JP2018127348A - 後処理装置、及び後処理装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】平面部に仮置きされた際に、構成部材の一部が変形することを防止できる後処理装置を提供する。【解決手段】後処理装置10は、装置本体11と、案内部12と、複数の支持部13とを備える。装置本体11は、画像が形成された用紙Sに後処理を実施する。案内部12は、装置本体11を移動可能に支持する。複数の支持部13は、装置本体11の底面部から下方に延びる複数の第1支持部13aと、案内部12の底面部から下方に延びる複数の第2支持部13bとを有する。第1支持部13aは、装置本体11の底面部に支持される基端部を有する。第2支持部13bは、案内部12の底面部に支持される基端部を有する。複数の第1支持部13a及び複数の第2支持部13bの各々は、基端部を中心に揺動可能である。【選択図】図5
Description
本発明は、後処理装置、及び後処理装置を備えた画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の画像形成装置は、筐体と、画像読取部と、画像形成部と、排出部と、後処理装置とを備える。画像形成部は、記録部材に画像を形成する。筐体は、画像形成部を収容する。画像読取部は、筐体の上端部に配置される。詳しくは、画像読取部は、画像形成部の上方に空間部を隔てて配置される。後処理装置は、空間部に配置される。排出部は、画像が形成された記録部材を後処理装置へ排出する。後処理装置は、記録部材に後処理を実施する。後処理は、例えば、ステープル、パンチング又は折りたたみである。後処理装置は、後処理を実施する装置本体と、後処理装置を筐体に固定するための固定板とを有する。固定板は、装置本体の底部に取り付けられるカバーに設けられており、カバーから下方に延びる。特許文献1に記載の画像形成装置では、固定板と筐体とがねじ止めされる。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、後処理装置を床面等の平面部に仮置きした際に、固定板(後処理装置を構成する構成部材の一部)が平面部と接触して、後処理装置の自重によって変形するおそれがある。後処理装置は、例えば、梱包材から取り出されて、胴内空間(空間部)に配されるよりも前に、平面部に仮置きされる場合がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、平面部に仮置きされた際に、構成部材の一部が変形することを防止できる後処理装置、及び後処理装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る後処理装置は、装置本体と、案内部と、複数の支持部とを備える。前記装置本体は、画像が形成された記録媒体に後処理を実施する。前記案内部は、前記装置本体を移動可能に下方から支持する。前記複数の支持部は、複数の第1支持部と、複数の第2支持部とを有する。前記複数の第1支持部は、前記装置本体の底面部から下方に延びる。前記複数の第2支持部は、前記案内部の底面部から下方に延びる。前記第1支持部は、前記装置本体の底面部に支持される基端部を有する。前記第2支持部は、前記案内部の底面部に支持される基端部を有する。前記複数の第1支持部及び前記複数の第2支持部の各々は、前記基端部を中心に揺動可能である。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成部と、原稿読取部と、排出部と、上記後処理装置とを備える。前記画像形成部は、記録媒体に画像を形成する。前記原稿読取部は、原稿を読み取る。前記排出部は、前記画像形成部と前記原稿読取部との間に形成された胴内空間に、前記画像が形成された記録媒体を排出する。前記後処理装置は、前記胴内空間に配置される。前記後処理装置は、前記排出部から排出される前記記録媒体に後処理を実施する。
本発明の後処理装置によれば、平面部に仮置きされた際に、構成部材の一部が変形することを防止できる。また、本発明の画像形成装置によれば、構成部材の一部を変形させることなく、後処理装置を画像形成装置に備えることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されない。なお、図中、同一、又は相当部分については、同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す。図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、複合機である。複合機は、例えば、コピー機能、プリンター機能、及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する。なお、画像形成装置1は、複写機であってもよい。
画像形成装置1は、筐体1aと、給紙部2と、画像形成部3と、定着部4と、排出部5と、操作表示部7と、原稿読取部8と、制御部9と、後処理装置10とを備える。本実施形態において、画像形成装置1は、トナーを用いて用紙Sに画像を形成する。なお、画像形成装置1は、例えば、インクを用いて用紙Sに画像を形成してもよい。筐体1aは、給紙部2と、画像形成部3と、定着部4と、排出部5と、原稿読取部8の一部と、制御部9とを内部に収容する。
操作表示部7は、表示部71を有する。表示部71は、ディスプレー及びタッチセンサーから構成される。表示部71は、例えば、画像形成装置1の各種の設定画面を表示する。表示部71は、ユーザーの操作を示す操作信号を生成する。ユーザーの操作は、例えば、画像形成装置1の各種設定を行う操作を含む。操作表示部7は、ハードキーを更に有してもよい。
図1において、操作表示部7が向く方向を前方とし、前後方向を規定する。また、画像形成装置1の前面に向かって左手側を左方とし、左右方向を規定する。また、前後方向、及び左右方向と直交する方向を上下方向と規定する。
原稿読取部8は、読取部81と、原稿搬送部82とを有する。読取部81は、筐体1aの上端部に配置される。原稿搬送部82は、読取部81の上面に配置される。原稿搬送部82は、読取部81に原稿を搬送する。読取部81は、例えば、スキャナーである。読取部81は、原稿を読み取って、原稿の画像を示す画像データを生成する。読取部81は、画像データを制御部9に出力する。
給紙部2は、給紙カセット21を有する。給紙カセット21は、筐体1aの下部に配置される。給紙カセット21は、筐体1aの下部から着脱可能である。給紙カセット21には、複数の用紙Sを載置し得る。
用紙Sは、本発明の記録媒体の一例である。用紙Sは、例えば、普通紙、コピー紙、再生紙、薄紙、厚紙、光沢紙、又はOHP(Overhead Projector)用紙である。用紙Sは、所定の搬送経路に沿って、給紙部2から排出部5まで搬送される。
画像形成部3は、トナーを用いて用紙Sに画像を形成する。画像形成部3は、給紙部2の上方に配置される。画像形成部3は、像担持体31と、帯電部32と、露光部33と、現像部34とを有する。
像担持体31は、外周面に感光層を有する。帯電部32は、像担持体31の外周面を所定電位に帯電させる。露光部33は、帯電された像担持体31の外周面にレーザー光を照射する。この結果、像担持体31の外周面に、画像データに基づく静電潜像が形成される。現像部34は、像担持体31の外周面にトナーを供給する。この結果、静電潜像がトナー像として現像される。トナー像は、像担持体31から用紙Sに転写される。
定着部4は、用紙Sに転写されたトナー像を用紙Sに定着させる。定着部4は、本実施形態において、画像形成部3の上方、かつ、筐体1aの右方の端部に配置される。定着部4は、定着ローラー41と加圧ローラー42とを有する。
加圧ローラー42は、定着ローラー41に圧接する。定着ローラー41は、用紙Sを加熱する熱源を有する。定着ローラー41と加圧ローラー42とは、定着ニップを形成する。用紙Sは、定着ニップを通過する際に、加圧及び加熱される。この結果、用紙Sに転写されたトナー像が用紙Sに定着する。
排出部5は、定着部4の上方に配置される。排出部5は、用紙Sを筐体1aの外部に排出する。本実施形態において、排出部5は、トナー像が定着された用紙Sを後処理装置10に向かって排出する。
原稿読取部8は、排出部5の上方に配置される。また、定着部4及び排出部5は、筐体1aの右側の端部に配置される。したがって、本実施形態の画像形成装置1では、画像形成部3と、定着部4と、排出部5と、原稿読取部8との間に胴内空間1bが形成される。胴内空間1bには、後処理装置10が配置される。
後処理装置10は、排出部5から排出された用紙Sに後処理を実施する。本実施形態において、後処理装置10は、ステープラーを有しており、用紙Sにステープル処理を実施する。なお、後処理装置10は、例えば、パンチング処理又は折りたたみ処理のような後処理を用紙Sに実施してもよい。本実施形態の後処理装置10は、トレイを有する。後処理装置10は、後処理を実施した用紙Sをトレイに載置する。
制御部9は、プロセッサーと、記憶部とを有する。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。記憶部は、例えば、半導体メモリー及びHDD(Hard Disk Drive)を含む。プロセッサーは、記憶部に記憶されたコンピュータープログラムに基づいて、給紙部2と、画像形成部3と、定着部4と、排出部5と、操作表示部7と、原稿読取部8と、後処理装置10とを制御する。
次に、図1及び図2を参照して、後処理装置10について説明する。図2は、画像形成装置1を模式的に示す。図1及び図2に示すように、後処理装置10は、装置本体11と、案内部12とを有する。
案内部12は、装置本体11を移動可能に支持する。案内部12は、胴内空間1b内において、装置本体11を所定の方向(図示左右方向)に案内する。案内部12は、正面視において、略L字状に形成される。案内部12は、本体部12aと、固定部12bとを有する。
固定部12bは、略L字状の案内部12の短辺部に形成される。固定部12bは、例えば、ネジ止めによって筐体1aに固定される。本体部12aは、略L字状の案内部12の長辺部に形成される。本体部12aは、装置本体11の底面部を下方から支持する。
装置本体11は、用紙Sに後処理を実施する。装置本体11は、本体部12aに沿って移動可能である。装置本体11は、例えば、ユーザーによって移動される。詳しくは、装置本体11は、処理位置11a(図1を参照)と退避位置11b(図2を参照)との間を案内部12の本体部12aに沿って移動可能である。処理位置11aにおいて、装置本体11は、用紙Sに後処理を実施可能である。ユーザーは、退避位置11bに移動した装置本体11に対してジャム処理を実施し得る。ジャム処理は、装置本体11内で生じた用紙Sの詰まりを解消する処理である。
次に、図1及び図3を参照して、後処理装置10について更に説明する。図3は、後処理装置10の分解斜視図である。図3に示す後処理装置10は、装置本体11と案内部12とが分離している。図3は、後処理装置10の前面部、後処理装置10の底面部、及び後処理装置10の左方の側面部を示す。
図3に示すように、装置本体11は、一対の溝部11cを有する。一対の溝部11cは、装置本体11の底面部に平行に形成される。一対の溝部11cは、間隔を空けて形成される。本実施形態において、一対の溝部11cは、装置本体11の底面部の前側端部及び後側端部を左右方向に沿って延びる。
案内部12は、一対のレール部12cと、保持板12dと、位置決めピン12e、12fとを更に有する。保持板12dは、板状に形成される。保持板12dは、一対のレール部12cを平行に保持する。保持板12dは、前側端部及び後側端部において、一対のレール部12cを保持する。この結果、一対のレール部12cが所定の間隔を空けて平行に配置される。
一対のレール部12cは、一対の溝部11cに嵌合される。この結果、装置本体11と案内部12とが組み付けられる。なお、レール部12c又は溝部11cは、規制部(図示せず)を有してもよい。規制部は、案内部12に対する装置本体11の移動の範囲を規制する。規制部により、例えば、装置本体11が案内部12から脱落することを抑制できる。
位置決めピン12e、12fは、図1を参照して説明した胴内空間1bに後処理装置10が配置された際に、筐体1aに設けられた所定の凹部に接続される。この結果、案内部12が胴内空間1b内で位置決めされる。なお、案内部12は、電源コネクターと、データコネクターとを更に有する。電源コネクター及びデータコネクターは、案内部12が胴内空間1bに位置決めされた際に、筐体1a側の所定のコネクターに接続される。電源コネクターは、筐体1a側の電源から装置本体11に電力を供給する。データコネクターは、装置本体11と制御部9との間のデータの送受信に用いられる。制御部9から装置本体11に送信されるデータは、例えば、後処理装置10が実施する後処理の条件を示す。また、装置本体11から制御部9に送信されるデータは、例えば、後処理の終了を示す。
後処理装置10は、複数の支持部13を更に有する。複数の支持部13は、一対の第1支持部13aと、一対の第2支持部13bとを含む。一対の第1支持部13aは、装置本体11の底面部から下方に延びる。一対の第1支持部13aは、装置本体11の排出部5側(図示右側)の端部から下方に延びる。第1支持部13aは、前後方向に所定の間隔で並べて配置される。
一対の第2支持部13bは、案内部12の底面部から下方に延びる。詳しくは、一対の第2支持部13bは、保持板12dの底面部から下方に延びる。一対の第2支持部13bは、保持板12dの固定部12b側(図示左側)の端部から下方に延びる。第2支持部13bは、前後方向に所定の間隔で並べて配置される。
一対の第1支持部13a及び一対の第2支持部13bの各々は、基端部を中心に水平方向の一方へ揺動可能である。本実施形態において、一対の第1支持部13a及び一対の第2支持部13bの各々は、下向きから左向きへと揺動可能である。
第1支持部13aの基端部は、例えば、装置本体11の底面部で軸支される回転軸に取り付けられる。詳しくは、装置本体11の底面部が凹部を有し、回転軸は、凹部内で軸支される。この結果、第1支持部13aは、左方を向く状態に揺動した際に、装置本体11の底面部の凹部内に収容される。また、第1支持部13aは、水平方向から下方を向く垂直方向に揺動するように付勢される。第1支持部13aは、装置本体11が有する所定の付勢手段によって垂直方向に付勢される。付勢手段は、例えば、バネのような弾性体を有して構成される。なお、第1支持部13aは、水平面に対して90°以上の角度で揺動可能であり、装置本体11が有する所定の規制部によって揺動の範囲が規制されることが望ましい。規制部は、例えば、第1支持部13aと接触することによって、第1支持部13aの揺動の範囲を規制する。
第2支持部13bの基端部は、例えば、案内部12の底面部で軸支される回転軸に取り付けられる。詳しくは、保持板12dの底面部が凹部を有し、回転軸は、凹部内で軸支される。この結果、第2支持部13bは、左方を向く状態に揺動した際に、保持板12dの底面部の凹部内に収容される。また、第2支持部13bは、水平方向から下方を向く垂直方向に揺動するように付勢される。第2支持部13bは、案内部12が有する所定の付勢手段によって垂直方向に付勢される。なお、第2支持部13bは、水平面に対して90°以上の角度で揺動可能であり、装置本体11が有する所定の規制部によって揺動の範囲が規制されることが望ましい。規制部は、例えば、第2支持部13bと接触することによって、第2支持部13bの揺動の範囲を規制する。
次に、図4(a)及び図4(b)を参照して、案内部12に沿って移動される装置本体11について説明する。図4(a)及び図4(b)は、後処理装置10を示す斜視図である。図4(a)及び図4(b)は、後処理装置10の前面部、後処理装置10の底面部、及び後処理装置10の左方の側面部を示す。図4(a)に示す装置本体11は、装置本体11が保持板12dと近接する近接位置(図1を参照して説明した処理位置11aに対応する位置)に位置する。図4(b)に示す装置本体11は、装置本体11が保持板12dと離間する離間位置(図2を参照して説明した退避位置11bに対応する位置)に位置する。
図4(a)及び図4(b)に示すように、案内部12の保持板12dには、一対の開口12gが形成される。装置本体11が近接位置に位置する際に、一対の開口12gから一対の第1支持部13aが下方に延びる。装置本体11が近接位置から離間位置に向けて移動する際に、一対の第1支持部13aは、保持板12d(開口12gの縁)と接触する。この結果、案内部12に対する装置本体11の移動が規制される。
なお、後処理装置10を胴内空間1bに配置する際に、一対の第1支持部13aは、筐体1aに当接して左方へ揺動される。この結果、一対の第1支持部13aは、開口12gを介して、装置本体11の底面部に形成された凹部内に収容される。また、一対の第2支持部13bも同様に、保持板12dの底面部に形成された凹部内に収容される。
一対の第1支持部13aは、装置本体11が離間位置から近接位置に移動する際に、装置本体11の移動にともなって装置本体11の底面部に形成された凹部内に収容される。詳しくは、装置本体11が離間位置から近接位置に移動する際に、第1支持部13aと保持板12dとが当接する。この結果、装置本体11の移動にともなって、第1支持部13aは、保持板12dによって左方へ揺動されて、装置本体11の底面部の凹部内に収容される。
次に、図5を参照して、平面部に仮置きされた後処理装置10について説明する。図5は、後処理装置10を示す正面図である。図5に示す後処理装置10は、平面部に仮置きされている。図5に示すように、後処理装置10は、装置本体11が近接位置に位置する状態で平面部に仮置きされる。
後処理装置10は、例えば、梱包材から取り出された後、画像形成装置1の胴内空間1bに配置されるよりも前に、机等の平面部に仮置きされる。後処理装置10は、第1支持部13aと第2支持部13bとによって平面部に支持される。この結果、案内部12の固定部12bと平面部とが接触しない。したがって、本実施形態の画像形成装置1では、後処理装置10が平面部に仮置きされた場合に、案内部12(固定部12b)が変形することを防止できる。
本実施形態の画像形成装置1では、第1支持部13a及び第2支持部13bが、水平面に対して90°以上の角度で揺動される。したがって、第1支持部13a及び第2支持部13bが、後処理装置10の自重によって図示左側に揺動することを抑制できる。また、第1支持部13a及び第2支持部13bは、規制部によって揺動の範囲が規制される。したがって、例えば、固定部12bと平面部とが接触しないように、後処理装置10を平面部に仮置きすることができる。
また、本実施形態の画像形成装置1では、仮置きされた後処理装置10と平面部との間に空間が形成される。したがって、作業者は、仮置きされた後処理装置10と平面部との間に手を差し入れて、後処理装置10を容易に持ち上げることができる。
次に、図6及び図7を参照して、胴内空間1bに配置された後処理装置10について説明する。図6及び図7は、後処理装置10を示す断面図である。図6に示す後処理装置10の装置本体11は、処理位置11aに位置する。図7に示す後処理装置10の装置本体11は、退避位置11bに位置する。
図6及び図7に示すように、第1支持部13a及び第2支持部13bの各々は、先端部にローラー14を有する。第1支持部13a及び第2支持部13bのローラー14は、後処理装置10を胴内空間1bに配置する際に、胴内空間1bを形成する底面1c上で転動する。この結果、後処理装置10を胴内空間1bに配置する際に、胴内空間1bを形成する底面1cが第1支持部13a及び第2支持部13bによって損傷することを抑制できる。また、作業者は、胴内空間1bに後処理装置10を容易に配置することができる。
胴内空間1bを形成する底面1c上には、第1凹部1dと、第2凹部1eとが形成される。第2支持部13bは、後処理装置10が胴内空間1bに配置された際に、第2凹部1eに係合する。一方、固定部12bは、筐体1aにねじ止めされる。この結果、案内部12は、底面1c上に固定される。第2凹部1eの退避位置11b側(図示左側)の斜面は、略上下方向に沿って形成される。また、第2支持部13bは、付勢部によって垂直方向に付勢される。したがって、第2支持部13bは、第2凹部1eに確実に係合する。
第1支持部13aは、装置本体11が処理位置11aに位置する際に、第1凹部1dに係合する。この結果、装置本体11が処理位置11aに位置決めされる。また、第1凹部1dの退避位置11b側(図示左側)の斜面の傾斜角度は、第2凹部1eの退避位置11b側(図示左側)の斜面の傾斜角度よりも小さい。したがって、装置本体11を処理位置11aから退避位置11bに移動させる際には、第1支持部13aと第1凹部1dとの係合を解除し得る。
以上、図1から図7を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置1について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
例えば、本発明の実施形態では、装置本体11及び案内部12の各々が付勢手段を有しており、第1支持部13a及び第2支持部13bが付勢されていたが、本発明はこれに限定されない。第1支持部13a及び第2支持部13bは、後処理装置10が仮置きされる際に、下方を向く状態に保持されればよい。装置本体11及び案内部12の各々は、第1支持部13a及び第2支持部13bを下方を向く状態で固定するロック機構を有してもよい。この結果、後処理装置10が平面部に仮置きされる際に、第1支持部13a及び第2支持部13bが下方を向く状態で固定されて、平面部に仮置きされた後処理装置10の安定性を向上させることができる。
図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、後処理装置、及び後処理装置を備えた画像形成装置に関するものであり、平面部に仮置きされる場合がある後処理装置に有用である。
10 後処理装置
11 装置本体
12 案内部
13a 第1支持部
13b 第2支持部
S 用紙
11 装置本体
12 案内部
13a 第1支持部
13b 第2支持部
S 用紙
Claims (7)
- 画像が形成された記録媒体に後処理を実施する装置本体と、
前記装置本体を移動可能に支持する案内部と、
複数の支持部と
を備え、
前記複数の支持部は、前記装置本体の底面部から下方に延びる複数の第1支持部と、前記案内部の底面部から下方に延びる複数の第2支持部とを有し、
前記第1支持部は、前記装置本体の底面部に支持される基端部を有し、
前記第2支持部は、前記案内部の底面部に支持される基端部を有し、
前記複数の第1支持部及び前記複数の第2支持部の各々は、前記基端部を中心に揺動可能である、後処理装置。 - 前記複数の第1支持部、及び前記複数の第2支持部の各々は、下方に向かって付勢される、請求項1に記載の後処理装置。
- 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
原稿を読み取る原稿読取部と、
前記画像形成部と前記原稿読取部との間に形成された胴内空間に、前記画像が形成された記録媒体を排出する排出部と、
前記胴内空間に配置される請求項1又は請求項2に記載の後処理装置と
を備え、
前記後処理装置は、前記排出部から排出される前記記録媒体に後処理を実施する、画像形成装置。 - 前記画像形成部を収容する筐体を更に備え、
前記案内部は、前記装置本体を支持する本体部と、前記本体部から下方に延びる固定部とを有し、
前記固定部は、前記筐体に固定される、請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記装置本体は、前記記録媒体に後処理を実施する処理位置と、前記処理位置から退避した退避位置とに移動可能である、請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記複数の第1支持部、及び前記複数の第2支持部の各々は、先端部にローラーを有する、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記胴内空間を形成する底面部は、前記支持部が係合可能な複数の凹部を有する、請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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2017
- 2017-02-10 JP JP2017022950A patent/JP2018127348A/ja active Pending
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