JP2003180575A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2003180575A
JP2003180575A JP2001385240A JP2001385240A JP2003180575A JP 2003180575 A JP2003180575 A JP 2003180575A JP 2001385240 A JP2001385240 A JP 2001385240A JP 2001385240 A JP2001385240 A JP 2001385240A JP 2003180575 A JP2003180575 A JP 2003180575A
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air passage
electric blower
leak valve
air
port
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Application number
JP2001385240A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Murata
村田  博光
Takatsugu Sakaguchi
隆次 坂口
Toshihiko Nagashima
俊彦 長島
Shuhei Omoto
周平 大本
Yasuhiro Otsu
育弘 大津
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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  • Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーク弁の取り付けが容易な電気掃除機を提
供する。 【解決手段】 掃除機本体12内における電動送風機13の
吸込側の気密を保持するインデューサ75に一体的に形成
したリーク弁保持筒部79のリーク弁取付凹部にリーク弁
81を嵌め込む。電動送風機13の吸込側の気圧の低下にて
リーク弁81がリークして電動送風機13を保護する。イン
デューサ75より吸込側のいずれの部分で目詰まりが生じ
ても、リーク弁81が確実にリークして電動送風機13の吸
込側の気圧の低下を防止する。リーク弁取付筒部79を一
体的に形成したインデューサ75の電動送風機13の吸込側
への取り付けで、電動送風機13の吸込側にリーク弁81を
連通できる。電動送風機13へのリーク弁81の取り付けを
容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機を備え
た電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機は、内部に電
動送風機が収容された掃除機本体を備えており、この掃
除機本体の前側には、電動送風機の駆動で外気を吸気す
る吸気口が開口されている。また、この吸気口と電動送
風機との間である掃除機本体の内部には、この吸込口か
ら吸い込んだ吸込風に漂う塵埃を捕捉する集塵パックが
着脱可能に取り付けられる集塵室が区画形成されてい
る。
【0003】さらに、掃除機本体内における電動送風機
の吸込側の直前には、この電動送風機の吸込側が外気に
連通可能なリーク弁が取り付けられている。そして、こ
のリーク弁は、集塵パックの目詰まりなどにより電動送
風機の吸込側の気圧が低下した際に生じる電動送風機へ
の負荷を防止して、この電動送風機の破損などを防止
し、この電動送風機を保護する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
電気掃除機では、リーク弁を電動送風機の吸込側に連通
させるとともに、このリーク弁にて電動送風機の吸込側
を外気に連通させるために、多数の部材を用いているた
め、電動送風機を外気に連通させるリーク弁を電動送風
機の吸込側に連通させる構成が複雑となるから、このリ
ーク弁の掃除機本体への取り付けが容易でないという問
題を有している。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、リーク弁の取り付けが容易な電気掃除機を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気掃除機は、
掃除機本体に収容した電動送風機の吸込側が外気に連通
可能なリーク弁を有し、掃除機本体に取り付けられ電動
送風機の吸込側の気密を保持する保持体を具備したもの
である。そして、電動送風機の吸込側の気密を保持する
保持体がリーク弁を有するので、この保持体より吸込側
のいずれの部分に目詰まりが生じても、このリーク弁が
確実に外気に連通して電動送風機を保護するとともに、
この電動送風機へのリーク弁の取り付けが容易になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の一実
施の形態の構成を図1ないし図10を参照して説明す
る。
【0008】図1ないし図10において、11は電気掃除
機で、この電気掃除機11は、いわゆる循環式かつサイク
ロン式であるアップライト型の掃除機である。また、こ
の電気掃除機11は、ケース体としての掃除機本体12を備
えており、この掃除機本体12は、前後方向に対する左右
方向に向けて分割可能に形成されており、内部に電動送
風機13が収容される中空なモータケース部14を有してい
る。このモータケース部14は、図3に示すように、截頭
円錐体の上端面を互いに対向させて接触させた形状に形
成されている。そして、このモータケース部14内には、
電動送風機13の吸込側を一端である下端側に向けた状態
で、この電動送風機13が収容されている。
【0009】また、このモータケース部14の内部におけ
る電動送風機13の上端側には、電動送風機13へと電力を
供給させるコード15を巻き取るコードリール部16が回転
可能に収容されている。また、このコード15の先端部に
は、図示しない外部電源接続口としてのコンセント部に
接続されるプラグ部17が取り付けられている。
【0010】そして、図2に示すように、このコードリ
ール部16に対応したモータケース部14の側方の周面部に
は、このモータケース部14の内部からプラグ部17および
コード15を外部へと引き出し可能および巻取り可能に導
出させる略矩形状のコード口18が開口されている。さら
に、コード口18に対向したモータケース部14の周面部に
は、押すことによりコードリール部16を回転させて、外
部に導出されたコード15を巻き取るコード巻取ボタン19
が突設されている。
【0011】さらに、モータケース部14の後側の側面部
には、中空な細長略角筒状の風路としての風路ケース部
21が並設されている。また、このモータケース部14は、
風路ケース部21の軸方向に軸方向を沿わせた状態で、こ
の風路ケース部21の前側でかつ軸方向における中間域に
一体的に取り付けられている。さらに、このモータケー
ス部14の長手方向における一端面である上端面における
前側には、一端部が風路ケース部21の前側の上端域に一
体的に接続された取手部22の他端部が、このモータケー
ス部14の前側の側面部に渡って一体的に取り付けられて
いる。この取手部22は、掃除機本体12を持ち運ぶ際に用
いられる把持部であり、細長棒状体を円弧状に湾曲させ
た状態で取り付けられている。
【0012】そして、風路ケース部21の上端面における
後側には、この風路ケース部21の軸方向に対して、この
風路ケース部21の後側に向けて折り曲げ可能な細長略棒
状のハンドル体23が突設されている。このハンドル体23
の下端面には、爪状の係合爪部としてのクランプ部24が
移動可能に突出しており、このクランプ部24は、ハンド
ル体23を回動させて、このハンドル体23の下端面を風路
ケース部21の上端面に当接させた際に、この風路ケース
部21の上端面に設けられた係合凹部としてのクランプ受
部25に係脱可能に係合して、ハンドル体23を風路ケース
部21の上端面に固定させる。
【0013】さらに、ハンドル体23の前側の基端域に
は、風路ケース部21のクランプ受部25に対するクランプ
部24による係合を解除させる解除手段としてのクランプ
操作ボタン26が突設されている。このクランプ操作ボタ
ン26は、このクランプ操作ボタン26を押すことにより、
クランプ部24の先端部に設けられた爪部27を移動させ
て、この爪部27によるクランプ受部25への係合を解除さ
せて、風路ケース部21に対してハンドル体23を回動可
能、すなわち折り曲げ可能にする。
【0014】次いで、このハンドル体23は、先端に向け
て徐々に細くなる先細状に形成されており、このハンド
ル体23の先端部には、このハンドル体23の長手方向に対
してこのハンドル体23の後方に向けて屈曲した長手方向
を有する細長略棒状の手許操作部28が一体的に設けられ
ている。この手許操作部28は、使用者が把持してハンド
ル体23を容易に操作できるような形状に形成されてい
る。また、この手許操作部28の基端域であるハンドル体
23の前側には、電動送風機13の駆動をオンオフさせる操
作手段としての操作スイッチ29が取り付けられている。
【0015】さらに、この操作スイッチ29に対向したハ
ンドル体23の後側には、コード15の一部を嵌め込むこと
により、このコード15の一部が取り外し可能に固定され
るコード固定部31が設けられている。このコード固定部
31は、細長断面矩形状の一対のコード固定片32により構
成されており、これら一対のコード固定片32の間にコー
ド15の一部を挟み込むことにより、このコード15の一部
が取り外し可能に固定される。
【0016】一方、風路ケース部21の内部には、モータ
ケース部14に連通して、このモータケース部14内の電動
送風機13の排気側に連通する外部風路としての循環風路
である排気風路41が形成されている。この排気風路41
は、風路ケース部21内の略全域に亘って、この風路ケー
ス部21の長手方向に沿って形成されている。また、風路
ケース部21の長手方向における他端である下端面には、
排気風路41の終端を構成する円形状の循環排気口42が開
口されている。この循環排気口42は、排気風路41に連通
しており、電動送風機13からの排気風を風路ケース部21
の下端部から床ブラシ111の吸込口117へと循環させる。
【0017】さらに、この風路ケース部21の周面部の側
方には、この風路ケース部21の排気風路41を通過する排
気風の一部を外部へと排気する複数の外部排気口43が開
口されている。これら各外部排気口43は、風路ケース部
21の幅方向に沿った切り溝状に形成されており、風路ケ
ース部21自体の強度を確保するために、この風路ケース
部21の長手方向に沿って互いに離間された位置にそれぞ
れが設けられている。
【0018】また、図1に示すように、風路ケース部21
の内部には、排気風路41と独立して、一端に床ブラシ11
1からの吸込風が導かれる吸込口としての本体吸気口46
が開口され内部に内部風路としての吸気風路47が形成さ
れた略円柱状の管体としての短管である別体の吸気管48
が取り付けられている。さらに、この吸気管48は、この
吸気管48の本体吸気口46が風路ケース部21の循環排気口
42に対して同心となるように取り付けられている。
【0019】ここで、この吸気管48の吸気風路47は、本
体吸気口46側からこの本体吸気口46に対向する他端部に
連通して開口した流出口49側に向かうに連れて徐々に内
径寸法が滑らかに連続的に縮径したテーパ状に形成され
ている。すなわち、この吸気管48の吸気風路47の断面積
は、本体吸気口46側から流出口49側に向かうに連れて徐
々に小さく変化している。このため、この吸気管48の吸
気風路47は、この吸気風路47の吸気方向に進むに連れて
徐々に内部が狭くなっている。
【0020】よって、風路ケース部21の排気風路41の循
環排気口42と吸気管48の本体吸気口46とが重設して位置
するとともに、風路ケース部21とこの風路ケース部21内
に取り付けられた吸気管48とにより、集塵カップ84より
下側、すなわち吸込側に位置する排気風路41および吸気
風路47が二重管構造となる。また、これら排気風路41お
よび吸気風路47は、風路ケース部21の内部を長手方向に
沿って分離しており、風路ケース部21内に区画形成され
ている。
【0021】さらに、吸気管48の他端側は、この吸気管
48の本体吸気口46の軸方向に対して約90度屈曲してい
る。そして、この吸気管48の他端部には、この吸気管48
の本体吸気口46から吸気された吸込風を集塵カップ84に
導く流出口49が開口されている。この流出口49は、風路
ケース部21の前側の下方域に開口された吸気連通口51に
円環状のパッキン52を介して気密に連通接続されてい
る。
【0022】また、吸気管48の周面部には、この吸気管
48の流出口49の開口方向に直交した開口方向を有する円
筒状のホース取付部となる分岐管部54が一体的に突設さ
れている。この分岐管部54の内部には、吸気管48の吸気
風路47に連通した分岐風路55が形成されており、この分
岐管部55の先端部には、分岐風路55を開口させる連通口
としての分岐吸気口56が開口されている。この分岐吸気
口56は、風路ケース部21の一側、言い換えれば風路ケー
ス部21と集塵カップ84とが並ぶ方向と交差、すなわち直
交する方向の下方域に開口されたホース体接続口58から
外部へと突出している。そして、このホース体接続口58
から突出した分岐吸気口56には、可撓性を有する湾曲可
能な細長円筒状のホース体61の長手方向における一端部
が連通接続されている。
【0023】ここで、吸気管48の流出口49の基端域にお
けるこの吸気管48の外側面には、互いに対向した方向に
向けて突出した円筒状の一対の嵌合突部121がそれぞれ
一体的に設けられている。これら各嵌合突部121は、吸
気管48の他端部の屈曲方向に対する直交方向に向けて突
出している。さらに、これら各嵌合突部121は、風路ケ
ース部21の互いに対向する内側面に設けられた円筒状の
一対の嵌合受部122のそれぞれに嵌合されて、この風路
ケース部21内に吸気管48を位置決め固定させる。
【0024】また、この吸気管48の本体吸気口46の開口
外縁であるこの吸気管48の外周面には、この吸気管48の
屈曲方向に沿って突出した平板状の取付片部123が突設
されている。この取付片部123は、吸気管48の本体吸気
口46の軸方向に沿った面方向を有しており、中央部に開
口されたねじ挿通孔124に図示しないねじ体が挿通され
て、風路ケース部21内に吸気管48を位置決め固定させ
る。
【0025】さらに、この取付片部123に対向した吸気
管48の外側面には、この取付片部123の面方向に向けて
突出した一対の嵌合凸部125が突設されている。これら
嵌合凸部125は、吸気管48の嵌合突部121それぞれの突出
方向に沿って突出しており、風路ケース部21の内側面に
設けられた図示しない被嵌合部に嵌合されて、この風路
ケース部21内に吸気管48を位置決め固定させる。
【0026】また、これら取付片部123および嵌合凸部1
25より基端域である吸気管48の外周面には、この吸気管
48の周方向に沿った嵌合溝部126を有する略円環状の嵌
合部127が一体的に形成されている。この嵌合部127は、
風路ケース部21の内側面に区画形成された平板状のリブ
部128が嵌合溝部126に嵌合されて、この風路ケース部21
内に吸気管48を位置決め固定させる。
【0027】さらに、このホース体接続口58に対向した
風路ケース部21の他側の下方域には、このホース体接続
口58から突出した分岐吸気口56に一端部が接続されたホ
ース体61の長手方向における他端部が取り外し可能に接
続される円筒状のホース受部62が設けられている。この
ホース受部62は、風路ケース部21の側面から水平に突出
した平板状の支持片63の上端面に、ホース体61の他端部
が嵌合可能な円筒状の嵌合筒部64が突設されて構成され
ている。
【0028】また、風路ケース部21の後側の上方域に
は、この風路ケース部21のホース体接続口58から突出し
た分岐吸気口56に一端部が接続され、ホース受部62の嵌
合筒部64に他端部が接続されたホース体61の長手方向に
おける中間部を取り外し可能に保持する略C字状のホー
ス保持凹部66が設けられている。このホース保持凹部66
は、ホース体61の他端部をホース受部62の嵌合筒部64を
嵌合させた状態、すなわちこのホース体61を使用しない
ときに、このホース体61を掃除機本体12に保持させてお
く。
【0029】さらに、風路ケース部21の後側における長
手方向の中間域には、付属品としての細長つる口状の隙
間ノズル68の中間部に設けられた断面T字状の図示しな
い係合突部が取り外し可能に係合される係合受部として
のフック部71が設けられている。ここで、この隙間ノズ
ル68は、風路ケース部21のホース受部62の嵌合筒部64か
ら取り外されたホース体61の長手方向における他端部に
基端部が着脱可能に連通接続される。また、フック部71
は、先端部が互いに向かい合う方向に屈曲した一対の係
合爪部72により構成されており、これら係合爪部72間に
隙間ノズル68の係合突部を摺動にて係合させることによ
り、この隙間ノズル68が掃除機本体12に取り外し可能に
収容される。
【0030】一方、モータケース部14の長手方向におけ
る他端面である下端面には、電動送風機13の吸込側に取
り付けられた略円筒状のファンカバー131の一端部であ
る吸込側の先端部に開口した吸気口132を開口させる円
形状の連通口74が開口されている。この連通口74の内部
には、この連通口74から電動送風機13へと吸気される吸
込風を整流する整流体としての保持体である平坦な円環
状のインデューサ75の外周縁が嵌合される周方向に沿っ
た断面凹弧状の取付凹部133が設けられている。
【0031】ここで、このインデューサ75は、電動送風
機13の吸込側の気密を保持する略円筒状の枠部134を備
えており、この枠部134の内部には、電動送風機13へと
吸気される吸込風を整流する整流口135が開口されてい
る。この整流口135の内部には、枠部134の径方向に向か
う面方向を有する格子状の格子部136が一体的に形成さ
れている。この格子部136は、枠部134の開口方向である
軸方向における中間部に設けられている。また、この格
子部136に形成された各通気口137のそれぞれは、矩形状
に形成されており、枠部134の開口方向である軸方向に
向けて吸込側と排気側とを貫通して開口している。
【0032】さらに、このインデューサ75の枠部134の
一端側である格子部136の吸込側には、電動送風機13へ
と吸い込まれる吸込風に漂う塵埃を捕捉する円形平板状
の補助フィルタとしてのフィルタ体77が着脱可能に取り
付けられている。このフィルタ体77は、インデューサ75
の格子部136の一端側の中央域に互いに離間されて突設
された平板状の一対の貫通リブ138が貫通した状態で、
このインデューサ75の枠部134の吸込側における互いに
対向する開口内縁に周方向に沿って突設された平板状の
一対の保持リブ139にて外周縁が保持されている。ここ
で、一対の貫通リブ138は、互いの面方向を一致させた
状態で、格子部136の一端側に突出している。また、一
対の保持リブ139は、互いの面方向を一致させた状態
で、枠部134の吸込側の開口内縁に突設されている。
【0033】また、このインデューサ75の枠部134の排
気側は、電動送風機13の吸込側に取り付けられたファン
カバー131の外周縁に嵌合して、このファンカバー131と
インデューサ75の整流口135との気密を確保する。
【0034】さらに、このインデューサ75の枠部134の
外側面には、この枠部134の径方向に向けて突出した細
長円筒状の連結筒部78を介して、この連結筒部78より径
大な円柱状のリーク弁取付筒部79が一体的に形成されて
いる。このリーク弁取付筒部79の軸方向における先端部
には、電動送風機13の吸込風低下によるこの電動送風機
13の損傷を防止するリーク弁81が気密に嵌め込まれる凹
状のリーク弁収容部であるリーク弁取付凹部141が設け
られている。さらに、このリーク弁取付凹部141は、連
結管部78内にこの連結管部78の外周面の同心状に開口さ
れた図示しない連結風路を介してフィルタ体77より電動
送風機13側であるインデューサ75の格子部136より排気
側で、このインデューサ75の枠部134内の整流口135に連
通している。
【0035】ここで、このリーク弁取付凹部141に嵌め
込まれるリーク弁81は、吸気風路47が塵埃で閉塞されて
しまった場合など、電動送風機13の吸込風が低下した際
に、この電動送風機13の吸込側を外気に連通させて外気
を導入し、この電動送風機13の冷却不足を防止する。
【0036】また、このリーク弁取付凹部141の開口外
縁であるリーク弁取付筒部79の外周面の先端側には、こ
のリーク弁取付筒部79の周方向に沿ってこのリーク弁取
付筒部79の径方向に向けて突出した平板円環状の第1の
嵌合リブ部142が一体的に突設されている。さらに、こ
の第1の嵌合リブ部142より基端側であるリーク弁取付
筒部79の外周面の基端側には、このリーク弁取付筒部79
の周方向に沿ってこのリーク弁取付筒部79の径方向に向
けて突出した平板円環状の第2の嵌合リブ部143が一体
的に突設されている。
【0037】ここで、モータケース部14の連通口74に隣
接した風路ケース部21の前側面には、モータケース部14
の取付凹部133に連通した通気口145が開口されている。
そして、この通気口145の内側である風路ケース部21の
内側面には、連結筒部78を保持する保持部146が設けら
れている。この保持部146における風路ケース部21の後
側には、リーク弁取付筒部79の第2の嵌合リブ部143が
嵌合して、このリーク弁取付筒部79の基端側を保持する
第2の保持凹部147が区画形成されている。
【0038】また、この第2の保持凹部147より風路ケ
ース部21の後側である風路ケース部21の内側面には、リ
ーク弁取付筒部79の第1の嵌合リブ部142が嵌合して、
このリーク弁取付筒部79の先端側を保持する第1の保持
凹部148が区画形成されている。よって、このリーク弁
取付筒部79は、第1の嵌合リブ部142および第2の嵌合
リブ部143のそれぞれを風路ケース部21の第1の保持凹
部148および第2の保持凹部147間に嵌合させた状態で、
この風路ケース部21の排気風路41内に挟持固定されてい
る。
【0039】さらに、この第1の保持凹部148に対向し
た風路ケース部21の後側の中間域には、図2に示すよう
に、この風路ケース部21の幅方向に沿った複数の切り溝
にて構成されたリーク弁通気口82が開口されている。こ
のリーク弁通気口82は、リーク弁取付筒部79のリーク弁
取付凹部141に嵌め込まれたリーク弁81を風路ケース部2
1の外部に気密に連通させる。よって、このリーク弁81
は、風路ケース部21内の排気風路41を跨いで電動送風機
13の吸込側に連通している。
【0040】ここで、モータケース部14の連通口74の下
側には、電動送風機13による吸気とともに吸い込まれた
塵埃を分離して捕捉する塵埃分離部としての集塵カップ
84が着脱可能に取り付けられている。この集塵カップ84
の開口部87は、インデューサ75の枠部134の整流口135を
介して電動送風機13のファンカバー131の吸気口132に気
密に連通される。このため、この集塵カップ84は、風路
ケース部21の長手方向における側方、具体的には、風路
ケース部21の前側に配設される。また、この集塵カップ
84は、図5に示すように、吸込風とともに吸い込んだ塵
埃を集塵する略有底円筒状の集塵部としてのカップ部85
を備えている。
【0041】さらに、このカップ部85の側面である周面
部86は、このカップ部85の軸方向における一端部に開口
された開口部87側から、このカップ部85の軸方向におけ
る他端部の底部88側に向けて徐々に縮径したテーパ状に
形成されている。すなわち、このカップ部85の周面部86
は、このカップ部85を風路ケース部21の前側に取り付け
た際に、この風路ケース部21の外部形状に沿ったテーパ
状で下方に進むに従って縮径されている。
【0042】また、このカップ部85の開口部87は、モー
タケース部14の連通口74に嵌合可能であり、この連通口
74に嵌合させることにより、インデューサ75の吸込側に
気密に接続されて、電動送風機13の吸込側に気密に連通
される。
【0043】さらに、このカップ部85の開口部87側の周
面部86における後側には、このカップ部85内に吸込風を
流入させる円形状の流入口91が開口されている。この流
入口91は、カップ部85の径方向に沿った開口方向を有し
ており、外形が略矩形状である平板状の枠体92の内部に
開口されている。また、この流入口91は、風路ケース部
21の吸気連通口51に気密に連通接続されて、吸気管48の
吸気風路47に気密に連通される。
【0044】よって、この流入口91は、床ブラシ111の
吸込口117から吸い込まれた吸込風を風路ケース部21の
吸気管48を介してカップ部85の内部へと流入させて、カ
ップ部85内に旋回風を生じさせる。このため、このカッ
プ部85の流入口91を風路ケース部21の吸気連通口51に連
通させることにより、このカップ部85が風路ケース部21
の吸気風路47側、すなわち吸気管48に近接した位置に配
設される。
【0045】また、このカップ部85の周面部86における
流入口91より底部88側には、このカップ部85の上部に形
成された開口部87をモータケース部14の連通口74に嵌合
させた状態で、このカップ部85の底部88を風路ケース部
21の前側の下方域に位置決め固定させる複数の係合部と
してのクランプ部93が設けられている。このクランプ部
93は、カップ部85の底部88に設けられた係合溝部94と、
この係合溝部94内に移動可能に設けられた係合爪部95と
により構成されている。
【0046】そして、このクランプ部93は、風路ケース
部21の前側の下方域に突設された被係合部としての係合
受部96に係脱可能に係合する。この係合受部96は、風路
ケース部21の側面部に位置しこの風路ケース21の幅方向
に向けて突出した断面凹状の係合凹部97を備えており、
この係合凹部97内の一方の側面には、他方の側面に向け
て突出した係合突部98が一体的に設けられている。
【0047】すなわち、このクランプ部93は、このクラ
ンプ部93の係合溝部94を風路ケース部21の係合受部96の
係合凹部97に嵌合させるとともに、この係合受部96の係
合突部98にクランプ部93の係合爪部95を係脱可能に係合
させることにより、このカップ部85の底部88が風路ケー
ス部21の側面部に固定される。
【0048】さらに、カップ部85の底部88側の周面部86
における一側、すなわち電動送風機13と風路ケース部21
とが並ぶ方向と直交する方向の一面には、クランプ部93
の係合爪部95を移動させて後退させ、この係合爪部95に
よる係合突部98との係合を解除させて、カップ部85の底
部88を風路ケース部21から取り外し可能にするカップ取
外ボタン99が設けられている。このカップ取外ボタン99
は、カップ部85を掃除機本体12の前側から使用者が右手
で掴んだ際に、この右手の親指が接触しやすい位置、す
なわち、集塵カップ84を掃除機本体12に取り付けた状態
で、この掃除機本体12の進行方向右側、すなわち集塵カ
ップ84を前側、風路ケース部21を後側として後側からみ
て右側に設けられている。
【0049】一方、カップ部85の開口部87には、このカ
ップ部85の流入口91から流入した吸込風を旋回させる円
筒状の風向制御体101が着脱可能に取り付けられてい
る。この風向制御体101は、電動送風機13による吸込風
が流入口91から吸気され開口部87から排気される間に、
この吸込風を旋回させて、この吸込風とともに吸い込ん
だ塵埃を自重により落下させて分離し、この分離した塵
埃をカップ部85の内部へと捕捉させる。
【0050】また、この風向制御体101は、カップ部85
の流入口91に連通する通気口102が側面に開口され、こ
の通気口102から吸気された吸込風を内部にて旋回させ
た後、カップ部85の開口部87から電動送風機13の吸込側
へと排気させる略有底円筒状の旋回風構成部としてのサ
イクロン部103を備えている。そして、このサイクロン
部103の上端面には、このサイクロン部103の上端面を開
閉可能に閉塞する円形平板状の蓋体104が着脱可能に取
り付けられている。
【0051】この蓋体104の中心部には、格子状の格子
部105が設けられており、これら格子部105間には、サイ
クロン部103を通過して塵埃が分離された吸込風を電動
送風機13へと吸気させる複数の排気開口106がそれぞれ
開口されている。そして、これら各排気開口106のそれ
ぞれには、サイクロン部103で分離できない程度の塵埃
を捕捉するフィルタ体としてのメッシュ体107が取り付
けられている。
【0052】一方、図2および図3に示すように、風路
ケース部21の長手方向における下端部には、吸込口体と
しての床ブラシ111の基端部に回動可能に取り付けられ
た接続管112に着脱可能に接続される接続部113が設けら
れている。この接続部113は、集塵カップ84のカップ部8
5の底部88より下端側に設けられており、風路ケース部2
1の循環排気口42および吸気管48の本体吸気口46のそれ
ぞれを床ブラシ111に連通させる。
【0053】そして、この接続部113の後側には、この
接続部113に接続された床ブラシ111の接続管112を取り
外し可能にする床ブラシ取外ボタン114が設けられてい
る。この床ブラシ取外ボタン114を押すことにより、接
続部113に嵌合されて接続された床ブラシ111の接続管11
2が取り外し可能になる。
【0054】ここで、床ブラシ111は、ハンドル体23の
突出方向に対向した風路ケース部21の長手方向における
下端部に突出して接続されている。また、この床ブラシ
111は、内部が中空な略T字状の床ブラシ本体部115を備
えており、この床ブラシ本体部115の床面と対向する下
端面には、長穴状の吸込口117が開口されており、この
吸込口117の内部には、被掃除面としての床面に入り込
んだ塵埃を回転にて掻き出す図示しない回転清掃体が回
転可能に取り付けられている。また、この床ブラシ本体
部115の幅細な基端部における両側面には、床面に対す
る床ブラシ本体部115の移動を容易にする一対の走行輪1
16が回転可能にそれぞれ取り付けられている。
【0055】さらに、この床ブラシ本体部115の基端部
に接続された接続管112は、この床ブラシ本体部115の幅
方向に直交する前後方向に沿って回動可能である。ま
た、この接続管112は、内部に形成された図示しない吸
気風路の外周域に図示しない排気風路が形成された二重
管構造に形成されている。そして、この接続管112は、
この接続管112の基端を風路ケース部21の接続部113に接
続させることにより、この接続管112の吸気風路が風路
ケース部21内の吸気管48の吸気風路47に気密に連通され
るとともに、この接続管112の排気風路が風路ケース部2
1内の排気風路41に気密に連通される。
【0056】そして、この接続管112の吸気風路は、床
ブラシ本体部115の吸込口117に気密に連通されており、
この接続管112の排気風路は、床ブラシ本体部115の吸込
口117の走行方向における後側に開口された図示しない
循環風排気口に気密に連通されている。この循環風排気
口は、電動送風機13からの排気風の一部を排気して、こ
の排気風を床ブラシ本体部115の吸込口117へと循環させ
る。さらに、接続管112は、床ブラシ本体部115の下端面
に対してこの接続管112の軸方向を直交させる、すなわ
ち掃除機本体12を床ブラシ111の先端側に向けて傾ける
ことにより、床ブラシ本体部115の吸込口117を気密に閉
塞する。
【0057】次に、上記一実施の形態の動作を説明す
る。
【0058】まず、図2に示すように、掃除機本体12の
風路ケース部21に対してハンドル体23が折り曲げられて
収容され、風路ケース部21のホース受部62の嵌合筒部64
にホース体61長手方向における他端部が嵌合された収納
状態から、図3に示す使用状態にする場合には、風路ケ
ース部21に対してハンドル体23を上方に向けて回動させ
て、このハンドル体23のクランプ部24を風路ケース部21
のクランプ受部25に係合させ、このハンドル体23を風路
ケース部21の上方に向けて突出させる。
【0059】次いで、掃除機本体12のモータケース部14
のコード口18から突出したコード15のプラグ部17を引
き、このモータケース部14内のコードリール部16を回転
させ、このモータケース部14のコード口18からコード15
を引き出した後、このコード15のプラグ部17を、掃除箇
所に近接した壁面などに設けられたコンセント部に接続
する。
【0060】この状態で、ハンドル体23の手許操作部28
を握り、このハンドル体23の操作スイッチ29を押して、
モータケース部14内の電動送風機13を駆動させるととも
に、床ブラシ111の回転清掃体を回転駆動させる。
【0061】すると、この電動送風機13の駆動で、床ブ
ラシ111の吸込口117から外部の空気が吸い込まれるとと
もに、この空気とともに塵埃が吸い込まれる。よって、
この床ブラシ111の吸込口117を掃除面としての床面に設
置し、ハンドル体23の手許操作部28を握って掃除機本体
12を床面に沿って移動して、この床面を掃除する。
【0062】このとき、床ブラシ111の吸込口117から吸
い込まれた空気が吸込風となり、この吸込風は、床ブラ
シ111の吸気風路を通過した後、掃除機本体12の風路ケ
ース部21の吸気管48の吸気風路47へと吸い込まれる。
【0063】ここで、この吸気管48の吸気風路47へと吸
い込まれた吸込風は、この吸気風路47の断面積が滑らか
に小さくなっていることにより、この吸気風路47内にお
いて徐々に風速が速くなる。
【0064】さらに、この吸気風路47を通過して風速が
速くなった吸込風は、この吸気管48の流出口49から、風
路ケース部21の吸気連通口51を介して、集塵カップ84の
カップ部85の流入口91へと吸い込まれる。
【0065】そして、このカップ部85の流入口91へと吸
い込まれた吸込風は、集塵カップ84の風向制御体101の
通気口102を介して、この風向制御体101のサイクロン部
103内で、この集塵カップ84のカップ部85の接線方向に
向けて渦巻き状に旋回する。
【0066】このとき、このサイクロン部103の内部で
吸込風が旋回することにより、この吸込風とともに吸い
込まれた塵埃も旋回する。
【0067】すると、この塵埃は、渦巻き状に吸い込ま
れた吸込風による渦流の遠心力により、サイクロン部10
3の内側面に沿うように移動し自重で落下して、吸込風
から分離される。さらに、この塵埃は、集塵カップ84の
カップ部85の内部へと落下し、このカップ部85の内部に
集塵される。
【0068】一方、サイクロン部103の内部で旋回した
吸込風は、このサイクロン部103の中心軸に位置する渦
流の中心から蓋体104のメッシュ体107を通ってモータケ
ース部14の連通口74内のインデューサ75の内部へと吸い
込まれる。
【0069】このとき、蓋体104のメッシュ体107を吸込
風が通過する際に、吸込風の旋回では分離できなかった
微細な塵埃がこのメッシュ体107にて捕捉される。
【0070】さらに、インデューサ75内へと吸い込まれ
た吸込風は、このインデューサ75内のフィルタ体77を通
過して電動送風機13へと吸気される。
【0071】このとき、蓋体104のメッシュ体107では捕
捉できなかったさらに微細な塵埃がこのインデューサ75
内のフィルタ体77にて捕捉される。
【0072】ここで、このインデューサ75のフィルタ体
77が目詰まりなどして、電動送風機13の吸気風が異常に
低下した場合には、この電動送風機13の吸込側の気圧と
外気圧との圧力差により、リーク弁取付筒部79に嵌め込
んだリーク弁81がリークして、このリーク弁取付筒部79
のリーク弁取付凹部141を外部に連通する。
【0073】すると、このリーク弁81のリークにより、
風路ケース部21のリーク弁通気口82を介してリーク弁取
付筒部79から外気が吸い込まれ、この吸い込まれた空気
が連結筒部78を介してインデューサ75の枠部134の整流
口135内の排気側へと通気されて電動送風機13の吸込側
の気圧が上昇する。
【0074】さらに、電動送風機13へと吸気された吸込
風は、この電動送風機13の通過により排気風となり、こ
の排気風は、モータケース部14内の上側から風路ケース
部21の排気風路41へと排気される。
【0075】このとき、この排気風路41を通過する排気
風の一部が風路ケース部21の外部排気口43から外部へと
排気されるとともに、この外気排気口43から排気されず
に、排気風路41を通過した残りの排気風は、風路ケース
部21の循環排気口42を介して床ブラシ111の排気風路へ
と排気される。
【0076】そして、この床ブラシ111の吸込口117から
の空気の吸い込みにより、この床ブラシ111の循環風排
気口から排気された排気風が、この床ブラシ111の吸込
口117へと循環する。
【0077】さらに、掃除機本体12に取り付けられた隙
間ノズル68を用いて家具の隙間などを掃除する場合に
は、まず、この掃除機本体12の風路ケース部21のホース
受部62の嵌合筒部64からホース体61の長手方向における
他端部を外す。
【0078】そして、このホース体61の長手方向におけ
る他端部に、風路ケース部21のフック部71から取り外し
た隙間ノズル68の基端部を連通接続する。
【0079】この状態で、掃除機本体12を床面上に載置
させるなどして、この掃除機本体12を床ブラシ111の先
端側へと傾けて、この床ブラシ111の吸込口117を閉塞す
る。
【0080】すると、掃除機本体12の風路ケース部21の
吸気管48の本体吸気口46が間接的に閉塞されるととも
に、この吸気管48の分岐管部54の分岐吸気口56が間接的
に開口されるので、ホース体61の端部に取り付けた隙間
ノズル68の先端の吸込口70から空気が吸い込まれる。
【0081】そして、この隙間ノズル68の吸込口70から
吸気された空気が吸込風となり、この吸込風は、ホース
体61の内部を通過した後、吸気管48の分岐吸気口56へと
吸い込まれる。
【0082】さらに、この分岐吸気口56へと吸い込まれ
た吸込風は、吸気管48の分岐風路55および吸気風路47の
一部を通過した後、この吸気管48の流出口49から集塵カ
ップ84のカップ部85の流入口94へと吸い込まれる。
【0083】この後、掃除が終了などして、集塵カップ
84のカップ部85内に集塵された塵埃をこのカップ部85内
から取り出す場合には、まず、ハンドル体23の操作スイ
ッチ29を押して、電動送風機13の駆動および床ブラシ11
1の回転清掃体の回転を適宜停止させる。
【0084】そして、集塵カップ84のカップ取外ボタン
99を押して、カップ部85のクランプ部93の係合爪部95を
移動させて、この係合爪部95による風路ケース部21の係
合受部96の係合突部98との係合を解除させ、この風路ケ
ース部21およびモータケース部14から集塵カップ84を取
り外す。
【0085】さらに、この集塵カップ84のカップ部85か
ら風向制御体101のサイクロン部103および蓋体104を取
り外した後、このカップ部85を回転させるなどして、こ
のカップ部85の開口部87を下方へと向けるなどすること
により、このカップ部85内に集塵された塵埃を取り出
す。
【0086】このとき、サイクロン部103から蓋体104を
取り外すことにより、この蓋体104のメッシュ体107にて
捕捉された塵埃を取り除くことができるとともに、モー
タケース部14の連通口74からインデューサ75内のフィル
タ体77を取り外すことにより、このフィルタ体77にて捕
捉された塵埃を取り除くことができる。
【0087】また、掃除機本体12に集塵カップ84を取り
付ける場合には、まず、蓋体104が取り付けられたサイ
クロン部103をカップ部85の開口部87に嵌合させた後、
このカップ部85の開口部87をモータケース部14の連通口
74へと当接させて連通させるとともに、このカップ部85
の流入口91を風路ケース部21の吸気連通口51のパッキン
に当接させて連通させる。
【0088】この状態で、このカップ部85のクランプ部
93の係合溝部94を風路ケース部21の係合受部96の係合凹
部97に嵌合させて、このカップ部85のクランプ部93の係
合爪部95を風路ケース部21の係合受部96の係合突部98に
係合させる。
【0089】さらに、図3に示す使用状態から、図2に
示す収納状態にする場合には、まず、掃除機本体12のモ
ータケース部14のコード口18から引き出したコード15の
プラグ部17をコンセント部から引き抜く。
【0090】次いで、このモータケース部14のコード巻
取ボタン19を押して、このモータケース部14のコードリ
ール部16を回転させ、このコードリール部16にて引き出
したコード15を巻き取る。
【0091】この後、ハンドル体23のクランプ操作ボタ
ン26を押して、このハンドル体23のクランプ部24の爪部
27による風路ケース部21のクランプ受部25への係合を解
除させた状態で、このハンドル体23を風路ケース部21の
後側に向けて回動させて折り曲げる。
【0092】そして、掃除機本体12の取手部22を把持し
て、この掃除機本体12を収容場所へと運んで収納する。
【0093】上述したように、上記一実施の形態によれ
ば、電動送風機13のファンカバー131の吸気口132と集塵
カップ84のカップ部85の開口部87との気密な連通を保持
するインデューサ75の枠部134の外側面にリーク弁取付
筒部79を一体的に形成し、このリーク弁取付筒部79に電
動送風機13の吸込側の気圧低下を防止するリーク弁81を
取り付けるとともに、このリーク弁取付筒部79にて電動
送風機13の吸込側にリーク弁81を連通させたので、この
インデューサ75より吸込側のいずれの部分で目詰まりが
生じた場合であっても、リーク弁81のリークにて電動送
風機13の吸込側を外気に連通できる。
【0094】このため、この電動送風機13の吸込側の気
圧が極度に低下、いわゆる負圧になった際に生じるこの
電動送風機13への負荷、例えばこの電動送風機13の駆動
中に生じる放熱による整流子の破損などを防止できるか
ら、この電動送風機13をより確実に保護できる。
【0095】また、インデューサ75の枠部134の外側面
にリーク弁取付筒部79を一体的に接続し、このリーク弁
取付筒部79のリーク弁取付凹部141をインデューサ75の
格子部136より排気側でこのインデューサ75の整流口135
に連通させたので、このインデューサ75の枠部134の排
気側を電動送風機13のファンカバー131の吸気口132に気
密に連通させるだけで、リーク弁取付筒部79のリーク弁
取付凹部141に嵌め込んだリーク弁81を電動送風機13の
吸込側に連通できるとともに、このリーク弁取付筒部79
のリーク弁取付凹部141からの吸気漏れを確実に防止で
き、さらには、この電動送風機13の吸込側にリーク弁81
を取り付ける際に多数の部材などが必要なくなるので、
このリーク弁81を電動送風機13の吸込側に取り付ける構
成が簡単になるから、この電動送風機13の吸込側へのリ
ーク弁81の取り付けを容易にできる。
【0096】さらに、インデューサ75の格子部136の吸
込側にフィルタ体77を取り付け、このインデューサ75の
格子部136の排気側でリーク弁取付筒部79のリーク弁取
付凹部141をインデューサ75の整流口135に連通させたの
で、このフィルタ体77が目詰まりした場合であっても、
リーク弁取付筒部79のリーク弁取付凹部141に嵌め込ん
だリーク弁81が確実にリークするので、電動送風機13を
より確実に保護できる。
【0097】また、モータケース部14に対して風路ケー
ス部21の排気風路41を跨いだ位置にリーク弁81を配設し
たので、このリーク弁81を取り付けるためのスペースを
有効に活用できる。
【0098】そして、電動送風機13の吸気により床ブラ
シ111の吸込口117から吸い込んだ吸込風が集塵カップ84
のサイクロン部103内で旋回されてこの吸込風とともに
吸い込まれた塵埃が自重により落下して集塵カップ84の
カップ部85の内部に集塵されるとともに、この集塵カッ
プ84を通過した吸込風が電動送風機13にて排気風にされ
た後、風路ケース部21の排気風路41を介して床ブラシ11
1の循環風排気口から排気されて、この床ブラシ111の吸
込口117へと循環する。
【0099】このため、吸込風を旋回させてこの吸込風
とともに吸い込んだ塵埃の自重による落下にてこの塵埃
を分離する、いわゆるサイクロン式の集塵カップ84にて
吸い込んだ塵埃を集塵するので、例えば、紙パック内に
吸込風を吸気させてこの吸込風とともに吸い込まれた塵
埃を紙パックにて塵埃を捕捉する電気掃除機に比べ、集
塵された塵埃が通気抵抗となりにくい。
【0100】よって、排気風を循環させる、いわゆる循
環式の吸気風路47および排気風路41を有する掃除機本体
12のモータケース部14内の電動送風機13による吸込風の
循環量が低下しにくい。この結果、この電動送風機13に
よる吸込風の循環効率の低下を防止できるから、床ブラ
シ111に循環される循環風量の減少を防止できる。この
ため、循環式の利点、例えば床ブラシ111の床面への吸
い付き防止や、循環風による床面への塵埃遊離作用など
の低下を防止できるので、循環式電気掃除機11としての
掃除効率の低下を防止できる。
【0101】なお、上記一実施の形態では、排気風路41
内に吸気風路47を設けた二重管構造の風路ケース部21と
したが、この風路ケース部21の長手方向に沿って、この
風路ケース部21内をリブにて分割して吸気風路および排
気風路を設けてもよい。
【0102】また、電動送風機13による排気風のすべて
を循環させるのではなく、この排気風の一部を風路ケー
ス部21の側面に設けた外部排気口43から外部へと排気さ
せたが、この電動送風機13による排気風のすべてを床ブ
ラシ111の吸込口117へと循環させてもよい。
【0103】さらに、風路ケース部21内の排気風路41を
吸気風路とし、この排気風路41内に取り付けられる吸気
管48内の吸気風路47を排気風路とすることもできる。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、電動送風機の吸込側の
気密を保持する保持体がリーク弁を有するので、この保
持体より吸込側のいずれの部分に目詰まりが生じても、
このリーク弁が確実に外気に連通して電動送風機を保護
できるとともに、この電動送風機へのリーク弁の取り付
けを容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の一実施の形態の一部を示
す分解図である。
【図2】同上電気掃除機を示す後方斜視図である。
【図3】同上電気掃除機を示す前方斜視図である。
【図4】同上電気掃除機の塵埃分離部を示す斜視図であ
る。
【図5】同上塵埃分離部を示す分解斜視図である。
【図6】同上電気掃除機の一部を示す分解斜視図であ
る。
【図7】同上電気掃除機の一部を示す分解図である。
【図8】同上電気掃除機の一部を示す分解図である。
【図9】同上電気掃除機の保持体を示す斜視図である。
【図10】同上保持体を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 電気掃除機 12 掃除機本体 13 電動送風機 75 保持体としてのインデューサ 77 フィルタ体 81 リーク弁
フロントページの続き (72)発明者 長島 俊彦 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック 株式会社秦野工場内 (72)発明者 大本 周平 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック 株式会社秦野工場内 (72)発明者 大津 育弘 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック 株式会社秦野工場内 Fターム(参考) 3B006 AA01 3B062 AF02 AF06 3H034 AA02 AA13 BB02 BB06 BB20 CC03 DD02 EE04 EE05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を収容した掃除機本体と、 前記電動送風機の吸込側が外気に連通可能なリーク弁を
    有し、前記掃除機本体に取り付けられ前記電動送風機の
    吸込側の気密を保持する保持体とを具備していることを
    特徴とした電気掃除機。
  2. 【請求項2】 保持体は、電動送風機への吸込風に漂う
    塵埃を捕捉するフィルタ体を有し、このフィルタ体より
    前記電動送風機側でリーク弁が連通することを特徴とし
    た請求項1記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104921659A (zh) * 2014-03-19 2015-09-23 株式会社东芝 电吸尘器
JPWO2014073054A1 (ja) * 2012-11-07 2016-09-08 日本オイルポンプ株式会社 ポンプ装置

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