JP2019120355A - 小型薄肉構造蓋の爪嵌合構造 - Google Patents

小型薄肉構造蓋の爪嵌合構造 Download PDF

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JP2019120355A
JP2019120355A JP2018001446A JP2018001446A JP2019120355A JP 2019120355 A JP2019120355 A JP 2019120355A JP 2018001446 A JP2018001446 A JP 2018001446A JP 2018001446 A JP2018001446 A JP 2018001446A JP 2019120355 A JP2019120355 A JP 2019120355A
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智之 原
Tomoyuki Hara
智之 原
裕樹 ▲柳▼原
裕樹 ▲柳▼原
Hiroki Yanagihara
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Nakayo Inc
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Abstract

【課題】薄肉構造においてネジや溶着を用いずに薄肉の蓋を固定できる爪嵌合構造を提供する。【解決手段】薄肉構造の容器に嵌合する薄肉蓋であって前記容器の長手方向に垂直に交わる方向に前記蓋から伸びる一対の側面爪と、前記容器に内設された前記側面爪を嵌合する側面溝と、前記容器の長手方向に平行に伸びる方向に前記蓋から伸びる一対のL字型爪と、前記容器に内設された前記L字型爪を嵌合する側面溝と、を有する爪嵌合構造。【選択図】図7

Description

本発明は、ネジボス等を設けるのが難しい小型薄肉の蓋構造において、ネジを使用せず蓋を嵌合させる、爪嵌合構造に関する。
従来のネジ無し構造において、嵌合時に熱を加え溶接するものがある。(たとえば特許文献1)
上述した特許文献1の構造では、溶着されることにより分解性が悪くなる。
特許公開2005−022672号公報
上記の問題点を解決するために、本発明の課題は、薄肉構造においてネジや溶着を用いずに薄肉の蓋を固定できる爪嵌合構造を提供することにある。
上記の問題点を解決するために、本発明は、薄肉構造の容器に嵌合する薄肉蓋であって前記容器の長手方向に垂直に交わる方向に前記蓋から伸びる一対の側面爪と、前記容器に内設された前記側面爪を嵌合する側面溝と、前記容器の長手方向に平行に伸びる方向に前記蓋から伸びる一対のL字型爪と、前記容器に内設された前記L字型爪を嵌合する側面溝と、を有することで前記蓋が前記容器に2方向の前記嵌合爪により嵌合されることを特徴とする爪嵌合構造。
本発明によれば、ネジや溶着といった技術を適用することなく、爪嵌合のみで容易には開かない嵌め殺し蓋構造を提供し、製品廃棄時には分解性が高い構造である為分別作業性を向上させることができる。
本発明の爪構造を有する薄肉蓋を説明する斜視図。 本発明の爪構造が嵌合する溝を有する薄肉容器を説明する斜視図。 爪構造の構成を示す斜視図。 爪構造が嵌合する溝の構成を示す斜視図 側面爪の嵌合状態を説明する斜視図 L字型爪の嵌合状態を説明する斜視図 嵌合状態を示す斜視図
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明の爪構造を有する薄肉蓋11を説明する斜視図である。薄肉蓋11から伸びた側面爪12とL字型爪13が薄肉容器21に内設された側面溝22と引掛け溝23に嵌められることで薄肉蓋11は嵌合される。
図2は本発明の爪構造が嵌合する溝を有する薄肉容器を説明する斜視図である。薄肉容器21に内設された側面溝22と引掛け溝23に各爪が嵌められることで薄肉蓋11が嵌合される。嵌合部分の効果については後述する。
図3は爪構造の構成を示す斜視図である。図3(a)は側面爪12を示し、薄肉蓋11より伸びる側面爪12は薄肉蓋11より伸びるリブ部分31と、リブ部分31に形成された返し部32から構成される。図3(b)はL字型爪13を示し、薄肉蓋11より伸びるL字型爪13は、薄肉蓋11より伸びるリブ部分33と、リブ部分33に形成された返し部34から構成される。嵌合部分の効果については後述する。
図4は爪構造が嵌合する溝の構成を示す斜視図である。図4(a)は側面方向の溝を示し、薄肉容器21に内設された側面溝22は、返し部32が嵌合する溝部41より構成される。図4(b)は厚み方向の溝を示し、薄肉容器21に内設された引掛け溝23は、L字型爪13が差し込まれる溝部42と、返し部34が嵌合する引掛け部43から構成される。嵌合部分の効果については後述する。
図5は側面爪の嵌合状態を説明する斜視図である。薄肉蓋11が薄肉容器21に嵌合される時、リブ部分31が薄肉容器21の側面を撓りながらなぞるように進み、返し部32が溝部41に嵌る。両者が完全に嵌れば、図中矢印A及びBの方向には薄肉蓋11の自由度が無くなり、外れることが無くなる。但し、本側面爪のみでは2方向の自由度が抑制されるだけで完全な嵌合とはならない。もう1方向の自由度抑制については後述する。
図6はL字型爪の嵌合状態を説明する斜視図である。薄肉蓋11が薄肉容器21に嵌合される時、リブ部33が溝部42の側面をなぞりながら差し込まれ、その後図中矢印Cの方向に返し部34が動くことで引掛け部43に嵌る。両者が完全に嵌れば、図中矢印A及びDの方向には薄肉蓋11の自由度が無くなり、外れることが無くなる。
図7は薄肉蓋11と薄肉容器21が嵌合した状態を表す斜視図である。薄肉蓋11と薄肉容器21の間で図5・6の嵌合状態が同時に作用することで、薄肉蓋11は3方向の自由度を抑制される為、薄肉容器21から外れることが無くなる。また、本館構造は前述した溶着のように完全に両者を固定する方法では無い為、製品廃棄時の分解性が向上する。
以上、本発明の爪嵌合構造について説明した。本発明の実施形態によれば、薄肉蓋11と薄肉容器21は、2方向に延びる爪と溝によりネジや溶着無しで嵌合を可能とする。これにより、本発明である爪嵌合構造は薄肉蓋11と薄肉容器21のネジ無し嵌合を可能とすることができる。
11 薄肉蓋
12 側面爪
13 L字型爪
21 薄肉容器
22 側面溝
23 引掛け溝
31 リブ部分
32 返し部
33 リブ部分
34 返し部
41 溝部
42 溝部
43 引掛け部。

Claims (1)

  1. 薄肉構造の容器に嵌合する薄肉蓋であって前記容器の長手方向に垂直に交わる方向に前記蓋から伸びる一対の側面爪と、前記容器に内設された前記側面爪を嵌合する側面溝と、前記容器の長手方向に平行に伸びる方向に前記蓋から伸びる一対のL字型爪と、前記容器に内設された前記L字型爪を嵌合する側面溝と、を有することで前記蓋が前記容器に2方向の前記嵌合爪により嵌合されることを特徴とする爪嵌合構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023162534A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 Dgshape株式会社 カバー部材取付け構造及び筐体

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