JP2011110283A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動送風機の負荷側の負圧が過大に増加した際に、リーク弁のリーク動作を円滑に開始させることができる電気掃除機を提供する。
【解決手段】リーク口26を囲む弁座部24a及び電動送風機15の負荷側に連通する通気口25を有したシリンダ22と、シリンダ内に移動可能に収容されたリーク口開閉部材31と、この開閉部材31を弁座部24aに押付けるコイルばね45を具備するリーク弁21を、掃除機本体に取付ける。開閉部材31は、一端が閉鎖端壁33で閉じられ他端部が開口されたピストン32と、ピストンとともに移動されて弁座部に接離するように配設された受圧部材41を備える。ピストン32の周壁に、シリンダ22の軸方向に延びてシリンダ内面にガイドされる複数のリブ38及びリブ間と開口を連通させる連通部36を設ける。閉鎖端壁の周部に弁座部に向けて環状凸部35を突設する。リーク口26及び環状凸部35より小さくリーク口26及び閉鎖端壁33に対向する通孔42を受圧部材41に設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動送風機の負荷(上流)側の負圧が過大に増加した際に、外気を電動送風機の負荷側に導入して電動送風機の温度過昇を抑制するリーク弁を備えた電気掃除機に関する。
筒体と、リーク弁体と、コイルばねとからなるリーク機構が、電動送風機の負荷側に位置して掃除機本体に取付けられた電気掃除機が、従来技術として知られている(例えば、特許文献1参照。)。
前記リーク機構の筒体は、略円筒状で、その一端部に流通孔が開口された規制壁部を有し、筒体の他端部は電動送風機の負荷側に連通されている。規制壁部により筒体内に区画された弁体室にリーク弁体が筒体の軸方向に沿って摺動自在に配設されている。リーク弁体は、略円柱状で、その一端に弁体室の内周面に移動可能でかつ略気密に接するフランジ状の鍔部を有している。更に、弁体室にリーク弁体を付勢するコイルスプリングが収容されていて、このスプリングでリーク弁体の鍔部が設けられていない側の端面を規制壁部に当接させて、流通孔が閉塞されている。
このリーク機構で、規制壁部に当接されたリーク弁体の端面には大気圧が作用し、コイルスプリングが接するリーク弁体の鍔部側の端面に電動送風機の負荷側の圧力(負圧)が作用する。負荷側の負圧が増えて、負圧と大気圧との差が大きくなると、コイルスプリングの付勢に抗してリーク弁が規制壁部から離れる方向に移動されて流通孔が開口されるので、外気がリークされる。つまり、外気がリーク弁機構を通って電動送風機の負荷側に導入される。それにより、電動送風機を流通する風量が確保されるので、電動送風機が冷却されてこの電動送風機の温度過昇が抑制される。
特開平11−9526号公報(段落0020-0016、0029-0032、図1−図3)
リーク弁体が流通孔を開いて外気が導入される際の挙動は、流通孔が開く瞬間までは静圧の大きさ(前記気圧差)に依存し、その直後からリーク弁体がコイルスプリングを縮めながら移動することは、筒体を流通して電動送風機の負荷側に導入される気流の運動エネルギー、つまり、動圧に依存する。
前記従来技術のリーク機構で、動圧は、規制壁部に当接されたリーク弁体の端面及びフランジ状の鍔部で受ける。しかし、鍔部の直径の大きさは筒体の内径で規制され、この鍔部よりもリーク弁体の前記端面の直径が小さいので、動圧を受ける面積を十分大きく確保することが難しい。更に、リーク弁体の鍔部の周縁は円形であるとともに、この鍔部は筒体(弁体室)の内周面に略気密に接する大きさであるので、この鍔部が筒体を流通しようとする導入空気の流れの抵抗となり易い。そのため、リーク弁体に動圧が十分に作用せずに、リーク機構でのリーク動作(外気導入動作)が円滑に開始されないことがある。しかも、リーク弁体の鍔部は薄肉であるため、筒体に軸方向に沿ってリーク弁体が移動する際、この弁体が傾くことがあると、それに伴い筒体の内周面に鍔部が引っ掛かり易い。したがって、この点でも、リーク機構でのリーク動作が安定して円滑に行われないことがある。
前記のように従来技術は、電動送風機の負荷側の負圧が過大に増加した際に、リーク弁のリーク動作が円滑に開始されないことがある、という課題がある。
本発明は、一端部にリーク口を囲む弁座部を有し他端に電動送風機の負荷側に連通する通気口を有したシリンダと、このシリンダ内に移動可能に収容されたリーク口開閉部材と、シリンダ内に収容されてリーク口開閉部材を弁座部に押付けるコイルばねを具備するリーク弁が、掃除機本体に取付けられた電気掃除機を前提とする。
そして、前記課題を解決するために、本発明は、リーク口開閉部材が、一端が閉鎖端壁で閉じられ他端部が開口されたピストンと、このピストンとともに移動されて弁座部に接離するように配設された受圧部材を備え、ピストンの周壁に、シリンダの軸方向に延びてシリンダの内面にガイドされる複数のリブ及びこれらリブ間と開口を連通させる連通部を設け、閉鎖端壁の周部に弁座部に向けて環状凸部を突設し、環状凸部より小さくリーク口及び閉鎖端壁に対向する通孔を受圧部材に設けたことを特徴としている。
本発明によれば、電動送風機の負荷側の負圧が過大に増加してリーク弁が開いた際に、リーク口に対向した受圧部材及びこの部材で覆われたピストンの閉鎖端壁で動圧を受けるので、リーク弁のリーク動作を円滑に開始させることができる、という効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体を一部断面して示す側面図である。 図1の掃除機本体に取付けられたリーク弁を示す断面図である。 図2のリーク弁が備えるピストンの一部と受圧部材を分離した状態で示す斜視図である。 図2中F4−F4線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体に取付けられたリーク弁を示す前記図4相当の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体に取付けられたリーク弁を示す断面図である。 第3実施形態に係る電気掃除機の掃除機本体に取付けられたリーク弁を示す前記図4相当の断面図である。
以下、図1〜図4を参照して本発明の第1実施形態について、詳細に説明する。
図1中符号1は例えばキャニスタ型電気掃除機の掃除機本体を示している。この掃除機本体1は、前部上面を開口した下部本体ケース1aと、この下部本体ケース1aの後部上面を閉じた上部本体ケース1bとを連結してなる。この掃除機本体1の上部本体ケース1bに、掃除機本体1の前部開口を上方から開閉する蓋体2の後端部が回動自在に取付けられている。なお、図1中符号3は旋回論、符号4は車輪を示しており、これら旋回論3及び車輪4により掃除機本体1は被掃除面上を移動可能である。
掃除機本体1内に格子状の孔5aを有した隔壁5が設けられている。この隔壁5により掃除機本体1内が、隔壁5の前側の集塵室6と、隔壁5の後側の送風機格納室7とに区画されている。掃除機本体1の前壁中央部に円筒状の吸込み口8が設けられている。この吸込み口8には図示しない吸塵ホースが着脱可能に接続される。吸塵ホースの先端部に図示しない延長管を介して床掃除用等の図示しない吸込み口体が接続されて、これら吸込み口体、延長管、及び吸塵ホースを経由して含塵空気が集塵室6に吸い込まれるようになっている。
集塵室6は上方に開口されていて、この開口は蓋体2で開閉される。この集塵室6には、集塵手段、例えば集塵袋9が集塵室6は上方開口を通して着脱自在に収容されている。なお、図1中符号10は集塵室6内の前端部に枢着されて集塵袋9の収容状態に保持するホルダを示している。集塵室6に収容された集塵袋9の入口は吸込み口8に、その後側から連通される。
隔壁5の前面には、この隔壁5の孔5aを前側から覆う補助集塵フィルタ11が着脱可能に装着されている。補助集塵フィルタ11は、枠体12とこれに支持された補助フィルタ13とを有している。枠体12は、集塵袋9の後面を支持する。
送風機格納室7に電動送風機15及び図示しないコードリールや制御装置等が内蔵されている。電動送風機15の前端部は、隔壁5の後側に空隙Gを形成して掃除機本体1内に設けられた支持壁1cに環状の防振ゴム16を介して支持され、電動送風機15の後端部も、掃除機本体1内の後部に設けられた図示しない他の支持壁に防振ゴムを介して支持されている。この電動送風機15の吸気口15aは、空隙Gに向けて開口されているとともに、隔壁5に後側から対向されている。そのため、集塵室6及び空隙Gは電動送風機15の吸込み負圧が作用する負荷(上流)側に設けられている。
電動送風機15の運転によりその内部に吸気口15aから吸い込んだ空気が流通されることにより、この電動送風機15は空冷されるようになっている。これとともに、電動送風機15から放出された空気は、掃除機本体1の例えば後端部に設けられた図示しない排気部を通って掃除機本体1外に排出されるようになっている。
掃除機本体1の例えば上部にリーク弁取付け部18が設けられている。このリーク弁取付け部18に、電動送風機15の負荷側である集塵室6及び空隙Gの負圧が過大に増加した際に開弁されて外気を電動送風機15の負荷側である空隙Gに導入するリーク弁21が装着されている。
図2に示すようにリーク弁21は、リーク弁取付け部18に取付けられるシリンダ22と、リーク口開閉部材31と、コイルばね45とを具備している。
シリンダ22は、シリンダ本体23と、キャップ24とからなる。
金属製又は合成樹脂製のシリンダ本体23は、円筒状であり、その軸方向一端が開口されている。シリンダ本体23の軸方向他端には、本体端壁23aを僅かに残して通気口25が設けられている。
金属製又は合成樹脂製のキャップ24は、シリンダ本体23の一端部外周に螺着又は嵌着されている。このキャップ24は、シリンダ本体23の一端開口部内に入り込んだ弁座部24aと、この弁座部24aによって囲まれたリーク口26を有している。したがって、リーク口26はシリンダ本体23の軸方向一端部にシリンダ本体23の内外を連通して設けられている。このリーク口26はテーパ状の孔部からなる。
シリンダ22は、そのリーク口26を掃除機本体1の外部空間に連通させて掃除機本体1に取付けられている。本実施形態では、リーク口26が上端に位置するようにシリンダ22を立てて、このシリンダ22がリーク弁取付け部18に取付けられている。リーク口26は掃除機本体1の外部に臨んでいる。この取付けに伴い通気口25はシリンダ22の下端に位置されている。この通気口25は空隙Gに連通されている。言い換えれば、通気口25は電動送風機15の負荷側に連通されている。
リーク口開閉部材31はシリンダ22内にその軸方向に移動可能に収容されている。このリーク口開閉部材31はピストン32と受圧部材41とを備えている。
金属製又は合成樹脂製のピストン32は、一端のみが開口された略円筒状であり、図2及び図3に示すように閉鎖端壁33と、開口34と、環状凸部35と、連通部36と、ばね受け部37と、複数のリブ38を有している。
閉鎖端壁33はピストン32の軸方向の一端を閉じて設けられており、開口34はピストン32の軸方向の他端に形成されている。
環状凸部35は閉鎖端壁33の周部に一体に突設されている。この環状凸部35はピストン32の周方向に切れ目なく連続して形成されている。これとともに、環状凸部35はピストン32がシリンダ22に組み込まれた状態で弁座部24aに向けて突出されるように設けられている。この環状凸部35と閉鎖端壁33とは、浅い皿状の凹みをピストン32の軸方向の一端部に形成している。環状凸部35の内径はリーク口26と略同径でかつ後述する通孔42の直径より大きい。
図2に示すように連通部36は、ピストン32の周壁を抉るように例えば一対設けられていて、ピストン32の内外を連通している。そのため、連通部36を通してピストン32の通気口25はピストン32の周壁の外部に連通されている。
ピストン32の周壁の内で連通部36を境に通気口25側の端部は、その外周に段差を有してばね受け部37として用いられている。ばね受け部37は通気口25を囲んでいる。
リブ38の数は3本以上であることが好ましく、本実施形態ではリブ38の数は例えば4本である。これらのリブ38は、ピストン32の周壁の内で連通部36を境に閉鎖端壁33側の部位の外面に一体に突設され、かつ、ピストン32の軸方向に延びている。各リブ38は、ピストン32の周方向に等配され、例えば90度毎に設けられている。連通部36から遠い方の各リブ38の端部は環状凸部35の先端より通気口25側(図2では下側)に後退している。周壁に対する各リブ38の出幅は、これらリブ38の先端を通って描かれる仮想の円の直径がシリンダ22の内径、正確にはシリンダ本体23の内径と略等しくなるように決められている。
前記構成のピストン32は、その閉鎖端壁33及び環状凸部35を弁座部24a側に配置するとともに、ばね受け部31を通気口25側に配置してシリンダ22に収容されている。収容されたピストン32の各リブ38は、シリンダ22の軸方向に延びていて、このシリンダ22のシリンダ本体23の内面にガイドされてピストン32がシリンダ22の軸方向に移動可能となっている。隣接したリブ38間とシリンダ22の内面とで囲まれる空間は、連通部36を経由してピストン32の開口34に連通されている。
図3に示されるように受圧部材41は、その外形が円形でかつ中央部に通孔42を有している。この受圧部材41は合成樹脂製とすることもできるが金属製とすることが好ましい。それにより、金属の平板から受圧部材41を簡単な抜き型で作ることができるとともに、打ち抜き後のバリ取りが簡単であることにより、受圧部材41の周縁に起因するシリンダ22内面との引っ掛かりが抑制されて、この受圧部材41の移動が円滑となるに伴い、リーク弁21の動作の安定化を高めることができる。
受圧部材41の外径は各リブ38の先端を通って描かれる仮想の円の直径より小径である。この場合、ピストン32に対してこのピストン32の軸方向と直交する方向(言い換えれば、シリンダ22の径方向)に、受圧部材41が最大に移動した場合でも、受圧部材41の外周縁がリーク口26に対向することがなく、或いは、受圧部材41が環状凸部35の内側に落ち込むことがないように受圧部材41の外径が定められている。通孔42は環状凸部35及びリーク口26より小径である。
この受圧部材41はピストン32とともに一体的に移動されて弁座部24aに接離するようにシリンダ22内に配設されている。具体的には、本実施形態の場合、受圧部材41は、環状凸部35の先端に固定されることなく接してピストン32に対して移動可能な状態に環状凸部35上に配設されている。そのため、図1に示すようにピストン32とともに受圧部材41がシリンダ22に内蔵された状態では、ピストン32の環状凸部35とシリンダ22の弁座部24aとの間に受圧部材41が配設されている。この受圧部材41はピストン32の閉鎖端壁33を覆っている。
図1に示すようにコイルばね45は、その一端をピストン32のばね受け部37に係合させるとともに、他端をシリンダ22の本体端壁23aに支持させて、シリンダ22内に圧縮された状態で収容されている。このコイルばね45の弾性力により、リーク口開閉部材31が弁座部24aに押付けられている。つまり、リーク口開閉部材31のピストン32がコイルばね45で押されて、リーク口開閉部材31の受圧部材41がピストン32と弁座部24aとで挟まれている。
この状態で、受圧部材41の通孔42はリーク口26及び閉鎖端壁33に夫々対向している。そのため、通孔42を通してリーク口26と閉鎖端壁33は対向している。これとともに、受圧部材41の通孔42の周りの部位がリーク口26及び閉鎖端壁33に夫々対向している。
電気掃除機の使用中に吸込み経路に吸引した塵埃が引っ掛かった場合、又は吸込み口体が被掃除面に強く吸い付いた場合、或いは集塵袋9に捕捉された塵埃量が多くなり集塵袋9の通気性が低下した場合等、電動送風機15の負荷側の負圧が所定値以上に増える。
それに伴い、空隙Gに連通しているリーク弁21が有したシリンダ本体23内の負圧も増え、この負圧と掃除機本体1外の気圧との静圧差が、所定値を越えると、コイルばね45のばね力に抗してリーク口開閉部材31が瞬間的に引き動かされてリーク口26が開かれる。引き続いて、リーク口26からシリンダ22内に導入される外気の動圧により、リーク口開閉部材31がコイルばね45を撓めながら押し動かされて、リーク口26が十分に開かれる。そのため、掃除機本体1外の空気がリーク弁21を通って掃除機本体1内に流入し、更に、空隙Gを通って電動送風機15に吸い込まれるので、この電動送風機15を流通する風量が確保されて、この電動送風機15が過熱されることを抑制できる。
こうしたリーク弁21の開弁を伴うリーク動作において、前記静圧差でリーク口26が開かれた直後からリーク口開閉部材31に対する動圧の作用、つまり、リーク口26を通ってシリンダ22内に吸い込まれる気流の運動エネルギーの作用について説明する。
前記静圧差によりリーク口26が僅かでも開かれると、このリーク口26を通った外気がシリンダ22内に吸い込まれる気流が形成される。この吸込み気流は、リーク口開閉部材31の受圧部材41の内で、リーク口26に臨んでいる部位に吹き当たって、この受圧部材41の周部とシリンダ22の弁座部24aとの間を通って受圧部材41の周りからピストン32のリブ38間に流れ込む。この場合、受圧部材41がシリンダ22の内径より小径であるので、前記吸込み気流の流れを受圧部材41が遮ることが抑制されて、リブ38間への気流の円滑な流れを確保できる。更に、気流は、リブ38間から連通部36を通ってピストン32の内側に流入した後に、このピストン32の通気口25から掃除機本体1内の空隙Gを通って電動送風機15に吸い込まれる。
こうした吸込み気流の運動エネルギーを、既述のようにリーク口開閉部材31の受圧部材41が受けているので、吸込み気流の動圧によってリーク口開閉部材31は、リーク口26から離れる方向に押し動かされる。
更に、既述の静圧差で吸込み気流が形成された瞬間に、この気流の一部が、受圧部材41の通孔42を通ってリーク口開閉部材31のピストン32の閉鎖端壁33にも作用する。それにより、ピストン32がリーク口26から離れる方向に押し動かされる。この場合、閉鎖端壁33に設けられた環状凸部35を、閉鎖端壁33に作用した気流が乗り越えないと、ピストン32と受圧部材41との間に気流が流れないので、閉鎖端壁33に動圧が作用し易い。
以上のようにリーク口26が開かれた瞬間に、受圧部材41に動圧が作用することに加えて、ピストン32の閉鎖端壁33にも動圧が作用する。このようにリーク弁21の軸方向の2箇所で重複するようにして動圧を受けるので、動圧が受ける面積を、シリンダ22の内径に制約されずに大きく確保できる。
したがって、リーク口開閉部材31にこれを押し動かすきっかけが与えられて、このリーク口開閉部材31をリーク口26から離れる方向に確実かつ円滑に移動させて、リーク動作を開始させることができ、それに伴い電動送風機15の負荷側に外気を導入することができる。
なお、前記きっかけを与える挙動において、ピストン32の閉鎖端壁33に作用した動圧により、ピストン32の環状凸部35と受圧部材41とが瞬間的に離れることも考えられる。この場合、リーク口26が開かれた後に受圧部材41が動圧を受ける面積の方が、閉鎖端壁33の面積よりも大きいので、環状凸部35から瞬間的に離れた受圧部材41は、その直後に環状凸部35に再度接して、受圧部材41はピストン32とともに動圧で押し動かされる。
更に、以上のように動圧で移動されるピストン32は、その軸方向及びシリンダ22の軸方向に延びているリブ38が、シリンダ22の内面でガイドされるので、ピストン32がシリンダ22内で傾き難い。それに伴いピストン32と一体的に移動される受圧部材41も傾き難く、しかも、この受圧部材41はシリンダ22の内径よりかなり小径である。そのため、リーク口開閉部材31のピストン32及び受圧部材41がシリンダ22の内面に引っ掛からないようになる。したがって、この点においても、リーク弁21により既述のリーク動作(外気導入動作)を円滑に開始させることができる。
又、以上のリーク動作により、電動送風機15の負荷側の圧力が適正な値に回復されるに伴い、リーク口開閉部材31を移動させる力が低下し、その力よりコイルばね45のばね力が勝る状態になると、コイルばね45によりリーク口開閉部材31のピストン32及び受圧部材41が一体的に押し戻されて、弁座部24aに受圧部材41が当接する。すなわち、リーク口26が閉じられて前記リーク動作が終了する。
図5は本発明の第2実施形態を示している。以下の第2実施形態の説明では、第1実施形態と同一乃至は同様な構成については第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略し、異なる事項についてのみ説明する。
第2実施形態では、リーク口開閉部材31の受圧部材41の直径Dがシリンダ22の内径に略等しい。受圧部材41はシリンダ22の内面にガイドされてシリンダ22の軸方向に移動可能である。この面受圧部材41の周部はリーク口26(図2参照)から外れた部位であり、この周部に複数の通気溝43が設けられている。これら通気溝43は、受圧部材41の周方向に沿って一定間隔で設けられているとともに、受圧部材41の外周縁に開放されていて、リーク口26(図2参照)が開かれた後に、このリーク口26から導入される外気が、受圧部材41の周部を通過する手段として設けられている。
更に、受圧部材41は、第1実施形態と同じに環状凸部35の先端に固定されることなく接していて、シリンダ22の内面と受圧部材41の周縁との間の僅かな隙間、及びシリンダ22の内面とリブ38との間の僅かな隙間に応じて、この受圧部材41とピストン32は、相対的にシリンダ22の径方向に移動可能である。以上説明した以外の構成及び作用は第1実施形態と同じである。
したがって、この第2実施形態においても、第1実施形態で説明した理由と同様な理由によって、本発明の課題を解決でき、電動送風機15(図1参照)の負荷側の負圧が過大に増加してリーク弁21が開いた際に、そのリーク口26(図2参照)に対向した受圧部材41及びこの部材で覆われたピストン32の閉鎖端壁33(図2参照)で動圧を受けるので、リーク動作が円滑に開始されるリーク弁21を備えた電気掃除機を提供できる。
図6及び図7は本発明の第3実施形態を示している。以下の第3実施形態の説明では、第1実施形態と同一乃至は同様な構成については第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略し、異なる事項についてのみ説明する。
第3実施形態では、リーク口開閉部材31のピストン32が有する環状凸部35は、複数の連通溝35aで複数に分かれて形成されている。これら連通溝35aは環状凸部35の内外を連通して設けられており、したがって、環状凸部35で囲まれた内側とピストン32のリブ38間は連通されている。更に、第3実施形態では、受圧部材41が環状凸部35の先端に図示しない接着剤を用いて接着により固定されている。なお、受圧部材41は第2実施形態で説明した受圧部材であっても差し支えない。
このようにピストン32と受圧部材41とが一体となるように連結されたリーク口開閉部材31は、リーク弁21が開弁された瞬間から、その受圧部材41でリーク口26から吸い込まれてリーク弁21を通過しようとする気流の動圧を受けることができるとともに、通孔42を通して環状凸部35の内側及び連通溝35aを経由してリブ38間に流出する気流の動圧を、ピストン32の閉鎖端壁33で受けることができる。以上説明した以外の構成及び作用は第1実施形態と同じである。
したがって、この第3実施形態においても、第1実施形態で説明した理由と同様な理由によって、本発明の課題を解決でき、電動送風機15(図1参照)の負荷側の負圧が過大に増加してリーク弁21が開いた際に、そのリーク口26(図2参照)に対向した受圧部材41及びこの部材で覆われたピストン32の閉鎖端壁33(図2参照)で動圧を受けるので、リーク動作が円滑に開始されるリーク弁21を備えた電気掃除機を提供できる。
なお、前記各実施形態ではリーク弁を掃除機本体に縦置き状態に配設したが、横置き状態若しくは斜め置き状態にリーク弁を配設することが可能であるとともに、電動送風機が送風機ケースで覆われている場合、このケースの内で電動送風機の吸気口に連通したケース部位、つまり、電動送風機の負荷側の部位にリーク弁を配置することも可能である。更に、リーク弁の通気口は掃除機本体外に臨んでいる必要は必ずしもなく、掃除機本体外に臨んでいる部位にリーク弁の通気口を連通させてリーク弁を掃除機本体に取付けることもできる。又、本発明は、キャニスタ型以外の電気掃除機、例えば、ハンディ型、アップライト型、ステック型等の電気掃除機にも適用可能である。
1…掃除機本体、15…電動送風機、G…電動送風機の負荷側の空隙、18…リーク弁取付け部、21…リーク弁、22…シリンダ、24a…弁座部、25…通気口、26…リーク口、31…リーク口開閉部材、32…リーク口開閉部材のピストン、33…閉鎖端壁、34…開口、35…環状凸部、35a…連通溝、36…連通部、38…リブ、41…リーク口開閉部材の受圧部材、42…通孔、43…通気溝、45…コイルばね

Claims (4)

  1. 掃除機本体に内蔵された電動送風機の負荷側に連通して前記掃除機本体に取付けられ、一端部にリーク口を囲む弁座部を有し他端に前記負荷側に連通する通気口を有したシリンダと、このシリンダ内に移動可能に収容されたリーク口開閉部材と、前記シリンダ内に収容されて前記リーク口開閉部材を前記弁座部に押付けるコイルばねを具備して、前記負荷側の負圧が過大に増加した際に開弁されて外気を前記電動送風機の負荷側に導入するリーク弁を備えた電気掃除機において、
    前記リーク口開閉部材が、
    一端が閉鎖端壁で閉じられ他端が開口されているとともに、周壁に、前記シリンダの軸方向に延びて前記シリンダの内面にガイドされる複数のリブ及びこれらリブ間と前記開口を連通させる連通部を有し、かつ、前記閉鎖端壁の周部に前記弁座部に向けて突設された環状凸部を有するピストンと、
    このピストンとともに移動されて前記弁座部に接離するように配設されるとともに、前記リーク口及び前記環状凸部より小さく前記リーク口及び前記閉鎖端壁に対向する通孔を有した受圧部材と、
    を備えることを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記受圧部材が前記各リブの先端を通って描かれる円の直径より小径であるとともに、この受圧部材が前記環状凸部の先端に接して前記ピストンに対して移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記受圧部材の直径が前記シリンダの内径に略等しく、この受圧部材の周部に複数の通気溝が設けられているとともに、前記受圧部材が前記環状凸部の先端に接していることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  4. 前記受圧部材が前記環状凸部の先端に接着により固定されているとともに、前記環状凸部がこの凸部で囲まれた内側と前記リブ間とを連通させる複数の連通溝で複数に分かれていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
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