JP2015175207A - 外壁用役物 - Google Patents

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和泉 圭二
Keiji Izumi
圭二 和泉
憲一 兼国
Kenichi Kanekuni
憲一 兼国
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Abstract

【課題】本発明は、ベース部材に対する外壁用役物の係合の容易さとベース部材に対する外壁用役物の係合強度とを両立できる外壁用役物を提供することを目的とするものである。【解決手段】第1及び第2壁部51,52に外力が加えられていない状態での外壁用役物5の裏側における第1壁部51と第2壁部52との間の角度θ2が、第1外壁材の外面の延長面と第2外壁材の外面の延長面とがなす角度よりも小さくされている。第1及び第2壁部51,52が第1及び第2外壁材に押付けられて、第1壁部51が第1外壁材の外面に沿わされるとともに、第2壁部52が第2外壁材の外面に沿わされることで、第1延出部53の係合爪53aと第2延出部54の係合爪54aとが互いに離れる方向に変位される。【選択図】図3

Description

本発明は、外壁材の間に生じた隙間を覆う外壁用役物に関する。
一般に、建築躯体に複数の外壁材を取付けることで建築物の外壁を形成することが行われている。外壁材の間には隙間が生じるため、外壁用役物によって隙間が覆われる。
建築物の突出した角において出合った第1及び第2外壁材の間に生じる隙間を覆う外壁用役物として、例えば下記の特許文献1等に記載された構成を挙げることができる。すなわち、従来の外壁用役物は、第1及び第2壁部と、第1及び第2延出部とを有している。
第1壁部は、外壁用役物が隙間を覆う際に第1外壁材に沿わされる部分である。同様に、第2壁部は、外壁用役物が隙間を覆う際に第2外壁材に沿わされる部分である。これら第1及び第2壁部は、第1及び第2壁部の間の角度が第1外壁材の外面の延長面と第2外壁材の外面の延長面とがなす角度に一致するように形成されている。第1延出部は、第1壁部から延出されるとともに、先端に係合爪が形成されたものである。第2延出部は、第2壁部から延出されるとともに、先端に係合爪が形成されたものである。
このような外壁用役物を建築躯体に固定するために、建築物の突出した角の建築躯体にベース部材が固定される。ベース部材は、両側の側壁に係合爪が形成された係合溝を有している。第1及び第2延出部が係合溝に挿入されて、第1及び第2延出部の係合爪が係合溝の係合爪に係合されることで、外壁用役物が建築躯体に固定される。
特開2013−151807号公報
ここで、ベース部材に対する外壁用役物の係合の容易さ及び係合強度は、第1及び第2延出部の係合爪の外端間距離により決まる。
具体的には、第1及び第2延出部の係合爪の外端間距離を狭くすると、第1及び第2延出部を係合溝に挿入しやすくなり、外壁用役物をベース部材に係合しやすくなる。しかしながら、第1及び第2延出部の係合爪の外端間距離を狭くすると、第1及び第2延出部の係合爪と係合溝の係合爪との係合が弱くなってしまう。
一方で、第1及び第2延出部の係合爪の外端間距離を広くすると、ベース部材に対する外壁用役物の係合強度を高くすることができる。しかしながら、第1及び第2延出部の係合爪の外端間距離を広くすると、第1及び第2延出部を係合溝に挿入しづらくなり、外壁用役物をベース部材に係合しにくくなる。
すなわち、ベース部材に対する外壁用役物の係合の容易さ及び係合強度は、互いに相反するものであり、一方を重視すれば他方が悪くなる。
上記のような従来の外壁用役物では、第1及び第2壁部の間の角度が第1外壁材の外面の延長面と第2外壁材の外面の延長面とがなす角度に一致するように第1及び第2壁部が形成されているので、外壁用役物をベース部材に係合させる際に、第1及び第2延出部の係合爪の外端間距離が変わることはない。このため、係合の容易さを重視すると係合強度が下がり、係合強度を重視すると係合の容易さが失われる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ベース部材に対する外壁用役物の係合の容易さとベース部材に対する外壁用役物の係合強度とを両立できる外壁用役物を提供することである。
本発明に係る外壁用役物は、建築物の突出した角において出合った第1及び第2外壁材の間に生じる隙間を覆うための外壁用役物であって、第1外壁材の外面に沿わされる第1壁部と、第1壁部が第1外壁材の外面に沿わされる際に隙間に挿入されるように第1壁部から延出されるとともに先端に係合爪が形成された第1延出部と、第2外壁材の外面に沿わされる第2壁部と、第2壁部が第2外壁材の外面に沿わされる際に隙間に挿入されるように第2壁部から延出されるとともに先端に係合爪が形成された第2延出部とを備え、第1及び第2壁部に外力が加えられていない状態での外壁用役物の裏側における第1壁部と第2壁部との間の角度は、第1外壁材の外面の延長面と第2外壁材の外面の延長面とがなす角度よりも小さくされており、第1及び第2壁部が第1及び第2外壁材に押付けられて、第1壁部が第1外壁材の外面に沿わされるとともに、第2壁部が第2外壁材の外面に沿わされることで、第1延出部の係合爪と第2延出部の係合爪とが互いに離れる方向に変位される。
本発明の外壁用役物によれば、第1及び第2壁部に外力が加えられていない状態での外壁用役物の裏側における第1壁部と第2壁部との間の角度は、第1外壁材の外面の延長面と第2外壁材の外面の延長面とがなす角度よりも小さくされており、第1及び第2壁部が第1及び第2外壁材に押付けられて、第1壁部が第1外壁材の外面に沿わされるとともに、第2壁部が第2外壁材の外面に沿わされることで、第1延出部の係合爪と第2延出部の係合爪とが互いに離れる方向に変位されるので、係合溝への挿入時に第1及び第2延出部の係合爪の外端間距離を狭くしつつ、係合溝内で第1及び第2延出部の係合爪の外端間距離を広くすることができ、ベース部材に対する外壁用役物の係合の容易さとベース部材に対する外壁用役物の係合強度とを両立できる。
本発明の実施の形態1による外壁用役物を含む建築物の外壁構造を示す斜視図である。 図1の外壁用役物を示す斜視図である。 図2の外壁用役物を示す平面図である。 図3の第1及び第2壁部間が押し広げられた状態の外壁用役物5を示す平面図である。 図2の第1及び第2壁部が第1及び第2外壁材に沿わされていない状態を示す説明図である。 図2の第1及び第2壁部が第1及び第2外壁材に沿わされている状態を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による外壁用役物を含む建築物の外壁構造を示す斜視図である。例えば家屋等の建築物には、柱等の建築躯体1が設けられている。図1に示す建築躯体1は、例えば建築物の四隅等の建築物の突出する角に配置されている。建築物の突出する角では、建築物の異なる面に配置された第1及び第2外壁材2,3が出合う。第1及び第2外壁材2,3の間には、建築物の高さ方向に沿って延在された隙間4が生じている。隙間4は、全体として断面L字状に形成された外壁用役物5によって覆われている。建築躯体1には、ベース部材6が固定されている。このベース部材6に外壁用役物5が係合されることで、建築躯体1に対して外壁用役物5が固定されている。
本実施の形態では、第1外壁材2の外面2aの延長面と第2外壁材3の外面3aの延長面とがなす角度θ1が90°であると説明する。但し、第1外壁材2の外面2aの延長面と第2外壁材3の外面3aの延長面とがなす角度θ1は、90°に限定されず、建築物の設計によって任意の角度とすることができる。
次に、図2は、図1の外壁用役物5を示す斜視図である。図において、外壁用役物5には、化粧部50、第1壁部51、第2壁部52、第1延出部53及び第2延出部54が設けられている。これら化粧部50、第1壁部51、第2壁部52、第1延出部53及び第2延出部54は、一枚の素材板体が屈曲加工されることで形成されている。
化粧部50は、屈曲部50aを有する断面L字状に構成されている。化粧部50の表面は、図1のように外壁用役物5が隙間4を覆うように配置された際に建築物の外面に表れる。
第1壁部51は、幅方向に沿う化粧部50の一端50bから化粧部50の裏面に沿って延在されている。第2壁部52は、幅方向に沿う化粧部50の他端50cから化粧部50の裏面に沿って延在されている。すなわち、第1及び第2壁部51,52は、化粧部50を介して一体に設けられている。第1壁部51は、図1のように外壁用役物5が隙間4を覆うように配置された際に第1外壁材2に沿わされる。同様に、第2壁部52は、図1のように外壁用役物5が隙間4を覆うように配置された際に第2外壁材3に沿わされる。
第1延出部53は、上述のように第1壁部51が第1外壁材2に沿わされた際に第1及び第2外壁材2,3の間の隙間4に挿入されるように第1壁部51から延出されている(図1参照)。第2延出部54は、上述のように第2壁部52が第2外壁材3に沿わされた際に第1及び第2外壁材2,3の間の隙間4に挿入されるように第2壁部52から延出されている(図1参照)。
第1及び第2延出部53,54の先端部には、係合爪53a,54aが設けられている。係合爪53a,54aは、第1及び第2延出部53,54を構成する板材の先端が互いに逆方向に折り返されることで形成されている。係合爪53a,54aは、第1及び第2延出部53,54の先端側で互いに近接しているとともに、第1及び第2延出部53,54の後端側に向かうにつれて互いに離れている。
次に、図3は、図2の外壁用役物5を示す平面図であり、第1及び第2壁部51,52に外力を加えていない状態を示している。図3に示すように、本実施の形態の外壁用役物5では、第1及び第2壁部51,52に外力を加えていない状態での外壁用役物5の裏側(建築物側)における第1壁部51と第2壁部52との間の角度θ2は80°とされている。すなわち、第1及び第2壁部51,52に外力を加えていない状態での第1壁部51と第2壁部52との間の角度θ2は、第1外壁材2の外面2aの延長面と第2外壁材3の外面3aの延長面とがなす角度θ1(90°:図1参照)よりも小さくされている。なお、第1及び第2壁部51,52に外力を加えていない状態とは、後述のように第1及び第2壁部51,52間を押し広げるように意図的に力を加えていない状態を意味する。
後に詳しく説明するように、第1及び第2壁部51,52に外力を加えていない状態での第1壁部51と第2壁部52との間の角度θ2は、第1外壁材2の外面2aの延長面と第2外壁材3の外面3aの延長面とがなす角度θ1の99%以下かつ66%以上の角度(θ1×0.99≦θ2≦θ1×0.66)、好ましくは95%以下かつ83%以上の角度(θ1×0.95≦θ2≦θ1×0.83)が良い。
本実施の形態では、第1及び第2壁部51,52に外力を加えていない状態での係合爪53a,54aの外端間距離t1は4.8mmとされている。
次に、図4は、図3の第1及び第2壁部51,52間が押し広げられた状態の外壁用役物5を示す平面図である。図4に示すように、第1及び第2壁部51,52に外力が加えられて第1及び第2壁部51,52間が押し広げられると、第1延出部53の係合爪53aと第2延出部54の係合爪54aとが互いに離れる方向に変位される。第1壁部51と第2壁部52との間の角度θ2が90°になるまで押し広げられると、係合爪53a,54aの外端間距離t1は8.5mmまで広がる。
次に、図5は図2の第1及び第2壁部51,52が第1及び第2外壁材2,3に沿わされていない状態を示す説明図であり、図6は図2の第1及び第2壁部51,52が第1及び第2外壁材2,3に沿わされている状態を示す説明図である。
図5及び図6に示すように、建築躯体1に固定されたベース部材6には係合溝60が設けられている。係合溝60の両側の側壁には、各側壁から互いに近づくように突出された係合爪60aが形成されている。係合溝60の係合爪60aは、係合溝60の開放端側で互いに最も離れており、係合溝60の底部に向かうにつれて互いに近づくように形成されている。外壁用役物5の第1及び第2延出部53,54は、第1及び第2壁部51,52を第1及び第2外壁材2,3に沿わせるように第1及び第2壁部51,52を第1及び第2外壁材2,3に押付ける過程で、ベース部材6の係合溝60に挿入される。
上述のように、第1及び第2壁部51,52に外力を加えていない状態での第1壁部51と第2壁部52との間の角度θ2は、第1外壁材2の外面2aの延長面と第2外壁材3の外面3aの延長面とがなす角度θ1よりも小さい(図1及び図3参照)。このため、図6に示すように第1及び第2壁部51,52を第1及び第2外壁材2,3に沿わせるように第1及び第2壁部51,52を第1及び第2外壁材2,3に押付けると、第1及び第2外壁材2,3からの反力を受けて第1及び第2壁部51,52間が押し広げられる。
図6に示すように第1及び第2壁部51,52間が押し広げられると、第1及び第2延出部53,54の挿入方向に沿う係合溝60の係合爪60aの奥で、第1及び第2延出部53,54の係合爪53a,54aが互いに離れるように変位される。このように第1及び第2壁部51,52が第1及び第2外壁材2,3に沿わされることにより第1及び第2延出部53,54の係合爪53a,54aが互いに離れるように変位されることで、係合溝60への挿入時に第1及び第2延出部53,54の係合爪53a,54aの外端間距離t1を狭くしつつ、係合溝60内で第1及び第2延出部53,54の係合爪53a,54aの外端間距離t1を広くすることができる。これによって、ベース部材6に対する外壁用役物5の係合の容易さとベース部材6に対する外壁用役物5の係合強度とを両立できる。
第1及び第2延出部53,54の係合爪53a,54aを離間させる力は、第1及び第2壁部51,52が第1及び第2外壁材2,3に沿わされているときに常に作用する。すなわち、第1及び第2延出部53,54の係合爪53a,54aの外端は、係合溝60の側壁に対して常に押付けられる。従って、上述のように第1及び第2延出部53,54の係合爪53a,54aが互いに離れるように変位されることで、第1及び第2延出部53,54の係合爪53a,54aと係合溝60の側壁との間の摩擦力を大きくすることができ、建築物の高さ方向に沿って外壁用役物5がずれにくくすることができる。
次に、実施例を挙げる。本発明者らは、400mmの長さに切断した各部材を組合せて、図1に示す外壁構造の試験体を作製した。外壁用役物5については、下記の表1に示すように角度θ2のみを変更した複数の供試材(実施例1〜5)を用意した。そして、それぞれの外壁用役物5について以下の評価を行った。
Figure 2015175207
(1)施工性評価
実施例1〜5について、ベース部材6の係合溝60に係合爪53a,54aを差し込む際に必要とされる力をオートグラフにより測定した。この必要とされる力が適度に小さい方が、施工性が良好と評価できる。表1では、0.1kN以上0.3kN未満の押込力で嵌る場合を◎、0.1kN未満の押し込みで嵌るものを○、0.3kN以上で押し込む必要があるものを×として表している。
(2)係合性評価
また、実施例1〜5について、係合爪53a,54aと係合溝60の係合爪60aの係合性をオートグラフによる引っ張り試験にて評価した。一定量の引張荷重を受けても係合が外れない場合に、係合性が良好であると評価できる。表1では、0.2kNの引っ張り荷重で外れないものを◎、外れるものを×として表している。
(3)滑り抵抗評価
また、実施例1〜5について、ベース部材6の係合溝60に係合爪53a,54aを差し込んだ後に、外壁用役物5を上から押して、縦方向に外壁用役物5を移動させるために必要とされる力をオートグラフにより測定した。外壁用役物5を移動させるために適度な力が必要とされる場合に滑り抵抗が良好であると評価できる。すなわち、あまりに小さな力で外壁用役物5を移動させることができると好ましくないと評価される。表1では、外壁用役物5を上から押して、0.1kN以上0.2kN未満の押し込みで動くものを◎、0.2kN以上で動くものを○、0.1kN未満で動くものを×として表している。
(4)意匠性評価
また、実施例1〜5について、ベース部材6の係合溝60に係合爪53a,54aを差し込んだ状態の外観を目視により確認した。表1では、問題のなかったものを◎、第1外壁材2と第1壁部51との間又は第2外壁材3と第2壁部52との間の押し付けがあまく、それらの間に隙間が目立つものを○、θ2の角度を保とうとする角部50aとθ1に合わせて広がろうとする外壁用役物5の第1及び第2壁部51,52の影響で、第1及び第2壁部51,52の表面に外観を阻害するような反りが発生したものを×として表している。
表1に示す結果から、第1及び第2壁部51,52に外力が加えられていない状態での外壁用役物5の裏側における第1壁部51と第2壁部52との間の角度θ2を、第1外壁材2の外面2aの延長面と第2外壁材3の外面3aの延長面とがなす角度θ1の95%以下かつ83%以上とすることで、施工性、係合性、滑り抵抗及び意匠性の全てが良好と評価できる。但し、実用性の観点からは、角度θ2が角度θ1の99%以下かつ66%以上の角度であっても十分な場合もある。
このような外壁用役物5では、第1及び第2壁部51,52に外力が加えられていない状態での外壁用役物5の裏側における第1壁部51と第2壁部52との間の角度θ2が第1外壁材2の外面2aの延長面と第2外壁材3の外面3aの延長面とがなす角度θ1よりも小さくされており、第1及び第2壁部51,52が第1及び第2外壁材2,3に押付けられて、第1壁部51が第1外壁材2の外面2aに沿わされるとともに、第2壁部52が第2外壁材3の外面3aに沿わされることで、第1延出部53の係合爪53aと第2延出部54の係合爪54aとが互いに離れる方向に変位されるので、係合溝60への挿入時に第1及び第2延出部53,54の係合爪53a,54aの外端間距離t1を狭くしつつ、係合溝60内で第1及び第2延出部53,54の係合爪53a,54aの外端間距離t1を広くすることができ、ベース部材6に対する外壁用役物5の係合の容易さとベース部材6に対する外壁用役物5の係合強度とを両立できる。
また、第1及び第2延出部53,54の係合爪53a,54aの外端を係合溝60の側壁に対して常に押付けることができ、建築物の高さ方向に沿って外壁用役物5がずれにくくすることができる。
また、第1及び第2壁部51,52に外力が加えられていない状態での外壁用役物5の裏側における第1壁部51と第2壁部52との間の角度θ2は、第1外壁材2の外面2aの延長面と第2外壁材3の外面3aの延長面とがなす角度θ1の95%以下かつ83%以上の角度であるので、容易に係合することができるとともに、優れた意匠性と、係合後の強度を保つことができる。
なお、実施の形態では、化粧部50と、第1壁部51、第2壁部52、第1延出部53及び第2延出部54とが一枚の板材により構成されるように説明しているが、例えば上述した特許文献1等に示されているように化粧部50と、第1壁部51、第2壁部52、第1延出部53及び第2延出部54とを別体により構成してもよい。
また、実施の形態では、化粧部50と、第1壁部51及び第2壁部52とが別であるように説明しているが、第1壁部51及び第2壁部52が化粧部50を兼ねてもよい。第1壁部51及び第2壁部52が化粧部50を兼ねる場合、第1壁部51及び第2壁部52は互いに一体に形成される。
また、実施の形態では、第1壁部51及び第1延出部53が一枚の板部材により形成されるように説明しているが、例えば溶接や接着等の接続方法により第1壁部を構成する板材に第1延出部を構成する板材を接続してもよい。第1延出部が第1壁部から延出されるとは、第1延出部が第1壁部と接続されており、第1延出部が第1壁部と一体に変位するとの意味を含む。第2壁部52及び第2延出部54についても同様である。
1 建築躯体
2 第1外壁材
3 第2外壁材
5 外壁用役物
51 第1壁部
52 第2壁部
53 第1延出部
54 第2延出部
53a,54a 係合爪

Claims (3)

  1. 建築物の突出した角において出合った第1及び第2外壁材の間に生じる隙間を覆うための外壁用役物であって、
    前記第1外壁材の外面に沿わされる第1壁部と、
    前記第1壁部が前記第1外壁材の外面に沿わされる際に前記隙間に挿入されるように前記第1壁部から延出されるとともに先端に係合爪が形成された第1延出部と、
    前記第2外壁材の外面に沿わされる第2壁部と、
    前記第2壁部が前記第2外壁材の外面に沿わされる際に前記隙間に挿入されるように前記第2壁部から延出されるとともに先端に係合爪が形成された第2延出部と
    を備え、
    前記第1及び第2壁部に外力が加えられていない状態での外壁用役物の裏側における前記第1壁部と前記第2壁部との間の角度は、前記第1外壁材の外面の延長面と前記第2外壁材の外面の延長面とがなす角度よりも小さくされており、
    前記第1及び第2壁部が前記第1及び第2外壁材に押付けられて、前記第1壁部が前記第1外壁材の外面に沿わされるとともに、前記第2壁部が前記第2外壁材の外面に沿わされることで、前記第1延出部の係合爪と前記第2延出部の係合爪とが互いに離れる方向に変位される
    ことを特徴とする外壁用役物。
  2. 前記第1及び第2壁部に外力が加えられていない状態での外壁用役物の裏側における前記第1壁部と前記第2壁部との間の角度は、前記第1外壁材の外面の延長面と前記第2外壁材の外面の延長面とがなす角度の95%以下かつ83%以上の角度であることを特徴とする請求項1記載の外壁用役物。
  3. 前記第1及び第2壁部に外力が加えられていない状態での外壁用役物の裏側における前記第1壁部と前記第2壁部との間の角度は、前記第1外壁材の外面の延長面と前記第2外壁材の外面の延長面とがなす角度の99%以下かつ66%以上の角度であることを特徴とする請求項1記載の外壁用役物。
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