JP2015175209A - 建築用部材及び外壁用役物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1及び第2外壁材1,2の間の隙間を覆うように化粧板部50が配置された後に中央50bをベース部材6に近づけるように化粧板部50に外力が加えられることで、係合溝60の内部で第1及び第2係合体513,514が互いに離れるように変位されるとともに、溝内突部610の奥端面に第1及び第2係合体513,514が当接されることにより、中央50bがベース部材6から遠ざかることが制限される。
【選択図】図1
Description
具体的には、係合体の外端間距離を狭くすると、係合体を係合溝に挿入しやすくなり、外壁用役物をベース部材に係合しやすくなる。しかしながら、係合体の外端間距離を狭くすると、係合が弱くなってしまう。
一方で、係合体の外端間距離を広くすると、ベース部材に対する外壁用役物の係合強度を高くすることができる。しかしながら、係合体の外端間距離を広くすると、係合体を係合溝に挿入しづらくなり、外壁用役物をベース部材に係合しにくくなる。
すなわち、ベース部材に対する外壁用役物の係合の容易さ及び係合強度は、互いに相反するものであり、一方を重視すれば他方が悪くなる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による建築部材を含む建築物の外壁構造を示す斜視図である。図1において、第1及び第2外壁材1,2は、例えば家屋等の建築物の同じ壁面において互いに平行に配置された板状部材である。これら第1及び第2外壁材1,2の間には、建築物の高さ方向に沿って延在された隙間3が形成されている。隙間3の奥には、例えば柱等の建築躯体4が配置されている。
実施例1〜5について、ベース部材6の係合溝60に係合爪513,514を差し込む際に必要とされる力をオートグラフにより測定した。この必要とされる力が適度に小さい方が、施工性が良好と評価できる。表1では、0.1kN以上0.3kN未満の押込力で嵌る場合を◎、0.1kN未満の押し込みで嵌るものを○、0.3kN以上で押し込む必要があるものを×として表している。
また、実施例1〜5について、係合爪513,514と係合溝60との係合性をオートグラフによる引っ張り試験にて評価した。一定量の引張荷重を受けても係合が外れない場合に、係合性が良好であると評価できる。表1では、0.2kNの引っ張り荷重で外れないものを◎、外れるものを×として表している。
また、実施例1〜5について、ベース部材6の係合溝60に係合爪513,514を差し込んだ後に、外壁用役物5を上から押して、縦方向に外壁用役物5を移動させるために必要とされる力をオートグラフにより測定した。外壁用役物5を移動させるために適度な力が必要とされる場合に滑り抵抗が良好であると評価できる。すなわち、あまりに小さな力で外壁用役物5を移動させることができると好ましくないと評価される。表1では、外壁用役物5を上から押して、0.1kN以上0.2kN未満の押し込みで動くものを◎、0.2kN以上で動くものを○、0.1kN未満で動くものを×として表している。
また、実施例1〜5について、ベース部材6の係合溝60に係合爪513,514を差し込んだ状態の外観を目視により確認した。表1では、問題のなかったものを◎、化粧板部50の両端50cと第1及び第2外壁材1,2との間の押し付けがあまく、それらの間に隙間が目立つものを○、θの角度を保とうとする化粧板部50の中央50bと広がろうとする化粧板部50の両端50cとの影響で、化粧板部50の表面に外観を阻害するような反りが発生したものを×として表している。
3 隙間
4 建築躯体
5 外壁用役物
50 化粧板部
511,512 :第1及び第2壁体
513,514 :第1及び第2係合体
6 ベース部材
60 係合溝
600 側壁部
610 溝内突部
Claims (4)
- 建築物の同じ壁面において互いに平行に配置された外壁材の間の隙間を覆うための建築用部材であって、
前記隙間に対応する位置において建築躯体に固定されるベース部材と、
前記ベース部材に係合されて前記隙間を覆う外壁用役物と
を備え、
前記ベース部材には、一対の側壁部と、一方の側壁部から他方の側壁部に向かって突出するように各側壁部に設けられた溝内突部とを含む係合溝が設けられており、
前記外壁用役物には、前記隙間を覆うように前記外壁材の外面側に配置される化粧板部と、前記化粧板部の裏側から延出された一対の壁体と、各壁体の先端にそれぞれ設けられた係合体とが設けられており、
前記化粧板部の裏側における前記幅方向に沿う前記化粧板部の両端と中央との間の角度は180°未満とされており、
前記一対の壁体は、前記幅方向に関して前記中央が前記一対の壁体の間に位置するように配置されており、
前記隙間を覆うように前記化粧板部が配置された後に前記中央を前記ベース部材に近づけるように前記化粧板部に外力が加えられることで、前記係合溝の内部で前記係合体が互いに離れるように変位されるとともに、前記溝内突部の奥端面に前記係合体が当接されることにより、前記中央が前記ベース部材から遠ざかることが制限されるように構成されている
ことを特徴とする建築用部材。 - 前記化粧板部の裏側における前記幅方向に沿う前記化粧板部の両端と中央との間の角度は、170°以下かつ140°以上の角度である
ことを特徴とする請求項1記載の建築用部材。 - 建築物の同じ壁面において互いに平行に配置された外壁材の間の隙間に対応する位置において建築躯体に固定されたベース部材に係合されて前記隙間を覆う外壁用役物であって、前記ベース部材には、一対の側壁部と、一方の側壁部から他方の側壁部に向かって突出するように各側壁部に設けられた溝内突部とを含む係合溝が設けられており、
前記隙間を覆うように前記外壁材の外面側に配置される化粧板部と、
前記化粧板部の裏側から延出された一対の壁体と、
各壁体の先端にそれぞれ設けられた係合体と
を備え、
前記化粧板部の裏側における前記幅方向に沿う前記化粧板部の両端と中央との間の角度は180°未満とされており、
前記一対の壁体は、前記幅方向に関して前記中央が前記一対の壁体の間に位置するように配置されており、
前記隙間を覆うように前記化粧板部が配置された後に前記中央を前記ベース部材に近づけるように前記化粧板部に外力が加えられることで、前記係合溝の内部で前記係合体が互いに離れるように変位されるとともに、前記溝内突部の奥端面に前記係合体が当接されることにより、前記中央が前記ベース部材から遠ざかることが制限されるように構成されている
ことを特徴とする外壁用役物。 - 前記化粧板部の裏側における前記幅方向に沿う前記化粧板部の両端と中央との間の角度は、170°以下かつ140°以上の角度である
ことを特徴とする請求項3記載の外壁用役物。
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---|---|---|---|
JP2014054575A JP2015175209A (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | 建築用部材及び外壁用役物 |
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JP2014054575A JP2015175209A (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | 建築用部材及び外壁用役物 |
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JP2015175209A5 JP2015175209A5 (ja) | 2017-04-13 |
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JP2014054575A Pending JP2015175209A (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | 建築用部材及び外壁用役物 |
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---|---|
JP (1) | JP2015175209A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020081421A (ja) * | 2018-11-27 | 2020-06-04 | ワールドネットインターナショナル株式会社 | 酸素シェルター |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53106034U (ja) * | 1977-01-31 | 1978-08-25 | ||
US4319439A (en) * | 1980-05-05 | 1982-03-16 | Hunter Douglas, Inc. | Method of finishing the exterior wall of a prefabricated building and trim therefor |
JP2012154062A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Panasonic Corp | 外壁用役物およびその取付方法 |
JP2013151808A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-08 | Nisshin Steel Co Ltd | 外壁用役物及びその製造方法 |
-
2014
- 2014-03-18 JP JP2014054575A patent/JP2015175209A/ja active Pending
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