22に形成された面取り部24によって軸22が軸受23から脱離し、排紙カバー21がカバー支持フレーム9Dから外れる。そのため、排紙カバー21を開閉する際の排紙カバー21の破損を抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、二本の軸22を排紙カバー21に設け、軸受23をカバー支持フレーム9Dに設け、面取り部24を、軸22の外周部22Aに設ける例を示したが、これに限られない。例えば、図9に示すように、二本の軸22をカバー支持フレーム9Dに設け、軸受23を排紙カバー21に設け、面取り部24を、軸受23の内周部23Aに設けるようにしてもよい。この場合であっても、開口部28に指等が挟まった際の反力によって、面取り部24によって、排紙カバー21を容易に外すことができる。
(2)上記実施形態では、面取り部24が、軸22の外周部、または、軸受の内周部において、排紙カバー21の第1開状態に対応した箇所に設ける例を示したがこれに限られない。図10に示すように、面取り部24が、軸22の外周部、または、軸受の内周部において、排紙カバー21の第1開状態に対応した箇所と、排紙カバー21の第2開状態に対応した箇所の2箇所に形成されるようにしてもよい。この場合、一方の面取り部を、排紙カバー21の可動範囲以上に対応した位置にも形成することによって、排紙カバー21の可動範囲(例えば、150°の回転範囲)以上開けようとしたときも、排紙カバー21を容易に外すことができる。
ここで、例えば、面取り部24が軸22の外周部に形成される場合、排紙カバー21の第2開状態に対応した箇所とは、第1角度θ1が、上記したように、例えば、150°とされ、第2角度θ2が30°とされる場合、図10に示すように、第1開状態に対応した箇所から右に角度θ3の120°異なる、軸22の外周部の箇所となる。
(3)上記実施形態では、排紙カバー21の第2開状態において、反力が鉛直方向に働いた場合に、排紙カバー21をカバー支持フレーム9Dから外すように面取り部24が形成される例を示したがこれに限らない。要は、反力が働く方向に対応して面取り部24が形成されていればよい。
(4)上記実施形態では、脱離部を面取り部24によって構成する例を示したが、これに限られない。例えば、図11Aから図11Cに示されるように、脱離部を、カバー支持フレーム9Dの上部に形成された、開口部9Eと、開口部9Eを介してカバー支持フレーム9Dから外れる形状に形成された軸22によって構成されるようにしてもよい。すなわち、図11Bに示されるように、排紙カバー21が、第2角度θ2(例えば、30°)だけ開いている第2開状態において、鉛直方向、図11Bの上方向に反力が働いた際に、軸22が開口部9Eから外れる形状に形成するようにすればよい。例えば、図11Aから図11Cに示されるように、軸22は、例えば、開口部9Eの開口幅より小さい幅を有し、断面において軸受の直径にほぼ等しい、円の直径部分を含む、柱状の形状を有するようにすればよい。この場合であっても、第2開状態において、反力が鉛直方向に働いた場合に、排紙カバー21をカバー支持フレーム9Dから外すことができる。
1…プリンタ、5…画像形成部、9…フレーム、9D…カバー支持フレーム、20…カバー開閉装置、21…排紙カバー、22…軸、23…軸受、24…面取り部、25…カバー保持部、26…板バネ部、27…当接部、28…開口部

Claims (13)

  1. カバーと、
    前記カバーが取付けられる基体部と、
    前記カバーが閉じている閉状態から前記カバーが第1角度だけ回動して開いている第1開状態で前記カバーに当接して、前記基体部に対して前記カバーを前記第1開状態に保持する保持部と、
    前記カバーまたは前記基体部に設けられた、軸方向が同一の二本の軸と、
    前記二本の軸に対応して、前記基体部または前記カバーに設けられた二つの軸受と、
    前記カバーが前記第1角度よりも小さい第2角度だけ開いている第2開状態である時に、前記カバーの回動を妨げる反力が前記カバーに働くと、前記二本の軸の少なくとも一方を前記軸受から脱離させる脱離部と、を備える、カバー開閉装置。
  2. 請求項1に記載のカバー開閉装置において、
    前記脱離部は、前記カバーが前記第2開状態から前記第1開状態となる方向への回動を妨げる反力が前記カバーに働くと、前記二本の軸の少なくとも一方を前記軸受から脱離させるように、形成されている、カバー開閉装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカバー開閉装置において、
    前記脱離部は、前記カバーに設けられた前記二本の軸の少なくとも一方の外周部にテーパ状に形成された面取り部、または、前記カバーに設けられた前記二つの軸受の少なくとも一方の内周部にテーパ状に形成された面取り部によって構成される、カバー開閉装置。
  4. 請求項3に記載のカバー開閉装置において、
    前記面取り部が、前記軸の外周部、または、前記軸受の内周部において、前記カバーの前記第1開状態に対応した箇所と、前記カバーの前記第2開状態に対応した箇所の2箇所に形成されている、カバー開閉装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載のカバー開閉装置において、
    前記軸が前記カバーに設けられ、
    前記軸受が前記基体部に設けられ、
    前記面取り部が前記軸に形成される、カバー開閉装置。
  6. 請求項5に記載のカバー開閉装置において、
    前記反力が働く方向に前記面取り部が形成されている、カバー開閉装置。
  7. 請求項6に記載のカバー開閉装置において、
    前記カバーは、当該カバー開閉装置の上部を覆うカバーであり、
    前記軸は、当該カバー開閉装置の前方側であって、前記カバーの前端部に設けられており、
    前記カバーの後端部は、前記カバーの回転に応じて、当該カバー開閉装置の前方側に移動し、
    前記反力が上方に働くときに前記面取り部が上方を向くように、前記面取り部が形成される、カバー開閉装置。
  8. 請求項7に記載のカバー開閉装置において、
    前記カバーは、板状カバー部と、前記板状カバー部の両側に形成された側板部を含み、
    前記側板部は、スリットを用いて形成された板バネ部を含み、
    前記軸は、前記板バネ部上に形成されている、カバー開閉装置。
  9. 請求項8に記載のカバー開閉装置において、
    前記板バネ部は、前記スリットによって前記側板部から分離された自由端と、前記側板部に連続する固定端とを含み、
    前記軸は、前記板バネ部の前記自由端側の先端部に形成されている、カバー開閉装置。
  10. 請求項3から請求項9のいずれか一項に記載のカバー開閉装置において、
    前記カバーが前記基体部に取付けられた状態において、前記軸の外周面は、前記面取り部を除き、前記軸受の内周面にほぼ当接している、カバー開閉装置。
  11. 請求項10に記載のカバー開閉装置において、
    前記カバーは、板状カバー部と、前記板状カバー部の両側に形成された側板部を含み、
    前記軸は、前記カバーの前記側板部から軸方向外側に突出して形成されている、カバー開閉装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のカバー開閉装置において、
    前記カバーは、平面視、長方形に形成され、
    前記カバーの長辺側に対応した一端部は、前記カバーが閉じられた状態において前記基体部とによって開口部を形成し、前記カバーの回転に応じて、前記開口部の開口幅を狭くする、カバー開閉装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のカバー開閉装置と、
    被記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    画像形成された前記被記録媒体を排出する排出部とを備え、
    前記第1開状態の前記カバーは、前記排出部によって排出された前記被記録媒体を載置する排出トレイを構成する、画像形成装置。
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