JP2015177910A - 電気掃除機 - Google Patents

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Junji Naito
順司 内藤
竹本 律雄
Ritsuo Takemoto
律雄 竹本
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    • A47L9/00Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
    • A47L9/0072Mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action

Abstract

【課題】電動送風機側から作用する負圧に対して、ばらつきやチャタリングを抑制して安定的に動作するリーク弁によって、風路断面積激減または風路閉塞時に電動送風機を確実に冷却する電気掃除機を提案する。【解決手段】電気掃除機1は、電動送風機8の吸込側へ大気を導入する大気導入口35を有する弁箱36と、弁箱36の大気導入口35の周縁部に設けられる弁座37と、弁箱36内に配置される弁体38と、弁体38を弁座37へ押し付けるコイルバネ39と、弁体38に設けられて大気導入口35の完全閉鎖を阻止して空気を弁箱36内へ導く全閉阻止部41と、を備えている。【選択図】 図2

Description

本発明に係る実施形態は、電気掃除機に関する。
電気掃除機は、異物を吸い込んだり、過多な塵埃を蓄積したりすることによって風路の有効断面積が激減し、または風路が閉塞されて電動送風機に吸い込まれる空気が減少すると、電動送風機の吸込側の負圧が過大になる(換言すると、真空度が高まる)。電動送風機は、吸い込む空気によってモータを冷却しているため、電動送風機の吸込側の負圧が過大な状態で運転を続けると、モータの過大な温度上昇を招いてしまう。
そこで、電動送風機の上流側の負圧が過大になった際、電動送風機の上流側に外気を導入して電動送風機の温度過昇を抑制するリーク弁を備える電気掃除機が知られている。
実開平5−13339号公報
従来の電気掃除機のリーク弁は、電気掃除機の外気と電動送風機の上流側の風路とを繋ぐ円筒と、円筒内に配置される弁体と、弁体を弁座に押さえ付けるコイルバネと、を備えている。この従来のリーク弁は、大気圧および電動送風機が発生させる負圧を弁体が開く方向へ作用させる一方で、コイルバネによって弁体を閉じる方向へ押さえ付けている。そして、従来のリーク弁は、電動送風機が発生させる負圧が過大になると、コイルバネのバネ力に抗して弁座から弁体を離間させて外気を電動送風機の上流側へ導入する。
ところで、従来のリーク弁における弁体の挙動は、弁体が閉じた状態では大気圧と負圧との圧力差、つまり静圧に依存し、弁体が開いた状体では筒体を流通する空気の運動エネルギー、つまり動圧に依存する。一方、弁座に弁体を押さえ付けるコイルバネのバネ力は、周方向に見て必ずしも一様ではない。
このように、開閉の前後で様式の異なる力が弁体に作用し、かつ周方向へ不均一なバネ力を弁体に作用させているために、従来のリーク弁は、弁体を開く負圧のばらつきが大きく(分散が大きく)、かつ弁体を開いた直後にチャタリングを生じてしまう。これら弁体を開く負圧の過大なばらつきや、弁体を開いた直後に生じるチャタリングは、リーク弁の円滑な作動を妨げ、電動送風機の冷却タイミングを逸する虞を生じてしまう。
そこで、本発明は、電動送風機側から作用する負圧に対して、ばらつきやチャタリングを抑制して安定的に動作するリーク弁によって、風路断面積激減または風路閉塞時に電動送風機を確実に冷却する電気掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る電気掃除機は、吸込口に吸込負圧を発生させる電動送風機と、前記電動送風機の吸込側へ大気を導入する大気導入口を有する弁箱と、前記大気導入口の周縁部に設けられる弁座と、前記弁箱内に配置される弁体と、前記弁体を前記弁座へ押し付けるコイルバネと、前記弁座または前記弁体に設けられて前記大気導入口の完全閉鎖を阻止して空気を前記弁箱内へ導く全閉阻止部と、を備えている。
本発明の実施形態に係る電気掃除機の外観を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機のリーク弁を示す断面図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機のリーク弁の弁体を示す斜視図。
本発明に係る電気掃除機の実施形態について図1から図3を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、いわゆるキャニスタ型の電気掃除機である。電気掃除機1は、被掃除面上を走行可能な掃除機本体2と、掃除機本体2に着脱自在な管部3と、を備えている。掃除機本体2と管部3とは、流体的に接続されている。
掃除機本体2は、本体ケース5と、本体ケース5の左右両側方にそれぞれ設けられる一対の車輪6と、本体ケース5の前半部に配置される着脱自在な塵埃分離集塵部7と、本体ケース5の後半部に収納される電動送風機8と、主に電動送風機8を制御する本体制御部9と、電動送風機8の吸込側へ空気を導入するリーク弁10と、電動送風機8へ電力を導く電源コード11と、を備えている。
掃除機本体2は、電源コード11を経て供給される電力で電動送風機8を駆動させて、電動送風機8の駆動によって発生する負圧を管部3に作用させている。電気掃除機1は、管部3を通じて被掃除面から塵埃を含んだ空気(以下、「含塵空気」と呼ぶ。)を吸い込み、含塵空気から塵埃を分離し、分離後の塵埃を捕集し、蓄積するとともに分離後の空気を排気する。
本体ケース5の正面部分には、本体接続口12が設けられている。本体接続口12は、掃除機本体2の流体的な入口であり、管部3と塵埃分離集塵部7とを流体的に接続している。
車輪6は、大径の走行輪であり、掃除機本体2を支えている。
塵埃分離集塵部7は、掃除機本体2に流れ込む含塵空気から塵埃を分離し、捕集し、蓄積する一方で、塵埃が除去された清浄な空気を電動送風機8へ送る。塵埃分離集塵部7は、遠心分離方式であっても良いし、所謂紙パックを用いる濾過分離方式であっても良い。
電動送風機8は、塵埃分離集塵部7から空気を吸い込んで負圧(吸込負圧)を発生させる。
本体制御部9は、マイクロプロセッサ(図示省略)、およびマイクロプロセッサが実行する各種演算プログラム、パラメータなどを記憶する記憶装置(図示省略)を備えている。記憶装置には、予め設定される複数の運転モードが記憶されている。予め設定される複数の運転モードは、電動送風機8の運転出力の大小に関連するものであって、管部3で受け付けられる使用者の操作に対応している。それぞれの運転モードには、相互に異なる入力値(電動送風機8の入力値)が設定されている。本体制御部9は、管部3で受け付けられる使用者の操作に応じて、その操作内容に対応する任意の運転モードを予め設定される複数の運転モードから択一的に選択して記憶部から読み出し、読み出した運転モードにしたがって電動送風機8を制御する。
リーク弁10は、本体ケース5の上部に設けられている。リーク弁10は、塵埃分離集塵部7から電動送風機8に至る風路の途中に接続されている。リーク弁10は、管部3が異物によって閉塞されたり、塵埃分離集塵部7が塵埃で満杯になったりして電動送風機8の吸込側の流路断面積が激減し、または閉塞されて負圧が過大に増加した際に外気を電動送風機8の吸込側へ導入する。
電源コード11は、配線用差込接続器(図示省略、所謂コンセント)から掃除機本体2へ電力を供給する。電源コード11の自由端部には、差込プラグ14が設けられている。
管部3は、掃除機本体2から作用する負圧によって、被掃除面から含塵空気を吸い込み掃除機本体2へ案内する。管部3は、掃除機本体2に着脱自在に接続される継手としての接続管19と、接続管19に流体的に接続される集塵ホース21と、集塵ホース21に流体的に接続される手元操作管22と、手元操作管22から突出する把持部23と、把持部23に設けられる操作部24と、手元操作管22に着脱自在に接続される延長管25と、延長管25に着脱自在に接続される吸込口体26と、を備えている。
接続管19は、本体接続口12へ着脱自在に接続される継手であり、本体接続口12を通じて塵埃分離集塵部7に流体的に接続されている。
集塵ホース21は、長尺で可撓な略円筒形状のホースである。集塵ホース21の一方の端部(ここでは、後方の端部)は、接続管19に流体的に接続されている。集塵ホース21は、接続管19を通じて塵埃分離集塵部7に流体的に接続されている。
手元操作管22は、集塵ホース21と延長管25とを中継している。手元操作管22の一方の端部(ここでは、後方の端部)は、集塵ホース21の他方の端部(ここでは、前方の端部)に流体的に接続されている。手元操作管22は、集塵ホース21および接続管19を通じて塵埃分離集塵部7に流体的に接続されている。
把持部23は、電気掃除機1を操作するために使用者が手で把持する部分である。把持部23は、使用者が手で容易に把持できる適宜の形状で手元操作管22から突出している。
操作部24は、それぞれの運転モードに対応付けられるスイッチを備えている。具体的には、操作部24は、電動送風機8の運転停止操作に対応付けられる停止スイッチ24aと、電動送風機8の運転開始操作に対応付けられる起動スイッチ24bと、吸込口体26への電源供給に対応付けられるブラシスイッチ24cと、を備えている。停止スイッチ24aおよび起動スイッチ24bは、本体制御部9に電気的に接続されている。電気掃除機1の使用者は、操作部24を操作して電動送風機8の運転モードを択一的に選択できる。起動スイッチ24bは、電動送風機8の運転中に、運転モードの選択スイッチとしても機能している。この場合、本体制御部9は、起動スイッチ24bから操作信号を受け取る度に運転モードを強→中→弱→強→中→弱→………の順に切り換える。なお、操作部24は、起動スイッチ24bに代えて、強運転スイッチ(図示省略)、中運転スイッチ(図示省略)、および弱運転スイッチ(図示省略)を個別に備えていても良い。
複数の筒状体を重ね合わせたテレスコピック構造の延長管25は、伸縮可能な細長略円筒状の管である。延長管25の一方の端部(ここでは、後方の端部)には、手元操作管22の他方の端部(ここでは、前方の端部)に着脱自在な継手構造が設けられている。延長管25は、手元操作管22、集塵ホース21および接続管19を通じて塵埃分離集塵部7に流体的に接続されている。
吸込口体26は、木床やカーペットなどの被掃除面上を走行自在または滑走自在であり、走行状態または滑走状態において被掃除面に対向する底面に吸込口28を有する。また、吸込口体26は、吸込口28に配置されている回転自在な回転清掃体29と、回転清掃体29を駆動させる電動機31と、を備えている。吸込口体26の一方の端部(ここでは、後方の端部)には、延長管25の他方の端部(ここでは、前方の端部)に着脱自在な継手構造が設けられている。吸込口体26は、延長管25、手元操作管22、集塵ホース21および接続管19を通じて塵埃分離集塵部7に流体的に接続されている。つまり、吸込口体26、延長管25、手元操作管22、集塵ホース21、接続管19、および塵埃分離集塵部7は、電動送風機8から吸込口28へ至る吸込風路である。電動機31は、ブラシスイッチ24cから操作信号を受け取る度に運転開始と停止とを交互に繰り返す。
電気掃除機1は、起動スイッチ24bに対する使用者の操作を受け付けると電動送風機8を始動させる。例えば、電気掃除機1は、電動送風機8が停止している状態で起動スイッチ24bに対する操作を受け付けると、先ず電動送風機8を強運転モードで運転し、再び起動スイッチ24bに対する操作を受け付けると電動送風機8を中運転モードで運転し、三度、起動スイッチ24bに対する操作を受け付けると電動送風機8を弱運転モードで運転し、以下同様に繰り返す。強運転モード、中運転モードおよび弱運転モードは、予め設定される複数の運転モードであり、強運転モード、中運転モード、弱運転モードの順に電動送風機8に対する入力値が小さい。始動した電動送風機8は、塵埃分離集塵部7から空気を排気してその内部を負圧にする。
塵埃分離集塵部7内の負圧は、本体接続口12、接続管19、集塵ホース21、手元操作管22、延長管25、および吸込口体26を順次に通じて吸込口28に作用する。電気掃除機1は、吸込口28に作用した負圧によって、被掃除面上の塵埃を空気とともに吸い込んで被掃除面を掃除する。塵埃分離集塵部7は、電気掃除機1に吸い込まれた含塵空気から塵埃を分離し、蓄積する一方で、含塵空気から分離した空気を電動送風機8へ送る。電動送風機8は、塵埃分離集塵部7から吸い込んだ空気を掃除機本体2外へ排気する。
次にリーク弁10について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る電気掃除機のリーク弁を示す断面図である。
図3は、本発明の実施形態に係る電気掃除機のリーク弁の弁体を示す斜視図である。
図2および図3に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1のリーク弁10は、電動送風機8の吸込側へ大気を導入する大気導入口35を有する弁箱36と、弁箱36の大気導入口35の周縁部に設けられる弁座37と、弁箱36内に配置される弁体38と、弁体38を弁座37へ押し付けるコイルバネ39と、弁体38に設けられて大気導入口35の完全閉鎖を阻止して大気を弁箱36内へ導く全閉阻止部41と、弁箱36を電動送風機8の吸込側に接続する中継管42と、を備えている。
弁箱36は、透明な合成樹脂製で円筒状のシリンダである。弁箱36は、大気導入口35を有する一方の端部と、中継管42に接続される他方側の端部と、を備えている。弁箱36の内側であって大気導入口35の周縁部は、弁座37である。
弁箱36の他方側の端部の外周面部には、中継管42と弁箱36とを連結する爪43が弁箱36に一体に設けられている。
弁体38は、シリンダ状の弁箱36内に配置されて、弁箱36内を摺動する。弁体38と弁箱36との間には、全周に渡って隙間があり、この隙間を通じて大気導入口35から流入する空気を中継管42側へ流通させる。
弁体38は、側壁の外周面に設けられる複数のリブ44と、コイルバネ39側の端部の外周部に設けられるフランジ部45と、を備えている。リブ44およびフランジ部45は、弁体38から弁箱36に向かって突出し、弁箱36の内面に接して弁体38を摺動自在に支えている。リブ44およびフランジ部45は、弁体38の移動を案内するとともに、弁箱36と弁体38との間に適宜の隙間を隔てて大気導入口35から流入する空気を中継管42側へ流通させる。
コイルバネ39は、弁箱36内に配置されている。コイルバネ39は、弁箱36に連結される中継管42に支持されて弁体38を弁座37へ押し付けている。
全閉阻止部41は、弁座37の全周に対する弁体38の密着を阻止して隙間46を隔てる一方、弁体38が弁座37に着座した状態、つまり全閉状態において、大気導入口35から流入する空気の風量を絞る。具体的には、全閉阻止部41は、弁体38から突出する複数、例えば3つの突起である。したがって、本実施形態に係るリーク弁10は、弁体38が弁座37に着座した状態において、全閉阻止部41の働きによって大気導入口35を完全に塞ぐことなく隙間46を通じて大気を吸い込み続けている。
また、全閉阻止部41は、弁体38が弁座37に着座した状態において、略同じ開口面積の隙間を弁座37の全周に渡って略均等に区切る。したがって、全閉阻止部41は、弁体38が弁座37に着座した状態において、大気導入口35の全周に渡って略均一に弁箱36内へ空気を流入させる。
なお、本実施形態において、弁体38が弁座37に着座した状態とは、具体的には弁体38に設けられる全閉阻止部41が弁座37に接する状態である。また、全閉阻止部41は、弁座37側に設けられていても良い。
中継管42は、L字状に屈曲している。中継管42の一方の端部は、弁箱36の他方側の端部から弁箱36内に嵌まり込む。中継管42の一方の端部には、弁箱36の爪43を掛ける連結孔部47が設けられている。
本実施形態に係る電気掃除機1は、電動送風機8を運転すると、中継管42および弁箱を通じて弁体38に吸込負圧を作用させる。このとき、塵埃分離集塵部7の塵埃の溜まり具合が少ない場合には、管部3から塵埃分離集塵部7を経て電動送風機8へ至る風路の抵抗が小さく、弁体38に作用する吸込負圧は小さい(真空度が低い)。他方、塵埃分離集塵部7の塵埃の溜まり具合が過大であったり、管部3に異物を吸い込んで詰まらせたり、吸込口28にカーペットが貼り付いたりした場合には、管部3から塵埃分離集塵部7を経て電動送風機8へ至る風路の抵抗が大きく、弁体38に作用する吸込負圧は大きい(真空度が高い)。
管部3から塵埃分離集塵部7を経て電動送風機8へ至る風路の抵抗が過大になり、大気圧と吸込負圧との差圧に起因して弁体38に作用する力がコイルバネ39のバネ力より大きくなると、弁体38は弁箱36内へ引き込まれて大気導入口35を開放させる。大気導入口35が開放されたリーク弁10は、電動送風機8の吸込側に外気を流通させて電動送風機8の冷却を促す。
ところで、本実施形態に係るリーク弁10は、弁体38または弁座37に全閉阻止部41を備えているため、弁体38が弁座37に着座しているときでも大気導入口35が完全に閉塞されることなく、常時、僅かながら大気を弁箱36内へ吸い込んでいる。この全閉阻止部41による弁箱36内への空気の流入によって、本実施形態に係るリーク弁10は、開閉の前後で様式の異なる力(静圧/動圧)が弁体に作用する従来のリーク弁とは異なり、弁体38に常に動圧を主体とする力を作用させる。特に、本実施形態に係るリーク弁10は、弁座37から弁体38が離れた瞬間に、弁箱36内への急峻な空気の流れを生じさせることなく、比較的緩やかに流入する空気の量を増加させる。このような弁を開く瞬間の緩やかな空気の流入によって、本実施形態に係るリーク弁10は、弁体38を開く負圧のばらつきを抑え(分散を小さくし)、チャタリングを抑制し、ひいては円滑に開作動して電動送風機8の冷却タイミングを適切にする。
また、本実施形態に係るリーク弁10は、全閉阻止部41によって大気導入口35の全周に渡り略均一に空気を流入させるため、弁体38周囲の空気の流れを全周に渡って安定化させて、より弁体38を開く負圧のばらつきを抑え、さらに円滑に開作動して電動送風機8の冷却タイミングを適切にする。
したがって、本実施形態に係る電気掃除機1によれば、電動送風機8側から作用する負圧に対して、ばらつきやチャタリングを抑制して安定的に動作するリーク弁10によって、風路断面積激減または風路閉塞時に電動送風機8を確実に冷却する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 電気掃除機
2 掃除機本体
3 管部
5 本体ケース
6 車輪
7 塵埃分離集塵部
8 電動送風機
9 本体制御部
10 リーク弁
11 電源コード
12 本体接続口
14 差込プラグ
19 接続管
21 集塵ホース
22 手元操作管
23 把持部
24 操作部
24a 停止スイッチ
24b 起動スイッチ
24c ブラシスイッチ
25 延長管
26 吸込口体
28 吸込口
29 回転清掃体
31 電動機
35 大気導入口
36 弁箱
37 弁座
38 弁体
39 コイルバネ
41 全閉阻止部
42 中継管
43 爪
44 リブ
45 フランジ部
46 隙間
47 連結孔部

Claims (2)

  1. 吸込口に吸込負圧を発生させる電動送風機と、
    前記電動送風機の吸込側へ大気を導入する大気導入口を有する弁箱と、
    前記大気導入口の周縁部に設けられる弁座と、
    前記弁箱内に配置される弁体と、
    前記弁体を前記弁座へ押し付けるコイルバネと、
    前記弁座または前記弁体に設けられて前記大気導入口の完全閉鎖を阻止して空気を前記弁箱内へ導く全閉阻止部と、を備える電気掃除機。
  2. 前記全閉阻止部は、前記弁体が前記弁座に着座した状態において、略同じ開口面積の隙間を前記弁座の全周に渡って略均等に区切る請求項1に記載の電気掃除機。
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