JP2015197525A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2015197525A JP2014074675A JP2014074675A JP2015197525A JP 2015197525 A JP2015197525 A JP 2015197525A JP 2014074675 A JP2014074675 A JP 2014074675A JP 2014074675 A JP2014074675 A JP 2014074675A JP 2015197525 A JP2015197525 A JP 2015197525A
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進 佐久間
Susumu Sakuma
進 佐久間
照吾 森
Shogo Mori
照吾 森
惣一郎 間瀬
Soichiro Mase
惣一郎 間瀬
淳 三原
Atsushi Mihara
淳 三原
二朗 鈴木
Jiro Suzuki
二朗 鈴木
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Abstract

【課題】第3方向の小型化を図ることができながら、設置面に対して安定して設置することのできる画像形成装置を提供すること。【解決手段】プリンタ1は、本体ケーシング2と、ドラム軸線Aについて回転可能に構成される感光ドラム9とを備え、本体ケーシング2は、感光ドラム9に対して下方に配置される下壁26と、感光ドラム9に対して上方に配置される上壁25と、感光ドラム9に対して前方に配置されるフロントフレーム30と、感光ドラム9に対して後方に配置される後壁24と、上壁25の前端部から後壁24と離れる方向に向かって突出するように構成される可動トレイ38とを備え、下壁26の先端部48は、上下方向に沿って投影したときに、可動トレイ38の上壁25の前端部から突出する部分と重なるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体に画像を形成可能な画像形成装置に関する。
画像形成装置として、プリンタ本体の上面に排出トレイを有するプリンタが知られている。
そして、このようなプリンタでは、画像形成動作時には、排出トレイをプリンタ本体よりも前方に突出するように配置し、プリンタ本体から排出されるシートが載置可能に構成されている(例えば、特許文献1参照)。
こうして、排出トレイのみをプリンタ本体から突出させるように構成することにより、プリンタの前後方向の小型化を実現している。
特開2010−262099号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載のプリンタでは、前後方向に小型化した分、プリンタが設置面に対して不安定に設置される。そのため、前方に突出する排出トレイに対して、シートが複数枚載置されると、その重みにより、プリンタが前方に倒れるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、第3方向の小型化を図ることができながら、設置面に対して安定して設置することのできる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、筐体と、筐体内に収容され、設置面と平行な第1方向に延びる軸線について回転可能に構成される像担持体とを備え、筐体は、像担持体に対して第1方向と直交する第2方向の一方に配置される底壁と、像担持体に対して第2方向の他方に配置される天壁と、像担持体に対して第1方向および第2方向の両方と直交する第3方向の一方に配置される第1側壁と、像担持体に対して第3方向の他方に配置される第2側壁と、天壁の第3方向の一端部から第2側壁と離れる方向に向かって突出するように構成される排出トレイとを備え、底壁の第3方向の一端部は、第2方向に沿って投影したときに、排出トレイの天壁の第3方向の一端部から突出する部分と重なるように構成されている。
このような構成によれば、排出トレイを天壁の第3方向の一端部から第2側壁と離れる方向に向かって突出させることにより、天壁の第3方向寸法を、送り方向における記録媒体の寸法よりも小さくすることができる。
このとき、天壁の第3方向寸法を小さくしたことにより、排出トレイに複数の記録媒体が載置されたときに、その重みが天壁の第3方向の一端部よりも第3方向の一方にかかり、画像形成装置が設置面に対して不安定になるが、底壁の第3方向の一端部が、第3方向の一方に突出していることにより、画像形成装置の第3方向の一方への倒れを抑制することができる。
その結果、画像形成装置を、第3方向の小型化を図ることができながら、設置面に対して安定して設置することができる。
(2)また、第1側壁は、第2方向の一方から他方に向かうにつれて、第2側壁に近づくように傾斜していてもよい。
このような構成によれば、筐体の形状が直方体であった場合と比較して、筐体の重心を設置面に近づけることができる。
その結果、画像形成装置を設置面に対して、より安定して設置することができる。
(3)また、天壁は、筐体の内外を連通し、記録媒体の通過を許容する開口と、開口の第3方向の一方に配置され、排出トレイにおける第3方向の他端部に向かって延び、記録媒体が載置されるように構成される第1載置部とを備え、第1載置部が延びる方向の寸法は、排出トレイが延びる方向の寸法よりも小さくてもよい。
このような構成によれば、記録媒体は、排出トレイと第1載置部とに跨り、開口に臨むように載置される。このとき、第1載置部が延びる方向の寸法が、排出トレイが延びる方向の寸法よりも短いので、天壁の第3方向寸法の大型化を抑制することができる。
その結果、排出トレイと第1載置部とによって記録媒体を載置するスペースを確保することができながら、画像形成装置の小型化を図ることができる。
(4)また、底壁は、設置面と接触される複数の脚部を備え、複数の脚部の少なくとも一部は、第2方向に沿って投影したときに、天壁の第3方向の一端部よりも、第3方向の一方に配置されていてもよい。
このような構成によれば、記録媒体が排出トレイに載置されたときに、第3方向の一方にかかる記録媒体の重みを、脚部によって確実に支えることができる。
その結果、画像形成装置を設置面に対して、より安定して載置することができる。
(5)また、第2側壁は、第2方向に沿って延びていてもよい。
このような構成によれば、画像形成装置を設置面に対して安定して設置することができながら、第2側壁が第2方向に沿って延びていることにより、画像形成装置の第3方向における大型化を抑制することができる。
(6)また、排出トレイは、筐体から排出される記録媒体が載置されるように構成され、筐体は、筐体内に供給される記録媒体が載置されるように構成される第2載置部を備え、第2載置部は、第1側壁に沿う待機位置と、第1側壁から第3方向の一方に向かって突出し、記録媒体の載置を許容する載置位置とに移動可能であってもよい。
このような構成によれば、画像形成動作を実行するときには、第2載置部を載置位置に位置させて、記録媒体を載置することができ、画像形成動作を実行しないときには、第2載置部を待機位置に位置させることで、画像形成装置の小型化を図ることができる。
(7)また、筐体において、第3方向における第1側壁から第2側壁までの最大寸法は、第2方向における底壁から天壁までの最大寸法よりも小さくてもよい。
このような構成によれば、画像形成装置は、第1方向から見たときに、第2方向に長手の外形を有するが、底壁が天壁よりも第3方向の一方に突出していることにより、画像形成装置を設置面に対して安定して設置することができる。
本発明の画像形成装置では、第3方向の小型化を図ることができながら、設置面に対して安定して設置することができる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの中央断面図である。 図2Aは、図1に示すプリンタを右前方から見た斜視図である。図2Bは、図1に示すプリンタを左後方から見た斜視図である。 図3は、図1に示すプリンタの底面図である。 図4Aは、図1に示すプリンタの右側面図であって、フロントカバーが閉鎖位置に位置し、可動トレイが収容位置に位置した状態を示す。図4Bは、図1に示すプリンタの右側面図であって、フロントカバーが開放位置に位置し、可動トレイが排紙位置に位置した状態を示す。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、筐体の一例としての本体ケーシング2と、プロセスユニット4と、スキャナユニット5と、定着ユニット6とを備えている。
なお、以下の説明において、プリンタ1の方向に言及するときには、プリンタ1を設置面Sに載置した状態を上下の基準とする。すなわち、図1の紙面上方が上方であり、紙面下方が下方である。また、図1の紙面左方が前方であり、図1の紙面右方が後方である。また、プリンタ1を前方から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前が右方であり、紙面奥が左方である。左右方向が第1方向の一例であり、上下方向が第2方向の一例であり、前後方向が第3方向の一例である。
本体ケーシング2は、略ボックス形状を有している。
プロセスユニット4は、本体ケーシング2内の上下方向略中央に配置されている。プロセスユニット4は、ドラムユニット7と、現像ユニット8とを備えている。
ドラムユニット7は、像担持体の一例としての感光ドラム9と、転写ローラ10と、スコロトロン型帯電器11とを備えている。
感光ドラム9は、左右方向に延びる軸線の一例としてのドラム軸線Aを中心とする略円筒形状を有している。感光ドラム9は、ドラムユニット7の後端部に回転可能に支持されている。
転写ローラ10は、感光ドラム9の後方に配置されている。転写ローラ10の前端部は、感光ドラム9の後端部に接触している。
スコロトロン型帯電器11は、感光ドラム9の前上方に間隔を隔てて配置されている。
現像ユニット8は、内部にトナーを収容しており、現像ローラ12と、供給ローラ13と、層厚規制ブレード14とを備えている。
現像ローラ12は、現像ユニット8の後端部に回転可能に支持されている。現像ローラ12の後端部は、感光ドラム9の前端部に接触している。
供給ローラ13は、現像ローラ12の前下方に配置されている。供給ローラ13の後上端部は、現像ローラ12の前下端部に接触している。
層厚規制ブレード14は、現像ローラ12の前上方に配置されている。層厚規制ブレード14の下端部は、現像ローラ12の前端部に接触している。
スキャナユニット5は、本体ケーシング2の上下方向略中央において、プロセスユニット4よりも前上方に配置されている。スキャナユニット5は、感光ドラム9に向けて画像データに基づくレーザービームLを出射し、感光ドラム9の周面を露光する。
定着ユニット6は、本体ケーシング2の後上端部において、プロセスユニット4の上方に配置されている。定着ユニット6は、加熱ローラ15と、加熱ローラ15の後上方に配置される加圧ローラ16とを備えている。
そして、プリンタ1に印刷ジョブが入力され、画像形成動作が開始されると、現像ユニット8内のトナーは、供給ローラ13と現像ローラ12との間で摩擦帯電され、層厚規制ブレード14によって厚さが規制されて、一定厚さの薄層として現像ローラ12の表面に担持される。
一方、感光ドラム9の表面は、スコロトロン型帯電器11によって一様に帯電された後、スキャナユニット5によって露光される。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム9の表面に形成される。そして、現像ローラ12に担持されるトナーが感光ドラム9の表面上の静電潜像に供給されることにより、感光ドラム9の表面上にトナー像が担持される。
本体ケーシング2の底部に配置される給紙トレイ17に載置された記録媒体の一例としての用紙Pは、各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム9と転写ローラ10との間に給紙される。そして、用紙Pには、感光ドラム9と転写ローラ10との間を通過するときに、トナー像が転写され、画像が形成される。
続いて、用紙Pは、加熱ローラ15と加圧ローラ16との間を通過するときに加熱および加圧される。このとき、用紙Pには、画像が熱定着される。その後、用紙Pは、本体ケーシング2の上部に配置される排紙トレイ18に排紙される。
このように用紙Pは、プリンタ1の画像形成動作において、給紙トレイ17から排紙トレイ18へ、側面視略C字状に搬送される。
2.本体ケーシングの詳細
本体ケーシング2は、図1および図2Aに示すように、右壁21と、左壁22と、前壁23と、第2側壁の一例としての後壁24と、天壁の一例としての上壁25と、底壁の一例としての下壁26とを備えている。
右壁21は、図2Aおよび図4Aに示すように、本体ケーシング2の右端部に配置されている。右壁21は、上下前後方向に延びる側面視略矩形の略板状を有している。右壁21の前端縁は、下方から上方に向かうにつれて、わずかに後方に傾斜している。右壁21の後端縁は、上下方向に沿って延びている。また、右壁21は、下方から上方に向かうにつれて、わずかに左方に傾斜している。
左壁22は、図1および図2Bに示すうように、本体ケーシング2の左端部に配置されている。左壁22は、上下前後方向に延びる側面視略矩形の略板状を有している。左壁22は、左右方向に投影したときに、右壁21と、その外形が一致している。つまり、左壁22の前端縁は、下方から上方に向かうにつれて、わずかに後方に傾斜しており、左壁22の後端縁は、上下方向に沿って延びている。また、左壁22は、下方から上方に向かうにつれて、わずかに右方に傾斜している。
前壁23は、図1および図2Aに示すように、本体ケーシング2の前端部に配置されている。前壁23は、第1側壁の一例としてのフロントフレーム30と、第2載置部の一例としてのフロントカバー31とを備えている。
フロントフレーム30は、前壁23の後方部分であって、上下左右方向に延びる正面視略矩形の略板状を有している。フロントフレーム30は、右壁21の前端部、および、左壁22の前端部の間に架設されている。これにより、フロントフレーム30は、下方から上方に向かうにつれて、後方に、すなわち後述する後壁24に近づくように傾斜している。フロントフレーム30は、給紙口32を有している。
給紙口32は、フロントフレーム30の下端部における左右方向略中央部分を、正面視略矩形状に貫通している。給紙口32は、本体ケーシング2内に給紙される用紙Pが通過可能なサイズを有している。
フロントカバー31は、前壁23の前方部分であって、フロントフレーム30の前面に隣接するように、フロントフレーム30を前方から被覆している。フロントカバー31は、前後方向に投影したときに、その右端縁が右壁21の外面と面一であり、その左端縁が右壁21の外面と面一となる正面視略矩形の略板状を有している。また、フロントカバー31は、その上端縁がフロントフレーム30の上端部よりもわずかに上方に突出し、その下端縁がフロントフレーム30の下端部よりもわずかに下方に突出している。そして、フロントカバー31は、図1および図4Bに示すように、その下端部を支点として、フロントカバー31に沿い、給紙口32を閉鎖する待機位置の一例としての閉鎖位置と、給紙口32を開放し、給紙口32に供給される用紙Pを載置可能な載置位置の一例としての開放位置とに揺動可能に構成されている。また、フロントカバー31は、図1および図2Aに示すように、複数、すなわち2つの当接部33を備えている。
2つの当接部33は、それぞれ、フロントカバー31の上端部における左右方向両端部に配置されている。当接部33は、ゴムなどの弾性部材からなり、フロントカバー31の前面から前方に向かって突出し、左右方向に延びる略半円柱形状を有している。当接部33は、フロントカバー31が開放位置に位置するときに、設置面Sと当接するように構成されている。
後壁24は、図1および図2Bに示すように、本体ケーシング2の後端部に配置されており、背面視略矩形の略板状を有している。後壁24は、右壁21の後端部、および、左壁22の後端部の間に架設されている。これにより、後壁24は、上下方向に沿って延びている。
上壁25は、図1および図2Aに示すように、本体ケーシング2の上端部に配置されており、平面視略矩形の略板状を有している。上壁25は、右壁21の上端部、および、左壁22の上端部との間に架設されるとともに、その前端部がフロントフレーム30の上端部に連続し、その後端部が後壁24の上端部に連続している。上壁25は、窪部37と、排出トレイの一例としての可動トレイ38とを備えている。
窪部37は、平面視における上壁25の略中央部分から前端部にわたって、上壁25の上面から下方に向かって窪んでいる。詳しくは、窪部37は、可動トレイ収容部40と、排紙部41とを備えている。
可動トレイ収容部40は、窪部37の後方部分であって、上壁25の上面から下方に向かって平面視略矩形状に窪んでいる。
排紙部41は、可動トレイ収容部40の前端部から連続して、上壁25を上下方向に沿って下方に向かって屈折する後壁と、後壁の下端部から前上方に向かって屈折する前壁とからなり、側断面視略直角三角形状に窪んでいる。排紙部41は、開口の一例としての排紙口42と、第1載置部の一例としての上部載置面43とを備えている。
排紙口42は、排紙部41の後壁における左右方向略中央部分を、正面視略矩形状に貫通している。排紙口42は、本体ケーシング2の内外を連通し、本体ケーシング2から排出される用紙Pの通過を許容可能なサイズを有している。
上部載置面43は、排紙部41において、後下方と前上方とを結ぶ方向に沿って延び、後上方に臨む面であって、排紙口42から排出される用紙Pを載置可能に構成されている。
可動トレイ38は、平面視略矩形の略板状を有している。可動トレイ38は、側面視において、上壁25の前端部に配置される基端部38Aを支点として、基端部38Aと反対側の遊端部38Bが移動するように回動可能に構成されている。そして、可動トレイ38は、排紙部41を被覆し、遊端部38Bが可動トレイ収容部40に収容される収容位置と、遊端部38Bが上部載置面43の傾斜に沿って、基端部38Aよりも前上方となるように配置され、用紙Pを載置可能な排紙位置とに回動可能である。
そして、可動トレイ38は、排紙位置に位置するときに、上部載置面43とともに、上記した排紙トレイ18として構成される。なお、後下方と前上方とを結ぶ方向における可動トレイ38の寸法は、前下方と前上方とを結ぶ方向における上部載置面43の寸法よりも大きい。
下壁26は、図1に示すように、本体ケーシング2の下端部に配置されており、底面視略矩形状を有している。つまり、下壁26の下面は、設置面Sと上下方向において向かい合っている。下壁26は、本体部47と、先端部48と、複数、すなわち4つの脚部49とを備えている。
本体部47は、下壁26の大部分を構成しており、底面視略矩形の厚板形状を有している。右壁21の下端部、および、左壁22の下端部の間に架設されるとともに、その前端部がフロントフレーム30の下端部に連続し、その後端部が後壁24の下端部に連続している。本体部47の前方部分における上面は、下部載置面51として画定されている。
下部載置面51の前端縁は、前壁23のフロントカバー31が開放位置に位置したときに、前壁23のフロントフレーム30の給紙口32を介して、フロントカバー31の後端縁と連続するように構成されている。つまり、下部載置面51は、フロントカバー31が開放位置に位置するときに、フロントカバー31とともに、給紙トレイ17として構成される。
先端部48は、本体部47の前面における下端部から前方に向かって突出する左右方向に延びる略角柱形状を有している。先端部48は、右壁21の前下端部、および、左壁22の前下端部よりも前方に突出している。先端部48は、上下方向に投影したときに、上壁25の前端部よりも前方となるように配置されており、排紙位置に位置する可動トレイ38と重なっている。また、先端部48と、本体部47の前端部との間には、段差部52が形成されている。
段差部52は、フロントカバー31の下端部を受け入れており、段差部52近傍を支点として、フロントカバー31が回動するように構成されている。
脚部49は、ゴムなどの弾性部材からなり、底面視略矩形の略板状を有している。4つの脚部49は、図1および図3に示すように、下壁26の下面の4つの角にそれぞれ接着剤などにより接着されており、設置面Sと接触するように構成されている。なお、前方の2つの脚部49のそれぞれは、上下方向に投影したときに、その一部が上壁25の前端縁よりも前方となるように配置されている。
3.本体ケーシングの各部の寸法
次いで、本体ケーシング2の各部の寸法について、A4サイズの用紙Pとの比較を用いて詳述する。
本体ケーシング2において、前後方向における後壁24からフロントフレーム30までの最大寸法M1は、A4サイズの用紙Pの横の寸法210mmよりも小さい。
また、上下方向における下壁26から上壁25までの最大寸法M2は、A4サイズの用紙Pの縦の寸法297mmよりも小さい。
つまり、前後方向における後壁24からフロントフレーム30までの最大寸法M1は、上下方向における下壁26から上壁25までの最大寸法M2よりも小さい。
また、図示しないが、給紙口32の左右方向寸法、および、排紙口42の左右方向寸法は、A4サイズの用紙Pの横の寸法210mmよりも大きい。
4.作用効果
(1)このプリンタ1によれば、図1および図4Bに示すように、可動トレイ38を上壁25の第3方向の一端部から後壁24と離れる方向に向かって突出させることにより、上壁25の前後方向寸法を、送り方向における用紙Pの寸法よりも小さくすることができる。
このとき、上壁25の前後方向寸法を小さくしたことにより、可動トレイ38に複数の用紙Pが載置されたときに、その重みが上壁25の前端部よりも前方においてかかり、プリンタ1が設置面Sに対して不安定になるが、下壁26の先端部48が、前方に突出していることにより、プリンタ1の前方への倒れを抑制することができる。
その結果、プリンタ1を、前後方向の小型化を図ることができながら、設置面Sに対して安定して設置することができる。
(2)また、このプリンタ1によれば、図1および図4Aに示すように、フロントフレーム30が下方から上方に向かうにつれて、後壁24に近づくように傾斜していることにより、本体ケーシング2の形状が直方体であった場合と比較して、本体ケーシング2の重心を設置面Sに近づけることができる。
その結果、プリンタ1を設置面Sに対して、より安定して設置することができる。
(3)また、このプリンタ1によれば、図1に示すように、用紙Pは、可動トレイ38と上部載置面43とに跨り、排紙口42に臨むように載置される。このとき、前下方と前上方とを結ぶ方向における上部載置面43の寸法が、後下方と前上方とを結ぶ方向における可動トレイ38の寸法よりも短いので、上壁25の前後方向寸法の大型化を抑制することができる。
その結果、可動トレイ38と上部載置面43とによって用紙Pを載置するスペースを確保することができながら、プリンタ1の小型化を図ることができる。
(4)また、このプリンタ1によれば、図3に示すように、複数の脚部49の少なくとも一部は、上下方向に沿って投影したときに、上壁25の前端部よりも、前方に配置されている。
そのため、用紙Pが可動トレイ38に載置されたときに、前方にかかる用紙Pの重みを、脚部49によって確実に支えることができる。
その結果、プリンタ1を設置面Sに対して、より安定して載置することができる。
(5)また、このプリンタ1によれば、図1および図4Aに示すように、プリンタ1を設置面Sに対して安定して設置することができながら、後壁24が上下方向に沿って延びていることにより、プリンタ1の前後方向における大型化を抑制することができる。
(6)また、このプリンタ1によれば、画像形成動作を実行するときには、図1および図4Bに示すように、フロントカバー31を載置位置に位置させて、用紙Pを載置することができ、画像形成動作を実行しないときには、図4Aに示すように、フロントカバー31を待機位置に位置させることで、プリンタ1の小型化を図ることができる。
(7)また、このプリンタ1によれば、図1に示すように、プリンタ1は、前後方向における後壁24からフロントフレーム30までの最大寸法M1が、上下方向における下壁26から上壁25までの最大寸法M2よりも小さいことにより、側面視において上下方向に長手の外形を有するが、下壁26が上壁25よりも前方に突出していることにより、プリンタ1を設置面Sに対して安定して設置することができる。
1 プリンタ
2 本体ケーシング
9 感光ドラム
24 後壁
25 上壁
26 下壁
30 フロントフレーム
31 フロントカバー
38 可動トレイ
43 上部載置面
48 先端部
49 脚部

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に収容され、設置面と平行な第1方向に延びる軸線について回転可能に構成される像担持体と
    を備え、
    前記筐体は、
    前記像担持体に対して前記第1方向と直交する第2方向の一方に配置される底壁と、
    前記像担持体に対して前記第2方向の他方に配置される天壁と、
    前記像担持体に対して前記第1方向および前記第2方向の両方と直交する第3方向の一方に配置される第1側壁と、
    前記像担持体に対して前記第3方向の他方に配置される第2側壁と、
    前記天壁の前記第3方向の一端部から前記第2側壁と離れる方向に向かって突出するように構成される排出トレイと
    を備え、
    前記底壁の前記第3方向の一端部は、前記第2方向に沿って投影したときに、前記排出トレイの前記天壁の前記第3方向の一端部から突出する部分と重なるように構成されている
    ことを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記第1側壁は、前記第2方向の一方から他方に向かうにつれて、前記第2側壁に近づくように傾斜していることを特徴としていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記天壁は、
    前記筐体の内外を連通し、記録媒体の通過を許容する開口と、
    前記開口の前記第3方向の一方に配置され、前記排出トレイにおける前記第3方向の他端部に向かって延び、記録媒体が載置されるように構成される第1載置部と
    を備え、
    前記第1載置部が延びる方向の寸法は、前記排出トレイが延びる方向の寸法よりも小さい
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記底壁は、前記設置面と接触される複数の脚部を備え、
    複数の前記脚部の少なくとも一部は、前記第2方向に沿って投影したときに、前記天壁の前記第3方向の一端部よりも、前記第3方向の一方に配置されている
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2側壁は、前記第2方向に沿って延びていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記排出トレイは、前記筐体から排出される記録媒体が載置されるように構成され、
    前記筐体は、前記筐体内に供給される記録媒体が載置されるように構成される第2載置部を備え、
    前記第2載置部は、
    前記第1側壁に沿う待機位置と、
    前記第1側壁から前記第3方向の一方に向かって突出し、記録媒体の載置を許容する載置位置と
    に移動可能である
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記筐体において、前記第3方向における前記第1側壁から前記第2側壁までの最大寸法は、前記第2方向における前記底壁から前記天壁までの最大寸法よりも小さいことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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