JPH03165725A - 電気掃除機の集塵量表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電気掃除機の集塵量表示装置に関するものであ
る。

従来の技術 従来この種の表示装置のうち機械式のものは、第５図に
示すように構成されていた。すなわち、表示装置１は、
指針２とこれを後方にバネ付勢する指針バネ３と、指針
２の背後に位置して通孔４を有する指針蓋６と、これら
を保持する透明で円筒形の指針筒６と、指針筒６の先端
と集塵室７を連通する連通管８とからなり、電気掃除機
本体９の集塵室７を上方よりおおう前本体１ｏの凹部１
１に取着されて連通管８が集塵室７に連通し、また蓋板
１２に設けられた表示窓１３より指針２が外部より見え
るよう構成されていた。

電気掃除機本体９を使用して集塵袋１４内に塵埃が蓄積
してくると、集塵室７内の圧力が徐々に大気圧よシ低下
し、所定圧力よりざらに下がると指針２に作用する真空
圧により指針バネ３のバネ付勢力に抗がって指針２が連
通管８ＩＩＵＩに移動する。

この時、表示窓１３より見える指針２の位置が変わり、
使用者が塵埃の廃棄時を認識できるものである。

発明が解決しようとする課題 ところが上記の表示装置１では、指針２が連通管８側に
少しでも変位したときには通孔４を通じて大気が集塵室
Ｔ内に流入するため、電気掃除機の本来の吸込口からの
吸込力が低下してしまう。

そこで塵埃が集塵袋１４内にほぼ一杯に蓄積した時点で
指針２が変位するように、指針２の変位開始圧力を設定
せざるをえなくなり、指針２が塵埃の蓄積量と比例した
変位をしないという欠点を有していた。とくに塵埃が繊
維質主体のものであると、集塵袋１４内に一体になって
も集塵室７内の圧力が所定圧力以下にならず、指針２が
変位しないために使用を続けて集塵袋１４が破裂したシ
、本体９に接続したホース内部にまで塵埃が蓄積してし
まうという問題も発生させていた。

本発明はこの課題を解消し、使い勝手の良い電気掃除機
の集塵量表示装置を安価に提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 上記課題を解消するだめの本発明の第１の手段は、電動
送風機の運転で発生する真空圧部と大気圧部とを遮断し
、かつこの差圧で変位する弁体と、この弁体に接続され
て変位する指針と、指針を所定の真空圧下で変位するよ
うバネ付勢する指針バネと、指針を内部に有する略透明
筒体の指針筒と、真空圧部と指針筒とを気密に接続する
連通管より集塵量表示装置を構成するものであり、また
第２の手段は、上記弁体を連通管と一体に形成するもの
である。

作　　　用 この作用は、集塵室側の真空圧部と、大気圧部とを弁体
で遮断するため、弁体の変位に応じて指針が変位しても
空気の洩れすなわち吸込力低下が生じない。したがって
弁体の変位開始圧力を従来より大気圧に近すけ、塵埃の
蓄積量にほぼ比例して指針を変位できるものであり、さ
らに繊維質塵埃が主体の塵埃が蓄積したときでも、指針
を変位させ得るものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図〜第３図において電気掃除機の本体２１は、前方
に床用吸込具・延長管・ホースを通じて吸い込んだ塵埃
を濾過・集塵する紙袋２２を収容する集塵室２３を有し
、後方には電動送風機２４やコード巻取装置等を内蔵し
ている。集塵室２３の上方には上蓋２５が取り付けられ
て集塵室２３を開閉自在におおっている。上蓋２６は後
部が上本体２６に係合し、前部は尾錠２７の作用で本体
２１に取着しており、中央には四部２８が形成されて集
塵量表示装置２９が取り付けられている。

集塵量表示装置２９は、透明に形成された指針筒３０と
、指針筒３０内で摺動する指針３１と、集塵室２３と指
針筒３ｏを連通する連通管３２と、連通管３２と指針筒
３０に挟持されつつ指針３１を保持する指針弁３３と、
指針弁３３と指針３１間に配置されて指針３１を連通管
３２とは逆方向にバネ付勢する指針バネ３４とで構成さ
れている。

指針筒３０の連通管３２接続側の反対側には、通気口３
６が形成されて本体２１外部と連通し、連通管３２の一
端は四部２８の下面に設けた通孔３６に挿着されて集塵
室２３と連通しているため、指針弁３３の指針３１側に
は大気圧が、連通管３２側には電動送風機２４の運転に
よって生じる真空圧がそれぞれ作用する。指針弁３３は
略帽子状に形成された弾性を有する薄膜で、上記の圧力
差によって生じる集塵室２３内方向への吸込力と指針バ
ネ３４のバネ付勢力とを受けて、指針筒３０と連通管３
２内部で中央部が反転自在に変位し、指針３１を変位さ
せる。

３７は指針筒３０の上方に表示窓孔３８を形成した蓋板
で、四部２８に嵌着されている。

次に上記構成における動作・作用について説明する。電
気掃除機本体２１を使用して紙袋２２内に塵埃が蓄積し
てくると、電動送風機２４に流入する空気流量が低下し
、集塵室２３内の圧力が大気圧よシ下がる。塵埃蓄積惜
が増大してこの真空圧が所定圧力より低くなると、指針
弁３３に作用する吸込力が指針バネ３４のバネ付勢力よ
り大きくなり、中央部が徐々に連通管３２方向に変位し
、指針３１を連通管３２方向に移動する。使用者は、紙
袋２２内が一杯に近い状態になったとき、これに対応す
る表示窓孔３８内での指針３１の変位位置よシ塵埃廃棄
時間を認識し、紙袋２２を新しいものと交換して強い吸
い込み状態で再使用し始めるものである。

ところで指針弁３３は真空圧部と大気圧部とを完全に遮
断しているため、指針弁３３や指針３１が変位しても連
通管３２内を通じて集塵室２３内への大気の流入が起こ
らず、吸込力の低下が発生しない。

また上記の吸込力の低下が発生しないため、指針バネ３
４の初期状態でのバネ付勢力を小さくし、真空圧の低い
状態から徐々に指針弁３３を変位させ、表示窓孔３８内
での指針３１の移動を圧力の低下にほぼ比例させて徐４
に行なわせることができ、使用者に塵埃蓄積量を従来よ
り精度良く認識させることができる。そしてこの結果、
繊維質塵埃主体の塵埃を吸い込んでも、指針３１を使用
者に紙袋２２の交換を促す変位範囲内に確実に変位させ
ることができ、紙袋２２の破裂等の不具合を防止できる
ものである。

さらに、空気の流れが無いため指針筒３Ｑ内に塵埃が吸
い寄せられ、付着して指針３１の指針筒３ｏ内での摺動
不良が発生したり、指針筒３ｏ山内外が汚れて指針３１
が見えにくくなることもない。

また、指針弁３３を追加するだけでよいため、コストア
ップも少なくできる。

次に、第４図は指針弁３３を連通管３２と一体に形成し
た実施例を示す。この場合の動作については、第１の発
明のものと同様であるが、指針弁３３を連通管３２と一
体に形成するため、表示装置をより・安価に提供できる
ものである。

発明の効果 本発明は以上説明したように、電動送風機の運転で発生
する真空圧部と大気圧部とを遮断し、かつこの差圧で変
位する弁体と、この弁体に接続されて変位する指針と、
指針を所定の真空圧下で変位するようバネ付勢する指針
バネと、指針を内部に有する略透明筒体の指針筒と、真
空圧部と指針筒とを気密に接続する連通管より集塵量表
示装置を構成することにより、吸込ツＪの低下を発生す
ることなく、かつ塵埃蓄積量にほぼ比例して徐々に指針
を変位させることができ、精度のよい集塵量表示ができ
るものである。

また弁体を連通管と一体に形成することによって安価に
この集塵量表示装置を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す集塵量表示装置の断面
図、第２図は同電気掃除機の中央断面図、第３図は集塵
量表示装置の動作時の状態を示す断面図、第４図は他の
実施例を示す集塵量表示装置の断面図、第５図は従来例
を示す電気掃除機の中央断面図である。 ２３・・・・・・集塵室、２９・・・・・集塵量表示装
置、３ｏ　・・・・指針筒、３１・・・・・指針、３２
・・・・・・連通管、３３・・・・指針弁、３４　・・
・指針バネ、３７・・・・蓋板１、

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）電動送風機の運転で発生する真空圧部と大気圧部
   とを遮断し、かつこの差圧で変位する弁体と、この弁体
   に接続されて変位する指針と、指針を所定の真空圧下で
   変位するようバネ付勢する指針バネと、指針を内部に有
   する略透明筒体の指針筒と、上記真空圧部と指針筒とを
   気密に接続する連通管とを具備してなる電気掃除機の集
   塵量表示装置。
2. （２）弁体は、連通管と一体に形成した請求項１記載の
   電気掃除機の集塵量表示装置。